JPH0875022A - 絶縁バルブ - Google Patents

絶縁バルブ

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Publication number
JPH0875022A
JPH0875022A JP20195A JP20195A JPH0875022A JP H0875022 A JPH0875022 A JP H0875022A JP 20195 A JP20195 A JP 20195A JP 20195 A JP20195 A JP 20195A JP H0875022 A JPH0875022 A JP H0875022A
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JP
Japan
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peripheral surface
valve
screw
screw cylinder
pressing ring
Prior art date
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Application number
JP20195A
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English (en)
Inventor
Sakae Haruna
栄 春名
Tsutomu Ubagai
勉 祖母井
Hideki Kageyama
英樹 影山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0875022A publication Critical patent/JPH0875022A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異種金属配管を接続しても、異種金属接触腐
食を完全に防止することができるとともに、製造作業工
程が簡易で製造コストも低減できる絶縁パルブを提供す
る。 【構成】 金属製バルブ本体に設けられた筒部に、接続
される配管材と同じ自然電位を有する金属製のねじ筒
と、配管材の内側に嵌合するコア本体とねじ筒の端面を
受ける鍔部とを有する樹脂コアとを内装するとともに、
このねじ筒と絶縁された押圧リングを筒部の内周面また
は外周面に設けられたねじ部に螺合させることで、バル
ブ本体とねじ筒、樹脂コア、押圧リングを固定一体化し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バルブ本体を構成する
金属材と異なる自然電位を有する金属管を接続するのに
有用なバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、給水配管には、内部に錆が発生し
て赤水が発生しないように内面を樹脂ライニングしたラ
イニング鋼管が使用されている。このようなライニング
鋼管を使用した給水配管途中に設けられるバルブとし
て、特開平2−134479号公報に開示されているよ
うなバルブがある。
【0003】図10に示すように、このバルブ100
は、両側に受口101を有し、受口101の内周面に設
けられた雌ねじ部102にライニング鋼管103の端部
外周面に設けられた雄ねじ部104を螺合させること
で、ライニング鋼管103が接続されるようになってい
るとともに、雌ねじ部102に対面するように筒状の樹
脂コア105が設けられていて、ライニング鋼管103
が接続されると同時にこの樹脂コア105がライニング
鋼管103の内周面に密着し、ライニング鋼管103の
管端に露出した鋼管部106が配管中を流れる湯や水に
曝されて錆が発生しないようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、給水配管か
ら給水された水を加熱して供給する給湯器などの給湯ラ
インには、耐蝕性を備えた銅合金やステンレス製のバル
ブを用いて接続されていることが多い。しかし、たと
え、上記のようなバルブ100を用いて、ライニング鋼
管103の管端の鋼管部106が樹脂コア105によっ
て配管中を流れる湯や水に曝されないようにしても、バ
ルブを構成する銅合金や銅と、鋼管とは、自然電位が異
なるため、長期間使用していると、鋼管103とバルブ
100とのねじ接続部で自然電位の差による電位差腐食
が発生し、ねじが無くなって鋼管103が抜けてしまう
と言う問題がある。
【0005】そこで、このような問題を解決するため
に、絶縁継手をバルブと鋼管との間に介在させる方法が
実施されているが、この方法の場合、絶縁継手を別途用
意しなければならないとともに、バルブと絶縁継手とを
接続する工程が余分に必要なため、作業性が非常に悪
い。本発明は、このような事情に鑑みて、異種金属配管
を直接接続しても、異種金属接触腐食を完全に防止する
ことができるとともに、製造作業工程が簡易で製造コス
トも低減できるパルブを提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1記載の発明(以下、「第1発明」と
記す)にかかる絶縁バルブは、少なくとも先端の外周面
または内周面にねじ部が形成された筒部を有する金属製
バルブ本体と、バルブに接続される配管材の先端内部に
嵌合しその外周面が配管材内周面に水密に密着するコア
本体と、前記筒部の略内径と同じ径を有しコア本体の一
側端に一体に設けられた鍔部とからなる樹脂コアと、接
続される配管材と略同じ自然電位を有する金属材料で形
成され、前記筒部より外径が少し小径で、内周面に前記
配管材の先端部に設けられたねじ部が螺合する雌ねじが
設けられるとともに、一端外周面に段状に切り欠かれた
切欠部を有するねじ筒と、前記バルブ本体に設けられた
ねじ部に螺合するねじを内周面または外周面に有すると
ともに、前記切欠部が嵌合する孔を有する前記バルブ本
体と同じ金属材料で形成された押圧リングと、を備え、
前記樹脂コアが前記鍔部を前記筒部の奥壁に密着するよ
うに筒部に内装され、前記ねじ筒が前記切欠部と反対側
の面を前記鍔部に受けられるように筒部に内装され、前
記押圧リングが筒部に形成されたねじ部にねじを螺合す
ることでその端面が絶縁材を介して前記切欠部の側壁を
押圧し前記ねじ筒端面が鍔部に圧接されているととも
に、前記ねじ筒と筒部との間および/またはねじ筒と押
圧リングとの間に形成される空間部に接着剤が充填さ
れ、少なくとも一方の受口が形成されている構成とし
た。
【0007】また、請求項2記載の発明「以下、「第2
発明」と記す)にかかる絶縁バルブは、少なくとも先端
の外周面または内周面にねじ部が形成された筒部を有す
る金属製バルブ本体と、バルブに接続される配管材の先
端内部に嵌合しその外周面が配管材内周面に水密に密着
するコア本体と、前記筒部の略内径と同じ径を有しコア
本体の一側端に一体に設けられた鍔部とからなる樹脂コ
アと、接続される配管材と略同じ自然電位を有する金属
材料で形成され、前記筒部より外径が少し小径で、内周
面に前記配管材の先端部に設けられたねじ部が螺合する
雌ねじが設けられるとともに、一端外周面に段状に切り
欠かれた切欠部を有するねじ筒と、前記バルブ本体に設
けられたねじ部に螺合するねじを内周面または外周面に
有するとともに、前記切欠部が嵌合する孔を有する合成
樹脂製の押圧リングと、を備え、前記樹脂コアが前記鍔
部を前記筒部の奥壁に密着するように筒部に内装され、
前記ねじ筒が前記切欠部と反対側の面を前記鍔部に受け
られるように筒部に内装され、前記押圧リングが筒部に
形成されたねじ部にねじを螺合することでその端面が前
記切欠部の側壁を押圧し前記ねじ筒端面が鍔部に圧接さ
れているとともに、前記ねじ筒と筒部との間に形成され
る空間部に接着剤が充填され、少なくとも一方の受口が
形成されている構成とした。
【0008】上記第1発明および第2発明の構成におい
て、樹脂コアおよび押圧リングを構成する合成樹脂とし
ては、出来るだけ高強度なものが好ましく、特に限定さ
れないが、たとえば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、
架橋ポリエチレン、ポリブテン、ポリプロピレン、AB
S樹脂、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリアミ
ド(ナイロン)、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリ
エーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン(PEE
K)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、変性ポリ
フェニレンスルフィド、エポキシ・フェノール等の熱硬
化性樹脂などが挙げられ、また、これ等の樹脂とガラス
繊維、炭素繊維などの複合材料であってもよい。
【0009】バルブ本体を構成する金属としては、特に
限定されないが、ステンレス鋼、鉄、銅、砲金、青銅等
が挙げられる。バルブの種類としては、ボールバルブ、
ゲートバルブ、チャッキ弁、ストレーナー、減圧弁等が
挙げられる。ねじ筒を構成する金属としては、特に限定
されないが、ステンレス鋼、鉄、銅、砲金、青銅等が挙
げられる。なお、ねじ筒を構成する金属と押圧リングを
構成する合成樹脂との界面には、密着性を高めるために
ローレット加工等の粗面化加工を施しておくのが好まし
い。
【0010】絶縁材としては、特に限定されないが、弾
性を有するたとえばゴム材が好ましい。絶縁材は、ねじ
筒および押圧リングに予め一体に設けておくことが好ま
しい。なお、たとえば、ゴム製の絶縁材をねじ筒あるい
は押圧リングに一体化させるには、ゴム焼付けによる方
法が挙げられる。
【0011】
【作用】上記第1発明および第2発明の構成によれば、
内面が樹脂ライニングされた配管材を、その先端に設け
られたねじ部をねじ筒内周面に設けられた雌ねじに螺合
させて、バルブの受口に接続する。この接続と同時に、
樹脂コアのコア本体が配管材の内側に嵌合し、配管材内
周面にコア本体が水密に密着する。また、ねじ筒と配管
材とは略同じ自然電位の金属で形成されているので、ね
じ筒と配管材との間に電位差が生じることなく接続され
る。しかも、配管材およびねじ筒とバルブ本体とは絶縁
材および接着剤を介して絶縁状態に保たれる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明を、その実施例をあらわす図
面を参照しつつ詳しく説明する。図1は本発明にかかる
絶縁バルブの第1実施例をあらわしている。図1に示す
ように、このバルブ1aは、ゲートバルブであって、両
側に受口11,11が設けられ、バルブ本体2aと樹脂
コア3とねじ筒(インサート)4aと押圧リング5aと
から構成されている。
【0013】バルブ本体2aは、青銅製の鋳物であっ
て、両側に筒部21,21を有している。筒部21は、
先端側内周面に雌ねじ部22が形成されている。樹脂コ
ア3は、コア本体31と鍔部32とから形成されてい
て、鍔部32が筒部21の奥壁に密着するように、筒部
21に内装されている。
【0014】コア本体31は、バルブ1aに接続される
配管材としてのライニング鋼管9の内側に嵌合して外周
面がライニング鋼管9の内周面に水密に密着する筒状に
なっている。鍔部32は、コア本体31の一端に一体に
設けられている。ねじ筒4aは、筒部21の内径より少
し小径の鉄製で一側部で段状に切り欠かれて切欠部41
が形成されていて、内面にライニング鋼管9の先端外周
面に形成された雄ねじ部91が螺合する雌ねじ42が形
成されている。
【0015】押圧リング5aは、青銅鋳物製で切欠部4
1が嵌合されていて、外周面に筒部21の雌ねじ部22
に螺合するねじ51が外周面に形成されている。そし
て、押圧リング5aとねじ筒4aとは、絶縁材としての
ゴム材6aを焼付けすることで一体化されるとともに、
押圧リング5aのねじ51を筒部21の雌ねじ部22に
螺合させることで、バルブ本体2aと一体化され、ねじ
筒4aの端面が鍔部32に圧接されている。
【0016】また、ねじ筒4aと筒部21との隙間に
は、接着剤7が充填され、ねじ筒4aと筒部21とがこ
の接着剤7によって絶縁されている。このバルブ1a
は、上記のようになっているので、雌ねじ42に雄ねじ
部91を螺合させることでライニング鋼管9を受口11
に接続すると、コア本体31がライニング鋼管9内に嵌
合し、その内周面にコア本体31の外周面が水密に密着
するため、ライニング鋼管9の管端に露出した鋼管部が
配管中を流れる湯や水に曝されて腐食したりすることが
ない。
【0017】また、雄ねじ部91が略同じ自然電位を有
する鉄製のねじ筒4aに螺合されるとともに、ねじ筒4
aとバルブ本体2aおよび押圧リング5aとが絶縁され
ているので、異種金属接触腐食の問題がなくなる。した
がって、長期間の使用に耐えるようになる。さらに、樹
脂コア3およびねじ筒4aが押圧リング5aによって押
圧されているため、ライニング鋼管9にかかる抜け方向
の力に対して充分に耐えうるとともに、ライニング鋼管
9を螺合していくと、押圧リング5aのねじ51が閉ま
る方向に力が加わり、より樹脂コア3およびねじ筒4a
に対する押圧力が増大するため、樹脂コア3およびねじ
筒4aが供回りすることがない。すなわち、耐抜け力、
耐回転力に優れている。しかも、バルブ本体2aと樹脂
コア3とねじ筒4aと押圧リング5aとを組み立てるだ
けの構造であるため、組み立てが簡単でかつ安価に提供
することができる。
【0018】図2は本発明にかかる絶縁バルブの第2実
施例をあらわしている。図2に示すように、このバルブ
1bは、ねじ筒4aの奥部にOリング8を配置した以外
は、上記バルブ1aと同様になっている。このバルブ1
bによれば、Oリング8をねじ筒4aの奥部に配置した
ので、バルブ1aの効果に加え、より水密性の点で信頼
性が増大する。
【0019】図3は本発明にかかる絶縁バルブの第3実
施例をあらわしている。図3に示すように、このバルブ
1cは、ねじ筒4aと押圧リング5aの対向面にそれぞ
れ環状溝43,53を設けた以外は、バルブ1bと同様
になっている。このバルブ1cによれば、上記バルブ1
bの効果に加え、ねじ筒4aと押圧リング5aとの密着
性が向上する。
【0020】図4は本発明にかかる絶縁バルブの第4実
施例をあらわしている。図4に示すように、このバルブ
1dは、ねじ筒4aと押圧リング5aの対向面にねじ4
4,54を設け、このねじ44,54をゴム材6bを介
在させた状態で螺合させ、ねじ筒4aと押圧リング5a
とを一体化した以外は、バルブ1bと同様になってい
る。このバルブ1dによっても、上記バルブ1bの効果
に加え、ねじ筒4aと押圧リング5aとの密着性が向上
する。
【0021】図5は本発明にかかる絶縁バルブの第5実
施例をあらわしている。図5に示すように、このバルブ
1eは、ねじ筒4aの切欠部41の側壁面41aおよび
この側壁面41aに連続する切欠部41外周面の一部に
絶縁スペーサ6cを介在させ、切欠部41外周面の残部
と押圧リング5aとの隙間に接着剤7を充填してねじ筒
4aと押圧リング5aとを一体化した以外は、バルブ1
aと同様になっている。なお、切欠部41外周面の残部
と押圧リング5aとの隙間は0.2〜1.0mm程度が好
ましく、接着剤7としてはエポキシ系接着剤が好適に使
用される。
【0022】図6は本発明にかかる絶縁バルブの第6実
施例をあらわしている。図6に示すように、このバルブ
1fは、バルブ本体2bの筒部23が上記バルブ1eよ
り短く、ねじ筒4aおよび押圧リング5bの筒部23か
ら突出するととにも、押圧リング5bの係合部55が切
欠部41の側壁41aに係止されることで、ねじ筒4a
をバルブ本体2b側へ押圧するようになっている以外
は、バルブ1eと同様になっている。
【0023】図7は本発明にかかる絶縁バルブの第7実
施例をあらわしている。図7に示すように、このバルブ
1gは、バルブ本体2cの筒部24が外周面にねじ25
が設けられていて、押圧リング5cが筒部24を囲繞す
るように螺合され、押圧リング5cの係止部56が切欠
部41の側壁41aに係止されることで、ねじ筒4aを
バルブ本体2c側へ押圧するようになっている以外は、
バルブ1eと同様になっている。
【0024】図8(イ)及び(ロ)は本発明にかかる絶
縁バルブの第8実施例をあらわしている。図8(イ)に
示すように、このバルブ1hは、ねじ筒4bの切欠部4
6が筒部21先端へ行くほど小径になるテーパ状になっ
ていて、押圧リング5dが樹脂で形成され、かつ、内周
面が筒部21先端に向かって切欠部46と同じテーパで
小径化しており、ねじ筒4bと押圧リング5dとが直接
接している以外は、バルブ1aと同様になっている。こ
のバルブ1hによれば、押圧リング5dが樹脂で形成さ
れているため、絶縁材が不要になり、部品数が少なくな
り、よりコストダウンを図ることができる。また、図8
(ロ)に示すように、ねじ筒4bの切欠部46および押
圧リング5d内周面はテーパ状とせずに真っ直ぐな同径
となるようにしてもよい。この場合は、組み立てがさら
に簡単に行える。
【0025】図9は本発明にかかる絶縁バルブの第9実
施例をあらわしている。図9に示すように、このバルブ
1iは、バルブ本体2dの筒部27のねじ部28がテー
パねじになっていて、ねじ筒4cの切欠部48が筒部2
7の先端へ行くほど小径になるテーパ状になっており、
金属製の押圧リング5eの内周面が筒部21先端に向か
って切欠部48と同じテーパで小径化している以外は、
バルブ1aと同様になっている。
【0026】本発明にかかる絶縁バルブは、上記の実施
例に限定されない。たとえば、上記の実施例では、両側
の受口11,11が同じ構造になっていたが、一方の受
口に銅や銅合金製の耐蝕性材料で形成された配管材を接
続する場合は、一方の受口をバルブ本体と同じ金属材で
一体成形しても構わない。また、上記の第3実施例で
は、ねじ筒4aと押圧リング5aの対向面にそれぞれ環
状溝43,53を設けてねじ筒4aと押圧リング5aと
の密着性を向上させるようになっているが、環状溝4
3,53に代えてローレットを設けたり、ショットブラ
スト等で粗面化しても構わない。
【0027】
【発明の効果】本発明にかかるバルブは、以上のように
構成されているので、バルブ本体と自然電位が異なる配
管材を接続してもバルブ本体と配管材とが直接接触する
ことがない。したがって、絶縁継手を用いなくても配管
材が異種金属接触による電位差腐食を起こすことがな
い。しかも、配管材がライニング鋼管である場合、コア
の外周面がライニング鋼管の内周面に水密に密着するた
め、ライニング鋼管の管端に露出した鋼管部が配管内を
流れる湯や水に直接曝されることがない。鋼管部が湯や
水に曝されて腐食すると言うこともない。
【0028】また、樹脂コアおよびねじ筒が押圧リング
によって押圧されているため、配管材にかかる抜け方向
の力に対して充分に耐えうるとともに、配管材を螺合し
ていくと、押圧リングのねじが閉まる方向に力が加わ
り、より樹脂コアおよびねじ筒に対する押圧力が増大す
るため、樹脂コアおよびねじ筒が供回りすることがな
い。すなわち、耐抜け力、耐回転力に優れている。
【0029】さらに、簡単な構造の部品を組み立てるだ
けで製造できるので、製造コストもかからず安価で提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるバルブの第1実施例をあらわす
断面図である。
【図2】本発明にかかるバルブの第2実施例をあらわす
要部断面図である。
【図3】本発明にかかるバルブの第3実施例をあらわす
要部断面図である。
【図4】本発明にかかるバルブの第4実施例をあらわす
要部断面図である。
【図5】本発明にかかるバルブの第5実施例をあらわす
断面図である。
【図6】本発明にかかるバルブの第6実施例をあらわす
要部断面図である。
【図7】本発明にかかるバルブの第7実施例をあらわす
要部断面図である。
【図8】(イ)及び(ロ)は本発明にかかるバルブの第
8実施例をあらわす要部断面図である。
【図9】本発明にかかるバルブの第9実施例をあらわす
断面図である。
【図10】公知のバルブの断面図である。
【符号の説明】
1a バルブ 1b バルブ 1c バルブ 1d バルブ 1e バルブ 1f バルブ 1g バルブ 1h バルブ 1i バルブ 2a,2b,2c,2d バルブ本体 3 樹脂コア 4a,4b,4c ねじ筒 5a,5b,5c,5d,5e 押圧リング 6a,6b ゴム材(絶縁材) 6c 絶縁スペーサ(絶縁材) 7 接着剤 9 ライニング鋼管(配管材) 11 受口 21,23,24,27 筒部 22,25,28 ねじ部 31 コア本体 32 鍔部 41,46,48 切欠部 42 雄ねじ 51 ねじ 91 雄ねじ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも先端の外周面または内周面に
    ねじ部が形成された筒部を有する金属製バルブ本体と、
    バルブに接続される配管材の先端内部に嵌合しその外周
    面が配管材内周面に水密に密着するコア本体と、前記筒
    部の略内径と同じ径を有しコア本体の一側端に一体に設
    けられた鍔部とからなる樹脂コアと、 接続される配管材と略同じ自然電位を有する金属材料で
    形成され、前記筒部より外径が少し小径で、内周面に前
    記配管材の先端部に設けられたねじ部が螺合する雌ねじ
    が設けられるとともに、一端外周面に段状に切り欠かれ
    た切欠部を有するねじ筒と、 前記バルブ本体に設けられたねじ部に螺合するねじを内
    周面または外周面に有するとともに、前記切欠部が嵌合
    する孔を有する前記バルブ本体と同じ金属材料で形成さ
    れた押圧リングと、を備え、 前記樹脂コアが前記鍔部を前記筒部の奥壁に密着するよ
    うに筒部に内装され、前記ねじ筒が前記切欠部と反対側
    の面を前記鍔部に受けられるように筒部に内装され、前
    記押圧リングが筒部に形成されたねじ部にねじを螺合す
    ることでその端面が絶縁材を介して前記切欠部の側壁を
    押圧し前記ねじ筒端面が鍔部に圧接されているととも
    に、前記ねじ筒と筒部との間および/またはねじ筒と押
    圧リングとの間に形成される空間部に接着剤が充填さ
    れ、少なくとも一方の受口が形成されている絶縁バル
    ブ。
  2. 【請求項2】 少なくとも先端の外周面または内周面に
    ねじ部が形成された筒部を有する金属製バルブ本体と、 バルブに接続される配管材の先端内部に嵌合しその外周
    面が配管材内周面に水密に密着するコア本体と、前記筒
    部の略内径と同じ径を有しコア本体の一側端に一体に設
    けられた鍔部とからなる樹脂コアと、 接続される配管材と略同じ自然電位を有する金属材料で
    形成され、前記筒部より外径が少し小径で、内周面に前
    記配管材の先端部に設けられたねじ部が螺合する雌ねじ
    が設けられるとともに、一端外周面に段状に切り欠かれ
    た切欠部を有するねじ筒と、 前記バルブ本体に設けられたねじ部に螺合するねじを内
    周面または外周面に有するとともに、前記切欠部が嵌合
    する孔を有する合成樹脂製の押圧リングと、を備え、 前記樹脂コアが前記鍔部を前記筒部の奥壁に密着するよ
    うに筒部に内装され、前記ねじ筒が前記切欠部と反対側
    の面を前記鍔部に受けられるように筒部に内装され、前
    記押圧リングが筒部に形成されたねじ部にねじを螺合す
    ることでその端面が前記切欠部の側壁を押圧し前記ねじ
    筒端面が鍔部に圧接されているとともに、前記ねじ筒と
    筒部との間に形成される空間部に接着剤が充填され、少
    なくとも一方の受口が形成されている絶縁バルブ。
JP20195A 1994-07-01 1995-01-05 絶縁バルブ Pending JPH0875022A (ja)

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Cited By (11)

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