JPH0745331Y2 - 光書込みヘッド - Google Patents

光書込みヘッド

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JPH0745331Y2
JPH0745331Y2 JP10983588U JP10983588U JPH0745331Y2 JP H0745331 Y2 JPH0745331 Y2 JP H0745331Y2 JP 10983588 U JP10983588 U JP 10983588U JP 10983588 U JP10983588 U JP 10983588U JP H0745331 Y2 JPH0745331 Y2 JP H0745331Y2
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敦司 笠尾
亨 勅使川原
圭一 八木
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Description

【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案は、静電記録用光書込みヘッドに関し、特に、真
空蛍光管を用いた光書込みヘッドに関する。
このような光書込みヘッドは電子複写機またはプリンタ
等の感光体に選択的に光を照射して静電潜像を記録する
際等に使用される。
(2)従来の技術 従来、この種の光書込みヘッドは、たとえば特開昭62−
47258号公報、特開昭62−272452号公報等に記載されて
いる。
これ等の公報に記載された従来の光書込みヘッドHOは、
第12図に示すように、ロッドレンズアレイ01を挟んで静
電潜像記録用の感光体02に対向するように配置して使用
される。
この光書込みヘッドHOは、第12,13図に示すように、ア
ルミニウムまたは鉄等で形成した支持板03に接着された
ガラス基板04に、ガラスで形成した側壁05aおよび透光
壁05bを有する箱状の密封ケース05が接着されており、
その内部は真空状態に保持されている。そして、前記透
光壁05bは前記ロッドレンズアレイ01に対向して配置さ
れている。前記密封ケース05の内部には、主走査方向
(第12,13図で紙面に垂直な方向)Xに沿って平行な2
本のフィラメント状の陰極06が張設されている。また、
第13,14図に示すように、前記ガラス基板04の表面には
細い帯状の8本のアノード電極07が主走査方向Xに平行
に且つ副走査方向Yに等ピッチPY(第14図参照)で配置
されており、各アノード電極07の表面には全面に蛍光体
08が被着されている。
前記陰極06と前記アノード電極07との間(すなわち、第
13図において前記アノード電極07の下方)には、複数の
選択用グリッド電極09(第14図参照)が主走査方向Xに
そって並べられており、各選択用グリッド電極09には、
前記陰極06から前記アノード電極07へ移動する熱電子を
選択的に阻止、または通過させるための選択用スリット
09aが形成されている。この選択用スリット09aは前記主
走査方向(すなわち、前記複数のアノード電極05および
その表面上の前記蛍光体06の長手方向)Xに対して交叉
角θ(第14図参照)だけ傾斜して交叉するように形成さ
れている。前記選択用グリッド電極09の第13図中、下方
には前記陰極06との間に陰極06から前記アノード電極07
へ移動する熱電子を加速するための、1枚の板体から形
成された加速用グリッド電極010が形成されている。第1
4図に示すように前記加速用グリッド電極010の前記選択
用スリット09aに対向する位置には加速用スリット09aよ
りも少し大きめの加速用スリット010aが形成されてい
る。従って、加速用グリッド電極010の下側から見る
と、加速用スリット010a、選択用スリット09aを通して
前記アノード電極07表面上の蛍光体08が見える。そし
て、その見える蛍光体08の形状は、第14図から明らかな
ように平行四辺形である。この平行四辺形の蛍光体08の
各々が1個の発光素子08aを形成している。そして、1
本の選択用スリット09aに対向するアノード電極07表面
の前記発光素子08aの位置は、副走査方向Yから見て主
走査方向XにピッチPXだけ順次ずらされている。そし
て、前記各選択用グリッド電極09は、それぞれの選択用
スリット09aの間隔が前記ピッチPXの8倍の大きさとな
るように配設されている。従って、第14図から明らかな
ように、1本のアノード電極07表面には8×(PX)のピ
ッチで発光素子08aが形成され、また、副走査方向Yか
ら見た場合、発光素子08aは主走査方向Xに沿って端か
ら端まで連続して一定のピッチPXで配設されることにな
る。
また、1本の選択用スリット09aに対向する8本のアノ
ード電極07表面の各発光素子08aの位置は、主走査方向
Xから見て副走査方向Yに前記アノード電極07のピッチ
PYづつずれている。
(3)考案が解決しようとする課題 ところで、前述光書込みヘッドHOにおいて、発光素子08
aの発光面積、主走査方向のピッチPX、副走査方向のピ
ッチ(すなわち、アノード電極07の副走査方向の配列ピ
ッチ)PYおよび前記選択用スリット09aの交叉角θ等
は、アノード電極07の数や印字される紙面の搬送スピー
ド等の各種の条件によって定められる値である。従来、
前記各種の条件如何によって、前記アノード電極07の副
走査方向の配列ピッチPYの値を小さく設定せざるを得な
くなり、第14図に示す互いに隣接するアノード電極07間
の距離lOを大きくとれない場合があった。このような場
合、高電圧の印加されるアノード電極07間の絶縁が取り
にくく、不良品が発生し易いという問題点があった。
本考案は、前述の問題点に鑑み、発光素子08aの発光面
積、主走査方向の配列ピッチPX、副走査方向の配列ピッ
チPY、および選択用スリット09aの主走査方向Xとなす
角θ等を変えることなく、アノード電極間の距離を大き
くとれるようにすることを課題とする。
B.考案の構成 (1)課題を解決するための手段 前記課題を解決するために、本考案の光書込みヘッド
は、主走査方向に沿って形成された複数のアノード電極
の列と熱電子を放射する陰極との間に、前記主走査方向
と所定の交叉角で交叉する熱電子通過用の選択用スリッ
トを有し前記陰極から放射された熱電子の前記陽極への
移動を制御する選択用グリッド電極が主走査方向に沿っ
て所定のピッチで複数配設され、前記選択用スリットに
対向する前記アノード電極の表面に前記熱電子の衝突に
よって発光する発光素子が形成された光書込みヘッドに
おいて、 前記アノード電極の前記選択用スリットに対向する部分
は前記所定の交叉角よりも大きく且つπ/2以下の所定の
陽極交叉角で前記選択用スリットと交叉するように形成
されたことを特徴とする。
(2)作用 前述の構成を備えた本考案の光書込みヘッドによれば、
発光素子の発光面積、主走査方向の配列ピッチおよび副
走査方向の配列ピッチ、ならびに選択用スリットが主走
査方向となす角等を変えずに、選択用スリットに対向す
るアノード電極の交叉角(すなわち、陽極交叉角)を大
きくするだけで、アノード電極間の距離が大きくとれる
ようになる。
(3)実施例 以下、図面に基づいて本考案による光書込みヘッドの一
実施例について説明する。
第1図は本考案の光書込みヘッドの一実施例を備えた静
電潜像記録装置の概略構成を示す図、第2図は原稿の読
取画素の位置とその画像の読取データとを示す図、第3
図は第1図の要部拡大図、第4図は、上述の静電潜像記
録装置に用いられる光書込みヘッドHの斜視図、第5図
は同光書込みヘッドHの側断面図、第6図は第5図の矢
視VIからみた部分の拡大図、第7図は第6図に示したア
ノード電極23等の拡大図、第8図は第6図のVIII−VIII
線断面図、第9図は第6図のIX−IX線断面図、第10図は
第9図の矢視X部の拡大図、第11図は同光書込みヘッド
の要部の作用説明図、である。
第1図に示す静電潜像記録装置においては、プラテン1
上に載置した原稿(図示せず)の下面に沿って移動する
原稿照射用のランプ2の反射光を、移動ミラー系3、レ
ンズ4、固定ミラー系5を介して画像読取部6に集束さ
せて電気信号に変換している。更にこの電気信号を画像
処理部7において各読取画素毎の2値のデータに変換
し、読取原稿の15ライン分を記憶している。第2図は原
稿の読取画素の位置とその画素の読取データとを示す図
で、読取データrn(n=1,2,…)は読取原稿の第1ラ
インの読取データであり、それぞれの値は0又は1であ
る。これらの読取データの値により作動(この「作動」
の詳細については後述する)する光書込みヘッドHから
の光はロッドレンズアレイ9を介して集光され、周辺に
帯電用チャージャ10、現像ユニット11、転写用チャージ
ャ12、クリーナユニット13を配設された感光ドラム14の
表面に静電潜像を形成する。そして、用紙トレイ15から
供給された用紙は、感光ドラム14上の前記静電潜像が転
写された後、定着ユニット16を通って排紙トレイ7に排
出されるようになっている。
第3〜5図に示すように、前記光書込みヘッドHは、前
記ロッドレンズアレイ9を挟んで表面に感光体を形成し
た前記感光ドラム14と対向するように配設されており、
アルミニウムまたは鉄等で形成した支持板18に接着され
たガラス基板19に、ガラス製の側壁20aおよび透光壁20b
を有する箱状の密封ケース20が接着されて構成されてい
る。そして、その内部は真空状態に保持されている。
第5図に示すように、前記密封ケース20の内部にはその
長手方向すなわち主走査方向(第5図では紙面に垂直な
方向)Xに沿って細い帯状の発光部21が設けられるとと
もに、該発光部21と平行に2本のフィラメント状の陰極
22が張設されている。
また、第6,7図に示すように、ガラス基板19の表面には
8本のアノード電極231〜238(これらの8本の各アノー
ド電極231〜238を区別する必要がない場合には以下「ア
ノード電極23」ということにする)が前記主走査方向X
に沿ってジグザグに且つ副走査方向Yに等ピッチPYで配
置されている。前記ジグザグに形成された8本の各アノ
ード電極23は広幅の発光素子形成部23aと狭幅の接続部2
3bとが主走査方向Xに沿って交互に接続して形成されて
いる。そして、各アノード電極23の間隔は第7図に示す
ように、発光素子形成部23aの部分の間隔l1よりも接続
部23bの部分の間隔l2の方が大きく形成されている。ま
た、前記アノード電極23の発光素子形成部23aは、第7
図に示すように前記主走査方向Xに対してθ+π/2の角
度で傾斜して配設されており、その表面には蛍光体24が
被着されている。
ガラス基板19上の8本のアノード電極23の第5図中、下
方には、前記8本のアノード電極23の両側に設けたスペ
ーサ25によって支持された複数の選択用グリッド電極26
が配設されている。第6図に示すように複数の選択用グ
リッド電極26は主走査方向Xにそって並べられており、
各選択用グリッド電極26の互いに隣接する両側縁は平行
で主走査方向Xに対して交叉角θだけ傾斜して交叉する
ように配設されている。そして、各選択用グリッド電極
26には、前記陰極22から前記アノード電極23へ移動する
熱電子を選択的に阻止、または通過させるための選択用
スリット26aが形成されている。この選択用スリット26a
は第6図に示すように選択用グリッド電極26の前記両側
縁に平行に形成されて、その両側縁と同様に主走査方向
Xに対して交叉角θだけ傾斜して交叉するように配設さ
れている。したがって、この実施例では前記交叉角θの
選択用スリット26aと前記主走査方向Xに対してθ+π/
2の角度で傾斜して配設されたアノード電極23の発光素
子形成部23aが交叉する角度すなわち陽極交叉角α(第
7図参照)はπ/2となる。
前記選択用グリッド電極26の第5図中、下方には他のス
ペーサ27を介して、前記陰極22から前記アノード電極23
へ移動する熱電子を加速するための、1枚の板体から形
成された加速用グリッド電極28が形成されている。加速
用グリッド電極28は、前記発光部21の全面を覆うように
配置されており、前記選択用スリット26aに対向する位
置には第6図に示すように選択用スリット26aよりもや
や大きな幅の加速用スリット28aが形成されている。従
って、加速用グリッド電極28の下側から見ると、この加
速用グリッド電極28の加速用スリット28a、選択用スリ
ット26aを通して前記8本のアノード電極23表面上の蛍
光体24が見える。そして、見える蛍光体24の形状は、第
6,7図から明らかなように長方形である。この長方形の
蛍光体24の各々が1個の発光素子24aを形成している。
そして、1本の選択用スリット26a内の8本のアノード
電極23表面の前記発光素子24aの位置は、副走査方向Y
から見てピッチPXだけ順次ずらされている。そして、前
記各選択用グリッド電極26は、それぞれの選択用スリッ
ト26aの間隔が前記ピッチPXの8倍の大きさとなるよう
に配設されている。従って、第7図から明らかなよう
に、1本のアノード電極23表面にはピッチ8PXで発光素
子24aが形成され、前記各発光素子24aは副走査方向Yか
ら見た場合、主走査方向Xに沿って端から端まで連続し
て一定のピッチPXで配設されることになる。
また、1本の選択用スリット26a内の8本のアノード電
極23表面の各発光素子24aの位置は、主走査方向Xから
見て前記アノード電極23のピッチPYづつずれている。
次に、前述の構成を備えた本考案による光書込みヘッド
の一実施例の全体的作用について説明してから、前述の
ようにアノード電極23をジグザグに形成した場合の作用
について説明する。
上述のように構成された発光部21を備えた光書込みヘッ
ドは、陰極22がここを流れる電流によって加熱されると
熱電子が発生し、この熱電子は正電圧を印加された加速
用グリッド電極28に吸引されて加速され、その一部は加
速用スリット28aを通過する。このとき、8本のアノー
ド電極23には片側から順番に正電圧が印加され、それぞ
れのアノード電極23に正電圧が印加されるタイミングに
合わせて、選択用グリッド電極26には画像信号に応じて
正電圧および負電圧が選択的に印加される。従って、前
記加速用グリッド電極28の加速用スリット28aを通過し
た熱電子が正電圧を印加されているアノード電極23に吸
引されるとき、負電圧を印加された選択用グリッド電極
26の選択用スリット26aは通過できず、正電圧を印加さ
れた選択用グリッド電極26の選択用スリット26aだけを
通過し蛍光体24に達することになる。
したがって、第1図に示した感光ドラム14表面上の第1
書込ライン(すなわち、読取原稿の前記第2図に示した
第1読取ラインのデータrn(n=1,2…)を書き込む
べきライン)がアノード電極231に対向するとき、前記
第2図に示したデータr1r9r17,…,
r8n-7,…(n=1,2,…)の値に応じてアノード電極2
31上の発光素子24aを発光させると、前記感光ドラム14
表面の第1書込ラインの左から第1,9,17,…,8n−7番目
の画素の書き込みが行われる。
次に、感光ドラム14が回転して感光ドラム14表面上の前
記第1書込ラインがアノード電極232に対向し且つ第2
書込ラインがアノード電極231に対向するとき、第2図
のデータr2r10r18,…,r8n-6,…(n=
1,2,…)の値に応じてアノード電極232上の発光素子24a
を発光させるとともにデータr1r9r16,…,
r8n-7,…(n=1,2,…)の値に応じてアノード電極2
31上の発光素子24aを発光させる。そうすると、前記感
光ドラム14表面の第1書込ラインの左から第2,10,18,
…、8n−6番目の画素の書き込みが行われるとともに前
記感光ドラム14表面の第2書込ラインの左から第1,9,1
7,…,8n−7番目の画素の書き込みが行われる。
この時点で前記感光ドラム14表面の前記第1書込ライン
には、左から第1,9,17,…,8n−7番目の画素および左か
ら第2,10,18,…,8n−6番目の画素の書き込みが行われ
る。
このようにして、感光ドラム14を回転させながら各アノ
ード電極231〜238上の発光素子24aを選択的に発光させ
て、感光ドラム14表面に前記読取データに応じた書き込
みを行う。
そして、感光ドラム14表面上の前記第1書込ラインがア
ノード電極238に対向するとともに第8書込ラインがア
ノード電極231に対向している状態のときにデータ
r7r15r23,…,r8n-1,…(n=1,2,…)
の値に応じてアノード電極238上の発光素子24aを発光さ
せると、前記感光ドラム14表面の第1書込ラインへの全
データr1r2r3,…,rn,…(n=1,2,…)
の書き込みが終了する。
このようにして、感光ドラム14表面上の1本の書込ライ
ンが光書込みヘッドHの8本のアノード電極231〜238
順次対向し終わった時点でその1本の書込ラインへの静
電潜像の書き込みが終了する。
次に、前述のようにアノード電極23をジグザグに形成し
た場合の作用について説明する。
第11図に示すように、前記ジグザグに形成したアノード
電極23上の発光素子24aの形状は長方形ABCDとなってい
るが、前記第14図に示した従来技術のように主走査方向
Xに平行に形成したアノード電極23′(二点鎖線で表
示)上の発光素子の形状は平行四辺形ABC′D′となっ
てしまう。そして、この平行四辺形ABC′D′の面積は
前記長方形ABCDの面積と等しく、また、それらの主走査
方向Xおよび副走査方向YのピッチはいずれもPXおよび
PYで等しい。また、このとき、第11図より次式が成り立
つ。
l1=l0/sinθ したがって、主走査方向Xと選択用スリット26aとの交
叉角θが一定の場合、前記選択用スリット26aに対して
第11図に示す前記陽極交叉角α(θ<α≦π/2)で交叉
するアノード電極23と、主走査方向Xに平行なアノード
電極(すなわち、選択用スリット26aと交叉角θで交叉
するアノード電極)23′とでは、それらの上面に形成さ
れる発光素子の発光面積、および前記ピッチPXおよびPY
が同一でも、前記陽極交叉角αで交叉するアノード電極
23の方がアノード電極間の間隔を大きく取ることが可能
となる。
以上、本考案による光書込みヘッドの実施例を詳述した
が、本考案は、前記実施例に限定されるものではなく、
実用新案登録請求の範囲に記載された本考案を逸脱する
ことなく、種々の小設計変更を行うことが可能である。
例えば、アノード電極23の発光素子形成部23aの前記選
択用スリット26aに対する交叉角(すなわち、陽極交叉
角)はπ/2とする代わりに、主走査方向Xに対する選択
用スリット26aの前記傾斜角θよりも大きく且つπ/2以
下の適当な角度αとすることも可能である。このように
してもアノード電極を主走査方向Xに沿って平行に形成
する場合に比較して、アノード電極間の間隔を大きくす
ることが可能である。
C.考案の効果 前述の本考案の光書込みヘッドによれば、アノード電極
の選択用スリットに対向する部分の交叉角すなわち陽極
交叉角を主走査方向Xに対する選択用スリットの交叉角
よりも大きく且つπ/2以下とすることにより、発光素子
の発光面積、主走査方向の配列ピッチ、副走査方向の配
列ピッチ、および選択用グリッド電極に形成された選択
用スリットの主走査方向となす角等を変えることなく、
アノード電極間の距離が大きくとれるようになる。した
がって、高電圧の印加される複数のアノード電極間の絶
縁が取り易くあるので、絶縁不良に基づく不良品の発生
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の光書込みヘッドの一実施例を備えた静
電潜像記憶装置の概略構成を示す図、第2図は原稿の読
取画素の位置とその画素の読取データとを示す図、第3
図は第1図の要部拡大図、第4図は、上述の静電潜像記
録装置に用いられる光書込みヘッドHの斜視図、第5図
は同光書込みヘッドHの側断面図、第6図は第5図の矢
視VIからみた部分拡大図、第7図は第6図に示したアノ
ード電極23等の拡大図、第8図は第6図のVIII−VIII線
断面図、第9図は第6図のIX−IX線による断面図、第10
図は第9図の矢視X部の拡大図、第11図は同光書込みヘ
ッドの要部の作用説明図、第12〜14図は従来技術の説明
図で、第14図は第13図の矢視XIVからみた図、である。 22…陰極、23…アノード電極、24…発光素子、26…選択
用グリッド電極、26a…選択用スリット、28…加速用グ
リッド電極、28a…加速用スリット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主走査方向(X)に沿って形成された複数
    のアノード電極(23)の列と熱電子を放射する陰極(2
    2)との間に、前記主走査方向(X)と所定の交叉角
    (θ)で交叉する熱電子通過用の選択用スリット(26
    a)を有し前記陰極(22)から放射された熱電子の前記
    陽極への移動を制御する選択用グリッド電極(26)が主
    走査方向(X)に沿って所定のピッチ(8PX)で複数配
    設され、前記選択用スリット(26a)に対向する前記ア
    ノード電極(23)の表面に前記熱電子の衝突によって発
    光する発光素子(24a)が形成された光書込みヘッドに
    おいて、 前記アノード電極(23)の前記選択用スリット(26a)
    に対向する部分は前記所定の交叉角(θ)よりも大きく
    且つπ/2以下の所定の陽極交叉角(α)で前記選択用ス
    リット(26a)と交叉するように形成された光書込みヘ
    ッド。
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