JPH0712885Y2 - ホイールローダのバケットレベラー装置 - Google Patents

ホイールローダのバケットレベラー装置

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JPH0712885Y2
JPH0712885Y2 JP1988025648U JP2564888U JPH0712885Y2 JP H0712885 Y2 JPH0712885 Y2 JP H0712885Y2 JP 1988025648 U JP1988025648 U JP 1988025648U JP 2564888 U JP2564888 U JP 2564888U JP H0712885 Y2 JPH0712885 Y2 JP H0712885Y2
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cylinder
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正則 田口
謙之 大西
秀夫 生尾
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東洋運搬機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、ホイールローダやシヨベルローダ等の車両に
おいて、バケツトが水平であることを確認するための車
両のバケツトレベラー装置に関するものである。
〈従来技術〉 従来の車両のバケツトレベラー装置は、例えば実開昭52
−120401号に示される電磁式のものや、実開昭59−8915
6号に示される電気式のものや、第10図のバケツトの断
面図の如く、バケツト50の背面に側面視三角形のブロツ
ク体51を設け、バケツト50の水平時にブロツク体51の上
面51aが水平となるよう構成されたものや、第11図の平
面図の如く、バケツトを回動させるシリンダ52のロツド
53にレベルバー54が固定され、バケツトの水平時に、レ
ベルバー54とシリンダ本体55の表面に形成される一本の
基線L1,L2が互いに一致するよう構成されたものがあつ
た。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記従来の電磁式や電気式の車両のバケツトレベラー装
置は、いずれも複雑な構造を有しているため、コスト高
となるとともに故障が発生する可能性も高いといつた問
題点がある。
また、第10図に示す車両のバケツトレベラー装置は目視
が困難であり、第11図に示す車両のバケツトレベラー装
置は、シリンダを垂直方向から目視した場合にのみ正確
にバケツトが水平であることを確認でき、他の方向から
目視した場合にはバケツトが水平であることを正確に確
認できないといつた問題点がある。
そこで、本考案は、単純な構造で故障の発生する可能性
を極めて低くでき、斜方から目視しても正確かつ容易に
バケツトが水平であることを確認することができ、安価
な車両のバケツトレベラー装置の提供を目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案による問題点解決手段は、第1図〜第3図の如
く、車両本体8に回動自在に連結されバケツト1を保持
するブーム9と、該ブーム9の回動に伴つて回動し前記
バケツト1を回動させるシリンダ2とを具えたホイール
ローダにおいて、前記シリンダ2のシリンダ本体3とロ
ツド4とのうちの一側に固定され第一基線L1が形成され
たレベルバー5と、前記シリンダ本体3とロツド4との
うちの他側に固定され第二基線L2が形成された基線器6
とが設けられ、前記第一基線L1は、前記ブーム9が上が
つたときに運転席7から目視し易い位置に配された第一
甲基線L1aと、前記ブーム9が下がつたときに運転席7
から目視し易い位置に配された第一乙基線L1bとを有
し、前記第二基線L2は、前記ブーム9が上がつたときに
運転席7から目視し易い位置に配され前記バケツト1の
水平時に前記第一甲基線L1aに一致する第二甲基線L2a
と、前記ブーム9が下がつたときに運転席7から目視し
易い位置に配され前記バケツト1の水平時に前記第一乙
基線L1bに一致する第二乙基線L2bとが有せしめられたも
のである。
〈作用〉 上記問題点解決手段において、ブーム9が上がつてバケ
ツト1が上昇位置にある場合、シリンダ2は垂直に近い
状態となつており、第一甲基線L1aおよび第二甲基線L2a
は運転席7から目視し易い位置にある。
ここで、シリンダ2の伸縮によりバケツト1が回動し、
バケツト1の水平時に第一甲基線L1aと第二甲基線L2aと
が一致するため、これらの位置関係を運転席7から容易
に目視して、バケツト1が水平であるか否かを正確に確
認できる。
また、ブーム9が下がつてバケツト1が地上付近にある
場合、シリンダ2は水平に近い状態となつており、第一
乙基線L1bおよび第二乙基線L2bは運転席7から目視し易
い位置にある。そして、パケツト1の水平時に第一乙基
線L1bと第二乙基線L2bとが一致するため、これらの位置
関係を運転席7から容易に目視して、バケツト1が水平
であるか否かを正確に確認できる。
このように、ブーム9の回動位置にかかわらず、シリン
ダ2に固定されたレベルバー5の第一基線L1および基線
器6の第二基線L2を運転席7から容易に目視することが
できるため、第一基線L1および第二基線L2の位置関係か
らバケツト1が水平であるか否かを正確に確認できる。
そして、本考案に係るホイールローダのバケツトレベラ
ー装置は、その構造を極めて単純にすることができるた
め、故障の発生する可能性を極めて低くでき、コスト的
にも安価なものとなる。
〈実施例〉 以下、本考案の第一実施例を第1図〜第3図に基づいて
説明する。第1図は本考案車両のバケツトレベラー装置
の第一実施例を示す側面図、第2図は同じく拡大側面
図、第3図は同じく基線器の斜視図である。
そして、図示の如く、本考案の車両のバケツトレベラー
装置は、バケツト1を回動させるシリンダ2を具えた車
両Aにおいて、前記シリンダ2のシリンダ本体3とロツ
ド4とのうちのロツド4側に固定され表面に第一基線L1
が形成されるレベルバー5と、前記シリンダ本体3とロ
ツド4とのうちのシリンダ本体3側に固定され表面に第
二基線L2が形成される基線器6とが設けられ、前記第一
基線L1および第二基線L2は前記バケツト1の水平時に一
致するよう構成され、前記第一基線L1および第二基線L2
は少なくともその一致時に運転席(バケツト1を動作さ
せる作業者の着座する席)7から目視可能な位置に配さ
れたものである。
そして、前記車両Aは、第1図の如く一般的なホイール
ローダであり、車両本体8と、該車両本体8の前部に上
下に回動自在に連結されたブーム9と、該ブーム9の先
端に上下に回動自在に連結された前記バケツト1と、前
記ブーム9の中央部に枢支されたベルクランク10と、該
ベルクランク10の下端部と前記バケツト1の上部との間
に介設されたプツシユロツド11とを具え、前記ベルクラ
ンク10の上端部と車両本体8の前部との間に前記バケツ
ト回動用油圧シリンダ2が介設される。そして、前記車
両本体8の中央付近に前記運転席7が設けられる。ま
た、前記シリンダ2は、運転者による操作レバー12の操
作により油圧で伸縮するものである。
第1図中、13は車両本体8とシリンダ2とを回動自在に
連結するピン、14はシリンダ2のロツド4とベルクラン
ク10とを回動自在に連結するピン、15はブーム9とベル
クランク10とを回動自在に連結するピン、16はベルクラ
ンク10とプツシユロツド11とを回動自在に連結するピ
ン、17はバケツト1とプツシユロツド11とを回動自在に
連結するピン、18はバケツト1とブーム9とを回動自在
に連結するピン、19は車両本体8とブーム9とを回動自
在に連結するピンである。
前記レベルバー5は、第2図の如く、一端がシリンダ2
のロツド4の上側側面にロツド4の伸縮方向と平行に固
定されるパイプ状のものであり、その長さはシリンダ2
のストローク長より長くされる。
前記基線器6は、第3図の如く、シリンダ本体3の上側
側面に固定されるブロツク状のものであり、その中央部
には前記レベルバー5の断面と同形の孔6aが形成され、
該孔6aの上部に切開部6bが形成されており、前記孔6aに
レベルバー5が摺動可能に内嵌する。
そして、前記第二基線L2は、シリンダ2が垂直に近い場
合に第二基線L2として機能する第二甲基線L2aと、シリ
ンダ2が水平に近い場合に第二基線L2として機能する第
二乙基線L2bとから成る。そして、前記第二甲基線L2a
は、基線器6の上面を車両Aの他の場所と異なる色に塗
色して形成される。このとき、通常、車両Aは黄色であ
るため、第二基線L2は赤色や白色、またはこれらを組み
合わせた色を用いて形成するとよい。また、前記第二乙
基線L2bは、基線器6の運転席側側面6cの切開部6bに近
い部分に同様の塗色を施して形成される。
また、前記第一基線L1は、シリンダ2が垂直に近い場合
に第一基線L1として機能する第一甲基線L1aと、シリン
ダ2が水平に近い場合に第一基線L1として機能する第一
乙基線L1bとから成る。そして、前記第一甲基線L1aは、
バケツト1の水平時に基線器6の切開部6bと一致する位
置のレベルバー5の上面に第二甲基線L2aと同様の塗色
を行なつて長方形の面状に形成される。また、前記第一
乙基線L1bは、前記第一甲基線L1aの運転席7側一辺に強
調した塗色を施して構成される。
第2図中、20のレベルバー5を固定するためのブロツ
ク、21は該ブロツク20とレベルバー5とをロツド4に固
定するボルトである。また、B1はシリンダ2がほぼ垂直
の場合における運転者の視線であり、B2はシリンダ2が
ほぼ水平である場合における運転者の視線である。
上記構成において、シリンダ2が短縮すると、この動き
はベルクランク10とプツシユロツド11を介してバケツト
1に伝達され、該バケツト1を前傾させ、また、シリン
ダ2が伸長すると、同様にバケツト1を後傾させる。す
なわち、シリンダ2の長さとバケツト1の傾斜角とは一
定の関係にあり、シリンダ2がある長さの場合には常に
バケツト1は水平となり、他の長さの場合にはバケツト
1は水平とはならない。
そして、ブーム9が上がつておりバケツト1が上昇位置
にある場合、シリンダ2はほぼ垂直となり、第一甲基線
L1aが第一基線L1として機能し、第二甲基線L2aが第二基
線L2として機能する。すなわち、シリンダ2が垂直に近
い場合、運転者の視線はB1方向となり、第一甲基線L1a
および第二甲基線L2aが運転席7から目視し易い位置に
あるため、これらを基線とすると、バケツト1が水平で
あることを容易かつ正確に確認することができる。
また、ブーム9が下がつておりバケツト1が地上付近に
ある場合、シリンダ2はほぼ水平となり、第一乙基線L1
bが第一基線L1として機能し、第二乙基線L2bが第二基線
L2として機能する。すなわち、シリンダ2が水平に近い
場合、運転者の視線はB2方向となり、第一乙基線L1bお
よび第二乙基線L2bが運転席7から目視し易い位置にあ
るため、これらを基線とすると、バケツト1が水平であ
ることを容易かつ正確に確認することができる。
このとき、レベルバー5はシリンダ2のストローク長よ
り長く形成されているため、レベルバー5が基線器6か
ら抜けることはない。また、レベルバー5の一端はロツ
ド4に固定され、他端側は基線器6に保持されているた
め、レベルバー5は外部からの衝撃に対し安定であり、
破損し難い。さらに、構造が極めて単純であるため、故
障が発生し難く、コスト的にも安価なものとなる。
次に、本考案の第二実施例を第4図〜第6図に基づいて
説明する。第4図は本考案車両のバケツトレベラー装置
の第二実施例を示す側面図、第5図(a)は同じくバケ
ツトが地上付近にありかつ水平である場合の第一基線お
よび第二基線の状態を示す図、第5図(b)は同じくバ
ケツトが地上付近にありかつわずかに後傾した場合の第
一基線および第二基線の状態を示す図、第5図(c)は
同じくバケツトが地上付近にありかつわずかに前傾した
場合の第一基線および第二基線の状態を示す図、第6図
(a)は同じくバケツトが上昇位置にありかつ水平であ
る場合の第一基線および第二基線の状態を示す図、第6
図(b)は同じくバケツトが上昇位置にありかつわずか
に後傾した場合の第一基線および第二基線の状態を示す
図、第6図(c)は同じくバケツトが上昇位置にありか
つわずかに前傾した場合の第一基線および第二基線の状
態を示す図である。
本実施例において、第4図の如く、基線器6はシリンダ
本体3の側面に立設される直方体状のものであり、バケ
ツト1が地上付近にありシリンダ2が水平に近い場合に
第二基線L2として機能する第二乙基線L2bは、基線器6
の運転席7側の側面に形成される水平な直線により構成
される。また、バケツト1が地上付近にある場合に第一
基線L1として機能する第一乙基線L1bは、レベルバー5
の運転席7側の端面中央に形成される水平な直線により
構成される。
また、バケツト1が上昇位置にありシリンダ2が垂直に
近い場合に第一基線L1として機能する第一甲基線L1a
は、レベルバー5の端面により構成され、シリンダ2が
垂直に近い場合に第二基線L2として機能する第二甲基線
L2aは、基線器6の上面の下側一辺により構成される。
そして、レベルバー5の長さは、バケツト1が水平の場
合に、該レベルバー5の端面である第一甲基線L1aと、
基線器6の運転席7側の側面である第二甲基線L2aとが
一致するよう調整される。
他の構成は第一実施例と同様であり、同一機能部品には
同一番号を付した。
上記構成において、ブーム9が下がつておりバケツト1
が地上付近にある場合、シリンダ2はほぼ水平であり、
第一乙基線L1bが第一基線L1として機能し、第二乙基線L
2bが第二基線L2として機能する。すなわち、バケツト1
が地上付近にある場合、運転者の視線はB2方向となり、
第一乙基線L1bおよび第二乙基線L2bが目視し易い位置と
なるため、これらを基線とすると、バケツト1が水平で
あることを容易かつ正確に確認することができる。
このとき、バケツト1が水平であると、第5図(a)の
如く、第一基線L1である第一乙基線L1bと第二基線L2で
ある第二乙基線L2bとは一致する。また、バケツト1が
後傾しているとき、第5図(b)の如く、第一基線L1は
第二基線L2より上側に移動して両者は一致せず、また、
バケツト1が前傾しているとき、第5図(c)の如く、
第一基線L1は第二基線L2より下側に移動して両者は一致
しない。
また、ブーム9が上昇し、バケツト1が上昇位置にある
場合、シリンダ2はほぼ垂直であり、第一甲基線L1aが
第一基線L1として機能し、第二甲基線L2が第二基線L2と
して機能する。すなわち、バケツト1が上昇位置にある
場合、運転者の視線はB1方向となり、第一甲基線L1aお
よび第二甲基線L2aが目視し易い位置となるため、これ
らを基線とすると、バケツト1が水平であることを容易
かつ正確に確認することができる。
このとき、バケツト1が水平であると、第6図(a)の
如く、第一基線L1である第一甲基線L1aと第二基線L2で
ある第二甲基線L2aとは一致する。また、バケツト1が
後傾しているとき、第6図(b)の如く、第一基線L1は
第二基線L2より上側に移動して両者は一致せず、また、
バケツト1が前傾しているとき、第6図(c)の如く、
第一基線L1は第二基線L2より下側に移動して両者は一致
しない。すなわち、バケツト1が上昇位置にありシリン
ダ2が直立している場合においてもバケツト1が水平で
あることを容易に目視確認できる。
次に、本考案の第三実施例を第7図〜第9図に基づいて
説明する。第7図は本考案車両のバケツトレベラー装置
の第三実施例を示す斜視図、第8図(a)は同じくレベ
ルバーの斜視図、第8図(b)は同じく基線器の斜視
図、第9図(a)は同じくバケツトが前傾している場合
の側面図、第9図(b)は同じくバケツトが後傾してい
る場合の側面図、第9図(c)は同じくバケツトが水平
である場合の側面図である。
本実施例において、車両Aはシヨベルローダであり、バ
ケツト1の回動に平行リンク機構が用いられている。
そして、レベルバー5は、第8図(a)の如く、レベル
バー本体22と、該レベルバー本体22の下部にピン23によ
り回動自在に取付けられるレベルバー保持板24とから成
る。そして、該保持板24は、第7図の如く、ロツド4と
バケツト1とを回動自在に連結するピン25のキープレー
ト26を固定するボルト27を利用して固定される。28はレ
ベルバー本体22の先端を保護するゴムキヤツプである。
また、基線器6は、第8図(b)の如く、その内径がレ
ベルバー本体22の外径より若干大きい二個のリング29,3
0と、該リング29,30を対向させて連結固定する連結板31
と、該連結板31に固定される基線器保持板32とから成
る。そして、該保持板32は、第7図の如く、シリンダ本
体3に油圧パイプ33を固定する鋼管クリツプバンド34の
締結用ボルト35を利用して固定される。
そして、レベルバー本体22は各リング29,30を貫通して
おり、上リング29の上面が第二基線L2とされる。また、
バケツト1が水平の場合に上リング29と一致する位置22
aのレベルバー本体22の表面は赤色に塗装され、その前
後位置22b,22cは白色に塗装され、他所(黄色)と明確
に区別され、第一基線L1とされる。
第9図中、36はバケツト1の回動軸である。
他の構成は第一実施例と同様であり、同一機能部品には
同一番号を付した。
上記構成において、第9図(a),(b),(c)の如
く、バケツト1のシリンダストロークlと傾斜角θとは
常に一定の関係にあり、バケツト1が水平のとき、シリ
ンダストロークlは常にある長さl0となる。
そして、レベルバー5は、シリンダ2の伸縮に伴いロツ
ド4と一体に上下し、基線器6はシリンダ本体3に固定
されているため、第一基線L1はバケツト1の上下動に伴
い上下する。このとき、第一基線L1は、バケツト1が水
平のときに第二基線L2である上リング29と一致する位置
に形成されているため、運転者がその動きを目視しなが
ら第一基線L1と第二基線L2とを一致させることにより、
バケツト1は水平となる。
また、シリンダ2の伸縮に伴ない、その角度が変わり運
転者の目視方向が変更された場合においても、本実施例
による車両のバケツトレベラー装置では、第一基線L1が
第二基線L2を貫通している構造であるため、その一致を
容易に確認することができる。
そして、本実施例による車両のバケツトレベラー装置
は、車両に従来から存在しているボルトのみを利用して
取付けることができ、車両自体に新たな加工を施す必要
がないため、従来の機種にも容易に取付けることがで
き、バケツトレベラー装置単体で販売することも可能と
なる。
なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではな
く、本考案の範囲内で上記実施例に多くの修正および変
更を加え得ることは勿論である。
例えば、基線器6をロツド4側に取付け、レベルバー5
をシリンダ本体3側に取付けてもよい。また、レベルバ
ー5を板状等の他の形状に形成したり、基線器6を棒状
等の他の形状に形成してもよい。
〈考案の効果〉 以上の説明から明らかな通り、本考案によると、ブーム
の回動に伴なつて回動するシリンダに第一基線が形成さ
れたレベルバーおよび第二基線が形成された基線器が固
定され、ブームが上がつたときに第一甲基線および第二
甲基線が運転席から目視し易い位置にあり、ブームが下
がつたときに第一乙基線および第二乙基線が運転席から
目視し易い位置にあり、バケツトの水平時にこれらが一
致するため、ブームの回動位置にかかわらず、ブームに
保持されたバケツトが水平であるか否かを運転席から容
易かつ正確に目視確認できる。
しかも、その構造を極めて単純にすることができるた
め、故障の発生する可能性を極めて低くでき、コスト的
にも安価なものとなるといつた優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案車両のバケツトレベラー装置の第一実施
例を示す側面図、第2図は同じく拡大側面図、第3図は
同じく基線器の斜視図、第4図は本考案車両のバケツト
レベラー装置の第二実施例を示す側面図、第5図(a)
は同じくバケツトが地上付近にありかつ水平である場合
の第一基線および第二基線の状態を示す図、第5図
(b)は同じくバケツトが地上付近にありかつわずかに
後傾した場合の第一基線および第二基線の状態を示す
図、第5図(c)は同じくバケツトが地上付近にありか
つわずかに前傾した場合の第一基線および第二基線の状
態を示す図、第6図(a)は同じくバケツトが上昇位置
にありかつ水平である場合の第一基線および第二基線の
状態を示す図、第6図(b)は同じくバケツトが上昇位
置にありかつわずかに後傾した場合の第一基線および第
二基線の状態を示す図、第6図(c)は同じくバケツト
が上昇位置にありかつわずかに前傾した場合の第一基線
および第二基線の状態を示す図、第7図は本考案車両の
バケツトレベラー装置の第三実施例を示す斜視図、第8
図(a)は同じくレベルバーの斜視図、第8図(b)は
同じく基線器の斜視図、第9図(a)は同じくバケツト
が前傾している場合の側面図、第9図(b)は同じくバ
ケツトが後傾している場合の側面図、第9図(c)は同
じくバケツトが水平である場合の側面図、第10図および
第11図は従来の車両のバケツトレベラー装置を示す側面
図である。 1:バケツト、2:シリンダ、3:シリンダ本体、4:ロツド、
5:レベルバー、6:基線器、7:運転席、8:車両本体、9:ブ
ーム、10:ベルクランク、11:プツシユロツド、12:操作
レバー、A:車両、L1:第一基線、L2:第二基線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両本体に回動自在に連結されバケツトを
    保持するブームと、該ブームの回動に伴って回動し前記
    バケツトを回動させるシリンダとを具えたホイールロー
    ダにおいて、前記シリンダのシリンダ本体とロツドとの
    うちの一側に固定され第一基線が形成されたレベルバー
    と、前記シリンダ本体とロツドとのうちの他側に固定さ
    れ第二基線が形成された基線器とが設けられ、前記第一
    基線は、前記ブームが上がつたときに運転席から目視し
    易い位置に配された第一甲基線と、前記ブームが下がつ
    たときに運転席から目視し易い位置に配された第一乙基
    線とを有し、前記第二基線は、前記ブームが上がつたと
    きに運転席から目視し易い位置に配され前記バケツトの
    水平時に前記第一甲基線に一致する第二甲基線と、前記
    ブームが下がつたときに運転席から目視し易い位置に配
    され前記バケツトの水平時に前記第一乙基線に一致する
    第二乙基線とが有せしめられたことを特徴とするホイー
    ルローダのバケツトレベラー装置。
JP1988025648U 1988-02-26 1988-02-26 ホイールローダのバケットレベラー装置 Expired - Lifetime JPH0712885Y2 (ja)

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JP1988025648U Expired - Lifetime JPH0712885Y2 (ja) 1988-02-26 1988-02-26 ホイールローダのバケットレベラー装置

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JPS5821806U (ja) * 1981-08-05 1983-02-10 株式会社新潟鐵工所 クロ−ラ式ロ−ドスタビライザの作業深さ調整装置
JPS5957896A (ja) * 1982-09-28 1984-04-03 法邑 金松 フオ−クリフト車に於けるフオ−ク水平確認計
JPS6168156U (ja) * 1984-10-11 1986-05-10

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JPH01132902U (ja) 1989-09-11

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