JP2007043906A - 海藻類の処理方法及び処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 この発明は、原藻を全自動処理して乾燥原藻を得ることを目的としたものである。
【解決手段】 この発明は、原藻タンクに入っている原藻を所定量宛取り出し、海水を使用する洗浄槽に給送して撹拌洗浄し、この洗浄済原藻を異物分離機にかけて異物を分離した後、ブラシ脱水機で脱水し、これを真水洗浄槽に給送して撹拌洗浄し、ついでブラシ脱水機を経て高速の連続脱水機にかけて脱水した後、自動乾燥装置に入れて乾燥し、これを取り出すことを特徴とした海藻類の処理方法により、目的を達成した。
【選択図】 図1
【解決手段】 この発明は、原藻タンクに入っている原藻を所定量宛取り出し、海水を使用する洗浄槽に給送して撹拌洗浄し、この洗浄済原藻を異物分離機にかけて異物を分離した後、ブラシ脱水機で脱水し、これを真水洗浄槽に給送して撹拌洗浄し、ついでブラシ脱水機を経て高速の連続脱水機にかけて脱水した後、自動乾燥装置に入れて乾燥し、これを取り出すことを特徴とした海藻類の処理方法により、目的を達成した。
【選択図】 図1
Description
この発明は、海苔、モズク、アオサなどを抄いて一定の形状にすることなく原藻の姿のまま(または切断して)乾燥することを目的とした海藻類の処理方法及び処理システムに関する。
従来海苔は異物分離後抄いてから乾燥しており、モズク、アオサなどは採取した原藻をそのまま、または切断した後、洗浄、脱水、乾燥しているが、異物除去については目視による手動除去であった。
また脱水については、通常使用されるブラシ脱水機を使用しており、脱水後乾燥している。
特開平3−160974
特開2002−306135
特開2004−183
従来海苔は、切断、洗浄、異物除去など行った後に方形に抄き上げて乾燥している。
またモズク又はアオサは原藻のまま、または切断後、水洗後、脱水乾燥しているが、異物除去は目視による手動除去であって、効率が悪いのみならず、見逃し易い問題点があった。
また海苔を抄き上げることなく、小さくして使用する場合には、前記モズク又はアオサと同様であって、処理効率が悪くなる問題点があった。
この発明は、海苔をまず海水で十分水洗し、ついで異物を自動分離して、真水で洗浄した後、高速脱水して可及的に脱水する。そこで乾燥に廻すので、水分が少ない為に比較的高い効率で乾燥し、均一製品とすることができる。
また必要に応じて遠赤外線炉で焼くことにより、水分を更に少なくすることができる(例えば、水分5%位)。
即ち方法の発明は、原藻タンクに入っている原藻を所定量宛取り出し、海水を使用する洗浄槽に給送して撹拌洗浄し、この洗浄済原藻を異物分離機にかけて異物を分離した後、ブラシ脱水機で脱水し、これを真水洗浄槽に給送して撹拌洗浄し、ついでブラシ脱水機を経て高速の連続脱水機にかけて脱水した後、自動乾燥装置に入れて乾燥し、これを取り出すことを特徴とした海藻類の処理方法であり、原藻タンクに入っている原藻を所定量宛取り出し、海水を使用する洗浄槽に給送して撹拌洗浄し、この洗浄済原藻を異物分離機にかけて異物を分離した後、ブラシ脱水機で脱水し、これを真水洗浄槽に給送して撹拌洗浄し、ついでブラシ脱水機を経て高速の連続脱水機にかけて脱水した後、自動乾燥装置に入れて乾燥し、これを取り出して遠赤外線焼き炉で焼くことを特徴とした海藻類の処理方法である。
またシステムの発明は、原藻の貯蔵手段と、定量供給手段と、海水による原藻洗浄手段と、原藻の異物分離手段と、真水による原藻洗浄手段と、連続脱水手段と、乾燥手段とを組み合せたことを特徴とする海藻類の処理システムであり、定量供給手段は、原藻を受けるホッパーの下部に定量送り込み羽根を架設し、その下部を送り込み口に連結開口したものである。
次に、乾燥手段は、乾燥室内へ、上下に乾燥ドラムを架設し、前記上乾燥ドラムの一側に原藻供給手段を設け、前記乾燥ドラム内へ被乾燥物を一側から他側へ移送する手段を内装すると共に、上乾燥ドラムの他側と、下乾燥ドラムの一側との間に移送管を連結し、前記下乾燥ドラムの内側へ被乾燥物を一側から他側へ移送する手段を内装し、前記上下乾燥ドラムの中心部へ熱風吹出ドラムを挿通架設し、各熱風吹出ドラムの一側へ熱風送り込みブロワーの吹出口を連結したものであり、連続脱水手段は、ブラシ脱水機と、高速連続脱水機とを組み合せたものである。
前記仕上げ洗浄後(乾燥前)の脱水は、ブラシ脱水した後高速脱水(例えば、脱水槽は直径1mで3000rpm)するので、水分は15%以下となり、爾後の乾燥効率を飛躍的に増大させることができる。
前記発明において、海水を使用する洗浄は、撹拌洗浄力(外力)を相当大きく掛けても、原藻の損傷が少なく、洗浄効率を向上させると共に、原藻を活性化させることができる。
前記発明において、異物分離は、海苔における異物分離装置の技術をそのまま採用した。また真水による撹拌洗浄は、仕上げ直前の最終処理であって、塩分も除去することになると共に、脱水効率を向上させる為である。
次にブラシ脱水後、高速連続脱水機にかけることで、脱水効率を飛躍的に向上する。例えば最終水分含有量を20%程度から15%以下に低下させる。
前記水分含有量の低下は、乾燥時間の低減となり、乾燥エネルギー、乾燥時間を低減し、かつ品質向上に資する効果がある。一般に水分を多量に含んだ食品は急激な脱水、乾燥により、品質変化(風味の悪化)を招くおそれがある。このような場合に水分低減勾配が緩徐になれば、乾燥に無理がなくなる。例えば、乾燥時間との関係で、低温(例えば、70℃以下)連続乾燥が可能となり、水分の蒸発に無理がなくなる。例えば、水分を急速に奪うと、植物細胞の損傷を招くおそれがあるが、低温、低湿で緩徐な乾燥すれば風味がよく、より自然に近い状態で乾燥できる。
この発明の乾燥手段として、前記乾燥ドラムを使用し、乾燥ドラム内の送り螺旋を正転10回、逆転9回(例えば30秒間)すれば、30秒に1ピッチ前進することになる。そこで1ピッチを5cmとすれば、30秒で5cm前進する。1時間乾燥したい時には、1分間10cm、1時間に60cmとなるので、長さ3mの乾燥ドラムを2本上下に設置すればよいことになる。
前記のように、前進距離と時間と、ピッチと、回転数の調整により、乾燥時間を定めることができる。前記乾燥機は、標準型の設計で製造し、使用時に、乾燥物、仕上り水分量、熱風温度、湿度、風速などを勘案して、各原藻の種類、品質、採取時期及び乾燥機へ給送される時の状態により前記乾燥機の条件を適宜設定する。換言すれば、原藻の状態と、求める製品の品質により定める運転条件を実現できる乾燥機を設置する必要がある。
前記における原藻の大きさについては説明してないが、対象物が海苔、モズク、アオサなどの場合には、切断手段を経なくても、処理中にほぼ長さ10cm以下となって問題はない。然し乍ら採取時期により長さ20cm以上になり得る海藻の場合には切断機を介装することも考えられる。切断機の介装場所は、洗浄機の前位が普通である。
この発明によれば、原藻の定量給送後は全て全自動であって、各部機械を調整運転することにより、均質製品を自動的に多量生産できる効果がある。
また求める品質に対応(例えば水分含有量)することができると共に、遠心脱水効率がよいので、乾燥時間に余裕をもって調整することができる効果がある。
次に乾燥時間、水分含有量、温度調整ができるので、同一装置で異なる品質の製品(求められる製品)を供給することができるなどの諸効果がある。
この発明は、採取した原藻を海水入りの原藻タンクに入れて撹拌貯留しているので、比較的長時間(例えば1日)経過しても良質の原藻を保持することができると共に、均質の原藻を定量供給することができる。ついで海水を用いる洗浄槽で洗浄して、大部分の汚物を分離排除する。
この場合に、分離した微小汚物(微小異物)は排水され、原藻は清浄化されるが、大きな異物は洗浄分離できないので、異物分離機にかけ、隙間(例えば海苔の場合は0.2mm程度の隙間)を介し、原藻と異物を分離する。前記隙間は処理すべき原藻の品質により適宜調整できるようになっている。例えばモズク、アオサは採取時の状態に対応して隙間を0.2mm〜1.0mmの間で調整する。
前記異物分離をした原藻は、真水の洗浄槽で十分洗浄した後、ブラシ脱水機で、軽く脱水し(例えば水分30%〜40%)、ついで高速遠心脱水機で所定の脱水(例えば水分15%以下)した後、温度60℃、湿度50%、風速1m/secで1時間強制乾燥し(例えば水分10%)、製品とする。この場合に、更に低水分(水分5%位)にする必要がある製品については、遠赤外線焼き炉にかけて、再乾燥する。
この発明の実施例を図1について説明すると、海上で採取した原藻(例えば海苔)を原藻タンクへ海水と共に貯留しておく。ついで前記原藻タンク内の減藻と海水との混合物を定量宛給送ポンプで海水洗浄槽へ給送し、適宜海水を加えつつ撹拌して洗浄し、微小汚物を汚水と共に排水し、洗浄済原藻は、定量宛異物分離機へ給送して、前記洗浄槽で分離できなかった比較的大きい異物を分離する。
前記洗浄槽は、パンチングメタルなどよりなる微小孔付内槽により原藻と微小汚物とを分離する。例えば、微小孔の直径を0.5mm〜1.0mmとすれば、1.0mm以下の微小汚物は排水と共に排出される。この排水は、図1のように浄化器(濾過)で汚物を除去し、分離した海水は再び海水洗浄槽へ供給され、又は排水される。前記において同一海水を繰り返し使用すると、活性が低下するので、新しい海水と混用するのが普通である。
前記異物分離済の原藻はブラシ脱水後、真水により再び洗浄され、残留異物を除去し、処理済液はポンプによりブラシ脱水機に送られて水分を分離した後、高速遠心脱水機に入り、更に高度の脱水作用を受けた後、定量宛連続乾燥装置に供給し、例えば水分10%以下に乾燥して製品とする。
前記において、用途によっては、水分5%位にした場合には、前記製品を遠赤外線焼き炉に入れて乾燥し、所定水分の製品を得ることができる。
この発明の実施例を図2について説明すると、撹拌羽根2を備えた原藻タンク1の下部と、海水洗浄槽3とをポンプ5を介装した送液パイプ4で連結し、前記洗浄槽3内に撹拌羽根6を設置する。前記洗浄槽3と、異物分離機7とを送液パイプ8で連結し、前記異物分離機7と、ブラシ脱水機9とを送液パイプ10で連結する。前記ブラシ脱水機9の排出樋11の下部に真水洗浄槽12を設置し、該真水洗浄槽12の下部とブラシ脱水機13とを、ポンプ14を介した送液パイプ15で連結する。前記ブラシ脱水機13の排出樋16の下部に、高速遠心脱水機17を設置する。前記高速遠心脱水機17の排出樋18の下部にベルトコンベア19の一端を臨ませ、前記ベルトコンベア19の他端は、乾燥装置20の投入ホッパー21上へ臨ませてある。
次に、ブラシ脱水機13と、高速遠心脱水機17の実施例を図3に基づいてすると、送液パイプ15の先端側を切断器61の送入管62に連結し、前記切断器61の排出ホース63の先端をブラシ脱水機13の送入口64に連結する。
前記ブラシ脱水機13は、機台65上に外槽66を設置し、外槽66の内側へ、所定の間隔をおいて、分離筒67を同心円状に設置し、前記分離筒67の内側へブラシ筒68を回転自在に同心円状に架設し、ブラシ筒68の外壁へ螺旋状にブラシ条69を設置する。該ブラシ条69は、断続的(一定間隔毎に無ブラシ部70を設ける)に設けてある。
前記外槽66の上部に取出し樋71を設ける。該取出し樋71は前記ブラシ条69で持ち上げた脱水済原藻を排出し、高速遠心脱水機17の投入口部72へ供給する。ブラシ脱水機13の排水は排水口107から外界へ排出する。
次に高速遠心脱水機17について説明すると、機台73上へ外槽74を設置し、外槽74内へ所定間隔をおいて、脱水槽75を同心円状に、かつ回転自在に架設する。前記脱水槽75は、多数の微小孔(例えば直径0.3mm位)を有する金属板を円筒状に形成した円筒76の下端部へ底板77を固定すると共に、前記円筒76の外側壁へ補強環78を所定間隔で上下に固定してある。前記底板77の中央下部に管軸79の上端が連設されている。前記脱水槽75の内側へ、螺旋筒80が同心円状に回転自在に架設されている。
前記螺旋筒80は、前記管軸79に挿通した回転軸81の上端に円形底板82を固定し、円形底板82の周縁部へ等長の支柱83、83(例えば8本)を等間隔に、同心円状へ直立固定し、各支柱83、83の上端部へ円形頂板82aを固定し、前記各支柱83、83の外側へ、ステンレス帯84を螺旋状に周繞固定する。前記ステンレス帯84には、外縁部下面に、合成樹脂繊維束を密に又は所定間隔で固定し、ブラシ85を形成する。このブラシ85は、ステンレス帯84と、脱水槽75の内壁との間隙を塞ぐと共に、脱水槽75の内壁を清掃する作用効果がある。従ってブラシ85の外端は脱水槽75の内壁に摺接することが好ましい。
前記螺旋筒80の内部には、所定の間隔を保ち、同心円状に投入筒86が設置されている(投入筒86は、例えば外槽74の頂部に固定)。前記回転管軸79は減速機87のケースに取付けられており、該減速機87のケースにプーリー88を固定し、このプーリー88と、モータ89のプーリー90との間にVベルト91を装着し、モータ89、プーリー90、プーリー88を経て減速機87のケースを回転し、このケースの回転は管軸79を介して円形底板82を回転する。
前記減速機87の出力軸92が前記回転軸81を回転し、回転軸81により円形底板82を回転し、螺旋筒80を回転する。従って前記脱水槽75と、螺旋筒80とは所定の回転差をつけて回転させることができる。この回転差により、脱水槽75の内壁に付着した原藻を順次上昇させることができると共に、その上昇速度を調節することができる。
前記実施例において、送液パイプ15で送入管62へ矢示93のように原藻を送入すると、切断器61で原藻を切断し、ホース63で矢示94のように脱水機へ送入する。そこでブラシ筒68の回転により、水は矢示95、95のように排出され、原藻は矢示96のように上昇し(螺旋ブラシによる)、取出し樋71から矢示97、98のように給送され、投入口部72へ投入される。この場合に原藻は、投入筒86内を矢示99のように下降し、円形底板82上へ落下する。この場合に円形底板82は回転しているので、その遠心力により矢示100のように脱水槽75の内壁に当接し、水は矢示101のように脱水され、排水筒102から矢示103のように外側へ排水される。
原藻は矢示104のように上昇し、排出樋18から矢示106のように次工程(乾燥機)へ送られる。前記脱水槽75と、螺旋筒84の回転差を調節することにより、脱水時間(従って脱水率)を調節することができる。
前記乾燥装置20は、乾燥室22内へ、上下乾燥ドラム23、24が固定され、各乾燥ドラム23、24の中央部に熱風吹出ドラム23a、24aが回転自在に架設され、前記熱風吹出ドラム23a、24aの外側には、螺旋羽根23b、24b及び撹拌棒23cが固定されると共に、螺旋羽根23b、24bの適所にかき上げ板23d、24dが固定してある。
前記上乾燥ドラム23の一側には、投入ホッパー21付の定量供給器25が設置され、他側には、乾燥物の下段送りパイプ26の上端部が固定され、前記下段送りパイプ26の下端部は下乾燥ドラム24の一端部に連結開口させてある(図4)。
前記熱風吹出ドラム23aの両端部及び熱風吹出ドラム24aの一端にはプーリー27、28、29が夫々固定してあり、モータ30、31のプーリー32、33とベルト34、35で連動させてある。また定量供給器25、熱風吹出ドラム23a、24aの一側には、ブロワー36、37、38が夫々送風可能に設置してある。図中39は送風パイプ、40は製品取り出し樋である。
前記実施例において、ベルトコンベア19で原藻を矢示41のようにホッパー21上へ運び、ホッパー21内へ収容する。次にモータ42を駆動し、送り羽根43、43の軸43a、43aを矢示44、44の方向へ90度回転すると、送り羽根43、43に受け止められていた原藻が矢示45のように落下し、送り込み室46に落下し、ブロアー36の送風により、矢示47、47aのように送り込まれる。このようにして上乾燥ドラム23に入った原藻は、撹拌棒23cとかき上げ板23dにより撹拌されつつ螺旋羽根23bにより、矢示48、49のように送られる。この場合に30秒間に10回正転し、ついで9回逆転すれば、原藻は30秒間に1ピッチだけ前進することになる。また熱風(例えば60℃)は、熱風吹出ドラムから矢示50のように吹き出し、原藻を乾燥することになる。このようにして上乾燥ドラム23を通過した原藻は、矢示51のように下段送りパイプ26を通過して下乾燥ドラム24に入り、前記と同様に撹拌、乾燥作用を受けて、矢示52、53のように通過し、製品取り出し樋から矢示54のように取り出される。
前記乾燥装置は、大きさ構造その他の条件によって、効率は異なるが、1例を示せば次のとおりになる。
即ち定量送り込み機からの原料投入は、毎秒30g〜90gであり、送り螺旋の回転数は、30秒間10回転後30秒間9回転逆転(逆転時は投入しない)することで1ピッチ当り1分間900g〜2700gの投入量となる。
前記のように送り螺旋を正逆回転することで比較的短い乾燥ドラムによっても、比較的長い乾燥時間を確保することができる。また同一乾燥装置を使用した場合にも、乾燥時間の調節ができる。
図5は1つの乾燥室に上下乾燥ドラムを架設した場合の状態を示す。また図6、7は2つの乾燥室を並列した場合を示すもので、図中55、55aは整流板、56は駆動チェーン、56、57は釜、58はバーナー、59は風よけ、60は煙突、108はバーナー、109、110、112は送気パイプ、111は送風ファンである。
この発明の実施例図は、1つの乾燥室、2つの乾燥室について前面、後面を示したが、各室内の装置は図のとおりである。前記乾燥機を出た製品をそのまま包装し、又は遠赤外線焼き炉105に入れて、含水率を更に少なく(例えば5%以下)することができる。
1 原藻タンク
2、6 撹拌羽根
3 海水洗浄槽
4、8、10、15 送液パイプ
5 ポンプ
7 異物分離機
9、13 ブラシ脱水機
11 排出樋
12 真水洗浄槽
16、18 排出樋
17 高速遠心脱水機
19 ベルトコンベア
20 乾燥装置
21 投入ホッパー
22 乾燥室
23 上乾燥ドラム
24 下乾燥ドラム
25 定量供給器
26 下段送りパイプ
2、6 撹拌羽根
3 海水洗浄槽
4、8、10、15 送液パイプ
5 ポンプ
7 異物分離機
9、13 ブラシ脱水機
11 排出樋
12 真水洗浄槽
16、18 排出樋
17 高速遠心脱水機
19 ベルトコンベア
20 乾燥装置
21 投入ホッパー
22 乾燥室
23 上乾燥ドラム
24 下乾燥ドラム
25 定量供給器
26 下段送りパイプ
Claims (6)
- 原藻タンクに入っている原藻を所定量宛取り出し、海水を使用する洗浄槽に給送して撹拌洗浄し、この洗浄済原藻を異物分離機にかけて異物を分離した後、ブラシ脱水機で脱水し、これを真水洗浄槽に給送して撹拌洗浄し、ついでブラシ脱水機を経て高速の連続脱水機にかけて脱水した後、自動乾燥装置に入れて乾燥し、これを取り出すことを特徴とした海藻類の処理方法。
- 原藻タンクに入っている原藻を所定量宛取り出し、海水を使用する洗浄槽に給送して撹拌洗浄し、この洗浄済原藻を異物分離機にかけて異物を分離した後、ブラシ脱水機で脱水し、これを真水洗浄槽に給送して撹拌洗浄し、ついでブラシ脱水機を経て高速の連続脱水機にかけて脱水した後、自動乾燥装置に入れて乾燥し、これを取り出して遠赤外線焼き炉で焼くことを特徴とした海藻類の処理方法。
- 原藻の貯蔵手段と、定量供給手段と、海水による原藻洗浄手段と、原藻の異物分離手段と、真水による原藻洗浄手段と、連続脱水手段と、乾燥手段とを組み合せたことを特徴とする海藻類の処理システム。
- 定量供給手段は、原藻を受けるホッパーの下部に定量送り込み羽根を架設し、その下部を送り込み口に連結開口したことを特徴とする請求項3記載の海藻類の処理システム。
- 乾燥手段は、乾燥室内へ、上下に乾燥ドラムを架設し、前記上乾燥ドラムの一側に原藻供給手段を設け、前記乾燥ドラム内へ被乾燥物を一側から他側へ移送する手段を内装すると共に、上乾燥ドラムの他側と、下乾燥ドラムの一側との間に移送管を連結し、前記下乾燥ドラムの内側へ被乾燥物を一側から他側へ移送する手段を内装し、前記上下乾燥ドラムの中心部へ熱風吹出ドラムを挿通架設し、各熱風吹出ドラムの一側へ熱風送り込みブロワーの吹出口を連結したことを特徴とする請求項3記載の海藻類の処理システム。
- 連続脱水手段は、ブラシ脱水機と、高速連続脱水機とを組み合せたことを特徴とする請求項3記載の海藻類の処理システム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005228550A JP2007043906A (ja) | 2005-08-05 | 2005-08-05 | 海藻類の処理方法及び処理システム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009011250A (ja) * | 2007-07-05 | 2009-01-22 | Fulta Electric Machinery Co Ltd | 海苔製造における前処理工程をユニット化したシステム |
KR20200119509A (ko) * | 2019-04-10 | 2020-10-20 | 호원대학교산학협력단 | 김 생산 공정의 온도 및 습도를 조절하는 방법 및 이를 이용하여 생산된 김 |
-
2005
- 2005-08-05 JP JP2005228550A patent/JP2007043906A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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