JPH07269754A - 給水栓用絶縁継手 - Google Patents
給水栓用絶縁継手Info
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- JPH07269754A JPH07269754A JP6080294A JP6080294A JPH07269754A JP H07269754 A JPH07269754 A JP H07269754A JP 6080294 A JP6080294 A JP 6080294A JP 6080294 A JP6080294 A JP 6080294A JP H07269754 A JPH07269754 A JP H07269754A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L58/00—Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation
- F16L58/02—Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation by means of internal or external coatings
- F16L58/04—Coatings characterised by the materials used
- F16L58/08—Coatings characterised by the materials used by metal
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】給水栓器具との間を電気的に絶縁して異種金属
接触腐食を生じさせず、又配管との接続部を含む継手の
内面を流通水から遮断して赤水を発生させない給水栓継
手を提供する。 【構成】配管と給水栓器具とを接続する継手であって、
金属製の継手本体と、この継手本体の前記配管と接続
するねじとは反対側のねじにシール部材を介して螺着結
合した電気絶縁性のブッシュとからなり、 このブッシ
ュは、外側が前記継手本体のめねじに螺着し内側が給水
栓器具のおねじに接続される内外面同じピッチのねじを
有し、このブッシュのめねじ谷径が継手本体のめねじ内
径より大きく、片側の径方向のねじ部厚さが０．４〜
１．５ｍｍで、絶縁材料を成形して設けたことを特徴と
する給水栓用絶縁継手である。
接触腐食を生じさせず、又配管との接続部を含む継手の
内面を流通水から遮断して赤水を発生させない給水栓継
手を提供する。 【構成】配管と給水栓器具とを接続する継手であって、
金属製の継手本体と、この継手本体の前記配管と接続
するねじとは反対側のねじにシール部材を介して螺着結
合した電気絶縁性のブッシュとからなり、 このブッシ
ュは、外側が前記継手本体のめねじに螺着し内側が給水
栓器具のおねじに接続される内外面同じピッチのねじを
有し、このブッシュのめねじ谷径が継手本体のめねじ内
径より大きく、片側の径方向のねじ部厚さが０．４〜
１．５ｍｍで、絶縁材料を成形して設けたことを特徴と
する給水栓用絶縁継手である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、配管と給水栓器具との
接続間を電気的に絶縁する給水栓用絶縁継手に関するも
のである。
接続間を電気的に絶縁する給水栓用絶縁継手に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来の給水栓継手の一例を図６に示す。
このものは、エルボ型の継手本体１を可鍛鋳鉄製鋳物で
形成し、その内面を合成樹脂射出成形による内面ライニ
ング層２で被覆したもので、継手本体１の一端部のめね
じ３に給水栓のおねじを接続すると共に、他端部のめね
じ４に配管の内面ライニング鋼管のおねじと接続するも
のである。又別の従来技術として特公平３−９３５９号
公報で開示された図７に示すガス用電気絶縁管継手があ
る。このものは金属製継手本体５のねじ部に高分子材と
無機質繊維との電気絶縁性を有する複合材からなるねじ
管状の電気絶縁部材６を螺合状に接着させたものであ
る。
このものは、エルボ型の継手本体１を可鍛鋳鉄製鋳物で
形成し、その内面を合成樹脂射出成形による内面ライニ
ング層２で被覆したもので、継手本体１の一端部のめね
じ３に給水栓のおねじを接続すると共に、他端部のめね
じ４に配管の内面ライニング鋼管のおねじと接続するも
のである。又別の従来技術として特公平３−９３５９号
公報で開示された図７に示すガス用電気絶縁管継手があ
る。このものは金属製継手本体５のねじ部に高分子材と
無機質繊維との電気絶縁性を有する複合材からなるねじ
管状の電気絶縁部材６を螺合状に接着させたものであ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】通常給水栓器具は銅合
金製が使用されており、配管用鋼管や可鍛鋳鉄製継手本
体とは異種の金属である。この異種金属同志が水道水な
どの電解質溶液を介して接触すると、金属同志の電位差
によりガルバニックセルが形成され、著しい腐食電流が
流れて、銅合金に対して電位の低い卑な金属である鋼や
鋳鉄製の継手や鋼管側が急速に異種金属接触腐食を起こ
し、漏れ事故に至る。従来技術のうち前者は、給水栓器
具と継手１間を絶縁する手段がなく、上記の問題点があ
る。又給水栓器具のおねじはライニング層２と常に密着
するまで螺合接続されないからめねじ３に水が接触して
腐食し、給水系統に赤水を発生する問題がある。
金製が使用されており、配管用鋼管や可鍛鋳鉄製継手本
体とは異種の金属である。この異種金属同志が水道水な
どの電解質溶液を介して接触すると、金属同志の電位差
によりガルバニックセルが形成され、著しい腐食電流が
流れて、銅合金に対して電位の低い卑な金属である鋼や
鋳鉄製の継手や鋼管側が急速に異種金属接触腐食を起こ
し、漏れ事故に至る。従来技術のうち前者は、給水栓器
具と継手１間を絶縁する手段がなく、上記の問題点があ
る。又給水栓器具のおねじはライニング層２と常に密着
するまで螺合接続されないからめねじ３に水が接触して
腐食し、給水系統に赤水を発生する問題がある。
【０００４】又従来技術のうち後者は、継手本体５と配
管６との間を電気的に絶縁するが、配管内部に水を通す
と配管６が内面樹脂ライニング鋼管であっても配管７の
管端部が露出したままのため、管端部が水と接触して腐
食し、給水系統に赤水を発生させる問題がある。本発明
は上記の問題を解消し、給水栓器具との間を電気的に絶
縁して異種金属接触腐食を生じさせず、又配管との接続
部を含む継手の内面を流通水から遮断して赤水を発生さ
せない給水栓継手を提供することを目的とする。
管６との間を電気的に絶縁するが、配管内部に水を通す
と配管６が内面樹脂ライニング鋼管であっても配管７の
管端部が露出したままのため、管端部が水と接触して腐
食し、給水系統に赤水を発生させる問題がある。本発明
は上記の問題を解消し、給水栓器具との間を電気的に絶
縁して異種金属接触腐食を生じさせず、又配管との接続
部を含む継手の内面を流通水から遮断して赤水を発生さ
せない給水栓継手を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、配管と
給水栓器具とを接続する継手であって、金属製の継手本
体と、この継手本体の前記配管と接続するねじとは反対
側のねじにシール部材を介して螺着結合した電気絶縁性
のブッシュとからなり、このブッシュは、外側が前記継
手本体のめねじに螺着し内側が給水栓器具のおねじに接
続される内外面同じピッチのねじを有し、このブッシュ
のめねじ谷径が継手本体のめねじ内径より大きく、片側
の径方向のねじ部厚さが０．４〜１．５ｍｍで、絶縁材
料を成形して設けたことを特徴とする給水栓用絶縁継手
である。
給水栓器具とを接続する継手であって、金属製の継手本
体と、この継手本体の前記配管と接続するねじとは反対
側のねじにシール部材を介して螺着結合した電気絶縁性
のブッシュとからなり、このブッシュは、外側が前記継
手本体のめねじに螺着し内側が給水栓器具のおねじに接
続される内外面同じピッチのねじを有し、このブッシュ
のめねじ谷径が継手本体のめねじ内径より大きく、片側
の径方向のねじ部厚さが０．４〜１．５ｍｍで、絶縁材
料を成形して設けたことを特徴とする給水栓用絶縁継手
である。
【０００６】また、配管と給水栓器具とを接続する継手
であって、金属製の継手本体と、この継手本体の前記配
管と接続するねじとは反対側のねじにシール部材を介し
て螺着結合した電気絶縁性のブッシュとからなり、この
ブッシュは、内側が前記継手本体のおねじに螺着し外側
が給水栓器具のめねじに接続される内外面同じピッチの
ねじを有し、このブッシュのおねじ谷径が継手本体のお
ねじ外径より小さく、片側の径方向のねじ部厚さが０．
４〜１．５ｍｍで、絶縁材料を成形して設けたことを特
徴とする給水栓用絶縁継手である。
であって、金属製の継手本体と、この継手本体の前記配
管と接続するねじとは反対側のねじにシール部材を介し
て螺着結合した電気絶縁性のブッシュとからなり、この
ブッシュは、内側が前記継手本体のおねじに螺着し外側
が給水栓器具のめねじに接続される内外面同じピッチの
ねじを有し、このブッシュのおねじ谷径が継手本体のお
ねじ外径より小さく、片側の径方向のねじ部厚さが０．
４〜１．５ｍｍで、絶縁材料を成形して設けたことを特
徴とする給水栓用絶縁継手である。
【０００７】上記において、継手本体のねじ部を除く内
周面が合成樹脂のライニング層で被覆され、このライニ
ング層から配管と接続するめねじ側に延びて接続配管の
内周面を覆う筒状部が設けられ、ライニング層と前記ブ
ッシュとによって継手本体が流通水から遮断されている
たことを特徴とする給水栓継手である。上記においてブ
ッシュの材料は、水配管用の場合は熱可塑性エンジニア
リングプラスチック（エンプラ）が、温水給湯灰管用の
場合は熱可塑性耐熱エンプラ又は熱硬化性エンプラ等の
材料が用いられる。またブッシュの成型は射出成形、圧
縮成形、トランスフアー成形等により成形される。また
上記においてシール部材は、シリコン系その他のシーリ
ング剤、ペースト状シール剤、Ｏリングや合成樹脂系接
着剤が用いられ、本体との固定及び気密性を保持する。
更に本体とブッシュの間にＯリングによるシール部を追
加して二重シール構造にすると、気密の信頼性が向上す
る。
周面が合成樹脂のライニング層で被覆され、このライニ
ング層から配管と接続するめねじ側に延びて接続配管の
内周面を覆う筒状部が設けられ、ライニング層と前記ブ
ッシュとによって継手本体が流通水から遮断されている
たことを特徴とする給水栓継手である。上記においてブ
ッシュの材料は、水配管用の場合は熱可塑性エンジニア
リングプラスチック（エンプラ）が、温水給湯灰管用の
場合は熱可塑性耐熱エンプラ又は熱硬化性エンプラ等の
材料が用いられる。またブッシュの成型は射出成形、圧
縮成形、トランスフアー成形等により成形される。また
上記においてシール部材は、シリコン系その他のシーリ
ング剤、ペースト状シール剤、Ｏリングや合成樹脂系接
着剤が用いられ、本体との固定及び気密性を保持する。
更に本体とブッシュの間にＯリングによるシール部を追
加して二重シール構造にすると、気密の信頼性が向上す
る。
【０００８】
【作用】本発明は上記の構成であるから、継手本体と銅
合金製の給水栓器具とが合成樹脂製のブッシュを介して
接続される。ブッシュは電気絶縁体であるから配管及び
継手本体と銅合金製給水栓器具との間が電気的に絶縁さ
れ、異種金属接触による腐食が生じない。またブッシュ
は継手本体に螺着されており、他方が給水栓器具と螺合
する内外面に同じピッチのねじを有し、ブッシュのめね
じ谷径が継手本体のめねじ内径より大きく、片側の径方
向の肉厚が０．４〜１．５ｍｍと薄肉であるから、給水
栓器具と接続されるめねじの強度が継手本体のめねじに
よって軸方向に係止されるので補強され、十分なねじ強
度とシール性を有する。肉厚が０．４ｍｍ以下であると
ブッシュの成形が難しく、またブッシュに給水栓器具を
螺合した際万一削られ時に絶縁が破壊する恐れがある。
また肉厚が１．５ｍｍ以上の場合は合成樹脂層のクリー
プ現象でねじ部の強度が不足する恐れがある。このため
本発明では上記の構成として、ねじ部の強度を確保して
ある。
合金製の給水栓器具とが合成樹脂製のブッシュを介して
接続される。ブッシュは電気絶縁体であるから配管及び
継手本体と銅合金製給水栓器具との間が電気的に絶縁さ
れ、異種金属接触による腐食が生じない。またブッシュ
は継手本体に螺着されており、他方が給水栓器具と螺合
する内外面に同じピッチのねじを有し、ブッシュのめね
じ谷径が継手本体のめねじ内径より大きく、片側の径方
向の肉厚が０．４〜１．５ｍｍと薄肉であるから、給水
栓器具と接続されるめねじの強度が継手本体のめねじに
よって軸方向に係止されるので補強され、十分なねじ強
度とシール性を有する。肉厚が０．４ｍｍ以下であると
ブッシュの成形が難しく、またブッシュに給水栓器具を
螺合した際万一削られ時に絶縁が破壊する恐れがある。
また肉厚が１．５ｍｍ以上の場合は合成樹脂層のクリー
プ現象でねじ部の強度が不足する恐れがある。このため
本発明では上記の構成として、ねじ部の強度を確保して
ある。
【０００９】ブッシュと継手本体間にはシール部材を介
在させて螺着結合してあり、継手本体とブッシュ間を伝
わって内部流通水が漏れる裏漏れの心配もない。また継
手本体の内面が合成樹脂製のライニング層で覆われ、接
続した配管の内面から継手本体の内面を筒状部で連続で
きる。ライニング層と電気絶縁性のブッシュ間もブッシ
ュの延出部で互いに重なりあって密封シールされ両者が
連続して覆われる。このため継手本体の内面は配管の内
面から給水栓器具に亘って内部の流通水から遮断される
ので、赤水が発生しない。
在させて螺着結合してあり、継手本体とブッシュ間を伝
わって内部流通水が漏れる裏漏れの心配もない。また継
手本体の内面が合成樹脂製のライニング層で覆われ、接
続した配管の内面から継手本体の内面を筒状部で連続で
きる。ライニング層と電気絶縁性のブッシュ間もブッシ
ュの延出部で互いに重なりあって密封シールされ両者が
連続して覆われる。このため継手本体の内面は配管の内
面から給水栓器具に亘って内部の流通水から遮断される
ので、赤水が発生しない。
【００１０】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図１、図２は本発明の一実施例を示す給水栓継手の
断面図である。１０は継手本体で、通常可鍛鋳鉄製のね
じ込み式管継手が用いられる。この継手本体１０の内面
に合成樹脂を射出成形して、配管との接続ねじ１１側に
接続したライニング管の内面を覆う筒状部２０及びこの
筒状部２０と一体で継手本体１０の両側のめねじを除く
中央部内面を覆うライニング層２１を形成してある。
る。図１、図２は本発明の一実施例を示す給水栓継手の
断面図である。１０は継手本体で、通常可鍛鋳鉄製のね
じ込み式管継手が用いられる。この継手本体１０の内面
に合成樹脂を射出成形して、配管との接続ねじ１１側に
接続したライニング管の内面を覆う筒状部２０及びこの
筒状部２０と一体で継手本体１０の両側のめねじを除く
中央部内面を覆うライニング層２１を形成してある。
【００１１】他方のめねじ部１２には図２で示す合成樹
脂製の内外面にねじを有する電気絶縁性のブッシュ３０
がエポキシ樹脂接着剤４０を介して螺着されている。エ
ポキシ樹脂接着剤の代わりに他の接着剤でもよいし、シ
ーラントなどを介して螺着しても良い。この合成樹脂製
のブッシュ３０は、継手本体１０の端部外方に張り出す
先端部３１及び片側径方向の肉厚ｔが０．８ｍｍで、継
手本体のめねじ１２に螺合するおねじ３４と給水栓器具
に接続するめねじ３５が同じ１４山／インチのピッチで
内外面に設けられ、この内外面のねじ部３２に続いて上
記ライニング層２１と当接する延出部３３を形成してあ
る。延出部３３の内面は本体への螺合締め付け用の六角
ないし八角内面にしてあり、回転締め付け治具をセット
して本体に螺着する。樹脂材料はポリエーテルイミド、
ポリエーテルサルホン、ポリサルホン等の耐熱性及び剛
性の高い高分子材料を射出成形で形成してある。ブッシ
ュと本体間には予め接着剤４０を塗布して螺着し、接着
剤４０が硬化して本体とブッシュが固定、シールされ
る。
脂製の内外面にねじを有する電気絶縁性のブッシュ３０
がエポキシ樹脂接着剤４０を介して螺着されている。エ
ポキシ樹脂接着剤の代わりに他の接着剤でもよいし、シ
ーラントなどを介して螺着しても良い。この合成樹脂製
のブッシュ３０は、継手本体１０の端部外方に張り出す
先端部３１及び片側径方向の肉厚ｔが０．８ｍｍで、継
手本体のめねじ１２に螺合するおねじ３４と給水栓器具
に接続するめねじ３５が同じ１４山／インチのピッチで
内外面に設けられ、この内外面のねじ部３２に続いて上
記ライニング層２１と当接する延出部３３を形成してあ
る。延出部３３の内面は本体への螺合締め付け用の六角
ないし八角内面にしてあり、回転締め付け治具をセット
して本体に螺着する。樹脂材料はポリエーテルイミド、
ポリエーテルサルホン、ポリサルホン等の耐熱性及び剛
性の高い高分子材料を射出成形で形成してある。ブッシ
ュと本体間には予め接着剤４０を塗布して螺着し、接着
剤４０が硬化して本体とブッシュが固定、シールされ
る。
【００１２】電気絶縁性ブッシュ３０の内外面ねじ部３
２の径方向の肉厚ｔは管の口径によっても異なるが、
０．４ｍｍから１．５ｍｍであり、ブッシュのめねじ３
５の谷径Ｄが継手本体めねじ１２の内径ｄより大きくし
てある。こうしてブッシュのめねじ３５が継手本体のめ
ねじ１２によって軸方向に係止され補強される。尚、片
側の肉厚ｔが０．４ｍｍ以下であるとブッシュの内外面
のねじ部３２の射出成形が困難で、まためねじ３５が万
一給水栓器具と螺合中に削られたときに絶縁が破壊する
恐れがある。また１．５ｍｍ以上では射出成形が良好で
あるが、継手本体１０のめねじ１２との間隔が大きくな
って継手本体のめねじ１２による補強の度合いが薄れ、
ブッシュのめねじ３４の強度が低下する。またこの肉厚
が大きいと樹脂ねじの圧縮クリープ変形も増大する傾向
があり、シール性能上も好ましくない。このため本発明
では片側径方向の厚さを０．４ｍｍから１．５ｍｍと
し、内外面同一ピッチのねじとした。尚上記実施例で
は、継手本体１０の内面を覆うライニング層２１と筒状
部２０とを一体の合成樹脂で形成してあるが、ライニン
グ層２１と筒状部２０とを別体で設けても良い。またラ
イニング層２１を形成した後でブッシュ３０を螺着して
あるが、継手本体１０にブッシュ３０を螺着形成した後
でライニング層２１を設けても良く、またブッシュのね
じと本体のねじは同じ形状であるが、異なるねじ形状で
も良い。
２の径方向の肉厚ｔは管の口径によっても異なるが、
０．４ｍｍから１．５ｍｍであり、ブッシュのめねじ３
５の谷径Ｄが継手本体めねじ１２の内径ｄより大きくし
てある。こうしてブッシュのめねじ３５が継手本体のめ
ねじ１２によって軸方向に係止され補強される。尚、片
側の肉厚ｔが０．４ｍｍ以下であるとブッシュの内外面
のねじ部３２の射出成形が困難で、まためねじ３５が万
一給水栓器具と螺合中に削られたときに絶縁が破壊する
恐れがある。また１．５ｍｍ以上では射出成形が良好で
あるが、継手本体１０のめねじ１２との間隔が大きくな
って継手本体のめねじ１２による補強の度合いが薄れ、
ブッシュのめねじ３４の強度が低下する。またこの肉厚
が大きいと樹脂ねじの圧縮クリープ変形も増大する傾向
があり、シール性能上も好ましくない。このため本発明
では片側径方向の厚さを０．４ｍｍから１．５ｍｍと
し、内外面同一ピッチのねじとした。尚上記実施例で
は、継手本体１０の内面を覆うライニング層２１と筒状
部２０とを一体の合成樹脂で形成してあるが、ライニン
グ層２１と筒状部２０とを別体で設けても良い。またラ
イニング層２１を形成した後でブッシュ３０を螺着して
あるが、継手本体１０にブッシュ３０を螺着形成した後
でライニング層２１を設けても良く、またブッシュのね
じと本体のねじは同じ形状であるが、異なるねじ形状で
も良い。
【００１３】ブッシュ３０の材料としては熱可塑性のポ
リフエニレンオキサイド樹脂が強度及び耐熱性の面で優
れ射出成型性も比較的良い。他に熱可塑性のポリエーテ
ルイミド、ポリエーテルサルホン、ポリサルホン、ポリ
フエニレンスルフィドあるいは熱硬化性のフエノール樹
脂、エポキシ樹脂等の高分子材料を用いても良い。図
３、図４は本発明の別の実施例を示すもので、この実施
例ではブッシュ３６の端部側に円方向断続する凹部のレ
ンチ掛け部３７を設けてあり、継手本体１０にブッシュ
３６を螺合する際、作業が容易に行われるようにしてあ
る。また継手本体１０とブッシュ３６との間を確実に密
封するために継手本体１０側にＯリング溝１３を設けて
Ｏリング１４を装着してある。Ｏリング１４の装着位置
は図示のものに限らず、継手本体１０とブッシュ３６と
の間で任意の位置に設けることが出来る。
リフエニレンオキサイド樹脂が強度及び耐熱性の面で優
れ射出成型性も比較的良い。他に熱可塑性のポリエーテ
ルイミド、ポリエーテルサルホン、ポリサルホン、ポリ
フエニレンスルフィドあるいは熱硬化性のフエノール樹
脂、エポキシ樹脂等の高分子材料を用いても良い。図
３、図４は本発明の別の実施例を示すもので、この実施
例ではブッシュ３６の端部側に円方向断続する凹部のレ
ンチ掛け部３７を設けてあり、継手本体１０にブッシュ
３６を螺合する際、作業が容易に行われるようにしてあ
る。また継手本体１０とブッシュ３６との間を確実に密
封するために継手本体１０側にＯリング溝１３を設けて
Ｏリング１４を装着してある。Ｏリング１４の装着位置
は図示のものに限らず、継手本体１０とブッシュ３６と
の間で任意の位置に設けることが出来る。
【００１４】図５は本発明の別の実施例を示すもので、
給水栓器具側の配管接続用ねじがめねじの場合に用いる
もので、この給水栓器具のめねじに螺合するおねじの絶
縁接続ねじとしたものである。ブッシュ３８のおねじ３
４が器具との接続ねじで、ブッシュ３８のめねじ３５と
継手本体１０のおねじ１５が接着剤４０を介して螺着さ
れている。本体とブッシュのねじ奥端部３９の間にＯリ
ング１４が挟着されて本体とブッシュ間がシールされて
いる。ブッシュ３８のねじ奥端部３９の外径面は多角形
状になっており、ブッシュ３８を螺合し易い用にしてあ
る。ブッシュ３８の先端側は端面から内径側に延びる延
出部分４１を有し、継手本体１０のライニング層２１と
密接して内部流通水が本体１０に接触しないように設け
てある。
給水栓器具側の配管接続用ねじがめねじの場合に用いる
もので、この給水栓器具のめねじに螺合するおねじの絶
縁接続ねじとしたものである。ブッシュ３８のおねじ３
４が器具との接続ねじで、ブッシュ３８のめねじ３５と
継手本体１０のおねじ１５が接着剤４０を介して螺着さ
れている。本体とブッシュのねじ奥端部３９の間にＯリ
ング１４が挟着されて本体とブッシュ間がシールされて
いる。ブッシュ３８のねじ奥端部３９の外径面は多角形
状になっており、ブッシュ３８を螺合し易い用にしてあ
る。ブッシュ３８の先端側は端面から内径側に延びる延
出部分４１を有し、継手本体１０のライニング層２１と
密接して内部流通水が本体１０に接触しないように設け
てある。
【００１５】
【発明の効果】以上説明のごとく本発明の給水栓継手
は、絶縁性のブッシュが継手本体のねじ部で確実に補強
され、十分な強度を有するものであるから、コンパクト
な給水栓継手を簡単容易に設けることが出来る。また異
種金属接触による継手本体や配管の腐食がなく、更に継
手本体及び管の鉄地面が内部流通水に接触しないので腐
食や赤水が生じない。
は、絶縁性のブッシュが継手本体のねじ部で確実に補強
され、十分な強度を有するものであるから、コンパクト
な給水栓継手を簡単容易に設けることが出来る。また異
種金属接触による継手本体や配管の腐食がなく、更に継
手本体及び管の鉄地面が内部流通水に接触しないので腐
食や赤水が生じない。
【図１】 本発明の一実施例を示す断面図である。
【図２】 図１のブッシュ３０を示す部分拡大図であ
る。
る。
【図３】 本発明の別の実施例を示す断面図である。
【図４】 図３のブッシュ３６を示す部分拡大図であ
る。
る。
【図５】 本発明の別の実施例を示す部分断面図であ
る。
る。
【図６】 従来技術を示す断面図である。
【図７】 別の従来技術を示す断面図である。
１０ 継手本体 １１ 配管との接続ねじ １２ ブッシュと螺着用のめねじ部 １３ Ｏリング溝 １４ Ｏリング ２０ 筒状部 ２１ ライニング層 ３０、３６、３８ ブッシュ ３１ ブッシュのフランジ部 ３２ ブッシュの内外面ねじ部 ３３ ブッシュの延出部 ３４ ブッシュのおねじ ３５ ブッシュのめねじ ３７ ブッシュのレンチ掛け係止部 ３９ ブッシュのねじ奥端部 ４０ 接着剤 ４１ 延出部分
Claims (3)
- 【請求項１】 配管と給水栓器具とを接続する継手であ
って、 金属製の継手本体と、 この継手本体の前記配管と接続するねじとは反対側のね
じにシール部材を介して螺着結合した電気絶縁性のブッ
シュとからなり、 このブッシュは、外側が前記継手本体のめねじに螺着す
るおねじと内側が給水栓器具のおねじに接続される内外
面同じピッチのめねじを有し、このブッシュのめねじ谷
径が継手本体のめねじ内径より大きく、片側の径方向の
ねじ部厚さが０．４〜１．５ｍｍで、絶縁材料を成形し
て設けたことを特徴とする給水栓用絶縁継手。 - 【請求項２】 配管と給水栓器具とを接続する継手であ
って、 金属製の継手本体と、 この継手本体の前記配管と接続するねじとは反対側のね
じにシール部材を介して螺着結合した電気絶縁性のブッ
シュとからなり、 このブッシュは、内側が前記継手本体のおねじに螺着す
るめねじと外側が給水栓器具のめねじに接続される内外
面同じピッチのおねじを有し、このブッシュのおねじ谷
径が継手本体のおねじ外径より小さく、片側の径方向の
ねじ部厚さが０．４〜１．５ｍｍで、絶縁材料を成形し
て設けたことを特徴とする給水栓用絶縁継手。 - 【請求項３】 前記継手本体のねじ部を除く内周面が合
成樹脂のライニング層で被覆され、このライニング層か
ら配管と接続するめねじ側に延びて接続配管の内周面を
覆う筒状部が設けられ、ライニング層と前記ブッシュと
によって継手本体が流通水から遮断されていることを特
徴とする請求項１ないし請求項２記載の給水栓用絶縁継
手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6080294A JPH07269754A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 給水栓用絶縁継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6080294A JPH07269754A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 給水栓用絶縁継手 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07269754A true JPH07269754A (ja) | 1995-10-20 |
Family
ID=13152834
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6080294A Pending JPH07269754A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 給水栓用絶縁継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07269754A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104864200A (zh) * | 2015-05-29 | 2015-08-26 | 江苏众信绿色管业科技有限公司 | 一种内衬不锈钢复合管件 |
-
1994
- 1994-03-30 JP JP6080294A patent/JPH07269754A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104864200A (zh) * | 2015-05-29 | 2015-08-26 | 江苏众信绿色管业科技有限公司 | 一种内衬不锈钢复合管件 |
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