JPH07122307A - 速結端子装置 - Google Patents

速結端子装置

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JPH07122307A
JPH07122307A JP26737993A JP26737993A JPH07122307A JP H07122307 A JPH07122307 A JP H07122307A JP 26737993 A JP26737993 A JP 26737993A JP 26737993 A JP26737993 A JP 26737993A JP H07122307 A JPH07122307 A JP H07122307A
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Japan
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quick
electric wire
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connect terminal
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JP26737993A
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English (en)
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Nobumichi Nishihama
伸通 西浜
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】結線不良を容易に検知できるとともに結線不良
による事故を防止できる速結端子装置を提供する。 【構成】リレー6の励磁コイル6bの両端は接点ばね3
及び接地端子5にそれぞれ接続されている。リレー接点
6c,6cは速結端子2の端子片2b及び負荷側端子4
の端子片4bにそれぞれ接続されている。電線7が不完
全な挿入状態においては、電線7は接点ばね3と導通し
ていない。よって、リレー6の励磁コイル6bには励磁
電流が流れずリレー接点6c,6cは開成状態のままで
ある。しかし、電線7が正規の位置まで挿入された場合
には、電線7を介して速結端子2と接点ばね3とが導通
する。よって、励磁コイル6bに励磁電流が流れ、リレ
ー接点6c,6cが閉成されて速結端子2と負荷側端子
4とが導通状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の方向から挿入さ
れた電線と負荷側とを結線する速結端子装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような速結端子装置として
図16に示すようなものがある。図16に示す速結端子
装置は、略箱型に形成された器体1の一端面に電線挿入
用の電線挿入口1aが並行して一対設けられている。ま
た、電線挿入口1a,1aから挿入された電線(図示せ
ず)と器体1の内部に納装された速結端子(図示せず)
との結線状態を外から確認できるようにするために、器
体1の略半分は透明になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来構成では、
透明な器体1を通して作業者が外から電線と速結端子と
の結線状態を確認できるのであるが、作業者がこのよう
な確認を忘れた場合には電線と速結端子とが不完全な結
線状態(結線不良)のまま使用され、発火等の事故につ
ながる場合があり危険であるという問題がある。また、
速結端子装置に挿入結線された電線を外から引張ること
によって結線状態を確認する方法もあるが、屋内配線等
で頻繁に使用される2芯又は3芯のVVFケーブル等で
は、例えば2つの芯線の内の一方の芯線のみが結線不良
であった場合に、ケーブル自体を引張ってみても充分な
手応えが得られることが多いので、結線不良を検知する
ことが困難であるという問題がある。
【0004】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、結線不良を容易に検知できるとともに結線不良に
よる事故を防止できる速結端子装置を提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、所定の方向から挿入される電線と結線さ
れる速結端子と、負荷に接続される負荷側端子と、電線
が速結端子に正規の結線状態となる位置まで挿入されて
いる場合にのみ速結端子と負荷側端子とを導通させるス
イッチ手段とを備えて成ることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の構成では、速結端子装置が所定の方向
から挿入される電線と結線される速結端子と、負荷に接
続される負荷側端子と、電線が速結端子に正規の結線状
態となる位置まで挿入されている場合にのみ速結端子と
負荷側端子とを導通させるスイッチ手段とを備えたの
で、電線が正規の位置まで挿入されずに電線と速結端子
とが結線不良のまま、電線に接続された電源が投入され
てもスイッチ手段が動作せず、速結端子と負荷側端子と
は不導通となり負荷側には電源が供給されないため、電
線と速結端子との結線不良を検知できるだけでなく、結
線不良で放置されたとしても電線から負荷側へは電流が
流れないので、発火等の事故を防止することができる。
【0007】
【実施例】(実施例1)本実施例の速結端子装置を図2
に示す。図2(a)に示すように、この速結端子装置の
器体1は略箱型に形成されており、器体1にはその一端
面側に開口した略四角形状の2つの凹所1b,1bが互
いに並行させて設けてあり、この凹所1b内の長手方向
に対向する一対の壁面には、この壁面と対向する器体1
の側面に向けて電線挿入用の電線挿入孔1aが、凹所1
b内から器体1の側面外へ貫通するように穿孔されてい
る。
【0008】電線挿入孔1aに挿入された電線7と結線
される速結端子2は、板状の導電板を略L状に折り曲
げ、折り曲げた一方の片をさらに略R状に折り曲げて成
る錠ばね片2aと、導電板の他方の片である端子片2b
とで形成されている。速結端子2の錠ばね片2aの基端
には、電線7が挿通される切り欠き部2cが設けられて
いる。
【0009】そして、上記速結端子2は、器体1の凹所
1b,1b内に納装され、端子片2bを凹所1bの底部
に面当たりで当接させた状態で器体1に固定されてい
る。ここで、速結端子2の切り欠き部2aは器体1の一
方の電線挿入孔1aと凹所1b内において連通させてあ
る。また、導電板を略L状に折り曲げて形成され、一方
の片を接点片3a、他方の片を固定片3bとする接点ば
ね3が、接点片3aを速結端子2の錠ばね片2aと対向
させ、かつ接点片3aの先端と速結端子2の端子片2b
との間に隙間ができるようにして、固定片3bが凹所1
bの開口側に来るように凹所1b内に配設されている。
ここで、凹所1b内の電線挿通孔1aが穿孔されていな
い方の対向する一対の側面に、凹所1bの開口から底部
に向けて溝1c,1cが設けられており、接点ばね3
は、この溝1cに固定片3bから両側に突出させた突出
片3cを圧入して器体1に固定されている。ここで、端
子片2bと接点片3aとの間の隙間は電線7の直径より
も僅かに狭く設定されている。上記接点ばね3は電線7
の挿入量を規制するストッパの役目も担うことができ、
電線7が必要以上に挿入されるのを防ぎ、凹所1b内に
おける絶縁距離を確保できるのである。
【0010】負荷側の電線が結線される負荷側端子4は
速結端子2と同じ形状に形成されており、この負荷側端
子4は、凹所1b内において速結端子2と対称な位置関
係にに納装固定されるものである。また、速結端子2の
端子片2aの先端と、負荷側端子4の端子片4aの先端
とは隔離されており、両端子片2a,4a間の凹所1b
底面に外部のアースと結線された接地端子5が配設され
ている。
【0011】また、凹所1b内には箱状のボディ6a内
に励磁コイル6b及びリレー接点6c,6cを収めて成
るリレー6が納装配置されている。このリレー6のボデ
ィ6aは速結端子2、接点ばね3、負荷側端子4及び接
地端子5と隔離されている。さらに、図1に示すよう
に、リレー6の励磁コイル6bの両端は接点ばね3及び
接地端子5にそれぞれ接続され、リレー接点6c,6c
は速結端子2の端子片2b及び負荷側端子4の端子片4
bにそれぞれ接続されている。なお、本実施例における
上記リレー6は、励磁コイル6bが励磁されていない状
態ではリレー接点6c,6cが開成しているいわゆるノ
ーマルオープンタイプのリレーである。
【0012】上記構成では、電線7が器体1の電線挿入
孔1aに挿入されていない状態(図3(a)参照)で
は、リレー接点6c,6cは開成状態であるから速結端
子2と負荷側端子4とは不導通の状態である。電線挿入
孔1aから電線7が挿入され、電線7の先端が速結端子
2の錠ばね2aの先端に接しただけのような不完全な挿
入状態(同図(b)参照)においては、電線7に接続さ
れた図示しない電源が投入されても、電線7が接点ばね
3と導通していないためにリレー6の励磁コイル6bに
は励磁電流が流れずリレー接点6c,6cは開成状態の
ままである。しかし、電線7の先端が接点ばね3の接点
片3に当接する正規の位置まで電線7が挿入された場合
(同図(c)参照)には、電線7を介して速結端子2と
接点ばね3とが導通するので、図示しない電源によりリ
レー6の励磁コイル6bに励磁電流が流れ、リレー接点
6c,6cが閉成されて速結端子2と負荷側端子4とが
導通状態となる。
【0013】なお、本実施例においては接点ばね3と接
地端子5との間の電位差を検知してリレー6を動作させ
ているが、速結端子装置自体にアース端子が設けてある
場合にはそれを利用すれば接地端子5を設ける必要はな
い。また、電源として商用電源を使用する場合には、接
地側の電線が挿入される方のリレーと、非接地側の電線
が挿入される方のリレーとは、それぞれ各電線とアース
との間の電位差に応じて異なる感動電圧のリレーを選択
して使用すればよい。
【0014】(実施例2)本実施例の速結端子装置は、
図4に示すように、接点ばね3の接点片3aの部分が略
半円弧状に形成されている点以外基本的な構成は実施例
1のものと共通であるので、共通する部分については説
明を省略する。本実施例においても実施例1と同様に、
電線7が器体1の電線挿入孔1aに挿入されていない状
態(図5(a)参照)では、リレー接点6c,6cは開
成状態であるから速結端子2と負荷側端子4とは不導通
の状態である。電線挿入孔1aから電線7が挿入され、
電線7の先端が速結端子2の錠ばね2aの先端に接した
だけのような不完全な挿入状態(同図(b)参照)にお
いては、電線7に接続された図示しない電源が投入され
ても、電線7が接点ばね3と導通していないためにリレ
ー6の励磁コイル6bには励磁電流が流れずリレー接点
6c,6cは開成状態のままである。しかし、電線7の
先端が接点ばね3の接点片3に当接する正規の位置まで
電線7が挿入された場合(同図(c)参照)には、電線
7を介して速結端子2と接点ばね3とが導通するので、
図示しない電源によりリレー6の励磁コイル6bに励磁
電流が流れ、リレー接点6c,6cが閉成されて速結端
子2と負荷側端子4とが導通状態となる。なお、本実施
例においては、接点ばね3の接点片3aが略半円弧状に
形成されているため、先の曲がった電線7が挿入された
場合でも、接点片3aが電線7の先の部分を速結端子2
の端子片2bの方へ弾性付勢することによって、速結端
子2の過度の変形を防止することができるのである。
【0015】(実施例3)本実施例の速結端子装置にお
いては、図6に示すように、凹所1bは断面が略コ字状
に形成されていて、その凹所1b内に速結端子2が納装
されている。また、接点ばね3の接点片3aの部分が上
方へ折り曲げ形成されていて、接点片3aを速結端子2
の錠ばね片2aに対向させて凹所1b内に取着されてい
る。上記以外の構成は実施例1のものと共通であるの
で、共通する部分については説明を省略する。
【0016】本実施例においても実施例1と同様に、電
線7が器体1の電線挿入孔1aに挿入されていない状態
(図7(a)参照)では、リレー接点6c,6cは開成
状態であるから速結端子2と負荷側端子4とは不導通の
状態である。電線挿入孔1aから電線7が挿入され、電
線7の先端が速結端子2の錠ばね片2aの先端に接した
だけのような不完全な挿入状態(同図(b)参照)にお
いては、電線7に接続された図示しない電源が投入され
ても、電線7が接点ばね3と導通していないためにリレ
ー6の励磁コイル6bには励磁電流が流れずリレー接点
6c,6cは開成状態のままである。しかし、電線7の
先端が接点ばね3の接点片3aに当接する正規の位置ま
で電線7が挿入された場合(同図(c)参照)には、電
線7を介して速結端子2と接点ばね3とが導通するの
で、図示しない電源によりリレー6の励磁コイル6bに
励磁電流が流れ、リレー接点6c,6cが閉成されて速
結端子2と負荷側端子4とが導通状態となる。この場
合、本実施例の接点ばね3の接点片3aは、速結端子2
のストッパの役割を果たしており、電線7の挿入により
上方へ押し上げられる速結端子2の錠ばね片2aと当接
することによって錠ばね片2aの変形を規制しており、
速結端子2が過度に変形して破損するのを防止すること
ができるのである。
【0017】(実施例4)図8に本実施例の速結端子装
置の側面断面図を示す。図8に示すように、本実施例に
おいては、器体1はボディ1dとカバー1eとから構成
されていて、カバー1eの対向する一対の側面に電線挿
入孔1aが1組ずつ設けてある。さらに、これらの電線
挿入孔1aに連通する断面略コ字状の凹所1fが設けて
あって、ボディ1dと対向する面に両端が折り曲げ形成
された導電板8が取着されている。
【0018】速結端子2及び負荷側端子4は実施例1乃
至実施例3のものと同一の形状のものであり、これらの
速結端子2及び負荷側端子4を略コ字状の凹所1f内に
収めてボディ1dとカバー1eを嵌合して器体1が構成
されている。なお、導電板8の折曲部8a,8aはそれ
ぞれ速結端子2の錠ばね片2a及び負荷側端子4の錠ば
ね片4aと対向させてある。
【0019】上記構成では、電線7が挿入されていない
状態では速結端子2の錠ばね片2aと導電板8の折曲片
8aとは接触していない(図9(a)参照)。電線挿入
孔1aから電線7が挿入され、電線7の先端が速結端子
2の錠ばね片2aの先端に接しただけのような不完全な
挿入状態(同図(b)参照)においては、錠ばね片3a
と導電板8の折曲部8aとが接触していないので、速結
端子2と負荷側端子4とは導通しない。しかし、電線7
の先端が導電板8の折曲片8aに当接する正規の位置ま
で電線7が挿入された場合(同図(c)参照)には、速
結端子2の錠ばね片2aが導電板8の折曲片8aに当接
して両者が接触導通し、導電板8を介して速結端子2と
負荷側端子4とが導通状態となる。また、本実施例にお
ける導電板8の折曲部8a,8aは実施例3の接点ばね
3の接点片3aと同様にストッパの役割を果たし、速結
端子2が過度に変形するのを防止している。
【0020】(実施例5)本実施例の速結端子装置は、
図10に示すように、基本的な構成は実施例1のものと
共通であるので、共通する部分については説明を省略す
る。本実施例においては、図10(a)に示すように速
結端子2と負荷側端子4との間に水銀電池などの電池9
を配置してあって、図11に示すように電池9の正極に
速結端子2の端子片2bが接続され、電池9の負極に直
流用のノーマルオープンタイプのリレー6の励磁コイル
6bの一端が接続されている。また、接点ばね3がリレ
ー6の励磁コイル6bの他端に接続され、速結端子2の
端子片2bと負荷側端子4の端子片4bとがリレー接点
6cの両端にそれぞれ接続されている。
【0021】上記構成では、電線7が器体1の電線挿入
孔1aに挿入されていない状態(図12(a)参照)で
は、リレー接点6c,6cは開成状態であるから速結端
子2と負荷側端子4とは不導通の状態である。電線挿入
孔1aから電線7が挿入され、電線7の先端が速結端子
2の錠ばね2aの先端に接しただけのような不完全な挿
入状態(同図(b)参照)においては、速結端子2と接
点ばね3と導通していないためにリレー6の励磁コイル
6bには電池9による励磁電流が流れずリレー接点6
c,6cは開成状態のままである。しかし、電線7の先
端が接点ばね3の接点片3に当接する正規の位置まで電
線7が挿入された場合(同図(c)参照)には、電線7
を介して速結端子2と接点ばね3とが導通するので、電
池9によりリレー6の励磁コイル6bに励磁電流が流
れ、リレー接点6c,6cが閉成されて速結端子2と負
荷側端子4とが導通状態となる。
【0022】なお、上記構成であれば、器体1に電池9
を備えているため、電池9により動作する発光ダイオー
ドなどを使って表示装置を設けることが可能となり、結
線作業時に結線不良を報知することもできる。 (実施例6)本実施例の速結端子装置の斜視図を図13
に示す。図13に示すように、本実施例においては、速
結端子装置の器体1の凹所1b,1bを連通する連通凹
部1gを設け、この連通凹部1g内に2組のリレー接点
6c,6c及び6d,6dを有するリレー6が納装され
ている。上記以外の構成については実施例1と共通であ
るので共通する部分の説明は省略する。
【0023】本実施例の速結端子装置においては、図1
4に示すように、2つの凹所1bに納装された速結端子
2,2をそれぞれ一方のリレー接点6c,6dに接続
し、他方のリレー接点6c,6d及び6d,6dをそれ
ぞれの速結端子2に対向させて納装されている負荷側端
子4,4に接続している。また、接点ばね3,3はリレ
ー6の励磁コイル6bの両端に接続されている。
【0024】上記構成では、電線7が器体1の電線挿入
孔1aに挿入されていない状態では、リレー接点6c,
6cは開成状態であるから速結端子2と負荷側端子4と
は不導通の状態である。電線挿入孔1aから電線7が挿
入され、電線7の先端が速結端子2の錠ばね2aの先端
に接しただけのような不完全な挿入状態においては、電
線7に接続された図示しない電源が投入されても、電線
7,7が接点ばね3,3と導通していないために接点ば
ね3,3間が導通しないのでリレー6の励磁コイル6b
には励磁電流が流れずリレー接点6c,6c及び6d,
6dは開成状態のままである。しかし、電線7,7の先
端が接点ばね3,3の接点片3a,3aに当接する正規
の位置まで電線7が挿入された場合には、電線7,7を
介して速結端子2,2と接点ばね3,3とが導通するの
で、図示しない電源によりリレー6の励磁コイル6bに
励磁電流が流れ、リレー接点6c,6c及び6d,6d
が閉成されて速結端子2,2と負荷側端子4,4とがそ
れぞれ導通状態となる。
【0025】なお、上記実施例1乃至実施例6において
は、電線7の不完全な結線による発火事故等を防止する
ためには、商用電源やトランス2次回路の少なくとも非
接地側に上記構成を用いる必要があるが、2つの速結端
子2,2のうち、接地側の速結端子2と負荷側端子4と
は図15に示すように一体に形成してもよい。また、ス
イッチ手段はリレーに限定するものではなく、例えばマ
イクロスイッチ等であってもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明は、速結端子装置が所定の方向か
ら挿入される電線と結線される速結端子と、負荷に接続
される負荷側端子と、電線が速結端子に正規の結線状態
となる位置まで挿入されている場合にのみ速結端子と負
荷側端子とを導通させるスイッチ手段とを備えたので、
電線が正規の位置まで挿入されず、電線と速結端子とが
結線不良の状態で電線に接続された電源が投入された場
合や、あるいは負荷側へ電源が供給されている状態で、
何らかの原因によって電線が反挿入方向に引き出されて
電線と速結端子とが結線不良になった場合には、スイッ
チ手段によって速結端子と負荷側端子とは不導通となる
ため、負荷側には電源が供給されない。その結果、電線
と速結端子との結線不良を検知できるとともに、結線不
良のままで放置されたとしても電線から負荷側へは電流
が流れないため、発火等の事故を防止することができ、
このような速結端子装置を使用した場合の安全性を向上
させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す概略回路図である。
【図2】同上を示すものであり、(a)は全体の斜視
図、(b)は要部の斜視図である。
【図3】(a)〜(c)は同上の動作を説明する説明図
である。
【図4】実施例2を示す要部の斜視図である。
【図5】(a)〜(c)は同上の動作を説明する説明図
である。
【図6】実施例3を示す要部の断面図である。
【図7】(a)〜(c)は同上の動作を説明する説明図
である。
【図8】実施例4を示す断面図である。
【図9】(a)〜(c)は同上の動作を説明する説明図
である。
【図10】実施例5を示すものであり、(a)は全体の
斜視図、(b)は要部の斜視図である。
【図11】同上の概略回路図である。
【図12】(a)〜(c)は同上の動作を説明する説明
図である。
【図13】実施例6を示す全体の斜視図である。
【図14】同上の概略回路図である。
【図15】同上の別の例の要部を示す斜視図である。
【図16】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 速結端子 2a 錠ばね片 3 接点ばね 3a 接点片 4 負荷側端子 5 接地端子 6 リレー 6b 励磁コイル 6c リレー接点 7 電線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の方向から挿入される電線と結線さ
    れる速結端子と、負荷に接続される負荷側端子と、電線
    が速結端子に正規の結線状態となる位置まで挿入されて
    いる場合にのみ速結端子と負荷側端子とを導通させるス
    イッチ手段とを備えて成ることを特徴とする速結端子装
    置。
JP26737993A 1993-10-26 1993-10-26 速結端子装置 Withdrawn JPH07122307A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015141753A (ja) * 2014-01-27 2015-08-03 アイリスオーヤマ株式会社 Led照明装置
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