JPH07128388A - 断線検出回路 - Google Patents
断線検出回路Info
- Publication number
- JPH07128388A JPH07128388A JP5294090A JP29409093A JPH07128388A JP H07128388 A JPH07128388 A JP H07128388A JP 5294090 A JP5294090 A JP 5294090A JP 29409093 A JP29409093 A JP 29409093A JP H07128388 A JPH07128388 A JP H07128388A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- disconnection
- differential transformer
- circuit
- detection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 差動トランス式検出器の出力値に関わらずに
断線検出を常時、容易に確認できる断線検出回路を提供
する。 【構成】 比較回路3は差動トランス1が出力する検出
値を比較判定する。検出タイミング発生回路2は比較回
路3の判定タイミングを作成する。CPU4は前記判定
タイミングで比較回路3からの値を検証するので、差動
トランス1の2次コイルの断線の有無を検証できる。
断線検出を常時、容易に確認できる断線検出回路を提供
する。 【構成】 比較回路3は差動トランス1が出力する検出
値を比較判定する。検出タイミング発生回路2は比較回
路3の判定タイミングを作成する。CPU4は前記判定
タイミングで比較回路3からの値を検証するので、差動
トランス1の2次コイルの断線の有無を検証できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、断線検出回路に関
し、特に差動トランス式検出器を用いて測定をする装置
において差動トランスの2次側の断線を検出し確認する
ための断線検出回路に関するものである。
し、特に差動トランス式検出器を用いて測定をする装置
において差動トランスの2次側の断線を検出し確認する
ための断線検出回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】差動トランス式検出器における差動トラ
ンスの断線を検出するための断線検出回路としては、従
来は例えば、実公平4−47666号公報に記載されたものが
知られている。この従来例の断線検出回路では、差動ト
ランスの2次コイル側に2次コイルの一方を短絡するた
めのスイッチを設け、また2次コイルの両端の電圧を検
出する電圧計の表示がゼロの時においてスイッチを接に
し、電圧計の振れを測定することにより断線を検出して
いる。従来例の回路では、スイッチの追加のみで容易に
断線が確認でき、またスイッチは断線確認時のみしか接
にしないために差動トランス式検出器の通常の測定時に
おいて断線検出回路による影響は出ない等の特徴があ
る。
ンスの断線を検出するための断線検出回路としては、従
来は例えば、実公平4−47666号公報に記載されたものが
知られている。この従来例の断線検出回路では、差動ト
ランスの2次コイル側に2次コイルの一方を短絡するた
めのスイッチを設け、また2次コイルの両端の電圧を検
出する電圧計の表示がゼロの時においてスイッチを接に
し、電圧計の振れを測定することにより断線を検出して
いる。従来例の回路では、スイッチの追加のみで容易に
断線が確認でき、またスイッチは断線確認時のみしか接
にしないために差動トランス式検出器の通常の測定時に
おいて断線検出回路による影響は出ない等の特徴があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の断線検出回路で
は、断線の検出は電圧計の値がゼロを示しているときに
限られるため、差動トランス式検出器による通常の測定
中において断線検出をすることができないという問題が
ある。
は、断線の検出は電圧計の値がゼロを示しているときに
限られるため、差動トランス式検出器による通常の測定
中において断線検出をすることができないという問題が
ある。
【0004】この発明は、断線検出を差動トランス式検
出器の検出値に関わらず常時、容易に確認することがで
きる断線検出回路を提供することを目的とする。
出器の検出値に関わらず常時、容易に確認することがで
きる断線検出回路を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明は、差動トランス1の1次コイル12に接
続された信号発生手段11の出力に基づいて判定タイミ
ングを作成する検出タイミング発生手段2と、差動トラ
ンス1の2次コイル14・15からの出力と所定の値と
の比較結果を出力する比較手段3と、比較手段3の出力
を前記判定タイミングで判定して断線の有無を検証する
判定手段4とを備える。
め、この発明は、差動トランス1の1次コイル12に接
続された信号発生手段11の出力に基づいて判定タイミ
ングを作成する検出タイミング発生手段2と、差動トラ
ンス1の2次コイル14・15からの出力と所定の値と
の比較結果を出力する比較手段3と、比較手段3の出力
を前記判定タイミングで判定して断線の有無を検証する
判定手段4とを備える。
【0006】
【作用】比較手段3は、差動トランス1の2次コイル1
4・15の出力を所定の値と比較し、2次コイル14・
15の出力が所定の値以上である場合には出力をする。
前記出力は、検出タイミング発生手段2により作成され
る判定タイミングで判定手段4において判定される。2
次コイル14・15の出力変化は信号発生手段11の出
力変化に対応するため、検出タイミング発生手段2の判
定タイミングと比較手段3の出力とを合わせておくこと
で、2次コイル14・15が正常の場合には判定タイミ
ングにおいて比較手段3からの出力があり、また2次コ
イル14・15が断線の場合には判定タイミングにおい
て比較手段3からの出力がない。そして、比較手段3か
らの出力の有無を判定手段4で判定して、断線の有無を
検証する。
4・15の出力を所定の値と比較し、2次コイル14・
15の出力が所定の値以上である場合には出力をする。
前記出力は、検出タイミング発生手段2により作成され
る判定タイミングで判定手段4において判定される。2
次コイル14・15の出力変化は信号発生手段11の出
力変化に対応するため、検出タイミング発生手段2の判
定タイミングと比較手段3の出力とを合わせておくこと
で、2次コイル14・15が正常の場合には判定タイミ
ングにおいて比較手段3からの出力があり、また2次コ
イル14・15が断線の場合には判定タイミングにおい
て比較手段3からの出力がない。そして、比較手段3か
らの出力の有無を判定手段4で判定して、断線の有無を
検証する。
【0007】
【実施例】次に、この発明の実施例を図1により説明す
る。図1はこの発明の実施例の断線検出回路のブロック
図である。図1の断線検出回路は、差動トランス1、検
出タイミング発生回路2、比較手段となる比較回路3、
判定手段となるCPU4から構成される。比較回路3
は、差動トランス1が出力する検出値を比較する。検出
タイミング発生回路2は差動トランス1からの出力を用
いて比較回路3の判定タイミングを作成する。CPU4
は判定タイミングで比較回路3からの値を検証する。
る。図1はこの発明の実施例の断線検出回路のブロック
図である。図1の断線検出回路は、差動トランス1、検
出タイミング発生回路2、比較手段となる比較回路3、
判定手段となるCPU4から構成される。比較回路3
は、差動トランス1が出力する検出値を比較する。検出
タイミング発生回路2は差動トランス1からの出力を用
いて比較回路3の判定タイミングを作成する。CPU4
は判定タイミングで比較回路3からの値を検証する。
【0008】図2は、差動トランス1、比較回路3、検
出タイミング発生回路2の内部構成を具体的に示したも
のである。差動トランス1は、信号発生手段となる発振
器11、1次コイル12、コア13、第1の2次コイル
14、第2の2次コイル15より構成される。また、比
較回路3は第1の比較回路31と第2の比較回路32か
ら構成される。
出タイミング発生回路2の内部構成を具体的に示したも
のである。差動トランス1は、信号発生手段となる発振
器11、1次コイル12、コア13、第1の2次コイル
14、第2の2次コイル15より構成される。また、比
較回路3は第1の比較回路31と第2の比較回路32か
ら構成される。
【0009】差動トランス1は、1次コイル12を発振
器11の交流信号で励振させる。このとき、コア13を
1次コイル12と2次コイル14・15との間を移動さ
せると、コア13が移動した側の2次コイル(14ある
いは15)の出力が増加する。このようにして差動トラ
ンス1においてはコア13と2次コイル14・15との
機械的変位が電気的に検出できる。
器11の交流信号で励振させる。このとき、コア13を
1次コイル12と2次コイル14・15との間を移動さ
せると、コア13が移動した側の2次コイル(14ある
いは15)の出力が増加する。このようにして差動トラ
ンス1においてはコア13と2次コイル14・15との
機械的変位が電気的に検出できる。
【0010】図2の実施例では、差動トランス1の出力
のうちの、第1の2次コイル14の出力を端子51に、
第2の2次コイル15の出力を端子53に、また、2次
コイル14・15のコモンを端子52に、それぞれ出力
される。ここで、端子51からの出力をアナログ出力1
A、端子53からの出力をアナログ出力2Aとする。
のうちの、第1の2次コイル14の出力を端子51に、
第2の2次コイル15の出力を端子53に、また、2次
コイル14・15のコモンを端子52に、それぞれ出力
される。ここで、端子51からの出力をアナログ出力1
A、端子53からの出力をアナログ出力2Aとする。
【0011】前記のアナログ出力1Aは、比較回路3を
構成する第1のコンパレータ31において、第1のコン
パレータ31の端子54の電圧値と比較される。また、
そのときの比較結果が端子56より出力される。同様
に、端子53から出力されるアナログ出力2Aは、第2
のコンパレータ27において、第2のコンパレータ32
の端子55の電圧値と比較され、そのときの比較結果は
端子57より出力される。さらに、検出タイミング発生
回路2は、正弦波である発振器11の出力の位相を90度
ずらして、比較回路3からの出力を判定するタイミング
を作成する。
構成する第1のコンパレータ31において、第1のコン
パレータ31の端子54の電圧値と比較される。また、
そのときの比較結果が端子56より出力される。同様
に、端子53から出力されるアナログ出力2Aは、第2
のコンパレータ27において、第2のコンパレータ32
の端子55の電圧値と比較され、そのときの比較結果は
端子57より出力される。さらに、検出タイミング発生
回路2は、正弦波である発振器11の出力の位相を90度
ずらして、比較回路3からの出力を判定するタイミング
を作成する。
【0012】次に、アナログ出力1Aを用いて第1の2
次コイル14の断線を検出する手順を説明する。正常時
において端子51、54、56、58からは、図3
(a)〜(d)にそれぞれ示すような波形が出力され
る。図3は、図1の実施例の各部の出力を示したものあ
る。図3(a)は端子51の出力の波形図である。同様
に、図3(b)は端子54の出力、図3(c)は端子5
6の出力、図3(d)は端子58の出力の波形図であ
る。
次コイル14の断線を検出する手順を説明する。正常時
において端子51、54、56、58からは、図3
(a)〜(d)にそれぞれ示すような波形が出力され
る。図3は、図1の実施例の各部の出力を示したものあ
る。図3(a)は端子51の出力の波形図である。同様
に、図3(b)は端子54の出力、図3(c)は端子5
6の出力、図3(d)は端子58の出力の波形図であ
る。
【0013】また、実施例においてCPU4における断
線の確認手順を図4のフローチャートに示した。この断
線確認手順は次のように行われる。
線の確認手順を図4のフローチャートに示した。この断
線確認手順は次のように行われる。
【0014】第1の2次コイル21の断線検出をする場
合には、アナログ出力1Aにおける断線をチェックす
る。このチェックはまず、検出タイミング発生回路2の
出力を読み込んでローレベルになるまで待ち(S4
1)、次にタイミング発生回路2の出力がハイレベルに
変わるまで待つ(S42)ことで、タイミング発生回路
2の出力の波形の立ち上がりを待つ。そして、検出タイ
ミング発生回路2の立ち上がり時に、比較回路3の出力
を読み込む(S43)。
合には、アナログ出力1Aにおける断線をチェックす
る。このチェックはまず、検出タイミング発生回路2の
出力を読み込んでローレベルになるまで待ち(S4
1)、次にタイミング発生回路2の出力がハイレベルに
変わるまで待つ(S42)ことで、タイミング発生回路
2の出力の波形の立ち上がりを待つ。そして、検出タイ
ミング発生回路2の立ち上がり時に、比較回路3の出力
を読み込む(S43)。
【0015】読込んだ比較回路3の出力がハイレベルの
時は断線異常が無し(S44)と判定することができ
る。また、比較回路3の出力がローレベルの場合は、断
線異常と判定することができる(S45)。つまり、断
線異常が発生している場合には端子51からのアナログ
出力1Aの入力波形が必ず0Vとなる。その結果、比較
回路3の出力はいかなるタイミングでもローレベルを示
すからである。
時は断線異常が無し(S44)と判定することができ
る。また、比較回路3の出力がローレベルの場合は、断
線異常と判定することができる(S45)。つまり、断
線異常が発生している場合には端子51からのアナログ
出力1Aの入力波形が必ず0Vとなる。その結果、比較
回路3の出力はいかなるタイミングでもローレベルを示
すからである。
【0016】第2の2次コイル15の断線検出も、アナ
ログ出力2Aにおける断線を前記と同様にチェックする
ことで行われる。
ログ出力2Aにおける断線を前記と同様にチェックする
ことで行われる。
【0017】
【発明の効果】この発明は、差動トランス式検出器の検
出値に関わらず2次トランス側の断線を常時、容易に確
認することができる。
出値に関わらず2次トランス側の断線を常時、容易に確
認することができる。
【図1】この発明の実施例の断線検出回路を示したブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】図1の実施例の要部の詳細な回路図である。
【図3】図1の実施例の各部の出力を示した波形図であ
る。
る。
【図4】図1の実施例における断線確認手順を示したフ
ローチャートである。
ローチャートである。
1 差動トランス 2 検出タイミング発生回路 3 比較回路 4 CPU 11 発振器 12 1次コイル 13 コア 14 第1の2次コイル 15 第2の2次コイル 31 第1のコンパレータ 32 第2のコンパレータ
Claims (1)
- 【請求項1】 差動トランス(1) の1次コイル(12)に接
続された信号発生手段(11)の出力に基づいて判定タイミ
ングを作成する検出タイミング発生手段(2)と、 差動トランス(1) の2次コイル(14・15) からの出力と所
定の値との比較結果を出力する比較手段(3) と、 比較手段(3) の出力を前記判定タイミングで判定して断
線の有無を検証する判定手段(4) とを備えることを特徴
とする断線検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5294090A JPH07128388A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 断線検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5294090A JPH07128388A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 断線検出回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07128388A true JPH07128388A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17803162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5294090A Pending JPH07128388A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 断線検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07128388A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019035653A (ja) * | 2017-08-15 | 2019-03-07 | 株式会社東京精密 | 断線検出装置、断線検出方法、及びプローブ先端検出装置 |
JP2019145611A (ja) * | 2018-02-19 | 2019-08-29 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 差動トランス式変位計の断線検知システム、差動トランス式変位計、及び断線検知方法 |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP5294090A patent/JPH07128388A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019035653A (ja) * | 2017-08-15 | 2019-03-07 | 株式会社東京精密 | 断線検出装置、断線検出方法、及びプローブ先端検出装置 |
JP2019145611A (ja) * | 2018-02-19 | 2019-08-29 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 差動トランス式変位計の断線検知システム、差動トランス式変位計、及び断線検知方法 |
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