JPH0712652Y2 - ディーゼルエンジンの排気浄化装置 - Google Patents
ディーゼルエンジンの排気浄化装置Info
- Publication number
- JPH0712652Y2 JPH0712652Y2 JP2924290U JP2924290U JPH0712652Y2 JP H0712652 Y2 JPH0712652 Y2 JP H0712652Y2 JP 2924290 U JP2924290 U JP 2924290U JP 2924290 U JP2924290 U JP 2924290U JP H0712652 Y2 JPH0712652 Y2 JP H0712652Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- trap
- oxidation catalyst
- diesel engine
- exhaust
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はディーゼルエンジンの排気浄化装置の改良に
関する。
関する。
(従来の技術) ディーゼルエンジンにあっては、排気ガス中に含まれる
パーティキュレイト(微粒子状物質)を除去清浄化する
ため、排気通路の途中に酸化触媒トラップを設けること
が知られている(実開昭62-197716号公報参照)。
パーティキュレイト(微粒子状物質)を除去清浄化する
ため、排気通路の途中に酸化触媒トラップを設けること
が知られている(実開昭62-197716号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、酸化触媒トラップではフィルタ再生開始
温度が低下するという利点のある反面、第4図に示すよ
うに常用運転域でもトラップ温度が所定値(300〜350
℃)以上に達すると、サルフェート(SO4 2-)の発生量
(転化率)が急激に上昇するという問題点があった。
温度が低下するという利点のある反面、第4図に示すよ
うに常用運転域でもトラップ温度が所定値(300〜350
℃)以上に達すると、サルフェート(SO4 2-)の発生量
(転化率)が急激に上昇するという問題点があった。
(課題を解決するための手段) この考案はこのような問題点を解決するため、エンジン
排気通路に酸化触媒トラップを介装したディーゼルエン
ジンの排気浄化装置において、酸化触媒トラップ上流側
に排気ガスを冷却する手段を設けると共に、トラップ入
口付近の排気ガス温度を検出する手段と、この検出値に
基づいて排気ガス温度を規定値以下に保つように冷却手
段の作動を制御する手段を設ける。
排気通路に酸化触媒トラップを介装したディーゼルエン
ジンの排気浄化装置において、酸化触媒トラップ上流側
に排気ガスを冷却する手段を設けると共に、トラップ入
口付近の排気ガス温度を検出する手段と、この検出値に
基づいて排気ガス温度を規定値以下に保つように冷却手
段の作動を制御する手段を設ける。
(作用) 冷却手段は酸化触媒トラップ入口付近の排気ガス温度が
規定値以上に達すると、排気ガスを冷却する。これによ
り、酸化触媒トラップは常用運転域でもトラップ温度が
所定値以下に保たれるため、サルフェートの発生量が大
幅に低減する。
規定値以上に達すると、排気ガスを冷却する。これによ
り、酸化触媒トラップは常用運転域でもトラップ温度が
所定値以下に保たれるため、サルフェートの発生量が大
幅に低減する。
(実施例) 第1図において、1はエンジンからの排気管、2はその
マフラ3上流に介装した酸化触媒トラップを示す。
マフラ3上流に介装した酸化触媒トラップを示す。
排気管1には酸化触媒トラップ2に流入する排気ガスの
冷却手段としてバイパス通路4〜6と、通路切換用の電
磁弁7〜10が設けられる。
冷却手段としてバイパス通路4〜6と、通路切換用の電
磁弁7〜10が設けられる。
電磁弁7〜10はそれぞれ後述するコントロールユニット
11により同期的にON-OFF制御され、ON時に排気管1を遮
断してバイパス通路4〜6を開成し、OFF時にバイパス
通路4〜6を遮断して排気管1を開成するようになって
いる。
11により同期的にON-OFF制御され、ON時に排気管1を遮
断してバイパス通路4〜6を開成し、OFF時にバイパス
通路4〜6を遮断して排気管1を開成するようになって
いる。
一方、コントロールユニット11は酸化触媒トラップ2入
口付近の排気ガス温度を検出する温度センサ12と共に電
磁弁7〜10の制御系を構成するもので、第2図に示すよ
うにトラップ2入口付近の排気ガス温度tが規定値t
1(トラップ2内でのサルフェート転化率を急激に上昇
させる温度に基づいて設定する)以上の時に電磁弁7〜
10にON信号を出力する(ステップ1、2)。
口付近の排気ガス温度を検出する温度センサ12と共に電
磁弁7〜10の制御系を構成するもので、第2図に示すよ
うにトラップ2入口付近の排気ガス温度tが規定値t
1(トラップ2内でのサルフェート転化率を急激に上昇
させる温度に基づいて設定する)以上の時に電磁弁7〜
10にON信号を出力する(ステップ1、2)。
この状態で、エンジンからの排気ガスは酸化触媒トラッ
プ2上流の排気管1からバイパス通路4、マフラ3、バ
イパス通路5、トラップ2の順に流れ、さらにバイパス
通路6から排気管1を通って外部へと排出される。
プ2上流の排気管1からバイパス通路4、マフラ3、バ
イパス通路5、トラップ2の順に流れ、さらにバイパス
通路6から排気管1を通って外部へと排出される。
そして、酸化触媒トラップ2入口付近の排気ガス温度t
が、バイパス通路4と5を迂回して流れるときの放熱冷
却などで規定値t1以下に低下すると、電磁弁7〜10にOF
F信号を出力する(ステップ3、4)。
が、バイパス通路4と5を迂回して流れるときの放熱冷
却などで規定値t1以下に低下すると、電磁弁7〜10にOF
F信号を出力する(ステップ3、4)。
したがって、酸化触媒トラップ2は常用運転域でもトラ
ップ2内温度が所定値(300〜350℃)以下に保たれるた
め、サルフェートの発生量が大幅に低減する。
ップ2内温度が所定値(300〜350℃)以下に保たれるた
め、サルフェートの発生量が大幅に低減する。
第4図は排気管1の酸化触媒トラップ2上流に冷却器20
を介装した他の実施例で、コントロールユニット11は温
度センサ12の検出信号に基づいて冷却器20の電動ファン
21を制御して、トラップ2入口付近の排気ガス温度tを
規定値t1以下に保つようになっている。
を介装した他の実施例で、コントロールユニット11は温
度センサ12の検出信号に基づいて冷却器20の電動ファン
21を制御して、トラップ2入口付近の排気ガス温度tを
規定値t1以下に保つようになっている。
(考案の効果) 以上要するにこの考案によれば、エンジン排気通路に酸
化触媒トラップを介装したディーゼルエンジンの排気浄
化装置において、酸化触媒トラップ上流側に排気ガスを
冷却する手段を設けると共に、トラップ入口付近の排気
ガス温度を検出する手段と、この検出値に基づいて排気
ガス温度を規定値以下に保つように冷却手段の作動を制
御する手段を設けたので、酸化触媒トラップ上流で冷却
手段により排気ガスを冷却してトラップ温度を所定値以
下に保つことが可能なため、サルフェートの発生量を低
く抑えながら、排気ガス中のパーティキュレイトを効果
的に除去清浄化することができる。
化触媒トラップを介装したディーゼルエンジンの排気浄
化装置において、酸化触媒トラップ上流側に排気ガスを
冷却する手段を設けると共に、トラップ入口付近の排気
ガス温度を検出する手段と、この検出値に基づいて排気
ガス温度を規定値以下に保つように冷却手段の作動を制
御する手段を設けたので、酸化触媒トラップ上流で冷却
手段により排気ガスを冷却してトラップ温度を所定値以
下に保つことが可能なため、サルフェートの発生量を低
く抑えながら、排気ガス中のパーティキュレイトを効果
的に除去清浄化することができる。
第1図はこの考案の実施例を示す構成図、第2図は同じ
く制御内容を説明するフローチャート、第3図は他の実
施例を示す構成図、第4図はサルフェート転化率特性図
である。 1……排気管、2……酸化触媒トラップ、4〜6……バ
イパス通路、7〜10……電磁弁、11……コントロールユ
ニット、12……温度センサ。
く制御内容を説明するフローチャート、第3図は他の実
施例を示す構成図、第4図はサルフェート転化率特性図
である。 1……排気管、2……酸化触媒トラップ、4〜6……バ
イパス通路、7〜10……電磁弁、11……コントロールユ
ニット、12……温度センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 北村 文章 埼玉県上尾市大字壱丁目1番地 日産ディ ーゼル工業株式会社内 (72)考案者 新村 恵一 埼玉県上尾市大字壱丁目1番地 日産ディ ーゼル工業株式会社内 (72)考案者 中村 秀一 埼玉県上尾市大字壱丁目1番地 日産ディ ーゼル株式会社 (56)参考文献 実開 昭63−200612(JP,U) 実公 平6−12169(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】エンジン排気通路に酸化触媒トラップを介
装したディーゼルエンジンの排気浄化装置において、酸
化触媒トラップ上流側に排気ガスを冷却する手段を設け
ると共に、トラップ入口付近の排気ガス温度を検出する
手段と、この検出値に基づいて排気ガス温度を規定値以
下に保つように冷却手段の作動を制御する手段を設けた
ことを特徴とするディーゼルエンジンの排気浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2924290U JPH0712652Y2 (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | ディーゼルエンジンの排気浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2924290U JPH0712652Y2 (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | ディーゼルエンジンの排気浄化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03119518U JPH03119518U (ja) | 1991-12-10 |
JPH0712652Y2 true JPH0712652Y2 (ja) | 1995-03-29 |
Family
ID=31532012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2924290U Expired - Fee Related JPH0712652Y2 (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | ディーゼルエンジンの排気浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0712652Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012246905A (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-13 | Denso Corp | スタータ |
-
1990
- 1990-03-22 JP JP2924290U patent/JPH0712652Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03119518U (ja) | 1991-12-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |