JPH071237U - 扉のラッチ装置 - Google Patents

扉のラッチ装置

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JPH071237U
JPH071237U JP3561793U JP3561793U JPH071237U JP H071237 U JPH071237 U JP H071237U JP 3561793 U JP3561793 U JP 3561793U JP 3561793 U JP3561793 U JP 3561793U JP H071237 U JPH071237 U JP H071237U
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忠晴 土本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施錠状態から解錠状態へ移行させたラッチを
その解錠状態に保持する。 【構成】 ラッチ装置1を扉3に取り付けたラッチ部材
11と、固定枠4に設けた被係止部20とによって構成
する。ラッチ部材11には、ハンドル22と係止部23
と押圧面27とを有する柱状のラッチ本体12と、ラッ
チ本体12の周面に係合してその回動を抑止可能な抑止
手段26を有する固定手段13とを設ける。固定枠4に
は、扉3を閉じるときに、解錠状態にあるラッチ本体1
2の押圧面27が当接する被押圧面32を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、配電盤や分電盤、制御盤などにおいて外扉又は中蓋等の扉を箱体 等の固定枠に錠止するためのラッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、扉を固定枠に錠止するために、扉にバネ付勢したラッチボルトを設け、 固定枠にはボルトに対する被係止部を設け、扉を閉じるとラッチボルトが付勢バ ネの作用により自動的に係止して錠止状態となり、扉を開くにはラッチボルトと 一体のハンドルを操作して、ラッチボルトを被係止部から後退させる技術が周知 である。例えば、実公平3−14885号公報には、この種技術において、後退 させたラッチボルトをそのままの位置に保持しておくための機構が開示されてい る。この機構を利用すると、後退したラッチボルトを手で支えていなくてもその 解錠状態を維持できるから、大きな扉に複数個のラッチボルトを使用した場合に も扉を開くことが容易になる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記実公平3−14885号公報の技術によれば、ラッチボルトを解錠状態か ら施錠状態へ移行させるには、固定枠にバネ付勢した可動片を設け、扉を閉じる と解錠状態にあるラッチボルトがその可動片に当接して施錠状態へ移行するよう にしておかなければならない。この技術では、可動片を設けるために機構が複雑 になり、製作・組立のコストが嵩む原因になるという問題がある。
【0004】 そこで、この考案は、ラッチボルトを回動可能につくり、扉の閉じる動作を利 用して解錠状態にあるラッチボルトを固定枠の一部に押圧することで回動させ、 それによって施錠状態への移行を可能にするという比較的簡単な構造により前記 従来技術の問題を解決することを課題にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案が前記課題を解決するために手段とするところは、以下のとおりであ る。
【0006】 この考案では、扉に取り付けたラッチ部材と、このラッチ部材の係止部を係脱 させるためのその扉に対する固定枠に設けた被係止部とからなるラッチ装置を前 提にしている。
【0007】 かかる前提に於いて、請求項1記載の扉のラッチ装置では、ラッチ部材が柱状 のラッチ本体とこのラッチ本体を時計および反時計方向へ回動可能に軸支する扉 への取付け手段とからなる。また、そのラッチ本体周面の一側には、扉の外にま で延出するハンドルを設ける一方、他側には、前記被係止部に対し反時計方向の 回動で係止し時計方向の回動で離脱する前記係止部を設け、かつ、ハンドルから その係止部へと時計方向に向かう周面には、前記本体の径方向に延在する押圧部 を設け、前記取付け手段には、その周面に係合し係止部が被係止部に対して係止 したときと離脱したときの各々において前記回動を抑止可能なバネ付勢下の抑止 手段を設ける。さらに、固定枠には、扉を閉じるときに押圧部が当接してラッチ 本体をその抑止手段に抗して反時計方向へ回動させ係止部を被係止部に係止させ ることが可能な被押圧部を設けてあることがこの考案の特徴である。
【0008】 なお、この考案における時計方向、反時計方向とは、添付の図面に基づいてこ の考案の理解を得るために用いた便宜上の方向であるから、これら方向が逆に反 時計方向と時計方向となる装置によってこの考案を実施することも可能である。 また請求項2記載の扉のラッチ装置では、請求項1記載のラッチ装置において 、固定枠には、ラッチ本体が既に時計方向へ回動している状態の扉を閉じるとき 、そのラッチ本体に設けた回動方向転換部が当接してラッチ本体を時計方向へ回 動させることが可能な当接部を設けてあることが特徴である。
【0009】 さらにはまた、請求項3記載の扉のラッチ装置では、請求項1又は請求項2記 載のラッチ装置において、ラッチ本体の係止部に対する被係止部への係止位置は 、前記ラッチ本体を支持する軸から前記扉の開閉方向の線上よりも時計方向側に 設けてあることが特徴である。
【0010】
【作用】
このように構成した請求項1記載の扉のラッチ装置は、ラッチ本体の施錠状態 においてラッチ本体の周面にバネ付勢下の回動抑止手段が係合し、ラッチ本体は 、徒らに回動して解錠状態となることがない。その抑止手段に抗してハンドルが 時計方向へ旋回すると、係止部が被係止部から離脱して、ラッチ本体は解錠状態 になり、この解錠状態においてもラッチ本体は抑止手段の作用により、その解錠 状態を保持することができる。扉を一度開いた後に、これを閉じると解錠状態に あるラッチ本体の押圧部が固定枠の被押圧部に当接し、抑止手段の力に抗してラ ッチ本体が反時計方向へ回動して係止部が被係止部に係止し、再び施錠状態とな る。
【0011】 さらに、請求項2記載の扉のラッチ装置では、扉を一度開いた後にこれを閉じ るとき、解錠状態にあるべきラッチ本体が既に施錠状態に移行している場合でも 、扉の閉じる動作に従ってラッチ本体の回動方向転換部が当接部に当接して一旦 解錠状態へ移行し、その後にラッチ本体の押圧部が固定枠の被押圧部に当接して 施錠状態へ移行する。
【0012】 また請求項3記載の扉のラッチ装置では、施錠状態において、ハンドルを予め 操作することなく扉に開方向の力を加えた場合に、扉の開方向の力に対してラッ チ本体に加わる力は係止位置がラッチ本体の軸から扉開閉方向の線上よりも時計 方向側に位置するために、その分力として反時計方向の回転力が働き、解錠への 移行を阻止する。
【0013】
【実施例】
請求項1乃至請求項3記載の考案に係る扉のラッチ装置の詳細を添付の図に基 づいて説明すると、以下のとおりである。
【0014】 図1及び図2は第1の実施態様を示すもので、図1は、ラッチ装置1を使用し た分電盤2の斜視図である。分電盤2は、扉3と箱形固定枠4とからなり、これ ら扉3と固定枠4とはヒンジ5を介して開閉可能に連結してある。扉3には上下 方向に2個のラッチ装置1が使用してある他に、把手6が設けてある。扉3を開 くには、ラッチ装置1の後記ハンドル22を一つずつ順に旋回して解錠した後、 把手6を手前側に引けばよい。
【0015】 図2は、図1のX−X線矢視図であって、(A)と(B)とによって施錠状態 と解錠状態にあるラッチ装置1を示す。ラッチ装置1は、扉3に取付けたラッチ 部材11と、固定枠4に設けた被係止部20とからなる。ラッチ部材11は、軸 17により回動可能に支持された柱状のラッチ本体12と、軸17を支持するハ ウジング13とからなり、ハウジング13は扉3の所要部位に設けた取付孔14 に嵌合し、フランジ15と弾性アーム16とによって扉3を肉厚方向に挟持する ことにより固定してある。
【0016】 ラッチ本体12は、そのほぼ中央にある円柱状部21と、該部21の周面から 扉3の外に延出するハンドル22と、軸17に関してハンドル22と反対側に位 置する鉤状の係止部23とを有する。円柱状部21には、係止部23からハンド ル22へと時計方向に向かう周面に、各々が平滑平面からなる第1、第2係合面 24、25があり、ラッチ部材11が施錠状態と解錠状態にあるときに、ハウジ ング13の内側に固定してある板バネ26の自由端がそれら係合面24、25の いずれか一方に係合する。また、円柱状部21のハンドル22から係止部23へ と時計方向yに向かう周面において、径方向に延在する押圧面27を有する。図 2(A)において、軸17の中心を通り、扉の外面に平行な仮想水平線H−Hに 関し、その中心と第1係合面24と第2係合面25とが交わる部位30を結ぶ線 のなす角度Aと、押圧面27との間の角度BとはA≧B、好ましくはA>Bにし てある。
【0017】 固定枠4に設けた被係止部20は、施錠状態において係止部23が係止する被 係止縁31、およびその上方に、扉3開閉の際に押圧面27が当接可能な被押圧 面32を有する。被押圧面32の高さは、図2(A)において水平線H−Hと同 じか、それよりもやや上となるようにしてある。
【0018】 図2(B)は、図2(A)において、ハンドル22を板バネ26の抑止力に抗 して時計方向yへ旋回し、ラッチ本体12を解錠状態にしたときの様子を示す。 第2係合面25には、板バネ26が圧接してラッチ本体12の反時計方向Yへの 回動を抑止し、ハンドル22から手を離してもラッチ本体12が施錠状態に戻ら ないようにしてある。図において扉3は、僅かに開いた状態にある。
【0019】 開いた扉3において、ラッチ本体12を施錠状態にするためには、次のように する。ラッチ本体12が図2(B)の状態にある扉3を閉じる方向へ動かすと、 押圧面27が被押圧面32に当接する。さらに扉3を閉じる方向へ動かすと、板 バネ26の抑止力に抗してラッチ本体12が反時計方向Yへ回動することにより 、係止部23もまた反時計方向Yへ旋回する。係止部23の係止端23Aは、扉 3が完全に閉じると被係止縁31に図1に示す如く係止する。扉3が完全に閉じ るまでの間、係止端23Aは、被係止部20の壁面に当接した状態にある。なお 、第1、第2係合面24、25が部位30で交わるようにしてあるから、部位3 0は回動するラッチ本体12において板バネ26に対する思案点として作用する 。従って、部位30が板バネ26を摺動するときに、ラッチ本体12の回動には ずみをつけて係止部23を確実に解錠する方向、または施錠する方向へと動かす ことができる。
【0020】 次に、図2(A)において扉3を開くには、ハンドル22を時計方向yへ旋回 する。係止部23が被係止部12から離脱する一方、旋回角度がBに達するまで の間に押圧面27が被押圧面32に当接し、ハンドル22は多少重くなるが、さ らに旋回して旋回角度がAに達すると、思案点として作用する部位30は板バネ 26を摺動して通り過ぎる。次いで第2係合面25が板バネ26と係合するに至 り、ハンドル22の旋回が完了する。
【0021】 また、係止部23の係止端23Aの下側には、右上がりの傾斜面からなる回動 方向転換部28がある。開いた扉2において既にラッチ本体12が施錠状態へ移 行している場合に、この転換部28は、被係止部20の先端部、例えば被押圧面 32や段部33に当接してラッチ本体12を一旦時計方向へ回動させ、ラッチ本 体12を解錠状態へ転換させる。その後に、ラッチ本体12の押圧面27が被押 圧面32に圧接して、上述の如くラッチ本体12が反時計方向へ回動し、係止部 23の係止端23Aが扉3を完全に閉じると被係止縁31に係止することとなる 。なお、本考案での解錠状態への転換は、完全に解錠状態の位置にラッチ本体1 2が戻ることのみに限らず、ラッチ本体12が施錠状態と解錠状態とのほぼ中間 位置まで戻ることを含むものである。
【0022】 次に、図3乃至図9は第2の実施態様を示すものであり、第1の実施態様と同 一の構成部分には同符号を付して、以下、第1の実施態様と異なる構成について 説明する。
【0023】 図3は扉のラッチ装置1を用いた分電盤2の正面図、図4及び図5は図3のA −A線矢視図であり、この分電盤2は、回路遮断器7を収納する箱形固定枠4と 、回路遮断器7の操作ハンドル部7Aを突出させる中扉3と、中扉3を包囲する 外扉8とから構成されている。この分電盤2は、中扉3を固定枠4とヒンジ5を 介して開閉可能に連結するとともに上下方向に2個のラッチ装置1を使用してお り、また外扉8は固定枠4とヒンジ8Aを介して開閉可能に連結するとともに施 錠解錠可能な扉ハンドル8Bを設けている。なお、被係止部20は固定枠4に取 着された内器基板9に設けられている。
【0024】 図6乃至図9は、図3のB−B線矢視図であって、図6は施錠状態、図7は解 錠状態、図8は中間状態、図9は中扉3を閉じる途中の状態にあるラッチ装置1 を示す。
【0025】 図1及び図2で示した第1の実施態様のラッチ装置1では、扉3の開閉方向が 反時計方向Yに対しラッチ装置1の解錠方向が時計方向yで反対方向となってい るが、この第2の実施態様では、図6及び図7のように中扉3の開閉方向が時計 方向yに対しラッチ装置1の解錠方向も時計方向yで同一方向になっている。こ の第2の実施態様では、中扉3の開閉方向と同方向が解錠方向であるため、作業 者がラッチ装置1のハンドル22操作を行い易くすることができるものとなる。
【0026】 また、第1の実施態様のラッチ装置1では、ラッチ装置1の係止部23および 被係止部20の施錠された係止位置が、軸17の中心を通り仮想水平線H−Hに 垂直に引いた仮想線C−C(図2(A)参照)上にほぼ一致するが、この第2の 実施態様では、図6のようにラッチ装置1の係止部23および被係止部20の施 錠された係止位置Dを、仮想線C−Cよりも時計方向y側に設けている。この第 2の実施態様では、ラッチ本体12を予め時計方向yへ回動することなく施錠状 態のままで、中扉3に開方向の外力Eが加わった場合に、中扉3の開方向の力に 対してラッチ本体12に加わる力は係止位置Dがラッチ本体の軸17から扉開閉 方向の線上よりも時計方向側に位置するために、その分力として反時計方向Yの 回転力Fが働き、解錠への移行を阻止することができるものとなる。
【0027】 さらに、第1の実施態様のラッチ装置1では、被係止部20の先端は被押圧面 32となっているが、この第2の実施態様では、図6のように被係止部20の先 端は被押圧面32からL字片33を形成し、このL字片33の先端を施錠状態で は中扉3の内側面3Aに当接又は近接させて対向させている。この第2の実施態 様では、中扉3の開側への移行を係止部23および被係止部20の係止によって 規制し、中扉3の閉側への移行を被係止部20の先端によって規制することとな り、安定した中蓋3の施錠状態を確保することが可能となるものである。
【0028】 なお、第2の実施態様で、中扉3は開きラッチ装置1は施錠位置にある状態か ら中扉3を閉じラッチ装置1を施錠状態にする動作を説明すると、図9のように 、中扉3の閉じる動作に追随して、ラッチ本体12の転換部28が被係止部20 の被係止縁31の上面縁31Aに当接して、ラッチ本体12を時計方向yに回動 させラッチ本体12を解錠方向へ転換させる。このラッチ本体12を解錠方向へ 転換させた後に、図8のようにラッチ本体12の押圧面27が被押圧面32に圧 接して、ラッチ本体12が反時計方向Yへ回動し、係止部23の係止端23Aが 扉3を完全に閉じると図6のように被係止縁31に係止することとなり、施錠状 態となるものである。
【0029】 次に、図10及び図11は第3の実施態様を示すものであり、第2の実施態様 と同一の構成部分には同符号を付して、以下、第2実施態様と異なる構成につい て説明する。
【0030】 図10は扉にラッチ装置1を用いた分電盤2の斜視図、図11は図10の要部 の側面断面図であり、この分電盤2は、回路遮断器7を収納する箱形固定枠4と 、回路遮断器7の操作ハンドル部7Aを突出させる窓孔3Bを形成した扉3とか ら構成されている。この分電盤2は、扉3の下面に突起部3Cを設けると共に固 定枠4の下面にこの突起部3Cを嵌入させる受孔4Aを設け、さらに扉3の上部 に左右2個のラッチ装置1を使用し、固定枠4の上部に被係止部20を設けてい る。
【0031】 この扉3は、中央に把手6を左右に設けて、ラッチ装置1を被係止部20から 解錠した時にこの把手6を保持して扉3を上方向に持ち上げ突起部3Cを受孔4 Aから離脱させて扉3を取外すようにするものである。
【0032】 このラッチ装置1は第2の実施態様と同様の構成をしており、ハンドル22の 下側への回転操作によって解錠し、上側への回転操作によって施錠するようにし てある。
【0033】 上述のように、この考案における扉とは、所謂ウイングと同義であって、扉の 他に抽出などの開閉物を含むものであり、また固定枠とは、箱の他に扉を開閉可 能に取り付ける対象物を広く意味している。
【0034】 また、実施例では分電盤を対象にして説明したが、ラッチ装置1は、配電盤、 制御盤は勿論、各種扉を有する物品に採用することが出来る。
【0035】
【考案の効果】
この考案に係る扉のラッチ装置では、ラッチ本体に押圧面を設ける一方、固定 枠には被押圧面を設け、これら両面が圧接することによってラッチ本体が回動し 、施錠状態となるようにしたから、ラッチ装置の構造が簡単で製作や取り付けに 手間がかからず、製作コストの削減が可能である。
【0036】 また、この考案のラッチ装置では、開いた扉を閉じるとき、ラッチ本体が既に 施錠状態へ移行していても扉の閉動作に伴ってラッチ本体が一旦、解錠状態に移 行してから再び施錠状態になるため、扉を閉める作業者は、ラッチ本体の状態を 気にせずに扉を閉めれば、自動的に施錠できる。
【0037】 さらにはまた、このラッチ装置では、施錠状態の扉の開方向の外力が加わると 、その力は係止部を被係止部寄りへ移動させる方向に作用するから、扉は妄りに 開くことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る扉のラッチ装置を用いた分電盤の
斜視図である。
【図2】図1におけるX−X線矢視図であって、(A)
と(B)とによりラッチ部材の施錠状態と解錠状態とを
示す。
【図3】本考案に係る扉のラッチ装置の他の使用態様を
示す分電盤の正面図である。
【図4】図3のA−A線矢視図で、外扉および内扉が閉
じた状態を示す。
【図5】図3のA−A線矢視図で、外扉および内扉が開
いた状態を示す。
【図6】図3におけるB−B線矢視図であって、ラッチ
部材の解錠状態を示す。
【図7】図3におけるB−B線矢視図であって、ラッチ
部材の施錠状態を示す。
【図8】図3におけるB−B線矢視図であって、ラッチ
部材の移行状態を示す。
【図9】図3におけるB−B線矢視図であって、ラッチ
部材の転換部が被係止部材に当接する状態を示す。
【図10】本考案に係る扉のラッチ装置の、図1及び図
3とは異なる使用態様を示す分電盤の斜視図である。
【図11】図10の要部の側部断面図である。
【符号の説明】
1 ラッチ装置 3 扉 4 固定枠 11 ラッチ部材 12 ラッチ本体 13 取付け手段(ハウジング) 17 軸 20 被係止部 22 ハンドル 23 係止部 26 抑止手段(板バネ) 27 押圧部(押圧面) 28 転換部 31 被係止縁 32 被押圧部(被押圧面)
フロントページの続き (72)考案者 平井 雄二 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉に取り付けたラッチ部材と、該ラッチ部
    材の係止部を係脱させるための前記扉に対する固定枠に
    設けた被係止部とからなる扉のラッチ装置において、 前記ラッチ部材は、柱状のラッチ本体と該ラッチ本体を
    時計および反時計方向へ回動可能に軸支する前記扉への
    取付け手段とからなり、 前記ラッチ本体周面の一側には、扉の外にまで延出する
    ハンドルを設ける一方、他側には前記被係止部に対し前
    記反時計方向の回動で係止し時計方向の回動で離脱する
    前記係止部を設け、かつ、前記ハンドルから係止部へと
    時計方向に向かう前記周面には、ラッチ本体の径方向に
    延在する押圧部を設け、 前記取付け手段には、前記周面に係合し前記係止部が前
    記係止したときと離脱したときの各々において前記ラッ
    チ本体の回動を抑止可能なバネ付勢下の抑止手段を設
    け、 前記固定枠には、扉を閉じるときに前記押圧部が当接し
    てラッチ本体を前記抑止手段に抗して反時計方向へ回動
    させ前記係止部を前記被係止部に係止させることが可能
    な被押圧部を設けた、 ことを特徴とする前記扉のラッチ装置。
  2. 【請求項2】前記固定枠には、前記ラッチ本体が既に前
    記反時計方向へ回動している状態の扉を閉じるとき、そ
    のラッチ本体に設けた回動方向転換部が当接して前記ラ
    ッチ本体を時計方向へ回動させることが可能な当接部を
    設けてある、 ことを特徴とする請求項1記載の扉のラッチ装置。
  3. 【請求項3】前記ラッチ本体の係止部に対する被係止部
    への係止位置は、前記ラッチ本体を支持する軸から前記
    扉の開閉方向の線上よりも時計方向側に設けてある、 ことを特徴とする請求項1又は2記載の扉のラッチ装
    置。
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