JP2011234644A - 米粉製造システム、米浸漬装置及びテンパリング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、システム及び装置の小型化を図ることのできる米粉製造システム、米浸漬装置及びテンパリング装置に関するものである。
【解決手段】 水洗浄した原料米を水に浸漬させる米浸漬装置と、浸漬された原料米の水分率を調節するテンパリング装置と、水分率を調節された原料米を微粉砕する粉砕装置と、米粉の水分率を調節する乾燥装置を含んでなる米粉製造システムであって、米浸漬装置は、処理空間を有する浸漬ドラムと、処理空間に原料米を投入する原料米投入手段と、処理空間から前記浸漬された原料米を排出する浸漬米排出手段と、浸漬ドラムを貯留水内に配置してなる水貯留手段と、浸漬ドラムを回転させる浸漬ドラム駆動手段と、浸漬ドラムに設けられ、浸漬ドラムの回転に伴って、原料米を原料米投入手段側から浸漬米排出手段に向けて搬送する原料米搬送手段を備えてなることを特徴とする米粉製造システムに関する。
【選択図】 図2
【解決手段】 水洗浄した原料米を水に浸漬させる米浸漬装置と、浸漬された原料米の水分率を調節するテンパリング装置と、水分率を調節された原料米を微粉砕する粉砕装置と、米粉の水分率を調節する乾燥装置を含んでなる米粉製造システムであって、米浸漬装置は、処理空間を有する浸漬ドラムと、処理空間に原料米を投入する原料米投入手段と、処理空間から前記浸漬された原料米を排出する浸漬米排出手段と、浸漬ドラムを貯留水内に配置してなる水貯留手段と、浸漬ドラムを回転させる浸漬ドラム駆動手段と、浸漬ドラムに設けられ、浸漬ドラムの回転に伴って、原料米を原料米投入手段側から浸漬米排出手段に向けて搬送する原料米搬送手段を備えてなることを特徴とする米粉製造システムに関する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、和洋菓子類、パン類、麺類に使用される米粉を製造する米粉製造システム、原料米を水に浸漬する米浸漬装置、及び原料米を寝かし熟成して水分率を調節するテンパリング装置であって、特に、システム及び装置の小型化を図ることのできる米粉製造システム、米浸漬装置及びテンパリング装置に関するものである。
従来、パン類、和洋菓子類又は麺類の原材料は、小麦粉が用いられていた。近年、小麦粉に代わる原材料として、米を微粉砕した米粉が注目されている。この米粉は、米に含まれる澱粉層(うまみ層)に損傷を与えることなく、米を粉砕する必要がある。
そのため、米の澱粉損傷を下げる技術として、米を水に浸漬して水分を浸透させ、更に浸漬させた米を熟成(テンパリング)することで、米表面に付着した水分を充分に浸透させている。
水分を充分浸透させた米は、米組織が剥がれ易い状態となっており、これにより、粉砕時に澱粉損傷率を低減できるものである。
また、澱粉損傷率を下げる米粉製造システム(設備)も提案されている。
そのため、米の澱粉損傷を下げる技術として、米を水に浸漬して水分を浸透させ、更に浸漬させた米を熟成(テンパリング)することで、米表面に付着した水分を充分に浸透させている。
水分を充分浸透させた米は、米組織が剥がれ易い状態となっており、これにより、粉砕時に澱粉損傷率を低減できるものである。
また、澱粉損傷率を下げる米粉製造システム(設備)も提案されている。
澱粉損傷率を下げる米粉製造システム(設備)として、特許文献1に開示する技術は、原料米を洗浄殺菌して、この洗浄殺菌した原料米を湯に浸漬して、原料米に水分を浸透させている。更に、浸漬された原料米を袋に収納して、熟成(テンパリング)している。
この特許文献1に開示する技術では、原料米の洗浄殺菌を複数段に配置したベルトコンベアを使用して実行し、原料米の浸漬も浴槽内に配置されたネットコンベアを使用して実行し、更に原料米の熟成も複数段のベルトコンベアを使用して実行している。このように、複数のベルトコンベアを複数段に設置するのは、原料米の水分率(水分の浸透)を均一にするためである。
従って、特許文献1に開示する技術では、原料米を洗浄殺菌する装置と、原料米を浸漬させる装置を別々に設置し、更に複数のベルトコンベアを複数段に設置しているので、米粉製造システム(設備)全体が大規模になり、システム全体の設備コストも高価となる。また、米粉製造システム(設備)を構成する各装置の設置スペースも大きくなる。
従って、特許文献1に開示する技術では、原料米を洗浄殺菌する装置と、原料米を浸漬させる装置を別々に設置し、更に複数のベルトコンベアを複数段に設置しているので、米粉製造システム(設備)全体が大規模になり、システム全体の設備コストも高価となる。また、米粉製造システム(設備)を構成する各装置の設置スペースも大きくなる。
特許文献1に開示する技術は、大量の米粉を製造する大規模プラントに最適であるが、近年、村おこし等の特定地域において、特産品(パン類、和洋菓子類及び麺類)に使用する米粉を製造するシステムとして、小規模な米粉製造システム(設備)が要望されている。村おこし等の特定地域では、米粉製造システム(設備)を設置するスペースに制限を受けるからである。
更に、特許文献1に開示する技術では、大量の原料米を洗浄、及び浸漬するため多量の水を使用するので、ランニングコストも高くなる。また、多量の原料米を洗浄、浸漬すると、原料米のヌカが大量に使用水に溶け込んで、これを河川や海に放流すると、環境汚染を引起こす問題もある。
本発明が解決しようとする課題は、上記の問題に鑑み、米粉製造システムの小型化、及び低コスト化を図ることで、村おこし等の特定地域に設置でき、しかも、使用水量及び環境汚染を低減できる米粉製造システム、この米粉製造システムに最適な米浸漬装置及びテンパリング装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、原料米を水洗浄して、前記水洗浄した原料米を水に浸漬させる米浸漬装置と、前記浸漬された原料米の水分率を調節するテンパリング装置と、前記水分率を調節された原料米を微粉砕して、米粉に形成する粉砕装置と、前記米粉を乾燥して、前記米粉の水分率を調節する乾燥装置を含んでなる米粉製造システムであって、前記米浸漬装置は、処理空間が形成される浸漬ドラム、及び前記浸漬ドラムの外周に形成される多数の浸水穴を有する浸漬ドラム手段と、前記浸漬ドラムの軸線方向の一端側に配置され、前記処理空間に前記原料米を投入する原料米投入手段と、前記浸漬ドラムの軸線方向の他端側に配置され、前記処理空間から前記浸漬された原料米を排出する浸漬米排出手段と、前記原料米を洗浄、浸漬する水を貯留し、前記浸漬ドラムを前記貯留水内に配置してなる水貯留手段と、前記浸漬ドラムを回転させる浸漬ドラム駆動手段と、前記浸漬ドラムに設けられ、前記浸漬ドラムの回転に伴って、前記原料米を前記原料米投入手段側から前記浸漬米排出手段に向けて搬送する原料米搬送手段を備えてなることを特徴とする米粉製造システムに関する。
請求項2に係る発明は、前記テンパリング装置は、調節空間が形成されるテンパリングドラム、及び前記テンパリングドラム外周に形成される多数の水切穴を有するテンパリングドラム手段と、前記テンパリングドラムの軸線方向の一端側に設けられ、前記調節空間に前記浸漬された原料米を投入する浸漬米投入手段と、前記テンパリングドラムの軸線方向の他端側に配置され、前記調節空間から前記水分率を調節された原料米を排出する調節米排出手段と、前記テンパリングドラムを回転させるテンパリングドラム駆動手段と、前記テンパリングドラムに設けられ、前記テンパリングドラムの回転に伴って、前記浸漬された原料米を前記浸漬米投入手段側から前記調節米排出手段に向けて搬送する浸漬米搬送手段を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の米粉製造システムに関する。
請求項3に係る発明は、ヌカ除去して精米された原料米を精製するヌカ除去装置を備えてなり、前記精米された原料米は、前記浸漬ドラムの前記処理空間に投入されて、洗浄及び浸漬されることを特徴とする請求項1又は2に記載の米粉製造システムに関する。
請求項4に係る発明は、原料米を洗浄して、前記洗浄した原料米を水に浸漬させる米浸漬装置であって、処理空間が形成される浸漬ドラム、及び前記浸漬ドラムの外周に形成される多数の浸水穴を有する浸漬ドラム手段と、前記浸漬ドラムの軸線方向の一端側に配置され、前記処理空間に前記原料米を投入する原料米投入手段と、前記浸漬ドラムの軸線方向の他端側に配置され、前記処理空間から前記浸漬された原料米を排出する浸漬米排出手段と、前記原料米を洗浄、浸漬する水を貯留し、前記浸漬ドラムを前記貯留水内に配置してなる水貯留手段と、前記浸漬ドラムを回転させる浸漬ドラム駆動手段と、前記浸漬ドラムに設けられ、前記浸漬ドラムの回転に伴って、前記原料米を前記原料米投入手段側から前記浸漬米排出手段に向けて搬送する原料米搬送手段を備えてなることを特徴とする米浸漬装置に関する。
請求項5に係る発明は、前記原料米は、ヌカ除去された精米であることを特徴とする請求項4に記載の米浸漬装置に関する。
請求項6に係る発明は、水に浸漬された原料米の水分率を調節するテンパリング装置であって、調節空間が形成されるテンパリングドラム、及び前記テンパリングドラム外周に形成される多数の水切穴を有するテンパリングドラム手段と、前記テンパリングドラムの軸線方向の一端側に配置され、前記調節空間に前記浸漬された原料米を投入する浸漬米投入手段と、前記テンパリングドラムの軸線方向の他端側に配置され、前記調節空間から前記水分率を調節された原料米を排出する調節米排出手段と、前記テンパリングドラムを回転させるテンパリングドラム駆動手段と、前記テンパリングドラムに設けられ、前記テンパリングドラムの回転に伴って、前記浸漬された原料米を前記浸漬米投入手段側から前記調節米排出手段に向けて搬送する浸漬米搬送手段を備えてなることを特徴とするテンパリング装置に関する。
請求項1に係る発明によれば、原料米を水洗浄して、前記水洗浄した原料米を水に浸漬させる米浸漬装置と、前記浸漬された原料米の水分率を調節するテンパリング装置と、前記水分率を調節された原料米を微粉砕して、米粉に形成する粉砕装置と、前記米粉を乾燥して、前記米粉の水分率を調節する乾燥装置を含んでなる米粉製造システムであって、前記米浸漬装置は、処理空間が形成される浸漬ドラム、及び前記浸漬ドラムの外周に形成される多数の浸水穴を有する浸漬ドラム手段と、前記浸漬ドラムの軸線方向の一端側に配置され、前記処理空間に前記原料米を投入する原料米投入手段と、前記浸漬ドラムの軸線方向の他端側に配置され、前記処理空間から前記浸漬された原料米を排出する浸漬米排出手段と、前記原料米を洗浄、浸漬する水を貯留し、前記浸漬ドラムを前記貯留水内に配置してなる水貯留手段と、前記浸漬ドラムを回転させる浸漬ドラム駆動手段と、前記浸漬ドラムに設けられ、前記浸漬ドラムの回転に伴って、前記原料米を前記原料米投入手段側から前記浸漬米排出手段に向けて搬送する原料米搬送手段を備えてなるので、浸漬ドラムを回転して、原料米を接触・攪拌することで、原料米の洗浄(揉み洗い)及び水分浸透を同時に行うことができる。従って、別途、原料米を洗浄するための米洗浄装置を設置する必要がない。
また、原料米を攪拌させて、貯留水に浸漬させることができるので、原料米相互を均一の水分率に調節でき、原料米の水分率を均一にするため、複数段にベルトコンベアを設置する必要がなくなる。
以上により、原料米を洗浄、浸漬させる米浸漬装置を小型化でき、よって、米粉製造システム全体の小型化を図ることが可能となる。これにより、米粉製造システム全体のコストを低減でき、更に設置スペースに低減できる。
第2に、浸漬ドラムの回転によって、原料米の洗浄及び浸漬を同時に行うことができるので、原料米の洗浄及び浸漬に使用する水量に低減できる。
また、原料米を攪拌させて、貯留水に浸漬させることができるので、原料米相互を均一の水分率に調節でき、原料米の水分率を均一にするため、複数段にベルトコンベアを設置する必要がなくなる。
以上により、原料米を洗浄、浸漬させる米浸漬装置を小型化でき、よって、米粉製造システム全体の小型化を図ることが可能となる。これにより、米粉製造システム全体のコストを低減でき、更に設置スペースに低減できる。
第2に、浸漬ドラムの回転によって、原料米の洗浄及び浸漬を同時に行うことができるので、原料米の洗浄及び浸漬に使用する水量に低減できる。
請求項2に係る発明によれば、前記テンパリング装置は、調節空間が形成されるテンパリングドラム、及び前記テンパリングドラム外周に形成される多数の水切穴を有するテンパリングドラム手段と、前記テンパリングドラムの軸線方向の一端に配置され、前記調節空間に前記浸漬された原料米を投入する浸漬米投入手段と、前記テンパリングドラムの軸線方向の他端に配置され、前記調節空間から前記水分率を調節された原料米を排出する調節米排出手段と、前記テンパリングドラムを回転させるテンパリングドラム駆動手段と、前記テンパリングドラムに設けられ、前記テンパリングドラムの回転に伴って、前記浸漬された原料米を前記浸漬米投入手段側から前記調節米排出手段に向けて搬送する浸漬米搬送手段を備えてなるので、テンパリングドラムの回転によって、原料米を攪拌して、原料米を均一の水分率に調節できる。これにより、原料米の水分率を均一にするため、複数段にベルトコンベアを設置する必要がない。
従って、テンパリング装置を小型化でき、よって、米粉製造システム全体の小型化を図ることが可能となる。これにより、米粉製造システム全体のコストを低減でき、更に設置スペースに低減できる。
従って、テンパリング装置を小型化でき、よって、米粉製造システム全体の小型化を図ることが可能となる。これにより、米粉製造システム全体のコストを低減でき、更に設置スペースに低減できる。
請求項3に係る発明によれば、ヌカ除去して精米された原料米を精製するヌカ除去装置を備えてなり、前記精米された原料米は、前記浸漬ドラムの前記処理空間に投入されて、洗浄及び浸漬されるので、ヌカ除去された原料米を、米浸漬装置で洗浄できる。従って、ヌカで汚染された水を排水することもなく、比較的汚染の少ない貯留水を排水できる。
請求項4に係る発明によれば、原料米を洗浄して、前記洗浄した原料米を水に浸漬させる米浸漬装置であって、処理空間が形成される浸漬ドラム、及び前記浸漬ドラムの外周に形成される多数の浸水穴を有する浸漬ドラム手段と、前記浸漬ドラムの軸線方向の一端側に配置され、前記処理空間に前記原料米を投入する原料米投入手段と、前記浸漬ドラムの軸線方向の他端側に配置され、前記処理空間から前記浸漬された原料米を排出する浸漬米排出手段と、前記原料米を洗浄、浸漬する水を貯留し、前記浸漬ドラムを前記貯留水内に配置してなる水貯留手段と、前記浸漬ドラムを回転させる浸漬ドラム駆動手段と、前記浸漬ドラムに設けられ、前記浸漬ドラムの回転に伴って、前記原料米を前記原料米投入手段側から前記浸漬米排出手段に向けて搬送する原料米搬送手段を備えてなるので、漬ドラムを回転して、原料米を接触・攪拌することで、原料米の洗浄(揉み洗い)及び水分浸透を同時に行うことができる。従って、別途、原料米を洗浄するための米洗浄装置を設置する必要がない。
また、原料米を攪拌させて、貯留水に浸漬させることができるので、原料米相互を均一の水分率に調節でき、原料米の水分率を均一にするため、複数段にベルトコンベアを設置する必要がなくなる。
以上により、原料米を洗浄、浸漬させる米浸漬装置を小型化でき、よって、米粉製造システム全体の小型化を図ることが可能となる。
第2に、浸漬ドラムの回転によって、原料米の洗浄及び浸漬を同時に行うことができるので、原料米の洗浄及び浸漬に使用する水量に低減できる。
また、原料米を攪拌させて、貯留水に浸漬させることができるので、原料米相互を均一の水分率に調節でき、原料米の水分率を均一にするため、複数段にベルトコンベアを設置する必要がなくなる。
以上により、原料米を洗浄、浸漬させる米浸漬装置を小型化でき、よって、米粉製造システム全体の小型化を図ることが可能となる。
第2に、浸漬ドラムの回転によって、原料米の洗浄及び浸漬を同時に行うことができるので、原料米の洗浄及び浸漬に使用する水量に低減できる。
請求項5に係る発明によれば、前記原料米は、ヌカ除去された精米であるので、ヌカ除去された原料米を、米浸漬装置で洗浄できる。従って、ヌカで汚染された水を排水することもなく、比較的汚染の少ない貯留水を排水できる。
請求項6に係る発明によれば、水に浸漬された原料米の水分率を調節するテンパリング装置であって、調節空間が形成されるテンパリングドラム、及び前記テンパリングドラム外周に形成される多数の水切穴を有するテンパリングドラム手段と、前記テンパリングドラムの軸線方向の一端に配置され、前記調節空間に前記浸漬された原料米を投入する浸漬米投入手段と、前記テンパリングドラムの軸線方向の他端に配置され、前記調節空間から前記水分率を調節された原料米を排出する調節米排出手段と、前記テンパリングドラムを回転させるテンパリングドラム駆動手段と、前記テンパリングドラムに配置され、前記テンパリングドラムの回転に伴って、前記浸漬された原料米を前記浸漬米投入手段側から前記調節米排出手段に向けて搬送する浸漬米搬送手段を備えてなるので、テンパリングドラムの回転によって、原料米を攪拌して、原料米を均一の水分率に調節できる。これにより、原料米の水分率を均一にするため、複数段にベルトコンベアを設置する必要がない。
従って、テンパリング装置を小型化できる。
従って、テンパリング装置を小型化できる。
本発明に係る米粉製造システム、米粉製造システムに最適な米浸漬装置及びテンパリング装置について、図1乃至図14を参照して説明する。
<米粉製造システムの全体構成>
先ず、米粉製造システムについて、図1を参照して説明する。図1は米粉製造システムの全体構成を示す概略図である。
先ず、米粉製造システムについて、図1を参照して説明する。図1は米粉製造システムの全体構成を示す概略図である。
図1において、米粉製造システム(KS)は、ヌカ除去装置(A)、貯留ホッパ(B)、米浸漬装置(C)、テンパリング装置(D)、粉砕装置(E)、乾燥装置(F)及び製品タンク(G)等を備えて構成される。
ヌカ除去装置(A)は、図1に示すように、投入口(101)から多量の精白米が投入される。このヌカ除去装置(A)は、投入された精白米からヌカ層を除去するもので、例えば、精白米に圧力を加えて、精白米同士の摩擦作用によってヌカを除去する方式、精白米のヌカ層を砥石で削り取る方式等が用いられる。
ヌカ層が除去された原料米(精白米)は、水分率13%前後であり、表面に肌ヌカ層を有している。
この原料米は、昇降装置(102)によって貯留ホッパ(B)に搬送される。この貯留ホッパ(B)は、一定量の原料米を貯留するもので、送出スクリュー(103)を有している。貯留ホッパ(B)は、送出スクリュー(103)の回転によって、一定量の原料米を米浸漬装置(C)に送り出す。
ヌカ層が除去された原料米(精白米)は、水分率13%前後であり、表面に肌ヌカ層を有している。
この原料米は、昇降装置(102)によって貯留ホッパ(B)に搬送される。この貯留ホッパ(B)は、一定量の原料米を貯留するもので、送出スクリュー(103)を有している。貯留ホッパ(B)は、送出スクリュー(103)の回転によって、一定量の原料米を米浸漬装置(C)に送り出す。
米浸漬装置(C)は、浸漬ドラム手段(1)、及び水貯留手段(5)等を備えている。浸漬ドラム手段(1)は、浸漬ドラム(10)及び多数の浸水穴(図示しない)を有している。この浸漬ドラム(10)は、円筒状に形成されており、内部に原料米の洗浄、浸漬するための処理空間(P)を有しており、回転自在に支持されている。また、浸漬ドラム(10)の処理空間(P)内には、原料米を搬送するスクリュー羽根(図示しない)が配置されている。多数の浸水穴(図示しない)は、浸漬ドラム(10)の外周回り及び軸線方向にわたって形成され、処理空間(P)内に開口している。なお、各浸水穴は、原料米より微細な開口面積を有している。
水貯留手段(5)は、貯留タンク(18)を有し、この貯留タンク(18)は、原料米を洗浄、浸漬する水を貯留している。また、貯留タンク(18)の貯留水内には、浸漬ドラム(10)が配置されている。
これにより、浸漬ドラム(10)の処理空間(P)内には、多数の浸水穴(図示しない)を通して貯留水が流入している。
これにより、浸漬ドラム(10)の処理空間(P)内には、多数の浸水穴(図示しない)を通して貯留水が流入している。
貯留ホッパ(B)から送出された原料米は、浸漬ドラム(10)の処理空間(P)に投入され、貯留タンク(18)の貯留水内に浸漬される。
米浸漬装置(C)は、浸漬ドラム(10)を回転することで、処理空間(P)内の原料米を攪拌して、貯留水によって揉み洗いする。この揉み洗いによって、原料米に付着する肌ヌカ層、埃及び土壌菌を除去する。
洗浄と同時に、貯留水に浸漬された原料米は、水が浸透(加水)して、ふやかされて米組織が剥がれ易い状態にされる。
米浸漬装置(C)は、浸漬ドラム(10)を回転することで、処理空間(P)内の原料米を攪拌して、貯留水によって揉み洗いする。この揉み洗いによって、原料米に付着する肌ヌカ層、埃及び土壌菌を除去する。
洗浄と同時に、貯留水に浸漬された原料米は、水が浸透(加水)して、ふやかされて米組織が剥がれ易い状態にされる。
処理空間(P)内の原料米は、浸漬ドラム(10)の回転に伴って、スクリュー羽根(図示しない)によって排出側へ搬送され、排出される。このとき、浸漬された原料米の水分率は、13%から飽和水分率(30%前後)にされる。
テンパリング装置(D)は、テンパリングドラム手段(50)等を備えている。テンパリングドラム手段(50)は、テンパリングドラム(60)及び多数の水切穴(図示しない)を有している。このテンパリングドラム(60)は、円筒状に形成されており、内部に原料米の水分率を調節(寝かし熟成:テンパリング)するための調節空間(R)を有しており、回転自在に支持されている。また、テンパリングドラム(60)の調節空間(R)内には、原料米を搬送するスクリュー羽根(図示しない)が配置されている。多数の水切穴(図示しない)は、テンパリングドラム(60)の外周回り及び軸線方向にわたって形成され、調節空間(R)内に開口している。なお、各水切穴は、原料米より微細な開口面積を有している。
米浸漬装置(C)から排出された原料米(浸漬された原料米)は、テンパリングドラム(60)の調節空間(R)内に投入される。
テンパリング装置(D)は、テンパリングドラム(60)を回転することで、調節空間(R)内の原料米を攪拌して、寝かし熟成(テンパリング)させる。
調節空間(R)内の原料米は、テンパリングドラム(60)の回転に伴って、スクリュー羽根(図示しない)によって排出側へ搬送され、排出される。このとき、寝かし熟成された原料米の水分率は、例えば、30%に調節される。
また、寝かし熟成(テンパリング)により、原料米の内部まで水が浸透される。
テンパリング装置(D)は、テンパリングドラム(60)を回転することで、調節空間(R)内の原料米を攪拌して、寝かし熟成(テンパリング)させる。
調節空間(R)内の原料米は、テンパリングドラム(60)の回転に伴って、スクリュー羽根(図示しない)によって排出側へ搬送され、排出される。このとき、寝かし熟成された原料米の水分率は、例えば、30%に調節される。
また、寝かし熟成(テンパリング)により、原料米の内部まで水が浸透される。
テンパリング装置(D)から排出された原料米は、空気輸送ユニット(104)によって粉砕装置(E)に輸送される。
粉砕装置(E)は、水分率が調節された原料米を微粉砕して米粉にする。この粉砕装置(E)は、例えば、粉砕室に配置された多数の回転ピン、及び粉砕室を開閉するドアに配置された多数の固定ピンで構成され、ドアを閉じると、多数の固定ピンが多数の回転ピン間に挿入される。
原料米は、粉砕装置(E)の粉砕室内に投入され、粉砕装置(E)は、粉砕室側の多数の回転ピンを高速回転することで、粉砕室に乱気流を発生させる。粉砕室の原料米は、各ピンとの接触及び乱気流によって微粉砕されて、米粉にされる。
粉砕装置(E)は、水分率が調節された原料米を微粉砕して米粉にする。この粉砕装置(E)は、例えば、粉砕室に配置された多数の回転ピン、及び粉砕室を開閉するドアに配置された多数の固定ピンで構成され、ドアを閉じると、多数の固定ピンが多数の回転ピン間に挿入される。
原料米は、粉砕装置(E)の粉砕室内に投入され、粉砕装置(E)は、粉砕室側の多数の回転ピンを高速回転することで、粉砕室に乱気流を発生させる。粉砕室の原料米は、各ピンとの接触及び乱気流によって微粉砕されて、米粉にされる。
微粉砕された米粉は、乾燥装置(F)に導入される。
乾燥装置(F)は、気流乾燥管(105)及び熱風発生器(106)を備えている。気流乾燥管(105)には、熱風発生器(106)から熱風が送込まれる。
熱風発生器(106)からの熱風が気流乾燥管(105)内を通過する状態で、粉砕装置(E)から水分を含む米粉を投入すると、この米粉は熱気流に乗って気流乾燥管(105)内を移動する。この移動する間に、水分を含む米粉は水分率が調節されて乾燥されて、捕集サイクル(107)で捕集される。この米粉は、熱風によって水分率が調節される。
捕集された米粉は、捕集サイクロン(107)から製品タンク(G)に貯留される。
乾燥装置(F)は、気流乾燥管(105)及び熱風発生器(106)を備えている。気流乾燥管(105)には、熱風発生器(106)から熱風が送込まれる。
熱風発生器(106)からの熱風が気流乾燥管(105)内を通過する状態で、粉砕装置(E)から水分を含む米粉を投入すると、この米粉は熱気流に乗って気流乾燥管(105)内を移動する。この移動する間に、水分を含む米粉は水分率が調節されて乾燥されて、捕集サイクル(107)で捕集される。この米粉は、熱風によって水分率が調節される。
捕集された米粉は、捕集サイクロン(107)から製品タンク(G)に貯留される。
また、米粉製造システムは、図1に示すように、各装置(A)〜(G)に接続される制御装置(H)を備え、この制御装置(H)は各装置(A)〜(G)の駆動(動作)を制御する。
<米浸漬装置(C)の具体構成>
次に、米浸漬装置(C)の具体構成を、図2乃至図8を参照して説明する。
図2は図1の米浸漬装置の具体構成を示す側面図である。図3は図1の米浸漬装置の具体構成を示す側面一部断面図である。図4は図1の米浸漬装置の具体構成を示す正面図である。図5は図1の米浸漬装置の具体構成を示す背面図である。図6は図1の米浸漬装置の具体構成を示す上面図である。図7は図2の米浸漬装置に形成される多数の浸水穴又を示す拡大図である。図8は図2の米浸漬装置に設けられるスクリュー羽根を示す断面図である。
次に、米浸漬装置(C)の具体構成を、図2乃至図8を参照して説明する。
図2は図1の米浸漬装置の具体構成を示す側面図である。図3は図1の米浸漬装置の具体構成を示す側面一部断面図である。図4は図1の米浸漬装置の具体構成を示す正面図である。図5は図1の米浸漬装置の具体構成を示す背面図である。図6は図1の米浸漬装置の具体構成を示す上面図である。図7は図2の米浸漬装置に形成される多数の浸水穴又を示す拡大図である。図8は図2の米浸漬装置に設けられるスクリュー羽根を示す断面図である。
図2乃至図8において、米浸漬装置(C)は、浸漬ドラム手段(1)、原料米投入手段(2)、浸漬排出手段(3)、水貯留手段(5)、浸漬ドラム駆動手段(6)、原料米搬送手段(7)及び給水手段(8)を備えて構成される。
浸漬ドラム手段(1)は、図2乃至図7に示すように、浸漬ドラム(10)及び多数の浸水穴(11)を有している。浸漬ドラム(10)は、図2乃至図6に示すように、円筒状に形成されており、軸線方向(a)に所定長を有している。この浸漬ドラム(10)は、軸線方向(a)の両端(12)、(13)が閉塞されており、内部に原料米を水洗浄・浸漬する処理空間(P)を形成している。
浸漬ドラム(10)の一端(12)には、図2及び図6に示すように、原料米投入口(14)が形成され、この原料米投入口(14)は浸漬ドラム(10)の軸心回りで処理空間(P)内に開口されている。
浸漬ドラム(10)の他端(13)は、図5に示すように、閉塞円板(15)で閉塞されている。この閉塞円板(15)は、浸漬ドラム(10)を回転自在として、他端(13)を閉塞している。また、閉塞円板(15)には、浸漬米排出口(図示しない)が形成され、この浸漬米排出口(16)は、上下方向(b)の下方側で処理空間(P)内に開口されている。
上記構成の浸漬ドラム(10)は、図2乃至図6に示すように、装置架台(17)上に傾斜して配置される。この傾斜配置は、浸漬ドラム(10)の一端(12)を上下方向(D)の下方側に位置させ、他端(13)を上下方向(D)の上方側に位置させている。
多数の浸水穴(11)は、図7に示すように、浸漬ドラム(10)外周に形成され、処理空間(P)内に開口している。これら多数の浸水穴(11)は、図7に示すように、浸漬ドラム(10)の外周回り及び軸線方向(a)にわたって形成されており、原料米より微細な開口面積を有している。
原料米投入手段(2)は、図2乃至図4及び図6に示すように、浸漬ドラム(10)の一端(12)に配置されており、原料米投入シュートで構成されている(以下、原料投入シュート(2)と称する)。この原料投入シュート(2)は、浸漬ドラム(10)の原料米投入口(14)から処理空間(P)内に挿入されている。
上記構成の原料米投入手段(2:原料投入シュート)は、図1に示す貯留ホッパ(B)から送り出される原料米(ヌカ除去された精米)を浸漬ドラム(10)の処理空間(P)内に投入する。
上記構成の原料米投入手段(2:原料投入シュート)は、図1に示す貯留ホッパ(B)から送り出される原料米(ヌカ除去された精米)を浸漬ドラム(10)の処理空間(P)内に投入する。
浸漬米排出手段(3)は、図2、図3、図5及び図6に示すように、浸漬ドラム(10)の他端(13)に配置されており、浸漬米排出シュートで構成されている(以下、浸漬米排出シュート(3)と称する)。この浸漬排出シュート(3)は、浸漬ドラム(10)の浸漬米排出口(図示しない)に連結されて、上下方向(b)の下方側に延設されている。
上記構成の浸漬米排出手段(3:浸漬米排出シュート)は、水が浸透された原料米を浸漬ドラム(10)の処理空間(P)内から排出する。この排出された原料米は、図1及び図9に示すテンパリング装置(D)に投入される。
上記構成の浸漬米排出手段(3:浸漬米排出シュート)は、水が浸透された原料米を浸漬ドラム(10)の処理空間(P)内から排出する。この排出された原料米は、図1及び図9に示すテンパリング装置(D)に投入される。
水貯留手段(5)は、図2乃至図4及び図6に示すように、貯留タンク(18)を有している。この貯留タンク(18)は、浸漬ドラム(10)の下方側に位置して装置架台(17)に配置されている。この貯留タンク(18)は、浸漬ドラム(10)の一端(12)及び他端(13)近傍間に配置されている。貯留タンク(18)は、原料米の洗浄・浸漬に使用される水を貯留(以下、貯留水と称する)している。
また、貯留タンク(18)は、図2に示すように、原料米投入手段(2:原料米投入シュート)側から浸漬ドラム(10)の一部を貯留タンク(18)の貯留水内に配置している。
貯留水内に配置される浸漬ドラム(10)は、一端(12)側から他端(13)近傍までの範囲(一部)である。
これにより、浸漬ドラム(10)の処理空間(P)には、多数の浸水穴(11)を通して貯留タンク(18)の貯留水が流入して、浸漬ドラム(10)の一部(処理空間(P)の一部)が貯留水内に配置される。
また、貯留タンク(18)は、図2に示すように、原料米投入手段(2:原料米投入シュート)側から浸漬ドラム(10)の一部を貯留タンク(18)の貯留水内に配置している。
貯留水内に配置される浸漬ドラム(10)は、一端(12)側から他端(13)近傍までの範囲(一部)である。
これにより、浸漬ドラム(10)の処理空間(P)には、多数の浸水穴(11)を通して貯留タンク(18)の貯留水が流入して、浸漬ドラム(10)の一部(処理空間(P)の一部)が貯留水内に配置される。
また、貯留タンク(18)は、図2乃至図4に示すように、排水バルブ(20)及び排水経路(図示しない)を有している。
排出バルブ(20)は、浸漬ドラム(10)の一端(12)側に位置して、貯留タンク(18)の底側に配置されている。排出経路(図示しない)は、貯留タンク(18)の貯留水面側から排水バルブ(20)に至るように形成されている。
これにより、排水バルブ(20)を開状態にすると、貯留タンク(18)の水面側の貯留水は排水経路を通して排水できる。
排出バルブ(20)は、浸漬ドラム(10)の一端(12)側に位置して、貯留タンク(18)の底側に配置されている。排出経路(図示しない)は、貯留タンク(18)の貯留水面側から排水バルブ(20)に至るように形成されている。
これにより、排水バルブ(20)を開状態にすると、貯留タンク(18)の水面側の貯留水は排水経路を通して排水できる。
浸漬ドラム駆動手段(6)は、図2、図3及び図5に示すように、浸漬ドラム駆動モータ(21)及び複数の支持ローラ(22)、(23)を備えている。
浸漬ドラム駆動モータ(21)は、図2乃至図4及び図6に示すように、複数の伝達ギア(24)及び回転軸(25)を有し、浸漬ドラム(10)の一端(12)に位置して装置架台(17)上に配置されている。浸漬ドラム駆動モータ(21)の回転軸(25)は、浸漬ドラム(10)の一端(12)の軸心に連結されている。また、回転軸(25)は、浸漬ドラム(10)の処理空間(P)内に延設されて、複数の支持部材(26)に連結されている。複数の支持部材(26)は、図3及び図6に示すように、浸漬ドラム(10)の処理空間(P)内において、上下方向(b)の上下方側、及び幅方向(c)の左右側に夫々延設されている。また、各支持部材(22)は、浸漬ドラム(10)内周に取付けられている。
上記構成の浸漬ドラム駆動モータ(21)は、図1に示す制御装置(H)に接続され、この制御装置(H)からの駆動指令によって駆動される。この浸漬ドラム駆動モータ(21)の駆動によって、浸漬ドラム(10)は軸心を中心として回転される。
また、浸漬ドラム駆動モータ(21)の回転軸(25)及び各支持部材(26)によって、浸漬ドラム(10)の一端(12)側において、浸漬ドラム(10)を支持している。
また、浸漬ドラム駆動モータ(21)の回転軸(25)及び各支持部材(26)によって、浸漬ドラム(10)の一端(12)側において、浸漬ドラム(10)を支持している。
複数の支持ローラ(22)、(23)は、図2、図3、図5及び図6に示すように、浸漬ドラム(10)の他端(13)側であって、浸漬ドラム(10)の下方側に配置されている。
これら各支持ローラ(22)、(23)は、図5に示すように、幅方向(c)の左右側に配置され、浸漬ドラム(10)外周に当接されている。また、各支持ローラ(22)、(23)は、装置架台(17)に回転自在に軸支されて、浸漬ドラム(10)外周回りに形成されるガイド溝(16)内に嵌め込まれている。
これら各支持ローラ(22)、(23)は、図5に示すように、幅方向(c)の左右側に配置され、浸漬ドラム(10)外周に当接されている。また、各支持ローラ(22)、(23)は、装置架台(17)に回転自在に軸支されて、浸漬ドラム(10)外周回りに形成されるガイド溝(16)内に嵌め込まれている。
上記構成の各支持ローラ(22)、(23)は、図2及び図3に示すように、浸漬ドラム(10)の他端(13)側において、浸漬ドラム(10)を回転自在に支持している。
原料米搬送手段(7)は、図2、図3及び図6に示すように、スクリュー羽根(27)を有している。スクリュー羽根(27)は、浸漬ドラム(10)の処理空間(P)内に配置されている。このスクリュー羽根(27)は、浸漬ドラム(10)の一端(12)及び他端(13)間において、軸線方向(a)に螺旋状に形成されている。
また、スクリュー羽根(27)は、図8に示すように、浸漬ドラム(10)内周に設けられ、この内周から処理空間(P)内に所定幅を有して突出している。
また、スクリュー羽根(27)は、図8に示すように、浸漬ドラム(10)内周に設けられ、この内周から処理空間(P)内に所定幅を有して突出している。
上記構成の原料米搬送手段(7)は、浸漬ドラム(10)の回転に伴って、浸漬ドラム(10)内に投入された原料米を、スクリュー羽根(27)によって案内しながら浸漬ドラム(10)の一端(12)から他端(13)に向けて搬送する。
また、原料米搬送手段(7)は、図2に示すように、浸漬ドラム(10)の回転に伴って、原料米を原料米投入シュート(2)側から水貯留タンク(18)の貯留水に浸漬させて搬送した後、この水貯留タンク(18)の貯留水内から搬出する。
また、原料米搬送手段(7)は、図2に示すように、浸漬ドラム(10)の回転に伴って、原料米を原料米投入シュート(2)側から水貯留タンク(18)の貯留水に浸漬させて搬送した後、この水貯留タンク(18)の貯留水内から搬出する。
給水手段(8)は、図2及び図3に示すように、給水スプレーノズル(28)を有し、この給水スプレーノズル(28)は浸漬ドラム(10)の処理空間(P)内に配置されている。
また、給水スプレーノズル(28)は、浸漬ドラム(10)の他端(13)側に位置して、貯留タンク(18)上方側に設けられている。なお、給水手段(8)は、給水ポンプ(図示しない)及び給水管(図示しない)を有しており、この給水ポンプにより、給水スプレーノズル(28)に水を流入する。
上記構成の給水手段(8)は、給水スプレーノズル(28)から噴射される水を、貯留タンク(18)の貯留水内から搬出される原料米に加水する。
また、給水スプレーノズル(28)から原料米に噴射された水は、貯留タンク(18)内に供給される。
これにより、貯留タンク(18)には、給水スプレーノズル(28)により水が供給され、排水バルブ(19)の開状態により貯留水が排水されるので、貯留水の入替えを行なうことができる。
また、給水スプレーノズル(28)は、浸漬ドラム(10)の他端(13)側に位置して、貯留タンク(18)上方側に設けられている。なお、給水手段(8)は、給水ポンプ(図示しない)及び給水管(図示しない)を有しており、この給水ポンプにより、給水スプレーノズル(28)に水を流入する。
上記構成の給水手段(8)は、給水スプレーノズル(28)から噴射される水を、貯留タンク(18)の貯留水内から搬出される原料米に加水する。
また、給水スプレーノズル(28)から原料米に噴射された水は、貯留タンク(18)内に供給される。
これにより、貯留タンク(18)には、給水スプレーノズル(28)により水が供給され、排水バルブ(19)の開状態により貯留水が排水されるので、貯留水の入替えを行なうことができる。
<米浸漬装置(C)による洗浄・浸漬>
米浸漬装置(C)では、原料米(ヌカ除去された精米)に対する洗浄及び貯留水の浸漬を同時に実行する。
ここで、米浸漬装置(C)による洗浄は、原料米(ヌカ除去された精米)に付着している肌ヌカ、埃及び土壌菌を、原料米から除去することである。
また、米浸漬装置(C)における浸漬は、原料米を貯留水に浸漬することで、原料米の水分率を飽和水分率(30%前後)にすることである。なお、図1に示すヌカ除去装置(A)でヌカ除去された原料米(精米)の水分率は、13%前後である。
米浸漬装置(C)では、原料米(ヌカ除去された精米)に対する洗浄及び貯留水の浸漬を同時に実行する。
ここで、米浸漬装置(C)による洗浄は、原料米(ヌカ除去された精米)に付着している肌ヌカ、埃及び土壌菌を、原料米から除去することである。
また、米浸漬装置(C)における浸漬は、原料米を貯留水に浸漬することで、原料米の水分率を飽和水分率(30%前後)にすることである。なお、図1に示すヌカ除去装置(A)でヌカ除去された原料米(精米)の水分率は、13%前後である。
図1に示す制御装置(H)は、貯留ホッパ(B)の送出スクリュー(103)を駆動することで、原料米(精米)を米浸漬装置(C)に送り出す。
このとき、制御装置(H)は、貯留ホッパ(B)の送出スクリュー(103)の駆動を制御することによって、原料米の送出量を調節する。
このとき、制御装置(H)は、貯留ホッパ(B)の送出スクリュー(103)の駆動を制御することによって、原料米の送出量を調節する。
原料米(ヌカ除去された原料米)は、図2、図3及び図4に示すように、原料米投入シュート(2)から浸漬ドラム(10)の処理空間(P)内に投入される。投入された原料米は、浸漬ドラム(10)の一端(12)側に堆積され、貯留タンク(18)の貯留水に浸漬される。
図1に示す制御装置(H)は、米浸漬装置(C)の浸漬ドラム駆動モータ(21)を駆動することで、浸漬ドラム(10)を各支持ローラ(22)、(23)で支持しながら回転させる。
また、制御装置(H)は、米浸漬装置(C)の給水ポンプ(図示しない)を駆動して、給水スプレーノズル(28)から水を貯留タンク(18)に向けて噴射する。更に、作業者は、貯留タンク(18)の排水バルブ(19)を開状態にする。
図1に示す制御装置(H)は、米浸漬装置(C)の浸漬ドラム駆動モータ(21)を駆動することで、浸漬ドラム(10)を各支持ローラ(22)、(23)で支持しながら回転させる。
また、制御装置(H)は、米浸漬装置(C)の給水ポンプ(図示しない)を駆動して、給水スプレーノズル(28)から水を貯留タンク(18)に向けて噴射する。更に、作業者は、貯留タンク(18)の排水バルブ(19)を開状態にする。
貯留水に浸漬された原料米は、浸漬ドラム(10)の回転に伴って、浸漬ドラム(10)内周に沿って上下方向(b)の上方側へ移動され、原料米の自重によって下方側へ落下して再び貯留水に浸漬される。これにより、処理空間(P)にある多数の原料米は、互いに接触して撹拌され、この接触・撹拌作用によって揉み洗いされる。この揉み洗いによって、原料米に付着している肌ヌカ、埃及び土壌菌は、原料米から除去される。
揉み洗いと同時に、貯留水に浸漬された原料米には、貯留水が浸透(加水)される。
以上のように、処理空間(P)にある原料米は、浸漬ドラム(10)の回転に伴って、撹拌され、揉み洗い及び貯留水の浸透(加水)を受けながら、スクリュー羽根(27)によって浸漬ドラム(10)の一端(12)側から他端(13)側に向けて搬送される。
このとき、処理空間(P)内にある原料米は、浸漬ドラム(10)の一端(12)側で貯留水に浸漬されながら搬送された後、貯留水から搬出される。貯留水から搬出されると、原料米は、給水スプレーノズル(28)から水の噴射を受けて、最終洗浄される。
続いて、原料米は、浸漬ドラム(10)の浸漬米排出口(図示しない)から浸漬米排出シュート(3)に排出される。
排出される原料米は、浸漬ドラム(10)の回転に伴って、接触・撹拌されるので、原料米相互にムラがなく貯留水が浸透(加水)される。また、原料米の水分率は、13%前後から飽和水分率(30%)にされている。
このとき、処理空間(P)内にある原料米は、浸漬ドラム(10)の一端(12)側で貯留水に浸漬されながら搬送された後、貯留水から搬出される。貯留水から搬出されると、原料米は、給水スプレーノズル(28)から水の噴射を受けて、最終洗浄される。
続いて、原料米は、浸漬ドラム(10)の浸漬米排出口(図示しない)から浸漬米排出シュート(3)に排出される。
排出される原料米は、浸漬ドラム(10)の回転に伴って、接触・撹拌されるので、原料米相互にムラがなく貯留水が浸透(加水)される。また、原料米の水分率は、13%前後から飽和水分率(30%)にされている。
また、原料米から除去された肌ヌカ、埃及び土壌菌は、浸漬ドラム(10)の各浸水穴(11)、貯留タンク(18)の排水経路(図示しない)を通して、貯留水とともに排水バルブ(19)から貯留タンク(18)外側に排出される。
また、貯留タンク(18)では、貯留水の排水及び給水スプレーノズル(28)からの給水によって、貯留水の入替えが行われる。
また、貯留タンク(18)では、貯留水の排水及び給水スプレーノズル(28)からの給水によって、貯留水の入替えが行われる。
以上の米浸漬装置(C)、及び図1に示す米粉製造システム(KS)によれば、
第1に、浸漬ドラム(10)を回転して、原料米を接触・撹拌することで、原料米の洗浄及び水分浸透を同時に行うことができる。従って、別途、原料米を洗浄するための米洗浄装置を設置する必要がない。
また、浸漬ドラム(10)を回転することで、原料米を撹拌させて、貯留水に浸漬させることができるので、原料米相互を均一の水分率に調節できる。原料米の水分率を均一にするため、複数段にベルトコンベアを設置する必要がない。
以上により、原料米を洗浄、浸漬させる米浸漬装置を小型化できる。また、図1に示す米粉製造システムにおいて、システム全体の小型化を図ることができ、システム全体のコストも低減できる。また、図1に示す米粉製造システムの各装置を設置するスペースも減少できる。
第2に、浸漬ドラム(10)の回転によって、原料米の洗浄及び浸漬を同時に行うことができるので、これら洗浄及び浸漬に使用する水量も低減できる。
第3に、図1に示すヌカ除去装置において、ヌカ除去された原料米を、米浸漬装置(C)で洗浄するので、ヌカで汚染された水を排水することもなく、比較的汚染の少ない貯留水を排水できる。
第4に、浸漬ドラム(10)の回転数(回転速度)を制御することで、原料米を貯留水に浸漬する時間を調節できる。これにより、原料米を所望の水分率にすることが可能となる。
第5に、浸漬ドラム(10)から各支持部材(26)を取り外し、浸漬ドラム(10)を吊り上げると、各支持ローラ(22)、(23)は、浸漬ドラム(10)のガイド溝(16)から抜け出る。これにより、浸漬ドラム(10)を装置架台(17)から取外すことができ、洗浄、清掃を簡単に行なうことが可能である。
第1に、浸漬ドラム(10)を回転して、原料米を接触・撹拌することで、原料米の洗浄及び水分浸透を同時に行うことができる。従って、別途、原料米を洗浄するための米洗浄装置を設置する必要がない。
また、浸漬ドラム(10)を回転することで、原料米を撹拌させて、貯留水に浸漬させることができるので、原料米相互を均一の水分率に調節できる。原料米の水分率を均一にするため、複数段にベルトコンベアを設置する必要がない。
以上により、原料米を洗浄、浸漬させる米浸漬装置を小型化できる。また、図1に示す米粉製造システムにおいて、システム全体の小型化を図ることができ、システム全体のコストも低減できる。また、図1に示す米粉製造システムの各装置を設置するスペースも減少できる。
第2に、浸漬ドラム(10)の回転によって、原料米の洗浄及び浸漬を同時に行うことができるので、これら洗浄及び浸漬に使用する水量も低減できる。
第3に、図1に示すヌカ除去装置において、ヌカ除去された原料米を、米浸漬装置(C)で洗浄するので、ヌカで汚染された水を排水することもなく、比較的汚染の少ない貯留水を排水できる。
第4に、浸漬ドラム(10)の回転数(回転速度)を制御することで、原料米を貯留水に浸漬する時間を調節できる。これにより、原料米を所望の水分率にすることが可能となる。
第5に、浸漬ドラム(10)から各支持部材(26)を取り外し、浸漬ドラム(10)を吊り上げると、各支持ローラ(22)、(23)は、浸漬ドラム(10)のガイド溝(16)から抜け出る。これにより、浸漬ドラム(10)を装置架台(17)から取外すことができ、洗浄、清掃を簡単に行なうことが可能である。
<テンパリング装置(B)の具体構成>
テンパリング装置(B)の具体構成を、図9乃至図14を参照して説明する。
図9は図1のテンパリング装置の具体構成を示す側面図である。図10は図1のテンパリング装置の具体構成を示す正面図である。図11は図1のテンパリング装置の具体構成を示す背面図である。図12は図1のテンパリング装置の具体構成を示す上面図である。図13は図9のテンパリング装置に形成される多数の水切穴を示す拡大図である。図14は図9のテンパリング装置に設けられるスクリュー羽根を示す断面図である。
テンパリング装置(B)の具体構成を、図9乃至図14を参照して説明する。
図9は図1のテンパリング装置の具体構成を示す側面図である。図10は図1のテンパリング装置の具体構成を示す正面図である。図11は図1のテンパリング装置の具体構成を示す背面図である。図12は図1のテンパリング装置の具体構成を示す上面図である。図13は図9のテンパリング装置に形成される多数の水切穴を示す拡大図である。図14は図9のテンパリング装置に設けられるスクリュー羽根を示す断面図である。
図9乃至図14において、テンパリング装置(D)は、テンパリングドラム手段(50)、浸漬米投入手段(51)、調節米排出手段(52)、ドレン受手段(53)、テンパリングドラム駆動手段(54)、調節米搬送手段(55)及び送風手段(56)を備えて構成される。
テンパリングドラム手段(50)は、図9乃至図13に示すように、テンパリングドラム(60)及び多数の水切穴(61)を有している。テンパリングドラム(60)は、図9乃至図13に示すように、円筒状に形成されており、軸線方向(a)に所定長さを有している。このテンパリングドラム(60)は、軸線方向(a)の両端(62)、(63)が閉塞されており、内部に浸漬された原料米の水分率を調節する調節空間(R)を形成している。
テンパリングドラム(60)の一端(62)には、図10に示すように、浸漬米投入口(65)が形成され、この浸漬米投入口(65)は調節空間(R)に開口している。
テンパリングドラム(60)の他端(63)は、図9及び図11に示すように、閉塞円板(67)で閉塞されている。この閉塞円板(67)は、テンパリングドラム(60)を回転自在として、他端(63)を閉塞している。
この閉塞円板(67)には、調節米排出口(図示しない)及び送風穴(69)が形成されている。調節米排出口は、上下方向(b)の下方側で調節空間(R)内に開口されている。また、送風穴(69)は、テンパリングドラム(60)の軸心回りに形成され、調節空間(R)内に開口されている。
この閉塞円板(67)には、調節米排出口(図示しない)及び送風穴(69)が形成されている。調節米排出口は、上下方向(b)の下方側で調節空間(R)内に開口されている。また、送風穴(69)は、テンパリングドラム(60)の軸心回りに形成され、調節空間(R)内に開口されている。
上記構成のテンパリングドラム(60)は、図9乃至図12に示すように、装置架台(70)上に傾斜して配置される。この傾斜配置は、テンパリングドラム(60)の一端(62)を上下方向(H)の上方側に位置させ、他端(63)を上下方向(H)の下方側に位置させている。
多数の水切穴(61)は、図13に示すように、テンパリングドラム(60)外周に形成され、調節空間(R)内に開口している。これら多数の水切穴(61)は、図14に示すように、テンパリングドラム(60)の外周回り及び軸線方向(a)にわたって形成されており、浸漬された原料米より微細な開口面積を有している。
浸漬米投入手段(51)は、図9、図10及び図12に示すように、テンパリングドラム(60)の一端(62)に配置されており、浸漬米投入シュートで構成されている(以下、浸漬米投入シュート(51)と称する)。
この浸漬米投入シュート(51)は、装置架台(70)上に設けられ、浸漬米投入口(65)を通してテンパリングドラム(60)の調節空間(R)内に挿入されている。
上記構成の浸漬米投入手段(51:浸漬米投入シュート)は、図1及び図2に示す米浸漬装置(C)から排出される原料米(浸漬された原料米)をテンパリングドラム(60)の調節空間(R)内に投入する。
この浸漬米投入シュート(51)は、装置架台(70)上に設けられ、浸漬米投入口(65)を通してテンパリングドラム(60)の調節空間(R)内に挿入されている。
上記構成の浸漬米投入手段(51:浸漬米投入シュート)は、図1及び図2に示す米浸漬装置(C)から排出される原料米(浸漬された原料米)をテンパリングドラム(60)の調節空間(R)内に投入する。
調節米排出手段(52)は、図9、図11及び図12に示すように、テンパリングドラム(60)の他端(63)に配置されており、調節米排出シュートで構成されている(以下、調節米排出シュート(52)と称する)。この調節米排出シュート(52)は、テンパリングドラム(60)の調節米排出口(図示しない)に連結されて、上下方向(b)の下方側に延設されている。
上記構成の調節米排出手段(51:調節米排出シュート)は、水分率が調節された原料米をテンパリングドラム(60)の調節空間(R)内から排出する。この排出された原料米は、図1に示す粉砕装置(E)に供給される。
上記構成の調節米排出手段(51:調節米排出シュート)は、水分率が調節された原料米をテンパリングドラム(60)の調節空間(R)内から排出する。この排出された原料米は、図1に示す粉砕装置(E)に供給される。
ドレン受手段(53)は、図9、図10及び図12に示すように、ドレン受皿(71)を有している。このドレン受皿(71)は、テンパリングドラム(60)の下方側に位置して装置架台(70)に取付られている。このドレン受皿(71)は、テンパリングドラム(60)の一端(62)及び他端(63)間に配置されている。
ドレン受皿(71)は、テンパリングドラム(60)の各水切穴(61)から流れる水(ドレン水)を受ける。
また、ドレン受皿(71)は、図9に示すように、ドレン排水バルブ(72)が設けられている。
これにより、ドレン排水バルブ(72)を開状態にすると、ドレン受皿(71)のドレン水を排水できる。
ドレン受皿(71)は、テンパリングドラム(60)の各水切穴(61)から流れる水(ドレン水)を受ける。
また、ドレン受皿(71)は、図9に示すように、ドレン排水バルブ(72)が設けられている。
これにより、ドレン排水バルブ(72)を開状態にすると、ドレン受皿(71)のドレン水を排水できる。
テンパリングドラム駆動手段(54)は、図9、図10及び図12に示すように、テンパリング駆動モータ(73)、複数の駆動支持ローラ(74)、(75)及び複数の従動支持ローラ(76)、(77)を備えている。
テンパリング駆動モータ(73)は、図9及び図10に示すように、ドレン受皿(71)の下方側に位置して、テンパリングドラム(60)の一端(62)側に配置されている。また、テンパリング駆動モータ(73)は、装置架台(70)に取付られている。
複数の駆動支持ローラ(74)、(75)は、図9及び図10に示すように、テンパリングドラム(60)の一端(62)側であって、テンパリングドラム(60)及びテンパリング駆動モータ(73)間に配置されている。
これら各駆動支持ローラ(74)、(75)は、図10に示すように、幅方向(b)の左右側に配置され、テンパリングドラム(60)外周に当接されている。また、各駆動支持ローラ(74)、(75)は、装置架台(70)に回転自在に軸支され、テンパリングドラム(60)の外周回りに形成されたガイド溝(68A)に嵌め込まれている。
これら各駆動支持ローラ(74)、(75)は、図9及び図10に示すように、複数の伝達プーリ(78)及び複数のタイミングベルト(79)によってテンパリング駆動モータ(73)の回転軸(80)に連結されている。
上記構成の各駆動支持ローラ(74)、(75)は、図9及び図10に示すように、テンパリングドラム(60)の一端(62)側において、テンパリングドラム(60)を回転自在に支持している。
これら各駆動支持ローラ(74)、(75)は、図10に示すように、幅方向(b)の左右側に配置され、テンパリングドラム(60)外周に当接されている。また、各駆動支持ローラ(74)、(75)は、装置架台(70)に回転自在に軸支され、テンパリングドラム(60)の外周回りに形成されたガイド溝(68A)に嵌め込まれている。
これら各駆動支持ローラ(74)、(75)は、図9及び図10に示すように、複数の伝達プーリ(78)及び複数のタイミングベルト(79)によってテンパリング駆動モータ(73)の回転軸(80)に連結されている。
上記構成の各駆動支持ローラ(74)、(75)は、図9及び図10に示すように、テンパリングドラム(60)の一端(62)側において、テンパリングドラム(60)を回転自在に支持している。
複数の従動支持ローラ(76)、(77)は、図9及び図11に示すように、テンパリングドラム(60)の他端(63)側であって、テンパリングドラム(60)の下方側に配置されている。
これら各従動支持ローラ(76)、(77)は、図11に示すように、幅方向(b)の左右側に配置され、テンパリングドラム(60)外周に当接されている。また、各従動支持ローラ(76)、(77)は、装置架台(70)に回転自在に軸支され、テンパリングドラム(60)の外周回りに形成されたガイド溝(68B)内に嵌め込まれている。
上記構成の各従動支持ローラ(76)、(77)は、図9及び図11に示すように、テンパリングドラム(60)の他端(63)側において、テンパリングドラム(60)を回転自在に支持している。
これら各従動支持ローラ(76)、(77)は、図11に示すように、幅方向(b)の左右側に配置され、テンパリングドラム(60)外周に当接されている。また、各従動支持ローラ(76)、(77)は、装置架台(70)に回転自在に軸支され、テンパリングドラム(60)の外周回りに形成されたガイド溝(68B)内に嵌め込まれている。
上記構成の各従動支持ローラ(76)、(77)は、図9及び図11に示すように、テンパリングドラム(60)の他端(63)側において、テンパリングドラム(60)を回転自在に支持している。
テンパリングドラム駆動手段(54)は、図1に示す制御装置(H)に接続され、この制御装置(H)の駆動指令によって、テンパリング駆動モータ(73)を駆動させる。このテンパリング駆動モータ(73)の駆動によって、複数の伝達プーリ(78)及び複数のタイミングベルト(79)を通して各駆動支持ローラ(74)、(75)を回転させる。
これにより、テンパリングドラム(60)は、各駆動支持ローラ(74)、(75)の回転によって、各支持ローラ(74)〜(77)で支持されながら回転される。
これにより、テンパリングドラム(60)は、各駆動支持ローラ(74)、(75)の回転によって、各支持ローラ(74)〜(77)で支持されながら回転される。
調節米搬送手段(55)は、図14に示すように、スクリュー羽根(81)を有している。スクリュー羽根(81)は、テンパリングドラム(60)の調節空間(R)内に配置されている。このスクリュー羽根(81)は、テンパリングドラム(60)の一端(62)及び他端(63)間において、軸線方向(a)に螺旋状に形成されている。
また、スクリュー羽根(81)は、図14に示すように、テンパリングドラム(60)内周に設けられ、この内周から調節処理(R)内に所定幅を有して突出している。
また、スクリュー羽根(81)は、図14に示すように、テンパリングドラム(60)内周に設けられ、この内周から調節処理(R)内に所定幅を有して突出している。
上記構成の調節米搬送手段(55)は、テンパリングドラム(60)の回転に伴って、テンパリングドラム(60)に投入される原料米(浸漬された原料米)を、スクリュー羽根(81)によって案内しながらテンパリングドラム(60)の一端(62)から他端(63)に向けて搬送する。
送風手段(56)は、図9、図11及び図12に示すように、送風ファン(82)を有している。この送風ファン(82)は、テンパリングドラム(60)の他端(63)に位置して、装置架台(70)上に配置されている。また、送風ファン(82)は、閉塞円板(67)の送風口(69)に対峙されている。
上記構成の送風手段(56)は、図1に示す制御装置(H)に接続され、制御装置(H)からの送風指令によって送風ファン(82)を駆動する。この送風ファン(82)の駆動によって、乾燥風を送風口(69)からテンパリングドラム(60)の調節空間(R)内に流入させる。
テンパリングドラム(60)内に流入した乾燥風は、テンパリングドラム(60)の一端(62)の浸漬米投入口(65)に向かって、軸線方向(a)に送風される。
このとき、乾燥風は、テンパリングドラム(60)の調節空間(R)の原料米(浸漬された原料米)に吹きつけられ、また、各水切穴(61)からテンパリングドラム(60)外側へ流れる。
上記構成の送風手段(56)は、図1に示す制御装置(H)に接続され、制御装置(H)からの送風指令によって送風ファン(82)を駆動する。この送風ファン(82)の駆動によって、乾燥風を送風口(69)からテンパリングドラム(60)の調節空間(R)内に流入させる。
テンパリングドラム(60)内に流入した乾燥風は、テンパリングドラム(60)の一端(62)の浸漬米投入口(65)に向かって、軸線方向(a)に送風される。
このとき、乾燥風は、テンパリングドラム(60)の調節空間(R)の原料米(浸漬された原料米)に吹きつけられ、また、各水切穴(61)からテンパリングドラム(60)外側へ流れる。
<テンパリング装置(D)による水分率調節>
テンパリング装置(D)では、飽和水分率(30%前後)の原料米に対して、水切、及びテンパリング(寝かし熟成)することで、原料米を所望の水分率(例:25〜28%)に調節する。
つまり、米浸漬装置(C)によって原料米の水分率を飽和水分率(30%前後)にしても、水分が完全に原料米の芯まで浸透していない。そこで、飽和水分率の原料米をテンパリングすることで、原料米の付着水を原料米内部まで浸透させる。
テンパリング装置(D)では、飽和水分率(30%前後)の原料米に対して、水切、及びテンパリング(寝かし熟成)することで、原料米を所望の水分率(例:25〜28%)に調節する。
つまり、米浸漬装置(C)によって原料米の水分率を飽和水分率(30%前後)にしても、水分が完全に原料米の芯まで浸透していない。そこで、飽和水分率の原料米をテンパリングすることで、原料米の付着水を原料米内部まで浸透させる。
図1及び図2に示す米浸漬装置(C)から排出された原料米(浸漬された原料米)は、浸漬米投入シュート(51)からテンパリングドラム(60)の調節空間(R)内に投入される。投入された原料米は、テンパリングドラム(60)の一端(62)側に堆積される。
図1に示す制御装置(H)は、テンパリングドラム駆動モータ(73)を駆動することで、テンパリングドラム(60)を各支持ローラ(74)〜(77)で支持しながら回転させる。
また、制御装置(H)は、送風ファン(82)を駆動することで、テンパリングドラム(60)内に乾燥風を送風させる。更に、作業者は、ドレン受皿(71)のドレン排水バルブ(72)を開状態にする。
図1に示す制御装置(H)は、テンパリングドラム駆動モータ(73)を駆動することで、テンパリングドラム(60)を各支持ローラ(74)〜(77)で支持しながら回転させる。
また、制御装置(H)は、送風ファン(82)を駆動することで、テンパリングドラム(60)内に乾燥風を送風させる。更に、作業者は、ドレン受皿(71)のドレン排水バルブ(72)を開状態にする。
投入された原料米は、テンパリングドラム(60)の回転に伴って、テンパリングドラム(60)内周に沿って上下方向(b)の上方側へ移動され、原料米の自重によって下方側へ落下される。
これにより、調節空間(R)にある多数の原料米は、互いに接触して撹拌され、この接触・撹拌作用によって、乾燥風を均一に受けることになる。
また、原料米の余剰水(ドレン水)は、テンパリングドラム(60)の各水切穴(61)からドレン受皿(71)に流出される。
これにより、調節空間(R)にある多数の原料米は、互いに接触して撹拌され、この接触・撹拌作用によって、乾燥風を均一に受けることになる。
また、原料米の余剰水(ドレン水)は、テンパリングドラム(60)の各水切穴(61)からドレン受皿(71)に流出される。
調節空間(R)にある原料米は、テンパリングドラム(60)の回転に伴って、撹拌され、乾燥風を受けながら、スクリュー羽根(81)によってテンパリングドラム(60)の一端(62)側から他端(63)側に向けて搬送される。
このとき、原料米は、テンパリングドラム(60)の回転に伴って、撹拌され、乾燥風を均一に受けるので、原料米相互にムラがなく所望の水分率(例:25〜28%)に調節される。
続いて、原料米は、テンパリングドラム(60)の調節米排出口から調節米排出シュート(52)に排出される。この排出された原料米は、図1に示す粉砕装置(E)に輸送される。
このとき、原料米は、テンパリングドラム(60)の回転に伴って、撹拌され、乾燥風を均一に受けるので、原料米相互にムラがなく所望の水分率(例:25〜28%)に調節される。
続いて、原料米は、テンパリングドラム(60)の調節米排出口から調節米排出シュート(52)に排出される。この排出された原料米は、図1に示す粉砕装置(E)に輸送される。
また、原料米からドレン受皿(71)に流出したドレン水は、ドレン排水バルブ(72)から排出される。
以上のテンパリング装置(C)、及び図1に示す米粉製造システムによれば、
第1に、テンパリングドラム(60)の回転によって、原料米を撹拌して、原料米を均一の水分率に調節できる。原料米の水分率を均一にするため、複数段にベルトコンベアを設置する必要がない。
以上により、原料米の水分率を調節するテンパリング装置を小型化できる。また、図1に示す米粉製造システムにおいて、システム全体の小型化を図ることができ、システム全体のコストも低減できる。
第2に、テンパリングドラム(60)を回転することで、原料米を撹拌できるので、調節する全ての原料米を均一の水分率に調節できる。これにより、図1に示す粉砕装置(E)で原料米を微粉砕しても、澱粉層(うまみ層)の損傷を低減される。
第3に、テンパリングドラム(60)の回転数(回転速度)を制御することで、原料米をテンパリング(寝かし熟成)する時間を調節できる。これにより、原料米を所望の水分率にすることが可能となる。
第4に、テンパリングドラム(60)を吊り上げると、各支持ローラ(74)〜(77)は、テンパリングドラム(60)のガイド溝(68A)、(68B)から抜け出る。これにより、テンパリングドラム(60)を装置架台(70)から取外しでき、洗浄、清掃を簡単に行なうことが可能である。
第1に、テンパリングドラム(60)の回転によって、原料米を撹拌して、原料米を均一の水分率に調節できる。原料米の水分率を均一にするため、複数段にベルトコンベアを設置する必要がない。
以上により、原料米の水分率を調節するテンパリング装置を小型化できる。また、図1に示す米粉製造システムにおいて、システム全体の小型化を図ることができ、システム全体のコストも低減できる。
第2に、テンパリングドラム(60)を回転することで、原料米を撹拌できるので、調節する全ての原料米を均一の水分率に調節できる。これにより、図1に示す粉砕装置(E)で原料米を微粉砕しても、澱粉層(うまみ層)の損傷を低減される。
第3に、テンパリングドラム(60)の回転数(回転速度)を制御することで、原料米をテンパリング(寝かし熟成)する時間を調節できる。これにより、原料米を所望の水分率にすることが可能となる。
第4に、テンパリングドラム(60)を吊り上げると、各支持ローラ(74)〜(77)は、テンパリングドラム(60)のガイド溝(68A)、(68B)から抜け出る。これにより、テンパリングドラム(60)を装置架台(70)から取外しでき、洗浄、清掃を簡単に行なうことが可能である。
本発明は、原料米を微粉砕して米粉を製造する米粉製造システム、原料米を水に浸漬させる米浸漬装置及び浸漬された原料米の水分率を調節するテンパリング装置に対して好適に利用されるものである。
KS 米粉製造システム
C 米浸漬装置
D テンパリング装置
E 粉砕装置
F 乾燥装置
P 処理空間
1 浸漬ドラム手段
2 原料米投入シュート
3 浸漬米排出シュート
5 水貯留手段
6 浸漬ドラム駆動手段
7 原料米搬送手段
10 浸漬ドラム
11 浸水穴
12 一端
13 他端
C 米浸漬装置
D テンパリング装置
E 粉砕装置
F 乾燥装置
P 処理空間
1 浸漬ドラム手段
2 原料米投入シュート
3 浸漬米排出シュート
5 水貯留手段
6 浸漬ドラム駆動手段
7 原料米搬送手段
10 浸漬ドラム
11 浸水穴
12 一端
13 他端
Claims (6)
- 原料米を水洗浄して、前記水洗浄した原料米を水に浸漬させる米浸漬装置と、前記浸漬された原料米の水分率を調節するテンパリング装置と、前記水分率を調節された原料米を微粉砕して、米粉に形成する粉砕装置と、前記米粉を乾燥して、前記米粉の水分率を調節する乾燥装置を含んでなる米粉製造システムであって、
前記米浸漬装置は、
処理空間が形成される浸漬ドラム、及び前記浸漬ドラムの外周に形成される多数の浸水穴を有する浸漬ドラム手段と、
前記浸漬ドラムの軸線方向の一端側に配置され、前記処理空間に前記原料米を投入する原料米投入手段と、
前記浸漬ドラムの軸線方向の他端側に配置され、前記処理空間から前記浸漬された原料米を排出する浸漬米排出手段と、
前記原料米を洗浄、浸漬する水を貯留し、前記浸漬ドラムを前記貯留水内に配置してなる水貯留手段と、
前記浸漬ドラムを回転させる浸漬ドラム駆動手段と、
前記浸漬ドラムに設けられ、前記浸漬ドラムの回転に伴って、前記原料米を前記原料米投入手段側から前記浸漬米排出手段に向けて搬送する原料米搬送手段を備えてなることを特徴とする米粉製造システム。 - 前記テンパリング装置は、
調節空間が形成されるテンパリングドラム、及び前記テンパリングドラム外周に形成される多数の水切穴を有するテンパリングドラム手段と、
前記テンパリングドラムの軸線方向の一端側に配置され、前記調節空間に前記浸漬された原料米を投入する浸漬米投入手段と、
前記テンパリングドラムの軸線方向の他端側に配置され、前記調節空間から前記水分率を調節された原料米を排出する調節米排出手段と、
前記テンパリングドラムを回転させるテンパリングドラム駆動手段と、
前記テンパリングドラムに設けられ、前記テンパリングドラムの回転に伴って、前記浸漬された原料米を前記浸漬米投入手段側から前記調節米排出手段に向けて搬送する浸漬米搬送手段を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の米粉製造システム。 - ヌカ除去して精米された原料米を精製するヌカ除去装置を備えてなり、
前記精米された原料米は、前記浸漬ドラムの前記処理空間に投入されて、洗浄及び浸漬されることを特徴とする請求項1又は2に記載の米粉製造システム。 - 原料米を洗浄して、前記洗浄した原料米を水に浸漬させる米浸漬装置であって、
処理空間が形成される浸漬ドラム、及び前記浸漬ドラムの外周に形成される多数の浸水穴を有する浸漬ドラム手段と、
前記浸漬ドラムの軸線方向の一端側に配置され、前記処理空間に前記原料米を投入する原料米投入手段と、
前記浸漬ドラムの軸線方向の他端側に配置され、前記処理空間から前記浸漬された原料米を排出する浸漬米排出手段と、
前記原料米を洗浄、浸漬する水を貯留し、前記浸漬ドラムを前記貯留水内に配置してなる水貯留手段と、
前記浸漬ドラムを回転させる浸漬ドラム駆動手段と、
前記浸漬ドラムに設けられ、前記浸漬ドラムの回転に伴って、前記原料米を前記原料米投入手段側から前記浸漬米排出手段に向けて搬送する原料米搬送手段を備えてなることを特徴とする米浸漬装置。 - 前記原料米は、ヌカ除去された精米であることを特徴とする請求項4に記載の米浸漬装置。
- 水に浸漬された原料米の水分率を調節するテンパリング装置であって、
調節空間が形成されるテンパリングドラム、及び前記テンパリングドラム外周に形成される多数の水切穴を有するテンパリングドラム手段と、
前記テンパリングドラムの軸線方向の一端側に配置され、前記調節空間に前記浸漬された原料米を投入する浸漬米投入手段と、
前記テンパリングドラムの軸線方向の他端側に配置され、前記調節空間から前記水分率を調節された原料米を排出する調節米排出手段と、
前記テンパリングドラムを回転させるテンパリングドラム駆動手段と、
前記テンパリングドラムに設けられ、前記テンパリングドラムの回転に伴って、前記浸漬された原料米を前記浸漬米投入手段側から前記調節米排出手段に向けて搬送する浸漬米搬送手段を備えてなることを特徴とするテンパリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010107203A JP2011234644A (ja) | 2010-05-07 | 2010-05-07 | 米粉製造システム、米浸漬装置及びテンパリング装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103300461A (zh) * | 2013-05-30 | 2013-09-18 | 安徽省怀远县鑫泰粮油有限公司 | 一种米粉两级烘干打散装置 |
KR20210053505A (ko) * | 2019-11-04 | 2021-05-12 | 농업회사법인 주식회사 산들본가 | 쌀가루 제조장치를 이용하는 습식 쌀가루 제조방법 |
-
2010
- 2010-05-07 JP JP2010107203A patent/JP2011234644A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR20210053505A (ko) * | 2019-11-04 | 2021-05-12 | 농업회사법인 주식회사 산들본가 | 쌀가루 제조장치를 이용하는 습식 쌀가루 제조방법 |
KR102384084B1 (ko) | 2019-11-04 | 2022-04-07 | 농업회사법인 주식회사 산들본가 | 쌀가루 제조장치를 이용하는 습식 쌀가루 제조방법 |
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