JPS5943223Y2 - 袋体 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は袋体さらに詳しくは日常茶飯時に使用さηる電
話ノートやガイドノートを収納することができるととも
に伝票等の小物を収納することができる袋部を兼用した
全く新規且つ有用な袋体を提供するにある。

他の目的は収納したノート類が袋体内に確実に収納され
袋体から飛び出る等のおそれがない画期的な袋体を提供
するにある。

さらに他の目帆ハ自由に印刷可能で宣伝広告効果が非常
に大である袋体にある。

すなわち本考案は特殊な形状からなる袋体に関しその特
徴とするところは、合成樹脂製フィルムの上片を折曲げ
て抑圧片とし、下片を上片よりも多く折曲げて袋片とし
て形成するとともに一片が前記抑圧片の上方に重合すべ
く設けら幻、他片が前記袋片内に位置すべく設けられた
合成樹脂製フィルムを前記合成樹脂製フィルムにその両
側縁を熱溶断シールして一体形成してなるにある。

以下その具体的構成について図面に示した一実施例に従
って説明する。

１は熱可塑性の透明な合成樹脂製フィルム２の上を折曲
げて形成された抑圧片、３は該フィルム２０下片をフィ
ルム２の全長の約７折曲げて形成された袋片、４は前記
フィルム２と同材の透明な熱可塑性フィルムで、−片５
が前記抑圧片１の約半分重合すべく上方に設けられ且つ
他片６が前記袋片３内に位置すべく設けられてなυ、し
かも押圧片１、袋片３並びに前記フィルム４は夫々両側
縁７．７′にて前記フィルム２に熱溶断シールされて第
１図及び第２図のような袋体８が形成されてなる。

このようにして形成された袋体８は、フィルム４の一片
５によって電話ノート等挿入用の開口部９が形成され、
且つ袋片３によって開口された開口部１０内は袋部１１
として形成されてなる。

本考案は上記のような構成からなるため、その使用例に
ついて説明すると、會ず一例として第３図のような前記
フィルムより厚手の電話ノート兼用の広告ノート１２を
製作する。

すなわち該ノート１２は表面上方左欄が図形表示欄１３
となり右欄が電話記入欄１４となり、下方が空白欄１５
となり且つ裏面側が約査折れ目線１６を介して逆向きの
広告表示欄１７となっている。

このような広告ノート１２を前記袋体８内に収納する場
合には、まず折れ目線１６を介して下欄の広告表示欄１
７を第３図へのように表面側に折曲げて正姿勢状態で、
袋体８の上方開口部９から挿入せしめ且つノート１２の
上縁１２′を抑圧片１内に押し込むと、第４例のように
広告ノート１２が袋体８内に密な状態で装着されるとと
もに下方の開口部１０内の袋部１１内は前記下方の折曲
げられた広告表示欄１７にて内部に台紙付きの袋部１１
として形成される。

しかも該ノートの広告表示欄１７の上縁１７′は第４図
のように袋片３の上縁３′より突出し且つフィルム４の
他片６上に位置している。

このように袋体８内に広告ノート１２を収納することに
より、透明なフィルムからなる袋体８に内装着された広
告ノート１２が台紙となりで腰のある袋体８として構成
できるのである。

特に下方を折曲げたノート１２を差し込むのみで腰のあ
る袋部１１が容易に完成できる。

しかも該袋体８内に収納された広告ノート１２によって
医者やクリーニング環、酒屋等日常茶飯時に使用される
電話番号や所在地を広告表示欄１７から即座に知ること
ができるとともに表面側の電話番号記入欄１４にて必要
な電話光の電話が容易に知ることができる他、領収書や
メモ用紙等を袋部１１内に収納することができる実益が
ある。

しかも広告ノート１２全体が袋体８内に収納されること
により広告ノート１２の破損や汚れ等なく美麗な状態で
保存できる。

尚、該実施例においては電話ノート兼用の広告ノートを
袋体８内に収納するものであるが、ノートに表示される
内容は任意に選定できるもので決して実施例に限定され
るものではなく、よって電話表示欄等は必ずしも必要で
ない。

會た袋体８内に収納されるものは広告ノートに限らずカ
タログ、チラシ、取扱説明書、ニュース紙等その種類は
問わない。

さらに袋体８内に収納される広告ノート等の下方は折曲
げることにより袋体８の袋部１１を腰のある状態に即座
に形成できるものであるが、必ずしも下方を折曲げたも
のを挿入しなくてもフィルムによって形成された袋部１
１として使用可能である。

尚、実施例のように折曲げられたノート１２の広告表示
欄１７を袋片３の上縁３′ より突出させ且つフィルム
４の他片６上に設けることにより、袋部１１内に収納し
た領収書等が袋部１１からフィルム４とフィルム２間に
移動することを防止できる。

さらに袋体の形状としては、上記実施例の他、第５図の
ように袋片３の上縁３′を波形や切り込み、斜め等に形
成すると袋部１１内に収納するものの出し入れを容易に
することができる。

さらには上記袋体８は壁面やボード等に貼着使用するこ
とを意図するが、第６図のように吊杆に吊り下げ可能な
吊下げ用孔１８や把手用の指孔１９を袋体８の上部に設
けたフィルム２より厚手の合成紙２０を介在せしめた吊
下げ部２１に形成することも可能である。

叙上のように本考案は、合成樹脂製フィルムの上片を折
曲げて抑圧片とし、該抑圧片上に他の合成樹脂製フィル
ムの一片を重合してなるため、袋体内に収納したノート
やカタログ等の収納物がその上方から飛び出すことなく
確実な状態で収納され且つフィルムの上片を抑圧片上に
重合することにより抑圧片の補強効果がある。

さらに重要な点は、合成樹脂製フィルムの下片を折曲げ
て袋片を形成し且つ該袋片内に他方のフィルムの他片を
位置ずけて袋部を形成してなるため、下方が折曲げられ
たノートや広告紙等を袋体内に挿入するのみで腰のある
強度的にすぐれた袋部が極めて容易に形成でき、該袋部
内に名刺や領収書等の小物を収納できる格別な効果をえ
た。

さらに袋体ではなく北極的印刷の容易なノートや広告紙
側に自由な印刷が可能なため、袋体の製作が簡易となり
安価に袋体を提供できる一方、宣伝、広告効果を高める
ことができる格別な効果をえた。

またフィルムとフィルムの両側縁を熱溶断シールするの
みで袋体を形成できるため、一工程で即座に袋体を完成
できる利点がある。

その他、本考案に係る袋体は、内部に挿入する台紙、広
告紙、カタログ等との関係で多用途に使用できる実用的
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る袋体の正面図。 第２図は同縦断面図。 第３図は一例としての広告ノートを示し、イは正面図１
口は背面図、ハは下方を折曲げた状態の正面図。 第４図は袋体内に広告ノートを収納した状態でイは正面
図、口は縦断面図。 第５図及び第６図は袋体の他実施例を示す。 １・・・・・・押圧片、２・・・・・・合成樹脂製フィ
ルム、３・・・・・・袋片、４・・・・・・合成樹脂製
フィルム、５・・・・・・−片、６・・・・・・他片、
７．７′・・・・・・側縁。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 合成樹脂製フィルム２の上片を折曲げて抑圧片１とし、
   下片を上片よりもより多く折曲げて袋片３として形成す
   るとともに一片５が前記抑圧片１の上方に重合すべく設
   けられ、他片６が前記袋片３内に位置すべく設けられた
   合成樹脂製フィルム４を前記合成樹脂製フィルム２にそ
   の両側縁１゜７′を熱溶断シールして一体形成したこと
   を特徴とする袋体。