JPH0712265Y2 - 包装箱 - Google Patents

包装箱

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JPH0712265Y2
JPH0712265Y2 JP5271291U JP5271291U JPH0712265Y2 JP H0712265 Y2 JPH0712265 Y2 JP H0712265Y2 JP 5271291 U JP5271291 U JP 5271291U JP 5271291 U JP5271291 U JP 5271291U JP H0712265 Y2 JPH0712265 Y2 JP H0712265Y2
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JP
Japan
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plate
line
folding
side plates
piece
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP5271291U
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JPH05632U (ja
Inventor
慎一 小崎
Original Assignee
昭和有機株式会社
メモレックス・テレックス株式会社
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Publication date
Application filed by 昭和有機株式会社, メモレックス・テレックス株式会社 filed Critical 昭和有機株式会社
Priority to JP5271291U priority Critical patent/JPH0712265Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はパソコンのユーザーズ
マニュアルなどのブック類や乾燥食品などを収納し、ま
た容易に取出したり、折り畳んで流通させるに好適な保
存箱兼用の包装箱に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の包装箱としては従来例えば実公
昭55−56104号公報記載のものがあった。この従
来の技術は、適宜の厚紙をもって中央部を底板とし、底
板の中央線の両側に対称的に底板の左右辺に向く舌片を
切込んで底板下方へ突出し、底板の前後に外側壁、内側
壁を折込線を境界に連続形成すると共に内側壁の中央に
切欠を設け、また底板の左右に外側壁、内側壁及び底板
の半分の大きさの内底を折込線を境界に連続形成すると
共に内底の前後外端に折曲自在の耳片を突出し、外側壁
の隣接部を連接する折返片に隣接端と外隅部を結ぶ線を
折曲自在として貼着部重合部を設けた型紙を形成し、貼
着部を外側壁に貼着すると共に各内外側壁及び内底を順
次折曲起立し、内底耳片を内側壁の切欠孔に嵌合して本
体を組たて、別に厚紙をもって中央部を上板とし、その
左右に側壁、折返片を折込線を境界に連続形成すると共
に折返片には本体底板の切込舌片による残存切込端面と
係合片を切込み、また上板の前後に折込線を境界に側壁
及びその側壁の左右に折曲袖片を設け、その一方の前後
側壁の対向折曲袖片に側壁との隣接部と袖片外端辺を結
ぶ線を折目自在となしてその折目部より先方を貼着部と
なした型紙を形成し、貼着部を側壁に貼着すると共に各
側壁を折曲起立し箱状に組立てた蓋体を前記本体に被嵌
し蓋体の折返片を本体底板に沿って折曲しその先端縁を
底板の舌片の間隙内に挿入し折返片の係合片を舌片打抜
孔の孔縁と係合させた包装箱である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記した従来の技術は
箱本体と蓋との組合せに関するものであるが、本体に被
せる蓋の構造の一部として上板の前後に折込線を境界に
側壁及びその側壁の左右に折曲袖片を設け、その一方の
前後側壁の対向折曲袖片に側壁との隣接部と袖片外端辺
を結ぶ線を折目自在となしてその折目部より先方を貼着
部となした型紙を形成し、貼着部を側壁に貼着すると共
に各側壁を折曲起立し箱状に組立てるとの記載が有る。
【0004】ところがこのものは扁平構造の蓋体である
から、中にブックもののような分厚いものを収納包装で
きないし、貼着片を側壁に貼着するについても長方形の
二つの裾片の先を単に側壁に貼着しただけで、他の二つ
の裾片はフリーであるから全体的に折り畳み辛いし、組
立て困難で収納物の出し入れがし辛い上に、本体と蓋体
とを舌片と係合片との係合摩擦だけで閉蓋保持している
ので、安易に開蓋してしまうし、使い捨ての紙箱である
から耐久性に乏しいという問題点があった。
【0005】この考案は前記した各問題点を除去するた
めに、製函元では折り畳み可能な箱の半完成品を折畳ん
で大量に出荷し、入荷先でワンタッチ組立てで使用した
り、収納物の出し入れが簡単にできる4隅ヒンジ支持式
の組立折り箱で妄りに開蓋しない耐久性に富んだ包装箱
を安価に大量提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記したこの考案の目的
は、熱可塑性剛性シートで方形に作った底板の四辺にそ
れぞれ折線を介して二対の側板を連設し、これら各側板
のうち一方の対をなす側板の両側辺にそれぞれ折線を経
てヒンジ耳片を突設するとともに、これら耳片の中央に
ヒンジ折線を形成し、また他方の対をなす側板のうち一
方の側板に折線で連設した上板の対辺に折線を経て折曲
板を連接形成し、さらにこの折曲板の縁辺に突設した差
込み片の側縁基部に係止切欠を形成し、また他方の側板
に切れ目線を形成して包装箱の展開構造を構成し、前記
各側板をそれぞれ折線で同方向に起立させて前記ヒンジ
耳片をそのヒンジ折線を境に各先端固着部で隣接する側
板の内面に超音波溶着すると共に、前記折曲板を側板の
外面に沿わせてその切れ目線に差込み片をその係止切欠
で差込み保持することで達成できる。
【0007】
【作用】先ず型抜きした剛性シートの底板の四辺に折線
を経て連設した二対の側板をすべて折線で起立させ乍ら
4枚のヒンジ耳片の固着部を多点溶着部で多点付け溶着
して箱の半完成品を作ることができる。そして上記の半
完成品における側板をそれぞれ折線で折り畳んだものの
多数枚を積み重ねて流通させれば嵩らず運搬できる。
【0008】次いでユーザは側板の半開状態で収納物を
中に入れ、上板を折線で側板に対して直角に折り曲げた
後、折曲板を側板の外面に沿わせてその切れ目線に差込
み片を差し込むことで底板に対し上板を平行保持して閉
蓋できる。
【0009】すなわちこの閉蓋状態では切れ目線の縁辺
に対する差込み片の係合摩擦が生じ、また差込み片の係
止切欠の切れ目線の側縁に対する係入係止弾力が生じて
いるから妄りに開蓋することはない。
【0010】なお最終ユーザが開蓋するには上記係合摩
擦と係入係止弾力に抗して折曲板を側板から引き離すこ
とで、上板を折線を支線として開けることができる。
【0011】また対をなす側板を斜めに半開きできるの
で分厚く重い本類なども容易に持ち上げて取出すことが
できる。
【0012】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。先
ずこの考案の基本展開構成は図2に示すように、ポリプ
ロピレンシートなどの熱可塑性剛性シートで例えば長方
形に型抜きして作った底板1 の四辺に図2に示すように
それぞれ加熱型押しなどの手段で肉厚方向にV字溝を形
成した折線2,2 (以下他の折線もすべて同様)を介して
二対の側板3,4 を連設する。
【0013】そしてこれら各側板のうち一方の対をなす
側板3,3 の両側辺例えば短辺にそれぞれ折線2 を経て図
2に示すようにヒンジ耳片5,5 を突設する。
【0014】またこれら耳片5,5 の中央にヒンジ折線6,
6 を形成するとともに、他方の対をなす側板4,4 のうち
一方の側板4 に折線2 で連設した上板7 の対辺に折線2
を経て図2に示すように折曲板8 を連接形成する。
【0015】さらにこの折曲板8 の縁辺に突設した差込
み片9 の側縁基部に係止切欠 9aを形成する。
【0016】また他方の側板4 に図2に示すように切れ
目線10を形成してこの考案による包装箱の展開構造を構
成する。
【0017】そして前記各側板3,4 を図1に示すように
折線2,2 ですべて同方向に起立させながら前記ヒンジ耳
片5,5 をそのヒンジ折線6,6 を境に図1、図3で示すよ
うに各先端固着部 5a,5aで隣接する側板4,4 の内面に
超音波溶着する。
【0018】次いで前記折曲板8 を側板4 の外面に図4
に示すように沿わせてその切れ目線10に図5に示す差込
み片9 を図6に示すようにその係止切欠 9aで差込み保
持して図4に示すようなこの考案による包装箱を作る。
【0019】なお各図中符号 3aで示す部分は側板3,3
の上縁に折線2 を経て延在した折曲片で、上板7 の内面
に弾接させることでスキマ封じができる。
【0020】またヒンジ耳片5,5 の固着部 5a,5aと側
板4,4 との定着手段には周知の超音波振動式の多点圧接
溶着機を用いれば便利である。さらに係止切欠 9aは差
込み片9 の両側縁に形成してもよい。
【0021】この考案の包装箱の構造は以上のようなも
ので、その製函順序を以下に説明する。
【0022】先ず図2のように型抜きした剛性シートの
底板1 の四辺に折線2,2 を経て連設した二対の側板3,4
をすべて折線2,2 で図1のように起立させ乍ら4枚のヒ
ンジ耳片の固着部 5a,5aを同じく図1のように多点溶
着部 5b,5bで多点付け溶着して箱の半完成品を作る。
【0023】その後ユーザ向けに出荷するには図1の半
完成品における側板3,3,4 をそれぞれ折線2,2 で図7に
示すように折り畳んだものの多数枚を積み重ねて流通さ
せれば嵩らず容易に大量運搬できる。
【0024】そしてユーザは図7の折畳み状態のものを
ヒンジ折線6,6 により図1の状態にした後、ブックもの
などの分厚く重い収納物aを入れて各側板3,4 をすべて
底板1 に対し図3のように直立させる。
【0025】次いで上板7 を折線2 で側板4 に対して直
角に折り曲げた後、図4に示すように折曲板8 を側板4
の外面に沿わせてその切れ目線10に差込み片9 を図6の
ように差し込むことで底板1 に対し上板7 を平行保持し
て閉蓋できる。
【0026】すなわちこの閉蓋状態では切れ目線10の縁
辺に対する差込み片9 の係合摩擦が生じ、また差込み片
9 の係止切欠 9aが図6のように切れ目線10の側縁に対
して係入係止弾力が係入しているから妄りに開蓋するこ
とはない。
【0027】また最終ユーザが開蓋するには上記図6の
係合摩擦と係入係止弾力に抗して折曲板8 を側板4 から
引き離すことで、上板7 を折線2 を支線として図3のよ
うに開けることができる。
【0028】次いで側板4,4 をヒンジ耳片5,5 でそのヒ
ンジ折線6,6 により外方に傾斜させて図1のように半開
状態にし、ブックものなどの収納物aの下側に手指hを
差し込んで持ち上げて出し入れできる。
【0029】なお前記ヒンジ折線6,6 にミシン目状の破
断線を形成すれば、より一層折り畳みと組立てが容易に
できる。
【0030】また折り箱の表面となるシートの一面に周
知のコロナ照射法により皮シボ加工つまり梨地処理を施
すことで、表面印刷が美しくできると共に手触り感触も
良いものが得られる。
【0031】さらに巻込み片9 の係止切欠 9aは図5の
ように差込み片9 の両側に形成してもよい。
【0032】
【考案の効果】この考案は以上説明したように構成した
ので、以下に記載の効果を奏する。熱可塑性剛性シート
で作った方形の底板の四辺にそれぞれ連接延在した二対
の側板3,4 をそれぞれ折線2,2 で同方向に起立させると
ともに、一方の対をなす側板3,3 の両側縁にそれぞれ折
線2 を介し突設したヒンジ耳片5,5 をそのヒンジ折線6,
6 を境に各先端固着部 5a,5aで隣接する側板4,4 の内
面に超音波溶着すると共に、他の側板4 の対辺に連設し
た上板7 の折曲板8 を側板4 の外面に沿わせてその切れ
目線10に差込み片9 をその係止切欠 9aで差込み保持し
て作ったので、耐久性に優れ、特にヒンジ耳片5 やヒン
ジ折線6 は箱素材が強靭であるから、多数回の繰返し使
用にも充分耐えるので、保存箱としても立派に使用でき
るという第1の効果が有る。
【0033】また折曲板8 を側板4 の外面に沿わせてそ
の切れ目線10に差込み片9 を差込むことで、切れ目線10
の縁辺に対する差込み片9 の係合摩擦が生じ、また差込
み片9 の係止切欠 9aの切れ目線10の側縁に対する係入
係止弾力が生じているから妄りに開蓋することがなく、
上記係止弾力に抗して差込み片9 を引き上げれば容易に
開蓋できるといった第2の効果も有る。
【0034】さらにこの考案における側板3,3,4 をそれ
ぞれ折線2,2 で折り畳んだものの多数枚を積み重ねて流
通させれば嵩らず容易に大量運搬できるという第3の効
果が有る。
【0035】さらにまた対をなす側板4,4 はヒンジ耳片
5,5 の折線6,6 で傾斜半開状態となし得るので、分厚く
重い被収納物でもその両側に手指を当てて持ち上げるこ
とで出し入れがし易いというような第4の効果も有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による包装箱に収納物を出し入れする
状態の一例を示す斜視図
【図2】この考案による包装箱の展開図
【図3】図1と状態を異にした斜視図
【図4】図3と状態を異にした斜視図
【図5】差込み片の一例を示す拡大立面図
【図6】差込み片を切れ目線に差し込んだ例を示す拡大
立面図
【図7】この考案による包装箱の折り畳み状態の一例を
示す斜視図
【符号の説明】
1 底板 2 折線 3,4 側板 5 ヒンジ耳片 5a先端固着部 6 ヒンジ折線 7 上板 8 折曲板 9 差込み片 9a 係止切欠 10 切れ目線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性剛性シートで方形に作った底板
    1 の四辺にそれぞれ折線2,2 を介して二対の側板3,4 を
    連設し、これら各側板のうち一方の対をなす側板3,3 の
    両側辺にそれぞれ折線2 を経てヒンジ耳片5,5 を突設す
    るとともに、これら耳片5,5 の中央にヒンジ折線6,6 を
    形成し、また他方の対をなす側板4,4のうち一方の側板4
    に折線2 で連設した上板7 の対辺に折線2 を経て折曲
    板8 を連接形成し、さらにこの折曲板8 の縁辺に突設し
    た差込み片9 の側縁基部に係止切欠 9aを形成し、また
    他方の側板4 に切れ目線10を形成して包装箱の展開構造
    を構成し、前記各側板3,4 をそれぞれ折線2,2 で同方向
    に起立させて前記ヒンジ耳片5,5 をそのヒンジ折線6,6
    を境に各先端固着部 5a,5aで隣接する側板4,4の内面
    に超音波溶着すると共に、前記折曲板8を側板4 の外面
    に沿わせてその切れ目線10に差込み片9 をその係止切欠
    9aで差込み保持してなる包装箱。
JP5271291U 1991-06-12 1991-06-12 包装箱 Expired - Lifetime JPH0712265Y2 (ja)

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JP5271291U JPH0712265Y2 (ja) 1991-06-12 1991-06-12 包装箱

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JPH05632U JPH05632U (ja) 1993-01-08
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