JPH07131048A - 太陽電池モジュール及びその設置方法 - Google Patents

太陽電池モジュール及びその設置方法

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JPH07131048A
JPH07131048A JP6103073A JP10307394A JPH07131048A JP H07131048 A JPH07131048 A JP H07131048A JP 6103073 A JP6103073 A JP 6103073A JP 10307394 A JP10307394 A JP 10307394A JP H07131048 A JPH07131048 A JP H07131048A
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solar cell
cell module
filler
film
reinforcing plate
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、重装なフレームを用いなく
ても構造物としての強度を有し、簡単に設置ができ、か
つ、モジュール変換効率低下のない長期信頼性に優れた
太陽電池モジュールを提供することにある。 【構成】 本発明は、補強板と透光フィルムとの間に太
陽電池素子と該太陽電池素子上の充填材保持材とを充填
材で充填した太陽電池モジュールであって、該太陽電池
モジュールの補強板と充填材と透光フィルムとを、入射
光と反対側に折り曲げ、少なくとも折り曲げ部には充填
材保持材がないことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、設置フレームを有しな
い太陽電池モジュール及びその設置方法に関し、特に太
陽電池補強板を利用して太陽電池モジュールを設置して
も太陽電池モジュールとしての変換効率低下が少ない太
陽電池モジュール及びその設置方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、CO2の増加による温室効果で地
球の温暖化が生じることが予測され、CO2を排出しな
いクリーンなエネルギーの要求がますます高まってい
る。また、CO2を排出しない原子力発電も放射性廃棄
物の問題が解決されておらず、より安全性の高いクリー
ンなエネルギーが望まれている。将来期待されているク
リーンなエネルギーの中でも特に太陽電池は、そのクリ
ーンさと安全性と取扱い易さから期待が大きい。
【0003】太陽電池のなかでも単結晶シリコン太陽電
池モジュールは、太陽電池素子自体が衝撃に弱いため、
厚いガラス板、および太陽電池素子とガラス板の間の充
填材であるEVA(エチレン−酢酸ビニル共重合ポリマ
ー)などを使用して太陽電池素子表面を保護している。
【0004】一方、ガラス基板上に形成された非単結晶
シリコン太陽電池モジュールも結晶シリコン太陽電池モ
ジュールと同様に厚いガラス板を有している。これらの
ガラス基板を表面に有する太陽電池モジュールはガラス
基板の周辺の保護と機械的強度の補強およびモジュール
の連結または架台への設置のために枠体の取り付けが必
要となる。
【0005】通常、枠体としては、金属、プラスチッ
ク、木等がよく用いられているが、ガラス基板を用いた
太陽電池モジュールの場合には平方メートルの面積あた
りの重量が10kg以上になるため、強度の観点からア
ルミニウムの中空押し出し品が多用されている。
【0006】しかし、アルミニウムの枠体(設置フレー
ム)を用いた太陽電池モジュールはコストが高く、ま
た、これらの太陽電池モジュールを屋根や地上に設置す
る場合には、重量が重いために取扱いが容易ではなく、
重い太陽電池モジュールを設置するために重装な架台を
必要とし、太陽電池モジュールを架台に設置する際も太
陽電池モジュールをボルトなどの固定具を用いて架台に
固定する必要があった。このため、材料コスト、設置コ
スト、及び架台コストがかかっていた。
【0007】ここで、非単結晶シリコン太陽電池の中で
も、可曲性や耐衝撃性に優れていることから、非晶質シ
リコン太陽電池等の基板材料として高分子樹脂基板やス
テンレス箔等の金属基板がよく用いられる。
【0008】これらの基板を用いた太陽電池は、可曲性
で、耐衝撃性に優れているため、太陽電池の表面の保護
材料にガラスを用いる必要がなく、フッ素樹脂フィルム
などの耐候性樹脂フィルムが通常よく用いられている。
【0009】しかしながら、上記可曲性非晶質シリコン
太陽電池を屋根や地上に設置する場合には、太陽電池モ
ジュール自体の強度を保ち、かつ設置を容易にするため
に、太陽電池の裏面に鋼板などの補強板を付けた後、結
晶系太陽電池モジュールと同様にアルミニウムフレーム
などで端面を保持した後、重装な架台に設置していた。
【0010】そのため、太陽電池の表面の保護材料に耐
候性樹脂フィルムを用いたにも関わらず上記結晶系太陽
電池モジュールと同様な問題を有していた。
【0011】従って、太陽電池モジュールの周囲のアル
ミフレームや重装な架台を必要とせず、構造物としての
強度を有し、かつ、簡単に設置可能な太陽電池モジュー
ルの開発が強く要望されていた。
【0012】そこで、太陽電池を金属屋根に使用される
ような金属板と一体化し、太陽電池の発電領域以外の金
属板および太陽電池の充填材、表面保護フィルム部分を
折り曲げることにより、太陽電池モジュール自体の構造
強度を増加させることができ、フレームレス太陽電池モ
ジュールとすることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、重装
なフレームを用いなくても構造物としての強度を有し、
簡単に設置ができ、かつ、モジュール変換効率低下のな
い長期信頼性に優れた太陽電池モジュールを提供するこ
とにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は前述した課題を
解決し、上述の目的を達成するものであり、本発明は裏
面補強板上に太陽電池素子、充填材、充填材保持材、耐
候性透光フィルムを有する太陽電池モジュールにおい
て、太陽電池モジュールの発電領域以外の領域の裏面補
強板、充填材、耐候性透光フィルムが、入射光側と反対
方向に折り曲げられており、折り曲げ部には、充填材保
持材がない太陽電池モジュールにより達成することがで
きる。
【0015】ここで太陽電池素子は、ステンレス基板上
に形成された非晶質シリコン半導体であることが好まし
い。
【0016】また、透光フィルムはフッ素樹脂フィルム
であることが好ましく、耐候性透光フィルムの伸び率は
250%以上であることが好ましい。また、裏面補強板
は加工が容易な金属板であることが好ましい。
【0017】さらに本発明は裏面補強板上に太陽電池素
子、充填材、充填材保持材、凹凸形状を有する透光フィ
ルムを有する太陽電池モジュールにおいて、太陽電池モ
ジュールの発電領域以外の領域の裏面補強板、充填材、
耐候性透光フィルムが、入射光側と反対方向に折り曲げ
られており、折り曲げ部には、充填材保持材がないこと
を特徴とする太陽電池モジュールにより達成することが
できる。
【0018】ここで太陽電池素子は、ステンレス基板上
に形成された非晶質シリコン半導体であることが好まし
い。
【0019】
【作用】本発明の太陽電池モジュールは、裏面補強板上
に太陽電池素子、充填材、充填材保持材、耐候性透光フ
ィルムを有する太陽電池モジュールにおいて、太陽電池
モジュールの発電領域以外の領域の裏面補強板、充填
材、耐候性透光フィルムが、入射光側と反対方向に折り
曲げることにより太陽電池モジュールの構造強度を増す
ことができ、この折り曲げ部が枠体と同様の効果を発揮
することができるため、従来の太陽電池モジュールには
必須であったアルミニウムフレームなどの枠体が不要と
なり、その結果、太陽電池モジュールの枠体の材料費を
安くすることができ、また、アルミニウムフレームを用
いる際に必要であった重装な架台も、軽量で簡単な架台
に代えることができる。
【0020】また、本発明の太陽電池モジュールは、折
り曲げ部に充填材保持材を有さないため、充填材保持材
の切断や、充填材保持材の切断に伴う充填材の割れを防
ぐことができる。
【0021】また、太陽電池モジュールの発電領域以外
の領域の充填材、充填材保持材、耐候性透光フィルムを
折り曲げると、曲げ部で充填材の厚みが減少し、厚みが
減少したことにより、屋外に長期さらされた場合には耐
候性透光フィルム表面および充填材を透過した水分が充
填材保持材に達しやすくなり、充填材保持材に達した水
分は毛細管現象により太陽電池の発電領域以外から太陽
電池の発電領域に達し、その結果、水分の影響により太
陽電池性能が下がってしまうという現象が発生した。本
発明は、折り曲げ部に充填材保持材を有さないため上記
現象が発生せず、長期信頼性に優れた太陽電池モジュー
ルを提供することができる。
【0022】太陽電池素子に、可曲性のステンレス基板
上に形成された非晶質シリコン半導体を用いることによ
り、次のような作用がある。ステンレス基板上に形成さ
れた非晶質シリコン半導体は0.1mm程度の厚みまで
薄くすることができるため、太陽電池素子を充填するた
めの充填材の量、および、充填材保持材の量を少なくす
ることができ、その結果、太陽電池モジュールの厚みを
減らすことができる。太陽電池モジュールの厚みが厚く
なると、太陽電池モジュールを入射光側と反対方向に曲
げたときに、表面の耐候性フィルムが引っ張られる量が
大きくなるため、耐候性フィルムが破れやすくなり好ま
しくない。また、太陽電池素子が可曲性だと、太陽電池
モジュール自体に必要以上の剛性を要求しないため、裏
面補強材の厚みも薄くでき、前述と同様の理由により耐
候性フィルムの破断を防ぐことができる。
【0023】さらに、ステンレス基板上に形成された非
晶質シリコン半導体を使用することにより太陽電池素子
の重量を軽量化することができ、その結果、裏面補強板
に要求される強度を低減でき、裏面補強材の厚みを低減
できる。そのため、前述と同様の理由により耐候性フィ
ルムの破断を防ぐことができる。
【0024】さらに、耐候性透光フィルムにフッ素樹脂
フィルムを用いることにより、耐熱性、耐候性、耐薬品
性に優れた太陽電池モジュールを提供することができ、
さらに、フッ素樹脂フィルムは防汚性に優れており、太
陽電池モジュール表面に埃やゴミが付着しにくいため、
長期に渡って高性能な太陽電池モジュールを提供するこ
とができる。
【0025】また、耐候性フィルムに、伸び率が250
%以上の耐候性フィルムを用いることにより、太陽電池
モジュールの太陽電地素子以外の領域を入射光側と反対
方向に曲げた時に生ずる耐候性フィルムの亀裂を防ぐこ
とができるばかりでなく、曲げにより生ずる応力を極力
おさえ、充填材が局部的に薄くなることを最小限におさ
えられる。
【0026】また、太陽電池モジュールの耐候性透光フ
ィルムが凹凸形状を有している場合には、耐候性透光フ
ィルムと充填材の接触面積が増すために、耐候性透光フ
ィルムと充填材の密着力が増加し長期信頼性を向上させ
ることができる。しかし、耐候性透光フィルムが凹凸形
状を有しており、かつ、折り曲げ部に充填材保持材があ
ると、入射光側と反対方向に折り曲げられた時に、折り
曲げ部の充填材が局部的にはさらに薄くなるため、屋外
に長期さらされた場合には耐候性透光フィルム表面と充
填材を透過した水分が充填材保持材に達しやすくなり、
同様な理由により、さらに太陽電池性能が下がってしま
うという現象があった。
【0027】しかし、本発明は、太陽電池モジュールの
耐候性透光フィルムが凹凸形状を有している場合でも、
太陽電池モジュールの発電領域以外の領域の折り曲げ部
に充填材保持材を有さないため上記現象が発生せず、さ
らに長期信頼性に優れた太陽電池モジュールを提供する
ことができることを見いだした。
【0028】
【実施態様例】以下、本発明の実施態様例を図14
(a)〜(c)、及び図15(a)〜(d)を参照しな
がら詳細に説明する。
【0029】図14(a)は、裏面補強板1410上に
太陽電池素子1420、充填材1440、充填材保持材
1450、耐光性透光フィルム1430を有する太陽電
池モジュールであり、太陽電池の発電領域以外の領域の
裏面補強板、充填材、耐候性フィルムが、点線で示され
たA−A’,B−B’面で入射光側と反対方向に折り曲
げられる太陽電池モジュールの断面図である。
【0030】図14(b)は、上記太陽電池モジュール
を入射光側と反対方向に折り曲げた斜視図であり、折り
曲げ部を拡大図で示した。
【0031】図14(a)、図14(b)に示したよう
に、充填材保持材は入射光側と反対方向に折り曲げる折
り曲げ部にはかからないようにされる。
【0032】本実施態様例の太陽電池モジュールは例え
ば次のようにして作成することができる。裏面補強板上
に、裏面補強板全面にEVAなどのシート状の充填材、
折り曲げ部にかからず少なくとも太陽電池素子を覆う大
きさのガラス不織布などのシート状充填材保持材、太陽
電池素子、シート状の充填材、折り曲げ部にかからず少
なくとも太陽電池素子を覆う大きさの充填材保持材、耐
候性フィルムを順次重ね合わせ、加圧脱泡しながら高温
で充填材を溶融することにより、太陽電池素子を耐候性
透光フィルムと裏面補強板でサンドイッチした。
【0033】ここで、金網などを耐候性フィルムに圧着
して太陽電池モジュール表面に凹凸をつけることによ
り、耐候性フィルムと充填材の接着性を良くすることが
でき、さらに信頼性の高い太陽電池モジュールを提供す
ることができる。
【0034】つぎに上記太陽電池モジュールを太陽電池
素子の外側で、かつ、ガラス不織布などのシート状充填
材保持材にかからないように、入射光側と反対方向に、
折り曲げ機によって折り曲げた。
【0035】(透光フィルム)本発明で用いられる太陽
電池モジュールの透光フィルムに特に限定はないが、曲
げによってフィルムが伸びる方向に対して250%以上
の伸び率を有していることが好ましい。
【0036】透光フィルムの伸び率が250%未満であ
ると、折り曲げの際に折り曲げ部のフィルムに亀裂が生
じやすくなり、好ましくない。ここで、透光フィルムに
微少でも亀裂が入った場合には、太陽電池モジュールを
屋外で使用中に、その亀裂が徐々に広がり、最終的には
その亀裂の部分からフィルムがはがれてしまうという現
象が起きてしまう。また、亀裂が入った部分から水分が
充填材内に入りやすくなり、太陽電池素子の性能劣化の
原因になってしまう。
【0037】また、透光フィルムの種類に特に限定はな
いが耐候性、機械的強度、耐熱性、耐薬品性、防汚性、
透明性などを考慮するとフッ素樹脂フィルムが好まし
く、さらに好ましくは無延伸型のエチレン−テトラフロ
ロエチレンの共重合体フィルムである。
【0038】(充填材)本発明に用いられる充填材とし
ては、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
A)、ポリビニルブチロール、シリコーン樹脂等が挙げ
られるが、これに限られるものではない。
【0039】(充填材保持材)本発明で用いられる充填
材保持材は、充填材が高温になった時でも流れ出さない
ようにするため、及び、太陽電池モジュール表面が鋭利
な物で引っ掻かれた場合の太陽電池の保護の目的で使用
される。また、太陽電池モジュールを過熱真空脱泡して
作成する際に、太陽電池モジュール内に残存する空気を
太陽電池モジュール外に排出する効果もある。
【0040】本発明で用いられる充填材保持材は、入射
光側と反対方向に折り曲げられる箇所にはないように作
成されなければならない。
【0041】また、充填材保持材は、太陽電池モジュー
ル表面が鋭利な物で引っ掻かれた場合の太陽電池の保護
のために、少なくとも太陽電池素子を覆う必要がある
が、折り曲げ部位外の場所ならばどこに位置していても
良い。
【0042】充填材保持材は折り曲げ部位外に限定され
るが、できるだけ広い面積の方が好ましい。例えば、太
陽電池素子をこえて、折り曲げ部の直前まであったほう
が好ましく、さらに好ましくは、折り曲げられた部分よ
りさらに外側にも充填材保持材を有した方がよい。充填
材保持材は、太陽電池モジュールを過熱真空脱泡して作
成する際に、太陽電池モジュール内に残存する空気を、
充填材保持材を通じて太陽電池モジュール外に排出する
役割も果たしているため、できるだけ太陽電池モジュー
ルの全面にあったほうが好ましい。
【0043】本発明で用いられる充填材保持材の種類に
は特に限定はないが、できるだけ空孔率が高く、透明性
が高く、かつ、強度があることが好ましい。例えば、ガ
ラス不織布やポリマー不織布などを使用することができ
る。
【0044】(補強板)本発明で用いられる太陽電池モ
ジュールの構造体となる補強板は、可曲性であるという
以外は特に限定はなく、例えばステンレス板や鋼板、メ
ッキ鋼板、ガルバリウム鋼板などを使用することができ
る。太陽電池モジュールの折り曲げた後の構造強度など
を考えると、0.2〜2.0mmの厚みが好ましく、さ
らに好ましくは0.3〜1.6mmの裏面補強板であ
る。
【0045】(太陽電池素子)本発明の太陽電池素子の
種類に特に限定はないが、好ましくは可曲性を有する太
陽電池であり、特に好ましくはステンレス基板上に形成
された非晶質シリコン半導体である。
【0046】太陽電池素子が可曲性だと、太陽電池モジ
ュール自体に必要以上の剛性を要求しないため、裏面補
強材の厚みも薄くでき、前述と同様の理由により耐候性
フィルムの破断を防ぐことができる。
【0047】ステンレス基板上に形成された非晶質シリ
コン半導体は0.1mm程度の厚みまで薄くすることが
できるため、太陽電池素子を充填するための充填材の量
を少なくすることができ、その結果、太陽電池モジュー
ルの厚みを減らすことができる。太陽電池モジュールの
厚みが厚くなると、太陽電池モジュールを入射光側と反
対方向に曲げたときに表面の耐候性フィルムが引っ張ら
れる量が大きくなるため耐候性フィルムが破れやすくな
り好ましくない。
【0048】さらに、ステンレス基板上に形成された非
晶質シリコン半導体を使用することにより太陽電池素子
の重量を軽量化することができ、その結果、裏面補強板
に要求される強度を低減でき、裏面補強材の厚みを低減
できる。そのため、前述と同様の理由により耐候性フィ
ルムの破断を防ぐことができる。
【0049】本発明の太陽電池モジュールに使用する太
陽電池素子の一例の概略断面図を図1に示した。図1に
おいて101は導電性基体、102は裏面反射層、10
3は光電変換部材としての半導体層、104は透明導電
層である。102の裏面反射層は101の導電性基体で
兼ねることもできる。
【0050】上記導電性基体101としては、ステンレ
ス、アルミニウム、銅、チタン、カーボンシート、亜鉛
メッキ鋼板、導電層が形成してあるポリイミド、ポリエ
ステル、ポリエチレンナフタライド、エポキシなどの樹
脂フィルムやセラミックス等が挙げられる。
【0051】上記薄膜半導体層103としては、非晶質
シリコン系半導体、多結晶シリコン半導体、結晶シリコ
ン半導体や、銅インジウムセレナイドなどの化合物半導
体が適当である。非晶質シリコン半導体の場合には、シ
ランガスなどのプラズマCVD法により形成する。ま
た、多結晶シリコン半導体の場合は、溶融シリコンのシ
ート化あるいは非晶質シリコン系半導体の熱処理により
形成する。
【0052】CuInSe2/CdSの場合は、電子ビ
ーム蒸着やスパッタリング、電析(電解液の電気分解に
よる析出)などの方法で形成する。半導体層の構成とし
ては、pin接合、pn接合、ショットキー型接合が用
いられる。該半導体層は少なくとも裏面電極層102と
透明導電層104にサンドイッチされた構造になってい
る。該裏面電極層102には、金属層あるいは金属酸化
物、あるいは金属層と金属酸化物層の複合層が用いられ
る。
【0053】金属層の材質としては、Ti,Al,A
g,Niなどが用いられ、金属酸化物層としてZnO,
TiO2,SnO2などが採用される。上記金属層および
金属酸化物層の形成方法としては抵抗加熱蒸着、電子ビ
ーム蒸着、スパッタリング法、スプレー法、CVD法、
不純物拡散法などがある。さらに、透明導電層の上の光
起電力によって発生した電流を効率よく集電するため
の、格子(グリッド)上に集電電極を設けてもよい。
【0054】集電電極の材料としては、Ti,Cr,M
o,W,Al,Ag,Ni,Cu,Sn及び銀ペースト
などの導電性ペーストが用いられる。グリッド電極の形
成方法にはマスクパターンをもちいたスパッタリング、
抵抗加熱、CVDなどの蒸着方法、あるいは全面に金属
層を蒸着した後にエッチングしてパターニングする方
法、光CVDにより直接グリッド電極パターンを形成す
る方法、グリッド電極のネガパターンのマスクを形成し
たあとにメッキにより形成する方法、導電性ペーストを
印刷して形成する方法などがある。導電性ペーストは、
通常微粉末状の金、銀、銅、ニッケル、カーボンなどを
バインダーポリマーと分散させたものが使用される。上
記バインダーポリマーとしては、ポリエステル、エポキ
シ、アクリル、アルキド、ポリビニルアセテート、ゴ
ム、ウレタン、フェノールなどの樹脂がある。
【0055】グリッド電極で集電した電流をさらに集め
て輸送するためのバスバーの材料としてはスズ、あるい
はハンダコーティングした銅、ニッケルなどを用いる。
バスバーのグリッド電極への接続は、導電性接着剤ある
いはハンダで行う。
【0056】(太陽電池モジュールの折り曲げ)図15
に上記太陽電池モジュールの太陽電池の発電領域以外の
領域の裏面補強板、充填材、耐候性フィルムを入射光側
と反対方向に折り曲げた太陽電池モジュールの固定台あ
るいは受け台への設置方法の例を示した。
【0057】図15において、1501は太陽電子素
子、1580は充填材保持材、1520は充填材、15
30は裏面補強板、1510は耐候性透光フィルム、1
540は太陽電池モジュールを固定台1550に固定す
るための固定具、1550は固定台、1560は折り曲
げられた太陽電池モジュールを挿嵌するための受け台で
あり、充填材保持材は太陽電池素子と耐候性フィルムの
間、あるいは、太陽電池素子と裏面補強板の間に挿入し
てある。
【0058】図15において、図15(a)は充填材保
持材を太陽電池素子より広くして、充填材保持材のない
部分をコの字型に内側に2回曲げられた太陽電池モジュ
ールを固定台の上に載せ、固定具で太陽電池モジュール
と固定台を固定した設置例である。
【0059】図15(b)は、太陽電池素子の外側を入
射光側と反対方向に曲げ、さらにその外側を逆方向に直
角に曲げた太陽電池モジュールの例であり、図15
(a)の例と同様に、太陽電池モジュールを固定具によ
り固定台に固定した例である。ここで、充填材保持材は
太陽電池素子よりも広いもの、および、折り曲げ部より
外側にさらに追加して加えた。ここで、1510の耐候
性透光フィルムは、凹凸形状を持つエンボス加工を行っ
ている。
【0060】図15(c)は、図15(a)の太陽電池
モジュールをさらにもう一度外側に曲げて、受け台に挿
嵌することにより、太陽電池モジュールを固定した例で
あり、充填材保持材は太陽電池素子と同じ大きさであ
る。図15(c)のような構造の太陽電池モジュールに
することにより固定具を用いずに固定することができる
ため、設置がより簡単になる。
【0061】図15(d)は図15(a)の太陽電池モ
ジュールの曲げの一方を直角ではなく、さらに鋭角に曲
げて受け台に挿嵌し、太陽電池モジュールを固定した例
であり、図15(c)の太陽電池モジュールと同様に、
固定具を用いずに固定することができるために、設置が
より簡単にすることができる。ここでは、充填材保持材
は太陽電池素子よりも広いものを1枚のみ入れた例であ
る。ここで、耐候性透光フィルムは図15(b)と同様
に凹凸を有している。
【0062】(太陽電池モジュールの曲げ方法)太陽電
池モジュールの曲げ方法について特に限定はないが、太
陽電池モジュールの表面は通常、フッ素樹脂フィルムの
ような耐候性フィルムであり、表面に傷がつきやすい。
そのため、太陽電池モジュールを折り曲げる「曲げ機」
の型は、太陽電池モジュールの表面に傷がつきにくい材
質のものを使用する方が好ましい。例えば、ウレタン樹
脂のような軟質型の上に太陽電池モジュールの耐候性フ
ィルム面を置き、裏面補強板に刃をあて力を加えること
により折り曲げることができる。
【0063】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳述するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0064】(実施例1)本実施例は、ステンレス基板
上に作成したアモルファスシリコン太陽電池素子を直列
接続したあと、裏面に0.8mmの厚みの亜鉛鋼板の補
強板を設けた太陽電池モジュールである。
【0065】本実施例について図8を用いて以下に記述
する。まず、アモルファスシリコン太陽電池素子は次の
ようにして作成した。洗浄した0.1mmのロール状の
長尺ステンレス基板101上にSiを1%含有するAl
裏面電極層102をスパッタ法により膜厚5000Å形
成した。
【0066】次に、n/i/p型非単結晶シリコンを積
層させた半導体層103を、n型半導体としてはP
3,SiH4,H2のガスを用い、i型半導体としては
SiH4,H2のガスを用い、p型半導体としてはB
26,SiH4,H2ガスを用いて、プラズマCVD法に
よって、n型半導体層を300Å、i型半導体層を40
00Å、p型半導体層を100Å順次形成した。
【0067】その後、膜厚800ÅのITO104を抵
抗加熱蒸着により形成してアモルファスシリコン太陽電
池素子100を形成した。
【0068】次に、上記長尺の太陽電池素子を縦30c
m×15cmの大きさで図2のような形状にプレスマシ
ンを用いて打ち抜き、複数個の太陽電池素子を作成し
た。
【0069】ここでプレスマシンにより切断された太陽
電池素子の切断面では、太陽電池素子がつぶされてIT
O電極とステンレス基板が短絡した状態になっている。
そこで次に、この短絡をリペアーするために、図2及び
図3に示したように各太陽電池素子のITO電極の周辺
を除去した(211)。ここで、ITO電極の周辺の除
去は、ITOを溶解するがアモルファスシリコン半導体
は溶解しない選択性を持つエッチング材(FeCl3
を各太陽電池素子の切断面よりやや内側のITOの周囲
にスクリーン印刷しITOを溶解した後、水洗浄するこ
とにより行い、ITO電極の素子分離部211を形成し
た。
【0070】次にITO上に集電用グリッド電極212
としてポリエステル樹脂をバインダーとする銀ペースト
(デュポン社製『5007』)をスクリーン印刷するこ
とにより形成し、熱硬化させた(212)。
【0071】次にグリッド電極の集電電極である錫メッ
キ銅線213をグリッド電極と直交させる形で配置した
のち、グリッド電極との交点に接着性銀インク(エマー
ソンアンドカミング社製『C−220』)214を点下
し150℃/30分乾燥して、グリッド電極と錫メッキ
銅線とを接続した。その際に、錫メッキ銅線とステンレ
ス基板の端面が接触しないように、錫メッキ銅線213
の下にポリイミドテープを貼りつけた。
【0072】次に、アモルファスシリコン太陽電池素子
の、非発電領域の一部のITO層/a−Si層を、グラ
インダーで除去してステンレス基板を露出させた後、そ
の部分に銅箔215をスポット溶接器で溶接した。
【0073】次に上記太陽電池素子を図4のように、4
01の太陽電池素子の錫メッキ銅線411と402の太
陽電池素子の銅箔412とを半田付けすることにより直
列接続し、同様に隣接する太陽電池素子の錫メッキ銅線
と銅箔を半田付けすることにより13枚の太陽電池素子
を直列接続した。
【0074】次に、プラス及びマイナスの端子用配線は
ステンレス基板の裏側で行った。図5に、直列接続され
た太陽電池素子の裏面配線図を示した。プラス側の配線
は、13番目の太陽電池素子413の中央部に絶縁性ポ
リエステルテープ422を貼りつけた上に銅箔421を
貼りつけ、次に、銅箔421と錫メッキ銅線を半田付け
することにより行った。また、マイナス側の配線は、1
番目の太陽電池素子401に銅箔423を図5に示した
ように配線した後、401の太陽電池素子にスポット溶
接された銅箔430と半田付けすることにより行った。
【0075】次に、図6に示したように、0.8mmの
厚みの亜鉛鋼版(601)/0.5mm厚みのEVA
(602)/0.1mm厚み、空孔率95%ガラス不織
布(605)/上記13枚直列接続した太陽電池素子
(603)/EVA(602)/ガラス不織布/EVA
(602)/ガラス不織布/50μm厚の無延伸エチレ
ン−テトラエチレン共重合体フッ素樹脂フィルム(旭硝
子社製アフレックス)(604)を順次重ね合わせ、真
空ラミネーターを用いて150℃/100分でEVAを
溶融させることにより、太陽電池素子603を亜鉛鋼板
及び無延伸フッ素樹脂フィルムではさみ込み、樹脂封止
した太陽電池モジュール600を作成した。
【0076】なお、無延伸フッ素樹脂フィルム604は
EVA602との接着を高めるために予め接着面にプラ
ズマ処理を施してある。また、ここで用いた無延伸フッ
素樹脂フィルム604の引張伸度は、250%であっ
た。
【0077】また、直列接続された太陽電池素子603
は、後の工程で太陽電池モジュール600の端部を折り
曲げるため、裏面の亜鉛鋼板及び無延伸フッ素樹脂フィ
ルム604よりも一回り小さなサイズである。
【0078】ここで充填材保持材は、後の工程で太陽電
池の入射光と反対側に折り曲げられる際に折り曲げ部に
かからないように、太陽電池素子と同じ大きさとした。
【0079】次に、上記作成した太陽電池モジュール6
00の四隅を、図7に示したように太陽電池素子603
の特性に影響がないように切断機で切り取り、太陽電池
モジュール700を作成した。
【0080】次に、上記太陽電池モジュール700を光
の入射方向とは反対の方向に、すなわち無延伸フッ素樹
脂フィルムのある面とは反対面方向に、図8のように、
折り曲げ機を用いて折り曲げた。
【0081】折り曲げ箇所は太陽電池素子及びガラス不
織布の外側であり、かつ、ここで、折り曲げの際に太陽
電池モジュール表面に傷がつかないように、折り曲げ機
において太陽電池モジュール表面があたる箇所に、ウレ
タン樹脂の型を用いて折り曲げを行った。
【0082】太陽電池モジュール表面の折り曲げ部に
は、折り曲げによる曲げ傷はまったく見られなかった。
折り曲げ部での傷の確認は、折り曲げ箇所に油性マジッ
クを塗りつけた後、溶剤でふき取り、折り曲げ部にイン
クが残っているかどうかをみて確認した。次に、折り曲
げた上記太陽電池モジュール800を、図9に示したよ
うに屋根の上に設置した。図9において、920は屋根
の野地板、910は野地板にボルトで取りつけられた太
陽電池モジュール800の受け部材910である。折り
曲げられた太陽電池モジュール800を、まず受け部材
の上に置いた後、上から押さえつけることによって、図
9(b)に示したように受け部材910に嵌合した。
【0083】また、太陽電池モジュール800に隣接す
る太陽電池モジュール810の片側も太陽電池モジュー
ル800がはめ込まれた受け部材と同じ受け部材910
に嵌合した。このように、折り曲げた太陽電池モジュー
ルを次々と受け部材に嵌合して設置することにより、太
陽電池モジュールの屋根への設置が非常に簡単となっ
た。
【0084】ここで、作成した折り曲げた太陽電池モジ
ュール800の信頼性を見る為に、太陽電池モジュール
800を高温高湿条件下でかつ光照射下にさらし、太陽
電池性能の変化をみた。すなわち、温度85℃、湿度8
5%の環境試験機の中に、太陽電池モジュール800を
投入し、かつ、環境試験機の中で太陽電池モジュール表
面を蛍光灯で照射し続け、太陽電池性能の変化をみた。
【0085】太陽電池の性能の変化は、初期の太陽電池
の出力と試験後の太陽電池の出力の比である太陽電池出
力保持率(%)でみた。
【0086】図16に本実施例の太陽電池モジュールの
高温高湿条件での光照射による性能変化の結果を示し
た。本実施例の太陽電池モジュールは、温度85℃、湿
度85%、光照射下でも太陽電池の出力が低下せず、良
好な太陽電池特性を示した。
【0087】(比較例1)本発明の比較例として、以下
の太陽電池モジュールを用いて実施例1と同様の実験を
行った。太陽電池モジュールは、以下のようにして作成
した。太陽電池素子は、実施例1と同様にして作成し
た。
【0088】次に、実施例1と同様にして、0.8mm
の厚みの亜鉛鋼板(1701)/0.5mm厚みのEV
A(1702)/0.1mm厚み、空孔率95%ガラス
不織布(1705)/上記13枚直列接続した太陽電池
素子(1703)/EVA(1702)/ガラス不織布
/EVA(1702)/ガラス不織布(1705)/5
0μm厚の無延伸エチレン−テトラエチレン共重合体フ
ッ素樹脂フィルム(旭硝子社製アフレックス)(170
4)を順次重ね合わせ、真空ラミネーターを用いて15
0℃でEVAを溶融させることにより、図6に示したよ
うに太陽電池素子1703を亜鉛鋼板及び無延伸フッ素
樹脂フィルムではさみ込み、樹脂封止した太陽電池モジ
ュール1700を作成した。
【0089】なお、150℃でのEVAの溶融時間は1
00分行った。
【0090】ここで、比較例に用いたガラス不織布17
05は、亜鉛鋼板1701と同じ大きさとし、入射光と
反対方向に曲げられる際に折り曲げ部にガラス不織布1
705があるようにした。
【0091】次に、上記モジュールを図8の実施例1と
同様に折り曲げて、実施例1と同様に環境実験を行っ
た。
【0092】すなわち、温度85℃、湿度85%の環境
試験機の中に、太陽電池モジュール1700を投入し、
かつ、環境試験機の中で太陽電池モジュール表面を蛍光
灯で照射し続け、太陽電池性能の変化をみた。太陽電池
の性能の変化は、初期の太陽電池の出力と試験後の太陽
電池の出力の比である太陽電池出力保持率(%)でみ
た。
【0093】図16に比較例1の太陽電池モジュールの
高温高湿条件での光照射による性能変化の結果を示し
た。本比較例の太陽電池モジュールは、温度85℃、湿
度85%、光照射下では、太陽電池の出力が時間と共に
低下してしまい、1500時間後では初期出力の約60
%の出力しかなかった。
【0094】実施例1と比較例1の結果から、裏面補強
板上に太陽電池素子、充填材、充填材保持材、耐候性透
光フィルムを有する太陽電池モジュールにおいて、太陽
電池モジュールの発電領域以外の領域の裏面補強板、充
填材、耐候性透光フィルムが、入射光側と反対方向に折
り曲げられてた太陽電池モジュールで、折り曲げ部に、
充填材保持材を有しないことにより太陽電池モジュール
の性能を著しく向上させることができることが分かる。
【0095】(比較例2)本比較例の太陽電池モジュー
ルでは、実施例1の太陽電池モジュールのフッ素樹脂フ
ィルムに一軸延伸フッ素樹脂フィルムを用いた。具体的
には、デュポン社製テフゼルフィルム(38μm厚)を
用いた。このフッ素樹脂フィルムの破断時の引っ張り伸
び率は長手方向には45%、幅方向には650%である
(テスト方法:ASTM−882)。
【0096】表面のフッ素樹脂フィルムを変更した以外
は実施例1と同様の方法で太陽電池モジュールを作成
し、実施例1と同様に折り曲げ、屋根の上に設置した。
【0097】ここで、フッ素樹脂フィルムの方向につい
ては太陽電池モジュールの長手方向がフッ素樹脂フィル
ムの長手方向と一致するようにして太陽電池モジュール
を作成し、次にウレタン型を使用した折り曲げ機で実施
例1と同様に折り曲げた。
【0098】その結果、図8におけるA辺とB辺の折り
曲げ部については、問題なく折り曲げることができた
が、伸び率が60%と小さいC辺とD辺では、曲げ部に
フッ素樹脂フィルムの大きな亀裂が入った。
【0099】(実施例2)本実施例は、実施例1と同様
に作成した太陽電池モジュールを、図10のように2辺
だけを折り曲げて、野地板1101の上に固定された太
陽電池モジュールの固定台1102にボルトで固定した
例である。太陽電池モジュールの端部を入射光側と反対
方向に曲げることにより、アルミニウムフレームを用い
ない、軽量で設置の簡単な太陽電池モジュールを作成す
ることができた。
【0100】(実施例3)本実施例の太陽電池モジュー
ルは、実施例1と同様に作成した太陽電池モジュールの
四辺を、図11(a)〜(c)のに示したように折り曲
げた後、この太陽電池モジュール1110を、太陽電池
モジュールの固定台1120の上にビス止めされ、太陽
電池モジュール1110の折り曲げの一部がスライドし
て挿入できるような構造をした抑え板1130に、スラ
イドして挿入した例である。抑え板1130は、太陽電
池モジュールがスライドで入るように、片側が固定台1
120から浮いた構造になっている。
【0101】本実施例の太陽電池モジュール及び固定台
を用いて設置することにより、さらに太陽電池モジュー
ルの折り曲げが簡単で、かつ、固定台の構造も簡単にす
ることができた。
【0102】(実施例4)図12に本実施例の太陽電池
モジュールの構造を示した。図12において、1200
は長手方向の側面のみを折り曲げ、受け部材の引っかけ
部に引っかけるための切り欠き部1230を有した太陽
電池モジュールである。
【0103】本実施例の太陽電池モジュールは実施例1
と同様の層構成で、実施例1と同様の方法で作成した。
【0104】次に、上記太陽電池モジュールの長手方向
の両側面に切り欠き部1230を合計4カ所設けた後、
側面を折り曲げ機により折り曲げた。
【0105】実施例1における折り曲げ機と同様に、表
面のフッ素樹脂フィルム(旭硝子社製アフレックス)に
折り曲げによるフィルムの亀裂は見られなかった。
【0106】次に、この折り曲げられた太陽電池モジュ
ール1200の切り欠き部1230を図12に示した受
け部材1210の留め具1220に落とし込み、さらに
太陽電池モジュールを下方にスライドさせることにより
太陽電池モジュールを受け部材に設置した。
【0107】本実施例の太陽電池モジュールは入射光側
と反対方向に折り曲げ、切り欠き部を有することにより
簡単に設置できた。
【0108】(実施例5)本実施例の太陽電池モジュー
ルは、図13に示すように折り曲げ、太陽電池モジュー
ルの折り曲げ部の四隅の底面に突出部を設け、この突出
部を太陽電池モジュールの固定台に設けた切り欠き部1
330にはめ込み、太陽電池モジュールを少しスライド
させることにより太陽電池モジュールを固定台に固定し
た例である。なお、本実施例の太陽電池モジュールは、
実施例1と同様の層構成で、実施例1と同様の方法で作
成した。
【0109】本実施例の太陽電池モジュールは、ネジ止
めやビス止めが不要なため、設置が簡単であり、また設
置に必要な新たな部材が不要となるため、設置コストを
下げることができた。
【0110】(実施例6)本実施例の太陽電池モジュー
ルは、太陽電池モジュール表面に凹凸をつけ、耐候性透
光フィルムとEVAの密着性を高めた以外は実施例1と
同様に作成し、実施例1と同様な形状に折り曲げた。
【0111】図18は本実施例の太陽電池モジュールの
折り曲げる前の断面図であり、図19は、図18の太陽
電池モジュールを実施例1と同様な形状に折り曲げた図
である。
【0112】ここで、太陽電池モジュール表面の凹凸
は、16×18メッシュ、300μmのアルミニウムの
金網を真空加熱する際に、耐候性透光フィルムに密着さ
せることにより形成した。
【0113】(実施例7)本実施例の太陽電池モジュー
ルは、実施例6と同様に太陽電池モジュール表面に凹凸
をつけ、耐候性透光フィルムとEVAの密着性を高めた
例である。
【0114】ここで、太陽電池モジュール表面の凹凸
は、40×40メッシュ、200μmのアルミニウムの
金網を真空加熱する際に、耐候性透光フィルムに密着さ
せることにより形成した。
【0115】本実施例の太陽電池モジュールは、実施態
様例の図15(b)と同様に、折り曲げ部以外に充填材
保持材としてガラス不織布を太陽電池素子の表面側と裏
面側に入れた例であり、それ以外は実施例6と同様の方
法により作成し、実施態様例の図15(b)と同様な形
状に折り曲げた。
【0116】次に、この太陽電池モジュールを実施例1
の太陽電池モジュールと同様に、高温高湿条件下でかつ
光照射下にさらし、太陽電池性能の変化をみた。
【0117】図16に実施例7の太陽電池モジュールの
高温高湿条件での光照射による性能変化の結果を示し
た。本実施例の太陽電池モジュールは、太陽電池モジュ
ール表面に凹凸をつけた場合でも、温度85℃、湿度8
5%、光照射下でも太陽電池の出力が低下せず、良好な
太陽電池特性を示した。
【0118】(実施例8)本実施例の太陽電池モジュー
ルは、実施例6と同様に、太陽電池モジュール表面に凹
凸をつけ、耐候性透光フィルムとEVAの密着性を高め
た例である。
【0119】ここで、太陽電池モジュール表面の凹凸
は、16×18メッシュ、300μmのアルミニウムの
金網を真空加熱する際に、耐候性透光フィルムに密着さ
せることにより形成した。
【0120】本実施例の太陽電池モジュールは、実施態
様例の図15(d)と同様に、折り曲げ部以外でかつ太
陽電池素子上にのみ充填材保持材としてガラス不織布を
太陽電池素子の表面側に入れた例であり、それ以外は実
施例6と同様な方法により作成し、実施態様例の図15
(d)と同様な形状に折り曲げた。
【0121】次に、この太陽電池モジュールを、実施例
1の太陽電池モジュールと同様に、高温高湿条件下でか
つ光照射下にさらし、太陽電池性能の変化をみた。
【0122】図16に実施例8の太陽電池モジュールの
高温高湿条件での光照射による性能変化の結果を示し
た。本実施例の太陽電池モジュールは、太陽電池モジュ
ール表面に凹凸をつけ、かつ、太陽電池モジュール表面
の凹凸形状を変化させた場合でも、温度85℃、湿度8
5%、光照射下で太陽電池の出力が低下せず、良好な太
陽電池特性を示した。
【0123】(比較例3)本比較例の太陽電池モジュー
ルは実施例8において、太陽電池モジュール全面にガラ
ス不織布をいれたこと、すなわち、折り曲げ部にもガラ
ス不織布をいれた以外は実施例8と同様に太陽電池を作
成し、実施例8と同様な形状に折り曲げ、実施例8と同
様な方法で太陽電池性能の変化をみた。
【0124】図16に比較例3の太陽電池モジュールの
高温高湿条件での光照射による性能変化の結果を示し
た。本比較例の太陽電池モジュールは、温度85℃、湿
度85%、光照射下では、太陽電池の出力が時間と共に
低下してしまい、1500時間後では初期出力の約50
%の出力しかなかった。
【0125】
【発明の効果】本発明によれば、裏面補強板上に太陽電
池素子、充填材、充填材保持材、耐候性透光フィルムを
有する太陽電池モジュールにおいて、太陽電池モジュー
ルの発電領域以外の領域の裏面補強板、充填材、耐候性
透光フィルムを、入射光側と反対方向に折り曲げること
により、太陽電池モジュールの構造強度を増し、これを
利用した太陽電池モジュールとしても変換効率低下の少
ない優れた太陽電池モジュールとすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の太陽電池に用いる半導体素子
の模式的断面図である。
【図2】本発明の実施例の太陽電池モジュールに用いる
太陽電池素子の模式的平面図である。
【図3】本発明の実施例の太陽電池モジュールに用いる
太陽電池素子の模式的断面図である。
【図4】本発明の実施例の太陽電池モジュールに用いる
直列接続を行う太陽電池素子の説明図である。
【図5】本発明の実施例の太陽電池モジュールに用いる
太陽電池素子出力端子の説明図である。
【図6】(a)は本発明に使用されるラミネートした太
陽電池モジュールの平面図、(b)及び(c)はその断
面図である。
【図7】本発明に使用されるラミネートを切断した太陽
電池モジュールの平面図である。
【図8】本発明の一実施例である太陽電池モジュールの
斜視図である。
【図9】本発明の一実施例の太陽電池モジュールを設置
する説明図である。
【図10】本発明の他の実施例の太陽電池モジュールを
設置する説明図である。
【図11】(a)は本発明の太陽電池モジュールを設置
するための固定台の斜視図、(b)は本発明設置時の略
断面図、(c)は本発明の他の実施例の太陽電池モジュ
ールの説明図である。
【図12】(a)は本発明の他の実施例の太陽電池モジ
ュールを設置する説明図、(b)は上記実施例の太陽電
池モジュール設置部の略断面図である。
【図13】(a)は、本発明のさらに他の実施例の太陽
電池モジュールを設置する説明図、(b)は上記実施例
の太陽電池モジュール設置部の略断面図である。
【図14】本発明の実施態様例に使用されるラミネート
した太陽電池モジュールの説明図である。
【図15】(a)〜(d)はそれぞれ本発明の実施態様
例の太陽電池モジュール設置部の略断面図である。
【図16】本発明の実施例1の太陽電池モジュールと比
較例1の太陽電池モジュールとの出力保持率を比較した
データである。
【図17】(a)は、比較のために使用されるラミネー
トした太陽電池モジュールの平面図、(b)及び(c)
は、その断面図である。
【図18】本発明に使用される表面に凹凸を有し、ラミ
ネートした太陽電池モジュールの断面図である。
【図19】図18を折り曲げた部分拡大断面図である。
【符号の説明】
100 アモルファスシリコン太陽電池素子、 101 ステンレス基板(導電性基体)、 102 Al裏面電極層(裏面反射層)、 103 半導体層(光電変換部材)、 104 ITO(透明導電層)、 211 ITO電極の素子分離部、 212 ITO上の集電用グリッド電極、 213、411 錫メッキ銅線、 214 接着性銀インク、 215、412、421、423、430 銅箔、 401、402、413、603:1420、150
1、1703 太陽電池素子、 422 絶縁性ポリエステルテープ、 600、700、800、810、1110、120
0、1700 太陽電池モジュール、 601、1701 亜鉛鋼板、 602、1702 EVA、 604、1704 フッ素樹脂フィルム、 910、1210 受け部材、 920、1101 野地板、 1130 抑え板、 1220 留め具、 1230、1330 切り欠き部、 1410、1530 裏面補強板、 1430、1510 耐光性透光フィルム、 1440、1520 充填材、 1540 固定具、 1550、1102、1120 固定台、 1560 受け台、 1580 充填材保持材、 1705 ガラス不織布。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補強板と透光フィルムとの間に太陽電池
    素子と該太陽電池素子上の充填材保持材とを充填材で充
    填した太陽電池モジュールであって、 該太陽電池モジュールの補強板と充填材と透光フィルム
    とを、入射光と反対側に折り曲げ、少なくとも折り曲げ
    部には充填材保持材がないことを特徴とする太陽電池モ
    ジュール。
  2. 【請求項2】 前記透光フィルムがフッ素樹脂フィルム
    であることを特徴とする請求項1記載の太陽電池モジュ
    ール。
  3. 【請求項3】 前記透光フィルムの伸び率が250%以
    上であることを特徴とする請求項1または2に記載の太
    陽電池モジュール。
  4. 【請求項4】 前記透光フィルムの表面に凹凸を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載
    の太陽電池モジュール。
  5. 【請求項5】 前記補強板が金属あるいは合金であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    太陽電池モジュール。
  6. 【請求項6】 前記太陽電池素子がステンレス基板上に
    形成された非単結晶シリコン半導体であることを特徴と
    する請求項1記載の太陽電池モジュール。
  7. 【請求項7】 前記非単結晶シリコンが非晶質シリコン
    であることを特徴とする請求項6記載の太陽電池モジュ
    ール。
  8. 【請求項8】 前記補強板がステンレス板、鋼板、メッ
    キ鋼板、ガルバリウム鋼板の少なくとも一つであること
    を特徴とする請求項5記載の太陽電池モジュール。
  9. 【請求項9】 前記充填材保持材がガラス不織布あるい
    はポリマー不織布であることを特徴とする請求項1乃至
    8のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
  10. 【請求項10】 前記充填材がエチレン−酢酸ビニル共
    重合体、ポリビニルブチロール、シリコーン樹脂の少な
    くとも一つであることを特徴とする請求項1乃至9のい
    ずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
  11. 【請求項11】 補強板と透光フィルムとの間に太陽電
    池素子と該太陽電池素子上の充填材保持材とを充填材で
    充填した太陽電池モジュールの設置方法であって、該太
    陽電池モジュールの補強板と充填材と透光フィルムと
    を、入射光と反対側に折り曲げ、少なくとも折り曲げ部
    には充填保持材がなく、折り曲げ部を用いて太陽電池モ
    ジュールを固定することを特徴とする太陽電池モジュー
    ルの設置方法。
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