JPH07124482A - 洗米装置 - Google Patents

洗米装置

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JPH07124482A
JPH07124482A JP7250994A JP7250994A JPH07124482A JP H07124482 A JPH07124482 A JP H07124482A JP 7250994 A JP7250994 A JP 7250994A JP 7250994 A JP7250994 A JP 7250994A JP H07124482 A JPH07124482 A JP H07124482A
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JP
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rice
washing
washed
water
rice washing
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JP7250994A
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Satoru Satake
覺 佐竹
Tomizo Fujita
富三 藤田
Tsunehiko Shibata
恒彦 柴田
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Satake Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排出口から排出される洗米済み精白米に網目
状の亀裂を生じさせたり、炊飯時の浸漬に際して水中亀
裂を発生させることなく付着性を低下させ、しかも、後
工程の搬送を容易に行う。 【構成】 一端に原料精白米の供給口31を、他端に洗
米済み精白米の排出口32を設けた連通路内に、洗米用
水を供給して撹拌する洗米手段と、洗米後の米粒を脱水
する遠心脱水手段とを設けて連続的に洗米・脱水する洗
米装置2であって、前記排出口32の下方に、洗米済み
精白米を一定時間調質する調質装置3を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炊飯設備などに設置さ
れる洗米装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一端に供給口を、他端に排水口を
各々形成した連通路内に、撹拌翼などからなる洗米手段
と、洗米後の米粒を脱水する遠心脱水手段とを設け、前
記給米口から供給される精白米を連続的に精米・脱水し
て吐出する洗米装置は、特開平4−320656や特開
平5−68896などで知られている。
【0003】ところで、この種の洗米装置においては、
洗米・脱水されて排米口から吐出される米粒は、その表
面がぬれているため付着性に富み、米粒同士で付着し合
って塊状になったり、搬送機器に付着したりして搬送を
困難にするとともに、搬送機器などに付着した米粒が腐
敗する、という問題点があった。
【0004】そこで、これらの問題点を解決するため、
排米口から吐出される米粒を受けるネットコンベアなど
を設け、このネットコンベア上の米粒に上・下から熱風
を浴びせて速かに前記米粒表面を乾燥することが行われ
ている。これにより、米粒の付着性が低下して搬送が容
易になるが、水にぬれた米粒表面を急速に乾燥させるた
めに米粒表面に網目状に浅い亀裂が生じ(いわゆる、花
咲き米)、炊飯した際に歯ごたえのないべとついたご飯
になるという欠点がある。また、洗米・脱水後の米粒表
面を乾燥させることにより、米粒内層部に水分が吸水さ
れることがなく、原料精白米とほぼ同じ含水率の洗米済
み精白米となる。したがって、低含水率の原料米はその
まま低含水率の洗米済み精白米になることにより、低含
水率米(14%未満)を浸漬した際の水中亀裂現象によ
って、ご飯の品質を低下させる原因となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記問題点に
かんがみ、排出口から吐出される洗米済み精白米に網目
状の亀裂を生じさせたり、炊飯時の浸漬に際して水中亀
裂を発生させたりすることなく付着性を低下させ、後行
程の搬送を容易に行うことのできる洗米装置を提供する
ことを技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、一端に原料白米の供給口を、他端に洗米済み
精白米の排出口を設けた連通路内に、洗米用水を供給し
て撹拌する洗米手段と、洗米後の米粒を脱水する遠心脱
水手段とを設けて連続的に洗米・脱水する洗米装置にお
いて、前記排出口の下方に、洗米済み精白米を調質する
調質装置を設ける、という技術的手段を講じた。
【0007】そして、上記調質装置における調質時間
は、少なくとも30秒以上とするとよく、上記調質装置
は、振動トラフ又は、撹拌装置を有するベルトコンベア
で構成し、該ベルトコンベアの搬送速度は2m/分とす
るとよい。また、前記撹拌装置は櫛棒又は撹拌回転体で
構成する。
【0008】
【作用】供給口から供給される原料精白米は洗米用水と
共に撹拌され、米粒表面層に残留する糊(こ)粉層が水
中に溶け出すことによって洗米が行われる。洗米を終え
た米粒は次に遠心脱水手段により、表面に付着した水が
脱水され、洗米済みの水と共に排水される。こうして洗
米・脱水された米粒は、排出口から連続的に調質装置に
排出され調質が行われる。
【0009】米粒表層部の水分が内層部へ浸透するの
に、早いものでも30秒は必要であり、少なくとも30
秒以上の調質が必要である。調質装置として振動トラフ
を用いた場合、振動トラフ内の米粒は、振動作用を受け
て小さくはねながら搬送されるので、米粒同士が付着し
合うことがなく、この間米粒表層部の水分が米粒内層部
まで浸透して調質され、付着性が著しく低下する。ま
た、調質装置として、撹拌装置を有するベルトコンベア
を用いた場合には、洗米装置の設置場所にかかわらず、
次工程への搬送が行えるとともに、ベルトコンベア上の
米粒は、撹拌作用を受けながら搬送されるので、米粒同
士が付着し合うことがなく、この間米粒表層部の水分が
米粒内層部まで浸透して調質され、付着性が著しく低下
する。ベルトコンベア上での米粒の撹拌を効果的に行う
ためには、ある程度の米粒層厚が必要であるため、ベル
トコンベアの搬送速度は、2m/分以内である。撹拌装
置として櫛棒を用いた場合には、洗米済み米粒は、櫛棒
と櫛棒との間を通過することにより撹拌を受ける。ま
た、撹拌装置として撹拌回転体を用いた場合には、米粒
が、撹拌回転体に接触し、掻き回されることにより撹拌
を受ける。
【0010】
【実施例】次に本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。図1及び図2は架台1上に洗米装置2
を3台連設するとともに、調質装置3として、各洗米装
置共用の振動トラフ4を配設したものであり、図3及び
図4は、洗米装置2に調質装置3として、櫛棒5からな
る撹拌装置6を有するベルトコンベア7を配設したもの
であり、図5は、洗米装置2に調質装置3として、撹拌
回転体8からなる撹拌装置6を有するベルトコンベア7
を配設したものであり、図6は、洗米装置2の1台を拡
大して縦断したものである。
【0011】架台1の上方に複数の供給タンク9を設
け、該供給タンク9上部の供給口は、供給タンク9の更
に上方に横設したチェーンコンベア10に各々接続し、
同下部の排出口は、供給タンク9の下方に設けた供給ホ
ッパ11に各々接続する。また、前記供給タンク9には
上限レベルセンサ12aと下限レベルセンサ12bとを
装着してもよい。
【0012】前記供給ホッパ11の下部にはシャッタ用
シリンダ13によって作動するシャッタ板14を出入自
在に装着するとともに、該下部は、定量供給スクリュー
15に接続する。該定量供給スクリュー15はモータ1
6により駆動されるとともに、その搬送終端を、竪軸1
7に形成した送り込みスクリュー18に接続する。すな
わち、上端寄りを軸受部19によって軸支してほぼ垂直
に立設した竪軸17を挿通するための送り込み筒20と
一次洗米筒21とを連続して上下に設け、上方の送り込
み筒20内には前記送り込みスクリュー18を、また、
一次洗米筒21内には撹拌翼22と、その下方の逆送ス
クリュー23とを各々竪軸17に軸着して設ける。逆送
スクリュー23は竪軸17の下端部にあって、米粒を上
送するように、前記送り込みスクリュー18とは羽根の
向きを逆に形成してある。前記一次洗米筒21は前記送
り込み筒20よりも内径を大として段差部24を形成
し、該段差部24のやや下方の一次洗米筒21の外周面
には、一次洗米筒21内に洗米用水を供給するための給
水ノズル25の先端部を単数又は複数個埋設する。前記
竪軸17の上端部にはプーリ26を軸着し、該プーリ2
6とモータ27とをVベルトにより連結する。
【0013】前記一次洗米筒21の下方には、横送スク
リュー28を固定フレーム29の両端部に設けた軸受部
30a,30bによって回転自在に横設する。そして、
固定フレーム29の一側上部に供給口31を設けるとと
もに、他側底部に排出口32を開口して排米樋33を接
続し、供給口31と排出口32とを前記横送スクリュー
28により連絡する。更に、前記横送スクリュー28を
挿通する二次洗米筒34及び脱水筒35を一体に連結し
て形成するとともに、該二次洗米筒34及び脱水筒35
は一対の軸受36により固定フレーム29内に回転自在
に支持される。前記脱水筒35は米粒が露出しない多孔
壁又は網によって形成される。また、前記二次洗米筒3
4の一部にVベルトを掛ける溝部37を形成するととも
に固定フレーム29にベルト用開口38を設け、両軸モ
ータ39の一方のプーリ40aによって二次洗米筒34
及び脱水筒35が共に回転するよう形成される。一方、
前記横送スクリュー28のスクリュー軸41の一端に軸
着したプーリ42は、前記両軸モータ39の他方のプー
リ40bにVベルトにより連結され、前記二次洗米筒3
4及び脱水筒35よりも高速回転するよう形成されてい
る。
【0014】前記供給口31と前記一次洗米筒21とを
接続するため、供給口31に連結ホッパ43を立設す
る。該連結ホッパ43の上縁付近には連結ホッパ43内
周面に沿って旋回状に給水される給水ノズル44を設け
る。また、固定フレーム29内に二次洗米筒34及び脱
水筒35を支持する軸受36の周囲を取り囲んでジャケ
ット45を形成するとともに、該ジャケット45には給
水管46と排水管47とを接続し、該排水管47と、前
記連結ホッパ43の給水ノズル44へ給水する給水管4
8とを接続してある。
【0015】次に、前記排出口32の下方に設けられた
振動トラフ4からなる調質装置3について説明する。
【0016】前記排水樋33の下方には直接又は中継パ
イプ49を介して無孔の振動トラフ4を設ける。該振動
トラフ4はスプリング50により架台51に水平又は排
出側をやや低く載設され、その裏面には振動発生手段と
して、いわゆる振動モータ52を設け、一端には排出ホ
ッパ53を形成する。本実施例における振動トラフ4
は、3台の洗米装置2の排出樋33から排出される洗米
済み精白米を受けることができる幅とする。
【0017】撹拌装置6を有するベルトコンベア7から
なる調質装置3について説明する。
【0018】前記排米樋33の下方に直接又は中継パイ
プ49を介して、2m/分以内の搬送速度であるベルト
コンベア7と、水受トレイ54とを支持フレーム55に
より架台56に載設し、ベルトコンベア7のカバー57
上面には、モータ58を載設するとともに、該モータ5
8のプーリ59とベルトコンベア7とをVベルトによっ
て連結する。そして、撹拌装置6は、前記カバー57上
部内面に、櫛棒5をベルトコンベア7の搬送方向に適宜
な間隔を設けて複数箇所吊設するか、又は、櫛棒又はブ
ラシ等を回転軸70に植設した撹拌回転体8を、前記カ
バー57の両側面で支持して、前記モータ58と撹拌回
転体8とをVベルトで連結する。なお、前記ベルトコン
ベア7のベルトは、ゴムであっても鋼板であっても良
く、孔を有するものであっても無孔のものであっても良
いが、殺菌や洗浄の面においては、無孔で鋼板のものが
最も適している。
【0019】また、前記脱水筒35の周囲に排水室60
を形成するとともに、該排水室60の底部に排水口61
を設けて排水ホッパ62を固着する。更に、両軸受部3
0a,30b付近での漏水を受けるための排水ホッパ6
3,64を設ける。排水ホッパ62,63の下方には排
水管65に通じる排水樋66を設け、排水ホッパ64に
は排水管67が接続される。そして、排水室60内及び
排米樋33内上部壁面には洗浄用の給水ノズル68を臨
ませてある。
【0020】なお、前記各給水ノズル25,44,68
及び給水管46に水を供給するための電磁弁(図示せ
ず)、各モータ16,27,39,52,58並びにシ
ャッタ用シリンダ13を起動または停止させる制御部6
9を洗米装置2の一側に設けるとともに、該制御部69
にレベルセンサ12a,12bを接続する。
【0021】以下、上記実施例における具体的作動につ
き説明する。チェーンコンベア10から供給タンク9内
へ原料精白米が投入され、下限用のレベルセンサ12b
が「米あり」を検出すると、シャッタ用シリンダ13が
収縮して供給ホッパ11下部のシャッタ板14が開方向
へ作動し、供給タンク9内の米粒は、定量供給スクリュ
ー15によって送り込み筒20内へ連続的に一定流量で
供給される。そして、送り込み筒20内の米粒は、送り
込みスクリュー18によって下方の一次洗米筒21へ送
り込まれる。
【0022】一次洗米筒21内の米粒は、給水ノズル2
5から給水される洗米用水とともに撹拌翼22によって
撹拌され、米粒表層部の糊粉層が水中に溶け出すのであ
るが、このとき、逆送スクリュー23により、水及び米
粒が一次洗米筒21下端から直ちに落下することがな
く、一次洗米筒21内において該逆送スクリュー23及
び撹拌翼22によって効果的に洗米作用を受ける。ま
た、給水ノズル25から供給される洗米用水は、一年中
一定温水、例えば35〜40℃とすると効果的であり、
これよりも低温水の場合は、竪軸17の回転数を大きく
するとよい。前記給水ノズル25からの給水量は、米重
量に対して約半分に当たる流量とする。なお、一次洗米
筒21と送り込み筒20との境界部の段差部24によ
り、水及び米粒が送り込み筒20内に逆流することがな
い。
【0023】一次洗米を5〜6秒間で終えた水混じりの
米粒は、シャーベット状になって一次洗米筒21の下端
から連結ホッパ43内に落下し、該連結ホッパ43内壁
に沿って給水ノズル44から旋回状に供給される洗米用
水により供給口31内に流入する。該洗米用水はジャケ
ット45内を通過することにより、やや暖められてい
る。この際の給水流量は、前記一次洗米筒21における
流量と同じとし、これにより、米と水との流量比(重
量)はほぼ1対1となり、一次洗米により飽和状態に近
くなった洗米用水の濃度は半減し、二次洗米筒34内に
おける二次洗米を効果的に行わしめる。すなわち、一対
の軸受36によって固定フレーム29内で高速回転する
二次洗米筒34により米粒と水とが撹拌されるととも
に、該二次洗米筒34よりも高速で、かつ同方向に回転
する横送スクリュー28によって排出口32側へ搬送さ
れる。こうして二次洗米作用を約4秒間受けた米粒は、
脱水筒35に至り、遠心脱水作用により、洗米済みの水
とともにその付着水が除去される。
【0024】脱水筒35を通過することにより脱水され
た米粒は、排出口32及び排米樋33を経て調質装置3
へ連続的に落下する。
【0025】調質装置3が振動トラフ4で構成されてい
る場合、前記排出口32からの米粒は振動トラフ4の搬
送始端側へ落下し、そして、振動モータ52による微振
動を受け、振動しながら徐々に排出ホッパ53側へ搬送
される。振動トラフ4における滞留時間は、米粒表層部
の水分が米粒内層部へ浸透する時間、つまり短くとも3
0秒を要し、そのまま搬送機として又は他の搬送機を介
して図外の浸漬タンク等へ接続される。なお、米粒滞留
時間は、振動モータ52の振動数により加減する。
【0026】調質装置3が撹拌装置6を有するベルトコ
ンベア7で構成されている場合、排出口32からの米粒
はベルトコンベア7の搬送始端側へ落下し、ベルトコン
ベア7上を搬送終端側へ搬送される。この間、米粒は撹
拌装置6によって撹拌作用を受けるが、撹拌装置6が櫛
棒5である場合には、米粒が櫛棒5と櫛棒5との間を通
過することにより撹拌が行われ、撹拌装置6が撹拌回転
体8である場合には、米粒が撹拌回転体8に接触し、掻
き回されて撹拌が行われる。ベルトコンベア7における
滞留時間は、米粒表層部の水分が米粒内層部へ浸透する
時間、つまり短くとも30秒を要し、ベルトコンベア7
の搬送速度は、撹拌装置6による米粒の撹拌に適した米
粒層厚にするため2m/分以内である。
【0027】このように、振動トラフ4又はベルトコン
ベア7に米粒が滞留する間に、米粒同士が付着すること
なく、米粒表層部の水分が米粒内層部へ浸透し、その結
果、米粒の付着性が著しく減少し、その後の搬送が容易
となる。また、これにより、米粒の含水率は1〜2ポイ
ント上昇することになり、次の浸漬工程において米粒の
水中裂開が生じることがない。
【0028】なお、排水室60及び排米樋33内の上壁
寄りに給水ノズル68を臨ませるとともに、これらと一
次洗米筒21及び連結ホッパ43に設けた給水ノズル2
5,44とから稼働中適宜に又は運転終了時に洗浄水を
供給するとよく、更に、この洗浄水と噴風とを共用する
ことにより米流通路内を常に清潔に保つことができる。
なお、水受トレイ54は洗浄時に排出される洗浄水を受
けるトレイである。また、洗米装置2を載設する架台1
にレール71を敷設する一方、左右の洗米装置2にキャ
スタ72を装置し、前記レール71に沿って洗米装置2
を横移動することにより、メンテナンスや掃除を容易に
行うことができる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、排出
口の下方に、洗米済み精白米を一定時間調質する調質装
置を設けたことにより、米粒表層部の水分が米粒内層部
へ自然浸透し、米粒表面に網目状亀裂を生じることがな
いとともに、米粒の含水率が1〜2ポイント上昇するこ
とにより、原料米が低含水率であっても適正な含水率と
なり、後工程の浸漬タンク内などで水中裂開が生じな
い。
【0030】調質装置を振動トラフで構成したため、米
粒が転動する時間内に米粒表層部の水分が米粒内層部へ
自然浸透し、米粒表面に網目状亀裂を生じることなく米
粒の付着性が著しく低減し、米粒同士又は搬送機器への
米粒付着がなくなる。
【0031】調質装置を、撹拌装置を有するベルトコン
ベアで構成したため、振動トラフに比べ振動が少ないの
で、より上方に配設することができ、これにより、洗米
装置を上方に設けた場合でも容易に接続することがで
き、特別に揚穀機等を設ける必要がない。
【0032】撹拌装置を櫛棒で構成したため、簡単な構
成で米粒の撹拌を行うことができる。
【0033】撹拌装置を撹拌回転体で構成したため、米
粒をより効果的に撹拌することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】調質装置が振動トラフからなる洗米装置の縦断
面図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】調質装置が撹拌装置として櫛棒を有するベルト
コンベアからなる洗米装置の縦断面図である。
【図4】同上の正面図である。
【図5】調質装置が撹拌装置として撹拌回転体を有する
ベルトコンベアからなる洗米装置の縦断面図である。
【図6】図1の一部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 架台 2 洗米装置 3 調質装置 4 振動トラフ 5 櫛棒 6 撹拌装置 7 ベルトコンベア 8 撹拌回転体 9 供給タンク 10 チェーンコンベア 11 供給ホッパ 12a 上限レベルセンサ 12b 下限レベルセンサ 13 シャッタ用シリンダ 14 シャッタ板 15 定量供給スクリュー 16 モータ 17 竪軸 18 送り込みスクリュー 19 軸受部 20 送り込み筒 21 一次洗米筒 22 撹拌翼 23 逆送スクリュー 24 段差部 25 給水ノズル 26 プーリ 27 モータ 28 横送スクリュー 29 固定フレーム 30a 軸受部 30b 軸受部 31 供給口 32 排出口 33 排米樋 34 二次洗米筒 35 脱水筒 36 軸受 37 溝部 38 ベルト用開口 39 両軸モータ 40a プーリ 40b プーリ 41 スクリュー軸 42 プーリ 43 連結ホッパ 44 給水ノズル 45 ジャケット 46 給水管 47 排水管 48 給水管 49 中継パイプ 50 スプリング 51 架台 52 振動モータ 53 排出ホッパ 54 水受トレイ 55 支持フレーム 56 架台 57 カバー 58 モータ 59 プーリ 60 排水室 61 排水口 62 排水ホッパ 63 排水ホッパ 64 排水ホッパ 65 排水管 66 排水樋 67 排水管 68 給水ノズル 69 制御部 70 回転軸 71 レール 72 キャスタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に原料精白米の供給口を、他端に洗
    米済み精白米の排出口を設けた連通路内に、洗米用水を
    供給して撹拌する洗米手段と、洗米後の米粒を脱水する
    遠心脱水手段とを設けて連続的に洗米・脱水する洗米装
    置において、前記排出口の下方に、洗米済み精白米を調
    質する調質装置を設けたことを特徴とする洗米装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の洗米装置であって、前記
    調質装置における調質時間が少なくとも30秒以上であ
    ることを特徴とする洗米装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の洗米装置であっ
    て、前記調質装置が振動トラフからなることを特徴とす
    る洗米装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の洗米装置であっ
    て、前記調質装置が撹拌装置を有するベルトコンベアか
    らなることを特徴とする洗米装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の洗米装置であって、前記
    ベルトコンベアの搬送速度が2m/分以内であることを
    特徴とする洗米装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載の洗米装置であっ
    て、前記撹拌装置が櫛棒からなることを特徴とする洗米
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項4又は5記載の洗米装置であっ
    て、前記撹拌装置が撹拌回転体からなることを特徴する
    洗米装置。
JP7250994A 1993-09-08 1994-03-16 洗米装置 Pending JPH07124482A (ja)

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