JPH0713201B2 - 染料混合物 - Google Patents

染料混合物

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JPH0713201B2
JPH0713201B2 JP61195226A JP19522686A JPH0713201B2 JP H0713201 B2 JPH0713201 B2 JP H0713201B2 JP 61195226 A JP61195226 A JP 61195226A JP 19522686 A JP19522686 A JP 19522686A JP H0713201 B2 JPH0713201 B2 JP H0713201B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、染料混合物に関するものであり、特に、ポリ
エステル/セルロースあるいは含窒素繊維よりなる混合
繊維を染色するに当り、固着温度を低温化することがで
き、しかも、摩擦堅牢度が良好な上、ポリエステルとセ
ルロースあるいは含窒素繊維を同色(橙色)に染色する
ことのできる染料混合物に関するものである。
(従来の技術) 従来、ポリエステル繊維と、例えば、綿などのセルロー
ス繊維の混合布(以下「P/C繊維」という)の染色は、
ポリエステル繊維については分散染料を用い、そして、
セルロース繊維については反応染料、スレン染料または
硫化染料などを用いて実施していた。この場合の問題点
として、2種の染料で染色するため色合わせが非常に難
しく、また、染色再現性に欠けることが挙げられる。
近時、P/C繊維を反応性分散染料という一つの染料で染
色する方法が提案された(第13回繊維加工シンポジウム
昭和59年11月9日 繊維学会主催)。この方法によれ
ば、従来の染色において問題となっていた色合わせ、染
色再現性を解決するとともに、染料使いを限定すること
なく種々の実用色で染色することが可能となる。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来、提案されている反応性分散染料を
用いてパディングまたは捺染法により連続染色を行う場
合には、一般的に、染着性が悪いため染色時の固着温度
を高くする必要があり、また、堅牢度及び均染性にも問
題があるものが多かった。
例えば、下記一般式[A] (式中、R1はメチル基またはエチル基を示し、R2はC2
C4のアルキル基を示す) で表わされる反応性分散染料も、例えば、染色時の固着
温度が210℃以上であれば良いが、200℃と低い場合に
は、染着性が悪化し、更に、摩擦堅牢度も低下するとい
う欠点がある。また、この反応性分散染料は均染性にも
問題があり、特に、ポリエステル布とセルロース布との
積層布を染色した場合には、両者の色調差が目立った。
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、その目的
は、前示一般式[A]で表わされる反応性分散染料を用
いてP/C繊維の連続染色を行った場合、例えば、200℃の
固着温度においても良好な染着ができ、しかも、摩擦堅
牢度が良好な上、ポリエステルとセルロースの両者の色
調差が生じない染料混合物を提供するものである。
問題点を解決するための手段 従来の技術に於ける上記の問題点は、本発明において、
下記一般式[A] (式中、R1はメチル基またはエチル基を示し、R2はC2
C4のアルキル基を示す) で表わされる橙色の反応性分散染料に、下記一般式
[B] (式中、R3は低級アルキル基または低級アルコキシアル
キル基を示し、Xはハロゲン原子を示す) で表わされる赤色系の分散染料および下記一般式[C]
〜[F] (式中、R1およびR3は前記定義に同じ) で表わされる少なくとも1種の黄色の分散染料を配合し
てなる染料混合物を用いることにより解決できる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の染料混合物において、前示一般式[B]で表わ
される赤色系の分散染料の配合割合は、反応性分散染料
[A]に対して、通常、10〜20重量%であり、また、前
示一般式[C]〜[F]で表わされる全分散染料の配合
割合は、反応性分散染料[A]に対して、通常10〜60重
量%であることが望ましい。前示一般式[B]または
[C]〜[F]で表わされる分散染料の配合量があまり
多すぎる場合、また、あまり少なすぎる場合には、本発
明で期待するような効果が十分に発揮されないので好ま
しくない。
前示一般式[B]〜[F]において、R3で表わされる低
級アルキル基としては、C1〜C4のアルキル基が挙げら
れ、また低級アルコキシアルキル基としては、C1〜C4
低級アルコキシ基で置換されたC1〜C4のアルキル基が挙
げられ、具体例としては、例えば、エトキシエチル基、
ブトキシエチル基、メトキシプロピル基などが挙げられ
る。また、Xで表わされるハロゲン原子は、通常、塩素
原子または臭素原子である。
本発明の染料混合物を使用してP/C繊維を染色する際に
は、通常、染料混合物を製品化した後、これに非イオン
界面活性剤、反応触媒(反応性分散染料のモノフロロト
リアジニル基とセルロース繊維のOH基とを反応させるた
めのもの)及び水、更に必要に応じて、糊剤を混合し、
染料組成物を調整する。これら各成分の混合割合は、例
えば、本発明の染料混合物0.5〜30重量%、好ましくは
2.5〜20重量%、非イオン界面活性剤3〜20重量%、好
ましくは5〜12重量%、反応触媒0.5〜2重量%、好ま
しくは、0.8〜1.5重量%である。また、この染料組成物
のpHは、通常6.5〜8.5、好ましくは6.8〜7.5に調整され
る。
ここで使用する非イオン界面活性剤及び反応触媒は、特
に限定されるものではなく、従来使用されているもので
あればよいが、例えば、非イオン界面活性剤としては、
一般式 R4OCH2CH2OnH (式中、R4はC1〜C4のアルキル基を示し、nは6〜30、
好ましくは7〜10を示す) で表わされる界面活性剤が特に好ましく、また、反応触
媒としては、例えば、蟻酸、酢酸、安息香酸、フタル
酸、乳酸、しゅう酸、こはく酸、酒石酸、くえん酸、燐
酸、またはカルバミン酸などの有機酸または無機酸のナ
トリウム塩、カリウム塩またはアンモニウム塩が好まし
い。
また、染料組成物中には、通常、15重量%以下の範囲
で、例えば、公知の浸透・湿潤剤、ヒドロトロープ剤、
マイグレーション防止剤などの種々の添加剤を加えても
差し支えない。
本発明の染料混合物を適用できる染色法としては、通
常、パッディングまたは捺染法であり、その操作手順は
公知の方法でよいが、例えば、パッディングの場合に
は、通常、パッド浴調整工程、パッディング工程、絞り
工程、乾燥工程、固着工程、洗浄工程、水洗工程、乾燥
工程の順に従って処理される。本発明では、染料成分の
温感性が向上しているため、固着工程の温度を200℃と
低くしても、良好な染色を行うことができる。
また、本発明では、固着工程の次に、染料の染着効率を
上げるためのアルカリ処理工程を付加するのが望まし
い。このアルカリ処理は、通常、固着処理を終えた染色
物を、例えば、0.2〜2重量%の苛性アルカリまたは炭
酸アルカリなどのアルカリ水溶液中に浸漬し、パッディ
ングした後、100〜230℃の温度でスチーミングまたはベ
ーキングすることにより実施される。
更に、本発明では、洗浄工程において、染色物を洗浄剤
を加えた水中で洗浄処理するに当たり、系内にアルカリ
を存在させると、染色物上の未染着の分散染料を効果的
に除去することができるので好ましい。すなわち、本発
明では、ポリエステル繊維用の分散染料を含有してお
り、その一部がセルロース繊維をも汚染染着するので、
セルロース繊維に汚染染着した分散染料を除去しておか
ないと、洗濯堅牢度、ドライクリーニング堅牢度が悪化
する心配があるが、上記のような洗浄工程を採用すれ
ば、この様な心配も容易に回避することができる。この
処理で用いるアルカリは、通常、苛性アルカリまたは炭
酸アルカリであり、その濃度は、例えば、0.02〜0.5重
量%、好ましくは0.1〜0.3重量%である。
(実施例) 次に、本発明を実施例によりさらに具体的に説明する
が、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、実施例及び比較例におけるテストの前提条件は、
以下の通りである。
染料分散液 下記組成の混合物を室温下、サンドグラインダーで粉砕
処理したもの。
パッディング浴の組成 染料分散液 13 g CH3OCH2CH2O3H 8 g 浸透剤(ダイアサーバーPN−SR) 0.1g マイグレーション防止剤(ダイアサーバーMG−N)0.1g CH3COONH4水溶液 pH7調整水 残量 合計 100 g パッディング染色テスト 上記の染料組成物を調整してパッド浴とし、染布として
ポリエステル/綿(60/40)交織布(縦糸:ポリエステ
ル、横糸:綿)及びポリエステル/綿(65/35)混紡布
を用いて、下記の条件で連続染色した。
−1 染着性評価 前記で得られた染色布の表面反射率を色差計(日本電
色工業(株)製)により測定し、実施例3で得られた染
色布の表面反射率を100(標準)として、相対的な数値
を算出した。
−2 摩擦堅牢度 JIS−L849の方法により、湿摩擦堅牢度を測定した。
−3 同色性評価 ポリエステル/綿(60/40)交織布について、ポリエス
テルと綿の色相差を肉眼で判定した。(色相差が大きい
ほど同色性が劣る) 同色性 −4 均染性評価 ポリエステル/綿(65/35)混紡布について、染色均一
性(スジ斑など)を比較例で得られた染色布と相対比較
し評価した。
均染性 実施例1〜6及び比較例1〜2 上記構造式[a]ないし[f]の各染料を第1表に示す
割合で配合して得た染料混合物を用いて、上記の染料分
散液、パッディング浴を調整し、ポリエステル/綿(60
/40)交織布を用いて、パッディング染色テスト(固着
温度210℃)を行なった。ポリエステルと綿との同色性
及び摩擦堅牢度を測定したところ、第1表に示す結果が
得られた。
実施例7及び比較例3〜4 実施例1の方法において、ポリエステル/綿(65/35)
混紡布を用いて、第2表に示す固着条件でパッディング
染色テストを行い、染着性及び均染性を求めたところ、
第2表に示す結果が得られた。
(発明の効果) 以上詳記したように、本発明によれば、特定の反応性分
散染料に特定の分散染料を配合することにより、摩擦堅
牢度が向上する上、染色時の固着温度が低くても、高い
染着性を示し、また、その際の均染性及び同色性も極め
て優れている。
したがって、本発明の染料混合物はポリエステルとセル
ロースあるいは含窒素繊維との混合繊維を一浴で同時に
染色するための染料として工業的に価値がある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式[A] (式中、R1はメチル基またはエチル基を示し、R2はC2
    C4のアルキル基を示す) で表わされる橙色系の反応性分散染料に、下記一般式
    [B] (式中、R3は低級アルキル基または低級アルコキシアル
    キル基を示し、Xはハロゲン原子を示す) で表わされる赤色系の分散染料および下記一般式[C]
    〜[F] (式中、R1およびR3は前記定義に同じ) で表わされる少なくとも1種の黄色系の分散染料を配合
    してなる染料混合物。
  2. 【請求項2】前示一般式[B]で表わされる分散染料の
    配合割合が、前示一般式[A]で表わされる反応性分散
    染料に対し10〜20重量%であり、前示一般式[C]〜
    [F]で表わされる全分散染料の配合割合が、前示一般
    式[A]で表わされる反応性分散染料に対し、10〜60重
    量%である特許請求の範囲第1項に記載の染料混合物。
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