JP3418257B2 - 防食仕切弁 - Google Patents

防食仕切弁

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JP3418257B2
JP3418257B2 JP20149094A JP20149094A JP3418257B2 JP 3418257 B2 JP3418257 B2 JP 3418257B2 JP 20149094 A JP20149094 A JP 20149094A JP 20149094 A JP20149094 A JP 20149094A JP 3418257 B2 JP3418257 B2 JP 3418257B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は防食仕切弁に関する。
【0002】
【従来の技術】防食仕切弁としては、従来では、図7
(特開平2−134479号公報)に示すように、端部開口部
に被接続管(ライニング鋼管)が螺着される雌ねじ部a
を有する弁箱bと、該雌ねじ部aとの間に(被接続管嵌
入用)円環状間隙部cを形成するため筒状部dを有する
樹脂製防食コアeと、を備えたものがあった。
【0003】また、被接続管は、一般に、金属製管本体
と、該管本体の内面を被覆する防食樹脂層からなり、該
金属製管本体が直接弁箱bの内周面に接触していた。
【0004】そして、金属製管本体は、例えば、炭素鋼
や鋳鉄等からなり、弁箱は、例えば、砲金等からなって
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、上述の従来の
ものでは、弁箱と被接続管との間に、異種金属の接触に
よる腐食電流(ガルバニック電流)が発生し、被接続管
の管本体の一部が腐食し、漏水することがあった。
【0006】そこで、本発明では、異種金属による腐食
を防止し、長期間にわたって安全に使用することができ
る防食仕切弁を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る一の防食仕切弁は、弁箱本体と該弁
箱本体の端部開口部の雌ねじ部に螺着される筒状体とか
らなる弁箱を、備えた防食仕切弁であって、内周面に被
接続管の端部雄ねじ部が螺合するねじ部を有する筒状の
金属製インサート部材を、電気的絶縁性を有する絶縁層
を介して、上記弁箱の筒状体の内周面に固着し、該金属
製インサート部材の基端側の端面と、該端面に対応する
弁箱本体の端面と、筒状体の内周面のうち該インサート
部材の端面と弁箱本体の端面との間の対応面と、の間に
リング状のパッキンを介装したものである。
【0008】また、本発明に係る他の防食仕切弁は、弁
箱本体と該弁箱本体の端部開口部の雌ねじ部に螺着され
る筒状体とからなる弁箱を、備えた防食弁であって、内
周面に被接続管の端部雄ねじ部が螺合するねじ部を有す
る筒状の金属製インサート部材を、電気的絶縁性を有す
る絶縁層を介して、上記弁箱の筒状体の内周面に固着す
ると共に、上記インサート部材のねじ部との間に被接続
管の端部が嵌入する円環状間隔部を形成するための筒状
部を有する樹脂製防食コアを、上記弁箱内に設け、該金
属製インサート部材の基端側の端面と、該端面に対応す
る弁箱本体の端面と、筒状体の内周面のうち該インサー
ト部材の端面と弁箱本体の端面との間の対応面と、の間
にリング状のパッキンを介装したものである。
【0009】そして、被接続管が、金属製管本体と該管
本体の内面を被覆する防食樹脂層とからなると共に、イ
ンサート部材を該被接続管の金属製管本体と同一材質と
するのが好ましい。
【0010】また、防食コアの筒状部の外周面に小突条
を設けたり、防食コアの筒状部にシールリングを外嵌し
たりするも好ましい。
【0011】また、絶縁層が、インサート部材を筒状体
の内周面に接着させる電気的絶縁性を有する接着剤から
なる場合や、絶縁層が、生ゴムの加硫焼付けにて形成さ
れるゴム層からなる場合や、絶縁層が、射出成形にて形
成された電気的絶縁性を有する樹脂層からなる場合もあ
る。
【0012】
【作用】金属製インサート部材は電気的絶縁性を有する
絶縁層を介して弁箱の筒状体の内周面に固着されている
ので、被接続管の端部雄ねじ部をインサート部材の雌ね
じ部に螺合させて被接続管を接続しても、被接続管と弁
箱の筒状体との間が絶縁され、この間に異種金属による
腐食電流が流れない。
【0013】また、インサート部材を被接続管の金属製
管本体と同一材質とすれば、インサート部材と被接続管
の管本体との間においても異種金属による腐食電流が流
れない。
【0014】弁箱が弁箱本体と該弁箱本体の雌ねじ部に
螺着される筒状体とからなると共に、インサート部材が
この筒状体に固着されるので、該筒状体を簡単に着脱す
ることができ、この筒状体を取り代えることにより、各
種の被接続管の管本体と材質が同一のインサート部材を
有する筒状体に取り代えることができる。
【0015】樹脂製防食コアを有するものでは、防食コ
アの筒状部の外周面と被接続管の内周面との間への管内
流体の浸入が防止される。
【0016】また、リング状のパッキンを介装した場
合、インサート部材の基端側の端面と、該端面に対応す
る弁箱本体の端面と、筒状体の内周面のうちインサート
部材の端面と弁箱本体の端面との間の対応面とをシール
することができる。
【0017】さらに、防食コアの筒状部の外周面に小突
条を設けたり、防食コアの筒状部にシールリングを外嵌
したりすれば、被接続管と防食コアとの間の水密性がよ
り高まる。
【0018】絶縁層が接着剤からなるものでは、インサ
ート部材の外周面と筒状体の内周面との間に接着剤を介
装すれば、該接着剤が固化し、絶縁層を簡単に形成する
ことができる。絶縁層が加硫焼付けにて形成されるもの
では、インサート部材の外周面と筒状体の内周面との間
に未加硫のゴム(生ゴム)を介装(注入)し、この状態
でこのゴムを加硫すれば、絶縁層を簡単に形成すること
ができる。絶縁層が射出成形にて形成されるものでは、
インサート部材の外周面と筒状体の内周面との間に樹脂
を注入すれば、絶縁層を簡単に形成することができる。
【0019】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳説する。
【0020】図1は本発明に係る防食仕切弁を示し、こ
の弁は、弁箱本体1と該弁箱本体1の端部開口部の雌ね
じ部2,2に螺着される筒状体3とからなる弁箱4を、
備える。
【0021】即ち、弁箱本体1は、孔部5を有し、この
孔部5が、弁体6の上下動することにより開閉する。ま
た、弁体6には、弁軸7が連結され、弁軸7の上端に
は、操作用ハンドル8が付設されている。弁軸7は、弁
箱本体1の上方開口部に連結される筒状の弁胴9に挿通
され、この弁胴9に設けられた雌ねじ部10に、弁軸7の
雄ねじ部11が螺合し、操作用ハンドル8の回転操作によ
り、弁軸7が上下動して、弁体6が上下動する。
【0022】しかして、筒状体3は、外周面に外鍔部12
を有すると共に、該外鍔部12より基端側の外周面に雄ね
じ部13が形成される。即ち、この雄ねじ部13が弁箱本体
1の雌ねじ部2に螺合する。そして、雄ねじ部13が弁箱
本体1の雌ねじ部2に螺合した際には、外鍔部12の基端
面12aが、弁箱本体1の開口端面14に当接する。なお、
筒状体3の先端開口部には、内鍔部15が設けられる。
【0023】しかして、筒状体3の内周面18には、電気
的絶縁性を有する絶縁層17を介して金属製インサート部
材19が固着される。インサート部材19は、内周面にねじ
部20を有する本体部19aと、該本体部19aの基端部に設
けられる内鍔部19bと、からなる。
【0024】絶縁層17は、例えば、エポキシ系等の電気
的絶縁性を有する接着剤が固化したものであり、この絶
縁層17にてインサート部材19が筒状体3に固着される。
【0025】従って、インサート部材19と弁箱4の筒状
体3とは電気的に絶縁され、弁箱4を弁箱の材質として
使用される銅合金の中で最も汎用性のある砲金を使用す
ると共に、インサート部材19を炭素鋼や鋳鉄としても、
つまり、インサート部材19と弁箱4とが異種金属であっ
ても、異種金属接触による腐食電流が発生しない。
【0026】ところで、絶縁層17としては、例えば、N
BR,EPDM,CR等のゴム系の介在物を、インサー
ト部材19の外周面と弁箱4の筒状体3の内周面18との間
に介在させ、これを上述の接着剤にて固定して形成して
もよい。
【0027】さらに、インサート部材19の外周面と筒状
体3の内周面18との間に、例えば、NBR,EPDM,
CR等の生ゴムを介在させ、その後、その生ゴムを加硫
焼付けして、絶縁層17を形成したり、インサート部材19
の外周面と筒状体3の内周面との間に、例えば、塩化ビ
ニル,ポリエチレン,ポリブデン,ポリアミド等の樹脂
を射出して、絶縁層17を形成してもよい。これらの場合
も、この絶縁層17を介してインサート部材19と筒状体3
とが一体化する。
【0028】ところで、インサート部材19の基端側の端
面、つまり、内鍔部19bの端面21と、この端面21に対応
する弁箱本体1の端面22と、筒状体3の内周面18のうち
インサート部材19の端面21と弁箱本体1の端面22との間
の対応面23と、の間にリング状のパッキン24が介装され
る。パッキン24は、例えば、NBR,EPDM,CR等
の合成ゴムやPTFE等の樹脂等からなる。
【0029】この場合、対応面23は弁箱本体1に向って
順次拡開するテーパ面とされ、インサート部材19の端面
21は、弁箱本体1の端面22に平行な平面部21aと、テー
パ面部21bと、からなる。
【0030】従って、パッキン24は、対応面23と端面21
等に対応して、平板状の本体部24aと、該本体部24aの
外周縁に連設される膨出部24bと、からなる。
【0031】ところで、インサート部材19のねじ部20に
は、被接続管25の端部雄ねじ部26が螺着される。被接続
管25は、例えば、炭素鋼、鋳鉄、ステンレス等からな
る。また、被接続管25としては、図4に示すように、金
属製管本体27と、該金属製管本体27の内面を被覆する防
食樹脂層28と、からなるものであってもよい。この場
合、金属製管本体27は、例えば、炭素鋼、鋳鉄、ステン
レス等からなり、防食樹脂層28は、例えば、硬質塩化ビ
ニル,ポリエチレン,エポキシ等からなる。
【0032】従って、上述の如く構成された防食仕切弁
によれば、インサート部材19,19のねじ部20,20に、被
接続管25,25の端部雄ねじ部26,26を螺着すれば、この
弁を介して2本の被接続管25,25を連結することができ
る。
【0033】そして、操作用ハンドル8を回転操作し
て、弁体6にて本体1の孔部5を閉塞すれば、弁箱流路
30が閉状態となって、被接続管25,25が連通されず、操
作用ハンドル8を回転操作して、弁体6にて本体1の孔
部5を開状態とすれば、弁箱流路30が開状態となって被
接続管25,25が連通連結される。
【0034】このように被接続管25を接続しても、イン
サート部材19と筒状体3とは絶縁層17にて絶縁され、か
つ、インサート部材19と被接続管25とが同一材質である
ので、インサート部材19と筒状体3との間、及び、イン
サート部材19と被接続管25との間には、腐食電流(ガル
バニック電流)が流れず、腐食が有効に防止される。
【0035】また、インサート部材19の端面21と、弁箱
本体1の端面22と、筒状体3の対応面23と、の間に、パ
ッキン24が介装されているので、インサート部材19の端
面21と、弁箱本体1の端面22との間等に管内流体(例え
ば、水等)が浸入せず、優れた防水機能を発揮すると共
に、絶縁層17へ管内流体が回り込んで、接着剤等の接着
力を低下させることがない。
【0036】しかして、筒状体3は、弁箱本体1の雌ね
じ部2に螺着されるものであるので、この弁を組立てる
際には、図2に示すように、筒状体3に、絶縁層17を介
してインサート部材19を固着すると共に、パッキン24を
インサート部材19の端面21及び筒状体3の対応面23に取
付けて、つまり、筒状体3と絶縁層17とインサート部材
19とパッキン24とを一体化して、筒状体3の雄ねじ部13
を弁箱本体1の雌ねじ部2に螺着することができる。
【0037】従って、この弁の組立てが極めて簡単に行
なえることができると共に、材質が相違するインサート
部材19が固着された筒状体3を用意しておけば、接続し
ようとする被接続管25の材質に対応した、つまり、同一
材質であるインサート部材19の筒状体3を弁箱本体1に
組付けることができる。即ち、インサート部材19の材質
を、ねじ込む被接続管25の種類により適宜選択すること
により、種々の管種に対しても、腐食を防止して、接続
が可能となる弁を提供できる。
【0038】次に、図3と図4は他の実施例を示し、こ
の場合、弁箱4内部に樹脂製防食コア31が設けられる。
防食コア31は、インサート部材19のねじ部20との間に被
接続管25の端部25aが嵌入する円環状間隔部32を形成す
るための筒状部33を有する。
【0039】また、筒状部33の基端部には、基端ボス部
34が設けられ、このボス部34の切欠き部35に、インサー
ト部材19の内鍔部19bが嵌合している。
【0040】この場合、インサート部材19の端面21と、
弁箱本体1の端面22と、筒状体3の対応面23と、の間に
介装されるパッキン24は、図1と図2に示すパッキン24
の本体部24aを省略した形のもの、つまり、図1と図2
に示すパッキン24の膨出部24bのみをもって形成され
る。
【0041】しかして、この場合も、この弁を組立てる
際には、図3に示すように、筒状体3と絶縁層17とイン
サート部材19と防食コア31とパッキン24とを一体化し
て、該筒状体3の雄ねじ部13を弁箱本体1の雌ねじ部2
を螺着すればよい。
【0042】従って、図3と図4に示す防食仕切弁も、
図1と図2に示す仕切弁と同様の作用効果を有すると共
に、被接続管25(金属製管本体27と防食樹脂層28とから
なる)をこの弁に接続すれば、防食コア31の筒状部33の
外周面33aと、被接続管25の内周面29とが密接し、筒状
部33の外周面33aと被接続管25の内周面29との間に水等
の管内流体が浸入せず、漏水を有効に防止することがで
きる。
【0043】しかして、防食コア31としては、図5の
(イ)に示すように、その筒状部33の外周面33aに、螺
旋状又は独立状の小突条36に設けるも好ましい。
【0044】即ち、被接続管25の雄ねじ部26をインサー
ト部材19の雌ねじ部2に螺着する際に、小突条36が被接
続管25の防食樹脂層28の内周面に食い込むように、又は
小突条36自体が押し潰されるようにしている。従って、
この小突条36により、筒状部33の外周面33aと被接続管
25の内周面29との間を水密性を高めている。
【0045】また、防食コア31の筒状部33に、Oリング
等のシールリング37を外嵌してもよい。即ち、筒状部33
の外周面33aに、周方向凹溝38を形成し、この凹溝38に
シールリング37を嵌合させる。
【0046】従って、シールリング37が、防食コア31の
筒状部33の外周面33aと、被接続管25の内周面29との間
に介装され、水密性で高めることができる。
【0047】ところで、図6は、逆止弁を示し、この弁
の弁箱に、本発明の弁箱4を使用することができる。即
ち、弁箱4としては、図1と図4に示す弁箱4と同様、
端部開口部の雌ねじ部2を有する弁箱本体1と、弁箱本
体1の雌ねじ部2に螺合する筒状体3と、からなる。こ
の場合も、筒状体3と絶縁層17とインサート部材19と防
食コア31とパッキン24とを一体化し、この筒状体3の雄
ねじ部13を弁箱本体1の雌ねじ部2に螺着することによ
り組立てることができる。
【0048】従って、このように、弁箱4が、弁箱本体
1と筒状体3とからなるものであれば、仕切弁に限ら
ず、逆止弁、減圧弁、ストレーナー、計測機器取付用バ
ルブ継手類等においても適用することができる。即ち、
各種の弁や継手類等において、開口部に雌ねじ部を有す
る本体を形成し、この本体の雌ねじ部に螺着される筒状
体(内周面に絶縁層17を介してインサート部材19が固着
される)を形成すればよい。
【0049】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
【0050】 被接続管25と弁箱4の筒状体3との間
に、異種金属接触による腐食電流(ガルバニック電流)
が流れず、被接続管25の腐食が有効に防止され、被接続
管25の一部の損傷による漏水等を防止することができ
る。特に、インサート部材19を被接続管25の金属製管本
体27と同一材質であれば、インサート部材19と被接続管
25の金属製管本体27との間に腐食電流が流れることがな
く、腐食を確実に防止することができる。
【0051】 弁箱4は、弁箱本体1と弁箱本体1の
端部開口部の雌ねじ部2に螺着される筒状体3とからな
るので、この弁の組立てが容易であり、また、材質が相
違するインサート部材19を、簡単に組付けることがで
き、種々の管種に容易に対応することができる。
【0052】 樹脂製防食コア31を有するものでは、
筒状部33の外周面33aと被接続管25の内周面29との間へ
の水等の管内流体の浸入を防止して、流体の外部への漏
水を有効に防止することができる。
【0053】 リング状のパッキン24を介装したもの
では、インサート部材19の端面21と、弁箱本体1の端面
22と、筒状体3の内周面18の対応面23と、の間への流体
の流入を防止し、外部への流体の漏れを防止することが
できる。
【0054】 防食コア31の筒状部33の外周面33aに
小突条36を設けたり、防食コア31の筒状部33にシールリ
ング37を外嵌したりすれば、防食コア31の筒状部33の外
周面33aと、被接続管25の内周面29との間に流体の浸入
がより確実に防止することができ、優れた防水機能を発
揮する。
【0055】 絶縁層17が、接着剤が固化してなるも
のでは、インサート部材19の外周面と筒状体3の内周面
18との間に接着剤を介装すれば、該接着剤が固化してイ
ンサート部材19と筒状体3とが一体化して絶縁層17が形
成され、また、絶縁層17が、加硫焼付けにて形成される
ものでは、インサート部材19の外周面と筒状体3の内周
面18との間に生ゴムを介装し、この状態で加硫焼付けを
行なえば、インサート部材19と筒状体3とが一体化して
絶縁層17が形成され、さらに、絶縁層17が、射出成形に
て形成されるものでは、インサート部材19の外周面と筒
状体3の内周面18との間に樹脂を射出すれば、インサー
ト部材19と筒状体3とが一体化して絶縁層17が形成され
るので、組立てが容易であると共に、確実に、インサー
ト部材19と筒状体3を一体化することができると共に、
この間を絶縁することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例を示す断面図である。
【図2】分解断面図である。
【図3】他の実施例の分解断面図である。
【図4】他の実施例の断面図である。
【図5】樹脂製防食コアの半裁断面図である。
【図6】変形例を示す断面図である。
【図7】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 弁箱本体 2 雌ねじ部 3 筒状体 4 弁箱 17 絶縁層 18 内周面 19 インサート部材 20 ねじ部 21 端面 22 端面 23 対応面 24 パッキン 25 被接続管 25a 端部 26 端部雄ねじ部 27 金属製管本体 28 防食樹脂層 31 樹脂製防食コア 32 円環状間隔部 33 筒状部 33a 外周面 36 小突条 37 シールリング
フロントページの続き (72)発明者 大畑 博義 大阪府富田林市錦織1074の5 (56)参考文献 特開 平2−134479(JP,A) 特開 昭60−208687(JP,A) 特開 平2−159492(JP,A) 実開 平4−111983(JP,U) 実開 昭59−6683(JP,U) 実開 昭56−166390(JP,U) 実開 昭64−4985(JP,U) 実開 平2−69184(JP,U) 実開 平1−139193(JP,U) 実開 昭63−139373(JP,U) 実開 昭63−146266(JP,U) 実開 昭60−47981(JP,U) 特公 平6−46077(JP,B2) 実公 平2−31668(JP,Y2) 実公 平2−37014(JP,Y2) 英国特許2186649(GB,B) 西独国特許出願公開2634228(DE, A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 27/00 - 27/12 F16K 3/00 - 3/36 F16L 25/00 F16L 33/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱本体1と該弁箱本体1の端部開口部
    の雌ねじ部2に螺着される筒状体3とからなる弁箱4
    を、備えた防食仕切弁であって、内周面に被接続管25の
    端部雄ねじ部26が螺合するねじ部20を有する筒状の金属
    製インサート部材19を、電気的絶縁性を有する絶縁層17
    を介して、上記弁箱4の筒状体3の内周面18に固着し
    該金属製インサート部材19の基端側の端面21と、該端面
    21に対応する弁箱本体1の端面22と、筒状体3の内周面
    18のうち該インサート部材19の端面21と弁箱本体1の端
    面22との間の対応面23と、の間にリング状のパッキン24
    を介装したことを特徴とする防食仕切弁。
  2. 【請求項2】 弁箱本体1と該弁箱本体1の端部開口部
    の雌ねじ部2に螺着される筒状体3とからなる弁箱4
    を、備えた防食弁であって、内周面に被接続管25の端部
    雄ねじ部26が螺合するねじ部20を有する筒状の金属製イ
    ンサート部材19を、電気的絶縁性を有する絶縁層17を介
    して、上記弁箱4の筒状体3の内周面18に固着すると共
    に、上記インサート部材19のねじ部20との間に被接続管
    25の端部25aが嵌入する円環状間隔部32を形成するため
    の筒状部33を有する樹脂製防食コア31を、上記弁箱4内
    に設け、該金属製インサート部材19の基端側の端面21
    と、該端面21に対応する弁箱本体1の端面22と、筒状体
    3の内周面18のうち該インサート部材19の端面21と弁箱
    本体1の端面22との間の対応面23と、の間にリング状の
    パッキン24を介装したことを特徴とする防食仕切弁。
  3. 【請求項3】 被接続管25が、金属製管本体27と該管本
    体27の内面を被覆する防食樹脂層28とからなると共に、
    インサート部材19を該被接続管25の金属製管本体27と同
    一材質とした請求項1又は2記載の防食仕切弁。
  4. 【請求項4】 防食コア31の筒状部33の外周面33aに小
    突条36を設けた請求項2記載の防食仕切弁。
  5. 【請求項5】 防食コア31の筒状部33にシールリング37
    を外嵌した請求項2記載の防食仕切弁。
  6. 【請求項6】 絶縁層17が、インサート部材19を筒状体
    3の内周面18に接着させる電気的絶縁性を有する接着剤
    からなる請求項1又は2記載の防食仕切弁。
  7. 【請求項7】 絶縁層17が、生ゴムの加硫焼付けにて形
    成されるゴム層からなる請求項1又は2記載の防食仕切
    弁。
  8. 【請求項8】 絶縁層17が、射出成形にて形成された電
    気的絶縁性を有する樹脂層からなる請求項1又は2記載
    の防食仕切弁。
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