JPH07128780A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料

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JPH07128780A
JPH07128780A JP29905993A JP29905993A JPH07128780A JP H07128780 A JPH07128780 A JP H07128780A JP 29905993 A JP29905993 A JP 29905993A JP 29905993 A JP29905993 A JP 29905993A JP H07128780 A JPH07128780 A JP H07128780A
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JP
Japan
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silver halide
general formula
halide emulsion
layer
sensitive
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Application number
JP29905993A
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English (en)
Inventor
Yoichi Suga
陽一 須賀
Junji Nishigaki
純爾 西垣
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 色再現性および撮影後の保存性を改良された
ハロゲン化銀カラー感光材料を提供する。 【構成】 支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感
性ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀乳剤層を
有し、すべての前記赤感性ハロゲン化銀乳剤層が500
nmないし600nmの範囲で他の層より受ける重層効
果の大きさの分布の重心波長(λ-R)が500nm<λ
-R<560nmであり、かつ、少なくとも1つの前記緑
感性ハロゲン化銀乳剤層の分光感度分布の重心感度波長
(λG )とλ-Rとの差がλG −λ-R≧10nmである感
光材料において、前記赤感性ハロゲン化銀乳剤層に50
0ないし600nmの範囲で重層効果を及ぼす少なくと
も1つの感光性層に下記一般式(I)で表わされる化合
物の少なくとも1種と下記一般式(II)で表わされる化
合物の少なくとも1種により分光増感されたハロゲン化
銀乳剤を含有する。 一般式(I) 一般式(II)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真感光材
料に関するものである。更に詳しくは、色再現性に優
れ、かつ、撮影後の保存性の改良されたハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、カラー写真感光材料におい
て、色再現性を改善するための手段として層間抑制効果
を利用することが知られている。カラーネガ感材の例で
いえば、緑感性ハロゲン化銀乳剤層(以下、緑感層とも
いう)から赤感性ハロゲン化銀乳剤層(以下、赤感層と
もいう)へ現像抑制効果を与えることにより、白色露光
における赤感層の発色を赤露光した場合のそれよりも抑
えることができる。カラーネガペーパーの系は、白色光
で露光した場合にカラープリント上でグレーに再現され
るように階調がバランスされている。このため、重層効
果(インターレイヤー効果;層間効果とも言う)は赤露
光した際にグレー露光の場合よりもより高濃度のシアン
発色を与える。この結果、プリント上でシアン発色の抑
えられた、より飽和度の高い赤の再現を与えることが可
能になる。同様に、赤感層から緑感層への現像抑制効果
は、飽和度の高い緑の再現を与える。
【0003】これらの方法を用いて赤,緑,青の原色の
彩度を上げると黄色〜シアンがかった緑の色相が忠実で
なくなるという欠点があり、この対策として特開昭61
−34541号に記載の技術が提案された。この技術は
支持体上に各々少なくとも1層のイエローカラーカプラ
ーを含有する青感性ハロゲン化銀乳剤層(以下、青感層
ともいう)、マゼンタカラーカプラーを含有する緑感性
ハロゲン化銀乳剤層、シアンカラーカプラーを含有する
赤感性ハロゲン化銀乳剤層を有するカラー感光材料にお
いて、該緑感性ハロゲン化銀乳剤層の分光感度分布の重
心波長(λG )が520nm<λG ≦580nmであ
り、かつすべての前記シアンカプラーを含有するする赤
感性ハロゲン化銀乳剤層が500nmから600nmの
範囲で他のハロゲン化銀乳剤層より受ける重層効果の大
きさの分光感度分布の重心波長(λ-R)が500nm<
λ-R≦560nmであり、かつ、λG −λ-R≦10nm
であることを特徴とするハロゲン化銀カラー感光材料に
より、鮮やかで、かつ忠実な色再現を達成しようとする
ものである。ここで、赤感性ハロゲン化銀乳剤層が50
0nmから600nmの範囲で他のハロゲン化銀乳剤層
層から受ける重層効果の大きさの波長分布の重心波長λ
-Rは、次のようにして求められる。
【0004】(1)まず、600nm以上の波長でシア
ン発色する赤感層が感光し、他の層が感光されないよう
に特定の波長以上を透過する赤色フィルターまたは特定
の波長のみを透過する干渉フィルターを用いて均一な露
光を与えてシアン発色する赤感層を適当な値に一様にか
ぶらせる。
【0005】(2)次にスペクトル露光を与えると、青
感性、緑感層から前述のかぶされた赤感層乳剤に現像抑
制の重層効果が働き、反転像を与える。(図1A参照) (3)この反転像により、反転感材としての分光感度分
布S-R(λ)を求める。(特定の波長λに対するS
-R(λ)は、図1A中に示すa点より相対点に求められ
る。) (4)数1に示す式(1)で重層効果の重心波長
(λ-R)を計算する。
【0006】
【数1】 G (λ)は緑感層の分光感度分布曲線であり、特定の
波長λにおけるSG (λ)は図1B中に示すb点より相
対値が求められる。
【0007】特開昭61−34541号には、上記重層
効果を得るために赤感層に対する重層効果のドナー層を
設置した感光材料が示されている。この層に用いられて
いる増感色素は、緑感色性層の中の短波側を受け持つよ
うに設計されているが、ハロゲン化銀粒子への吸着が十
分には強くないために、高温多湿の条件で感光材料が保
存されると増感色素の脱着が起こり、満足な色再現性を
得られないことが明らかとなった。
【0008】また、2−キノリン骨格を含むモノメチン
シアニンは分光感度の極大値を520nm〜545nm
に有するが、単独使用では感度が低いためベンゾイミダ
ゾロカルボシアニンやオキサカルボシアニン等と併用し
て用いられる(特公昭56−24939号、同56−3
8936号、同56−38940号、英国特許第1,2
19,016号など)。しかしこれらの併用法では分光
感度領域が長波にシフトしてしまうために良好な色再現
性を得ることはできない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、色再
現性に優れ、かつ、撮影後の保存性の改良されたハロゲ
ン化銀カラー写真感光材料を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、 (1)支持体上にそれぞれ少なくとも1層のイエローカ
プラーを含有する青感性ハロゲン化銀乳剤層、マゼンタ
カプラーを含有する緑感性ハロゲン化銀乳剤層及びシア
ンカプラーを含有する赤感性ハロゲン化銀乳剤層を有
し、すべての前記赤感性ハロゲン化銀乳剤層が500n
mないし600nmの範囲で他のハロゲン化銀乳剤層よ
り受ける重層効果の大きさの分光感度分布の重心波長
(λ-R)が500nm<λ-R<560nmであり、か
つ、少なくとも1つの前記緑感性ハロゲン化銀乳剤層の
分光感度分布の重心波長(λG )とλ-Rとの差がλG
λ-R≧10nmであるハロゲン化銀カラー写真感光材料
において、前記赤感性ハロゲン化銀乳剤層に500nm
ないし600nmの範囲で重層効果を及ぼす少なくとも
1つのハロゲン化銀乳剤層に一般式(I)で表わされる
化合物の少なくとも1種と一般式(II)で表わされる化
合物の少なくとも1種により分光増感されたハロゲン化
銀乳剤を含有することを特徴とするハロゲン化銀カラー
写真感光材料。
【0011】(2)一般式(I)で表わされる化合物の
少なくとも1種と一般式(II)で示され、かつ、酸化電
位0.6〜1.0V(vs SCE)である化合物の少
なくとも1種により分光増感されたハロゲン化銀乳剤を
含有する上記(1)記載のハロゲン化銀カラー写真感光
材料。
【0012】(3)一般式(I)で表わされる化合物の
少なくとも1種と、一般式(III)で表わされる化合物の
少なくとも1種と、一般式(II)で示され、かつ、酸化
電位0.6V(vs SCE)以上である化合物の少な
くとも1種により分光増感されたハロゲン化銀乳剤を含
有する上記(1)記載のハロゲン化銀カラー写真感光材
料。 によって達成される。
【0013】以下に本発明について更に詳細に述べる。
【0014】カラー写真感光材料において、色再現性を
改善するための手段として層間抑制効果を利用すること
が知られている。特開昭61−34541号では、緑感
性ハロゲン化銀乳剤層の分光感度分布の重心感度波長
(λG )が520nm<λG ≦580nmであり、か
つ、赤感性ハロゲン化銀乳剤層が500nmから600
nmの範囲で他のハロゲン化銀乳剤層より受ける重層効
果の大きさの分光感度分布の重心波長(λ-R)が500
nm<λ-R<560nmであり、かつ、λG −λ-R≦1
0nmであることを特徴とするハロゲン化銀カラー写真
材料により、忠実な色再現を達成しようとしている。こ
こでは、従来緑感性層の全波長域から赤感性層へ層間効
果をきかせていたのに対し、緑感性層の短波側からのみ
赤感性層へ層間効果をきかせる様教えている。この緑感
性層の短波側に分光吸収をもつ増感色素は、当業界で一
般に用いられているオキサカルボシアニン色素は、J会
合体を形成することにより、吸収が高くまたハロゲン化
銀への吸着が強化されている。このJ会合体の吸収を従
来の緑感性層用に用いていた色素よりも15〜30nm
短波にすることは困難であり、J会合体を作りにくい構
造修飾によって、短波化をせざるを得なかった。J会合
体をくずすことによりハロゲン化銀への吸着が弱くな
り、吸着を強化するための施策が必要であった。これに
より、圧力耐性、保存性を悪化させていた。そこで、J
会合体を形成し、かつ、分光吸収が従来の緑感性用色素
よりも15〜30nm短波である増感色素を探索したと
ころ、一般式(I)で示されるような2−キノリンモノ
メチン系の増感色素があることがわかった。しかし、こ
の増感色素は、LUMOが低いために、相対量子収率
(φr )が低く、所望の感度を得ることができなかっ
た。このようにLUMOが低い増感色素に対して、ある
種の化合物を混合することにより、φr を上げることが
できることが知られており、その機構は、正孔捕獲型を
励起子捕獲型に代表されるものである。一般式(I)で
表わされる増感色素のEoxよりも卑なEoxを持つ化合物
を添加したところ、φr が上がることが確認された。
【0015】一方、感度の上昇について調べたところ、
φr の上がり分から予想される感度上昇の約2倍の感度
アップがあることがわかった。この結果は、全く予期せ
ざる結果であり、詳細に調べたところ、一般式(I)で
表わされる増感色素のJ吸収が、一般式(II)で表わさ
れる化合物を微量混合させることにより、約45%上昇
していることがわかった。
【0016】さらに、特開昭61−34541号に示さ
れた感光材料は撮影後、現像までの間に重層効果ドナー
層の写真感度の変化(感度上昇)が見られることがあっ
た。これについて詳細に調べたところ、重層効果ドナー
層のように現像抑制剤又はその前駆体を放出する化合物
を多量に含有する場合に、撮影後の感光材料の保存中に
感度上昇が大きいことが、明らかとなった。本発明の2
−キノシアニン色素で代表される一般式(I)で表わさ
れる化合物及びスチリルベース化合物で代表される一般
式(II)で表わされる化合物を導入することにより、こ
の感度上昇が抑制され、撮影後の感材保存中における写
真性変化が少なくなった。
【0017】まず、一般式(I)で表わされる化合物に
ついて詳細に説明する。
【0018】式(I)において、Z11はベンゼン環を形
成するのに必要な原子群を表わし、これらの原子群の少
なくとも1つの原子はアルキル基、アルコキシ基又はア
リールオキシ基で置換されていてもよく、好ましくはZ
11により形成されたベンゼン環の6位がアルキル基によ
り置換されたものである。ここでZ11が置換されるアル
キル基は、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イ
ソプロピル、t−ブチル、n−ブチル、n−オクチル、
n−デシル、n−ヘキサデシル、シクロペンチル、シク
ロヘキシルであり、好ましくはメチル、エチルである。
【0019】アルコキシ基は、例えば、メトキシ、エト
キシ、プロポキシ、メチレンジオキシであり、好ましく
はメトキシである。
【0020】アリールオキシ基は、例えば、フェノキ
シ、4−メチルフェノキシ、4−クロロフェノキシであ
り、好ましくはフェノキシである。
【0021】Z12はベンゾチアゾール核又はベンゾセレ
ナゾール核を形成するのに必要な原子群を表わし、これ
らは置換基を有していてもよい。Z12は好ましくは5位
にハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アルキル
チオ基又はアリール基の置換されたベンゾチアゾール核
を表わす。ここでベンゾチアゾール核が置換されるハロ
ゲン原子は、例えば、弗素原子、塩素原子、臭素原子、
沃素原子等であり、好ましくは臭素原子および塩素原子
である。
【0022】アルキル基は置換基を有していてもよく、
例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、t−ブチル、n−ブチル、n−オクチル、n−デシ
ル、n−ヘキサデシル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、トリフルオロメチル、ヒドロキシエチルであり、好
ましくはトリフルオロメチルである。
【0023】アルコキシ基は、例えば、メトキシ、エト
キシ、プロポキシ、メチレンジオキシであり、好ましく
はメトキシである。
【0024】アルキルチオ基は、例えば、メチルチオ、
エチルチオ、プロピルチオであり、好ましくはメチルチ
オである。
【0025】アリール基は、例えば、フェニル、ペンタ
フルオロフェニル、4−クロロフェニル、3−スルホフ
ェニル、4−メチルフェニルを表わし、好ましくはフェ
ニルである。
【0026】一般式(I)中、R11およびR12は、炭素
数18以下の無置換アルキル基(例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、ブチル、ペンチル、オクチル、デシル、
ドデシル、オクタデシル)または置換アルキル基{置換
基として、例えば、カルボキシ基、スルホ基、シアノ
基、ハロゲン原子(例えば、弗素、塩素、臭素であ
る。)、ヒドロキシ基、炭素数8以下のアルコキシカル
ボニル基(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカル
ボニル、ベンジルオキシカルボニル)、炭素数8以下の
アルカンスルホニルアミノカルボニル基、炭素数8以下
のアシルアミノスルホニル基、炭素数8以下のアルコキ
シ基(例えば、メトキシ、エトキシ、ベンジルオキシ、
フェネチルオキシ)、炭素数8以下のアルキルチオ基
(例えば、メチルチオ、エチルチオ、メチルチオエチル
チオエチル)、炭素数20以下のアリールオキシ基(例
えば、フェノキシ、p−トリルオキシ、1−ナフトキ
シ、2−ナフトキシ)、炭素数3以下のアシルオキシ基
(例えば、アセチルオキシ、プロピオニルオキシ)、炭
素数8以下のアシル基(例えば、アセチル、プロピオニ
ル、ベンゾイル)、カルバモイル基(例えば、カルバモ
イル、N,N−ジメチルカルバモイル、モルホリノカル
ボニル、ピペリジノカルボニル)、スルファモイル基
(例えば、スルファモイル、N,N−ジメチルスルファ
モイル、モルホリノスルホニル、ピペリジノスルホニ
ル)、炭素数20以下のアリール基(例えば、フェニ
ル、4−クロルフェニル、4−メチルフェニル、α−ナ
フチル)で置換された炭素数18以下のアルキル基}が
挙げられる。
【0027】好ましくは無置換アルキル基(例えば、メ
チル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチ
ルおよびn−ヘキシル)、カルボキシアルキル基(例え
ば2−カルボキシエチル、カルボキシメチル)、スルホ
アルキル基(例えば、2−スルホエチル、3−スルホプ
ロピル、4−スルホブチルおよび3−スルホブチル)で
ある。
【0028】R11およびR12で表わされるアルキル基と
して、より好ましいものはスルホエチル、スルホプロピ
ル、スルホブチル、カルボキシメチル、カルボキシエチ
ルである。
【0029】一般式(I)中、X11は電荷均衡対イオン
を表わす。分子内で電荷を相殺するイオンは、アニオン
あるいはカチオンから選択される。アニオンは、例え
ば、無機又は有機の酸アニオン(例えば、p−トルエン
スルホナート、p−ニトロベンゼンスルホナート、メタ
ンスルホナート、メチルスルファート、エチルスルファ
ート、パークロラート)、ハロゲンイオン(例えば、ク
ロリド、ブロミド、ヨージド)を表わす。カチオンは無
機および有機のものを含み、具体的には、例えば、水素
イオン、アルカリ金属イオン(例えば、リチウム、ナト
リウム、カリウム、セシウム等の各イオン)、アルカリ
土類金属イオン(例えば、マグネシウム、カルシウム、
ストロンチウムのような各イオン)、アンモニウムイオ
ン、有機アンモニウム、トリエタノールアンモニウム、
ピリジニウムのような各イオン)が挙げられる。
【0030】mは0又は1を表わし、分子内塩を形成す
る場合にはmは0である。
【0031】次に、一般式(II)で表わされる化合物に
ついて更に詳細に述べる。
【0032】Z41によって形成される核としては、チア
ゾール核{チアゾール核(例えばチアゾール、4−メチ
ルチアゾール、4−フェニルチアゾール、4,5−ジメ
チルチアゾール、4,5−ジフェニルチアゾール)、
3,4−ジヒドロナフト[4,5−a]チアゾール)、
ベンゾチアゾール核(例えば、ベンゾチアゾール、4−
クロロベンゾチアゾール、5−クロロベンゾチアゾー
ル、6−クロロベンゾチアゾール、5−ニトロベンゾチ
アゾール、4−メチルベンゾチアゾール、5−メチルベ
ンゾチアゾール、6−メチルベンゾチアゾール、5−ブ
ロモベンゾチアゾール、6−ブロモベンゾチアゾール、
5−ヨードベンゾチアゾール、5−フェニルベンゾチア
ゾール、5−メトキシベンゾチアゾール、6−メトキシ
ベンゾチアゾール、5−エトキシベンゾチアゾール、5
−エトキシカルボニルベンゾチアゾール、5−フェノキ
シベンゾチアゾール、5−カルボキシベンゾチアゾー
ル、5−アセチルベンゾチアゾール、5−アセトキシベ
ンゾチアゾール、5−フェネチルベンゾチアゾール、5
−フルオルベンゾチアゾール、5−トルフルオロメチル
ベンゾチアゾール、5−クロロ−6−メチルベンゾチア
ゾール、5,6−ジメチルベンゾチアゾール、5,6−
ジメトキシベンゾチアゾール、5,6−メチレンジオキ
シベンゾチアゾール、5−ヒドロキシ−6−メチルベン
ゾチアゾール、テトラヒドロキシベンゾチアゾール、4
−フェニルベンゾチアゾール、5,6−ビスメチルチオ
ベンゾチアゾール)、ナフトチアゾール核(例えば、ナ
フト[2,1−d]チアゾール、ナフト[1,2−d]
チアゾール、ナフト[2,3−d]チアゾール、5−メ
トキシナフト[1,2−d]チアゾール、7−エトキシ
ナフト[2,1−d]チアゾール、8−メトキシナフト
[2,1−d]チアゾール、5−メトキシナフト[2,
3−d]チアゾール)、8−メチルチオナフト[2,1
−d]チアゾール}、チアゾリン核(例えば、チアゾリ
ン、4−メチルチアゾリン、4−ニトロチアゾリン)、
オキサゾール核{オキサゾール核(例えば、オキサゾー
ル、4−メチルオキサゾール、4−ニトロオキサゾー
ル、5−メチルオキサゾール、4−フェニルオキサゾー
ル、4,5−ジフェニルオキサゾール、4−エチルオキ
サゾール)ベンゾオキサゾール核(例えば、ベンゾオキ
サゾール、5−クロロベンゾオキサゾール、5−メチル
ベンゾオキサゾール、5−ブロモベンゾオキサゾール、
5−フルオロベンゾオキサゾール、5−フェニルベンゾ
オキサゾール、5−メトキシベンゾオキサゾール、5−
ニトロベンゾオキサゾール、5−トリフルオロメチルベ
ンゾオキサゾール、5−ヒドロキシベンゾオキサゾー
ル、5−カルボキシベンゾオキサゾール、6−メチルベ
ンゾオキサゾール、6−クロロベンゾオキサゾール、6
−ニトロベンゾオキサゾール、6−メトキシベンゾオキ
サゾール、6−ヒドロキシベンゾオキサゾール、5,6
−ジメチルベンゾオキサゾール、4,6−ジメチルベン
ゾチアゾール、5−エトキシベンゾオキサゾール、5−
アセチルベンゾオキサゾール)、ナフトオキサゾール核
(例えば、ナフト[2,1−d]オキサゾール、ナフト
[1,2−d]オキサゾール、ナフト[2,3−d]オ
キサゾール、5−ニトロナフト[2,1−d]オキサゾ
ール)}、オキサゾリン核(例えば、4,4−ジメチル
オキサゾリン)、セレナゾール核{セレナゾール核(例
えば、4−メチルセレナゾール、4−ニトロセレナゾー
ル、4−フェニルセレナゾール)、ベンゾセレナゾール
核(例えば、ベンゾセレナゾール、5−クロロベンゾセ
レナゾール、5−ニトロベンゾセレナゾール、5−メト
キシベンゾセレナゾール、5−ヒドロキシベンゾセレナ
ゾール、6−ニトロベンゾセレナゾール、5−クロロ−
6−ニトロベンゾセレナゾール、5,6−ジメチルベン
ゾセレナゾール)、ナフトセレナゾール核(例えば、ナ
フト[2,1−d]セレナゾール、ナフト[1,2−
d]セレナゾール)}、セレナゾリン核(例えば、セレ
ナゾリン、4−メチルセレナゾリン)、テルラゾール核
{テルラゾール核(例えば、テルラゾール、4−メチル
テルラゾール、4−フェニルテルラゾール)、ベンゾテ
ルラゾール核(例えば、ベンゾテルラゾール、5−クロ
ロベンゾテルラゾール、5−メチルベンゾテルラゾー
ル、5,6−ジメチルベンゾテルラゾール、6−メトキ
シベンゾテルラゾール)、ナフトテルラゾール核(例え
ば、ナフト[2,1−d]テルラゾール、ナフト[1,
2−d]テルラゾール)}、テルラゾリン核(例えば、
テルラゾリン、4−メチルテルラゾリン)、3,3−ジ
アルキルインドレニン核(例えば、3,3−ジメチルイ
ンドレニン、3,3−ジエチルインドレニン、3,3−
ジメチル−5−シアノインドレニン、3,3−ジメチル
−6−ニトロインドレニン、3,3−ジメチル−5−ニ
トロインドレニン、3,3−ジメチル−5−メトキシイ
ンドレニン、3,3,5−トリメチルインドレニン、
3,3−ジメチル−5−クロロインドレニン)、イミダ
ゾール核{イミダゾール核(例えば、1−アルキルイミ
ダゾール、1−アルキル−4−フェニルイミダゾール、
1−アリールイミダゾール)、ベンゾイミダゾール核
(例えば、1−アルキルベンゾイミダゾール、1−アル
キル−5−クロロベンゾイミダゾール、1−アルキル−
5,6−ジクロロベンゾイミダゾール、1−アルキル−
5−メトキシベンゾイミダゾール、1−アルキル−5−
シアノベンゾイミダゾール、1−アルキル−5−フルオ
ロベンゾイミダゾール、1−アルキル−5−トリフルオ
ロメチルベンゾイミダゾール、1−アルキル−6−クロ
ロ−5−シアノベンゾイミダゾール、1−アルキル−6
−クロロ−5−トリフルオロメチルベンゾイミダゾー
ル、1−アリル−5,6−ジクロロベンゾイミダゾー
ル、1−アリル−5−クロロベンゾイミダゾール、1−
アリールベンゾイミダゾール、1−アリール−5−クロ
ロベンゾイミダゾール、1−アリール−5,6−ジクロ
ロベンゾイミダゾール、1−アリール−5−メトキシベ
ンゾイミダゾール、1−アリール−5−シアノベンゾイ
ミダゾール)、ナフトイミダゾール核(例えば、1−ア
ルキルナフト[1,2−d]イミダゾール、1−アリー
ルナフト[1,2−d]イミダゾール)、前述のアルキ
ル基は炭素原子1〜8個のもの、例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチルのような無置換ア
ルキル基やヒドロキシアルキル基(例えば、2−ヒドロ
キシエチル、3−ヒドロキシプロピル)が好ましい。特
に好ましくはメチル、エチルである。
【0033】前述のアリール基は、フェニル、ハロゲン
(例えばクロロ)置換フェニル、アルキル(例えばメチ
ル)置換フェニル、アルコキシ(例えばメトキシ)置換
フェニルを表わす。}ピリジン核(例えば、2−ピリジ
ン、4−ピリジン、5−メチル−2−ピリジン、3−メ
チル−4−ピリジン)、キノリン核{キノリン核(例え
ば、2−キノリン、3−メチル−2−キノリン、5−エ
チル−2−キノリン、6−メチル−2−キノリン、6−
ニトロ−2−キノリン、8−フルオロ−2−キノリン、
6−メトキシ−2−キノリン、6−ヒドロキシ−2−キ
ノリン、8−クロロ−2−キノリン、4−キノリン、6
−エトキシ−4−キノリン、6−ニトロ−4−キノリ
ン、8−クロロ−4−キノリン、8−フルオロ−4−キ
ノリン、8−メチル−4−キノリン、8−メトキシ−4
−キノリン、6−メチル−4−キノリン、6−メトキシ
−4−キノリン、6−クロロ−4−キノリン)、5,6
−ジメチル−4−キノリン)、イソキノリン核(例え
ば、6−ニトロ−1−イソキノリン、3,4−ジヒドロ
−1−イソキノリン、6−ニトロ−3−イソキノリ
ン)}、イミダゾ[4,5−b]キノキザリン核(例え
ば、1,3−ジエチルイミダゾ[4,5−b]キノキザ
リン、6−クロロ−1,3−ジアリルイミダゾ[4,5
−b]キノキザリン)、オキサジアゾール核、チアジア
ゾール核、テトラゾール核、ピリミジン核を挙げること
ができる。
【0034】Z41によって形成される核として好ましく
は、ベンゾチアゾール核、ベンゾオキサゾール核、ナフ
トオキサゾール核、ベンゾイミダゾール核である。
41,R42,R43,R44およびR45はそれぞれ同じでも
異なっていてもよく、置換アミノ基(例えば、ジエチル
アミノ、ヒドロキシアミノ)、炭素数18以下の無置換
アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、ペンチル、オクチル、デシル、ドデシル、オクタデ
シル)、または置換アルキル基{置換基として例えば、
カルボキシ基、スルホ基、シアノ基、ハロゲン原子(例
えば、弗素、塩素、臭素である。)、ヒドロキシ基、炭
素数8以下のアルコキシカルボニル基(例えば、メトキ
シカルボニル、エトキシカルボニル、ベンジルオキシカ
ルボニル)、炭素数8以下のアルカンスルホニルアミノ
カルボニル基、炭素数8以下のアシルアミノスルホニル
基、炭素数8以下のアルコキシ基(例えば、メトキシ、
エトキシ、ベンジルオキシ、フェネチルオキシ)、炭素
数8以下のアルキルチオ基(例えば、メチルチオ、エチ
ルチオ、メチルチオエチルチオエチル)、炭素数20以
下のアリールオキシ基(例えば、フェノキシ、p−トリ
ルオキシ、1−ナフトキシ、2−ナフトキシ)、炭素数
3以下のアシルオキシ基(例えば、アセチルオキシ、プ
ロピオニルオキシ)、炭素数8以下のアシル基(例え
ば、アセチル、プロピオニル、ベンゾイル)、カルバモ
イル基(例えば、カルバモイル、N,N−ジメチルカル
バモイル、モルホリノカルボニル、ピペリジノカルボニ
ル)、スルファモイル基(例えば、スルファモイル、
N,N−ジメチルスルファモイル、モルホリノスルホニ
ル、ピペリジノスルホニル)、炭素数20以下のアリー
ル基(例えば、フェニル、4−クロルフェニル、4−メ
チルフェニル、α−ナフチル)で置換された炭素数18
以下のアルキル基}が挙げられる。
【0035】好ましくは無置換アルキル基(例えば、メ
チル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチ
ル、n−ヘキシル)である。
【0036】次に、一般式(III)で表わされる化合物に
ついて述べる。
【0037】一般式(III)において、R21およびR22
一般式(I)におけるR11およびR12と同義であり、好
ましくはスルホエチル、スルホプロピル、スルホブチ
ル、カルボキシメチル、カルボキシエチルである。
【0038】一般式(III)においてZ21は一般式(I)
におけるZ11と同義であり、X21およびnはそれぞれ一
般式(I)におけるX11及びmと同義である。
【0039】Z22はベンゾオキサゾール核又はナフトオ
キサゾール核を形成するのに必要な原子群を表わし、こ
れらは置換基を有していてもよい。Z22の好ましいもの
としては5位にハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ
基、アルキルチオ基又はアリール基の置換されたベンゾ
オキサゾール核が挙げられる。ここでベンゾオキサゾー
ル核が置換されるハロゲン原子は、例えば、弗素原子、
塩素原子、臭素原子、沃素原子であり、好ましくは臭素
原子および塩素原子である。
【0040】アルキル基は置換基を有していてもよく、
例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、t−ブチル、n−ブチル、n−オクチル、n−デシ
ル、n−ヘキサデシル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、トリフルオロメチル、ヒドロキシエチルであり、好
ましくはトリフルオロメチルである。
【0041】アルコキシ基は、例えば、メトキシ、エト
キシ、プロポキシ、メチレンジオキシであり、好ましく
はメトキシである。
【0042】アルキルチオ基は、例えば、メチルチオ、
エチルチオ、プロピルチオであり、好ましくはメチルチ
オである。
【0043】アリール基は、例えば、フェニル、ペンタ
フルオロフェニル、4−クロロフェニル、3−スルホフ
ェニル、4−メチルフェニルを表わし、好ましくはフェ
ニルである。
【0044】以下に本発明に用いられる一般式(I)、
(II)および(III)で表わされる化合物の具体例を示す
が、これらに限定されるものではない。
【0045】
【化4】
【0046】
【化5】
【0047】
【化6】
【0048】
【化7】
【0049】
【化8】
【0050】
【化9】
【0051】
【化10】
【0052】
【化11】
【0053】
【化12】
【0054】
【化13】
【0055】
【化14】
【0056】
【化15】
【0057】
【化16】 本発明の一般式(I)、(II)および(III)で表わされ
る化合物は、エフ・エム・ハーマー(F.M.Hame
r)著「ヘテロサイクリック・コンパウンズ−シアニン
・ダイズ・アンド・リレイティド・コンパウンズ(He
terocyclic Compounds−Cyan
ine Dyes and Related Comp
ounds)(ジョン・ウィリー・アンド・サンズ J
ohnWiley & Sons社−ニューヨーク、ロ
ンドン、1964年刊)、デー・エム・スターマー
(D.M.Sturmer)著「ヘテロサイクリック・
コンパウンズ−スペシャル・トピックス・イン・ヘテロ
サイクリック・ケミストリ−(Heterocycli
c Compounds−Special topic
s in heterocyclic chemist
ry−)」,第18章,第14節,第482〜515
頁,ジョン・ウィリー・アンド・サンズ(John W
iley & Sons)社,ニューヨーク、ロンドン
(1977年刊)、「ロッズ・ケミストリー・オブ・カ
ーボン・コンパウンズ(Rodd′s Chemist
ry of Carbon Compounds)」、
(2nd.Ed.vol.IV,part B,1977
年刊),第15章,第369〜422頁;(2nd.E
d.vol.IV,part B,1985年刊),第1
5章,第267〜296頁,エルセビア・サイエンス・
パブリック・カンパニー・インク(Elsevier
Science Publishing Compan
y Inc.)社刊,ニューヨークなどに記載の方法に
基づいて合成することができる。
【0058】本発明の一般式(II)で表わされる化合物
の酸化電位は、0.6〜1.0V(vs SCE)が好
ましい。これは、一般式(I)の酸化電位によっても異
なるが、一般式(II)の化合物から一般式(I)の化合
物への電子移動が瞬時に起こるには、ある程度のエネル
ギーギャップが必要である。一方、酸化電位がさらに卑
になると、一般式(II)の化合物からハロゲン化銀の熱
的に電子移動をおこすようになり、保存カブリの観点で
好ましくない。また、このような場合、撮影後のハロゲ
ン化銀写真感光材料の保存によって感度が増加するとい
う現象が発生することが我々の研究により明らかになっ
た。
【0059】酸化電位の測定は位相弁別式第二高周波交
流ポーラログラフィーで行なった。以下の詳細について
記述する。
【0060】溶媒としては、4A−1/16モレキュラ
ーシーブス中で乾燥されたアセトニトリルを、支持電解
質としてノルマルテトラプロピルアンモニウムパークロ
レート(ポーラログラフ用特製試薬)を用いた。試料溶
液は、0.1Mの支持電解質を含むアセトニトリルに色
素を10-3×10-5モル/l溶解することによって調製
され、測定前にピロガロールの高アルカリ水溶液、更
に、塩化カルシウムを通過させた超高純度のアルゴンガ
ス(99.999%)で15分以上脱酸素した。作用電
極は回転白金電極を、参照極には飽和カロメル電極(S
CE)を、更に対極には白金を用いた。参照極と試料溶
液との間は0.1Mの指示電解質を含むアセトニトリル
で満たしたルギン管で接続し液絡部にはバイコールガラ
スを用いた。ルギン管の先と回転白金電極の先は、5m
mから8mm離れている状態で25℃において測定し
た。なお、以上の位相弁別式第二硬調波交流ボルタンメ
トリーによる酸化電位の測定は「ジャーナル・オブ・イ
メージング・サイエンス」第30巻、27〜35頁(1
986年)に記載されている。
【0061】本発明の一般式(II)の化合物の添加量
は、一般式(I)の化合物に対して、好ましくは0.1
〜10モル%であり、さらに好ましくは0.5〜5モル
%である。
【0062】本発明の一般式(II)の化合物の添加方法
は、一般式(I)の化合物および一般式(III)の化合物
と同時添加でも、別々に添加してもよい。別々に添加す
る場合は、化学増感の開始前、化学増感中終了後いずれ
の場所であってもよい。
【0063】一般式(I)の化合物および一般式(III)
の化合物の添加量は、場合に応じて広範囲にわたり、ハ
ロゲン化銀1モル当たり0.5×10-6モル〜1.0×
10-2モルの範囲が好ましい。更に好ましくは、1.0
×10-6モル〜5.0×10-3モルの範囲である。一般
式(I)の化合物と一般式(III)の化合物とを併用する
場合には、望ましい分光感度が得られる様、両者を混合
して添加したり、分割して添加したりすることができ
る。また、添加時期は、ハロゲン化銀の粒子形成中から
塗布直前までいずれの位置でも添加可能であるが、脱塩
後、化学増感終了までに添加するのが好ましく、更に
は、脱塩後、化学増感前に添加するのが好ましい。
【0064】一般式(I)、(II)および(III)の分光
増感色素をハロゲン化銀乳剤中に含有せしめるには、そ
れらを直接乳剤中に分散してもよいし、あるいは水、メ
タノール、エタノール、プロパノール、メチルセルソル
ブ、2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール等の
溶媒の単独もしくは混合溶媒に溶解して乳剤へ添加して
もよい。また、特公昭44−23389号、同44−2
7555号、同57−22089号等に記載のように酸
または塩基を共存させて水溶液としたり、米国特許第
3,822,135号、同第4,006,025号等に
記載のように界面活性在を共存させて水溶液あるいはコ
ロイド分散物としたものを乳剤へ添加してもよい。ま
た、フェノキシエタノール等の実質上水と非混和性の溶
媒に溶解した後、水または親水性コロイドに分散したも
のを乳剤に添加してもよい。特開昭53−102733
号、同58−105141号に記載のように親水性コロ
イド中に直接分散させ、その分散物を乳剤に添加しても
よい。乳剤中に添加する時期としては、これまで有用で
あると知られている乳剤調製のいかなる段階であっても
よい。つまりハロゲン化銀乳剤の粒子形成前、粒子形成
中、粒子形成直後から水洗工程に入る前、化学増感前、
化学増感中、化学増感直後から乳剤を冷却固化するま
で、塗布液調製時、のいずれから選ぶことができる。
【0065】米国特許第3,628,969号、および
同第4,225,666号に記載されているように化学
増感剤と同時期に添加し分光増感を化学増感と同時に行
なうことも、特開昭58−113928号に記載されて
いるように化学増感に先立って行なうことも出来、また
ハロゲン化銀粒子沈澱生成の完了前に添加し分光増感を
開始することも出来る。更にまた米国特許第4,22
5,666号に教示されているように分光増感色素を分
けて添加すること、すなわち一部を化学増感に先立って
添加し、残部を化学増感の後で添加することも可能であ
り、米国特許第4,183,756号に教示されている
方法を始めとしハロゲン化銀粒子形成中のどの時期であ
ってもよい。この中で特に乳剤の水洗工程前或いは化学
増感前に増感色素を添加することが好ましい。
【0066】特定波長域で前記の様な重層効果を与える
には、別に設けた所定に分光増感されたハロゲン化銀粒
子を含む重層効果ドナー層を設けることが好ましい。本
発明の分光感度を実現させるためには、重層効果ドナー
層の重層感度波長は本発明の増感色素を用いて510n
m〜540nmに設定される。
【0067】また重層効果を与える素材としては、現像
により得た現像主薬の酸化生成物と反応して現像抑制剤
又はその前駆体を放出する化合物を用いる。例えば、D
IR(現像抑制剤放出型)カプラー、DIR−ハイドロ
キノン、DIR−ハイドロキノン又はその前駆体を放出
するカプラー等が用いられる。拡散性の大きい現像抑制
剤の場合には、このドナー層を重層多層構成中どこに位
置させても、現像抑制効果を得ることができるが、意図
しない方向への現像抑制効果も生じるためこれを補正す
るために、ドナー層を発色させる(例えば、望ましくな
い現像抑制剤の影響を受ける層と同じ色に発色させる)
ことが好ましい。本発明の分光感度を得るには、マゼン
タ発色することが好ましい。
【0068】赤感層に重層効果を与える層に用いられる
ハロゲン化銀粒子は、例えば、そのサイズ、形状につい
て特に限定されないが、アスペクト比の高いいわゆる平
板状粒子や粒子サイズのそろった単分散乳剤、ヨードの
層状構造を有する沃臭化銀粒子が好ましく用いられる。
また、露光ラチチュードを拡大するために、粒子サイズ
の異なる2種以上の乳剤を混合することが好ましい。
【0069】赤感層に重層効果を与える層は、支持体上
のどの位置に塗設しても良いが、青感層より支持体に近
く、緑感層より支持体から遠い位置に塗設することが好
ましい。またイエローフィルター層より支持体に近い側
にあるのが更に好ましい。
【0070】赤感層に重層効果を与える層は複数の層か
ら成ってもよい。その場合、それらの位置はお互いに隣
接していても離れていてもよい。
【0071】イエローフィルター層には、コロイド銀及
び/又はイエロー染料を含有することが好ましい。特に
特開平3−167546号に記載のイエロー染料を含有
することが好ましい。
【0072】本発明に使用できるハロゲン化銀写真乳剤
は、例えば、リサーチ・ディスクロージャー(RD)N
o.17643(1978年12月)、22〜23頁、
“I.乳剤製造(Emulsion preparat
ion and types)”、および同No.18
716(1979年11月)、648頁、同No.30
7105(1989年11月),863〜865頁、お
よびグラフキデ著「写真の物理と化学」,ポールモンテ
ル社刊(P.Glafkides,Chemie et
Phisique Photographique,
Paul Montel,1967)、ダフィン著「写
真乳剤化学」,フォーカルプレス社刊(G.F.Duf
fin,Photographic Emulsion
Chemistry(Focal Press,19
66))、ゼリクマンら著「写真乳剤の製造と塗布」、
フォーカルプレス社刊(V.L.Zelikman e
tal.,Making and Coating P
hotographicEmulsion,Focal
Press,1964)などに記載された方法を用い
て調製することができる。
【0073】米国特許第3,574,628号、同3,
655,394号および英国特許第1,413,748
号などに記載された単分散乳剤も好ましい。
【0074】また、本発明においてはアスペクト比が2
以上であるような平板状粒子を重層効果を与える層に含
まれるハロゲン化銀粒子の全投影面積の40%以上用い
ることが特に好ましい。
【0075】アスペクト比とはハロゲン化銀粒子におけ
る厚みに対する直径の比を意味する。すなわち、個々の
ハロゲン化銀粒子の直径の厚みで除した値である。ここ
で直径とは、ハロゲン化銀乳剤を顕微鏡又は電子顕微鏡
で観察したとき、粒子の投影面積と等しい面積を有する
円の直径を指すものとする。従って、アスペクト比が2
以上であることは、この円の直径が粒子の厚みに対して
2倍以上であることを意味する。
【0076】本発明のハロゲン化銀乳剤に用いられる平
板状ハロゲン化銀粒子において、粒子径は粒子厚さの2
倍以上であることが好ましいが、より好ましくは3〜1
5倍、特に好ましくは4〜10倍である。また、全ハロ
ゲン化銀粒子の投影面積における平板状ハロゲン化銀粒
子の占める割合は40%以上であることが好ましく、よ
り好ましくは70%以上、特に好ましくは85%以上で
ある。
【0077】平板状のハロゲン化銀乳剤は、Cugna
c,Chateauの報告や、Duffin著“Pho
tographic Emulsion Chemis
try”(Focal Press刊、Now Yor
k 1966年)66頁〜72頁、及びA.P.H.T
rivelli,W.F.Smith編“Photo.
Journal”80(1940年)285頁に記載さ
れているが、特開昭58−113927号、同58−1
13928号、同58−127921号に記載された方
法等を参照すれば容易に調製することができる。
【0078】結晶構造は一様なものでも、内部と外部と
が異質なハロゲン組成からなるものでもよく、層状構造
をなしていてもよい。また、エピタキシャル接合によっ
て組成の異なるハロゲン化銀が接合されていてもよく、
また例えばロダン銀、酸化鉛のようなハロゲン化銀以外
の化合物と接合されていてもよい。また種々の結晶形の
粒子の混合物を用いてもよい。
【0079】上記の乳剤は潜像を主として表面に形成す
る表面潜像型でも、粒子内部に形成する内部潜像型でも
表面と内部のいずれにも潜像を有する型のいずれでもよ
いが、ネガ型の乳剤であることが必要である。内部潜像
型のうち、特開昭63−264740号に記載のコア/
シェル型内部潜像型乳剤であってもよい。このコア/シ
ェル型内部潜像型乳剤の調製方法は、特開昭59−13
3542号に記載されている。この乳剤のシェルの厚み
は、現像処理等によって異なるが、3〜40nmが好ま
しく、5〜20nmが特に好ましい。
【0080】ハロゲン化銀乳剤は、通常、物理熟成、化
学熟成および分光増感を行ったものを使用する。このよ
うな工程で使用される添加剤はリサーチ・ディスクロー
ジャーNo.17643、同No.18716および同
No.307105に記載されており、その該当箇所を
後掲の表にまとめた。
【0081】 添加剤の種類 RD17643 RD18716 RD307105 [1978年12月] [1979年11月] [1989年11月] 1.化学増感剤 23頁 648頁右欄 866頁 2.感度上昇剤 648頁右欄 3.分光増感剤、 23〜24頁 648頁右欄〜 866 〜868 頁 強色増感剤 649頁右欄 4.増 白 剤 24頁 647頁右欄 868頁 5.かぶり防止剤、 24〜25頁 649頁右欄 868 〜870 頁 安 定 剤 6.光吸収剤、 25〜26頁 649頁右欄〜 873頁 フィルター染料、 650頁左欄 紫外線吸収剤 7.ステイン防止剤 25頁右欄 650頁左〜右欄 872頁 8.色素画像安定剤 25頁 650頁左欄 872頁 9.硬 膜 剤 26頁 651頁左欄 874 〜875 頁 10.バインダー 26頁 651頁左欄 873 〜874 頁 11.可塑剤、潤滑剤 27頁 650頁右欄 876頁 12.塗布助剤、 26〜27頁 650頁右欄 875 〜876 頁 表面活性剤 13.スタチック防止剤 27頁 650頁右欄 876 〜877 頁 14.マット剤 878 〜879 頁 本発明のカラー写真感光材料に用いることができるその
他の技術および無機・有機素材については、欧州特許第
436,938A2号の下記の箇所及び下記に引用の特
許に記載されている。 1.層構成 :第146頁34行目〜第147
頁25行目 2.イエローカプラー:第137頁35行目〜第146
頁33行目、第149頁21行目〜23行目 3.マゼンタカプラー:第149頁24行目〜第28行
目;欧州特許第421,453A1号の第3頁5行目〜
第25頁55行目 4.シアンカプラー :第149頁29行目〜33行
目;欧州特許第432,804A2号の第3頁28行目
〜第40頁2行目 5.ポリマーカプラー:第149頁34行目〜38行
目;欧州特許第435,334A2号の第113頁39
行目〜第123頁37行目 6.カラードカプラー:第53頁42行目〜第137頁
34行目、第149頁39行目〜45行目 7.その他の機能性カプラー:第7頁1行目〜第53頁
41行目、第149頁46行目〜第150頁3行目;欧
州特許第435,334A2号の第3頁1行目〜第29
頁50行目 8.防腐・防黴剤 :第150頁25行目〜28行目 9.ホルマリンスカベンジャー:第149頁15行目〜
17行目 10.その他の添加剤 :第153頁38行目〜47行
目;欧州特許第421,453A1号の第75頁21行
目〜第84頁56行目、第27頁40行目〜第37頁4
0行目 11.分散方法 :第150頁4行目〜24行目 12.支持体 :第150頁32行目〜34行目 13.膜厚・膜物性 :第150頁35行目〜49行目 14.発色現像工程 :第150頁50行目〜151頁
47行目 15.脱銀工程 :第151頁48行目〜第152
頁53行目 16.自動現像機 :第152頁54行目〜第153
頁2行目 17.水洗・安定工程 :第153頁3行目〜37行目
【0082】
【実施例】
実施例1 乳剤の調製 (i)ゼラチン3g、KBr3.2gを含む水溶液10
00mlを60℃に保ち撹拌した。(ii)硝酸銀水溶液
(AgNO3 8.2gを含む)とハロゲン化物水溶液
(KBr5.7gを含む)をダブルジェットで1分間に
渡って添加した。(iii) ゼラチン21.5gを添加した
後、75℃に昇温した。(iv)その後硝酸銀水溶液(A
gNO3 136.3gを含む)はハロゲン化物水溶液
(KIをKBrに対して2.0モル%含む)をダブルジ
ェットで流量加速して51分間に渡って添加した。この
時、銀電位を最初の46分間は飽和カロメル電極に対し
て0mVに保った。(v)温度を40℃に降温し、硝酸
銀水溶液(AgNO3 3.2gを含む)とKI水溶液
(KI3.2gを含む)を5分間に渡って添加した。そ
の後、(vi)硝酸銀水溶液(AgNO3 25.4gを含
む)とKBr水溶液をダブルジェットで5.35分間に
渡って添加した。この時銀電位を飽和カロメル電極に対
して−50mVに保った。(vii) 生成した乳剤をフロキ
ュレーション法にて脱塩し、ゼラチンを加えた後、pH
5.5、pAg8.7に調整し、チオ硫酸ナトリウム、
チオシアン酸カリウム、塩化金酸、ジ−メチルセレノウ
レアを用いて最適に化学増感した。乳剤Fは全投影面積
の80%を平均円相当径0.60μm、平均厚み0.1
5μm、平均アスペクト比5.2、平均沃化銀含有率
3.5モル%の平板状粒子が占めていた。
【0083】この乳剤のゼラチン量、pAg、熟成時
間、温度を調節して乳剤A〜Iを調製した。
【0084】下塗りを施した三酢酸セルロースフィルム
支持体上に、下記に示すような組成の各層よりなる多層
カラー感光材料である試料101を作製した。 (感光層の組成)塗布量はハロゲン化銀およびコロイド
銀については銀のg/m2 単位で表わした量を、またカ
プラー、添加剤およびゼラチンについてはg/m2 単位
で表した量を、また増幅色素については同一層内のハロ
ゲン化銀1モル当たりのモル数で示した。なお、添加物
を示す記号は下記に示す意味を有する。ただし、複数の
効用を有する場合はそのうち一つを代表して載せた。
【0085】 ExS:増感色素 Cpd;添加剤 ExC;シアンカプラー UV;紫外線吸収
剤、 ExM;マゼンタカプラー Solv;高沸点
有機溶剤、 ExY:イエローカプラー ExF;染料、 (試料101の作製) 第1層(ハレーション防止層) 黒色コロイド銀 塗布銀量 0.15 ゼラチン 2.33 UV−1 3.0×10-2 UV−2 6.0×10-2 UV−3 7.0×10-2 ExF−1 1.0×10-2 ExF−2 4.0×10-2 ExF−3 5.0×10-3 ExM−3 0.11 Cpd−5 1.0×10-3 Solv−1 0.16 Solv−2 0.10 第2層(低感度赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤A 塗布銀量 0.35 沃臭化銀乳剤B 塗布銀量 0.18 ゼラチン 0.77 ExS−1 6.5×10-4 ExS−2 3.6×10-4 ExS−5 6.2×10-4 ExS−7 4.1×10-6 ExC−1 9.0×10-2 ExC−2 5.0×10-3 ExC−3 4.0×10-2 ExC−5 8.0×10-2 ExC−6 2.0×10-2 ExC−9 2.5×10-2 Cpd−1 2.2×10-2 第3層(中感度赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤C 塗布銀量 0.55 ゼラチン 1.46 ExS−1 4.3×10-4 ExS−2 2.4×10-4 ExS−5 4.1×10-4 ExS−7 4.3×10-6 ExC−1 0.19 ExC−2 1.0×10-2 ExC−3 1.0×10-2 ExC−4 1.6×10-2 ExC−5 0.19 ExC−6 2.0×10-2 ExC−7 2.5×10-2 ExC−9 3.0×10-2 Cpd−4 1.5×10-2 第4層(高感度赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤D 塗布銀量 1.05 ゼラチン 1.38 ExS−1 3.6×10-4 ExS−2 2.0×10-4 ExS−5 3.4×10-4 ExS−7 1.4×10-5 ExC−1 2.0×10-2 ExC−3 2.0×10-2 ExC−4 9.0×10-2 ExC−5 5.0×10-2 ExC−8 1.0×10-2 ExC−9 1.0×10-2 Cpd−4 1.0×10-3 Solv−1 0.70 Solv−2 0.15 第5層(中間層) ゼラチン 0.62 Cpd−1 0.13 ポリエチルアクリレートラテックス 8.0×10-2 Solv−1 8.0×10-2 第6層(低感度緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤B 塗布銀量 0.10 沃臭化銀乳剤A 塗布銀量 0.28 ゼラチン 0.31 ExS−4 12.8×10-4 ExS−5 2.1×10-4 ExS−8 1.2×10-4 ExM−1 0.12 ExM−7 2.1×10-2 Solv−1 0.09 Solv−3 7.0×10-3 第7層(中感度緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤C 塗布銀量 0.37 ゼラチン 0.54 ExS−4 8.5×10-4 ExS−5 1.4×10-4 ExS−8 8.3×10-5 ExM−1 0.27 ExM−7 7.2×10-2 ExY−1 5.4×10-2 Solv−1 0.23 Solv−3 1.8×10-2 第8層(高感度緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤D 塗布銀量 0.53 ゼラチン 0.61 ExS−4 7.1×10-4 ExS−5 1.4×10-4 ExS−8 4.6×10-5 ExM−2 5.5×10-3 ExM−3 1.0×10-2 ExM−5 1.0×10-2 ExM−6 3.0×10-2 ExY−1 1.0×10-2 ExC−1 4.0×10-3 ExC−4 2.5×10-3 Cpd−6 1.0×10-2 Solv−1 0.12 第9層(中間層) ゼラチン 0.56 UV−4 4.0×10-2 UV−5 3.0×10-2 Cpd−1 4.0×10-2 ポリエチルアクリレートラテックス 5.0×10-2 Solv−1 3.0×10-2 第10層(赤感層に対する重層効果のドナー層) 沃臭化銀乳剤E 塗布銀量 0.40 沃臭化銀乳剤F 塗布銀量 0.20 沃臭化銀乳剤G 塗布銀量 0.39 ゼラチン 0.87 ExS−3 9.8×10-4 ExM−2 0.16 ExM−4 3.0×10-2 ExM−5 5.0×10-2 ExY−2 2.5×10-3 ExY−5 2.0×10-2 Solv−1 0.30 Solv−5 3.0×10-2 第11層(イエローフィルター層) 黄色コロイド銀 塗布銀量 4.2×10-2 DYE−1 1.02×10-4 ゼラチン 0.84 Cpd−1 5.0×10-2 Cpd−2 5.0×10-2 Cpd−5 2.0×10-3 Solv−1 0.13 H−1 0.25 第12層(低感度青感乳剤層) 沃臭化銀乳剤A 塗布銀量 0.50 沃臭化銀乳剤H 塗布銀量 0.40 ゼラチン 1.75 ExS−6 9.0×10-4 ExY−1 8.5×10-2 ExY−2 5.5×10-3 ExY−3 6.0×10-2 ExY−5 1.00 ExC−1 5.0×10-2 ExC−2 8.0×10-2 Solv−1 0.54 第13層(中間層) ゼラチン 0.30 ExY−4 0.14 Solv−1 0.14 第14層(高感度青感乳剤層) 沃臭化銀乳剤I 塗布銀量 0.40 ゼラチン 0.95 ExS−6 6.3×10-4 ExY−2 1.0×10-2 ExY−3 2.0×10-2 ExY−5 0.18 ExC−1 1.0×10-2 Solv−1 9.0×10-2 第15層(第1保護層) 微粒子沃臭化銀乳剤J 塗布銀量 0.12 ゼラチン 0.63 UV−4 0.11 UV−5 0.18 Cpd−3 0.10 Solv−1 2.0×10-2 ポリエチルアクリレートラテックス 9.0×10-2 第16層(第2保護層) 微粒子沃臭化銀乳剤J 塗布銀量 0.36 ゼラチン 0.85 B−1(直径2.0μm) 8.0×10-2 B−2(直径2.0μm) 8.0×10-2 B−3 2.0×10-2 W−5 2.0×10-2 H−1 0.18 こうして作製した試料には、上記の他に、1,2−ベン
ズイソチアゾリン−3−オン(ゼラチンに対して平均2
00ppm)、n−ブチル−p−ヒドロキシベンゾエー
ト(同約1,000ppm)、および2−フェノキシエ
タノール(同約10,000ppm)が添加された。更
に、各層に適宜、保存性、処理性、圧力耐性、防黴・防
菌性、帯電防止性及び塗布性をよくするためにW−1〜
W−6、B−1〜B−6、F−1〜F−16および、鉄
塩、鉛塩、金塩、白金塩、イリジウム塩、ロジウム塩が
含有されている。
【0086】以下、各層に用いる乳剤の内容を表1に示
す。
【0087】
【表1】 表1において、 (1)乳剤A〜Iは、特開平2−191938号の実施
例に従い、二酸化チオ尿素とチオスルフォン酸を用いて
粒子調製時に還元増感されている。
【0088】(2)平板状粒子の調製には特開平1−1
58426号の実施例に従い、低分子量ゼラチンを使用
している。
【0089】(3)平板状粒子には特開平3−2374
50号に記載されているような転位線が高圧電子顕微鏡
を用いて観察されている。
【0090】(4)乳剤A〜Jは、B.H.Carro
ll,PhotographicScience an
d Engineering,24,265(198
0)などに記載の方法で粒子内部にイリジウムを含有し
ている。
【0091】以下、各層に用いる化合物を示す。
【0092】
【化17】
【0093】
【化18】
【0094】
【化19】
【0095】
【化20】
【0096】
【化21】
【0097】
【化22】
【0098】
【化23】
【0099】
【化24】
【0100】
【化25】
【0101】
【化26】
【0102】
【化27】
【0103】
【化28】
【0104】
【化29】
【0105】
【化30】
【0106】
【化31】
【0107】
【化32】
【0108】
【化33】
【0109】
【化34】 (試料102の作製)試料101の第10層のExM−
2,ExM−4をExM−5に、ExY−2をExY−
5に変更し、流量を調節して、白色露光時の階調を試料
101に合わせた。 (試料103〜115の作製)試料103〜115を後
掲の表2に示すように試料101から第10層の増感色
素を変更して作製した。なお、表2における色素のミッ
クス比(モル%)は、本実施例1では分光感度域に吸収
を有する色素の合計が100モル%になるようにした。
【0110】以上の試料101〜115について、それ
ぞれ色再現性、感度および露光後の感度変化を下記の方
法により評価した。その結果を表2に示す。 (感度の評価)白色光で連続ウェッジ露光を行ない、1
時間以内に下記現像処理を行なった後マゼンタ濃度を測
定した。マゼンタ濃度2.5を与える露光量の逆数(試
料101を100とした相対値)で評価した。 (露光後の感度変化の評価)上記感度評価と同様に露光
した後、60℃60%3日間、保存した後現像し、マゼ
ンタ濃度を測定した。上記感度との差を調べた。 (色再現性の評価)色再現性を評価する場合、ある一つ
の色にだけ注目して、忠実性が良化したとしても、別の
色を見ると逆に忠実性が悪化する場合が往々にしてあり
得る。従って、同時に全色相を評価して、総合的な色再
現を評価する必要がある。反射プリント画像の色再現に
客観的、且つ定量的方法として、ポインターの方法が知
られている。(M.R.POINTER;J.Phot
ographic Science 34,81−9
0,1986年) われわれは、本発明の試料の色再現の評価を上記ポイン
ターの方法に従い、次のように行った。
【0111】マクベスカラーチェッカーチャートをフォ
トフラッドランプにラッテン80Bフィルターを加えた
人工的昼光照明下で各試料を使って撮影した後、後述の
現像条件で処理した。これらのフィルムからそれぞれ、
フジカラーFAペーパーに焼き付けた。この際、プリン
トの濃度は4番目の中灰色のステータスAによる赤緑青
の各濃度(測定はX−rite濃度計を使用)が、オリ
ジナルチャートの濃度と一致するように合わせた。こう
して得られた反射プリントとオリジナルチャートをカラ
ーアナライザー(日立製作所)で測定し、各色票部分の
U′,V′,Y′を求め、更にこの値を色相(Hue)
の値に変換した。ポインターの方法に従って、オリジナ
ルチャートの色票とテストサンプルの色票の差を定量化
して、色相指数を与えた。この指数は100に近いほど
オリジナルチャートの色票に近いことを意味する。
【0112】次に、各試料の現像処理方法を示す。 (現像処理方法) 工程 処理時間 処理温度 補充量* タンク容量 発色現像 3分15秒 38℃ 45ml 10リットル 漂 白 1分00秒 38℃ 20ml 4リットル 漂白定着 3分15秒 38℃ 30ml 8リットル 水 洗(1) 40秒 35℃ (2)から(1) ヘ 4リットル の向流配管方式 水 洗(2) 1分00秒 35℃ 30ml 4リットル 安 定 40秒 38℃ 20ml 4リットル 乾 燥 1分15秒 55℃ *補充量は35mm幅1m長さ当たり。
【0113】次に、処理液の組成を示す。 (発色現像液) 母 液(g) 補充液(g) ジエチレントリアミン五酢酸 1.0 1.1 1−ヒドロキシエチリデン− 1,1−ジホスホン酸 3.0 3.2 亜硫酸ナトリウム 4.0 4.4 炭酸カリウム 30.0 37.0 臭化カリウム 1.4 0.7 沃化カリウム 1.5mg − ヒドロキシルアミン硫酸塩 2.4 2.8 4−(N−エチル−N−β− 4.5 5.5 ヒドロキシエチルアミノ)− 2−メチルアニリン硫酸塩 水を加えて 1.0リットル 1.0リットル pH 10.05 10.10 (漂白液) 母液・補充液共通(単位g) エチレンジアミン四酢酸第二鉄 アンモニウム二水塩 120.0 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 10.0 臭化アンモニウム 100.0 硝酸アンモニウム 10.0 漂白促進剤 0.005モル {(CH3 2 N−CH2 CH2 −S}2 ・2HCl アンモニウム水(27%) 15.0ml 水を加えて 1.0リットル pH 6.3 (漂白定着液) 母液・補充液共通(単位g) エチレンジアミン四酢酸第二鉄 アンモニウム二水塩 50.0 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 5.0 亜硫酸ナトリウム 12.0 チオ硫酸アンモニウム水溶液(70%) 240.0ml アンモニウム水(27%) 6.0ml 水を加えて 1.0リットル pH 7.2 (水洗液) 母液、補充液共通 水道水をH型強酸性カチオン交換樹脂(ロームアンドハ
ース社製アンバーライトIR−120B)と、OH型ア
ニオン交換樹脂(同アンバーライトIR−400)を充
填した混床式カラムに通水して、カルシウム及びマグネ
シウムイオン濃度を3mg/リットル以下に処理し、続
いて二塩化イソシアヌール酸ナトリウム20mg/リッ
トルと硫酸ナトリウム0.15g/リットルを添加し
た。この液のpHは6.5−7.5の範囲にあった。 (安定液) 母液、補充液共通(単位g) ホルマリン(37%) 2.0ml ポリオキシエチレン−p−モノノニルフェニルエーテル (平均重合度10) 0.3 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 0.05 水を加えて 1.0リットル
【0114】
【表2】 表2の結果から明らかなように、本発明の一般式(I)
および(II)の化合物又は一般式(I)、(II)および
(III)の化合物を併用することにより、高感度化および
色再現性の向上を達成することができた。また、現像抑
制剤プレカーサーを第10層から除いた試料102に対
して試料101は、撮影後の写真感度の増加がみられる
が、本発明の化合物を用いた試料では、その増加がきわ
めて少なく、撮影後の保存中に性能が変化してしまい色
再現性の優れた写真が得られなくなるようなことはなか
った。特に酸化電位0.6V(vs SCE)以上の一
般式(II)の化合物を用いると良好であった。 実施例2 試料104および試料106の第10層を下塗りを施し
た三酢酸セルロース支持体上に単層塗布した。それぞ
れ、試料204,206とする。この2つの試料につい
て感度,吸収を測定し、相対量子収率φr を求めた。そ
の結果を後掲の表3に示す。
【0115】
【表3】 表3の結果から、いままで知られている正孔捕獲型の強
色増感による感度アップ分はφr の比で求められ、1.
6倍であるのに対し、得られた感度アップが2.3倍で
あり、予想外の高感化が実現されていることがわかっ
た。この予想外の感度アップは一般式(I)の化合物の
吸収が上がっているということに起因していることが判
明したが、これは今までに知られていない現象であり、
メカニズムを解析中である。 実施例3 実施例1で作製した試料と同様の試料を熱処理を施し、
厚み85μmでバック面に磁気記録用の強磁性体をイエ
ロー濃度で0.12になるように塗設したPEN[2,
6−ナフタレンジカルボン酸/エチレングリコール(1
00/100モル比)]支持体上に塗布して作製した。
これらの試料について保存性と色再現性、圧力性の試験
を行なった結果、実施例1と同様に優れた結果が得られ
た。 実施例4 実施例1の乳剤調製において、粒子形成後、化学増感前
に増感色素を添加し、化学増感を行なった。ここで、一
般式(I)および(II)の化合物又は一般式(I)、
(II)および(III)の化合物は同時に添加した。このよ
うにして得られた乳剤を実施例1と同様に塗布し、評価
したところ実施例1同様、本発明の化合物を用いた感材
が優れた色再現性,保存性を示すことがわかった。 実施例5 (乳剤Kの調製)立方体種乳剤 臭化カリウム0.2g/リットルとゼラチン25g/リ
ットルを含む水溶液1.5リットルに温度を45℃でダ
ブルジェット法により硝酸銀0.94モル/リットル水
溶液および臭化カリウム0.94モル/リットル水溶液
をpAg7.3に保ちながら添加し、球相当径0.22
μmの臭化銀立方体粒子からなる乳剤Kを調製した。 (乳剤Lの調製)種乳剤Jを温度70℃でダブルジェッ
ト法により硝酸銀0.94モル/リットル水溶液および
ハロゲン化カリウム(Br97%、I3%)0.94モ
ル/リットル水溶液をpAg7.3に保ちながら添加
し、球相当径0.33μmサイズの変動係数11%のヨ
ウ臭化銀立方体粒子を得た。常法により水洗した後、チ
オ硫酸ナトリウム、チオシアン酸カリウム、塩化金酸ジ
メチルセレノウレアを用いて最適に後熟した。これを乳
剤Lとした。 (乳剤Mの調製)乳剤Lと同様にして0.60μmの沃
化銀立方体乳剤Mを調製した。 (調製301の作製)試料101において第10層の乳
剤E,F,Gを乳剤L(銀として0.40g/m2
布)、乳剤M(銀として0.45g/m2 塗布)に置き
換えた。増感色素の添加量は4.2×10-4モル/モル
Agとした。 (試料302〜306の作製)試料301の第10層の
増感色素ExS−3を表4に示すように変更した。
【0116】このようにして得られた試料301〜30
6について実施例1と同様に色再現性、撮影後の保存性
を評価した。その結果を下記表4に示す。
【0117】
【表4】 表4から明らかなように、本発明の化合物を用いること
により、色再現性、撮影後の保存性に優れたハロゲン化
銀カラー写真感光材料を得ることができたことが分か
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は赤感層の分光感度分布曲線を示す図で
あり、(B)は緑感層の分光感度分布曲線を示す図。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03C 7/305

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上にそれぞれ少なくとも1層のイ
    エローカプラーを含有する青感性ハロゲン化銀乳剤層、
    マゼンタカプラーを含有する緑感性ハロゲン化銀乳剤層
    及びシアンカプラーを含有する赤感性ハロゲン化銀乳剤
    層を有し、すべての前記赤感性ハロゲン化銀乳剤層が5
    00nmないし600nmの範囲で他のハロゲン化銀乳
    剤層より受ける重層効果の大きさの分光感度分布の重心
    波長(λ-R)が500nm<λ-R<560nmであり、
    かつ、少なくとも1つの前記緑感性ハロゲン化銀乳剤層
    の分光感度分布の重心波長(λG )とλ-Rとの差がλG
    −λ-R≧10nmであるハロゲン化銀カラー写真感光材
    料において、前記赤感性ハロゲン化銀乳剤層に500n
    mないし600nmの範囲で重層効果を及ぼす少なくと
    も1つのハロゲン化銀乳剤層に下記一般式(I)で表わ
    される化合物の少なくとも1種と下記一般式(II)で表
    わされる化合物の少なくとも1種により分光増感された
    ハロゲン化銀乳剤を含有することを特徴とするハロゲン
    化銀カラー写真感光材料。 一般式(I) 【化1】 一般式(I)においてR11とR12はそれぞれアルキル基
    を表わし、Z11はベンゼン環を形成するのに必要な原子
    群を表わし、Z12はベンゾチアゾール核又はベンゾセレ
    ナゾール核を形成するのに必要な原子群を表わし、X11
    は電荷均衡対イオンを表わす。mは0又は1を表わし、
    分子内塩を形成する場合にはmは0である。 一般式(II) 【化2】 一般式(II)において、Z41は5又は6員の含窒素複素
    環を形成するのに必要な原子群を表わす。R41,R42
    43,R44およびR45は置換アミノ基、水素原子、ハロ
    ゲン原子、ヒドロキシ基、アルキル基、アルコキシ基、
    アリール基を表わし、又は隣接する置換基が縮合して5
    〜6員環を形成し得る基を表わす。lは1又は2を表わ
    す。
  2. 【請求項2】 一般式(I)で表わされる化合物の少な
    くとも1種と下記一般式(II)で示され、かつ、酸化電
    位0.6〜1.0V(vs SCE)である化合物の少
    なくとも1種により分光増感されたハロゲン化銀乳剤を
    含有する請求項1記載のハロゲン化銀カラー写真感光材
    料。
  3. 【請求項3】 一般式(I)で表わされる化合物の少な
    くとも1種と、下記一般式(III)で表される化合物の少
    なくとも1種と、一般式(II)で示され、かつ、酸化電
    位0.6V(vs SCE)以上である化合物の少なく
    とも1種により分光増感されたハロゲン化銀乳剤を含有
    する請求項1記載のハロゲン化銀カラー写真感光材料。 一般式(III) 【化3】 一般式(III)においてR21,R22,Z21,X21およびn
    はそれぞれ一般式(I)におけるR11,R12,Z11,X
    11及びmと同義である。Z22はベンゾオキサゾール核ま
    たはナフトオキサゾール核を形成するのに必要な原子群
    を表わす。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005016384A1 (ja) * 2003-08-13 2005-02-24 Bf Research Institute, Inc. アミロイド蓄積性疾患のプローブ、アミロイド染色剤、アミロイド蓄積性疾患の治療および予防薬、ならびに神経原線維変化の診断プローブおよび染色剤

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WO2005016384A1 (ja) * 2003-08-13 2005-02-24 Bf Research Institute, Inc. アミロイド蓄積性疾患のプローブ、アミロイド染色剤、アミロイド蓄積性疾患の治療および予防薬、ならびに神経原線維変化の診断プローブおよび染色剤

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