JPH01198396A - ファイルボックス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願は、書類、カードなどを収納するファイルボックス
に関する。

従来の技術 従来、上面が開口し、かつ、左側面の上縁部中央部に逆
台形状の切欠部を、また右側面の上部中央部に手掛は用
の横長孔を夫々設けた例えば厚紙より成るボックス本体
の正面に、収納された書類やカードの内容を記入する表
示部を形成したファイルボックスは公知である。

発明が解決しようとする課題 ところが、上記した構成における表示部は、印刷などに
よって、ボックス本体と一体となっているので、ボック
ス本体に収納する書類などの変更に伴い、記入内容を変
更したい場合、或いは記入内容を訂正する場合などに不
便であ・った。

そこで本願は、ボックス本体の正面に、透明のカバーに
よって記入欄を表示した見出しカードを挿入できるポケ
ット部を形成し、見出しカードの交換が自由に行えるよ
うにするものである。

ところが、例えばボックス本体の正面に、両側縁がボッ
クス本体の左右側面に跨るように透明のカバーを重合す
ると共に、その両側縁と下縁を溶着乃至接着によりボッ
クス本体に固着して、上面で開口する見出しカード挿入
用のポケット部を構成するときは、以下に述べるような
不都合を生じる。

即ち、この種のファイルボックスは、通常底面が、複数
の構成片を折込むことにより構成されていて、工場から
一般需要者に渡るまでの商品の流通過程においては、底
面構成片の折込み状態を解いて、扁平状に折畳み、店頭
に陳列する際或いは需要者が使用する際に、底面を折込
んでボックス状に組立てるものであるが、上記のポケッ
ト部を設けた状態で、ファイルボックスを扁平状に折畳
んだとき、ポケット部の一方の側縁部が、２つ折り状に
折曲されるのに対し、他方の側縁部が、平面状に伸張さ
れ、それらが、店頭陳列の際或いは使用の際に、組立て
たとき、直角状に変形されると共に、ポケット部の下縁
部即ちカバーの下縁が、ボックス本体の正面全幅に渡っ
て固着されていることにより、変形の融通性がなく、そ
のためポケット部の下縁部分にしわが生じて、体裁を著
しく損なうばかりでなく、商品価値を減するという不都
合があった。

そこで本願は、カバーの下縁をボックス本体の正面に固
着することなく、ポケット部の下縁部を閉じるように構
成して、上記した不都合を解消したものである。

課題解決するための手段 即ち本願は、底面を複数の構成片により構成して、扁平
状に折畳み可能としたボックス本体から成るファイルボ
ックスにおいて、前記ボックス本体の正面下方位置に、
上縁が固着さて垂下する舌片を設けると共に、その正面
に、両側縁がボックス本体の左右側面に跨るように透明
のカバーを重合して、その両側縁を固着し、かつ、前記
カバーの下縁に延設して上向きに折曲された保合片を、
前記舌片とボックス本体の正面との間に介入したことを
特徴とするものであり、さらに上記した構成において、
ボックス本体、舌片及びカバーを夫々合成樹脂製とし、
カバーの両側縁をボックス本体に溶着すると共に、舌片
の上縁を、ボックス本体の正面と面一となるように溶着
したことを特徴どするものである。

作　　　　　　　用 、　しかして、底面の構成片の折込みを解いて、ボック
ス本体を扁平状に折畳むことにより、従来と同様に輸送
、梱包を行うことができ、またこの状態から、底面の構
成片を折込んで、ボックス状に組立てることが、できる
。

また組立て状態において、上部開口部よりポケット部内
に見出しカードを挿入するものであり、見出しカードの
下縁が、保合片の折り部により受止められる。

実　　　　施　　　　例 以下図面と共に、本願の実施例を詳述すると、ボックス
本体（１）は、第４図で示すように、固着代（２）を有
した細幅の背面（３）と、上半部を２つ折りして固着し
、この２つ折り部（４）に、手掛は用の横長孔（５）を
設けた広幅の右側面（６）と、上部中央に縦長の透明（
７）を有した細幅の正面（８）と、上部中央に逆台形状
の切欠部（９）を有し、それによって遊離された遊離片
（９）゛を内方に折曲した広幅′の左側面（１０）とを
、夫々折線イ乃至二を介して横方向に連設し、かつ、前
記各面（３）　、　（６）、（８）及び（１０）の各下
縁に、折線ホを介して、底面を組構するための構成片（
１１）ａ乃至（１１）ｂが夫々延設された例えば合成樹
脂板から成る展開板Ａを、各折線イ乃至ホで折曲し、か
つ、固着代（２）を左側面（１０）に溶着すると共に、
各構成片（１１）ａ乃至（１１）ｂを折込むことにより
、第１図に示すように、ボックス状に構成される。（１
２）は陳列状態で、ボックス本体（１）を摘持して手前
方向に引き出す際に使用する指掛孔である。

このように構成されたボックス本体（１）の正面（８）
の外面下方位置に、上縁を溶着（１３）　した舌片（１
４）が垂下されており、この舌片（１４）の上縁は好ま
しくは、正面（８）の外面と面一となるように溶着され
、また前記正面（８）には、指掛孔（１２）より上方全
体を覆う大きさを有し、かつ、下縁に保合片（１５）を
２つ折り状に延設した透明合成樹脂シートから成るカバ
ー（１６）を、その左右側縁が、ボックス本体（１）の
左右側面（６）　、　（１０）に跨るように重合すると
共に、その左右側縁を溶着し、かつ、前記保合片（１５
）を、前記舌片（１４）と正面（８）との間に介入する
ことにより構成された上面で開口するポケット部（１８
）が設けである。

しかして、使用に際し、見出しカードＰを、ポケット部
（１８）の上面開口部より挿入するものであり、この挿
入時において、舌片（１４）の上縁溶着部（１３）が、
ボックス本体（１）の正面（８）の外面と面一となって
いるときは、見出しカードＰが引っ掛かりなく、円滑に
挿入することができる。

そして挿入された見出しカードＰの下縁は、保合片（１
５）の２つ折り部により受止められ、また挿入された見
出しカードＰを取り出すときは、指を透孔（７）に押し
当てた状態で見出しカードＰを上方に押し上げて、第１
図仮想線で示すように、その上部をポケット部（１８）
の上方に突出し、その突出部を摘持して見出しカードＰ
を引き抜くものである。

また、第１図に示す状態から、底面の構成片（１１）ａ
乃至（１１）ｄの折込み状態を解き、ボックス本体（１
）を扁平状に折畳むことにより、従来と同様に、輸送、
梱包を行うことができると共に、店頭陳列時に或いは使
用時に、前記折畳み状態から第１図に示すように組立て
た場合、カバー（１６）の下縁が、ボックス本体（１）
の正面（８）に固着されていないので、カバー（１６）
は、幅方向の変形に対し融通性を有し、ポケット部の下
部にしわの生しる惧れはない。

発明の効果 本願は畝上のように構成されているので、従来と同様に
、支障なく、ファイルボックスを扁平状に折畳むことも
、ボックス状に組立てることもできると共゛に、折り畳
み状態から組立てた場合に、ポケット部にしわの生じる
惧れなく、極めて体裁がよく、かつ、商品価値を損なう
惧れなく、また見出しカードを適宜に交換することがで
きるなどの利点を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本願の実施例を示すもので、第１図は総体斜視図
、第２図は要部の拡大縦断面図、第３図は要部の拡大横
断面図、第４図は展開板の内面図である。 図中、（１）はボックス本体、（７）は透孔、（１１）
ａ乃至（１１）ｂは底面構成片、（１３）、　（１７）
は溶着部、（１４）は舌片、（１５）は保合片、（１６
）はカバー、（１８）はポケット部である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）底面を複数の構成片により構成して、扁平状に折
   畳み可能としたボックス本体から成るファイルボックス
   において、前記ボックス本体の正面下方位置に、上縁が
   固着さて垂下する舌片を設けると共に、その正面に、両
   側縁がボックス本体の左右側面に跨るように透明のカバ
   ーを重合して、その両側縁を固着し、かつ、前記カバー
   の下縁に延設して上向きに折曲された係合片を、前記舌
   片とボックス本体の正面との間に介入したことを特徴と
   するファイルボックス。
2. （２）ボックス本体、舌片及びカバーを夫々合成樹脂製
   とし、カバーの両側縁をボックス本体に溶着すると共に
   、舌片の上縁を、ボックス本体の正面と面一となるよう
   に溶着したことを特徴とする請求項１記載のファイルボ
   ックス。