JP3405816B2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP3405816B2
JP3405816B2 JP12461494A JP12461494A JP3405816B2 JP 3405816 B2 JP3405816 B2 JP 3405816B2 JP 12461494 A JP12461494 A JP 12461494A JP 12461494 A JP12461494 A JP 12461494A JP 3405816 B2 JP3405816 B2 JP 3405816B2
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勉 祖母井
秋生 保田
博義 大畑
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Higashio Mech Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】水道用樹脂ライニング鋼管との銅合金製
の給水栓やバルブなどの器具等の接続するための管継手
は、内部の流水と接触する部分に鉄地が露出しないよう
にした継手であって、一般形と異種金属接触防止形があ
る。異種金属接触防止形とは、異種金属の接触により生
じる腐食電流を小さくし、腐食を抑制する目的で、回路
抵抗を大きくするための絶縁構造を一般形に付加した管
継手をいう。
【0003】そして、異種金属接触防止形の管継手とし
て実開昭58−76889 号公報に記載の管継手が提案され
た。即ち、この管継手は、内外面に樹脂皮膜を設けた第
1の金属管を、外面に樹脂被覆を設けた第2の金属管に
挿入して互いに螺合したものであった。
【0004】具体的には、第1の金属管との間に絶縁ブ
ッシュをそれぞれに螺合させて介装すると共に、第2の
金属管の外面に設けた樹脂皮膜を第1の金属管側に突設
して第1の金属管との間に電気絶縁性接着剤を充填し、
かつ第1の金属管の無被覆の部分と第2の金属管の内側
部分とが対向及び/又は近接する部分に電気絶縁性材料
を介在せしめるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、上述の従来の
管継手では、第1の金属管の内面及び第2の金属管の外
面に、製作上難しい加工を施す必要があり、非能率的で
あり、また、コスト高となる欠点がある。
【0006】そこで、本発明では、一つ一つの各部材が
単純な構造であり、かつ安価でありながら高性能の絶縁
性を有する異種金属接触防止形の管継手を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る管継手は、端部開口部に被接続管用
の雌ねじ部を有する継手本体と、該雌ねじ部との間に被
接続管嵌入用の円環状間隔部を形成するための筒状部を
有する樹脂製防食コアと、を備えた管継手であって、上
記継手本体の内部に、筒状のインサート部を、設けると
共に、該インサート部の外周面と上記継手本体の内周面
との間に円環状の隙間を形成し、かつ、該隙間に、加硫
焼付にて形成された電気的絶縁性を有するゴム層を、介
装したものである。
【0008】また、端部開口部に被接続管用の雌ねじ部
を有する継手本体と、該雌ねじ部との間に被接続管嵌入
用の円環状間隔部を形成するための筒状部を有する樹脂
製防食コアと、を備えた管継手であって、上記継手本体
の内部に、筒状のインサート部を、設けると共に、該イ
ンサート部の外周面と上記継手本体の内周面との間に円
環状の隙間を形成し、かつ、該隙間に、射出成型にて形
成された電気的絶縁性を有する樹脂層を、介装したもの
である。
【0009】また、インサート部の内端面が、樹脂製防
食コアの内端面に密接していると共に、該インサート部
の内端部の外周面に、周方向の凹溝が設けられ、かつ、
該凹溝に電気的絶縁性を有するリング状のシール材が嵌
入されている。また、インサート部の内端面とゴム層の
内端面が、各々、樹脂製防食コアの内端面に密接してい
る。また、インサート部の内端面と樹脂層の内端面が、
各々、樹脂製防食コアの内端面に密接している。
【0010】また、継手本体の内部に、インサート部の
内端面に対向する円環状端面を有する内鍔部が、形成さ
れていると共に、該内鍔部の円環状端面に軸心外方向へ
開口する円環状の凹溝が形成され、かつ、該凹溝にリン
グ状の電気的絶縁性を有するシール材が嵌入され、さら
に、該シール材はインサート部の内端面にて押圧されて
いる。
【0011】また、継手本体の内部に、インサート部の
内端面に対向する円環状端面を有する内鍔部が、形成さ
れていると共に、該内鍔部の円環状端面とインサート部
の内端面との間に隙間が設けられ、該隙間に、加硫焼付
にて形成されたゴム層が、介装されている。また、継手
本体の内部に、インサート部の内端面に対向する円環状
端面を有する内鍔部が、形成されていると共に、該内鍔
部の円環状端面とインサート部の内端面との間に隙間が
設けられ、該隙間に、射出成型にて形成された樹脂層
が、介装されている。また、インサート部の外周面と、
継手本体の内周面とを、加硫焼付によるゴム層との密着
面積を広くする凹凸面とするのも好ましい。また、イン
サート部の外周面と、継手本体の内周面とを、射出成型
による樹脂層との密着面積を広くする凹凸面とするのも
好ましい。
【0012】また、インサート部の内端の角部に、周方
向に沿った切欠部を設け、該切欠部に、電気的絶縁性を
有するリング状のシール材を嵌入するのも好ましい。ま
た、インサート部の内端に、テーパ状傾斜面部が形成さ
れていると共に、該傾斜面部に、電気的絶縁性を有する
リング状のシール材が外嵌されているものである。
【0013】また、端部開口部に被接続管用の雌ねじ部
を有する継手本体と、該雌ねじ部との間に被接続管嵌入
用の円環状間隔部を形成するための筒状部を有する樹脂
製防食コアと、を備えた管継手であって、上記継手本体
の内部に、筒状のインサート部を、設けると共に、上記
継手本体に螺合して上記インサート部を内方へ押圧する
ための内鍔部を有する押圧輪を備え、かつ、該インサー
ト部の外周面と上記継手本体の内周面及び上記押圧輪の
内周面との間に、円環状の隙間を設け、かつ、該隙間
に、加硫焼付にて形成された電気的絶縁性を有するゴム
層を、介装したものである。また、端部開口部に被接続
管用の雌ねじ部を有する継手本体と、該雌ねじ部との間
に被接続管嵌入用の円環状間隔部を形成するための筒状
部を有する樹脂製防食コアと、を備えた管継手であっ
て、上記継手本体の内部に、筒状のインサート部を、設
けると共に、上記継手本体に螺合して上記インサート部
を内方へ押圧するための内鍔部を有する押圧輪を備え、
かつ、該インサート部の外周面と上記継手本体の内周面
及び上記押圧輪の内周面との間に、円環状の隙間を設
け、かつ、該隙間に、射出成型にて形成された電気的絶
縁性を有する樹脂層を、介装したものである。
【0014】また、インサート部の内周面に雌ねじ部が
形成されたものとするも好ましい。また、インサート部
に、継手本体から外部へ突出する筒状部が連設されると
共に、該筒状部の外周面に雄ねじ部が形成されたものと
するも好ましい。
【0015】
【作用】インサート部の外周面と継手本体の内周面との
間の隙間、又は、インサート部の外周面と継手本体の内
周面及び押圧輪の内周面との間の隙間に、加硫焼付にて
形成されたゴム層又は射出成型にて形成された樹脂層が
介装されているため、継手本体内にインサート部を保持
できる。また、ゴム層及び樹脂層は、電気的絶縁性を有
するため、インサート部と継手本体とは直接接触せず、
相互に電気的に絶縁される。
【0016】インサート部の内端部の外周面に形成され
た凹溝に、電気的絶縁性を有するシール材が嵌入されて
いるものでは、そのシール材にて、インサート部の外周
面と継手本体の内周面との間の隙間を確実に確保するこ
とができる。また、継手本体の内鍔部の凹溝に嵌入され
たリング状のシール材を、インサート部の内端面が押圧
しているものでは、シール材よりも外方へ管内流体が流
出しない。
【0017】継手本体の内部に形成された内鍔部の円環
状端面とインサート部の内端面との間の隙間に、ゴム層
又は樹脂層が介装されているものでは、インサート部と
継手本体との間の電気的絶縁性が確実となる。また、イ
ンサート部の外周面と継手本体の内周面とを凹凸面とし
たものでは、インサート部の外周面とゴム層又は樹脂層
との密着力、及び、継手本体の内周面とゴム層又は樹脂
層との密着力が、大きくなる。
【0018】インサート部の内端の角部に設けられた切
欠部に、電気的絶縁性を有するリング状のシール材を嵌
入したものでは、そのシール材にて、インサート部の外
周面と継手本体の内周面との間の隙間を確実に確保する
ことができる。また、インサート部の内端に形成された
テーパ状傾斜面部に、電気的絶縁性を有するリング状の
シール材が外嵌されているものでは、そのシール材に
て、インサート部の外周面と継手本体の内周面との間の
隙間を確保することができる。
【0019】また、押圧輪を備えたものでは、該押圧輪
が継手本体に螺合してインサート部を内方へ押圧するた
め、インサート部の内端面と、それに対向する防食コア
乃至シール材の面とが、確実に密着すると共に、インサ
ート部が抜け止めされる。
【0020】インサート部の内周面に雌ねじ部が形成さ
れたものでは、このインサート部の雌ねじ部に、給水栓
やバルブ等の器具を螺合させることができる。また、イ
ンサート部に、継手本体から外部へ突出する筒状部が連
設されると共に、該筒状部の外周面に雄ねじ部が形成さ
れたものでは、この筒状部に、内周面に雌ねじ部を有す
る被接続管部を外嵌すると共に、この被接続管部の雌ね
じ部を筒状部の雄ねじ部に螺合させることができる。
【0021】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳説する。
【0022】図1は本発明に係る管継手の第1の実施例
を示し、この管継手は、例えば、水道用樹脂ライニング
鋼管(被接続管1)と銅合金製の給水栓やバルブ等の器
具2との接続に使用する器具接続用継手である。
【0023】なお、この器具接続用継手は、ライニング
鋼管と銅合金製の器具などとの接続に使用するもので、
内部の流水と接触する部分に鉄地が露出しないようにし
た継手であって、一般形と異種金属接触防止形がある。
また、異種金属接触防止形とは、異種金属の接触により
生じる腐食電流を小さくし、腐食を抑制する目的で、回
路抵抗を大きくするための絶縁構造を一般形に付加した
管継手である。
【0024】ところで、金属管の腐食には、自然腐食と
電食とがあり、自然腐食にはマクロセル腐食とミクロセ
ル腐食がある。また、マクロセル腐食には、コンクリー
ト・土壌による腐食と、通気差による腐食と、異種金属
による腐食と、があり、ミクロセル腐食には、酸性土壌
による腐食と、一般土壌による腐食と、バクテリアによ
る腐食と、等がある。特に、異種金属による腐食は、ガ
ルバニック電流が流れて腐食することからガルバニック
腐食と呼ばれることがある。
【0025】従って、本発明に係る管継手は、異種金属
による腐食(異種金属接触腐食)を有効に防止すること
ができる構成としている。
【0026】即ち、本発明に係る管継手は、端部開口部
3aに被接続管1用の雌ねじ部4を有する継手本体3
と、該継手本体3内に設けられる樹脂製防食コア5と、
内端面6が防食コア5の内端面7を押圧する筒状のイン
サート部8と、を備える。つまり、継手本体3の内部
に、筒状のインサート部8を設ける。
【0027】継手本体3は鉄系の金属からなり、その孔
部が、テーパ部10aと小径部10bと大径部10cとを備
え、テーパ部10aの開口部をもって上述の端部開口部3
aとする。この端部開口部3aに形成される雌ねじ部4
に、被接続管1の雄ねじ部13が螺合する。
【0028】なお、被接続管1は、金属製管本体11と、
該金属製管本体11の内面を被覆する防食樹脂層12と、か
らなり、管本体11の端部外周面に雄ねじ部13が形成され
る。
【0029】また、継手本体3の小径部10bと大径部10
cとの間には、円環状の内鍔部14が設けられ、小径部10
bから内鍔部14を介して大径部10cの一部まで防食コア
5の一部が嵌合している。
【0030】防食コア5は、筒状部5aと、継手本体3
に嵌合する嵌合部(上述の一部)5bと、からなる。筒
状部5aは雌ねじ部4との間に被接続管1嵌入用の円環
状間隔部15を形成する。また、筒状部5aの外周面に
は、螺旋状又は独立状の小突条16が設けられる。
【0031】即ち、被接続管1の雄ねじ部13を継手本体
3のねじ部4に螺着する際に、小突条16が被接続管1の
防食樹脂層12の内周面に次第に食い込むように、又は、
小突条16自体が押し潰されるようにしている。従って、
この小突条16により、筒状部5aの外周面と、被接続管
1の内周面とが確実に密着する。
【0032】防食コア5の嵌合部5bは、小径部10bに
嵌合する第1突部17と、内鍔部14が嵌合する凹周溝部18
と、大径部10cの内端部に嵌合する第2突部19と、から
なり、継手本体3に嵌着される。
【0033】インサート部8は、例えば、筒状の砲金か
らなり、外端に向って順次拡開する孔部の内周面には雌
ねじ部21が形成される。また、インサート部8は継手本
体3に装着(嵌着)された際には、その内端面6が防食
コア5の内端面7(つまり、嵌合部5bの第2突部19の
端面)を押圧する。
【0034】これにより、図2の拡大断面図で示すよう
に、インサート部8と防食コア5との間に隙間が生じ
ず、この管継手内部からインサート部8の外周面と、こ
れに対応する継手本体3の内周面との間に水等の管内流
体が浸入することがない。
【0035】また、インサート部8の外端面55は、継手
本体3の外端面56よりも外方へ突出する。これにより、
インサート部8に接続される器具2の配管等の端面が継
手本体3に接触しないようにできる。
【0036】しかして、インサート部8の外周面と継手
本体3の内周面との間に円環状の隙間Sを形成し、か
つ、その隙間Sに、加硫焼付にて形成された電気的絶縁
性を有するゴム層Rが、介装されている。具体的には、
上記隙間Sに生ゴムを注入して、その後、その生ゴムを
加硫焼付してゴム層Rを形成する。これにより、ゴム層
Rの外周面は継手本体3の内周面に密着し、かつ、ゴム
層Rの内周面はインサート部8の外周面に密着する。
【0037】また、インサート部8の内端面6は、樹脂
製防食コア5の内端面7に密接している。さらに、イン
サート部8の内端部の外周面に、周方向の凹溝20が設け
られ、かつ、該凹溝20に電気的絶縁性を有するリング状
のシール材22が嵌入されている。
【0038】このシール材22は、電気的絶縁性を有する
Oリングから成り、該シール材22の外端面は継手本体3
の内周面の大径部10cに密接する。これにより、該シー
ル材22にて、インサート部8の外周面と継手本体3の内
周面との間に所定寸の隙間Sを確保できる。従って、ゴ
ム層Rの肉厚を均一とし得る。
【0039】(図1にもどって)上述の如く構成された
管継手によれば、被接続管1の雄ねじ部13を継手本体3
の雌ねじ部4に螺着すると共に、器具2の配管等の雄ね
じ部をインサート部8の雌ねじ部21に螺着することによ
り、被接続管1と器具2とを、この管継手を介して、連
通連結できる。
【0040】この場合、異種金属の接触がなく、腐食
(ガルバニック腐食)が有効に防止される。即ち、イン
サート部8は砲金から成り、また、これに螺着される器
具2の配管等は銅合金(砲金)であるので、インサート
部8と器具2との間にガルバニック電流が流れず、さら
に、被接続管1の管本体11は炭素鋼等の鉄系からなり、
また、この被接続管1が螺合する継手本体3は鉄系から
なるので、この間にガルバニック電流が流れず、かつ、
継手本体3とインサート部8とが、ゴム層R、シール材
22、及び、防食コア5にて、相互に電気的に絶縁されて
いるからである。
【0041】また、防食コア5とインサート部8との間
に水等の管内流体が浸入するのを防止でき、さらに、シ
ール材22とゴム層Rにより、管内流体の外部への流出を
有効に防止できる。かつ、樹脂被覆が施されていない継
手本体3への管内流体の流出を防止でき、管内流体によ
る腐食を有効に防止することができる。
【0042】次に、図3は第2の実施例を示し、この場
合、インサート部8の内端面6とゴム層Rの内端面23
が、各々、樹脂製防食コア5の内端面7に密接してい
る。即ち、ゴム層Rは、継手本体3の外端面からインサ
ート部8の内端面までの軸心方向の範囲Lにわたって形
成されている。
【0043】これにより、継手本体3とゴム層Rとの密
着面積、及び、ゴム層Rとインサート部8との密着面積
を、広くすることができ、継手本体3とゴム層Rとイン
サート部8とを、強固に一体化できる。
【0044】図4は、第3の実施例を示し、この場合、
継手本体3の内部に、インサート部8の内端面6に対向
する円環状端面24を有する内鍔部14が、形成されている
と共に、該内鍔部14の円環状端面24に軸心外方向へ開口
する円環状の凹溝26が形成されている。かつ、該凹溝26
にリング状の電気的絶縁性を有するシール材27が嵌入さ
れ、さらに、該シール材27はインサート部8の内端面6
にて押圧されている。
【0045】また、該シール材27とインサート部8の内
端面6との間に、防食コア5の第2突部19が介在しない
ように、該第2突部19は小さくされている。なお、その
他の構造は、図3の管継手と同様とされている。この管
継手によれば、管内流体の流出を確実に防止できる。な
お、第2突部19を省略してもよい。
【0046】図5は、第4の実施例を示し、この管継手
は、継手本体3の内鍔部14の円環状端面24と、インサー
ト部8の内端面6と、の間に隙間Sが設けられ、該隙間
Sに、加硫焼付によるゴム層Rが、形成されている。即
ち、隙間Sは、インサート部8の外周面と継手本体3の
内周面の大径部10cとの間、及び、継手本体3の内鍔部
14の円環状端面24とインサート部8の内端面6との間
に、断面L字状に形成されている。
【0047】これにより、継手本体3とゴム層Rとの密
着面積、及び、ゴム層Rとインサート部8との密着面積
は、図3及び図4のものよりも広くなる。従って、継手
本体3とゴム層Rとインサート部8とを、一層強固に一
体化できる。
【0048】図6は、第5の実施例を示し、この管継手
は、インサート部8の外周面と、継手本体3の内周面と
を、加硫焼付によるゴム層Rとの密着面積を広くする凹
凸面28a,28bとしたものである。具体的には、インサ
ート部8の外周面に、周方向の独立した凹溝29a,29a
を設けると共に、継手本体3の内周面にも、周方向の独
立した凹溝29b,29bを設ける。なお、その他の構造は
図5のものと同様とされる。
【0049】これにより、継手本体3とゴム層Rとの密
着面積、及び、ゴム層Rとインサート部8との密着面積
は、図5のものよりも広くなる。従って、継手本体3と
ゴム層Rとインサート部8とを、図5のものよりも強固
に一体化できる。
【0050】次に図7は、第6の実施例を示す。即ち、
この管継手は、インサート部8の外周面に、螺旋状の連
続溝30aを設けると共に、継手本体3の内周面にも、螺
旋状の連続溝30bを設けて、該連続溝30a, 30bにて、
インサート部8の外周面と、継手本体3の内周面とを、
凹凸面28a,28bとしたものである。
【0051】なお、ゴム層Rの外周面は、継手本体3の
内周面に密着し、かつ、ゴム層Rの内周面は、インサー
ト部8の外周面に密着している。この場合も、継手本体
3とゴム層Rとインサート部8とを、図5のものよりも
強固に一体化できる。
【0052】図8と図9は、各々、図7の管継手の変形
例の分解状態を示す。即ち、図8の管継手は、継手本体
3の内周面にゴム層Rが加硫焼付にて形成され、かつ、
インサート部8は別部品とされる。また、ゴム層Rの内
周面には、インサート部8の外周の凹凸面28bを成す連
続溝30bに螺合する雌ねじ部31が形成される。
【0053】しかして、ゴム層Rの雌ねじ部31に、イン
サート部8の連続溝30bを、螺入すれば、図7の管継手
と同様の断面構造の管継手を形成できる。
【0054】また、図9の管継手は、インサート部8の
外周面にゴム層Rが加硫焼付にて形成され、かつ、継手
本体3は別部品とされる。また、ゴム層Rの外周面に
は、継手本体3の内周の凹凸面28aを成す連続溝30aに
螺合する雄ねじ部32が形成される。
【0055】しかして、ゴム層Rの雄ねじ部32に、継手
本体3の連続溝30aを螺嵌すれば、図7の管継手と同様
の断面構造の管継手を形成できる。
【0056】上述の図8と図9の管継手によれば、製造
が容易となり、大量生産に貢献できると共に、製造コス
トを減少できるという利点がある。
【0057】図10は、第7の実施例を示し、この管継手
は、継手本体3の内周面と、インサート部8の外周面と
に、ローレット加工又はショットブラスティング加工を
施して、凹凸面28a,28bを形成したものであり、その
他の構成は、図7のものと同様とされている。
【0058】この場合も、継手本体3とゴム層Rとイン
サート部8とを、図5のものよりも強固に一体化でき
る。
【0059】図11は、第8の実施例を示し、この場合、
隙間Sは、インサート部8の外周面と継手本体3の内周
面の大径部10cとの間、及び、継手本体3の内鍔部14の
円環状端面24とインサート部8の内端面6との間に、断
面L字状に形成され、その隙間Sにゴム層Rが、加硫焼
付にて断面L字状に形成されている。
【0060】また、ゴム層Rの内周端部と、継手本体3
の内鍔部14の内周端部とに、各々、インサート部8の雌
ねじ部21と連続する雌ねじ部33, 34が形成され、該雌ね
じ部33, 34に、防食コア5の嵌合部5bの内端部が嵌合
している。
【0061】この管継手の継手本体3とインサート部8
は、図12に示すように、継手本体3の内鍔部14の雌ねじ
部33と、インサート部8の雌ねじ部21に、螺合する雄ね
じ部35を有する治具36を用いて、相互に一体化される。
【0062】即ち、治具36の先端の上記雄ねじ部35が形
成された突部37に、インサート部8と、継手本体3の内
鍔部14とを、螺嵌すると共に、継手本体3とインサート
部8との間に隙間Sを開けて、その隙間Sに生ゴムを注
入して加硫焼付を施す。これにより、所定肉厚のゴム層
Rを形成できる。38は、補助用の治具である。
【0063】その後、継手本体3の内周面の小径部10b
と内鍔部14の雌ねじ部33とゴム層Rの雌ねじ部34に、防
食コア5の嵌合部5aが嵌合状となるように、該防食コ
ア5を形成すれば、図11に示した管継手を形成できる。
この管継手によれば、所定肉厚のゴム層Rを容易に形成
できると共に、継手本体3とゴム層Rとの密着力、及
び、ゴム層Rとインサート部8との密着力が、大きくな
る。
【0064】図13は、第9の実施例を示し、この場合、
インサート部8の内端の角部に、周方向に沿った切欠部
39を設け、該切欠部39に、電気的絶縁性を有するリング
状のシール材22を嵌入したものである。シール材22は、
Oリングから成る。
【0065】防食コア5の嵌合部5bの第2突部19の外
周端面と、ゴム層Rの内端面とは、シール材22に近接乃
至当接している。この管継手によれば、シール材22によ
り、所定寸の隙間Sを確保できるため、ゴム層Rの肉厚
を均一とし得る。
【0066】図14は、第10の実施例を示し、この場合、
インサート部8の内端に、テーパ状傾斜面部40が形成さ
れていると共に、該傾斜面部40に、電気的絶縁性を有す
るリング状のシール材41が外嵌されている。シール材41
は、リング状のシートパッキン(ガスケット)から成
る。
【0067】防食コア5の嵌合部5bの第2突部19の外
周端面と、ゴム層Rの内端面とは、シール材41に近接乃
至当接している。この管継手によれば、所定寸の隙間S
を確保でき、ゴム層Rの肉厚を均一とし得る。
【0068】図15は、第11の実施例を示し、この管継手
は、継手本体3に螺合してインサート部8を内方へ押圧
するための内鍔部42を有する押圧輪9を備えている。さ
らに、インサート部8の外周面と、継手本体3の内周面
及び押圧輪9の内周面と、の間に、円環状の隙間Sを設
け、かつ、その隙間Sに、加硫焼付にて形成された電気
的絶縁性を有するゴム層Rを、介装したものである。
【0069】押圧輪9は、鉄系の金属からなり、外端面
側に内鍔部42と外鍔部48が設けられている。押圧輪9の
外周面には、雄ねじ部45が形成されている。また、継手
本体3の内周面の大径部10cの外端部には、さらに拡大
した拡径部46が設けられ、その拡径部46に雌ねじ部47が
形成される。その拡径部46の雌ねじ部47に、押圧輪9の
雄ねじ部45が、螺入される。
【0070】また、インサート部8の外端の角部と内端
の角部に、周方向に沿った外切欠部43aと内切欠部43b
が形成されていると共に、その外切欠部43aと内切欠部
43bに、インサート部8の外周面と継手本体3の内周面
及び押圧輪9の内周面との間に所定寸の隙間Sを確保す
る電気的絶縁性を有するシール材44a,44bが、外嵌さ
れている。シール材44a,44bは、各々、Oリングから
成り、外端側のシール材44aは、押圧輪9の内周面に密
接し、かつ、内端側のシール材44bは、継手本体3の内
周面に密接する。
【0071】しかして、押圧輪9の外鍔部48の内端面
は、継手本体3の外端面に当接し、かつ、押圧輪9の内
鍔部42の内端面は、シール材44aを介して、インサート
部8を内方へ押圧する。これにより、インサート部8を
抜け止めできる。また、2つのシール材44a,44bによ
り、インサート部8はいわゆる「芯出し」され、その軸
心は継手本体3の軸心に一致する。従って、所定寸の隙
間Sを確保でき、ゴム層Rの肉厚を均一なものとするこ
とができる。
【0072】図16は、第12の実施例を示し、インサート
部8の外端部近傍に、押圧輪9の内周面に近接乃至当接
する外鍔部49が形成されている。また、押圧輪9は、電
気的絶縁性を有するゴム又は樹脂から成る。このため、
インサート部8の外鍔部49が、押圧輪9の内周面に接触
するにもかかわらず、インサート部8と継手本体3と
を、相互に電気的に絶縁できる。また、インサート部8
の外鍔部49により、ゴム層Rの肉厚を一層均一なものと
し得る。
【0073】次に、図17は、図1と図2に示した管継手
の変形例であり、この管継手は、インサート部8に、継
手本体3から外部へ突出する筒状部50が連設されると共
に、該筒状部50の外周面に雄ねじ部51が形成されたもの
である。
【0074】即ち、内周面52に雌ねじ部54を有する被接
続管53の該雌ねじ部54が、筒状部50の雄ねじ部51に螺着
される。なお、インサート部8の継手本体3内に嵌入状
となった部分の構造は、図1と図2に示したものと同様
とされる。
【0075】また、図18は、図15に示した管継手の変形
例であり、図19は、図16に示した管継手の変形例であ
る。これらの管継手も、インサート部8に、継手本体3
から外部へ突出する筒状部50が連設されると共に、該筒
状部50の外周面に雄ねじ部51が形成されている。従っ
て、内周面52に雌ねじ部54を有する被接続管53の該雌ね
じ部54を、筒状部50の雄ねじ部51に螺着できる。
【0076】なお、図18及び図19のものでは、被接続管
53の端面が、押圧輪9に接触しないように構成されてい
るが、図19のものでは、押圧輪9が、電気的絶縁性を有
するゴム又は樹脂から成るため、被接続管53の端面が押
圧輪9に接触するように構成するも自由である。即ち、
被接続管53の端面が押圧輪9に接触しても、被接続管53
と継手本体3は、相互に電気的に絶縁される。
【0077】図20の(イ)(ロ)(ハ)は、各々、図14
に示した管継手の変形例を示し、これらの管継手は、イ
ンサート部8の外周面と、継手本体3の内周面とを、加
硫焼付によるゴム層Rとの密着面積を広くする凹凸面28
a,28bとしたものである。
【0078】具体的には、(イ)は、インサート部8の
外周面に、周方向の独立した凹溝29a…が設けられると
共に、継手本体3の内周面にも、周方向の独立した凹溝
29b…が設けられる。また、(ロ)は、インサート部8
の外周面に、螺旋状の連続溝30aが設けられると共に、
継手本体3の内周面にも、螺旋状の連続溝30bが設けら
れる。(ハ)は、インサート部8の外周面と継手本体3
の内周面に、ローレット加工又はショットブラスティン
グ加工を施して、凹凸面28a,28bを形成したものであ
る。
【0079】このように構成すれば、継手本体3とゴム
層Rとインサート部8とを、強固に一体化できる。な
お、図1〜図4、図11〜図13、及び、図15〜図19に示し
た管継手のインサート部8の外周面と継手本体3の内周
面を、凹凸面28a,28bとするも自由である。
【0080】また、図1〜図20に示した管継手のゴム層
Rを、射出成型にて形成されると共に電気的絶縁性を有
する樹脂層Pに、置き換えるも好ましい。その場合も、
勿論、継手本体3とインサート部8を、相互に電気的に
絶縁でき、かつ、継手本体3とゴム層R又は樹脂層Pと
の間、及び、ゴム層R又は樹脂層Pとインサート部8と
の間に管内流体(例えば、水)が浸入せず、優れた防水
機能を発揮できる。
【0081】また、図3〜図14に示した管継手、及び、
図20に示した管継手のインサート部8に、継手本体3か
ら外部へ突出する筒状部50を連設すると共に、該筒状部
50の外周面に雄ねじ部51を形成するも自由であり、その
場合は、インサート部8の内周面の雌ねじ部21を省略す
る。
【0082】シール材22, 27, 41, 44a,44bの材質と
しては、Oリングの場合は、ふっ素系、シリコン系、E
PDM等の耐熱性の樹脂を使用するのが望ましいが、耐
熱性であれば、それら以外の樹脂又はゴムを使用しても
よい。また、シートパッキン(ガスケット)の場合は、
無機,有機剛性繊維含有ゴム系,ふっ素系,アスベスト
等が好ましいが、それ以外の材質でもよい。
【0083】なお、インサート部8の外周面と継手本体
3の内周面との間の隙間Sに形成されるゴム層R又は樹
脂層Pは、絶縁と、配管ねじ込み時のインサート部8の
廻り止めを兼ねるが、その廻り止めとしての機能を強化
するため、インサート部8の外周面とゴム層R又は樹脂
層Pの内周面との間、及び/又は、継手本体3の内周面
とゴム層R又は樹脂層Pの外周面との間に、補助的に接
着剤を介在させるも好ましい。
【0084】ところで、本発明に係る管継手としては、
ソケット形状以外に、エルボ型やチーズ型であってもよ
い。
【0085】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
【0086】継手本体3とゴム層R又は樹脂層Pとの
間、及び、ゴム層R又は樹脂層Pとインサート部8との
間に、管内流体(例えば、水)が浸入せず、優れた防水
機能を発揮する。
【0087】インサート部8の外周面と継手本体3の内
周面との間の隙間S、又は、インサート部8の外周面と
継手本体3の内周面の一部乃至押圧輪9の内周面との間
の隙間Sに電気的絶縁性を有するゴム層R又は樹脂層P
が介装されるので、インサート部8と継手本体3とが相
互に電気的に絶縁され、この間にガルバニック電流が流
れず腐食することがない。
【0088】ゴム層R又は樹脂層Pにて、器具2等の配
管のねじ込み時のインサート部8の廻り止め、及び、抜
け止めが有効に行なわれる。
【0089】インサート部8の内端部の外周面の凹溝20
に電気的絶縁性を有するリング状のシール材22が嵌入さ
れているもの、インサート部8の内端の角部に設けられ
た切欠部39に電気的絶縁性を有するリング状のシール材
22を嵌入したもの、及び、インサート部8の内端に形成
されたテーパ状傾斜面部40に電気的絶縁性を有するリン
グ状のシール材41が外嵌されているものでは、継手本体
3の軸心とインサート部8の軸心とを一致させることが
でき、継手本体3の内周面とインサート部8の外周面と
の間に、所定寸の隙間Sを確保できると共に、ゴム層R
又は樹脂層Pの肉厚を均一とし得る。
【0090】インサート部8の外周面と、継手本体3の
内周面とを、ゴム層R又は樹脂層Pとの密着面積を広く
する凹凸面28a,28bとしたものでは、インサート部8
と、ゴム層R又は樹脂層Pと、継手本体3とを、強固に
一体化できる。
【0091】押圧輪9を有するものでは、押圧輪9に
て、インサート部8を確実に継手本体3に保持させるこ
とができる。
【0092】インサート部8の内周面に雌ねじ部21が形
成されたものでは、雄ねじ部を有する給水栓やバルブ等
を接続することができ、また、外周面に雄ねじ部51を有
する筒状部50が連設されたものでは、この筒状部50に、
ねじ孔を有する配管等を接続することができる。
【0093】全体として、各部材が単純な構造であり、
製造しやすくコスト高とならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面図である。
【図2】要部拡大断面図である。
【図3】第2の実施例を示す要部拡大断面図である。
【図4】第3の実施例を示す要部拡大断面図である。
【図5】第4の実施例を示す要部拡大断面図である。
【図6】第5の実施例を示す要部拡大断面図である。
【図7】第6の実施例を示す要部拡大断面図である。
【図8】変形例の分解状態を示す要部断面図である。
【図9】変形例の分解状態を示す要部断面図である。
【図10】第7の実施例を示す要部拡大断面図である。
【図11】第8の実施例を示す要部拡大断面図である。
【図12】製造方法説明図である。
【図13】第9の実施例を示す要部拡大断面図である。
【図14】第10の実施例を示す要部拡大断面図である。
【図15】第11の実施例を示す要部拡大断面図である。
【図16】第12の実施例を示す要部拡大断面図である。
【図17】変形例を示す要部拡大断面図である。
【図18】変形例を示す要部拡大断面図である。
【図19】変形例を示す要部拡大断面図である。
【図20】変形例を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
3 継手本体 3a 端部開口部 4 ねじ部 5 樹脂製防食コア 5a 筒状部 6 内端面 7 内端面 8 インサート部 9 押圧輪 14 内鍔部 15 間隔部 20 凹溝 22 シール材 23 内端面 24 円環状端面 26 凹溝 27 シール材 28a 凹凸面 28b 凹凸面 39 切欠部 40 傾斜面部 41 シール材 42 内鍔部 50 筒状部 51 雄ねじ部 P 樹脂層 R ゴム層 S 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大畑 博義 富田林市寺池台4丁目2番317棟104 (72)発明者 井上 智史 河内長野市天野町1012の1 (56)参考文献 特開 平7−269752(JP,A) 特開 昭61−197884(JP,A) 実開 平2−136891(JP,U) 実開 平4−73685(JP,U) 実開 昭58−76889(JP,U) 実開 昭58−89685(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 25/02 F16L 15/04 F16L 58/18

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部開口部3aに被接続管用の雌ねじ部
    4を有する継手本体3と、該雌ねじ部4との間に被接続
    管嵌入用の円環状間隔部15を形成するための筒状部5a
    を有する樹脂製防食コア5と、を備えた管継手であっ
    て、上記継手本体3の内部に、筒状のインサート部8
    を、設けると共に、該インサート部8の外周面と上記継
    手本体3の内周面との間に円環状の隙間Sを形成し、か
    つ、該隙間Sに、加硫焼付にて形成された電気的絶縁性
    を有するゴム層Rを、介装したことを特徴とする管継
    手。
  2. 【請求項2】 端部開口部3aに被接続管用の雌ねじ部
    4を有する継手本体3と、該雌ねじ部4との間に被接続
    管嵌入用の円環状間隔部15を形成するための筒状部5a
    を有する樹脂製防食コア5と、を備えた管継手であっ
    て、上記継手本体3の内部に、筒状のインサート部8
    を、設けると共に、該インサート部8の外周面と上記継
    手本体3の内周面との間に円環状の隙間Sを形成し、か
    つ、該隙間Sに、射出成型にて形成された電気的絶縁性
    を有する樹脂層Pを、介装したことを特徴とする管継
    手。
  3. 【請求項3】 インサート部8の内端面6が、樹脂製防
    食コア5の内端面7に密接していると共に、該インサー
    ト部8の内端部の外周面に、周方向の凹溝20が設けら
    れ、かつ、該凹溝20に電気的絶縁性を有するリング状の
    シール材22が嵌入されている請求項1又は2記載の管継
    手。
  4. 【請求項4】 インサート部8の内端面6とゴム層Rの
    内端面23が、各々、樹脂製防食コア5の内端面7に密接
    している請求項1記載の管継手。
  5. 【請求項5】 インサート部8の内端面6と樹脂層Pの
    内端面23が、各々、樹脂製防食コア5の内端面7に密接
    している請求項2記載の管継手。
  6. 【請求項6】 継手本体3の内部に、インサート部8の
    内端面6に対向する円環状端面24を有する内鍔部14が、
    形成されていると共に、該内鍔部14の円環状端面24に軸
    心外方向へ開口する円環状の凹溝26が形成され、かつ、
    該凹溝26にリング状の電気的絶縁性を有するシール材27
    が嵌入され、さらに、該シール材27はインサート部8の
    内端面6にて押圧されている請求項1又は2記載の管継
    手。
  7. 【請求項7】 継手本体3の内部に、インサート部8の
    内端面に対向する円環状端面24を有する内鍔部14が、形
    成されていると共に、該内鍔部14の円環状端面24とイン
    サート部8の内端面6との間に隙間Sが設けられ、該隙
    間Sに、加硫焼付にて形成されたゴム層Rが、介装され
    ている請求項1記載の管継手。
  8. 【請求項8】 継手本体3の内部に、インサート部8の
    内端面に対向する円環状端面24を有する内鍔部14が、形
    成されていると共に、該内鍔部14の円環状端面24とイン
    サート部8の内端面6との間に隙間Sが設けられ、該隙
    間Sに、射出成型にて形成された樹脂層Pが、介装され
    ている請求項2記載の管継手。
  9. 【請求項9】 インサート部8の外周面と、継手本体3
    の内周面とを、加硫焼付によるゴム層Rとの密着面積を
    広くする凹凸面28a,28bとした請求項1記載の管継
    手。
  10. 【請求項10】 インサート部8の外周面と、継手本体3
    の内周面とを、射出成型による樹脂層Pとの密着面積を
    広くする凹凸面28a,28bとした請求項2記載の管継
    手。
  11. 【請求項11】 インサート部8の内端の角部に、周方向
    に沿った切欠部39を設け、該切欠部39に、電気的絶縁性
    を有するリング状のシール材22を嵌入した請求項1又は
    2記載の管継手。
  12. 【請求項12】 インサート部8の内端に、テーパ状傾斜
    面部40が形成されていると共に、該傾斜面部40に、電気
    的絶縁性を有するリング状のシール材41が外嵌されてい
    る請求項1又は2記載の管継手。
  13. 【請求項13】 端部開口部3aに被接続管用の雌ねじ部
    4を有する継手本体3と、該雌ねじ部4との間に被接続
    管嵌入用の円環状間隔部15を形成するための筒状部5a
    を有する樹脂製防食コア5と、を備えた管継手であっ
    て、上記継手本体3の内部に、筒状のインサート部8
    を、設けると共に、上記継手本体3に螺合して上記イン
    サート部8を内方へ押圧するための内鍔部42を有する押
    圧輪9を備え、かつ、該インサート部8の外周面と上記
    継手本体3の内周面及び上記押圧輪9の内周面との間
    に、円環状の隙間Sを設け、かつ、該隙間Sに、加硫焼
    付にて形成された電気的絶縁性を有するゴム層Rを、介
    装したことを特徴とする管継手。
  14. 【請求項14】 端部開口部3aに被接続管用の雌ねじ部
    4を有する継手本体3と、該雌ねじ部4との間に被接続
    管嵌入用の円環状間隔部24を形成するための筒状部5a
    を有する樹脂製防食コア5と、を備えた管継手であっ
    て、上記継手本体3の内部に、筒状のインサート部8
    を、設けると共に、上記継手本体3に螺合して上記イン
    サート部8を内方へ押圧するための内鍔部42を有する押
    圧輪9を備え、かつ、該インサート部8の外周面と上記
    継手本体3の内周面及び上記押圧輪9の内周面との間
    に、円環状の隙間Sを設け、かつ、該隙間Sに、射出成
    型にて形成された電気的絶縁性を有する樹脂層Pを、介
    装したことを特徴とする管継手。
  15. 【請求項15】 インサート部8の内周面に雌ねじ部21が
    形成された請求項1,2,3,4,5,6,7,8,
    9,10, 11, 12, 13又は14記載の管継手。
  16. 【請求項16】 インサート部8に、継手本体3から外部
    へ突出する筒状部50が連設されると共に、該筒状部50の
    外周面に雄ねじ部51が形成された請求項1,2,3,
    4,5,6,7,8,9,10, 11, 12, 13又は14記載の
    管継手。
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