JPH0712712B2 - 蛍光プリンタヘッド - Google Patents

蛍光プリンタヘッド

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JPH0712712B2
JPH0712712B2 JP25154687A JP25154687A JPH0712712B2 JP H0712712 B2 JPH0712712 B2 JP H0712712B2 JP 25154687 A JP25154687 A JP 25154687A JP 25154687 A JP25154687 A JP 25154687A JP H0712712 B2 JPH0712712 B2 JP H0712712B2
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敏光 冬木
亨 勅使川原
和男 寺尾
敦司 笠尾
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J31/00Cathode ray tubes; Electron beam tubes
    • H01J31/08Cathode ray tubes; Electron beam tubes having a screen on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted, or stored
    • H01J31/10Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes
    • H01J31/12Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes with luminescent screen
    • H01J31/15Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes with luminescent screen with ray or beam selectively directed to luminescent anode segments
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/435Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/447Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using arrays of radiation sources
    • B41J2/4476Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using arrays of radiation sources using cathode ray or electron beam tubes

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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光プリンタに光源として用いられる光書込用
の蛍光プリンタヘッドに関するものである。
〔従来の技術〕
近年、各種の光源を利用した光プリンタが提案されるよ
うになっている。第8図は一般的な光プリンタの構造を
一例として模式的に示したものであり、図中Aは記録媒
体としての感光ドラムである。感光ドラムAは紙面に垂
直な回転軸Oを中心として図中時計回り方向に回転し、
帯電器Bによって表面を帯電させられる。そして帯電し
た感光ドラムAの表面には、光源Cからドット状の光が
レンズ系Lを介して照射されて文字・図形等の潜像が形
成され、この潜像は現像器Dによって現像される。カセ
ットEに収納された転写用紙Fは、感光ドラムAの表面
と転写器Gとの間を通って送られるようになっており、
現像された感光ドラムA表面の文字・図形等が該転写用
紙Fに転写されていくように構成されている。該転写用
紙上の未定着像は、熱定着器Iを通過することで、溶融
定着される。なお、図中Hは感光体に残留する電荷を消
すための消去ランプであり、Jは感光ドラムAの表面を
清掃するためのクリーニングブレードである。
前記光プリンタの光源Cとしては、レーザ装置、LED,CR
T等を用いることができるが、光源としての信頼性や製
造コスト等の観点から、最近ではこれら各種の発光デバ
イスに加えて蛍光表示管の原理を応用した光源、即ち蛍
光プリンタヘッドが提案されるようになっている。
蛍光表示管乃至蛍光プリンタヘッドは、高真空雰囲気に
保持された外囲器の内部に、各種の電極類や発光部とな
る蛍光体を設けた多極電子管の一種であり、以下におい
ては、まず各種の蛍光プリンタヘッドを構造上の特徴か
らいくつかに分類して説明する。
まず、蛍光プリンタヘッドを光の取出し方向によって分
類すると、次の(1)及び(2)に分けることができ
る。
(1)VFD型(背面側の発光を前面板を通して観察する
通常型)の蛍光プリンタヘッド VFD型の蛍光プリンタヘッドは、外囲器を構成する陽極
基板の内面上に蛍光体を有する陽極導体を設け、フィラ
メント状陰極から放出された電子を蛍光体に射突させて
発光させ、前記陽極基板に対面する透明な前面板を通し
て、前記感光ドラムの表面に光線を照射する構成になっ
ている。このようなVFD型の蛍光プリンタヘッドは、特
開昭61−203555号公報(文献)に示されている。
(2)FLVFD型(前面発光型)の蛍光プリンタヘッド FLVFD型の蛍光プリンタヘッドは、陽極基板と陽極導体
を透光性の材料で構成し、該陽極導体及び該陽極基板を
通して蛍光体からの光を前記感光ドラムの表面に照射す
る構成になっている。このようなFLVFD型の蛍光プリン
タヘッドは、特開昭60−61273号公報(文献)の第5
図及び特開昭59−51445号公報(文献)に示されてい
る。
次に、ドット状の光を放つ陽極のパターンによって蛍光
プリンタヘッドを分類すると、例えば次の(a)〜
(c)のような類型に分けることができる。
(a)シングルタイプ ドット状の多数の陽極が、所定間隔をおいて主走査方向
に平行になるよう一列に並設されているものである。こ
こで主走査方向とは、蛍光プリンタヘッドの駆動時にド
ット状の各陽極を連続して走査する方向であって、前記
光プリンタにおいては前記感光ドラムの軸線に平行な方
向を示している。このようなタイプの蛍光プリンタヘッ
ドは、特開昭58−38967号公報(文献)に示されてい
る。
(b)千鳥タイプ ドット状の多数の陽極が、所定間隔をおいて主走査方向
と平行な二列に千鳥状に並設されているものである。こ
の場合、感光ドラムの回転と各陽極の発光のタイミング
を適宜に合せ、感光ドラム表面の軸線に平行な一直線上
に、千鳥状に並んだ各陽極からドット状の光線を照射す
ると、ドット光が連続して一直線状とすることができ
る。このようなタイプの蛍光プリンタヘッドは、前記文
献に示されている。
(c)斜め配列タイプ これは本出願人が特開昭61−211956号公報(文献)等
において提案している特殊な陽極パターンを有する蛍光
プリンタヘッドである。
この斜め配列タイプの蛍光プリンタヘッドは第7図に示
すように、基板1上には、3本以上の帯状の陽極導体2
が互いに一定間隔をおいて互いに平行に配設されてお
り、その上方には該陽極導体2の主走査方向である長手
方向と斜めに交差する方向に複数の帯状の第2制御電極
3が各々電気的に独立して一定間隔で互いに平行に配設
されている。各第2制御電極3は平板部材から成り、そ
の中央には、陽極導体2を斜めに横切る方向にスリット
4が穿設されている。各陽極導体2上には、前記第2制
御電極3のスリット4と対面する箇所およびその近傍に
一定間隔で蛍光体層5が被着されて多数のドット状の陽
極6を構成しており、斜めに並んだ多数組のドット状の
陽極6の列によって発光エリアが構成されている。ま
た、前記第2制御電極3の上方には、図示しない絶縁性
のスペーサを間に介して、拡散電極としての第1制御電
極7が設けられている。第1制御電極7は一枚の導電性
の板材から形成されており、前記第2制御電極3の各ス
リット4に対応する位置に、該スリット4より一回り大
きめのスリット8がそれぞれ形成されている。従って陽
極導体2に蛍光体層5を連続的に被着させておいても、
第2制御電極3,3どうしの隙間から覗いている部分の蛍
光体層5は第1制御電極7によって隠されるので、発光
エリアを構成する多数のドット状の陽極6は、主走査方
向に対して斜めに傾いた両スリット4,8からあらわれて
いる部分のみとなる。そして次に、前記第1制御電極7
の上方であって、発光エリアの外側上方の位置には、2
本のフィラメント状陰極9,9が主走査方向と平行に張設
されている。10は前面板、11は側面板であって、前記基
板1と共に密封容器を形成し、その内部は真空に保たれ
ている。そして図示はしないが、前面板10の外面には、
集光性レンズの1種である円柱形のセルフォックレンズ
(登録商標)が、多数主走査方向に沿って並設されてお
り、ドット状の各陽極6から前面板ごしに照射される光
線を前記感光ドラムの表面に到達させることができるよ
うになっている。
そして、前記密封容器外に導出された制御電極端子12等
の各電極は、図示しないドライバ回路に接続されてお
り、前記各陽極6を時分割パルス信号で走査し、該走査
に同期した正の表示パルス信号を所望の第2制御電極3
に印加して、任意のドット状の陽極6の蛍光体層5を選
択的に発光させることができるように構成されている。
そして、発光させたくない陽極6の蛍光体層5にもフィ
ラメント状陰極9からの電子が射突して、いわゆる、も
れ発光をおこしてしまうことがあるが、これを防止する
ため、発光させたくない陽極6の上方に位置する第2制
御電極3には、負の電圧(カットオフバイアス)が印加
されるように構成されている。
次に、以上の構成になる蛍光プリンタヘッドを光プリン
タに実装する場合には、記録媒体としての感光ドラムA
の回転軸0と陽極導体2の主走査方向である長手方向と
が平行となるようにする。斜めに並んだドット状の陽極
6の各列は、感光ドラムの回転軸0に対して傾斜するこ
とになるが、適宜の電気的信号処理を施して、各陽極6
の蛍光体層5の発光タイミングを感光ドラムAの回転速
度に応じて適宜に調整すれば、ドット状の各陽極6から
感光ドラムAに照射されるドット状の光線を、感光ドラ
ム表面の、軸線に平行な一直線上の位置に連続的に到達
させることができる。
次に、フィラメント状陰極の本数によって蛍光プリンタ
ヘッドを分類すると、例えば次の(イ)〜(ハ)に示す
ような類型に分けることができる。
(イ)1本張り 文献の第5図又は文献に示すように、フィラメント
状陽極が1本しか張設されていない蛍光プリンタヘッド
は、FLVFD型であって、陽極パターンに関しては前記シ
ングルタイプか千鳥タイプの蛍光プリンタヘッドだけで
あった。同文献中にもあるように、このような一本張り
の蛍光プリンタヘッドにおいては、唯一のフィラメント
状陰極は、多数の陽極よりなる発光エリアの背面側の直
上位置に張設されている。
(ロ)二本張り 文献乃至文献にも示すように、VFD型・FLVFD型とも
に2本のフィラメント状陰極を有する蛍光プリンタヘッ
ドが最も一般的である。この場合、2本のフィラメント
状陰極はドット状の陽極の列の外側上方の位置に陽極を
はさむように張設されている。なお、本出願人の提案に
係る前記斜め配設タイプの従来の蛍光プリンタヘッド
も、前述のようにフィラメント状陰極は2本で、発光エ
リアの外側上方に張設されていた。
(ハ)多数本張り 特開昭62−71163号公報(文献)に示すように、3本
以上のフィラメント状陰極が2グループに分けられ、各
グループが陽極列の両外側上方にそれぞれ張設された蛍
光プリンタヘッドが知られている。
以上説明したように、光プリンタに実装される蛍光プリ
ンタヘッドにおいて、フィラメント状陰極の一本張り
は、シングルタイプ乃至千鳥タイプの陽極パターンを有
するFLVFD型の蛍光プリンタヘッドにしか使用されてい
ない。即ち、斜め配列タイプの蛍光プリンタヘッドやVF
D型の蛍光プリンタヘッドには、フィラメント状陰極の
一本張りは存在しなかった。
特にVFD型や斜め配列タイプの蛍光プリンタヘッドにお
いて、フィラメント状陰極の一本張り構造が採用されな
かったのは次の理由による。即ち一本のフィラメント状
陰極を陽極の真上に張設すると、照射光の径路となる発
光部と記録媒体の間にフィラメント状陰極が存在するこ
とになるため、これがドット光照射の妨げとなって記録
媒体にフィラメント状陰極の影が生じ、不必要な線がプ
リントされてしまうことになると考えられていたのであ
る。フィラメント状陰極とは反対側に向けて光を照射す
るFLVFD型の蛍光プリンタヘッドでは、このような問題
がないため、一本張り構造を採用することができた。
従って(ロ)で示した通り、斜め配列タイプの蛍光プリ
ンタヘッドやこれ以外の陽極パターンでVFD型の蛍光プ
リンタヘッドにおいては、フィラメント状陰極による影
を生じさせないようにするため、発光部となるドット状
の各陽極の両側上方に二本のフィラメント状陰極を配設
した構成が、従来は一般的なものとされていたのであ
る。
[発明が解決しようとする問題点] 従来一般的とされてきたフィラメント状陰極の二本張り
構造には次のような問題点があった。
従来のフィラメント状陰極が2本張りである蛍光プリン
タヘッドを発光させて、スリット4,8に沿った斜め方向
の各列に属するドット状の陽極6の相対輝度を測定する
と、第5図(b)に示すような輝度配列になる。即ち中
央の陽極の発光輝度に対して両端の発光輝度は5割以上
も高くなってしまう。このような輝度配列のスリットが
順次走査されて、感光ドラム表面に照射される。従っ
て、感光ドラムの軸線に平行な主走査方向の一直線上に
は、前記輝度配列が繰り返されるので、第6図(b)に
示すように主走査方向の輝度配列にも周期的な変化が現
れてしまう。このように主走査方向の各ドットに均一な
輝度が得られないと、均一なプリント状態が得られず、
光プリンタの印字品位が悪くなってしまうという問題点
があった。
前記問題点の発生する原因を調べた結果、フィラメント
状陰極の2本張りの構造から起因することが知見した。
従来の光プリンタの構造は、第7図に示すように、互い
に平行に並設された複数本(同図では8本)の陽極列の
外側にフィラメント状陰極9,9が張設されているため
に、前記陽極列のうち両側端の2本がフィラメント状陰
極9,9に近い位置にあり、順次内側になるに従って遠く
なるのである。一般に輝度はフィラメント状陰極と制御
電極間の距離が小さいほど高くなる傾向がある。従って
スリット4,8に沿った斜め方向の各列のドット状陽極6
の相対輝度は、第5図(b)に示すように両端が輝度が
高く内側が低くなるのである。
又、フィラメント状陰極は、陰極支持体24のアンカ25に
よって両端を張設している。したがってフィラメント状
陰極は振動によって上下方向の位置ズレが生じ、輝度が
変化するという現象があり、陰極が2本の場合はその各
々に輝度を不均一にする原因があった。
さらに、従来の2本張り構造の陽極上での電流密度分布
を測定してみると、第9図(b)に示すように、フィラ
メント間の中央が低くなっていることがわかった。これ
はフィラメント状陰極の一方から放出された電子が他方
のフィラメント状陰極方向(すなわち斜め方向のドット
状陽極6の中央方向)に向うと、そこの陰極に印加され
ているマイナス電位で反発され、中心部付近に集まりに
くくなるために、フィラメント間の中央にある陽極ドッ
ト6に射突する電子の密度が小さくなり、したがって相
対輝度も低くなると考えられていた。
[発明の目的] VFD型あるいは斜め配列型の蛍光プリンタヘッドにおい
て、主走査方向に均一な輝度が得られるようにすること
を目的としている。
[問題点を解決するための手段] 本発明の蛍光プリンタヘッドは、基板上に形成した複数
本の陽極導体にそれぞれ蛍光体を被着してなる複数本の
帯状の陽極と、前記陽極と交差する方向にそれぞれスリ
ットが形成された複数のグリッド板を前記陽極の上方に
並列させて構成した第2制御電極と、前記第2制御電極
の上方に設けられて前記各スリットに対応する複数のス
リットが形成された一枚の板材からなる第1制御電極
と、前記第1制御電極の上方に配設されたフィラメント
状陰極とを高真空雰囲気とされた外囲器の内部に有し、
前記各スリットに区画された前記陽極導体のドット状の
発光を記録媒体上に照射する蛍光プリンタヘッドにおい
て、前記陽極の長手方向と直交する方向について各陽極
の略中央上方の位置に、陽極の長手方向と平行に1本の
フィラメント状陰極を張設したことを特徴としている。
[作用] フィラメント状陰極が1本なので、フィラメント状陰極
と陽極列の距離は、2本のときより均一化する。このた
め内側の陽極列と外側の陽極列の輝度の差が無くなり、
均一化する。したがって主走査方向に沿った陽極の発光
輝度も従来に比べて均一化するとともに安定化する。ま
た発光エリアを構成する陽極とレンズ系との間の位置に
フィラメント状陰極が存在しても、その位置はレンズ系
の焦点(即ち陽極のある位置)から大きく外れているの
で、実際にはフィラメント状陰極は記録媒体上にはほと
んど結像せず、光プリンタの印字品位を低下させること
はない。
[実施例1] 本発明の第1実施例を第1図及び第2図によって説明す
る。本実施例の蛍光プリンタヘッド20は、VFD型で斜め
配列タイプのものであり、フィラメント状陰極21の本数
とその張設構造以外については、第7図に示した従来例
とほぼ同様の基本的構造及び機能を有している。以下の
説明ではフィラメント状陰極21の部分等を中心に説明
し、従来と略同様の構成部分については第7図と同様の
符号を付してその説明を一部省略する。
第1図に示すように、箱形の外囲器の一部を成す基板1
の内表面上には、互いに平行な8本の陽極導体2が所定
間隔をおいて設けられ、各陽極導体2には蛍光体層5aが
ベタ状に被着されて陽極6aが構成されている。これら陽
極6aの周囲の基板1上には絶縁層22が被着されており、
該絶縁層22の上には、互いに独立して外囲器外に端部を
導出された多数の第2制御電極3が、各陽極6aをまたい
で設けられている。これら第2制御電極3の上には絶縁
性のスペーサー23を介して一枚板状の第1制御電極7が
設けられている。前記各制御電極3,7には、主走査方向
と平行な陽極6aの長手方向に対して所定の角度を成すよ
うに、それぞれスリット4,8が形成されている。前記陽
極6aのうち、スリット4に区画されたドット状の部分が
有効な発光部分となり、前記スリット4に沿って斜めに
並んだ多数組のドット状の発光部分によって、本蛍光プ
リンタヘッド20の発光エリアが構成されている。
次に、前記第1制御電極7の上方であって発光エリアに
相対する位置には、1本のフィラメント状陰極21が設け
られている。即ち、この1本のフィラメント状陰極21
は、中央2本の陽極6a,6aの中間位置の真上にあたる位
置に、陽極6aの長手方向と平行に張設されている。この
フィラメント状陰極21は、基板1の長手方向両端に設け
られた陰極支持体24のアンカ25に、その両端部を溶接固
定されている。このアンカ25は長手方向に弾力性を有し
ているので、所定の引張力をもって張設されている。ま
た両陰極支持体24,24に近い基板1上の所定位置には、
上縁部に係止溝26を有するガイド板27が精密に位置決め
固定されており、このガイド板27は陰極支持体24に形成
された貫通孔24aを挿通して、陰極支持体24上に突出し
ている。そして前記フィラメント状陰極21は、その両端
部近傍を前記ガイド板27の係止溝26によってガイドされ
ることにより、前記発光エリア上方の中央所定位置に正
確に位置決めされるようになっている。
このガイド板27は耐摩耗性材料で形成されている。耐摩
耗性材料の例としては、ジルコニア系やアルミナ系のセ
ラミックスや、Cr,Ti,W等の金属も使用できる。
ガイド板27の係止溝26の形状はフィラメントの径とほぼ
同じ幅のストレート溝でも、断面テーパ状の溝でもよ
い。
次に、第2図に示すように、発光エリアが構成された基
板1に対面している前面板10には、その外面側にレンズ
系が設けられている。このレンズ系は、セルフォックレ
ンズ(登録商標)と呼ばれる光集束性レンズの一種であ
る棒状(又は円柱状)レンズを密に並設させたもので、
一般にセルフォックレンズアレイ28(略してSLA28)と
呼ばれる。そして、SLA28の中心から図中下方に測って
一定距離l0の焦点位置に前記陽極6aが存在し、陽極6aか
ら出たドット状の光はSLA28を介して集光され、同図中
上方に測って一定距離l0の図示しない焦点位置に結像す
るようになっている。そしてこの結像位置に記録媒体で
ある感光ドラムAの表面がくるように構成されている。
さて、前記SLA28は望ましい焦点深度Δlがかなり小さ
く、例えば±50〜60μm程度しかない。一般にフィラメ
ント状陰極21は、焦点位置にある陽極6aからレンズ側に
向けて焦点深度Δlの20倍程度も離れた位置にあるので
結像しないものと考えられる。さらにフィラメント状陰
極21の径は20〜50μmときわめて細いので、フィラメン
ト状陰極21の影も感光ドラムA上にはほとんど結像でき
ないものと考えられる。即ち本実施例は、本発明者のこ
のような考え方に基づいて、フィラメント状陰極21を発
光エリアの中央真上に1本だけ配設し、新たな問題点を
発生させることなく従来の問題点を解決しようとしたも
のである。
以上のような構成において、蛍光プリンタヘッド20を駆
動して実際に光プリンタを作動させ、ドット状に区画さ
れた陽極6aの相対的な発光輝度を測定すると、第5図
(a)に示すようにスリット4,8に沿った斜め方向につ
いてはほぼ一定となっており、従って主走査方向につい
ても第6図(a)に示すようにほぼ均一となった。従っ
て[発明が解決しようとする問題点]の項で説明したよ
うな問題点は解決され、主走査方向について均一な輝度
が安定して得られるので高い印字品位を得ることができ
た。また、1本のフィラメント状陰極21を発光エリアと
レンズ系28の中間に配設した構造であるにも拘らず、従
来の予想に反して、フィラメント状陰極21の影は感光ド
ラムA上には生じないことが実験的に確認された。
[実施例2] 第3図に示す本実施例の蛍光プリンタヘッド30は、FLVF
D型で斜め配列タイプのものであり、第1実施例と同様
に発光エリアの背面側上方に1本のフィラメント状陰極
31が張設してある。その他、第1実施例とほぼ同様の機
能を有する構成部分については、第1図と同様の符号を
付して説明を省略する。この実施例は、FLVFD型である
から、基板1上の陽極導体2aに透光性がなければなら
ず、例えばメッシュ状に被着されたアルミか、又はITO
膜等の透明導電膜によって陽極導体2aが構成されてい
る。また[実施例1]とは逆に、レンズ系としてのSLA3
2が基板1側に配設されている。本実施例においては、
フィラメント状陰極31の影が全く生じないことは明らか
であるが、さらに前記[実施例1]と略同様の作用・効
果を得ることができ、本出願人の提案に係る斜め配列タ
イプの蛍光プリンタヘッドにおいて2本張り構造の欠点
を解消することができる。
[実施例3] 第4図に示す本実施例の蛍光プリンタヘッド40は、VFD
型でシングルタイプのものであり、主走査方向と平行で
ドット状に発光する陽極6cより成る発光エリアと、レン
ズ系としてのSLA42との中間に、1本のフィラメント状
陰極41が主走査方向と平行に張設されている。本実施例
によれば、前記[実施例1]と略同様の作用・効果を得
ることができる。またこの実施例において、陽極のパタ
ーンを前述した千鳥タイプにすることもできる。
[発明の効果] 本発明は、複数本の帯状の陽極を複数の斜めのスリット
で区画して斜めに並んだ多数のドット状の発光ドットを
形成した斜め配列タイプの蛍光プリンタヘッドであっ
て、特に前記陽極の長手方向と直交する方向について各
陽極の略中央上方の位置に、陽極の長手方向と平行に1
本のフィラメント状陰極を張設したことを特徴としてい
る。従って、斜め配列タイプの蛍光プリンタヘッドにお
いて、スリットに沿って並んだ発光ドットの輝度の不均
一を解消し、主走査方向に沿った発光部の輝度を均一化
・安定化させることができ、光プリンタの印字品位を向
上させることができるという効果がある。なお、この場
合に、フィラメント状陰極の影は発生しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す平面図、第2図は同
実施例の模式的断面図、第3図は本発明の第2実施例を
示す断面図、第4図は本発明の第3実施例を示す断面
図、第5図(a)は第1実施例において斜めのスリット
方向に沿う各陽極の相対輝度を示したグラフ、同図
(b)は従来の斜め配列タイプの蛍光プリンタヘッドに
おいて斜めのスリット方向に沿う各陽極の相対輝度を示
したグラフ、第6図(a)は第1実施例において主走査
方向に沿う各陽極の相対輝度を示したグラフ、同図
(b)は従来の斜め配列タイプの蛍光プリンタヘッドに
おいて主走査方向に沿う各陽極の相対輝度を示したグラ
フ、第7図は本出願人の提案に係る従来の斜め配列タイ
プのVFD型蛍光プリンタヘッドを示す平面図、第8図は
光プリンタの一般的な構成を示す模式図、第9図(a)
は1本のフィラメントを有する蛍光プリンタヘッドにお
ける陽極の電流密度分布を示す図、同図(b)は2本の
フィラメントを有する蛍光プリンタヘッドにおける陽極
の電流密度分布を示す図である。 1……基板,3……第2制御電極,5,5a……蛍光体層,6a,6
b,6c……陽極,7……第1制御電極,10……前面板,20,30,
40……蛍光プリンタヘッド,21,31,41……フィラメント
状陰極,28,32,42……レンズ系としてのSLA(セルフォッ
ク・レンズ・アレイ),A……記録媒体としての感光ドラ
ム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勅使川原 亨 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 寺尾 和男 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 笠尾 敦司 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (56)参考文献 特開 昭58−38967(JP,A) 特開 昭59−51445(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に形成した複数本の陽極導体にそれ
    ぞれ蛍光体を被着してなる複数本の帯状の陽極と、前記
    陽極と交差する方向にそれぞれスリットが形成された複
    数のグリッド板を前記陽極の上方に並列させて構成した
    第2制御電極と、前記第2制御電極の上方に設けられて
    前記各スリットに対応する複数のスリットが形成された
    一枚の板材からなる第1制御電極と、前記第1制御電極
    の上方に配設されたフィラメント状陰極とを高真空雰囲
    気とされた外囲器の内部に有し、前記各スリットに区画
    された前記陽極導体のドット状の発光を記録媒体上に照
    射する蛍光プリンタヘッドにおいて、 前記陽極の長手方向と直交する方向について各陽極の略
    中央上方の位置に、陽極の長手方向と平行に1本のフィ
    ラメント状陰極を張設した蛍光プリンタヘッド。
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