JPS63124357A - プリンタ用光源 - Google Patents

プリンタ用光源

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JPS63124357A
JPS63124357A JP61269834A JP26983486A JPS63124357A JP S63124357 A JPS63124357 A JP S63124357A JP 61269834 A JP61269834 A JP 61269834A JP 26983486 A JP26983486 A JP 26983486A JP S63124357 A JPS63124357 A JP S63124357A
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JP
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electrode
electrodes
anode
light source
deflection
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Application number
JP61269834A
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English (en)
Inventor
Yukihiko Shimizu
幸彦 清水
Toshimitsu Fuyuki
敏光 冬木
Satoshi Uzawa
聡 鵜沢
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Futaba Corp
Original Assignee
Futaba Corp
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Publication date
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  • Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、多極管構造の真空蛍光管を応用した光プリン
タ用光源に係り、特に偏向電極を有し、陽極に射突する
電子線を偏向させることによって表示密度の増大を図っ
たプリンタ用光源に関するものである。
[従来の技術] 近年、各種の光源を利用した光プリンタが提案されるよ
うになっている。第8図は一般的な光プリンタの構造を
一例として模式的に示したものであり、図中Aは記録媒
体としての感光ドラムである。感光ドラムAは図中時計
回り方向に回転し、帯電器Bによって表面を帯電させら
れる。そして帯電した感光ドラムAの表面には、光源C
からドツト状の光が照射されて文字・図形等の潜像が形
成され、この潜像は現像器りによって現像される。カセ
ットEに収納された転写用紙Fは、感光ドラムAの表面
と転写用加熱器Gとの間を通って送られるようになって
おり、現像された感光ドラムA表面の文字・図形等が該
転写用紙Fに連続的に感熱転写されていくように構成さ
れている。なお、図中Hは転写済みの文字等を消すため
の消去ランプであり、Jは感光ドラムAの表面を清掃す
るためのクリーニングブレードである。
前記光プリンタの光源としては、レーザ装置、LED、
CRT等を用いることができるが、光源としての信頼性
や製造コスト等の観点から、最近ではこれら各種の発光
デバイスに加えて蛍光表示管の原理を応用した光源が利
用されるようになっている。
蛍光表示管は、高真空雰囲気に保持された外囲器の内部
に、各種の電極類や発光部となる蛍光体を設けた多極電
子管の一種である。従来形の蛍光表示管は、外囲器を構
成する陽極基板の内面上に蛍光体を有する陽極導体を設
け、フィラメント状陰極から放出された電子をこれに射
突させて発光させ、陽極基板に対面する前面板を通して
、この発光表示を観察する構成になっている。また、前
記陽極基板と陽極導体を透光性の材料で構成し、蛍光体
の発光を陽極基板を通して観察できるようにした前面発
光形の蛍光表示管も知られている。
前記蛍光表示管の原理を応用したプリンタ用光源として
、本出願人は特願昭60−51842号にて3極管構造
でダイナミック駆動方式の真空蛍光管を提案し、特願昭
60−174997号では4極管構造でダイナミック駆
動の真空蛍光管を提案している。
まず3極管構造のプリンタ用光源を第9図によって説明
する。
第9図に示すように、基板1上には、複数本の帯状の陽
極導体2が一定間隔で平行に配設されており、その上方
には該陽極導体2の配列方向と斜めに交差する方向に複
数の帯状の制御電極3が一定間隔で互いに平行に配設さ
れている。各制御電極3は平板部材から成り、その中央
には、陽極導体2を斜めに横切る方向にスリット4が穿
設されている。各陽極導体2上には、前記制御電極3の
スリット4と対面する箇所およびその近傍に一定間隔で
蛍光体層5が被着されて陽極6を構成している。そして
、前記各スリット4に沿って斜めに配列された前記各陽
極6が、発光ドツトの各グループを構成している。
次に、前記制御電極3の上方には、フィラメント状陰極
7が張設されている。8は前面板、9は側面板であって
、前記基板と共に密封容器を形成し、その内部は真空に
保たれている。
そして、前記密封容器外に導出された制御電極端子10
等の各電極は、図示しないドライバ回路に接続されてお
り、前記各陽極6を時分割パルス信号で走査し、該走査
に同期した正の表示パルス信号を所望の制御電極3に印
加して、任意の発光ドツトを選択的に発光させることが
できるように構成されている。そして、発光させたくな
い発光ドツトにもフィラメント状陰極7からの電子が射
突して、いわゆる、もれ発光をおこしてしまうことがあ
るが、これを防止するため、発光させたくない発光ドツ
トのグリッド3には、負の電圧(カットオフバイアス)
が印加されるように構成されている。
次に、以上の構成になる真空蛍光管を光プリンタに実装
する場合には、記録媒体としての感光ドラムの軸線と陽
極導体2の配設方向とが平行となるようにする。各グル
ープに属する発光ドツトの列は、感光ドラムの軸線に対
して傾斜することになるが、適宜の電気的信号処理を施
して、各発光ドツトの発光タイミングを感光ドラムの回
転速度に応じて適宜に調整すれば、各発光ドツトから感
光ドラムに照射される光線を、感光ドラム表面の、軸線
に平行な一直線上の位置に到達させることができる。
次に、4極管構造のプリンタ用光源を第10図によって
説明する。この、プリンタ用光源は、前記3極管構造の
プリンタ用光源に、−枚板よりなる拡散電極を付加した
構成になっている。このプリンタ用光源における拡散電
極以外の構成は、3極管構造のプリンタ用光源と同じな
ので、第10図の各部に第9図と同様の符号を付してそ
の説明は省略する。
さて、拡散電極11は、制御電極3の上方に、図示しな
い絶縁性のスペーサを間に介して配設されている。前述
した通り、拡散電極11は一枚の板材から形成されてお
り、制御電極3の各スリット4に対応する位置に、該ス
リット4より一回り大きめのスリット12がそれぞれ形
成されている。従って第10図に示すように、陽極導体
2に蛍光体層5を連続的に被着させておいても、制御電
極3.3どうしの隙間から覗いている部分の蛍光体層5
は拡散電極11によって隠されるので、有効な発光部分
は両スリット4,12から現われている発光ドツトの部
分のみとなる。
前述したように、このプリンタ用光源を駆動する場合に
は、もれ発光を防止するため、発光させたくない発光ド
ツトの制御電極3にはカットオフバイアスが印加されて
いる。ところがカットオフバイアスが作る負電位のため
に電子が斥力を受けて進路を曲げられ、発光表示させた
い発光ドツトの蛍光体層5に射突することができなくな
り、一部の発光ドツトが発光しなくなってしまうことが
ある。しかし、このプリンタ用光源の駆動時に 4は拡
散電極11に正電圧が印加されて、拡散電極11とフィ
ラメント状陰極7との間の電界をほぼ一様に保っている
ので、このような現象は確実に防止されることになる。
[発明が解決しようとする問題点] 前述したような従来のプリンタ用光源は、一般に300
 D P I (dot per 1nchの略)即ち
ドツト数が1mmにつき12個程度の解像度であるが、
光プリンタの印字品位を向上させるために、現在では4
00DPI (16個/ m m )の解像度が要求さ
れるようになっている。
ところが、前述したよう−な従来のプリンタ用光源にお
いては、斜めの列に並んだ発光ドツトの各グループは、
それぞれ1枚の制御電極の1つの大向上させるためには
、制御電極の数を増やすと共に制御電極相互の間隔(又
はピッチ)を小さくし、制御電極のスリット幅も小さく
しなければならない。このようにすると、外囲器の外に
引出す制御電極の外部端子の間隔が従来よりも狭くなる
ため駆動用ICとの接続が難しくなり、制御電極相互の
位置決めも困難になるという問題点があった。また制御
電極のスリットを形成するためのエツチング技術に従来
よりも高い精度が要求されるようになるため、スリット
の加工が困難になるという問題点がありだ。そして、発
光ドツトを高密度化するために制御電極の数を増やせば
、制御電極1枚について1bit分必要である駆動用I
Cが多く必要になるため、コスト高になってしまうとい
う問題点があった。
以上の問題点をより具体的に示したのが、14ページの
比較表である。同表のA欄は、解像度が300DPIで
ある従来のプリンタ用光源の概lを一例として示したも
のであり、同B欄は、制御電極の数を増やすことによっ
て解像度を400DPIに向上させたプリンタ用光源の
概)を示したものである。A、B両欄を比較すればわか
るように、従来の技術を踏襲して解像度を前述のように
向上させようとすると、表示幅が84判の場合、制御電
極の数を384個から512個に増やさなければならな
い。従って制御電極用ドライバICの数も増加させる必
要が生じ、例えば32bitのICであれば、12個か
ら16個に増やさなければならない。また制御電極の配
設ピッチや制御電極のスリット幅も小さくしなければな
らず、加工・組立が困難になってしまう。
[発明の目的] 製造上の困難を伴わずに発光ドツトを高密度化して解像
度を向上させることができると共に、駆動用ICの数を
従来に比べて少くすることができるために製造コストを
低く押えることもできる蛍光表示管の原理を応用したプ
リンタ用光源を提供することを目的としてし)る。
[問題点を解決するための手段] 本発明のプリンタ用光源は、陽極基板上に互いに平行に
配設された複数本の帯状の陽極導体の表面に蛍光体層が
被着されてなる陽極と、前記陽極導体に対して斜めに交
差する方向に各々スリット状開口部が形成されると共に
前記陽極の上方に配設された複数の制御電極と、前記制
御電極の上方に離間して張設されたフィラメント状陰極
とを有するプリンタ用光源において、前記各制御電極の
スリット状開口部をはさんで、それぞれ異なる値の電圧
が印加される偏向電極が配設されたことを特徴としてい
る。
[作用] フィラメント状陰極から放出された電子は、異なる値の
電圧がそれぞれ印加されている一対の偏向電極の間を通
る際、電位差に応じてその叢道が偏向される。軌道を偏
向された電子線は、制御電極のスリット状開口部を通過
し、スリット状開口部から覗いている陽極のうち特定の
一部分に選択目 的に射突し、該部分のみを発光させる。即ちスリット状
開口部から覗いている陽極の全部分が一度に発光するの
ではなく、偏向電極の電位差によって電子線を振ること
により、発光部分を複数個の発光ドツトに分けてそれぞ
れ選択的に発光させることができる。従って本発明によ
れば、制御電極の数を減らし、スリット状開口部の幅を
広くとフても、従来以上に発光ドツトの密度を高めるこ
とができ、解像度を向上させることができる。
[実施例1 第1図〜第7図によって本発明の詳細な説明する。
まず、第1図及び第2図によって第1実施例に係るプリ
ンタ用光源20の構成を説明する。このプリンタ用光源
20は5極管構造の真空蛍光管でありで、従来の技術で
は実現が困難であった400DPIの解像度を有してい
る。
図示のように、絶縁性の陽極基板21の上面には、複数
本(図示の例で′は8本)の帯状の陽極24が互いに平
行に形成されている。陽極24は、陽極基板21に被着
された帯状の陽極導体22と、該陽極導体22上に連続
的に被着された蛍光体層23とによって構成されている
。そして陽極基板21の上面には、前記陽I!jI24
を囲むように絶縁層25が被着されており、この絶縁層
25をスペーサとして陽極24の上方には複数枚の制御
電極26が所定ピッチで配設されている。
制御電極26は、陽極24の長平方向に対し傾いて配設
される電極部26aと、該電極部26aから延設された
リード部26bとによって構成される。電極部26aに
は、前記陽極導体22に対して所定の角度で交差するス
リット状開口部27(以下、スリット27と略称する。
)が形成されており、前記陽極24の蛍光体層23の中
で、このスリット27によって囲まれた部分が発光部分
となる。該発光部分に射突する電子線は、後述する偏向
型I!jA29,30の作用で左右に振られ、該発光部
分を2つの発光ドツトとして交互に光らせる構成になっ
ている。
比  較   表 罫 従って比較表のC欄に示す本発明の制御電極26は、ス
リット27の幅がB欄のものに比べて約2倍、配設ピッ
チも約2倍とすることができる。そして制御電極26の
数は、B欄に示す従来構造で400DPIのプリンタ用
光源の半分になっている。
次に、前記制御電極26の電極部26aの両端には絶縁
性のスペーサ28が設けられており、このスペーサ28
の上には一対の偏向電極29゜30がそれぞれ載置・固
定されている。偏向電極29.30は、図示しない外部
端子を有する共通の基部29a、30aから、多数のく
し歯状の電極部29b、30bが前記スリット27と平
行に延設された形状とされている。そして陽極24の長
手方向に関する該電極部29b、30bの幅は、隣り合
うスリット27.27の間隔よりもやや小さく設定され
ており、また1つの偏向電極29又は30における隣り
合う電極部29b。
29b又は30b、30bどうしの間隔は、隣り合うス
リット27.27の間隔の約2倍に設定されている。そ
して、両偏向電極29.30の電極部29b、30bは
互い違いに組合されており、各制御電極26のスリット
27の左右上方の位置には、異なる偏向電極29.30
の電極部29b、30bが交互に1枚づつスリット27
の幅よりも広い間隔をあけて配置されるように構成され
ている。
次に、前記偏向電極29.30の基部29a。
30aと電極部29b、30bの先端部の上には、絶縁
性のスペーサ31が設けられており、該スペーサ31の
上には一枚板形状の拡散電極32が載置・固定されてい
る。拡散電極32には、前記制御電極26のスリット2
7と対応する位置にスリット33が形成されている。該
スリット33の陽極導体22に対する傾きは前記スリッ
ト27と同じである。また、その幅は前記スリット27
の左右上方に隣設された偏向電極29.30の電極部2
9b、30bの間隔と同じか、これよりもやや大きく設
定されている。
次に前記拡散電極32の上方にはフィラメント状陰極3
4が張設されている。そして前記各種電極等は、陽極基
板21の上面に封着固定さねた箱状の容器部35に覆わ
れており、該容器部35と陽極基板21とによって構成
される外囲器36の内部は高真空状態に保持されている
。そして第1図に示すように、陽極導体22や制御電極
26のリード部26bは外囲器36の外へ気密に導出さ
れている。また図示はしないが、両偏向電極29.30
の両性部端子やその他の電極の端子類も、外囲器36の
外へ導出されている。そして制御電極26のリード部2
6bは制御電極用ドライバICにつながれ、他の端子類
も外部の駆動回路に接続されており、各電極には所要の
駆動・制御信号が印加されるようになっている。比較表
(14ページ)に示すように、本実施例のプリンタ用光
源とB欄のプリンタ用光源を比べると、本実施例では新
たに偏向ドライバICが1個(2bit分)必要になっ
ているが、制御電極26の数が半分になっているので、
制御電極用ドライバICの数は半分てすんでいる。
次に、以上説明した構成における作用について説明する
まず、フィラメント状陰極34を通電加熱すると共に拡
散電極32に所定の正電圧を加え、フィラメント状陰極
34と拡散電極32との間の電界をほぼ一様にする。そ
して第5図に示すように各陽極24を時分割パルス信号
で走査し、該走査に同期するように各制御電極26に印
字データを次の様に印加する。即ち、各スリット27に
よって区画された陽極24の各発光部分をそれぞれ2つ
の発光ドツトに分割して任意に発光駆動させるため、前
記印字データを一発光部分中の一方の発光ドツトの印字
データと他方の発光ドツトの印字データとに分け、各陽
極24に信号が与えられている間に、前記内印字データ
が各制御電極26に繰返して順次印加されるようにする
。そして各制御電極26に与えられる印字データの繰返
しのタイミングに合せて、第5図に示すように両偏向電
極29.30に異なる電圧の信号を交互に印加する。但
し本実施例の場合、偏向電極29.30の電極部29b
、30bは、隣り合う2つの制御電極26.26の両ス
リット27.27間に一枚づつ交互に配置されているの
で、電子線の偏向方向は、隣り合う制御電極26.26
では互いに反対向きとなる。従って各制御電極26の駆
動用ICには、偏向電極29.30の駆動に合せて適宜
に並べかえた印字データを与える必要がある。
フィラメント状陰極34から放出された電子線は、拡散
電極32のスリット33を通り、信号を与えられた陽極
24とHレベルの印字データが与えられた制御電極26
とによって選択された陽極24の発光部分に向うが、第
6図に示すように該電子線は両偏向電極29.30の間
を通る際、両偏向電極29.30間の電位差によって進
路を振られる。即ち、前記発光部分のうち一方の偏向電
極30に近い部分を明滅させるための印字データが制御
電極26に与えられた時には、一方の偏向電極29に対
し偏向電極30の電位が高くなるように高電位の信号が
与えられて、偏向電極30に近い方の部分にのみ電子線
が射突できるようになる。また他方の偏向電極29に近
い部分を明滅させるための印字データが制御電極26に
与えられた時には、他方の偏向電極30に対し偏向電極
29の電位が高くなるように高電位の信号が与えられて
、偏向電極29に近い方の部分にのみ電子線が射突でき
るようになる。発光させたくない場合には、制御電極2
6に負の電位(カットオフバイアス)を与えれば、第7
図に示すように電子線は偏向電極29.30の電位差に
よって進路を曲げられた後に偏向電極30に到達し、陽
極24には到達しない。
このように本実施例では、電位が異なる信号を一対の偏
向電極29.30に交互に与え、両偏向電極29.30
の間を通過する電子線の進路を振るようにしたので、制
御電極26のスリット27によって区画された陽極24
の各発光部分を2つの独立した発光ドツトとして任意に
明滅させることができる。従って比較衣(14ページ)
にも−例として示したように、従来よりもスリット幅及
び配設ピッチの大きい製作しやすい制御電極26を、従
来よりも数少く用いているにもかかわらず、従来よりも
発光ドツト密度を向上させることができ、制御電極26
の駆動用ICの数もへらすことができる。また第10図
に示すような偏向電極のない従来のプリンタ用光源では
、拡散電極11のスリット12を通過した電子線は、そ
のまま制御電極3に向けて直進する。従って拡散電極1
1のスリット幅が制御電極3のスリット幅より大きく設
定してあっても、拡散電極11のスリット12を通過し
た電子のすべてが制御電極3のスリット4を通過できる
訳ではなく、その一部は制御電極3に達して無効電流と
なってしまう。ところが本実施例では、拡散電極32と
制御電極26の間に偏向電極29.30があり、拡散電
極32のスリット33を通過した電子線は両偏向電極2
9.30間の電位差によって収束・偏向されるので制御
電極3に達する無効電流が少くなり、無駄なく陽極24
に射突することができる。従って本実施例では陽極24
の発光輝度も従来に比べて向上することになる。
次に本発明の第2実施例を第3図及び第4図によって説
明する。本実施例のプリンタ用光源40は、前記第1実
施例のプリンタ用光源20とは偏向電極の構造が異なっ
ており、その他の構造については第1実施例とほぼ同様
である。そこで、ここでは偏向電極の構造を中心に説明
し、その他の部分については、第3図及び第4図に第1
図及び第2図と同じ符号を付して説明を省略する。
各制御電極26の電極部26aの両端には絶縁性のスペ
ーサ28が設けられており、このスペーサ28の上には
一対の偏向型8i41.42がそれぞれ載置・固定され
ている。偏向電極41.42は、図示しない外部端子を
有する共通の基部41a、42aから多数のくし歯状の
電極部41b、42bが制御電極26のスリット27と
平行に延設された形状とされている。陽極24の長手方
向に関する該電極部41b、42bの幅は、前記第1実
施例の偏向電極29.30よりも小さく、隣り合うスリ
ット27.27の間隔の1/3より小さく設定されてい
る。また1つの偏内電極41又は42における隣り合う
電極部41b、41b又は42b、42bどうしの間隔
は、隣り合うスリット27.27の間隔と同じに設定さ
れている。そして両偏向電極41.42の各電極部41
b、42bは互い違いに組合されており、スリット27
とスリット27の間には両偏向電極41.42の電極部
41b、42bが交互に1本づつ配設されている。即ち
第3図に示すように、各スリット27の右上方には一方
の偏向電極42の電極部42bが、同じく左上方には他
方の偏向電極41の電極部41bが配設されており、各
制御電極26のスリット27をはさんで左右上方に位置
する両偏向電極41.42の電極部41b、42bの間
隔が、該スリット27の幅よりも大きくなるように構成
されている。
本実施例のプリンタ用光源40における作用は前記第1
実施例とほぼ同じであり、所定の電位差を有する異なっ
た信号を一対の偏向電極41゜42に交互に与えること
により、両偏向電極41.42の間を通過する電子線を
左右に振り、制御電極26のスリット27によって区画
された陽極24の各発光部分を2つの独立した発光ドツ
トとして任意に明滅させるものである。但し本実施例で
は、両偏向電極41.42の各電極部41b、42bは
、各制御電極26のスリット27に対してすべて同じ側
に配設されている。
従って偏向電極41.42による電子線の偏向方向は、
すべての制御電極26で常に同じ向きとなっている。そ
こでスリット27で区画された陽極24の各発光部分の
うち、一方の偏向電極41に近い部分を明滅させる表示
信号と、他方の偏向電極42に近い部分を明滅させる表
示信号とを各制御電極26に順次与え、これに合せて偏
向電極41.42に印加するデータを切換えるようにす
ればよい。
以上説明した各実施例では、一対の偏向電極に所定の電
位差を与えることによって電子線を偏向させ、制御電極
のスリットによって区画された陽極の各発光部分を2つ
の発光ドツトに分けて別々に駆動していた。電子線の偏
向の程度は、両偏向電極間に与えられる電位差によって
決まり、また電子線のビーム径は前記電位差の他、制御
電極と陽極との距離によっても変わってくる。従って、
前記両偏向電極に与える信号や制御電極と陽極との距離
を適宜に調整すれば、前記各発光部分のどの位置に、ど
の位の面積をもって電子線が射突するかを任意に設定す
ることができる。即ち前記両実施例では各発光部分を2
分割としたが、3分割以上にして発光駆動させることも
できる。
また、偏向電極の厚さを増減することによって電子線の
偏向の度合いを増減させることができる。例えば偏向電
極を厚くすれば、比較的小さな電位差でも電子線を必要
なだけ偏向させることができる。
また以上説明した両実施例の偏向電極29゜30.41
.42は、いずれもぐし歯状の一体構造とされていたが
、前記各電極部が各々独立して外囲器外に導出されてい
る構造であってもよい。
その場合には、各偏向電極を構成する各電極部を外囲器
の外で電気的に接続すればよい。また、偏向電極を配設
する位置は制御電極と拡散電極の間に限らず、制御電極
と陽極の間に設けてもよい。
さらにまた、拡散電極は必ずしも必要ではなく、偏向電
極と制御電極だけでも駆動できる。
[発明の効果コ 本発明のプリンタ用光源は、各制御電極のスリット状開
口部をはさんで、それぞれ異なる値の電圧が印加される
偏向電極を設け、電子線を振ってスリット状開口部下方
にある陽極発光部分中に任意の発光ドツトを選択するこ
とができる。従って本発明によれば、製造上の困難を伴
わずに発光ドツトを高密度化して解像度を向上させるこ
とができると共に、駆動用ICの数を従来に比べて少く
することができるため製造コストを低減させることがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す部分平面図、第2図
は第1図のn−n切断線における部分拡大断面図、第3
図は本発明の第2実施例を示す部分平面図、第4図は第
3図のrV−TV切断線における部分拡大断面図、第5
図は実施例のプリンタ用光源における駆動タイミングチ
ャートの一例、第6図は実施例のプリンタ用光源を駆動
した場合における管内の電子の軌跡を示す図で、制御電
極にHレベルの表示信号が与えられた時の図、第7図は
同じく管内の電子の軌跡を示す図で、制御電極にカット
オフバイアスが与えられた時の図、第8図は従来の一般
的な光プリンタの構造を一例として示す模式図、第9図
は従来のプリンタ用光源である3極管構造の真空蛍光管
を示す図であって、中央部を省略した平面図、第10図
は同4極管構造の真空蛍光管を示す図であって、中央部
を省略した一部切欠き平面図である。 20.40−・・プリンタ用光源、21−・・陽極基板
、22−・・陽極導体、23−・・蛍光体層、24−・
・陽極、26−・・制御電極、27−・スリット状開口
部。 スリット、29,30,41.42−・偏向電極、32
−・・拡散電極、33−拡散電極のスリット、34−・
・フィラメント状陰極。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)陽極基板上に互いに平行に配設された複数本の帯
    状の陽極導体の表面に蛍光体層が被着されてなる陽極と
    、前記陽極導体に対して斜めに交差する方向に各々スリ
    ット状開口部が形成されると共に前記陽極の上方に配設
    された複数の制御電極と、前記制御電極の上方に離間し
    て張設されたフィラメント状陰極とを有するプリンタ用
    光源において、前記各制御電極のスリット状開口部をは
    さんで、それぞれ異なる値の電圧が印加される偏向電極
    が配設されたことを特徴とするプリンタ用光源。
  2. (2)隣り合うスリットとスリットとの間の上方位置に
    、前記偏向電極がそれぞれ1枚づつ配設された特許請求
    の範囲第1項記載のプリンタ用光源。
  3. (3)隣り合うスリットとスリットとの間の上方位置に
    、前記偏向電極がそれぞれ2枚づつ配設された特許請求
    の範囲第1項記載のプリンタ用光源。
  4. (4)前記各制御電極の各スリットと対応する位置にそ
    れぞれスリットが形成された拡散電極が、前記偏向電極
    と前記フィラメント状陰極との間に設けられた特許請求
    の範囲第1項又は第2項又は第3項記載のプリンタ用光
    源。
JP61269834A 1986-11-14 1986-11-14 プリンタ用光源 Pending JPS63124357A (ja)

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