JPH0712257A - 防食バルブ - Google Patents

防食バルブ

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JPH0712257A
JPH0712257A JP15523293A JP15523293A JPH0712257A JP H0712257 A JPH0712257 A JP H0712257A JP 15523293 A JP15523293 A JP 15523293A JP 15523293 A JP15523293 A JP 15523293A JP H0712257 A JPH0712257 A JP H0712257A
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JP
Japan
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connecting member
valve
ring
valve body
steel pipe
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Pending
Application number
JP15523293A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Ubagai
勉 祖母井
Hideki Kageyama
英樹 影山
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0712257A publication Critical patent/JPH0712257A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バルブとライニング鋼管との材質の相違によ
る電気化学的な腐食を防止する共に、ライニング鋼管を
強固に固着接続することができ、防水性の優れたバルブ
を提供する。 【構成】 ライニング鋼管6には連結部材2が取り付け
られ、連結部材2を締付リング4をもってバルブ本体1
に締めつけ、ライニング鋼管6がバルブ本体1に取り付
けられる。連結部材2とバルブ本体1との間には電気絶
縁性シールリング5が介在されている。連結部材2と締
付リング4の間には、電気絶縁性環状リング3が介在さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水道用鋼管の配管時に利
用するバルブで、特にバルブ端部に電気絶縁性環状リン
グを介在せしめた防食バルブの構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】防食バルブの代表的なものとして、日本
バルブ工業会JV5−1−1990に開示された構成が
知られている。上記の防食バルブは、図3の如く、バル
ブ本体31の材質として青銅鋳物が使用され、ライニン
グ鋼管32をねじ33で押し込むことにより、ねじ33
の奥に形成された樹脂製の管端コア34とライニング鋼
管32の内面が密接し、管内水の管端部への侵入を防止
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構造のバルブは、
ねじ込み時の管の縮径により管端コア34が変形し、バ
ルブ本体31の鋳物と管端コア34の密接箇所に、隙間
が発生し、その隙間に浸水して管端部を腐食する場合が
あった。更にバルブ本体31が銅合金の場合には、ライ
ニング鋼管32と接続されるためこれら異種金属同志の
接触による電気化学的な腐食が起こり、バルブ本体31
ならびに鋼管のねじ33が局部的に腐食磨耗し、漏水の
原因となる問題点がある。
【0004】本発明は、上記の如きバルブの腐食問題を
解決すると共に、バルブとライニング鋼管を強固に固着
接続し、防食性、防水性の優れたバルブを提供すること
を目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、バルブ本体端部に電気絶縁性シールリング
を介して内面に樹脂製コアを装着した着脱可能な連結部
材を配し、前記連結部材の外周面に電気絶縁性環状リン
グを捲装介在せしめて、連結部材とバルブ本体を締付リ
ングで締結固定したことを特徴とする防食バルブであ
る。
【0006】
【作用】本発明の防食バルブは、バルブ端部とは別に、
樹脂製コアを有するライニング鋼管連結部材を備え、前
記連結部材外周面に絶縁リングを介在せしめてバルブと
接続することにより異種金属の接触による電気化学的な
腐食を防止できる。また、バルブ受口端部に電気絶縁性
シールリングを設けることにより、ねじ込みによるコア
の変形で隙間が生じても電気絶縁性シールリングにより
完全にシールされ、隙間からの浸水を防止できる。更
に、上記電気絶縁性シールリングの存在によりバルブ本
体と連結部材の直接接触が回避され、前記絶縁リングに
よる腐食防止作用とあいまって異種金属の接触腐食防止
を一層助成できる。
【0007】
【実施例】以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説
明する。図1は、本発明の具体的実施例に係る防食バル
ブの縦断面図である。図2は、図1の防食バルブの要部
の拡大断面図である。本実施例の防食バルブは、バルブ
本体1,連結部材2,環状リング3,締付リング4、シ
ールリング5によって構成される。バルブ本体1は、通
常銅合金で構成され特に青銅鋳物が好適で、本実施例で
は仕切弁形状を形成している。また、バルブ本体1の端
部には締付リング4の内周面に設けられたねじ13と噛
み合う外ねじが切られている。
【0008】連結部材2は、ライニング鋼管と接続する
管状の部材であり、多くの場合鋳鉄によって製造され
る。連結部材2の一端側の外周面には、突起12が環状
に設けられている。また連結部材2の内面の一端側には
管用テーパ雌ねじが設けられている。一方連結部材2の
内面の他端には突起23が環状に形成されている。そし
て前記連結部材2には、更にその内面にポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレン、ポリブテンなどのような熱可塑性樹
脂を用いた樹脂製コア21が装着されている。尚樹脂製
コア21の装着は、連結部材2の内面に直接射出成形に
よって成形する場合の他、予め樹脂製コア21を別体で
成形しておき、後で当該樹脂製コア21をねじ込みむこ
とにより行われる。
【0009】環状リング3は、ベークライト、ガラス繊
維強化エンジニアリングプラスチックなどの如き電気絶
縁性ならびに耐久性に優れた材質によって、環状に成形
されたものである。そして環状リング3には、一方の端
部の外面に段部15が設けられている。この段部15
は、環状リング3が後述の締付リング4のフランジ部1
4に係止すべく設けられたものである。またもう一方の
端部の内側にも段部16が形成されており、この段部1
6は、連結部材2の突起12と係合する。
【0010】環状リング3は、連結部材2の外周面に捲
装されており、前記した環状リング3の段部16は、連
結部材2の突起12と係合し、該突起12は、電気絶縁
性を有する環状リング3の端部の内面に埋め込まれた状
態になっている。即ち突起12の周面17は連結部材2
の端部の周壁18によって覆われている。
【0011】シールリング5は主として水密性を保持す
るとともに、電気絶縁性を有するものであり、材質とし
ては絶縁性、耐久性に優れた石綿、合成ゴム、フッ素樹
脂などで構成することが望ましい。シールリング5の形
状は、円板状であって、中央に水路の一部となる開口が
設けられたものである。
【0012】締付リング4は銅合金よりなる環状のリン
グで、その先端部内周面にはねじ13が切り込まれ、ま
た後端部は開口が狭くなっていてフランジ部14が形成
されている。締付リング4は、バルブ本体1のねじ13
にねじ込まれる。ここで締付リング4のフランジ部14
が環状リング3の段部15と係合し、さらに環状リング
3の段部16が連結部材2の突起12と係合しているの
で、締付リング4がバルブ本体1にねじ込まれることに
よって、連結部材2はシールリング5に押しつけられ
る。そのため、連結部材2はバルブ本体1に強固に固定
される。
【0013】またシールリング5は、電気絶縁性を持っ
ているので、連結部材2とバルブ本体1は電気的に絶縁
される。さらにまた連結部材2の周囲には電気絶縁性の
環状リング3が捲装されているので、連結部材2と締付
リング4の間も、電気的に絶縁されている。
【0014】尚締付リング4のフランジ部14の開口周
辺を見ると、連結部材2に捲装された環状リング3の端
部20が、フランジ部14の開口内にまで至っている。
そのため締付リング4のフランジ部14の開口と、連結
部材2との間には環状リング3の端部20が介在され、
当該部分の絶縁性も確保されている。さらに締付リング
4と連結部材2の突起12との関係に注目すると、連結
部材2の突起12は、その周面17が環状リング3の端
部の周壁18によって覆われているため、締付リング4
と突起12との間には、環状リング3の周壁18が介在
されている。そのため、本実施例の防食バルブでは、締
付リング4と突起12との間の絶縁性にも配慮が施され
ている。
【0015】このような構成部材からなる本実施例の防
食バルブは、バルブ本体1の端部にシールリング5を挟
んで、内面に樹脂製コア21を装着した連結部材2を配
置し、更に連結部材2の外周面に環状リング3を捲装せ
しめて締付リング4をねじ13とバルブ本体1の外ねじ
で噛み合せ締付けられている。その結果、本実施例の構
成によると、各種部材がバルブ本体1に強固に固着した
防食バルブが得られる。
【0016】本実施例の防食バルブでは、ライニング鋼
管6は予め連結部材2の空隙部にねじ込まれて使用され
る。ライニング鋼管6は、樹脂製コア21の円筒体部と
接触しながら押し込まれているので、ライニング鋼管6
と樹脂製コア21との間への内部流体の侵入は防止され
る。またたとえ当該部分に浸水しても鋳物と鋼管という
イオン化傾向の近似した金属同志の接続であるため、従
来の防食バルブでしばしば発生していた異種金属による
腐食は起こらない。
【0017】また樹脂製コア21が変形して、連結部材
2と樹脂製コア21の間に隙間ができても、連結部材2
はシールリング5を介してバルブ本体1に押圧密閉され
ているため当該部分からの漏水はない。更に連結部材2
とバルブ本体1は、電気絶縁性を有する環状リング3を
介して締付接続され、かつ電気絶縁性を有するシールリ
ング5で連結部材2とバルブ本体1が遮断されるため、
バルブ本体1と連結部材2、更にライニング鋼管6との
異種金属による腐食は防止される。
【0018】また、環状リング3は段状に形成されてい
るため連結部材2の突起12ならびに締付リング4のフ
ランジ部14で強固に係止固着し、絶縁性、防水性を一
層助成できる。ここで環状リング3は段状形に限定され
るものではなく、係止を強固にする各種形状、例えば環
状リング3の上下何れかの面に凹溝、凸条を設け、締付
リング4の内面、又は連結部材2の外周面に設けた凹溝
或いは突条と嵌合して係止してもよい。
【0019】以上の実施例では、連結部材2の材質とし
て鋳鉄を例示したが、連結部材2を接続しようといる対
象管種、例えば銅管、ステンレス、スチール管と同材質
にすることにより、各種管種との接続が可能になる。例
えばライニング鋼管やステンレススチール管を利用する
場合は、左右の連結部材を鋳鉄製やステンレススチール
製とすることにより異種管同志の接続が可能となる。
【0020】更に、図1はライニング鋼管同志の接続に
よる事例であるが、例えば一方がライニング鋼管であ
り、反対側が銅管あるいはステンレス管の場合のよう
に、防食バルブの入り側と出側の管種が異なる場合に
は、連結部材2を夫々接続する管と同材質のものに変更
することにより異種金属接触による腐食を完全に防止で
きる。
【0021】樹脂製コア21の材質は、通常は例示した
材質の樹脂が用いられるが、本発明は、前記した樹脂に
こだわるものではない。また樹脂製コア21の形状は、
図1の他に各種形状にすることも可能である。例えば、
図1の如く鋳物ねじと噛合う樹脂ねじを設けた構造のも
の、逆に樹脂ねじがなく樹脂製コア21にシーラントを
塗布したり、環状の突起を設けて連結部材2に装着する
こともできる。
【0022】
【発明の効果】以上の如く、本発明の防食バルブは、バ
ルブ本体端部に電気絶縁性シールリングを介して内周面
に樹脂製コアを装着した着脱可能な連結部材を配置し、
この連結部材の外周面に電気絶縁性環状リングを捲装介
在せしめて、連結部材とバルブ本体を締付リングで締結
固定した構成であって、下記の如き顕著な効果を有して
いる。即ち本発明の防食バルブは、絶縁性環状リングを
締付リングと連結部材間ならびにバルブ本体と連結部材
間に介在せしめているため、異種金属同志による電気的
腐食を防止し、清浄な水質を維持するとともに管路の寿
命を著しく増大することができる効果がある。
【0023】また本発明の防食バルブは、バルブ本体端
部の環状リングにより、完全にシールできるため鋳物と
樹脂コア間の浸水を防止し、バルブ、管路の寿命を増大
することができる効果がある。さらに従来の防食バルブ
では、バルブを取り外すには、管を切断する必要があっ
たが、本発明の防食バルブは、バルブ本体と連結部材を
別体にしたため、管路の取外しが容易にでき、長期使用
後の配管交換が簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的実施例に係る防食バルブの縦断
面図である。
【図2】図1の防食バルブの要部の拡大断面図である。
【図3】従来技術の防食バルブの要部の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 バルブ本体 2 連結部材 4 締付リング 5 シールリング 6 ライニング鋼管 12 突起 21 樹脂製コア

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブ本体端部に電気絶縁性シールリン
    グを介して内面に樹脂製コアを装着した着脱可能な連結
    部材を配し、前記連結部材の外周面に電気絶縁性環状リ
    ングを捲装介在せしめて、連結部材とバルブ本体を締付
    リングで締結固定したことを特徴とする防食バルブ。
JP15523293A 1993-06-25 1993-06-25 防食バルブ Pending JPH0712257A (ja)

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JP15523293A JPH0712257A (ja) 1993-06-25 1993-06-25 防食バルブ

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