JPH07120757B2 - Soi基板及びその製造方法 - Google Patents
Soi基板及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH07120757B2 JPH07120757B2 JP61104153A JP10415386A JPH07120757B2 JP H07120757 B2 JPH07120757 B2 JP H07120757B2 JP 61104153 A JP61104153 A JP 61104153A JP 10415386 A JP10415386 A JP 10415386A JP H07120757 B2 JPH07120757 B2 JP H07120757B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silicon
- insulating substrate
- substrate
- thin film
- silicon layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Element Separation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、絶縁性基板上にシリコン層を形成して成るSO
I(シリコン−オン−インシユレータ)基板に関するも
のである。
I(シリコン−オン−インシユレータ)基板に関するも
のである。
絶縁性基板上にシリコン層を構成してなるSOI基板にお
いて、該絶縁性基板上に形成されたシリコン薄膜の主面
と、シリコン層との主面とが酸化シリコン層を介して接
着されたものである。
いて、該絶縁性基板上に形成されたシリコン薄膜の主面
と、シリコン層との主面とが酸化シリコン層を介して接
着されたものである。
サフアイヤ等の絶縁性基板上に単結晶層を成長させたSO
S(シリコン−オン−サフアイヤ)基板を用いて、MOS型
半導体装置を製造することが広く行なわれている。
S(シリコン−オン−サフアイヤ)基板を用いて、MOS型
半導体装置を製造することが広く行なわれている。
しかしながら、前述の従来技術では、次の様な欠点があ
る。
る。
第1の欠点は、サフアイヤ基板が高価である為量産特性
にコスト面で問題となる。
にコスト面で問題となる。
第2の欠点は、大口径化が難かしい点である。これはサ
フアイヤ基板が現状では外径4インチ位までの製造技術
しかない為である。
フアイヤ基板が現状では外径4インチ位までの製造技術
しかない為である。
第3はサフアイヤ基板上に形成した半導体層であるシリ
コン薄膜の特性の問題である。これは、エピタキシヤル
成長等の技術を用いているが、現状ではまだ欠陥が多
く、歩留り低下の主要因となつている。
コン薄膜の特性の問題である。これは、エピタキシヤル
成長等の技術を用いているが、現状ではまだ欠陥が多
く、歩留り低下の主要因となつている。
本発明はこの様な問題点を解決するもので、その目的と
するところは、安価で大口径のSOI基板を提供すること
にある。
するところは、安価で大口径のSOI基板を提供すること
にある。
絶縁性基板上にシリコン層を構成してなるSOI基板にお
いて、該絶縁性基板上に形成されたシリコン薄膜の主面
と、シリコン層との主面とが酸化シリコン層を介して接
着されたことを特徴とする。また、絶縁性基板上に半導
体層を構成してなるSOI基板の製造方法において、該絶
縁性基板上にシリコン薄膜をCVD法で形成する工程と、
該シリコン薄膜上にシリコン層を密着させる工程と、該
シリコン層が密着された該絶縁性基板を酸素雰囲気中で
熱処理する工程とを有することを特徴とする。
いて、該絶縁性基板上に形成されたシリコン薄膜の主面
と、シリコン層との主面とが酸化シリコン層を介して接
着されたことを特徴とする。また、絶縁性基板上に半導
体層を構成してなるSOI基板の製造方法において、該絶
縁性基板上にシリコン薄膜をCVD法で形成する工程と、
該シリコン薄膜上にシリコン層を密着させる工程と、該
シリコン層が密着された該絶縁性基板を酸素雰囲気中で
熱処理する工程とを有することを特徴とする。
本発明の作用を述べれば、絶縁基板上に形成されたシリ
コン薄膜が、高温で酸素に触れる為表面が酸化シリコン
膜に変化する。又、接着せんとするシリコン層の表面も
酸化シリコン膜に変化する。この酸化反応により、互い
のシリコン膜が結合し絶縁基板上にシリコン層が接着さ
れる。酸化シリコン膜は非常に安定した物質であり、又
結合力も強い。この為接着強度はバルク並である。
コン薄膜が、高温で酸素に触れる為表面が酸化シリコン
膜に変化する。又、接着せんとするシリコン層の表面も
酸化シリコン膜に変化する。この酸化反応により、互い
のシリコン膜が結合し絶縁基板上にシリコン層が接着さ
れる。酸化シリコン膜は非常に安定した物質であり、又
結合力も強い。この為接着強度はバルク並である。
以下、本発明について、実施例に基づき詳細に説明す
る。
る。
第1図は本発明の第1の実施例を工程順に示す図であ
る。まずa図の如く、絶縁性基板1上にシリコン薄膜を
CVD法等を用いて全面に形成したのちに、該絶縁基板と
シリコン層とを密着させ、1000℃前後の熱処理を処すこ
とにより、第1図(b)の如く絶縁基板とシリコン層は
完全に接着する。
る。まずa図の如く、絶縁性基板1上にシリコン薄膜を
CVD法等を用いて全面に形成したのちに、該絶縁基板と
シリコン層とを密着させ、1000℃前後の熱処理を処すこ
とにより、第1図(b)の如く絶縁基板とシリコン層は
完全に接着する。
以上述べた如く、本発明は、絶縁性基板上にシリコン薄
膜を全面に形成したことにより容易にシリコン層を接着
することができる。
膜を全面に形成したことにより容易にシリコン層を接着
することができる。
この様にして作製したSOI基板は、安価に、しかも大口
径化が可能である。シリコン層については、IC製造用に
6インチあるいは8インチ径のものまで可能であり、又
絶縁性基板は30センチメートル径位までは精度良い物が
できている現状である。
径化が可能である。シリコン層については、IC製造用に
6インチあるいは8インチ径のものまで可能であり、又
絶縁性基板は30センチメートル径位までは精度良い物が
できている現状である。
シリコン層についての品質を観てみると、ICテクノロジ
ーの発展に供ない、シリコン基板の品質も著しく向上し
ている。この様に安価で高品質のシリコン層を用いたSO
I基板を容易に作製できる本発明の効果は絶大なもので
ある。
ーの発展に供ない、シリコン基板の品質も著しく向上し
ている。この様に安価で高品質のシリコン層を用いたSO
I基板を容易に作製できる本発明の効果は絶大なもので
ある。
第1図(a)(b)は本発明による実施例の工程図であ
る。 1は絶縁基板 2はシリコン薄膜 3はシリコン層
る。 1は絶縁基板 2はシリコン薄膜 3はシリコン層
Claims (2)
- 【請求項1】絶縁性基板上にシリコン層を構成してなる
SOI基板において、 該絶縁性基板上に形成されたシリコン薄膜の主面と、シ
リコン層との主面とが酸化シリコン層を介して接着され
たことを特徴とするSOI基板。 - 【請求項2】絶縁性基板上に半導体層を構成してなるSO
I基板の製造方法において、 該絶縁性基板上にシリコン薄膜をCVD法で形成する工程
と、該シリコン薄膜上にシリコン層を密着させる工程
と、該シリコン層が密着された該絶縁性基板を酸素雰囲
気中で熱処理する工程とを有することを特徴とするSOI
基板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61104153A JPH07120757B2 (ja) | 1986-05-07 | 1986-05-07 | Soi基板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61104153A JPH07120757B2 (ja) | 1986-05-07 | 1986-05-07 | Soi基板及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62260357A JPS62260357A (ja) | 1987-11-12 |
JPH07120757B2 true JPH07120757B2 (ja) | 1995-12-20 |
Family
ID=14373120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61104153A Expired - Lifetime JPH07120757B2 (ja) | 1986-05-07 | 1986-05-07 | Soi基板及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07120757B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5013155A (ja) * | 1973-06-06 | 1975-02-12 | ||
JPS5118475A (ja) * | 1974-06-24 | 1976-02-14 | Westinghouse Electric Corp | |
JPS5830145A (ja) * | 1981-08-17 | 1983-02-22 | Sony Corp | 半導体装置の製造方法 |
JPS615544A (ja) * | 1984-06-19 | 1986-01-11 | Toshiba Corp | 半導体装置の製造方法 |
-
1986
- 1986-05-07 JP JP61104153A patent/JPH07120757B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5013155A (ja) * | 1973-06-06 | 1975-02-12 | ||
JPS5118475A (ja) * | 1974-06-24 | 1976-02-14 | Westinghouse Electric Corp | |
JPS5830145A (ja) * | 1981-08-17 | 1983-02-22 | Sony Corp | 半導体装置の製造方法 |
JPS615544A (ja) * | 1984-06-19 | 1986-01-11 | Toshiba Corp | 半導体装置の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62260357A (ja) | 1987-11-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH01135070A (ja) | 半導体基板の製造方法 | |
EP0969505A3 (en) | SOI substrate | |
JPS615544A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2621325B2 (ja) | Soi基板及びその製造方法 | |
JPS59126639A (ja) | 半導体装置用基板の製造方法 | |
JPH03100516A (ja) | 液晶表示装置の製造方法 | |
JPH07120757B2 (ja) | Soi基板及びその製造方法 | |
JP2721265B2 (ja) | 半導体基板の製造方法 | |
JP2850502B2 (ja) | Soi基板の製造方法 | |
JPH02219252A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPS62260358A (ja) | Soi基板及びその製造方法 | |
JPH01220458A (ja) | 半導体装置 | |
JPH01226166A (ja) | 半導体装置基板の製造方法 | |
JPS61234547A (ja) | 半導体基板の製造方法 | |
JPH04267518A (ja) | 半導体薄膜素子の製造方法 | |
JPH03250666A (ja) | 半導体膜の製造方法 | |
JP2500806B2 (ja) | 半導体基板の製造方法 | |
JPH0342814A (ja) | 半導体基板の製造方法 | |
JPS60236243A (ja) | 半導体基板の製造方法 | |
JP3165735B2 (ja) | 半導体基板の製造方法 | |
JPH01115143A (ja) | 半導体基板の製造方法 | |
JPS59127860A (ja) | 半導体装置の製造法 | |
JPH0294415A (ja) | 基板の作成方法 | |
JPH0419699B2 (ja) | ||
JPH02152221A (ja) | Soi基板の製造方法 |