JPH07124841A - 工作機械の切削液回収タンク - Google Patents

工作機械の切削液回収タンク

Info

Publication number
JPH07124841A
JPH07124841A JP27093693A JP27093693A JPH07124841A JP H07124841 A JPH07124841 A JP H07124841A JP 27093693 A JP27093693 A JP 27093693A JP 27093693 A JP27093693 A JP 27093693A JP H07124841 A JPH07124841 A JP H07124841A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting fluid
machine tool
cutting
recovery tank
cutting liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27093693A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumihiko Kato
文彦 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP27093693A priority Critical patent/JPH07124841A/ja
Publication of JPH07124841A publication Critical patent/JPH07124841A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置外部への切削液の飛散を防止する構成の
簡単な工作機械の切削液回収タンクを提供する。 【構成】 工作機械から排出される切削液を収容する切
削液収容部4の上部には、切削液から切粉を分離するた
めの切粉受板12が設置され、この切粉受板12の周囲
には、排出口から落下する切削液が切粉受板12で跳ね
返って外部に飛散することを防止する側壁14が設けら
れている。更に、側壁14には切欠部14aが形成され
ており、切欠部14a付近の側壁14には、切欠部14
aを開閉する遮蔽板16が取り付けられている。そし
て、切削液回収タンク2を排出口下の所定の設置位置ま
で移動させる時に、排出口が邪魔にならないように開放
されていた切欠部14aを、切削液の回収時には遮蔽板
16で閉じることにより、この切欠部14aから切削液
が外部に飛散することを確実に防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、切削液とともに切粉を
排出する排出口を備えた工作機械のベースに対して引出
し可能に設けられ、該排出口からの排出液を回収する工
作機械の切削液回収タンクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の工作機械の切削液回
収タンクは、図3(a)に示すように、切削液を収容す
る切削液収容部24と、切削液収容部24の上部開口に
設置され、切削液に含まれる切粉を分離する切粉受部2
5とを備えており、このうち、切粉受部25は、切削液
に含まれる切粉を回収するために網状に形成された切粉
受板26と、工作機械40の排出口42から流れ落ち
て、切粉受板26に跳ね返った切削液が、切削液回収タ
ンク22から外に飛散することを防ぐために切粉受板2
6の周囲に配設された側壁28とから構成されている。
【0003】また、切削液回収タンク22は非常に重た
いものであり、持ち上げることが困難であるため、切削
液収容部24の下部には車輪30が設けられ、この車輪
によって移動できるようにされている。従って、切削液
回収タンク22を移動させて排出口42の下に設置する
際に、その移動の邪魔にならないように、側壁28に
は、排出口42を通過させるための切欠部28aが形成
されている。このため、せっかく側壁28を設けても、
切欠部28aが形成された部分の側壁28は低いので、
図3(b)に示すように、この切欠部28aからの切削
液の飛散を防止することができなかった。
【0004】これに対して実開平2−44号公報には、
図4に示すように、排出口42の先端に設けられた水切
り部42aの他に、それより工作機械側に第2の水切り
部42bを設け、更に、このように二重に設けられた水
切り部42a,42bの間に、切削液回収タンク22の
切粉受板上に立設した遮蔽板32を介在させることによ
り、切粉受板26に跳ね返って切欠部28aに向かう切
削液を遮蔽板32により遮ると共に、たとえ切削液が遮
蔽板32を越えてしまったとしても、第2の水切り部4
2bが遮ることにより、切削液が装置外部に飛散するこ
とを防止する装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この装置で
は、タンクを所定位置に設置した後、切粉受板26上に
遮蔽板32を取り付けなければならず、設置したり引き
出したりする際に手間がかかると共に、遮蔽板32を取
り外した際に、取り外した遮蔽板32が紛失等しないよ
うに保管方法を考えなければならず面倒であるという問
題があった。
【0006】また、この装置では切削液回収タンク22
に細工を施すと共に、排出口42も特殊な形状に形成す
る必要があり、構成が複雑であるばかりでなく、排出口
42がそのような形状をしていない従来の工作機械に直
ちに適用することができないという問題もあった。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するために、
装置外部への排出液の飛散を防止する構成の簡単な工作
機械の切削液回収タンクを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本発明の構成は、切削液とともに切粉を排出
する排出口を備えた工作機械のベースに対して引出し可
能に設けられ、該排出口からの排出液を回収する工作機
械の切削液回収タンクであって、上記排出口から回収し
た切削液を収容する収容タンクと、該収容タンクの下部
に取り付けられ、該収容タンクの水平方向への移動を可
能とする車輪と、上記収容タンクの上面に設けられ、上
記排出口から流出する排出液から切粉を分離する網状の
切粉受板と該切粉受板から跳ね返った切削液の外部への
飛散を防止するために該切粉受板の周囲に設けられ、上
記切削液回収タンクを上記工作機械のベースから引き出
す際に、上記排出口が通過可能な切欠部を有する側壁
と、該側壁に設けられ、上記切欠部を開閉自在に遮蔽す
るスライド式の遮蔽板と、を備えたことを特徴とする工
作機械の切削液回収タンクを要旨とする。
【0009】
【作用および発明の効果】上記のように構成された本発
明の工作機械の切削液回収タンクにおいては、収容タン
クの上部に設けられた切粉受板が、工作機械の排出口か
ら排出される排出液から切粉を取り除き、切粉が取り除
かれた切削液を収容タンクに収容する。
【0010】このとき、切削液の一部は、切粉受板に当
たって跳ね返るが、切粉受板の周囲に設けられた側壁お
よび側壁に設けられ切欠部を遮蔽する遮蔽板が、装置外
部へ飛散しようとする切削液を遮る。なお、側壁に設け
られた遮蔽板は、側壁に沿って摺動し、切欠部を開閉自
在に遮蔽する。
【0011】また、収容タンクの下部に取り付けられた
車輪は、切削液回収タンクの水平方向への移動を可能に
する。従って、本発明の工作機械の切削液回収タンクに
よれば、切粉受板の周囲に設けられた側壁、および側壁
の切欠部を遮蔽する遮蔽板により、切削液が装置外部に
飛散することを確実に防止することができる。
【0012】また、切削液回収タンクを工作機械のベー
スから引き出したり、ベースに設置する際には、遮蔽板
をスライドさせて切欠部を開放し、排出口が切欠部を通
過するように移動させれば、側壁が邪魔になることな
く、簡単に設置および引き出しを行うことができる。
【0013】即ち、切削液の飛散を確実に防止するに
は、側壁をできるだけ高くする必要があり、水平方向へ
の移動しかできない切削液回収タンクをベースに設置す
るには、側壁を排出口より低くしなければならないが、
本発明では、切削液の飛散を防止する側壁に切欠部を設
けると共に、切欠部に開閉可能な遮蔽板を取り付けただ
けの簡単な構成により、この相反する要求をいずれも満
足させているのである。
【0014】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。図1(a)は、本実施例の切削液回収タンクの構成
を表す斜視図である。図1(a)に示すように、切削液
回収タンク2は、回収した切削液を収容する切削液収容
部4と、切削液収容部4の上部開口に設置され、切削液
から切粉を分離し回収する切粉受部6と、切削液回収タ
ンク2の移動を容易にするために、切削液収容部4の下
部に設けられた車輪8と、切削液収容部4に収容された
切削液を工作機械に供給するポンプ10とで構成されて
いる。
【0015】このうち、切粉受部6は、切削液に含まれ
る切粉を回収するために網状に形成された切粉受板12
と、切粉受板12の周囲に設けられ、切粉受板12に跳
ね返った切削液が外部に飛散することを防止する側壁1
4とからなる。そして、使用時に工作機械と相対する側
の側壁14には切欠部14aが形成されており、更に、
この切欠部14a付近には、切欠部14aを遮蔽するた
めの遮蔽板16が取り付けられている。
【0016】なお、遮蔽板16は、図1(b)に示すよ
うに、切欠部14a下部の側壁14に形成されたガイド
部18により、側壁14に沿って摺動可能に保持されて
いる。また、遮蔽板16の一端には、遮蔽板16を図中
左方向に摺動させた時に、側壁14に設けられたガイド
部18の縁と係合して、切欠部14aを遮蔽する位置
(図中点線で示す)に遮蔽板16を停止させる係止部1
6aが形成されている。
【0017】以上のように構成された切削液回収タンク
2を、工作機械のベースに形成された排出口の下に設置
する際には、まず、遮蔽板16を摺動させて切欠部14
aを開放した状態とし、排出口20がこの開放された切
欠部14aを通過するようにして、切削液回収タンク2
を排出口の下の所定位置まで移動させる。なお、切削液
回収タンク2を排出口20の下から引き出す場合には、
逆の手順で行なえばよい。
【0018】つまり、図2(a)に示すように、切欠部
14aにおいては、側壁14の高さが工作機械の排出口
20より低くなっているので、切削液回収タンク2が水
平方向に移動しても、側壁14が邪魔になることなく、
排出口20は切欠部14aを通過することができる。
【0019】そして、このようにして、切削液回収タン
ク2を所定の位置に設置した後、遮蔽板16により切欠
部14aを遮蔽することにより、図2(b)に示すよう
に、排出口20から落下し、切粉受板12で跳ね返った
切削液(図中矢印で示す)が、切欠部14aにおける側
壁14より高く跳ね上がったとしても、遮蔽板16に遮
られるので、この跳ね上がった切削液が装置外部に飛散
することがない。
【0020】以上説明したように、側壁14は、切削液
の飛散を確実に防止するために、切削液が落下する排出
口より高く形成されており、また、切削液回収タンク2
は非常に重たいものであるため、切削液収容部4の下部
に取り付けられた車輪8による水平方向への移動しかで
きないのであるが、側壁14に切欠部14aが形成され
ていることにより、側壁14が邪魔になることなく切削
液回収タンク2を排出口20下の所定位置に設置した
り、所定位置から引き出したりすることができる。
【0021】また、切削液回収タンク2の使用中は、遮
蔽板16で切欠部14aを遮蔽することにより、切欠部
14a方向に跳ね返る切削液が、外部へ飛散することを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の構成を表す斜視図である。
【図2】 本実施例の作用を説明する説明図である。
【図3】 従来技術の構成/作用を表す説明図である。
【図4】 従来技術の構成/作用を表す説明図である
【符号の説明】
2…切削液回収タンク 4…切削液収容部 6
…切粉受部 8…車輪 10…ポンプ 12
…切粉受板 14…側壁 14a…切欠部 1
6…遮蔽板 16a…係止部 18…ガイド部 2
0…排出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切削液とともに切粉を排出する排出口を
    備えた工作機械のベースに対して引出し可能に設けら
    れ、該排出口からの排出液を回収する工作機械の切削液
    回収タンクであって、 上記排出口から回収した切削液を収容する収容タンク
    と、 該収容タンクの下部に取り付けられ、該収容タンクの水
    平方向への移動を可能とする車輪と、 上記収容タンクの上面に設けられ、上記排出口から流出
    する排出液から切粉を分離する網状の切粉受板と該切粉
    受板から跳ね返った切削液の外部への飛散を防止するた
    めに該切粉受板の周囲に設けられ、上記切削液回収タン
    クを上記工作機械のベースから引き出す際に、上記排出
    口が通過可能な切欠部を有する側壁と、 該側壁に設けられ、上記切欠部を開閉自在に遮蔽するス
    ライド式の遮蔽板と、を備えたことを特徴とする工作機
    械の切削液回収タンク。
JP27093693A 1993-10-28 1993-10-28 工作機械の切削液回収タンク Pending JPH07124841A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27093693A JPH07124841A (ja) 1993-10-28 1993-10-28 工作機械の切削液回収タンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27093693A JPH07124841A (ja) 1993-10-28 1993-10-28 工作機械の切削液回収タンク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07124841A true JPH07124841A (ja) 1995-05-16

Family

ID=17493069

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27093693A Pending JPH07124841A (ja) 1993-10-28 1993-10-28 工作機械の切削液回収タンク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07124841A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100461120B1 (ko) * 2002-03-25 2004-12-13 화천기공 주식회사 공작기계의 가공 배출물 처리장치
JP2008264927A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Okuma Corp 工作機械

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100461120B1 (ko) * 2002-03-25 2004-12-13 화천기공 주식회사 공작기계의 가공 배출물 처리장치
JP2008264927A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Okuma Corp 工作機械

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5107876A (en) Parts washer
DE602005006055T2 (de) Schneidevorrichtungen mit Staubsammlern
US6428924B1 (en) Battery storage structure for portable electronic device
JPH07124841A (ja) 工作機械の切削液回収タンク
JP4020315B2 (ja) 余剰メダル貯留タンク
JP2005526628A (ja) 工作機械に溜まるチップとクーラントを受け取り、分離するための装置
JP2801857B2 (ja) グリーストラップ
US4478465A (en) Compactor door with literature storage compartment
CN215744928U (zh) 一种自带检测功能的门锁收料装置
WO2000061471A1 (en) Device for manipulating an object for loading and unloading a clean room
CN212705734U (zh) 一种带有导轨防护结构的隐藏导轨式滑动门组件
JP2001058288A (ja) 熱切断加工機のテーブル装置
CN216418467U (zh) 过滤装置和宠物饮水机
CN113397451B (zh) 一种渣篮组件及应有该渣篮组件的清洗机
JPS5813380Y2 (ja) さん孔屑排出機構
KR200436508Y1 (ko) 비산방지용 활성탄 저장장치
JPS61265114A (ja) 郵便受け箱
CN207480212U (zh) 贵金属加工切屑收集装置
JP3748459B2 (ja) 切削装置
JPS5856127Y2 (ja) ケンマキニオケル ハイエキハイシユツソウチ
JPH0727070Y2 (ja) グラファイト電極加工装置
JPH1094482A (ja) 洗米装置
KR100281290B1 (ko) 물흡입진공청소기덮개의잔수제거장치
JPH044673Y2 (ja)
JPH0123249Y2 (ja)