JPH07120038B2 - 感光性組成物 - Google Patents

感光性組成物

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JPH07120038B2
JPH07120038B2 JP60263232A JP26323285A JPH07120038B2 JP H07120038 B2 JPH07120038 B2 JP H07120038B2 JP 60263232 A JP60263232 A JP 60263232A JP 26323285 A JP26323285 A JP 26323285A JP H07120038 B2 JPH07120038 B2 JP H07120038B2
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/016Diazonium salts or compounds
    • G03F7/021Macromolecular diazonium compounds; Macromolecular additives, e.g. binders
    • G03F7/0212Macromolecular diazonium compounds; Macromolecular additives, e.g. binders characterised by the polymeric binder or the macromolecular additives other than the diazo resins or the polymeric diazonium compounds
    • G03F7/0217Polyurethanes; Epoxy resins

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は感光性組成物に関するものであり、特に水性ア
ルカリ現像液で現像することができ、高耐印力の平版印
刷版が得られる感光性平版印刷版に好適に使用される感
光性組成物に関する。
「従来の技術」 予め感光性を与えられた印刷材料の感光性物質として使
用されているものの大多数はジアゾニウム化合物であ
り、その最も常用されているものにp−ジアゾジフエニ
ルアミンのホルムアルデヒド縮合物に代表されるジアゾ
樹脂がある。
ジアゾ樹脂を用いた感光性印刷材料の感光性層の組成物
は、例えば米国特許第2,714,066号明細書に記載されて
いるようにジアゾ樹脂単独のもの、つまり結合剤を使用
しないものと、例えば特開昭50−30604号公報に記載さ
れているように結合剤とジアゾ樹脂が混合されているも
のに分類することができるが、近年ジアゾニウム化合物
を用いた感光性平版印刷版の多くのものは高耐刷性を持
たせるためにジアゾニウム化合物と結合剤となるポリマ
ーよりなつている。
このような感光層としては特開昭50−30604号公報に記
載されているように、、未露光部が水性アルカリ現像液
によつて除去(現像)される所謂アルカリ現像型と、有
機溶剤系現像液によつて除去される所謂溶剤現像型が知
られているが、労働安全衛生上、アルカリ現像型が注目
されており、これは主に結合剤の性質により決まる。結
合剤にアルカリ現像性を持たせる方法としては前記特開
昭50−30604号公報に記載されているようにカルボン酸
含有のモノマーを共重合させるか、米国特許第2861058
号明細書に記載されているようにポリビニルアルコール
のヒドロキシル基と無水フタル酸のような環状酸無水物
を反応させることによりポリマー中にカルボン酸を導入
する方法があるが、得られたポリマーは構造上、耐摩耗
性が悪く、このような結合剤を感光層に含む感光性平版
印刷版からは耐刷力の低い平版印刷版しか得られなかつ
た。一方ポリビニルアセタールは強じんな皮膜を形成
し、耐摩耗性もあるが有機溶剤現像型の感光性平版印刷
版しか得られないという欠点があつた。
更にまた耐摩耗性が優れた公知なポリマーとしてポリウ
レタン樹脂があり、特公昭49−36961号公報、および特
開昭56−94346号公報において、ジアゾニウム化合物と
実質上線状のポリウレタン樹脂との組合わせ系、および
ジアゾニウム塩重縮合物と分枝状のポリウレタン樹脂と
の組合せ系について開示されている。しかし、これらの
ポリウレタン樹脂はいずれもアルカリ可溶性基を有して
おらず、本質的に水性アルカリ現像液に対する溶解性が
不充分であり、残膜を生じることなく現像を行なうこと
は非常に困難であつた。
「発明が解決しようとする問題点」 本発明の目的は上記欠点を克服し、水性アルカリ現像液
に対する現像性が優れ、高耐刷性を有する新規な感光性
組成物を提供することである。
「問題点を解決するための手段」 本発明者らは上記目的を達成すべく、鋭意検討した結
果、新規な感光性組成物を使用することで、これらの目
的が達成されることを見い出し本発明に到達した。
即ち、本発明は、ジアゾニウム化合物及び主鎖中にカル
ボキシル基を有するポリウレタン樹脂を含有することを
特徴とする感光性組成物を提供するものである。
本発明に用いられるジアゾニウム化合物としては米国特
許第3867147号記載のジアゾニウム化合物、米国特許第2
632703号明細書記載のジアゾニウム化合物などがあげら
れるが特に芳香族ジアゾニウム塩と例えば活性なカルボ
ニル含有化合物(例えばホルムアルデヒド)との縮合物
で代表されるジアゾ樹脂が有用である。好ましいジアゾ
樹脂には、例えばp−ジアゾジフエニルアミンとホルム
アルデヒド又はアセトアルデヒドの縮合物のヘキサフル
オロりん酸塩、テトラフルオロほう酸塩、りん酸塩が含
まれる。また、米国特許第3300309号に記載されている
ようなp−ジアゾジフエニルアミンとホルムアルデヒド
との縮合物のスルホン酸塩(例えば、p−トルエンスル
ホン酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、2−メトキ
シ−4−ヒドロキシ−5−ベンゾイルベンゼンスルホン
酸塩など)、ホスフイン酸塩(例えばベンゼンホスフイ
ン酸塩など)、ヒドロキシ基含有化合物塩(例えば2,4
−ジヒドロキシベンゾフエノン塩など)、有機カルボン
酸塩なども好ましい。
更には特開昭58−27141号に示されているような3−メ
トキシ−4−ジアゾ−ジフエニルアミンを4,4′−ビス
−メトキシ−メチル−ジフエニルエーテルで縮合させメ
シチレンスルホン酸塩としたものなども適当である。
これらジアゾニウム化合物の組成物中の含有量は、1〜
50重量%、好ましくは3〜20重量%である。また必要に
応じ、ジアゾニウム化合物2種以上を併用してもよい。
一方、本発明に使用される主鎖中にカルボキシル基を有
するポリウレタン樹脂としては好ましくは下記一般式
(I)で表わされるジイソシアネート化合物と、一般式
(II)又は(III)で表わされるカルボキシル基を有す
るジオール化合物の反応生成物を基本骨格とするポリウ
レタン樹脂が挙げられる。
OCN−R1−NCO (I) 式中、R1は置換基を有していてもよい二価の脂肪族又は
芳香族炭化水素を示す。必要に応じ、R1中にイソシアネ
ート基と反応しない他の官能基、例えばエステル、ウレ
タン、アミド、ウレイド基を有していてもよい。
R2は水素原子、置換基を有していてもよいアルキル、ア
ラルキル、アリール、アルコキシ、アリーロキシ基を示
し、好ましくは水素原子、炭素数1〜8個のアルキル、
炭素数6〜15個のアリール基を示す。R3,R4,R5はそれ
ぞれ同一でも相異していてもよく、単結合、置換基を有
していてもよい二価の脂肪族又は芳香族炭化水素を示
す。好ましくは炭素数1〜20個のアルキレ、炭素数6〜
15個のアリーレン基、更に好ましくは炭素数1〜8個の
アルキレン基を示す。また必要に応じ、R3,R4,R5中に
イソシアネート基と反応しない他の官能基、例えばエス
テル、ウレタン、アミド、ウレイド、エーテル基を有し
ていてもよい。
尚、R2,R3,R4,R5のうちの2つあるいは3つで環を形
成していてもよい。
Arは置換基を有していてもよい三価の芳香族炭化水素を
示し、好ましくは炭素数6〜15個の芳香族基を示す。
一般式(I)で示されるジイソシアネート化合物とし
て、具体的には以下に示すものが含まれる。
2,4−トリレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソ
シアネートの二量体、2,6−トリレンジイソシアネー
ト、p−キシリレンジイソシアネート、メタキシリレン
ジイソシアネート、4,4′−ジフエニルメタンジイソシ
アネート、1,5−ナフチレンジイソシアネート、3,3′−
ジメチル−ビフエニル−4,4′ジイソシアネート等の如
き芳香族ジイソシアネート化合物;ヘキサメチレンジイ
ソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネ
ート、リジンジイソシアネート、ダイマー酸ジイソシア
ネート等の如き脂肪族ジイソシアネート化合物;イソホ
ロンジイソシアネート、4,4′−メチレンビス(シクロ
ヘキシルイソシアネート)、メチルシクロヘキサン−2,
4(又は2,6)ジイソシアネート、1,3−(イソシアネー
トメチル)シクロヘキサン等の如き脂環族ジイソシアネ
ート化合物;1,3−ブチレングリコール1モルとトリレン
ジイソシアネート2モルとの付加体等の如きジオールと
ジイソシアネートとの反応物であるジイソシアネート化
合物等が挙げられる。
また一般式(II)又は(III)で示されるカルボキシル
基を有するジオール化合物としては具体的には以下に示
すものが含まれる。
3,5−ジヒドロキシ安息香酸、2,2−ビス(ヒドロキシメ
チル)プロピオン酸、2,2−ビス(ヒドロキシエチル)
プロピオン酸、2,2−ビス(3−ヒドロキシプロピルプ
ロピオン酸、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)酢酸、ビ
ス−(4−ヒドロキシフエニル)酢酸、4,4−ビス−
(4−ヒドロキシフエニル)ペンタン酸、酒石酸等が挙
げられる。
なお本発明のポリウレタン樹脂は一般式(I)で示され
るジイソシアネート化合物および一般式(II)又は(II
I)で示されるカルボキシル基を有するジオール化合物
2種以上から形成されてもよい。
また更にカルボキシル基を有せず、他のイソシアネート
と反応しない置換基を有していてもよいジオール化合物
を、アルカリ現像性を低下させない程度に併用すること
もできる。
このようなジオール化合物としては、具体的には以下に
示すものが含まれる。
例えばエチレングルコール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、テトラエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングリコール、ネオペ
ンチルグリコール、1,3−ブチレングリコール、1,6−ヘ
キサンジオール、2−ブテン−1,4−ジオール、2,2,4−
トリメチル−1,3−ペンタンジオール、1,4−ビス−β−
ヒドロキシエトキシシクロヘキサン、シクロヘキサンジ
メタノール、トリシクロデカンジメタノール、水添ビス
フエノールA、水添ビスフエノールF、ビスフエノール
Aのエチレンオキサイド付加体、ビスフエノールAのプ
ロピレンオキサイド付加体、ビスフエノールFのエチレ
ンオキサイド付加体、ビスフエノールFのプロピレンオ
キサイド付加体、水添ビスフエノールAのエチレンオキ
サイド付加体、水添ビスフエノールAのプロピレンオキ
サイド付加体、ヒドロキノンジヒドロキシエチルエーテ
ル、p−キシリレングリコール、ジヒドロキシエチルス
ルホン、ビス−(2−ヒドロキシエチル)2,4トリレン
ジカルバメート、2,4−トリレン−ビス−(2−ヒドロ
キシエチルカルバミド)、ビス−(2−ヒドロキシエチ
ル)m−キシリレンカルバメート、ビス−(2−ヒドロ
キシエチルフタレート等が使用できる。
本発明のポリウレタン樹脂は上記ジイソシアネート化合
物およびジオール化合物を非プロトン性溶媒中、それぞ
れの反応性に応じた活性の公知な触媒を添加し、加熱す
ることにより合成される。使用するジイソシアネートお
よびジオール化合物のモル比は好ましくは0.8:1〜1.2:1
であり、ポリマー末端にイソシアネート基が残存した場
合、アルコール類又はアミン類等で処理することによ
り、最終的にイソシアネート基が残存しない形で合成さ
れる。
本発明のポリウレタン樹脂の分子量は、好ましくは重量
平均で1000以上であり、更に好ましくは5,000〜10万の
範囲である。
これらの高分子化合物は単独で用いても混合して用いて
もよい。感光性組成物中に含まれる、これらの高分子化
合物の含有量は約50〜99.5重量%、好ましくは約55〜95
重量%である。
本発明の感光性組成物には前記重合体に対して50重量%
以下の量で他の樹脂をも混入することができる。混入さ
れる樹脂としては例えばポリアミド樹脂、エポキシ樹
脂、ポリアセタール樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹
脂、ポリスチレン系樹脂、ノボラツク型フエノール系樹
脂を挙げることができる。
本発明の感光性組成物には必要に応じて、染料、顔料、
安定剤、充てん剤、界面活性剤、可塑剤などの添加によ
り性能の改良を図ることもできる。好適な染料としては
油溶性染料、例えばC.I.26105(オイルレツドRR)、C.
I.21260(オイルスカーレツト#308)、C.I.74350(オ
イルブルー)、C.I.52015(メチレンブルー)、C.I.425
55(クリスタルバイオレット)、C.I.42595(ビクトリ
アピユアブルー)などが含まれる。
安定剤としては、リン酸、亜リン酸、シユウ酸、P−ト
ルエンスルホン酸、ジピコリン酸、リンゴ酸、酒石酸、
2−メトキシ−4−ヒドロキシ−5−ベンゾイル−ベン
ゼンスルホン酸、ブチルナフタレンスルホン酸、p−ヒ
ドロキシベンゼンスルホン酸等があげられる。
本発明の感光性組成物は通常、溶剤に溶解した後、適当
な支持体に塗布し、乾燥して使用される。その塗布量は
乾燥重量で約0.1〜5g/m2、好ましくは0.3〜3g/m2であ
る。
かかる溶剤としては、例えばメタノール、エタノール、
イソプロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、
2−メトキシエタノール、1−メトキシ−2−プロパノ
ール、2−エトキシエタノール、2−メトキシエチルア
セテート、エチレングリコール、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、アセトン、メチルエチルケトンなど及びこ
れらの混合物が使用される。
また本発明の感光性組成物が塗布される支持体として
は、例えば、紙、プラスチツクス(例えばポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレンなど)がラミネート
された紙、例えばアルミニウム(アルミニウム合金も含
む。)、亜鉛、銅などのような金属の板、例えば二酢酸
セルロース、三酢酸セルロース、プロピオン酸セルロー
ス、酪酸セルロース、酢酸酪酸セルロース、硝酸セルロ
ース、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポ
リスチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリ
ビニルアセタールなどのようなプラスチツクのフイル
ム、上記の如き金属がラミネート、もしくは蒸着された
紙もしくはプラスチツクフイルムなどが含まれる。これ
らの支持体のうち、アルミニウム板は寸度的に著しく安
定であり、しかも安価であるので特に好ましい。更に、
特公昭48−18327号公報に記されているようなポリエチ
レンテレフタレートフイルム上にアルミニウムシートが
結合された複合体シートも好ましい。
また金属、特にアルミニウムの表面を有する支持体の場
合には、砂目立て処理、珪酸ソーダ、弗化ジルコニウム
酸カリウム、リン酸塩等の水溶液への浸漬処理、あるい
は陽極酸化処理などの表面処理がなされていることが好
ましい。また、米国特許第2,714,066号明細書に記載さ
れている如く、珪酸ナトリウム水溶液に浸漬処理された
アルミニウム板、特公昭47−5125号公報に記載されてい
るようにアルミニウム板を陽極酸化処理したのちに、ア
ルカリ金属珪酸塩の水溶液に浸漬処理したもの、米国特
許第4,476,006号に記載されているような機械的粗面化
と電解粗面化を組合せて処理されたアルミニウム支持体
も好適に使用される。上記陽極酸化処理は、例えば、リ
ン酸、クロム酸、硫酸、硼酸等の無機酸、若しくは、蓚
酸、スルフアミン酸等の有機酸またはこれらの塩の水溶
液又は非水溶液の単独又は二種以上を組み合わせた電解
液中でアルミニウム板を陽極として電流を流すことによ
り実施される。
また砂目立て処理、陽極酸化後、封孔処理を施したもの
も好ましい。かかる封孔処理は珪酸ナトリウム水溶液、
熱水及び無機塩又は有機塩を含む熱水溶液への浸漬並び
に水蒸気浴などによつて行われる。
また、米国特許第3,658,662号明細書に記載されている
ようなシリケート電着も有効である。
支持体上に塗布された本発明の感光性組成物は線画像、
網点画像等を有する透明原画を通して露光し、次いで水
性現像液で現像することにより、原画に対してネガのレ
リーフ像を与える。
露光に使用される光源としてはカーボンアーク灯、水銀
灯、キセノンランプ、タングステンランプ、メタルハラ
イドランプなどがある。
本発明の感光性組成物は支持体上に塗布する際の有機塗
布溶剤への溶解性に優れ、また塗布、乾燥、画像露光
後、未露光部をアルカリ性現像液で現像する際の現像性
に優れる。得られたレリーフ像は耐摩耗性、感脂性及び
支持体への接着性が良く、印刷版として使用した場合、
良好な印刷物が多数枚得られる。
「実施例」 以下、本発明を合成例、実施例により更に詳細に説明す
るが、本発明の内容がこれにより限定されるものではな
い。
合成例1 500mlの3つ口フラスコに4,4′−ジフエニルメタンジイ
ソシアネート125gと2,2−ビス(ヒドロキシメチル)プ
ロピオン酸67gをジオキサン290mlに溶解した。N,N−ジ
エチルアニリンを1gを入れた後ジオキサン還流下6時間
攪拌した。反応後水4l酢酸40ccの溶液に少しずつ加えポ
リマーを析出させた。この固体を真空乾燥させることに
より185gのポリマー(A)を得た。酸含量は2.47meq/g
であつた。GPCにて分子量を測定したところ重量平均
(ポリスチレン標準)で28,000であつた。
合成例2〜13 以下第1表のようなジイソシアネート及びジオールを反
応させ相当するポリウレタン(B)〜(M)を合成し
た。
実施例1 厚さ0.24mmのアルミニウム板をナイロンブラシと400メ
ツシユのパミストンの水性懸濁液を用いてその表面を砂
目立てした後よく水で洗浄した。これを10%水酸化ナト
リウム水溶液に70℃で60秒間浸漬してエツチングした
後、海水で水洗後20%硝酸で中和洗浄後、特開昭53−67
507号公報記載の電気化学的粗面化法、即ちVA=12.7V、
VC=9.1Vの正弦波交番波形電流を用い、1%硝酸水溶液
中で160クーロン/dm2の陽極時電気量で電解粗面化処理
を行つた。ひきつづき30%の硫酸水溶液中に浸漬し55℃
で2分間デスマツトした後7%硫酸水溶液中で酸化アル
ミニウムの被ふく量が2.0g/m2になるように陽極酸化処
理を行つた。その後70℃のケイ酸ナトリウムの3%水溶
液に1分間浸漬処理し、水洗乾燥した。以上のようにし
て得られたアルミニウム板に次に示す感光液(I)〜
(VI)をホイラーを用いて塗布し、80℃で2分間乾燥し
た。乾燥重量は2.0g/m2であつた。
なお感光液(I)〜(VI)に用いた本発明のポリウレタ
ン樹脂は第2表に示す。
(感光液) 次に比較例として、上記感光液中の本発明のポリウレタ
ン樹脂の代わりに次のポリマーを用いた感光液(VII)
を同様に塗布、乾燥した。乾燥重量は2.0g/m2であつ
た。
(比較例に用いたポリマー) の構成をもつポリマーであり、a/b/c/dはモル比で35/30
/25/10であつた。
また、分子量は重量平均分子量(ポリスチレン標準)で
65000であつた。
感光液(I)〜(VII)を用いて得られた感光性平版印
刷版(I)〜(VII)それぞれに富士写真フイルム
(株)製PSライトで1mの距離から1分間画像露光し、次
に示す現像液にて室温で1分間浸漬した後、脱脂綿で表
面を軽くこすり、未露光部を除去し、明るい青色の画像
の平版印刷版(I)〜(VII)を得た。
(現像液) この印刷版(I)〜(VII)をそれぞれハイデルベルグ
社製GTO印刷機で市販のインキにて、上質紙に印刷した
ところ、良好な印刷物が第2表のように得られた。
「発明の効果」 第2表からわかるように本発明のポリウレタン樹脂を用
いた平版印刷版(I)〜(VI)は比較例の(VII)と比
べて印刷枚数が多く耐刷性が非常に優れたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−182437(JP,A) 特開 昭60−247637(JP,A) 特開 昭49−99790(JP,A) 特開 昭49−105847(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ジアゾニウム化合物及び主鎖中にカルボキ
    シル基を有するポリウレタン樹脂を含有することを特徴
    とする感光性組成物。
JP60263232A 1985-11-22 1985-11-22 感光性組成物 Expired - Lifetime JPH07120038B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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