JPH071329Y2 - 自動車固定用ジャッキの据付装置 - Google Patents

自動車固定用ジャッキの据付装置

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JPH071329Y2
JPH071329Y2 JP1989071319U JP7131989U JPH071329Y2 JP H071329 Y2 JPH071329 Y2 JP H071329Y2 JP 1989071319 U JP1989071319 U JP 1989071319U JP 7131989 U JP7131989 U JP 7131989U JP H071329 Y2 JPH071329 Y2 JP H071329Y2
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shaped
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周吾 不破
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は事故等により変形した自動車のボデーを修復す
る際、自動車を床面上に固定するために使用する自動車
固定用ジャッキを固定するための据付装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来、事故等により変形した自動車を修復するには車体
を床面上に固定して行っているが、該固定装置には例え
ば実開昭61-122012号公報のものがある。
該固定装置は、床面上に一定の間隔を離して断面形状
の一対の載置レールを平行に敷設し、該各載置レール内
に車体を支持するネジジャッキを2本づつ差し込み、適
宜位置で複数本のボルトを締め止めし載置レール内に固
定する。また左右のネジジャッキ間に横パイプを横架す
ると共に該横パイプの両端部にクランプ部材を移動自在
に取着し、また前後のクランプ部材間には縦パイプを横
架して前記横パイプと合わせて井桁状に枠組みして横成
される。
そして、井桁状の縦横パイプの上方にリフト等で車体を
持ち上げておき、車体の両側の下縁部を前記各クランプ
部材で噛合することにより車体を移動不能に支持するよ
うにしている。
また、実開昭62-44967号(実開昭63-151363号)のマイ
クロフィルムに開示される如く、床台板上面に、車輌を
固定するための挾着固定部材が取着される固定床台部材
をクサビを使用した台固定部材により固定するようにし
ているものが有る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかるに近時、横パイプが邪魔になることから頭部に直
接クランプ部材を取着して使用するネジジャッキが出現
しているが、この種のネジジャッキでは前者の載置レー
ルの幅が一定であることから必然的にこれに合った車幅
の車輌しか固定し得なくなり、使用範囲が狭められてし
まう。
また、床に載置レールを、載置レールにネジジャッキ
を、ネジジャッキに横杆を、横杆にクランプ部材をそれ
ぞれボルト締めする等多くの面倒な作業を強いられ、特
にレールに差し込んだネジジャッキはその両端からでな
いと外せず、しかも全体に装置が大型化するので取扱上
においても多くの手間を要し、結果作業能率が低下する
といった問題を有していた。
また、後者のものでは、クサビを使用しているので、ク
サビを打ち込むに騒音が発生して郊外の原因になるばか
りでなく、抜取時にクサビが作業者の足に当るなど危険
を伴うといった問題を有していた。
そこで、本考案は上方問題点を解決すべくなされたもの
で、床面への据付け取外しが容易で、しかも小型車から
大型車まで簡単な操作により安全に固定できるようにし
た自動車固定用ジャッキの据付装置を提供することを目
的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる目的を達成するため、本考案の自動車固定用ジャ
ッキの据付装置は方形状をなす載板の対向する両側端部
裏面にそれぞれ支持部材を固着し、該各支持部材にアン
カーボルトを挿通する縦孔を貫設し、前記載板には支持
部材間に一定の間隔を隔てて上下に貫通する一対の摺動
溝を平行に設けた据置台と、前記一対の摺動溝間の距離
より長い寸法を有する長板状の基板から成り、該基板裏
面には一方の長辺に沿って畝状の大受止部を突設し、他
方の長辺側を押え部として残し、その内側に大受止部よ
り若干高さの低い畝状の小受止部を大受止部と平行に突
設し、また基板の両端部に一対の摺動溝間距離と同間隔
を離して一方に円孔、他方に長孔を開設した固定部材
と、前記各摺動溝内に摺動自在に挿通される頭部に、螺
子軸が突設された固定用ボルトとから構成される。
〔作用〕
アンカーボルトを縦孔に挿通することにより床面の左右
位置に据置台を一定の間隔を離して平行に配置し、事故
車を据置台に導く。そして、リフトにより事故車を床上
方に持ち上げる。この際、事故車が大型の時は各据置台
の外側の摺動溝に、または小型の時は各内側の摺動溝に
沿って左右2ケづつのクランプ付きネジジャッキを配置
する。更に、各摺動溝内に固定用ボルトを挿通すると共
に各ネジジャッキの底板の前後端部に互いに押え部を対
向させて一対の固定部材を当接し、各円孔並びに長孔に
前記固定用ボルトを挿通し、それぞれナットで螺締する
ことにより各ネジジャッキを固定する。
〔実施例〕
以下本考案の自動車固定用ジャッキの据付装置の一実施
例を図面と共に詳述する。
第1図の第3図に自動車固定用ジャッキの据置台を示す
が、1は長方形状を成す載板であり、長手方向における
相対向する側端部裏面にそれぞれ断面略L型の支持部材
2,2をその水平板部材2aが載板1の側端縁より外側に突
出するようにして固着する。そして、床面上に置いた時
前記載板1が床面より若干浮き上がるようにする。各支
持部材2,2の水平板部2aには後述するアンカーボルト15
を挿通するための縦孔3を3個貫設し、また前記載板1
の各側端縁には外側に向って下傾し下端縁が床面に接触
する案内板4を水平板部2aを覆うように連接し、更に前
記各縦孔3の位置に該各縦孔3より大径の透孔を開設す
る。
前記載板1の両支持部材2,2間には一定の間隔を隔てて
上下に貫通する一対の摺動溝6,6を平行に設け、各摺動
溝6,6の両端部には溝6幅より一回り大きい幅寸法を持
つ方形状の落し口6a,6aを設ける。また、各溝6,6の下面
には該各溝6,6に沿って断面形状の受枠7,7を設ける。
第4図で8は頭部8aが一定の肉厚を有する平面方形状に
形成され、螺子軸8bが偏心して取着される固定用ボルト
であり、頭部8aを下にして前記落し口6aから受枠7内へ
挿入し、螺子軸8bを摺動溝6から上方に突出したまま該
溝6に沿って摺動するようにしている。この際、頭部8a
の螺子軸8bが寄った側の側面を前記受枠7内の内側面に
押し当てるようにすれば、固定用ボルト8が無用に回転
することはない。
また、9は前記摺動溝6,6間の幅より長い寸法を有する
長板状の固定部材であり、基板10の裏面の一方の長辺に
沿って畝状の大受止部11を突設し、他方の長辺側を押え
部10aとして残しその内側に前記大受止部11より若干高
さの低い畝状の小受止部12を大受止部11と平行に突設し
ている。また、基板10前記摺動溝6,6間の間隔を隔てた
位置で一方に円孔13、他方に該円孔13の直径より長い寸
法の長孔14を貫設する。
本考案の自動車固定用ジャッキの据付装置は上記構成よ
りなり、次に使用方法について説明する。
まず、第6図に示すように、前記4台の据置台を床面上
の左右に一定の間隔を離して平行に2つづつ配置し、複
数本のアンカーボルト15を各縦孔3に挿通して床面に埋
設されるアンカー16に螺着することにより各据置台を床
面に固定する。この場合、各左右の据置台上面の互いに
内側の摺動溝6,6間の距離は小型車の車幅に一致させ、
また互いの外側の摺動溝6,6間の距離は大型車の車幅と
一致させてある。
しかして案内板4側から事故車C(小型車とする。)を
導き摺動溝6,6に沿って平行に各据置台を跨ぐ位置で止
め、別途用意したリフト(図示せず)により事故車Cを
持ち上げておく。そして、事故車Cの両側下部で、摺動
溝6,6に沿って上部にクランプ17を取着してなるネジジ
ャッキ18を配置すると共に各摺動溝6,6内に両端部の落
し口6a,6aから固定用ボルト8を螺子軸8bを上にして受
枠7内に挿入する。この場合螺子軸8bは摺動溝6より上
方に突出している。次に、一対の固定部材9,9を押え部1
0aが相対向するようにして摺動溝6,6と直角に配置する
と共に、円孔13、長孔14に前記固定用ボルト8を挿通し
た状態で、両固定部材9,9により各ネジジャッキ18の底
板19の前後端部を互いに両側から挾みつけナット20を固
定用ボルト8に螺着してネジジャッキ18を載板1上面に
しっかりと固定する。この場合、小受止部12は大受止部
11より高さが低いので、底板19はその前後両側端部の上
面を押え部10aにより上から押えられ、しかも前後側面
を小受止部12により当接せられ前後方向への力が加わっ
てもほとんど移動することはなく、ネジジャッキ18を載
板1上に強固に固定することができ、引張作業を支障な
く行う。
また、特に事故車Cのボデー側面が窪み、クランプ17を
噛合する下縁がへの字状に曲っても、固定部材9の他端
には長孔14が開設されているので、該固定部材9が第8
図に示すように円孔13を中心としてその長孔14の長さ分
だけ扇状に旋回し、すなわち摺動溝6,6に対して斜め交
った形でも固定でき、事故車の屈曲した下縁にネジジャ
ッキ18を斜めに設置できるので、何ら問題なく支持でき
る。
尚、小型車について説明したが、中型車・大型車につい
ても同様に固定できること勿論である。また、据置台は
左右4ケ使用したが、載板の寸法を長くすれば左右2ケ
で済むこと勿論である。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案の自動車固定用ジャッキの据
付装置は上記構成よりなるから、比較的装置が小型化で
き、しかも頭部にクランプの付いたネジジャッキ等の据
置並びに取外し作業が従来に比べ簡便で楽に行ない得る
から作業性の向上に寄与する。しかも、その作業はクサ
ビを使用するようなことはないから安全であり、騒音に
よる公害もない。
また、ネジジャッキによって使用できることから、従来
のものとも併せ幅広く利用することができる利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例に係るもので、第1図は据置台の
平面図、第2図は第1図におけるX−X線拡大断面図、
第3図は第1図におけるY−Y線断面図、第4図は固定
部材と固定用ボルトの斜視図、第5図は固定部材の裏面
図、第6図は据置台の使用状態を示す斜視図、第7図は
ネジジャッキの固定部分の断面図、第8図は同平面図で
ある。 1……載板、2,2……支持部材、3……縦孔、6,6……摺
動溝、8……固定用ボルト、8a……頭部、8b……螺子
軸、10……基板、10a……押え部、11……大受止部、12
……小受止部、13……円孔、14……長孔、15……アンカ
ーボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】方形状をなす載板の対向する両側端部裏面
    にそれぞれ支持部材を固着し、該各支持部材にアンカー
    ボルトを挿通する縦孔を貫設し、前記載板には支持部材
    間に一定の間隔を隔てて上下に貫通する一対の摺動溝を
    平行に設けた据置台と、 前記一対の摺動溝間の距離より長い寸法を有する長板状
    の基板から成り、該基板裏面には一方の長辺に沿って畝
    状の大受止部を突設し、他方の長辺側を押え部として残
    し、その内側に大受止部より若干高さの低い畝状の小受
    止部を大受止部と平行に突設し、また基板の両端部に一
    対の摺動溝間距離と同間隔を離して一方に円孔、他方に
    長孔を開設した固定部材と、 前記各摺動溝内に摺動自在に挿通される頭部に、螺子軸
    が突設された固定用ボルトとから構成される自動車固定
    用ジャッキの据付装置。
JP1989071319U 1989-06-19 1989-06-19 自動車固定用ジャッキの据付装置 Expired - Lifetime JPH071329Y2 (ja)

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