JPH07127661A - 油圧制御式クラッチの冷却装置 - Google Patents

油圧制御式クラッチの冷却装置

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JPH07127661A
JPH07127661A JP5296005A JP29600593A JPH07127661A JP H07127661 A JPH07127661 A JP H07127661A JP 5296005 A JP5296005 A JP 5296005A JP 29600593 A JP29600593 A JP 29600593A JP H07127661 A JPH07127661 A JP H07127661A
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JP
Japan
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oil
spray
clutch
pressure
flow rate
Prior art date
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Pending
Application number
JP5296005A
Other languages
English (en)
Inventor
Fujio Momiyama
冨士男 籾山
Koji Harada
浩二 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07127661A publication Critical patent/JPH07127661A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、油圧制御式クラッチにおいて、油圧
クラッチを冷却する必要がある半クラッチ時には十分な
スプレー流量とし、あまり冷却を必要としないクラッチ
押付力の低圧時及びクラッチ密着時の高圧時にはスプレ
ー流量を減少させ、オイルパンのオイルレベルを確保
し、エンジンの高回転時にエアの吸い込みによるクラッ
チ滑りの発生を防止することを目的とする。 【構成】オイルスプレー制御弁11とスプレー系ポンプ
9との間に、可変オリフィス29の前後差圧に応じてバ
イパス通路27を開閉し、ポンプ吐出流量を一定に調整
する流量調整弁25を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧制御式クラッチの
冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のクラッチ及びトランスミッショ
ンを油圧により自動制御する装置がある。その機構は図
3で示すように、制御系オイルポンプ5から吐出され、
フィルタ12で濾過された圧油を一定流量に制御する流
量制御弁6と、一定流量に制御された圧油を油圧クラッ
チ3側とトランスミッション(図略)側との何れか一方
に切替える油圧制御式の切替弁7と、油圧クラッチ3の
断、接制御用シリンダとトランスミッションのシフト制
御用シリンダ1並びにセレクト制御用シリンダ2とに切
替える電磁切替弁8と、スプレー系オイルポンプ9の吐
出圧油を冷却するオイルク−ラ10と、このオイルクー
ラ10にて冷却した圧油を前記油圧クラッチ3に噴射す
るオイルスプレー4と、このオイルスプレー4のスプレ
ー流量を制御するオイルスプレー制御弁11とから成る
構成である。
【0003】前記オイルスプレー制御弁11は図4で示
すように、スプレー系ポンプ9と接続された通常のメイ
ン通路20と、流量をメイン通路20よりも減少させる
サブバイパス通路21とが設けられ、このメイン通路2
0とサブバイパス通路21を切り替えるスプール弁22
とを備え、スプール弁22の一端にはスプリング23を
介装し、他端には油圧クラッチ3の制御圧油PC1を導
入するパイロットポート24が設けられた構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記オイルスプレー制
御弁11は、油圧クラッチ3の制御圧油PC1(以下パ
イロット圧油PC1という)がクラッチ押付力の低圧時
にはスプリング23によってスプール弁22が図5にお
いて右端に移動し、メイン通路20を閉止してサブバイ
パス通路21を開口し、オイルスプレー4へのスプレー
流量を減少しているが、半クラッチの中圧時及びクラッ
チ密着時の高圧時になると、スプール弁22は左端に移
動し、メイン通路20とサブバイパス通路21とを開口
する。その結果、スプレー系ポンプ9がエンジン回転数
に比例してオイル吸い込み量と吐出量とが増大するた
め、図5で示すように、当然スプレー流量が増大する。
【0005】油圧クラッチ3を大流量のスプレー流量で
冷却する必要があるのは、摩擦熱が発生する半クラッチ
時であり、クラッチ押付力の低圧時及びクラッチ密着時
の高圧時では少流量のスプレー流量で十分であるが、前
記したように、クラッチ密着時の高圧時にもスプレー流
量が増大状態であるため、エンジン回転数に比例してオ
イル吸い込み量を増大するスプレー系ポンプ9は、エン
ジンの高回転時にオイルパンのオイルレベルが下がり、
エアを吸い込み、それによるクラッチ滑りが発生する問
題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑みてなされたものであり、その特徴とする構成
は、制御系オイルポンプから吐出される圧油を一定流量
に制御する流量制御弁と、一定流量に制御された圧油を
油圧クラッチの断、接制御用シリンダとトランスミッシ
ョンのシフト、セレクト制御用シリンダとに切替える電
磁切替弁と、スプレー系ポンプから吐出される圧油を冷
却するオイルク−ラと、このオイルクーラにて冷却した
圧油を前記油圧クラッチに噴射するオイルスプレーと、
前記油圧クラッチの制御圧油をパイロットにしてスプー
ル弁を作動し、オイルスプレーのスプレー流量を制御す
るオイルスプレー制御弁とを備えた油圧制御式クラッ
チ、トランスミッションの油圧回路において、前記オイ
ルスプレー制御弁とスプレー系ポンプとの間に、可変オ
リフィスの前後差圧に応じてバイパス通路を開閉し、ポ
ンプ吐出流量を一定に調整する流量調整弁を設けたもの
である。
【0007】
【作用】上記の構成により、流量調整弁によるスプレー
系ポンプの吐出流量を一定に調整することによって、油
圧クラッチを大流量のスプレー流量で冷却する必要があ
る半クラッチ時にはメイン通路によって十分なスプレー
流量とし、クラッチ押付力の低圧時及びクラッチ密着時
の高圧時にはスプレー流量を減少させ、オイルパンのオ
イルレベルを確保し、エンジンの高回転時にエアの吸い
込みによるクラッチ滑りの発生を防止する。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。尚、油圧制御式クラッチ、トランスミッションの油
圧回路は図3によって説明した通りであるので、この実
施例では説明を省略する。図1において、11はオイル
スプレー制御弁であり、通常のメイン通路20と、流量
をメイン通路20よりも減少させるサブバイパス通路2
1と、オイルスプレー4とが設けられ、このメイン通路
20とサブバイパス通路21を切り替えるスプール弁2
2とを備え、スプール弁22の一端にはスプリング23
を介装し、他端には油圧クラッチ3の制御圧油PC1を
導入するパイロットポート24が設けられ、従来のオイ
ルスプレー制御弁と同一の構造である。
【0009】本発明は、前記オイルスプレー制御弁11
とスプレー系ポンプ9との間に、ポンプ吐出流量を一定
に調整する流量調整弁25を設けたものである。
【0010】この流量調整弁25は、スプレー系ポンプ
9の吐出側と接続した導入ポート26と、スプレー系ポ
ンプ9の吸入側もしくはリザーバと接続したバイパス通
路27と、吐出ポート32と、この吐出ポート32と導
入ポート26との間の設けられた可変オリフィス29の
下流側の圧力を通路30を介して後室31に導き、可変
オリフィス29の前後差圧に応じて前記バイパス通路2
7を開閉するスプール弁28とから構成され、スプレー
系ポンプ9の吐出流量を一定に調整する。
【0011】本発明は上記の通りの構成であるから、オ
イルスプレー制御弁11は、パイロット圧油PC1がク
ラッチ押付力の低圧時にはスプリング23によってスプ
ール弁22が図1において右端に移動し、メイン通路2
0を閉止してサブバイパス通路21を開口し、オイルス
プレー4へのスプレー流量を減少しているが、半クラッ
チの中圧時及びクラッチ密着時の高圧時になると、スプ
ール弁22は左端に移動し、メイン通路20とサブバイ
パス通路21とを開口する。
【0012】しかしながら、クラッチ密着時の高圧時に
エンジンの高回転では、これに比例して吐出流量が増大
するスプレー系ポンプ9の吐出流量を流量調整弁25に
よって余剰流をバイパス通路27から低圧側に逃がし、
吐出ポート32からの流量を低下させる。
【0013】これにより、パイロット圧油PC1がクラ
ッチ押付力の低圧時とパイロット圧油PC1がクラッチ
密着時の高圧時でエンジンが高回転の時にはスプレー流
量を減少し、例えば、毎分1リットルの冷却用オイルを
オイルスプレー4より油圧クラッチ3に噴射し、パイロ
ット圧油PC1が半クラッチの中圧時には大流量のスプ
レー流量、例えば、毎分5リットルの冷却用オイルをオ
イルスプレー4より油圧クラッチ3に噴射する。
【0014】上記のスプレー流量の制御をグラフによっ
て示すと、図2で示すように、パイロット圧油PC1が
半クラッチの中圧時ではスプレー流量が最大になるが、
パイロット圧油PC1がクラッチ押付力の低圧時及びパ
イロット圧油PC1がクラッチ密着時の高圧時ではスプ
レー流量が減少しており、特にポンプ回転数が増大して
もスプレー流量は減少した一定の流量に制御される。
【0015】上記のようなスプレー流量の制御の結果、
油圧クラッチ3を大流量のスプレー流量で冷却する必要
がある半クラッチ時には十分なスプレー流量とし、あま
り冷却を必要としないクラッチ押付力の低圧時及びクラ
ッチ密着時の高圧時にはスプレー流量を減少させ、オイ
ルパンのオイルレベルを確保し、エンジンの高回転時に
エアの吸い込みによるクラッチ滑りの発生を防止する。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、オイ
ルスプレー制御弁とスプレー系ポンプとの間に、可変オ
リフィスの前後差圧に応じてバイパス通路を開閉し、ポ
ンプ吐出流量を一定に調整する流量調整弁を設けた構成
であるから、油圧クラッチを冷却する必要がある半クラ
ッチ時には十分なスプレー流量とし、あまり冷却を必要
としないクラッチ押付力の低圧時及びクラッチ密着時の
高圧時にはスプレー流量を減少させるため、オイルパン
のオイルレベルが確保され、エンジンの高回転時にエア
の吸い込みによるクラッチ滑りの発生を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の断面図
【図2】本発明装置によるスプレー流量特性図
【図3】本発明装置が採用される油圧制御式クラッチ、
トランスミッションの油圧回路図
【図4】従来のオイルスプレー制御弁の断面図
【図5】従来のオイルスプレー制御弁によるスプレー流
量特性図
【符号の説明】
3 油圧クラッチ 4 オイルスプレー 9 スプレー系オイルポンプ 10 オイルクーラ 11 オイルスプレー制御弁 20 メイン通路 21 サブバイパス通路 22 スプール弁 23 スプリング 24 パイロットポート 25 流量調整弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御系オイルポンプから吐出される圧油
    を一定流量に制御する流量制御弁と、一定流量に制御さ
    れた圧油を油圧クラッチの断、接制御用シリンダとトラ
    ンスミッションのシフト、セレクト制御用シリンダとに
    切替える電磁切替弁と、スプレー系ポンプから吐出され
    る圧油を冷却するオイルク−ラと、このオイルクーラに
    て冷却した圧油を前記油圧クラッチに噴射するオイルス
    プレーと、前記油圧クラッチの制御圧油をパイロットに
    してスプール弁を作動し、オイルスプレーのスプレー流
    量を制御するオイルスプレー制御弁とを備えた油圧制御
    式クラッチ、トランスミッションの油圧回路において、
    前記オイルスプレー制御弁とスプレー系ポンプとの間
    に、可変オリフィスの前後差圧に応じてバイパス通路を
    開閉し、ポンプ吐出流量を一定に調整する流量調整弁を
    設けたことを特徴とする油圧制御式クラッチの冷却装
    置。
JP5296005A 1993-11-02 1993-11-02 油圧制御式クラッチの冷却装置 Pending JPH07127661A (ja)

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Cited By (4)

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