JP2608547B2 - プリンタ用光源 - Google Patents
プリンタ用光源Info
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06K—GRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
- G06K15/00—Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
- G06K15/02—Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers
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- G06K15/1238—Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by photographic printing, e.g. by laser printers simultaneously exposing more than one point
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/435—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
- B41J2/447—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using arrays of radiation sources
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光プリンタ用光源に係り、特に光源が照射す
るドット状の光を液晶シャッターによって遮断し又は透
過させ、プリンタの記録媒体に対してドット状の光を選
択的に照射する光プリンタ用光源に関するものである。
るドット状の光を液晶シャッターによって遮断し又は透
過させ、プリンタの記録媒体に対してドット状の光を選
択的に照射する光プリンタ用光源に関するものである。
近年、各種の光源を利用した光プリンタが提案される
ようになっている。第5図は一般的な光プリンタの構造
を一例として模式的に示したものであり、図中1は記録
媒体としての感光ドラムである。感光ドラム1は図中時
計回り方向に回転し、帯電器2によって表面を帯電させ
られる。そして帯電した感光ドラム1の表面には、光源
3からドット状の光が照射されて文字・図形等の潜像が
形成され、この潜像は現像器4によって現像される。カ
セット5に収納された転写用紙6は、感光ドラム1の表
面と転写用加熱器7との間を通って送られるようになっ
ており、現像された感光ドラム1表面の文字・図形等が
該転写用紙6に連続的に感熱転写されていくように構成
されている。なお、図中8は転写済みの文字等を消すた
めの消去ランプであり、9は感光ドラム1の表面を掃除
するためのクリーニングブレードである。
ようになっている。第5図は一般的な光プリンタの構造
を一例として模式的に示したものであり、図中1は記録
媒体としての感光ドラムである。感光ドラム1は図中時
計回り方向に回転し、帯電器2によって表面を帯電させ
られる。そして帯電した感光ドラム1の表面には、光源
3からドット状の光が照射されて文字・図形等の潜像が
形成され、この潜像は現像器4によって現像される。カ
セット5に収納された転写用紙6は、感光ドラム1の表
面と転写用加熱器7との間を通って送られるようになっ
ており、現像された感光ドラム1表面の文字・図形等が
該転写用紙6に連続的に感熱転写されていくように構成
されている。なお、図中8は転写済みの文字等を消すた
めの消去ランプであり、9は感光ドラム1の表面を掃除
するためのクリーニングブレードである。
前記光プリンタの光源としては、レーザ装置,LED,CRT
等を用いることができるが、光源としての信頼性や製造
コスト等の観点から、最近ではこれらの各種の発光デバ
イスに加えて蛍光表示管の原理を応用した光源が利用さ
れるようになっている。
等を用いることができるが、光源としての信頼性や製造
コスト等の観点から、最近ではこれらの各種の発光デバ
イスに加えて蛍光表示管の原理を応用した光源が利用さ
れるようになっている。
蛍光表示管は、高真空雰囲気に保持された外囲器の内
部に、各種の電極類や発光部となる蛍光体を設けた多極
電子管の一種である。従来形の蛍光表示管は、外囲器を
構成する陽極基板の内面上に蛍光体を有する陽極導体を
設け、フィラメント状陰極から放出された電子をこれに
射突させて発光させ、陽極基板に対面する前面板を通し
て、この発光表示を観察する構成になっている。また、
前記陽極基板と陽極導体を透光性の材料で構成し、蛍光
体の発光を陽極基板を通して観察できるようにした前面
発光形の蛍光表示管も知られている。
部に、各種の電極類や発光部となる蛍光体を設けた多極
電子管の一種である。従来形の蛍光表示管は、外囲器を
構成する陽極基板の内面上に蛍光体を有する陽極導体を
設け、フィラメント状陰極から放出された電子をこれに
射突させて発光させ、陽極基板に対面する前面板を通し
て、この発光表示を観察する構成になっている。また、
前記陽極基板と陽極導体を透光性の材料で構成し、蛍光
体の発光を陽極基板を通して観察できるようにした前面
発光形の蛍光表示管も知られている。
第4図は、本出願人が特願昭60−174997号にて提案し
た4極構造のプリンタ用光源10を示す一部切欠き平面図
である。このプリンタ用光源10は、前記従来形の蛍光表
示管を応用した構成になっている。
た4極構造のプリンタ用光源10を示す一部切欠き平面図
である。このプリンタ用光源10は、前記従来形の蛍光表
示管を応用した構成になっている。
同図に示すように、基板11の表面には、複数本の線状
(又は帯状)の陽極導体12が互いに平行に配設されてお
り、各陽極導体12の上面には蛍光体層13がそれぞれ連続
的に被着されて、複数本の陽極14が構成されている。
(又は帯状)の陽極導体12が互いに平行に配設されてお
り、各陽極導体12の上面には蛍光体層13がそれぞれ連続
的に被着されて、複数本の陽極14が構成されている。
前記陽極14の上方には、基板11の周辺部に設けられた
図示しない絶縁層を介して、複数の第2制御電極15が設
けられている。この第2制御電極15は、前記陽極導体12
の配設方向と斜めに交差する平板部材より成り、互いに
平行に配設されている。また、各第2制御電極15は電気
的には互いに分離して設けられおり、それぞれ印字信号
が加えられるように構成されている。また、各第2制御
電極15の中央には、前記陽極導体12を斜めに横切る方向
にスリット状開口部16(以下スリット16と呼ぶ。)がそ
れぞれ穿設されていて、前記蛍光体層13のうち、該スリ
ット16によって区画された部分のみが、電子の射突を受
けて発光する発光ドット17とされている。即ち第2制御
電極15は、発光ドット17を形成する機能と、発光ドット
17の点滅を制御する機能と、2つの機能を併せもってい
ることになる。
図示しない絶縁層を介して、複数の第2制御電極15が設
けられている。この第2制御電極15は、前記陽極導体12
の配設方向と斜めに交差する平板部材より成り、互いに
平行に配設されている。また、各第2制御電極15は電気
的には互いに分離して設けられおり、それぞれ印字信号
が加えられるように構成されている。また、各第2制御
電極15の中央には、前記陽極導体12を斜めに横切る方向
にスリット状開口部16(以下スリット16と呼ぶ。)がそ
れぞれ穿設されていて、前記蛍光体層13のうち、該スリ
ット16によって区画された部分のみが、電子の射突を受
けて発光する発光ドット17とされている。即ち第2制御
電極15は、発光ドット17を形成する機能と、発光ドット
17の点滅を制御する機能と、2つの機能を併せもってい
ることになる。
次に、前記第2制御電極15の両縁部には図示しない絶
縁性のスペーサが設けられており、該スペーサを間に介
して、第2制御電極15の上方には第1制御電極18が設け
られている。第1制御電極18は、一枚の板材から形成さ
れており、第2制御電極15の各スリット16に対応する位
置に、該スリット16より一回り大きめのスリット19がそ
れぞれ形成されている。従って前記陽極14の蛍光体層13
のうち、第2制御電極15相互間の隙間にあらわれている
部分は第1制御電極18によって隠されるので、有効な発
光部分は前述したように前記発光ドット17のみとなる。
なお製作上の都合等によっては、前述したように陽極導
体12に蛍光体層13を連続的に被着させる必要はなく、少
なくともスリット16から覗いている部分には蛍光体層13
が被着しているようにしておけばよい。
縁性のスペーサが設けられており、該スペーサを間に介
して、第2制御電極15の上方には第1制御電極18が設け
られている。第1制御電極18は、一枚の板材から形成さ
れており、第2制御電極15の各スリット16に対応する位
置に、該スリット16より一回り大きめのスリット19がそ
れぞれ形成されている。従って前記陽極14の蛍光体層13
のうち、第2制御電極15相互間の隙間にあらわれている
部分は第1制御電極18によって隠されるので、有効な発
光部分は前述したように前記発光ドット17のみとなる。
なお製作上の都合等によっては、前述したように陽極導
体12に蛍光体層13を連続的に被着させる必要はなく、少
なくともスリット16から覗いている部分には蛍光体層13
が被着しているようにしておけばよい。
次に、前記第1制御電極18の上方には、フィラメント
状陰極20が張架配設されている。そして、前記基板11に
は、封着材を介して側面板21及び前記板22より成る容器
部が封着されており、その内部は高真空雰囲気に保たれ
ている。
状陰極20が張架配設されている。そして、前記基板11に
は、封着材を介して側面板21及び前記板22より成る容器
部が封着されており、その内部は高真空雰囲気に保たれ
ている。
次に、密封容器外に導出されたグリッド端子23等の各
電極は、図示しないドライバ回路等に接続されており、
前記各陽極14を時分割パルス信号で走査し、該走査に同
期した正の表示パルス信号を所望の第2制御電極15に印
加して、任意の蛍光体層13の発光ドット17を選択的に発
光させられるように構成されている。
電極は、図示しないドライバ回路等に接続されており、
前記各陽極14を時分割パルス信号で走査し、該走査に同
期した正の表示パルス信号を所望の第2制御電極15に印
加して、任意の蛍光体層13の発光ドット17を選択的に発
光させられるように構成されている。
また、発光させたくない蛍光体層13(又は発光ドット
17)に対応する第2制御電極15にも、もれ発光を防止す
るため、負荷圧(カットオフバイアス)を印加できるよ
うになっている。また、このカットオフバイアスが作る
負電位のための電子が斥力を受けて進路を曲げられ、発
光表示させたい発光ドット17に射突することができなく
なり、発光ドット17の一部が発光しなくなってしまうこ
とがある。このような現象(ケラレという。)を防ぐた
めに設けられた前記第1制御電極18には正電圧が印加さ
れるようになっており、第1制御電極18と前記フィラメ
ント状陰極20との間の電界をほぼ一様に保つことができ
るように構成されている。
17)に対応する第2制御電極15にも、もれ発光を防止す
るため、負荷圧(カットオフバイアス)を印加できるよ
うになっている。また、このカットオフバイアスが作る
負電位のための電子が斥力を受けて進路を曲げられ、発
光表示させたい発光ドット17に射突することができなく
なり、発光ドット17の一部が発光しなくなってしまうこ
とがある。このような現象(ケラレという。)を防ぐた
めに設けられた前記第1制御電極18には正電圧が印加さ
れるようになっており、第1制御電極18と前記フィラメ
ント状陰極20との間の電界をほぼ一様に保つことができ
るように構成されている。
次に、以上の構成になるプリント用光源10を光プリン
タの光源として実装する場合には、記録媒体としての感
光ドラム1の移動方向と陽極導体12の長手方向とが直角
に交わるように、プリンタ用光源10を感光ドラム1の近
傍に設置する。ひとつのスリット16で区画された発光ド
ット17の斜めの並び方向は、感光ドラム1の軸線方向に
対して傾いている。しかし、陽極導体12の長手方向(即
ち感光ドラム1の軸線方向)に関するスリット16の幅に
よって定まる各発光ドット17の幅を適宜に設定し、適宜
の電気的信号処理によって各発光ドット17の発光タイミ
ングを感光ドラム1の回転速度に応じて適宜に調整すれ
ば、感光ドラム1表面の軸線の平行な一直線上の位置
に、各発光ドット17が照射するドット状の光を耐え間な
く連続的につなげて到達させることができる。
タの光源として実装する場合には、記録媒体としての感
光ドラム1の移動方向と陽極導体12の長手方向とが直角
に交わるように、プリンタ用光源10を感光ドラム1の近
傍に設置する。ひとつのスリット16で区画された発光ド
ット17の斜めの並び方向は、感光ドラム1の軸線方向に
対して傾いている。しかし、陽極導体12の長手方向(即
ち感光ドラム1の軸線方向)に関するスリット16の幅に
よって定まる各発光ドット17の幅を適宜に設定し、適宜
の電気的信号処理によって各発光ドット17の発光タイミ
ングを感光ドラム1の回転速度に応じて適宜に調整すれ
ば、感光ドラム1表面の軸線の平行な一直線上の位置
に、各発光ドット17が照射するドット状の光を耐え間な
く連続的につなげて到達させることができる。
前記プリンタ用光源には、次のような問題点がある。
(1)従来のプリンタ用光源においては、第2制御電極
15は、発光ドット17の寸法・間隔を設定するだけでな
く、該発光ドット17の点滅を制御する機能も有してい
た。両機能を同時に実現するために、第2制御電極15は
それぞれスリット16を有する電気的に絶縁された多数の
制御電極により構成され、各第2制御電極15は所定の間
隔をおいて正確に配設されなければならない。即ち、光
プリンタの印字品位を向上させるため、感光ドラム1表
面の軸線に平行な一直線上の位置に、各発光ドット17が
照射する光を到達させて直線状の潜像を形成できるよう
にするには、多数の第2制御電極15が、所定の間隔をお
いて基板11上の正確な位置に、陽極14に対して正確な傾
きをもって、並設されていなければならない。ところ
が、このように電気的に独立した多数の第2制御電極15
を正確な位置に正確な角度で配設することは技術的に難
しい。さらに、多数の第2制御電極15を絶縁層を介して
基板11上に正確に並べることができたとしても、ガラス
接着剤によって第2制御電極15を基板11の絶縁層上に固
定する時や、外囲器の封着時等には、基板11又は外囲器
全体を400℃〜500℃の温度で加熱処理しなければならな
い。この時に、ガラス製の基板11と金属製の各第2制御
電極15との間に熱膨張の差が生じ、各々独立して基板11
上に配設されている各第2制御電極15の位置や角度がず
れて、第2制御電極15どうしの間隔に狂いを生じてしま
うという問題点があった。また、各第2制御電極15は加
熱されて膨張した状態で固定されるので、冷却後には応
力が発生する。この応力による力は、陽極導体12に対し
て斜めの方向に配設された各第2制御電極15に働き、そ
の配設角度を狂わせてしまうことがあるという問題点が
あった。
15は、発光ドット17の寸法・間隔を設定するだけでな
く、該発光ドット17の点滅を制御する機能も有してい
た。両機能を同時に実現するために、第2制御電極15は
それぞれスリット16を有する電気的に絶縁された多数の
制御電極により構成され、各第2制御電極15は所定の間
隔をおいて正確に配設されなければならない。即ち、光
プリンタの印字品位を向上させるため、感光ドラム1表
面の軸線に平行な一直線上の位置に、各発光ドット17が
照射する光を到達させて直線状の潜像を形成できるよう
にするには、多数の第2制御電極15が、所定の間隔をお
いて基板11上の正確な位置に、陽極14に対して正確な傾
きをもって、並設されていなければならない。ところ
が、このように電気的に独立した多数の第2制御電極15
を正確な位置に正確な角度で配設することは技術的に難
しい。さらに、多数の第2制御電極15を絶縁層を介して
基板11上に正確に並べることができたとしても、ガラス
接着剤によって第2制御電極15を基板11の絶縁層上に固
定する時や、外囲器の封着時等には、基板11又は外囲器
全体を400℃〜500℃の温度で加熱処理しなければならな
い。この時に、ガラス製の基板11と金属製の各第2制御
電極15との間に熱膨張の差が生じ、各々独立して基板11
上に配設されている各第2制御電極15の位置や角度がず
れて、第2制御電極15どうしの間隔に狂いを生じてしま
うという問題点があった。また、各第2制御電極15は加
熱されて膨張した状態で固定されるので、冷却後には応
力が発生する。この応力による力は、陽極導体12に対し
て斜めの方向に配設された各第2制御電極15に働き、そ
の配設角度を狂わせてしまうことがあるという問題点が
あった。
このように各第2制御電極15が正確な間隔及び傾きで
配設されていないと、各スリット16で区画された各組の
発光ドット17から照射される光が感光ドラム1表面でそ
れぞれ隙間なくつながらなかったり、隣り合う2つの第
2制御電極15によってそれぞれ区画された2組の発光ド
ット群から照射される光が、感光ドラム1上で連続せず
にとぎれてしまう。即ち感光ドラム1の表面に軸線と平
行な連続した直線状の潜像を形成することができず、潜
像は破線状となる。従って光プリンタの印字品位を所期
の水準にまで向上させることはできなくなってしまう。
配設されていないと、各スリット16で区画された各組の
発光ドット17から照射される光が感光ドラム1表面でそ
れぞれ隙間なくつながらなかったり、隣り合う2つの第
2制御電極15によってそれぞれ区画された2組の発光ド
ット群から照射される光が、感光ドラム1上で連続せず
にとぎれてしまう。即ち感光ドラム1の表面に軸線と平
行な連続した直線状の潜像を形成することができず、潜
像は破線状となる。従って光プリンタの印字品位を所期
の水準にまで向上させることはできなくなってしまう。
(2)第1制御電極18は1枚の板に多数のスリット19を
形成した構造なので、各スリット19の間隔はフォトリソ
グラフィ法やエッチング法を用いて正確に設定すること
ができる。ところが前述のように、第2制御電極15を正
確な位置に配設するのは難しく、隣り合う第2制御電極
15,15どうしの間隔、即ち隣り合うスリット16,16どうし
の間隔は必ずしも一定になっていない。従って第1制御
電極18を第2制御電極15の上方に配設する際、上下のス
リット16,19がすべて重なり合うように第1制御電極18
の位置を調節することは容易ではないという問題点があ
った。そこで、少なくとも第1制御電極18の各スリット
19から第2制御電極15の各スリット16が見える状態とな
るように、第1制御電極18の配設位置を調整し、第2制
御電極15に対して位置合わせをしなければならなかっ
た。
形成した構造なので、各スリット19の間隔はフォトリソ
グラフィ法やエッチング法を用いて正確に設定すること
ができる。ところが前述のように、第2制御電極15を正
確な位置に配設するのは難しく、隣り合う第2制御電極
15,15どうしの間隔、即ち隣り合うスリット16,16どうし
の間隔は必ずしも一定になっていない。従って第1制御
電極18を第2制御電極15の上方に配設する際、上下のス
リット16,19がすべて重なり合うように第1制御電極18
の位置を調節することは容易ではないという問題点があ
った。そこで、少なくとも第1制御電極18の各スリット
19から第2制御電極15の各スリット16が見える状態とな
るように、第1制御電極18の配設位置を調整し、第2制
御電極15に対して位置合わせをしなければならなかっ
た。
(3)プリンタ用光源の駆動時、特に第2制御電極15が
制御電流によって加熱し、熱によって変形してしまうこ
とがあるという問題点があった。
制御電流によって加熱し、熱によって変形してしまうこ
とがあるという問題点があった。
(4)一般にプリンタ用光源においては、輝度は高い方
がよい。前記プリンタ用光源において高輝度を実現する
ためには、第2制御電極15に高電圧を印加しなければな
らない。ところが、第2制御電極15はスリット16によっ
て発光ドット17を区画構成するだけでなく、該発光ドッ
ト17の明滅を制御する機能ももっている。このため、こ
の第2制御電極15に高電圧を印加するためには、第2制
御電極15のドライバICを高耐圧化しなければならないの
で、製造コストが上昇してしまうという問題点があっ
た。
がよい。前記プリンタ用光源において高輝度を実現する
ためには、第2制御電極15に高電圧を印加しなければな
らない。ところが、第2制御電極15はスリット16によっ
て発光ドット17を区画構成するだけでなく、該発光ドッ
ト17の明滅を制御する機能ももっている。このため、こ
の第2制御電極15に高電圧を印加するためには、第2制
御電極15のドライバICを高耐圧化しなければならないの
で、製造コストが上昇してしまうという問題点があっ
た。
記録媒体の移動方向に対して斜めに並んだ発光ドット
の配設ピッチ、傾き、大きさが高い精度で設定されてい
るた光プリンタの印字品位を向上させることができ、し
かもドライバICが低電圧用でよいために製造コストが低
いプリンタ用光源を提供することを目的としている。
の配設ピッチ、傾き、大きさが高い精度で設定されてい
るた光プリンタの印字品位を向上させることができ、し
かもドライバICが低電圧用でよいために製造コストが低
いプリンタ用光源を提供することを目的としている。
本発明のプリンタ用光源は、外囲器の一部を構成する
基板の内面に長手方向に沿って互いに平行に配設され、
その上に蛍光体層が連続的に被着されてなる複数本の線
状発光部と、前記蛍光体層に射突する電子を放出するフ
ィラメント状陰極と、前記線状発光部の長手方向に対し
て斜め方向に交差するスリットが形成された発光ドット
形成手段とを有する真空蛍光管と、前記発光ドット形成
手段で区画された発光ドットに対面するように前記真空
蛍光管の外側に配設された液晶シャッターと、前記線状
発光部を順次走査する陽極ドライバーと、前記線状発光
部の走査に同期しかつデータ信号に応じて前記液晶シャ
ッターを開閉させる液晶ドライバを有することを特徴と
している。
基板の内面に長手方向に沿って互いに平行に配設され、
その上に蛍光体層が連続的に被着されてなる複数本の線
状発光部と、前記蛍光体層に射突する電子を放出するフ
ィラメント状陰極と、前記線状発光部の長手方向に対し
て斜め方向に交差するスリットが形成された発光ドット
形成手段とを有する真空蛍光管と、前記発光ドット形成
手段で区画された発光ドットに対面するように前記真空
蛍光管の外側に配設された液晶シャッターと、前記線状
発光部を順次走査する陽極ドライバーと、前記線状発光
部の走査に同期しかつデータ信号に応じて前記液晶シャ
ッターを開閉させる液晶ドライバを有することを特徴と
している。
〔作用〕 所定の寸法・間隔・傾きで配設された各発光ドットを
有する線状発光部を走査して各発光ドットを順次発光さ
せ、前記発光部の駆動信号に同期した表示信号を液晶シ
ャッターに与えると、液晶シャッターは光学的特性を変
化させて、前記各発光ドットからの光を透過させたり遮
蔽したりして、記録媒体にドット状の光を選択的に照射
させる制御作用をする。一般に液晶シャッターは低電圧
で駆動することができるので、液晶シャッターの駆動回
路は低電圧用の構成でよい。
有する線状発光部を走査して各発光ドットを順次発光さ
せ、前記発光部の駆動信号に同期した表示信号を液晶シ
ャッターに与えると、液晶シャッターは光学的特性を変
化させて、前記各発光ドットからの光を透過させたり遮
蔽したりして、記録媒体にドット状の光を選択的に照射
させる制御作用をする。一般に液晶シャッターは低電圧
で駆動することができるので、液晶シャッターの駆動回
路は低電圧用の構成でよい。
前述のように、発光ドットからの光は液晶シャッター
によって選択的に遮断され、記録媒体に選択的に照射さ
れる。即ち、各発光ドットの明滅を印字信号によって直
接制御する必要はなくなる。従って、発光部の多数の発
光ドットを設けるための手段は、発光ドットの発光を制
御するための構造的な制約を受けることはなくなり、そ
の材質・構造に関しては従来よりも大きな自由度が与え
られるので、発光ドットの配設ピッチ・傾き・大きさ等
は精密に設定することができる。
によって選択的に遮断され、記録媒体に選択的に照射さ
れる。即ち、各発光ドットの明滅を印字信号によって直
接制御する必要はなくなる。従って、発光部の多数の発
光ドットを設けるための手段は、発光ドットの発光を制
御するための構造的な制約を受けることはなくなり、そ
の材質・構造に関しては従来よりも大きな自由度が与え
られるので、発光ドットの配設ピッチ・傾き・大きさ等
は精密に設定することができる。
本発明の第1実施例を第1図及び第2図によって説明
する。
する。
本実施例のプリンタ用光源24は、従来形の真空蛍光管
25(以下、蛍光管25と略称する。)を光源として用いた
ものである。第2図に示すように、基板26の内面には、
アルミニウム薄膜よりなる複数本の帯状の陽極導体27
が、所定間隔をおいて互いに平行に配設されている。こ
れらの陽極導体27はフォトリソグラフィ法によって正確
な寸法,間隔で形成することができる。そして前記陽極
導体27の上面には、それぞれ蛍光体層28が連続的に被着
されており、帯状に発光する複数本の線状発光部である
陽極29が構成されている。
25(以下、蛍光管25と略称する。)を光源として用いた
ものである。第2図に示すように、基板26の内面には、
アルミニウム薄膜よりなる複数本の帯状の陽極導体27
が、所定間隔をおいて互いに平行に配設されている。こ
れらの陽極導体27はフォトリソグラフィ法によって正確
な寸法,間隔で形成することができる。そして前記陽極
導体27の上面には、それぞれ蛍光体層28が連続的に被着
されており、帯状に発光する複数本の線状発光部である
陽極29が構成されている。
前記陽極29の上方にはフィラメント状陰極30が張設さ
れている。(第1図には記載していない。)そして、基
板26には、密着材を介して側面板31及び透光性のある前
面板32より成る容器部が封着されており、その内部は高
真空雰囲気に保持されている。
れている。(第1図には記載していない。)そして、基
板26には、密着材を介して側面板31及び透光性のある前
面板32より成る容器部が封着されており、その内部は高
真空雰囲気に保持されている。
次に、前記前面板32の外面には、発光ドット形成手段
として、薄板形状の位置決めスリット部33が設けられて
いる。その位置決めスリット部33には、前記陽極導体27
の長手方向に対して斜めの位置決めスリット34が、互い
に平行に多数形成されている。これらの位置決めスリッ
ト34の陽極導体27に対する傾きや開口幅、そして位置決
めスリット34相互の間隔は、所定の寸法・値に正確に設
定されている。前述したように、第2図において位置決
めスリット部33よりも下方にある各陽極29は、それぞれ
ほぼ全長にわたって蛍光体層28が被着され、連続した直
線状に発光するものであるが、この発光部のうち、前記
各位置決めスリット34の直下に位置する平行4辺形状の
部分から発する光だけが、位置決めスリット部33の外方
(図中、上方)へ出ていくことができる。即ち、この位
置決めスリット部33は発光部である陽極29を区画して、
所定寸法の発光ドット35を所定位置に構成している。そ
して、第1図からわかるように、これらの発光ドット35
を陽極導体27の長手方向と直角な同一方向にそれぞれ移
動させ、陽極導体27と平行な一直線上に集めると、各発
光ドット35は隙間なくつながり、連続した直線状とな
る。従って、各発光ドット35の発光タイミングを適宜に
設定すれば、陽極導体27と平行な回動軸を有する記録媒
体の表面の一直線上に、ドット状の光を隙間なくつなげ
て照射させることができる。
として、薄板形状の位置決めスリット部33が設けられて
いる。その位置決めスリット部33には、前記陽極導体27
の長手方向に対して斜めの位置決めスリット34が、互い
に平行に多数形成されている。これらの位置決めスリッ
ト34の陽極導体27に対する傾きや開口幅、そして位置決
めスリット34相互の間隔は、所定の寸法・値に正確に設
定されている。前述したように、第2図において位置決
めスリット部33よりも下方にある各陽極29は、それぞれ
ほぼ全長にわたって蛍光体層28が被着され、連続した直
線状に発光するものであるが、この発光部のうち、前記
各位置決めスリット34の直下に位置する平行4辺形状の
部分から発する光だけが、位置決めスリット部33の外方
(図中、上方)へ出ていくことができる。即ち、この位
置決めスリット部33は発光部である陽極29を区画して、
所定寸法の発光ドット35を所定位置に構成している。そ
して、第1図からわかるように、これらの発光ドット35
を陽極導体27の長手方向と直角な同一方向にそれぞれ移
動させ、陽極導体27と平行な一直線上に集めると、各発
光ドット35は隙間なくつながり、連続した直線状とな
る。従って、各発光ドット35の発光タイミングを適宜に
設定すれば、陽極導体27と平行な回動軸を有する記録媒
体の表面の一直線上に、ドット状の光を隙間なくつなげ
て照射させることができる。
本実施例の位置決めスリット部33は、線状の発光部を
所定寸法の発光ドット35に区画構成するための部材であ
り、該発光ドット35の明滅の制御には関与しない。従っ
て、従来のプリンタ用光源において発光ドット17を区画
していた第2制御電極15と異なり、この位置決めスリッ
ト部33は一枚のステンレス板によって構成することがで
きる。各位置決めスリット34はフォトリソグラフィ法に
よって高い精度で形成でき、しかも、この位置決めスリ
ット部33は、発光管25の外囲器が組み立てられた後で取
り付けることができるので、外囲器組み立て時の熱影響
を受けることはない。従って、各位置決めスリット34の
前記配設位置等に狂いが生じることはない。もちろん、
位置決めスリット部33を発光管25の内部、例えば前面板
32の内面側に設けることもできる。この場合には外囲器
組み立て時の熱影響を受けるが、位置決めスリット部33
は前述のように一体構造とすることができるので、熱膨
張によってスリット間隔が不均一になることはない。ま
た、位置決めスリット部33の材質は、特にステンレス等
の金属材料でなくともよい。駆動時に蛍光管25が発生す
る熱や外囲器の封着工程において加えられる熱の影響を
受けにくいように、なるべく熱膨張率が小さく、遮光性
があり、正確なスリット加工のできる材質であればよ
く、例えば樹脂製の板材等を用いることもできる。さら
に、位置決めスリット部33は板状の素材によって構成し
なくともよい。例えば、基板26の外面又は内面の全面に
遮光線を被着させ、フォトリソグラフィの手法によって
位置決めスリット34となる部分の遮光膜だけを除去し
て、位置決めスリット部33を構成してもよい。
所定寸法の発光ドット35に区画構成するための部材であ
り、該発光ドット35の明滅の制御には関与しない。従っ
て、従来のプリンタ用光源において発光ドット17を区画
していた第2制御電極15と異なり、この位置決めスリッ
ト部33は一枚のステンレス板によって構成することがで
きる。各位置決めスリット34はフォトリソグラフィ法に
よって高い精度で形成でき、しかも、この位置決めスリ
ット部33は、発光管25の外囲器が組み立てられた後で取
り付けることができるので、外囲器組み立て時の熱影響
を受けることはない。従って、各位置決めスリット34の
前記配設位置等に狂いが生じることはない。もちろん、
位置決めスリット部33を発光管25の内部、例えば前面板
32の内面側に設けることもできる。この場合には外囲器
組み立て時の熱影響を受けるが、位置決めスリット部33
は前述のように一体構造とすることができるので、熱膨
張によってスリット間隔が不均一になることはない。ま
た、位置決めスリット部33の材質は、特にステンレス等
の金属材料でなくともよい。駆動時に蛍光管25が発生す
る熱や外囲器の封着工程において加えられる熱の影響を
受けにくいように、なるべく熱膨張率が小さく、遮光性
があり、正確なスリット加工のできる材質であればよ
く、例えば樹脂製の板材等を用いることもできる。さら
に、位置決めスリット部33は板状の素材によって構成し
なくともよい。例えば、基板26の外面又は内面の全面に
遮光線を被着させ、フォトリソグラフィの手法によって
位置決めスリット34となる部分の遮光膜だけを除去し
て、位置決めスリット部33を構成してもよい。
次に、前記位置決めスリット部33の上面には、液晶シ
ャッター36が設けられている。液晶シャッター36は、前
面側に偏光板37aが設けられた透光性の前面基板37と、
位置決めスリット部33側に偏光板38aが設けられた透光
性の背面基板38とを有しており、両基板37,38の間に液
晶39を封入して構成してある。背面基板38の内面上には
透明導電膜より成る共通電極40が設けられている。そし
て、前面基板37の内面上には透明導電膜より成る共通電
極40が設けられている。そして、前面基板37の内面上に
は、前記各位置決めスリット34と対応する位置に、透光
性のある複数の信号電極41がそれぞれ設けられている。
これらの信号電極41は、それぞれ電気的に独立してい
る。また、液晶39は、光学的特性を変化させた部分とそ
の他の領域との境が不規則な形になることがあるので、
各信号電極41の幅は、前記位置決めスリット34の幅(即
ち、発光ドット35の所定の幅)よりも若干広く設定され
ている。また、液晶39を2つの電極ではさんで電圧を加
えると、液晶39は電極ではさまれた部分だけでなく、電
極より外方の部分も含めて光学的特性を変化させる。従
って前述のように信号電極41の幅を広めにとっておけ
ば、液晶シャッター36と前記位置決めスリット34との位
置合わせは容易になる。
ャッター36が設けられている。液晶シャッター36は、前
面側に偏光板37aが設けられた透光性の前面基板37と、
位置決めスリット部33側に偏光板38aが設けられた透光
性の背面基板38とを有しており、両基板37,38の間に液
晶39を封入して構成してある。背面基板38の内面上には
透明導電膜より成る共通電極40が設けられている。そし
て、前面基板37の内面上には透明導電膜より成る共通電
極40が設けられている。そして、前面基板37の内面上に
は、前記各位置決めスリット34と対応する位置に、透光
性のある複数の信号電極41がそれぞれ設けられている。
これらの信号電極41は、それぞれ電気的に独立してい
る。また、液晶39は、光学的特性を変化させた部分とそ
の他の領域との境が不規則な形になることがあるので、
各信号電極41の幅は、前記位置決めスリット34の幅(即
ち、発光ドット35の所定の幅)よりも若干広く設定され
ている。また、液晶39を2つの電極ではさんで電圧を加
えると、液晶39は電極ではさまれた部分だけでなく、電
極より外方の部分も含めて光学的特性を変化させる。従
って前述のように信号電極41の幅を広めにとっておけ
ば、液晶シャッター36と前記位置決めスリット34との位
置合わせは容易になる。
次に、このプリンタ用光源24を光プリンタに実装する
場合には、記録媒体としての感光ドラム1の移動方向
(回動方向)と陽極導体27の長手方向とが直角となるよ
うに、プリンタ用光源24を感光ドラム1の近傍に設置す
る。そして、第1図に示すように、各陽極29の陽極導体
27を陽極ドライバ42にそれぞれ接続し、液晶シャッター
36の各信号電極41を液晶ドライバ43にそれぞれ接続す
る。
場合には、記録媒体としての感光ドラム1の移動方向
(回動方向)と陽極導体27の長手方向とが直角となるよ
うに、プリンタ用光源24を感光ドラム1の近傍に設置す
る。そして、第1図に示すように、各陽極29の陽極導体
27を陽極ドライバ42にそれぞれ接続し、液晶シャッター
36の各信号電極41を液晶ドライバ43にそれぞれ接続す
る。
次に、陽極29を走査すると、並設された各陽極29はそ
れぞれ連続した直線状に発光した状態で順次走査されて
いく。発光部である陽極29の蛍光体層28からの光は、そ
のまま蛍光管25の外に照射されるのではなく、前記位置
決めスリット部33の位置決めスリット34を通過すること
によって、所定の寸法・間隔に設定される。そして、前
記陽極29の走査に同期した表示信号を液晶シャッター36
に与え、その光学的特性を変化させることによって、正
確な寸法・傾き・間隔に設定された各発光ドット35から
の光を遮蔽し又は透過させて、感光ドラム1の表面に選
択的に照射させる。プリンタ用光源24における以上の発
光駆動と感光ドラム1の回動を同期させておけば、感光
ドラム1の表面に、その回動軸と平行な連続した直線状
の潜像を形成することができる。従って本実施例のプリ
ンタ用光源24を用いれば、光プリンタの印字品位を向上
させることができる。また、液晶シャッター36は低電圧
で駆動できるので、前記液晶ドライバ43に使用されてい
る駆動用IC等は、高耐圧化されたものでなくてもよい。
従って、本実施例のプリンタ用光源24によれば、製造コ
ストを低くおさえることができる。
れぞれ連続した直線状に発光した状態で順次走査されて
いく。発光部である陽極29の蛍光体層28からの光は、そ
のまま蛍光管25の外に照射されるのではなく、前記位置
決めスリット部33の位置決めスリット34を通過すること
によって、所定の寸法・間隔に設定される。そして、前
記陽極29の走査に同期した表示信号を液晶シャッター36
に与え、その光学的特性を変化させることによって、正
確な寸法・傾き・間隔に設定された各発光ドット35から
の光を遮蔽し又は透過させて、感光ドラム1の表面に選
択的に照射させる。プリンタ用光源24における以上の発
光駆動と感光ドラム1の回動を同期させておけば、感光
ドラム1の表面に、その回動軸と平行な連続した直線状
の潜像を形成することができる。従って本実施例のプリ
ンタ用光源24を用いれば、光プリンタの印字品位を向上
させることができる。また、液晶シャッター36は低電圧
で駆動できるので、前記液晶ドライバ43に使用されてい
る駆動用IC等は、高耐圧化されたものでなくてもよい。
従って、本実施例のプリンタ用光源24によれば、製造コ
ストを低くおさえることができる。
次に、本発明の第2実施例を第3図によって説明す
る。このプリンタ用光源44は、前面発光形の3極管構造
の真空蛍光管45(以下、蛍光管45と略称する。)に液晶
シャッター36を設けたものである。本実施例の液晶シャ
ッター36の構造は、第1実施例のものとほぼ同じなの
で、第2図と同じ符号を付してその説明は省略する。ま
た、その駆動方法も第1実施例とほぼ同様である。
る。このプリンタ用光源44は、前面発光形の3極管構造
の真空蛍光管45(以下、蛍光管45と略称する。)に液晶
シャッター36を設けたものである。本実施例の液晶シャ
ッター36の構造は、第1実施例のものとほぼ同じなの
で、第2図と同じ符号を付してその説明は省略する。ま
た、その駆動方法も第1実施例とほぼ同様である。
透光性のある基板46の内面には、I.T.O膜等の透明導
電膜よりなる複数本の帯状(又は線状)の陽極導体47
が、互いに平行に設けられている。これらの陽極導体47
はフォトリソグアフィ法によって形成されたものであ
る。この他、陽極導体47は、メッシュ状あるいはストラ
イプ状に形成して透光性をもたせたアルミニウム薄膜に
より構成してもよい。そして、前記各陽極導体47の表面
(第3図中では下面となっている。)には、電着法によ
って蛍光体層48がそれぞれ連続的に被着されており、複
数本の帯状の陽極49が構成されている。
電膜よりなる複数本の帯状(又は線状)の陽極導体47
が、互いに平行に設けられている。これらの陽極導体47
はフォトリソグアフィ法によって形成されたものであ
る。この他、陽極導体47は、メッシュ状あるいはストラ
イプ状に形成して透光性をもたせたアルミニウム薄膜に
より構成してもよい。そして、前記各陽極導体47の表面
(第3図中では下面となっている。)には、電着法によ
って蛍光体層48がそれぞれ連続的に被着されており、複
数本の帯状の陽極49が構成されている。
第3図中、前記陽極49の下方には、制御電極50が設け
られている。この制御電極50はステンレス等の導体性材
料よりなる一枚板により構成されており、前記陽極導体
47の長手方向に対して斜めのスリット51が、互いに平行
に多数形成されている。これらのスリット51の陽極導体
47に対する傾きや開口幅、そしてスリット51相互の間隔
は、前記第1実施例における位置決めスリット34と同
様、所定の寸法・値に正確に設定されている。この制御
電極50は、発光部である陽極49をスリット51によって発
光ドット52に区画すると共に、該発光ドット52に射突す
べき電子を加速するためのもので、発光ドット52の点滅
を制御するために印字信号が印加されるものではない。
従って、前述のように、該制御電極50は一枚板より成る
構成とすることができ、蛍光管45の組み立て時に加熱さ
れた場合にも、従来のようにスリット間隔が不均一にな
ってしまうことはない。
られている。この制御電極50はステンレス等の導体性材
料よりなる一枚板により構成されており、前記陽極導体
47の長手方向に対して斜めのスリット51が、互いに平行
に多数形成されている。これらのスリット51の陽極導体
47に対する傾きや開口幅、そしてスリット51相互の間隔
は、前記第1実施例における位置決めスリット34と同
様、所定の寸法・値に正確に設定されている。この制御
電極50は、発光部である陽極49をスリット51によって発
光ドット52に区画すると共に、該発光ドット52に射突す
べき電子を加速するためのもので、発光ドット52の点滅
を制御するために印字信号が印加されるものではない。
従って、前述のように、該制御電極50は一枚板より成る
構成とすることができ、蛍光管45の組み立て時に加熱さ
れた場合にも、従来のようにスリット間隔が不均一にな
ってしまうことはない。
第3図中、前記制御電極50の下方には、フィラメント
状陰極53が張設されている。そして基板46には、封着材
を介して図示しない側面板及び背面板54より成る容器部
が封着固定されており、前記各種電極等を収納した蛍光
管45の外囲器の内部は高真空状態に保持されている。
状陰極53が張設されている。そして基板46には、封着材
を介して図示しない側面板及び背面板54より成る容器部
が封着固定されており、前記各種電極等を収納した蛍光
管45の外囲器の内部は高真空状態に保持されている。
以上のような構成のプリンタ用光源44において、陽極
49を走査すると共に、制御電極50には所定の正の電位を
与える。フィラメント状陰極53から放出された電子は制
御電極50によって加速され、各スリット51を通過し、正
電位が与えられた瞬間の陽極49に射突して蛍光体層48の
一部を発光させる。本実施例においては、発光部である
陽極のすべての蛍光体層48が線状になって発光するわけ
ではなく、前記制御電極50のスリット51によって区画さ
れた部分だけが発光し、この部分が所定寸法に設定され
た発光ドット52となる。そして、各陽極49に所定間隔を
おいて設けられた各発光ドット52は、陽極49の走査に伴
い、順次発光を繰り返す。そして、前記陽極49の走査に
同期して印字信号を任意の液晶シャッター36に与えてそ
の光学的特性に変化させれば、所定の発光ドット52から
照射される光だけを選択的に透過させて記録媒体として
の感光ドラムに到達させることができる。本実施例にお
いても、第1実施例と同様、感光ドラムの表面にその軸
線と平行な連続した直線状の潜像を形成することができ
るので、光プリンタの印字品位を向上させることができ
る。
49を走査すると共に、制御電極50には所定の正の電位を
与える。フィラメント状陰極53から放出された電子は制
御電極50によって加速され、各スリット51を通過し、正
電位が与えられた瞬間の陽極49に射突して蛍光体層48の
一部を発光させる。本実施例においては、発光部である
陽極のすべての蛍光体層48が線状になって発光するわけ
ではなく、前記制御電極50のスリット51によって区画さ
れた部分だけが発光し、この部分が所定寸法に設定され
た発光ドット52となる。そして、各陽極49に所定間隔を
おいて設けられた各発光ドット52は、陽極49の走査に伴
い、順次発光を繰り返す。そして、前記陽極49の走査に
同期して印字信号を任意の液晶シャッター36に与えてそ
の光学的特性に変化させれば、所定の発光ドット52から
照射される光だけを選択的に透過させて記録媒体として
の感光ドラムに到達させることができる。本実施例にお
いても、第1実施例と同様、感光ドラムの表面にその軸
線と平行な連続した直線状の潜像を形成することができ
るので、光プリンタの印字品位を向上させることができ
る。
なお、本実施例では陽極導体47に対して蛍光体層48を
連続的に被着させてあるが、少なくともスリット51によ
って区画されて発光ドット52となる部分に蛍光体層が設
けてあればよい。
連続的に被着させてあるが、少なくともスリット51によ
って区画されて発光ドット52となる部分に蛍光体層が設
けてあればよい。
本発明のプリンタ用光源は、複数本の線状発光部と、
これに斜めに交差するスリットを備えた発光ドット形成
手段との組み合わせによって高精細度の真空蛍光管を構
成し、さらに線状発光部の走査に同期したデータ信号が
与えられる液晶シャッターを前記真空蛍光管に対面して
設けてある。即ち、真空蛍光管においては発光ドット形
成手段によって発光ドットを精密に区画して高精細度を
得るとともに、前記線状発光部を走査することによって
発光ドットを順次発光させ、さらに真空蛍光管とは別素
子である液晶シャッターを用い、この発光ドットをデー
タ信号に応じてON・OFF駆動するようにしたものであ
る。
これに斜めに交差するスリットを備えた発光ドット形成
手段との組み合わせによって高精細度の真空蛍光管を構
成し、さらに線状発光部の走査に同期したデータ信号が
与えられる液晶シャッターを前記真空蛍光管に対面して
設けてある。即ち、真空蛍光管においては発光ドット形
成手段によって発光ドットを精密に区画して高精細度を
得るとともに、前記線状発光部を走査することによって
発光ドットを順次発光させ、さらに真空蛍光管とは別素
子である液晶シャッターを用い、この発光ドットをデー
タ信号に応じてON・OFF駆動するようにしたものであ
る。
このように本発明は、発光ドットの区画を、ON・OFF
駆動用の電極としての機能を持たない発光ドット形成手
段に担わせることにより、従来に比べて高い精度で発光
ドットを区画し、高精細度の真空蛍光管を得ることがで
きた。そして、真空蛍光管から分離した発光ドットを駆
動する機能は、真空蛍光管とは別素子である液晶シャッ
ターに担わせたのである。
駆動用の電極としての機能を持たない発光ドット形成手
段に担わせることにより、従来に比べて高い精度で発光
ドットを区画し、高精細度の真空蛍光管を得ることがで
きた。そして、真空蛍光管から分離した発光ドットを駆
動する機能は、真空蛍光管とは別素子である液晶シャッ
ターに担わせたのである。
上記のように構成された本発明によれば、次のような
効果がある。
効果がある。
(1)発光ドット形成手段は、発光ドットのON・OFF駆
動用電極ではないから、発光ドットを制御するための構
造的な制約はなく、その材質・構造に関しては従来より
も大きな自由度が与えられる。従って発光ドット形成手
段には斜めのスリットを精密に加工でき、線状発光部に
対する位置決めも正確にできる。この発光ドット形成手
段を、高精度で形成できる線状発光部に組み合わせて発
光ドットを構成しているので、得られる発光ドットの配
設ピッチ・傾き・大きさ等は精密に設定できる。従っ
て、プリンタの印字精度が向上する。
動用電極ではないから、発光ドットを制御するための構
造的な制約はなく、その材質・構造に関しては従来より
も大きな自由度が与えられる。従って発光ドット形成手
段には斜めのスリットを精密に加工でき、線状発光部に
対する位置決めも正確にできる。この発光ドット形成手
段を、高精度で形成できる線状発光部に組み合わせて発
光ドットを構成しているので、得られる発光ドットの配
設ピッチ・傾き・大きさ等は精密に設定できる。従っ
て、プリンタの印字精度が向上する。
(2)発光ドット形成手段のスリットに区画された発光
ドットからの光は、液晶シャッターによって選択的に遮
断され、記録媒体に選択的に照射される。本発明の真空
蛍光管の発光ドットを駆動する機能は、真空蛍光管とは
別素子である液晶シャッターが有しているが、この液晶
シャッターは個々の発光ドットに対応して開閉駆動され
るスタティック駆動ではない。本発明では、液晶ドライ
バが、線状発光部の走査に同期しかつデータ信号に応じ
てダイナミック駆動で液晶シャッターを開閉する。従っ
て、従来のスタティック駆動の液晶シャッターのように
は配線が多くならず、簡素な配線で済む。
ドットからの光は、液晶シャッターによって選択的に遮
断され、記録媒体に選択的に照射される。本発明の真空
蛍光管の発光ドットを駆動する機能は、真空蛍光管とは
別素子である液晶シャッターが有しているが、この液晶
シャッターは個々の発光ドットに対応して開閉駆動され
るスタティック駆動ではない。本発明では、液晶ドライ
バが、線状発光部の走査に同期しかつデータ信号に応じ
てダイナミック駆動で液晶シャッターを開閉する。従っ
て、従来のスタティック駆動の液晶シャッターのように
は配線が多くならず、簡素な配線で済む。
(3)一般に、液晶シャッターは低電圧駆動が可能であ
り、駆動用回路に高耐圧化されたIC等を用いる必要がな
いので、製造コストを低く押えることができる。真空蛍
光管は数10Vのアノード電圧で発光する。従って、本発
明の真空蛍光管と液晶シャッターは電源を共用すること
ができる。
り、駆動用回路に高耐圧化されたIC等を用いる必要がな
いので、製造コストを低く押えることができる。真空蛍
光管は数10Vのアノード電圧で発光する。従って、本発
明の真空蛍光管と液晶シャッターは電源を共用すること
ができる。
(4)実施例で説明したような液晶シャッターは、すで
に光プリンタに使用されており、光プリンタへ実装する
際のマッチングのよさについては実績がある。従来、光
源として用いられているLEDや蛍光灯等を、寿命が長く
信頼性の高い真空蛍光管に交換することが可能である。
特に、光源に蛍光灯が使用されている光プリンタにおい
ては、感光ドラムの感光剤も蛍光灯の青白い光に感光し
やすいものが多かった。真空蛍光管に多く用いられてい
る蛍光体の中には、蛍光灯の光に近い波長で発光するも
のがあり、そのような真空蛍光管は蛍光灯を使用してい
る光プリンタの感光ドラムの感光剤と特にマッチングが
よい。
に光プリンタに使用されており、光プリンタへ実装する
際のマッチングのよさについては実績がある。従来、光
源として用いられているLEDや蛍光灯等を、寿命が長く
信頼性の高い真空蛍光管に交換することが可能である。
特に、光源に蛍光灯が使用されている光プリンタにおい
ては、感光ドラムの感光剤も蛍光灯の青白い光に感光し
やすいものが多かった。真空蛍光管に多く用いられてい
る蛍光体の中には、蛍光灯の光に近い波長で発光するも
のがあり、そのような真空蛍光管は蛍光灯を使用してい
る光プリンタの感光ドラムの感光剤と特にマッチングが
よい。
(5)本発明では、発光ドットの形状は線状発光部と発
光ドット形成手段によって決まるので、真空蛍光管の外
に設ける液晶シャッターには発光ドットを区画するパタ
ーンを形成する必要がない。本発明における液晶シャッ
ターは、発光ドット形成手段のスリットに沿って並ぶ発
光ドットを覆うようなパターンであればよく、その外形
は精密に設定する必要がなく、ラフでよい。
光ドット形成手段によって決まるので、真空蛍光管の外
に設ける液晶シャッターには発光ドットを区画するパタ
ーンを形成する必要がない。本発明における液晶シャッ
ターは、発光ドット形成手段のスリットに沿って並ぶ発
光ドットを覆うようなパターンであればよく、その外形
は精密に設定する必要がなく、ラフでよい。
(6)従来の液晶シャッターを用いた光プリンタでは、
ドットピッチが小さくなると、あるドットの発光が隣の
ドットに対応する液晶シャッターの部分から漏れること
がある。本発明では、発光ドット形成手段のスリットの
線状発光部によって斜めの発光ドット列が構成されるの
で、一つの斜めの列内において隣接するドットは必ず異
なる線状発光部に形成されている。線状発光部は一本ず
つ順に走査信号が与えられていくので、隣り合う発光ド
ットが同時に発光することはなく、液晶シャッターのパ
ターンが前述したようにラフでも漏れ発光が起きること
はない。
ドットピッチが小さくなると、あるドットの発光が隣の
ドットに対応する液晶シャッターの部分から漏れること
がある。本発明では、発光ドット形成手段のスリットの
線状発光部によって斜めの発光ドット列が構成されるの
で、一つの斜めの列内において隣接するドットは必ず異
なる線状発光部に形成されている。線状発光部は一本ず
つ順に走査信号が与えられていくので、隣り合う発光ド
ットが同時に発光することはなく、液晶シャッターのパ
ターンが前述したようにラフでも漏れ発光が起きること
はない。
以上説明したように、本願発明は、既存の液晶シャッ
ターと既存の蛍光表示管を単に組み合わせただけではな
く、従来の蛍光表示管における発光ドットの区画と駆動
の二機能を別け、区画の機能を新規な構成である発光ド
ット形成手段で達成し、駆動の機能を液晶シャッターで
達成するという新規な発想によってはじめて得られるも
のであり、その結果、斜めのドットの並びの精密さが従
来よりも向上するという従来にない効果が得られた。
ターと既存の蛍光表示管を単に組み合わせただけではな
く、従来の蛍光表示管における発光ドットの区画と駆動
の二機能を別け、区画の機能を新規な構成である発光ド
ット形成手段で達成し、駆動の機能を液晶シャッターで
達成するという新規な発想によってはじめて得られるも
のであり、その結果、斜めのドットの並びの精密さが従
来よりも向上するという従来にない効果が得られた。
第1図は本発明の第1実施例を示す構成の一部を省略し
た模式接続図、第2図は同実施例の構造を示す断面図、
第3図は本発明の第2実施例を示す断面図、第4図は従
来のプリンタ用光源の一例を示す一部切欠き平面図、第
5図は一般的な光プリンタの構造を一例として示す模式
図である。 1……記録媒体としての感光ドラム 24……プリンタ用光源 25……2極管構造の真空蛍光管(蛍光管) 26……基板 27……陽極基板 28……蛍光体層 29……線状発光部としての陽極 30……フィラメント状陰極 32……前面板 33……発光ドット形成手段としての位置決めスリット部 34……位置決めスリット 35……発光ドット 36……液晶シャッター 44……プリンタ用光源 45……3極管構造の真空蛍光管(蛍光管) 46……基板 47……陽極導体 48……蛍光体層 49……発光部としての陽極 50……制御電極 51……スリット 52……発光ドット 53……フィラメント状陰極
た模式接続図、第2図は同実施例の構造を示す断面図、
第3図は本発明の第2実施例を示す断面図、第4図は従
来のプリンタ用光源の一例を示す一部切欠き平面図、第
5図は一般的な光プリンタの構造を一例として示す模式
図である。 1……記録媒体としての感光ドラム 24……プリンタ用光源 25……2極管構造の真空蛍光管(蛍光管) 26……基板 27……陽極基板 28……蛍光体層 29……線状発光部としての陽極 30……フィラメント状陰極 32……前面板 33……発光ドット形成手段としての位置決めスリット部 34……位置決めスリット 35……発光ドット 36……液晶シャッター 44……プリンタ用光源 45……3極管構造の真空蛍光管(蛍光管) 46……基板 47……陽極導体 48……蛍光体層 49……発光部としての陽極 50……制御電極 51……スリット 52……発光ドット 53……フィラメント状陰極
Claims (5)
- 【請求項1】外囲器の一部を構成する基板の内面に長手
方向に沿って互いに平行に配設され、その上に蛍光体層
が連続的に被着されてなる複数本の線状発光部と、前記
蛍光体層に射突する電子を放出するフィラメント状陰極
と、前記線状発光部の長手方向に対して斜め方向に交差
するスリットが形成された発光ドット形成手段とを有す
る真空蛍光管と、前記発光ドット形成手段で区画された
発光ドットに対面するように前記真空蛍光管の外側に配
設された液晶シャッターと、前記線状発光部を順次走査
する陽極ドライバーと、前記線状発光部の走査に同期し
かつデータ信号に応じて前記液晶シャッターを開閉させ
る液晶ドライバを有することを特徴とするプリンタ用光
源。 - 【請求項2】前記発光ドット形成手段が前記真空蛍光管
の外側に設けられたことを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載のプリンタ用光源。 - 【請求項3】前記発光ドット形成手段が前記真空蛍光管
内のフィラメント状陰極と前記線状発光部の間に配設さ
れたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のプリ
ンタ用光源。 - 【請求項4】前記基板に対面する前面板の外面側に前記
液晶シャッターが配設されたことを特徴とする特許請求
の範囲第1項又は第2項又は第3項記載のプリンタ用光
源。 - 【請求項5】前記基板の外面側に前記液晶シャッターが
配設されたことを特徴とする特許請求の範囲第1項又は
第2項又は第3項記載のプリンタ用光源。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13007386A JP2608547B2 (ja) | 1986-06-06 | 1986-06-06 | プリンタ用光源 |
US07/058,873 US4825230A (en) | 1986-06-06 | 1987-06-05 | Optical writer with vacuum tube and electro-optic shutter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13007386A JP2608547B2 (ja) | 1986-06-06 | 1986-06-06 | プリンタ用光源 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62286768A JPS62286768A (ja) | 1987-12-12 |
JP2608547B2 true JP2608547B2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=15025346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13007386A Expired - Lifetime JP2608547B2 (ja) | 1986-06-06 | 1986-06-06 | プリンタ用光源 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4825230A (ja) |
JP (1) | JP2608547B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5142388A (en) * | 1987-11-10 | 1992-08-25 | Futaba Denshi Kogyo K.K. | Color display device having liquid crystal cell and fluorescent display with two different luminous sections |
JPH078580B2 (ja) * | 1988-10-21 | 1995-02-01 | 双葉電子工業株式会社 | 蛍光プリンタヘッド |
US5402157A (en) * | 1992-03-30 | 1995-03-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Electrophotographic recording apparatus |
KR100739032B1 (ko) * | 2001-08-29 | 2007-07-12 | 삼성에스디아이 주식회사 | 형광표시관 |
JP4591950B2 (ja) * | 2004-08-30 | 2010-12-01 | 株式会社ピュアロンジャパン | バックライト用電界電子放出型蛍光管 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5922774A (ja) * | 1982-07-30 | 1984-02-06 | Sony Corp | 静電印刷装置 |
US4495331A (en) * | 1983-05-25 | 1985-01-22 | General Electric Company | Scavengers for RTV silicone rubber compositions |
JPS6041330A (ja) * | 1984-07-10 | 1985-03-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | テレビジヨン受像機 |
JPS61211956A (ja) * | 1985-03-15 | 1986-09-20 | Futaba Corp | 真空螢光管 |
US4719388A (en) * | 1985-08-13 | 1988-01-12 | Source Technology Corporation | Flat electron control device utilizing a uniform space-charge cloud of free electrons as a virtual cathode |
-
1986
- 1986-06-06 JP JP13007386A patent/JP2608547B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1987
- 1987-06-05 US US07/058,873 patent/US4825230A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4825230A (en) | 1989-04-25 |
JPS62286768A (ja) | 1987-12-12 |
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