JPH07119333A - 立体格納庫の縦行型搬送移載設備 - Google Patents

立体格納庫の縦行型搬送移載設備

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JPH07119333A
JPH07119333A JP28572593A JP28572593A JPH07119333A JP H07119333 A JPH07119333 A JP H07119333A JP 28572593 A JP28572593 A JP 28572593A JP 28572593 A JP28572593 A JP 28572593A JP H07119333 A JPH07119333 A JP H07119333A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 格納室の高さを低くでき、空間利用効率を高
め、入出庫時間を短縮し、建設費や運転費も安い搬送移
載設備を提供する。 【構成】 走行自在なエレベータ装置10がエレベータ装
置10内で昇降するエレベータEと、エレベータ装置10内
の機枠に各格納層に対応付けて同レベルで設置された複
数の移載フレーム18と、移載フレーム18に設置されたパ
レット用縦行レールR1とからなり、前記エレベータEは
自動車の車輪を載せるフォーク部52を備えており、パレ
ットPは、ベースフレーム51と、ベースフレーム51に固
定された自動車の車輪を載せるためのフォーク部52と、
縦行レールR1と横行レールR2上を転動する縦行ローラ53
と横行ローラ61とからなり、前記エレベータのフォーク
部27と前記パレットのフォーク部52は互いに入れ違って
干渉しないように配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は立体格納庫の縦行型搬送
移載設備に関する。さらに詳しくは、本発明における立
体格納庫とは、立体駐車場や立体倉庫、立体艇庫等を含
むもので、自動車、各種産業製品、ボート、ヨット等の
種々の物品を格納するのに用いられるものをいう。また
本発明はこのような立体格納庫に入出庫させる自動車そ
の他の物品を入出庫口と格納層の間で搬送格納するエレ
ベータとパレットの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】立体格納庫の一例である立体駐車場の代
表的なものとして、従来より垂直循環方式やエレベータ
方式、エレベータスライド方式がある。垂直循環方式と
は、自動車を格納するケージを垂直面内で長円形のチュ
ーンループに取付けて連続循環させる方式であり、メリ
ーゴーランド型あるいはタワーパーキング型とも称され
ている。エレベータ方式とは、エレベータが昇降して入
出庫口と任意の格納層との間で自動車を搬送する方式で
あり、エレベータスライド方式とは、エレベータが格納
層に沿った走行レーンを走行し、かつ任意の走行位置で
昇降して、入出庫口と任意の格納層との間で自動車を搬
送する方式である。従来のエレベータ方式およびエレベ
ータスライド方式の立体駐車場では、ほとんどすべて自
動車をパレットに載置して搬送する方式を採用している
ので、自動車とパレットを一緒にした状態でエレベータ
で搬送(昇降と走行)し、かつ格納すべき格納層とエレ
ベータとの間でも自動車とパレットを一緒にした状態で
移し換えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の垂直循環方式で
は、長円形循環経路の上端と下端では半円弧状の軌跡を
描いてケージが動くので、その部分に無駄な空間が生
じ、一般的にいって1台当り43m3 の空間を必要として
いる。また、循環速度は約16m/min であり、平均的な入
庫時間が約120 秒も要している。さらにケージ全体を常
に動かせるので所要動力も32台分の駐車設備であると主
駆動電動機が50kwのものが必要で、1台当り1.6kw を要
する。そして、空間利用効率が低く大馬力原動機が必要
なことから建設費や運転費も高いという問題がある。ま
たエレベータ方式やエレベータスライド方式の場合、格
納室内で移載すると、移載動作に伴うフォーク状積載台
の上下動や、パレットの交換を行う空間が必要となるた
め、格納室の高さが高くなり、空間利用効率に無駄が生
ずるという問題がある。
【0004】そこで本発明は、格納室の高さを低くで
き、空間利用効率を高め、入出庫時間を短縮し、建設費
や運転費も安い搬送移載設備を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の縦行型搬送移載
設備は、エレベーター装置と、パレットを長手方向に走
行させる縦行レールを設置した格納層を複数層有する立
体格納庫の縦行型搬送移載設備であって、前記エレベー
タ装置は、機枠と、該機枠に設けられたエレベータ用昇
降ガイドレールと、該ガイドレールに沿って昇降するエ
レベータと、該エレベータの昇降駆動装置と、前記機枠
に各格納層に対応付けて同レベルで設置された複数の移
載フレームと、該移載フレームに設置されたパレット用
縦行レールとからなり、前記エレベータは、物品を載せ
るフォーク部を備えており、前記パレットは、ベースフ
レームと、該ベースフレームに固定された物品を載せる
ためのフォーク部と、前記縦行レール上を転動するロー
ラと、該ローラを回転駆動する駆動装置とからなり、前
記エレベータのフォーク部と前記パレットのフォーク部
は互いに入れ違って干渉しないように配置されているこ
とを特徴とする。
【0006】なお、本発明において「縦行」とはパレッ
トが長手方向に移動することをいい、「縦行型」とはパ
レットが長手方向に移動するタイプをいう。また、本発
明はエレベータ方式とエレベータスライド方式の両方に
適用でき、エレベータ方式ではエレベータピット内でエ
レベータが昇降し、エレベータスライド方式ではエレベ
ータ走行レーン上をエレベータ装置が走行し、該エレベ
ータ装置の機枠内をエレベータが昇降するものである。
【0007】
【作用】本発明では、エレベータのフォーク部に物品の
みを載せて、エレベータの昇降(エレベータ方式の場
合)またはエレベータ装置の走行とエレベータ装置内で
のエレベータの昇降(エレベータスライド方式)を組合
わせて物品を格納すべき格納室の直近位置まで搬送す
る。エレベータからパレットへの物品の移載はエレベー
タピット内またはエレベータ走行レーン上の空間で行わ
せる。つまり物品を載せたエレベータを移載フレームよ
り上方に上昇させておき、移載フレームの縦行レール上
にパレットを縦行して位置させる。ついでエレベータを
下方に降下させると物品のみがパレットのフォーク部上
に移載される。ここで、パレットは目的地である車室へ
縦行して移動する。
【0008】以上のように、本発明では、物品の移載が
エレベータピット内またはエレベータ走行レーン上の空
間で行われるので、格納室の高さを低くでき、エレベー
タ方式やエレベータスライド方式でありながら、空間利
用効率を高くすることができる。そして、垂直循環方式
に比べると、エレベータの昇降速度は技術的に高速化が
容易であり、現状でも相当の高速化が達成されているの
で、入出庫時間も大幅に短縮できる。また、移動するも
のはエレベータ単体、あるいはパレット単体であり、全
ての部材を同時に動かす必要はないので、所要動力もは
るかに小さくなる。さらに空間利用効率が高く、所要動
力も小さくなることから、建設費や運転費も安くなる。
【0009】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を立体駐車場に適用
した例に基づき説明する。本発明の縦行型搬送移載設備
は、角形立体駐車場(平面形状が角形のもの)にも円形
立体駐車場(平面形状が丸形のもの)にも適用できる
が、まず角形立体駐車場に適用した実施例(第1実施
例)について説明する。
【0010】(第1実施例)図1は角形立体駐車場の平
面図、図2は図1のII−II線矢視図である。図示の立体
駐車場は、中央列(m1)をエレベータ走行レーンとし、そ
の両サイドに2列ずつの計4列(m2〜m5)の格納列が設
けられている。また、各格納列は8個(n1〜n8)に区画
された格納室を有している。なお、列数は両サイド1列
ずつの2列でもよく、両サイドで3列あるいは5列以上
であってもよい。また格納室の個数は7個以下でも、9
個以上であってもよい。格納層の層数は図示の例では9
層であるが、8層以下であっても、10層以上であっても
よい。図示の例は地上地下併用型であるが、地上層(a)
のみ、あるいは地下層(b) のみであってもよく、さらに
地上層(a) および地下層(b) の層数も任意である。各格
納層ではフレームに支えられて縦行レールR1と横行レー
ルR2が設置されている。縦行レールR1はパレットPを長
手方向に走行させるためのレールであり、横行レールR2
はパレットPを幅方向に走行させるためのレールであ
る。
【0011】エレベータ装置10は、図2〜3に示すよう
に、4本の支柱11と下部フレーム12と上部フレーム13か
らなる上下に長い枠組構造を有している。下部フレーム
12の下面には、ローラ17とその駆動装置(図示省略)か
らなる走行装置が設けられている。前記4本の支柱11に
は各層毎に移載フレーム18が取付けられ、上部フレーム
13には昇降駆動装置21とそれによって駆動される4個の
シーブ22が取付けられ、各シーブ22にはワイヤーロープ
またはチェーン23が掛け廻わされ、その一端にエレベー
タEが、他端にカウンタウェイト24がそれぞれ吊下げら
れている。
【0012】エレベータEは図4〜5に示すように、前
後に配置した2個の門形枠26と左右2個のフォーク部27
とからなり、フォーク部27は門形枠26の下端に固定され
ている。また前後2個の門形枠26は上部ビーム28で連結
されている。さらに各門形枠26の上部と下部にはガイド
ローラ29が軸着され、これが支柱11の内側面に取付けた
レール30上を転動して、エレベータEの昇降をガイドす
るようになっている。エレベータEは前記昇降駆動装置
21とワイヤーロープ23等で昇降させてもよいが、長尺の
ボルトにナットを螺合させ、そのナットをエレベータE
に固定し、長尺ボルトを回転移動して、エレベータEを
昇降駆動するようにしてもよい。とにかく、エレベータ
Eを昇降させる機能さえ有すれば、どのような昇降機構
を用いてもよい。
【0013】前記移載フレーム18を図6〜7に基づき詳
述すると、支柱11に固定された長四角形の外枠31とこの
外枠31の長辺部の内側に平行に形成した内枠32とこの内
枠32の上面に設置した縦行レールR1とから構成されてい
る。なお、内枠32および縦行レールR1においてエレベー
タEの門形枠26が昇降する部分は切り欠かれており、干
渉しないようになっている。この移載フレーム18は格納
層の各階に対応して4本の支柱11間に取付けられてい
る。そして、フォーク部27の各フォーク27a は後述する
パレットPのフォーク52と互いに入れ違うようになって
いる。
【0014】図8はパレットPを示している。このパレ
ットPはベースフレーム51と自動車の車輪を載せる4カ
所のフォーク部52と、前後左右4カ所に設けられた2連
型の縦行ローラ53と、前記左右4ヵ所に設けられた横行
ローラ61を備えている。各縦行ローラ53はベースフレー
ム51内に設置した駆動装置54とチェーン55で動力駆動さ
れるようになっている。
【0015】各横行ローラ61は図9〜10に示すように構
成されている。図9(a) は横行ローラ61の正面図、(b)
は同側面図、図10は横行ローラ61の上下動説明図であ
る。図9〜10に示すように横行ローラ61は偏心軸62に軸
支され、偏心軸62は支軸63に結合しており、支軸63は軸
受64でパレットPに支持されている。支軸63の一端には
リンク65が結合され、リンク65にはシリンダ66が連結さ
れている。シリンダ66を伸縮させるとリンク65が矢印t
方向に揺動して偏心軸62が回転し、横行ローラ61が上下
動する。また、横行ローラ61にはチェーン67等で減速機
付モータ68に連結されており、回転駆動されるようにな
っている。69はテンションローラである。
【0016】図9〜10において実線図示の状態は、横行
ローラ61が下降している位置であり、この場合図8に示
す縦行ローラ53は縦行レールR1上で浮き上っているの
で、横行ローラ61を駆動するとパレットPは横行レール
R2上を横行する。鎖線図示のように横行ローラ61を上昇
させると前記縦行ローラ53は縦行レールR1上に接触し、
横行ローラ61は横行レールR2上から離れるので、パレッ
トPは縦行することができる。
【0017】図1に示す格納層において、内側の格納列
m2,m3には全格納室Hの室数より1台分少ない数(本実
施例では7台)のパレットPを配置し、外側の格納列m
4,m5には格納室Hの室数(本実施例では8台)と同じ
台数のパレットPを配置しておく。内側格納列m2,m3の
空の1ヵ所の格納室Hは入出庫の際の通路となるもので
ある。
【0018】つぎに、自動車の入出庫方法を説明する。
いま、図2に示す地上の入出庫層1Fから自動車を入庫さ
せようとすると、まずエレベータ装置10を走行させなが
らエレベータEを昇降させて、ホームポジションへエレ
ベータEを移動させ、ホームポジションでエレベータE
のフォーク部27に自動車を載せる。ついでエレベータ装
置10を走行させながら昇降駆動装置21によりエレベータ
Eを昇降させ、自動車を格納すべき格納室Hの前面で停
止する。
【0019】エレベータEで運搬してきた自動車をパレ
ットPに移し換える作業はエレベータ走行レーンm1上の
空間で行う。このとき図11に示すように、エレベータE
のフォーク部27を移載フレーム18より上方に上昇させて
おいて、フォーク部27と移載フレーム18の間にパレット
Pを進入させる。このとき図6〜7に示すようにフォー
ク部27とパレットPのフォーク部52を互いに入れ違う位
置にしておく。そして、図12に示すようにエレベータE
を下降させると、自動車の車輪はパレットPのフォーク
部52に載せ替えられる。この後、パレットPを縦行させ
て、内側格納列m2,m3の空の格納層Hを経て外側格納列
m4,m5の格納室Hへ移動するか、内側格納列m2,m3の格
納室Hへ移動する。そして、バレットP上に自動車Cを
載置した状態で格納しておく。なお、パレットPが移載
フレーム18から出ていくと、エレベータEは直ちに上昇
または下降して、次の入出庫に備えることができる。
【0020】内側格納列m2,m3へ自動車を格納するとき
はパレットPは縦行するだけでよい。しかし、外側格納
列m4,m5へ自動車を格納するときは、内側格納列m2,m3
の任意の一の格納室Hを空室にしてパレットPを通す通
路としなければならない。そのため、内側格納列m2,m3
上のパレットPは横行レールR2上を横行して任意の位置
に空の格納室を作る操作が必要とされる。このため内側
格納列m2,m3には横行レールR2は必須となるが、外側格
納列m4,m5にも横行レールR2を設けておくと、内側格納
列m2(m3)と外側格納列m4(m5)の間で、パレットPをルー
プ状に循環させることもできるので、入出庫処理の自由
度が増大するという利点がある。格納していた自動車C
を出庫させる場合は、上記入庫操作と反対順序で操作す
ればよい。
【0021】(第2実施例)つぎに、本発明を円形立体
駐車場に適用した実施例を説明する。図13〜14に示すよ
うに、本実施例は旋回自在でありエレベータEを昇降さ
せうるエレベータ装置10をエレベータピット1に設置
し、エレベータピット1を中心にしてその外周に同心状
に配置された、輪状であり、かつ多層階の内側格納列2
と、前記内側格納列2の最外周に同心状に配置された、
輪状であり、かつ多層階の外側格納列4とからなり、内
側格納列2および外側格納列4には、それぞれ放射状に
複数の格納室Hが設けられている。そして、「エレベー
タEまたはエレベータ装置10と内側格納列2」、「エレ
ベータEまたはエレベータ装置10と外側格納列4」ある
いは「内側格納列2と外側格納列4」のいずれかの組合
せ、または「内側格納列2のみ」を旋回自在にしたもの
である。なお、内側格納列は図1〜2に示すように1重
でもよく、図15に示すように2重以上(2,3)であっ
てもよい。また、その輪数は各層毎に異なっていてもよ
い。
【0022】本実施例において、パレットPは内側格納
列2の1室を除く残りの格納室Hおよび外側格納列4の
全格納室Hにそれぞれ割り当てて配置する。そして、外
側格納列4の全格納室Hは全室を自動車の格納に使う
が、内側格納列2の格納室Hは1カ所のみ空室としてお
き、残りの格納室H全部を自動車の格納に使う。内側格
納列2の1カ所の格納室Hは入出庫の際の通路となるも
のであり、任意の格納室を自由に選んでよく、自動車の
格納状況の応じて自在に変更してもよい。とにかく、1
カ所の空室があれば、内側格納列2を旋回させることに
より入出庫の際の通路として利用することができる。
【0023】つぎに、本実施例における自動車の入出庫
方法を説明する。まずエレベータ装置10を旋回させ、自
動車の進入方向にエレベータEの縦方向を沿わせる。つ
いで、昇降駆動装置21により、エレベータEを昇降させ
て任意の格納層まで移動して停止する。このとき、外側
格納列4に入庫させる場合は、その格納室Hと内側格納
列2の空の格納室Hが一直線になるように、内側格納列
2を旋回させ、その空の格納室Hの旋回位置に合わせて
エレベータ装置10を旋回させる。これにより、外側格納
列4、内側格納列2および移載フレーム18の縦行レール
R1のアライメントが一直線上に揃い、パレットPが縦行
できる状態となる。また、内側格納列2に入庫させる場
合は、内側格納列2あるいはエレベータ装置10を旋回さ
せ、内側格納列2の縦行レールR1と移載フレーム18の縦
行レールR1のアライメントを一直線上に揃え、パレット
Pが走行できる状態とする。
【0024】エレベータEで運搬してきた自動車をパレ
ットに移し換える作業はエレベータピット1内で行う。
このとき図11に示すように、エレベータEのフォーク部
27を移載フレーム18より上方に上昇させておいて、フォ
ーク部27と移載フレーム18の間にパレットPを進入させ
る。そして、図12に示すようにエレベータEを下降させ
ると、自動車の車輪はパレットPのフォーク部52に載せ
替えられる。この後、パレットPを移動させて、内側格
納列2の空の格納室Hを経て外側格納列4の格納室Hへ
移動するか、内側格納列2の格納室Hへ移動する。そし
て、バレットP上に自動車Cを載置した状態で格納して
おく。なお、パレットPが移載フレーム18から出ていく
と、エレベータEは直ちに上昇または下降して、次の入
出庫に備えることができる。格納していた自動車Cを出
庫させる場合は、上記入庫操作と反対順序で操作すれば
よい。
【0025】(第3実施例)前記第1実施例はエレベー
タスライド方式の立体駐車場であるが、本発明の搬送移
載設備はエレベータ方式にも適用できる。図16はその一
例を図示しており、エレベータピット1内にエレベータ
装置が設置され、エレベータピット1内でエレベータE
が昇降するようになっている。パレットP1,P2は各格納
層毎にエレベータEの左右に1台ずつ設置されている。
自動車の移載は第1実施例と同様に行われ、エレベータ
ピット1内で行われる。したがって、格納室の高さを低
くすることができる。なお、エレベータ装置に走行装置
が必要ないことは勿論である。
【0026】(他の実施例)以上に本発明の実施例とし
て、立体駐車場の例を示したが、本発明は種々の産業製
品を格納する立体倉庫やボートやヨット等を格納する立
体艇庫にも適用できるものである。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、格納室の高さを低くで
き、空間利用効率を高め、入出庫時間を短縮し、建設費
や運転費も安い縦行型搬送移載設備を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる搬送移載設備を設
置した角形立体駐車場の平面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1〜2に示されたエレベータ装置10の正面図
である。
【図4】エレベータEの正面図である。
【図5】エレベータ装置の側面図である。
【図6】移載フレーム18の平面図である。
【図7】図6におけるZ部分の拡大図である。
【図8】(A) はパレットPの平面図、(B) はパレットP
の側面図である。
【図9】パレットPの横行ローラの上下装置の正面図
(a) および側面図(b) である。
【図10】図9の上下装置の動作説明図である。
【図11】エレベータEとパレットP間の移載動作説明
図である。
【図12】エレベータEとパレットP間の移載動作説明
図である。
【図13】本発明の第2実施例における搬送移載設備を
設置した円形立体駐車場の平面図である。
【図14】図13の立体駐車場の縦断面図である。
【図15】円形立体駐車場の他の例の平面図である。
【図16】本発明の第3実施例に係わる搬送移載設備を
設置した立体駐車場の平面図である。
【符号の説明】
1 エレベータピット 2 内側格納列 3
内側格納列 4 外側格納列 10 エレベータ装置 18
移載フレーム 27 フォーク部 E エレベータ P
パレット H 格納室 R1 縦行レール R2
横行レール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベーター装置と、パレットを長手方向
    に走行させる縦行レールを設置した格納層を複数層有す
    る立体格納庫の縦行型搬送移載設備であって、前記エレ
    ベータ装置は、機枠と、該機枠に設けられたエレベータ
    用昇降ガイドレールと、該ガイドレールに沿って昇降す
    るエレベータと、該エレベータの昇降駆動装置と、前記
    機枠に各格納層に対応付けて同レベルで設置された複数
    の移載フレームと、該移載フレームに設置されたパレッ
    ト用縦行レールとからなり、前記エレベータは、物品を
    載せるフォーク部を備えており、前記パレットは、ベー
    スフレームと、該ベースフレームに固定された物品を載
    せるためのフォーク部と、前記縦行レール上を転動する
    ローラと、該ローラを回転駆動する駆動装置とからな
    り、前記エレベータのフォーク部と前記パレットのフォ
    ーク部は互いに入れ違って干渉しないように配置されて
    いることを特徴とする立体格納庫の縦行型搬送移載設
    備。
JP5285725A 1993-10-20 1993-10-20 立体格納庫の縦行型搬送移載設備 Expired - Lifetime JPH0823236B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07301019A (ja) * 1994-05-09 1995-11-14 Sato Kogyo Co Ltd 円形立体駐車場
JP4999984B2 (ja) * 2008-04-04 2012-08-15 三菱電機株式会社 電動式パワーステアリング制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07301019A (ja) * 1994-05-09 1995-11-14 Sato Kogyo Co Ltd 円形立体駐車場
JP4999984B2 (ja) * 2008-04-04 2012-08-15 三菱電機株式会社 電動式パワーステアリング制御装置

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JPH0823236B2 (ja) 1996-03-06

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