JPH07118411A - 金属ラミネート用ポリエステル系フィルム、ならびにそれを用いたラミネート金属板および金属容器 - Google Patents

金属ラミネート用ポリエステル系フィルム、ならびにそれを用いたラミネート金属板および金属容器

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JPH07118411A
JPH07118411A JP26922893A JP26922893A JPH07118411A JP H07118411 A JPH07118411 A JP H07118411A JP 26922893 A JP26922893 A JP 26922893A JP 26922893 A JP26922893 A JP 26922893A JP H07118411 A JPH07118411 A JP H07118411A
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film
laminated
polyester
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metal plate
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JP26922893A
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Katsuro Kuze
勝朗 久世
Hiromu Nagano
煕 永野
Saburo Ota
三郎 太田
Tsutomu Isaka
勤 井坂
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐スクラッチ性が優れており、該フィルムを
金属板にラミネートした後の製缶の生産性が良好であ
り、かつ製缶後に食品を充填し、レトルト処理などの加
熱処理を行ったときにオリゴマーの溶出量が極めて少な
い金属ラミネート用ポリエステル系フィルムを提供する
こと;および、このフィルムを金属板にラミネートする
ことにより得られるラミネート金属板、および該ラミネ
ート金属板を缶状に成形してなる金属容器を提供するこ
と。 【構成】 平均粒径が0.5〜5μmの架橋高分子粒子
0.3〜5重量%を含むポリエステル組成物より形成さ
れる、金属ラミネート用ポリエステル系フィルム;上記
フィルムが金属板にラミネートされている、ラミネート
金属板;および上記ラミネート金属板を成形してなる、
金属容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、清涼飲料、ビールなど
の主として食品の缶詰用の金属材料にラミネートするた
めのポリエステル系フィルムに関する。さらに詳しく
は、耐スクラッチ性が優れており、該フィルムを金属板
にラミネートした後の製缶の生産性が良好であり、かつ
製缶後に食品を充填し、レトルト処理などの加熱処理を
行ったときにオリゴマーの溶出量が極めて少ない金属ラ
ミネート用ポリエステル系フィルムに関する。さらに本
発明は、このフィルムを金属板にラミネートすることに
より得られるラミネート金属板、および該ラミネート金
属板を缶状に成形してなる金属容器に関する。
【0002】
【従来の技術】金属缶の内面および外面の腐食防止に
は、一般的には塗料による塗装が行われる。このような
塗料としては熱硬化樹脂塗料が挙げられる。熱硬化性樹
脂塗料を用いて塗装する方法は、その多くが溶剤型であ
るため、塗膜の形成に、150〜250℃の高温と、そ
の温度を維持するための数分間という長時間の加熱とが
必要である。さらにこの方法では、焼き付け時に多量の
有機溶剤が飛散するという問題点がある。従って、この
ような熱硬化性樹脂塗料を用いて塗装する方法において
は、工程の簡素化や公害防止などの改良が嘱望されてい
る。
【0003】上記のような条件で金属缶の内面を塗装し
た場合にはまた、少量の有機溶剤が塗膜中に残存し、こ
の金属缶に食品を充填した場合に有機溶剤が食品に移行
し食品の味や臭いに悪影響を及ぼすという問題点を有し
ている。さらに、塗料中に含まれる添加剤や架橋反応の
不完全さに基因する低分子量物質が、金属缶中に充填し
た食品に移行し、残存有機溶剤と同様の悪影響を及ぼす
という問題点を有している。
【0004】金属缶の内面および外面の腐食防止の方法
としてはまた、熱可塑性樹脂フィルムを用いる方法があ
る。このような方法としては、例えば、加熱したティン
フリースチール板(錫を含まないスチール板のことをい
う)にポリオレフィン系フィルム(例えば、ポリプロピ
レン系フィルム)をラミネートする方法などが試みられ
ている。さらに、耐熱性の良好なポリエステル系フィル
ムを金属板にラミネートし、得られたラミネート金属板
を金属缶の作製に利用することが検討されている。
【0005】このような熱可塑性樹脂フィルムを用いる
方法では、上記の熱硬化性樹脂塗料による塗装について
改良が望まれていた、工程の簡素化や公害防止などの問
題点は解決できる。しかし、例えば、ポリエチレン系フ
ィルムやポリプロピレン系フィルムなどのポリオレフィ
ン系フィルムを用いる場合には、耐熱性が低いため、レ
トルト処理(レトルト食品を製造する際の高温殺菌処
理)により白色化し剥離することがある。ポリオレフィ
ン系フィルムはまた、柔らかいため耐スクラッチ性が劣
るという問題点を有している。フィルムの耐スクラッチ
性が劣ると、例えば、製缶工程において、フィルムがラ
ミネートされた金属板(以下、ラミネート金属板とい
う)の毎葉を移送する時や巻締め加工などによりラミネ
ート金属板を加工する時に、フィルム表面にスクラッチ
傷が発生し、商品価値が落ちるという問題点を有してい
る。
【0006】このような熱可塑性樹脂フィルムを用いる
方法においては、上記のような熱硬化性樹脂を塗装する
方法において見られたような残留溶剤による食品の味や
臭いに対する悪影響は見られない。しかし、ポリオレフ
ィン系フィルムを用いる場合には、フィルム形成時に発
生する低分子量物質または熱安定剤などの添加剤の食品
への移行により、食品の味や臭いに悪影響を及ぼす。ポ
リオレフィン系フィルムはまた、食品中の香気成分がフ
ィルムに吸着し、食品の味や臭いが維持されない(以
下、「耐フレーバー性」が低下するという)。
【0007】熱可塑性樹脂フィルムのうちポリエステル
系フィルムは、一般に、耐熱性が優れており、熱安定剤
などの添加剤の添加が不要であり、かつ低分子量物質の
溶出も少ないため、ポリオレフィン系フィルムに比べて
添加剤および低分子量物質の移行による食品の味や臭い
の問題は大幅に改良される。しかし、ポリエチレンテレ
フタレートを主成分とする汎用のポリエステル系フィル
ムには、重合工程やフィルム形成工程で生成するエチレ
ンテレフタレート環状三量体が含まれており、このエチ
レンテレフタレート環状三量体が食品に移行したり、ラ
ミネートフィルムの表面にこのエチレンテレフタレート
環状三量体が析出したりして、外観の美観を損ねるとい
う問題点がありその解決が望まれていた。
【0008】さらに、ポリエステル系フィルムの耐スク
ラッチ性は、ポリオレフィン系フィルムに比べると良好
であるが、従来より汎用されているポリエステル系フィ
ルムでは、この耐スクラッチ性のレベルは充分ではなく
改良が嘱望されていた。ポリエステル系フィルムの耐ス
クラッチ性を改良する方法として、ポリエステル系フィ
ルムの表面に、潤滑性および耐スクラッチ性に優れた有
機被膜をコーティングにより形成するコーティング被膜
法が提案されている。このコーティング被膜法を用いる
ことにより、得られるフィルムの耐スクラッチ性は改良
される。しかし、有機被膜を形成する際のコーティング
工程において、有機溶剤を使用する必要があり、その溶
剤の極く一部が被膜中に残存する。そのため、この有機
被膜を有するフィルムラミネート金属板からなる金属缶
に食品を充填した場合に、有機被膜から溶出する有機溶
剤が食品の味や臭いに悪影響を及ぼす。さらにこのよう
な有機被膜からは低分子量物質が溶出し、残存有機溶剤
と同様の悪影響を及ぼす。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解決するものであり、その目的は、耐スクラッ
チ性が優れており、該フィルムを金属板にラミネートし
た後の製缶の生産性が良好であり、かつ製缶後に食品を
充填し、レトルト処理などの加熱処理を行ったときにオ
リゴマーの溶出量が極めて少ない金属ラミネート用ポリ
エステル系フィルムを提供することにある。本発明の目
的はまた、このフィルムを金属板にラミネートすること
により得られるラミネート金属板、および該ラミネート
金属板を缶状に成形してなる金属容器を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解決するために鋭意検討した結果、本発明に到達し
た。
【0011】本発明の金属ラミネート用ポリエステル系
フィルムは、平均粒径が0.5〜5μmの架橋高分子粒
子0.3〜5重量%を含むポリエステル組成物より形成
される。
【0012】好ましい実施態様においては、上記金属ラ
ミネート用ポリエステル系フィルム中のエチレンテレフ
タレート環状三量体含有量は0.7重量%以下である。
【0013】本発明のラミネート金属板は、上記フィル
ムが、金属板にラミネートされている。
【0014】本発明の金属容器は、上記ラミネート金属
板を成形してなる。
【0015】以下に、本発明について詳しく説明する。
【0016】本発明に用いられるポリエステルを構成す
るジカルボン酸成分としては、芳香族ジカルボン酸、脂
肪族ジカルボン酸および脂環式ジカルボン酸のいずれも
が用いられ得、エチレンテレフタレートユニットを構成
するテレフタル酸が汎用される。テレフタル酸以外の芳
香族ジカルボン酸としては、イソフタル酸、フタル酸、
ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸など
がある。脂肪族ジカルボン酸としては、アジピン酸、ア
ゼライン酸、セバシン酸、デカンジカルボン酸、ドデカ
ンジカルボン酸、ダイマー酸などがある。脂環式ジカル
ボン酸としては、シクロヘキサンジカルボン酸などがあ
る。
【0017】上記ジカルボン酸成分の中で、耐フレーバ
ー性の低下が少ない点で、テレフタル酸、イソフタル
酸、ナフタレンジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸
が好ましく用いられ得る。
【0018】本発明に用いられるポリエステルを構成す
るジオール成分としては、脂肪族ジオール、脂環式ジオ
ールおよび芳香族ジオールのいずれもが用いられ得、エ
チレンテレフタレートユニットを構成するエチレングリ
コールが汎用される。エチレングリコール以外のグリコ
ールとしては、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、プロパンジオール、ブタンジオール、ヘキサ
ンジオール、ドデカンメチレングリコール、ネオペンチ
ルグリコールなどがある。脂環式ジオールとしては、シ
クロヘキサンジメタノールなどがある。芳香族ジオール
としては、ビスフェノール誘導体のエチレンオキサイド
付加体などがある。
【0019】本発明に用いられるポリエステルは、通
常、上記ジカルボン酸およびジオールから形成され得
る。組み合わせて用いられるジカルボン酸成分およびジ
オール成分の種類および含有量は、所望のフィルム特
性、経済性などに基づいて適宜決定され得る。一般に
は、本発明に用いられるポリエステルはその構成成分の
うち70モル%以上がエチレンテレフタレート単位より
なることが好ましい。エチレンテレフタレート単位が7
0モル%未満では、得られるフィルムの耐熱性が低下
し、例えば金属板にラミネートする場合の加工時にフィ
ルムが伸びたり、熱収縮による幅縮少が起こり、あるい
はシワが発生したりするため、緩和なラミネート条件が
必要になり、生産性が低下する。あるいは、ポリエステ
ルの原料費が高くなり経済的に不利となる。
【0020】本発明に用いられるポリエステルは、いず
れも従来の方法により製造され得る。例えば、ジカルボ
ン酸とジオールとを直接反応させる直接エステル化法;
ジカルボン酸ジメチルエステルとジオールとを反応させ
るエステル交換法などを用いてポリエステルまたは共重
合ポリエステルが調製される。これらの方法はそれぞ
れ、回分式および連続式のいずれの方法で行ってもよ
い。あるいは、分子量を高めるために固相重合法を用い
てもよい。固相重合法は、後述のエチレンテレフタレー
ト環状三量体の含有量を低減するために好ましい。
【0021】本発明に用いられるポリエステル組成物に
は、得られるフィルムの耐スクラッチ性を向上させるた
めに、架橋高分子粒子が配合される。
【0022】本発明に用いられる架橋高分子粒子は、ポ
リエステルの溶融成形時の温度に耐え得る耐熱性を有す
るものであれば特に制限はない。例えば、付加重合法で
得たものであってもよいし、重縮合法や重付加反応法で
得たものでもよい。付加重合法で得たものとしては、ア
クリル系単量体(例えば、アクリル酸、メタクリル酸、
アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルなど)、ス
チレン系単量体(例えば、スチレン、アルキル置換スチ
レンなど)などと、架橋性単量体(例えば、ジビニルベ
ンゼン、ジビニルスルホン、エチレングリコールジメタ
クリレート、トリメチロールプロパン、トリメチルアク
リレート、ペンタエリスリトールテトラメチルアクリレ
ートなど)との共重合体などが挙げられる。重縮合法や
重付加反応法で得たものとしては、メラミン樹脂系、ベ
ンゾグアナミン樹脂系、フェノール樹脂系、シリコーン
樹脂系などの架橋高分子粒子などが挙げられる。これら
の中でアクリル系単量体、スチレン系単量体あるいはこ
れらの共重合体から得た架橋高分子粒子が特に好まし
い。上記架橋高分子粒子は単独で用いてもよいし2種以
上を併用してもよい。これらの架橋高分子粒子の製造法
は、特に限定されず乳化重合法および懸濁重合法のどち
らの方法で製造したものでも用いられ得る。上記架橋高
分子の粒子径や粒径分布を調整するために粉砕、分級な
どの手段を取り入れることも可能である。
【0023】上記架橋高分子粒子は平均粒径が0.5〜
5μmである必要があり、0.8〜4μmがより好まし
い。0.5μm未満では高温でのフィルムと金属との滑
り性の向上効果が小さく耐スクラッチ性の改良効果が発
現しなくなるので好ましくない。逆に5μmを越えると
高温でのフィルムと金属との滑り性の向上効果がこれ以
上改良されず、かつ、摩耗により微粒子の脱落が起こり
やすくなったり、フィルム形成時にフィルムの破断を引
き起こしたりするので好ましくない。
【0024】上記架橋高分子粒子のポリエステル組成物
への配合もまた特に限定されない。例えば、ポリエステ
ルの製造工程で配合する方法、ポリエステル系フィルム
の形成時に配合する方法などがあり、その配合形態とし
ては、上記架橋高分子粒子をポリエステルに直接配合
し、溶融混練を行なう方法;高濃度の架橋高分子粒子を
含むマスターバッチを予め作製しておき、そのマスター
バッチを配合する方法などがある。
【0025】上記架橋高分子粒子のポリエステル組成物
中の含有量は、0.3〜5重量%である必要があり、
0.5〜3重量%がより好ましい。0.3重量%未満で
は高温でのフィルムと金属板との滑り性の向上効果が小
さく、かつ耐スクラッチ性の改良効果が発現しなくなる
ので好ましくない。逆に、5重量%を越えると高温での
フィルムと金属板との滑り性の向上効果がこれ以上改良
されず、かつ、フィルムの成形性が低下するので好まし
くない。
【0026】上記架橋高分子粒子をポリエステル組成物
中に配合することにより、得られるポリエステル系フィ
ルムの動摩擦係数を低下させることができる。本発明の
ポリエステル系フィルムは、80℃でのフィルムとの動
摩擦係数が0.45以下であることが好ましい。この動
摩擦係数が0.45以下であれば耐スクラッチ性が実用
レベルとなる。ポリエステル系フィルムの動摩擦係数を
低下させる方法としてはまた、上記架橋高分子粒子を含
むポリエステル組成物に対して非相溶の熱可塑性樹脂を
さらに配合することも可能である。
【0027】上記ポリエステル組成物には、必要に応じ
て、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、可塑剤、顔
料、帯電防止剤、潤滑剤、結晶核剤などの添加剤を配合
させることも可能である。
【0028】上記ポリエステル組成物の各種成分を混合
したときの極限粘度は、0.5〜1.0の範囲であるこ
とが好ましい。ポリエステル組成物の極限粘度が0.5
未満の場合には、得られるフィルムの力学特性が低下す
るおそれがあり、1.0を越える場合には、得られるフ
ィルムの力学特性が過剰品質となり、また原料のポリエ
ステルの生産性も落ちるので経済的ではない。
【0029】上記ポリエステル組成物から得られる本発
明のポリエステル系フィルムは、フィルム中のエチレン
テレフタレート環状三量体の含有量が0.7重量%以下
であることが必要であり、0.6重量%以下が好まし
く、0.5重量%以下がより好ましい。フィルム中のエ
チレンテレフタレート環状三量体の含有量が0.7重量
%を越える場合には、このフィルムを金属板にラミネー
トし、製缶した後に、食品を充填し、レトルト処理など
の加熱処理を行ったときに、フィルムからオリゴマーが
多量に溶出する。そのため、このフィルムが缶内面にラ
ミネートされている場合には、食品にオリゴマーが移行
し、食品の味に対して悪影響を及ぼすので好ましくな
い。このフィルムが缶外面にラミネートされている場合
には、フィルム表面にオリゴマーが析出し外観の美観が
損なわれるので好ましくない。
【0030】フィルム中のエチレンテレフタレート環状
三量体の含有量を0.7重量%以下にする方法は、特に
限定されず、フィルム形成後に、このフィルムから水ま
たは有機溶剤でエチレンテレフタレート環状三量体を抽
出除去する方法、エチレンテレフタレート環状三量体含
有量の少ないポリエステルを用いる方法などが挙げられ
る。通常、後者の方法を採用することが経済的であり好
ましい。エチレンテレフタレート環状三量体含有量の少
ないポリエステルを製造する方法もまた特に限定され
ず、減圧加熱処理法、固相重合法、水または有機溶剤に
よる抽出法およびこれらの方法を組合わせた方法などが
挙げられる。特に、固相重合法によりエチレンテレフタ
レート環状三量体含有量の少ないポリエステルを製造し
た後、得られたポリエステルを水で抽出してさらにエチ
レンテレフタレート環状三量体を低減させる方法は、フ
ィルム形成工程でのエチレンテレフタレート環状三量体
の生成量が押さえられるので最も好ましい。
【0031】本発明のポリエステル系フィルムは上記の
要件を満足すれば未延伸フィルムであっても、延伸フィ
ルムであってもどちらでもかまわない。延伸フィルムの
場合は1軸延伸および2軸延伸のいずれでもかまわない
が、等方性より2軸延伸フィルムが好ましい。上記フィ
ルムの製造法も特に限定されない。例えば、延伸フィル
ムの場合は、Tダイ法、チューブラー法などのいずれの
方法も適用できる。上記ポリエステル系フィルムは単層
であっても複層であってもかまわない。
【0032】上記ポリエステル系フィルムの金属板への
ラミネート法も特に限定されず、例えば、ドライラミネ
ート法、サーマルラミネート法などを採用することがで
きる。具体的には、ポリエステル系フィルムの上に、接
着層として低融点のポリエステル系樹脂層を積層した多
層フィルムを共押出し法で製造し、金属板を通電加熱す
ることによりサーマルラミネートする方法;あるいは、
接着層を部分硬化状態でポリエステル系フィルム上に形
成しておき、金属板にラミネートした状態で完全に硬化
させる方法が好ましい。硬化方法としては、熱、光、電
子線などを照射する方法が好ましい。上記接着層として
は、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステ
ル系樹脂、ポリエステルポリウレタン系樹脂、イソシア
ネート系樹脂などあるいはこれらの各種変性樹脂などが
挙げられる。フィルムのラミネートは片面であっても両
面であってもどちらでもかまわない。両面ラミネートの
場合は同時にラミネートしても逐次でラミネートしても
よい。
【0033】上記ラミネート金属板を用いて金属容器を
成形する法もまた、特に限定されない。金属容器の形態
としては、天地蓋を巻き締めて内容物を充填する、いわ
ゆる3ピース缶が特に好ましい。
【0034】次に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明は以下の実施例によって限定され
ず、前述の趣旨を逸脱しない限り、いずれも本発明の技
術的範囲に入る。
【0035】
【実施例】実施例および比較例で用いた測定方法は次の
とおりである。
【0036】(1)架橋高分子粒子の平均粒子径 コールターカウンター法で測定した。
【0037】(2)高温摩擦係数 50mm×70mmの接触面積を有する重量1.5kg
の滑走子にフィルムサンプルをセットし、80℃のティ
ンフリースチール板上を速度250mm/分で滑走した
時の動摩擦係数を測定した。
【0038】(3)耐スクラッチ性 東洋精機(株)製の染色堅牢度摩擦試験機にて、フィル
ムサンプルをセットした摩擦子(荷重400g)を用い
て、80℃のティンフリースチール板上を100mmの
往復距離で30往復/分の条件で1分間摩擦処理した後
のフィルム表面の傷を肉眼で観察することにより評価し
た。 ○:傷が殆ど認められない △:部分的に傷が認められる ×:全面に傷が認められる ○および△は実用性がある。
【0039】(4)ポリエステル系フィルム中のエチレ
ンテレフタレート環状三量体の含有量 ポリエステル系フィルムをヘキサフルオロアルコール/
クロロホルム=2/3(V/V)に溶解し、メタノール
でポリエステルを沈澱させ、沈澱物を濾別する。濾液を
蒸発乾固し、この蒸発乾固物をジメチルホルムアミドに
溶解する。得られた溶液を液体クロマトグラフィー法で
展開し、エチレンテレフタレート環状三量体の含有量を
定量した。
【0040】(5)金属板ラミネートフィルムのオリゴ
マー溶出 10cm角の金属板ラミネートフィルムを500mlの
蒸留水に浸漬し、レトルト処理(120℃で30分間)
を行う。処理後の金属板ラミネートフィルムを風乾し、
フィルム表面の状態をルーペで観察し、オリゴマー溶出
の有無を判定した。
【0041】実施例および比較例で用いたポリエチレン
テレフタレートは、次のとおりである。
【0042】<ポリエチレンテレフタレート(a)>凝
集タイプのシリカ粒子(平均粒径:1.5μm)0.1
重量%およびトリメチロールプロパントリメタクリレー
トで架橋した球状のポリメチルメタクリレート粒子(平
均粒径:3.0μm)1.0重量%を含有させ、抽出法
で低オリゴマー化することによりポリエチレンテレフタ
レート(a)を得た。得られたポリエチレンテレフタレ
ート(a)の極限粘度は0.70であり、エチレンテレ
フタレート環状三量体含有量は0.33重量%であっ
た。
【0043】<ポリエチレンテレフタレート(b)>凝
集タイプのシリカ粒子(平均粒径:1.5μm)0.1
重量%を含有させ、溶融重合法によりポリエチレンテレ
フタレート(b)を得た。得られたポリエチレンテレフ
タレート(b)の極限粘度は0.65であり、エチレン
テレフタレート環状三量体含有量は1.0重量%であっ
た。
【0044】<ポリエチレンテレフタレート(c)>凝
集タイプのシリカ粒子(平均粒径:1.5μm)0.1
重量%および架橋ポリメチルメタクリレート粒子(平均
粒径:0.3μm)1.0重量%を含有させ、溶融重合
法によりポリエチレンテレフタレート(c)を得た。得
られたポリエチレンテレフタレート(c)の極限粘度は
0.65であり、エチレンテレフタレート環状三量体含
有量は1.0重量%であった。
【0045】<ポリエチレンテレフタレート(d)>ほ
ぼ単分散の粒度分布を有する球状のジビニルベンゼンで
架橋したポリスチレン粒子(平均粒径:2.5μm)
1.0重量%を含有させ、抽出法で低オリゴマー化する
ことによりポリエチレンテレフタレート(d)を得た。
得られたポリエチレンテレフタレート(d)の極限粘度
は0.70であり、エチレンテレフタレート環状三量体
含有量は0.33重量%であった。
【0046】<ポリエチレンテレフタレート(e)>凝
集タイプのシリカ粒子(平均粒径:2.4μm)0.2
5重量%、およびほぼ単分散の粒度分布を有するジビニ
ルベンゼンで架橋した球状のブチルアクリレート/メチ
ルメタクリレート/スチレンよりなる粒子(平均粒径:
2.0μm)1.0重量%を含有させ、固相重合法によ
りポリエチレンテレフタレート(e)を得た。得られた
ポリエチレンテレフタレート(e)の極限粘度は0.7
5であり、エチレンテレフタレート環状三量体含有量は
0.4重量%であった。
【0047】(実施例1)ポリエチレンテレフタレート
(a)97重量部と、ポリエチレンテレフタレート−ポ
リテトラメチレングリコールエーテルブロック共重合体
3重量部との混合物をTダイ法で溶融押出し無定形シー
トを得た。次いで、この無定形シートを縦方向に90℃
で3.5倍、横方向に3.5倍延伸し、そして200℃
で熱固定をして、厚み12μmフィルムを得た。このポ
リエステル系フィルムの片面に接着剤(東洋インク社製
のポリウレタン系接着剤「アドコート」と硬化剤との混
合物)を固形分換算で4g/m2の割合でコーティング
し、乾燥し、40℃で24時間エージングしてラミネー
トフィルムを得た。
【0048】脱脂処理した冷延伸鋼板の両面に、得られ
たラミネート用フィルムをサーマルラミネート法によっ
てラミネートし、両面ラミネート鋼板を得た。
【0049】得られたフィルムおよびラミネート鋼板の
特性を以下の表1に示す。以下の実施例2〜3および比
較例1〜6の結果についても同様に表1に示す。
【0050】実施例1で得られたフィルムおよびラミネ
ート鋼板は、高温でのフィルムと金属板との滑り性が良
好であり、耐スクラッチ性が優れており、かつ、オリゴ
マーの溶出量も少なく金属ラミネート用フィルムおよび
ラミネート鋼板として高品質であった。
【0051】実施例1で得られたフィルムを缶胴内面お
よび底蓋の内面および外面用として用いて、ピース缶を
製缶したが、製缶工程で該フィルムの表面にスクラッチ
傷が入ることなく高速度で製缶できた。さらに、該缶に
コーヒーを充填し、レトルト処理を行ったがフィルムか
らのオリゴマーおよび有機溶剤の移行がなく、かつ味覚
の変化がなく、商品の価値の高いものであった。レトル
ト処理後の底蓋外面のフィルム表面を観察したところ、
オリゴマーの析出は認められなかった。
【0052】(比較例1)ポリエチレンテレフタレート
(a)において、架橋ポリメチルメタクリレート粒子を
配合しなかったこと以外は、実施例1と同様の方法で金
属ラミネート用フィルムおよびラミネート鋼板を得、同
様に評価を行った。
【0053】比較例1で得られたフィルムおよびラミネ
ート鋼板は、高温でのフィルムと金属板との滑り性が悪
く、耐スクラッチ性に劣るものであり、金属ラミネート
用フィルムおよびラミネート鋼板として低品質であっ
た。
【0054】比較例1で得られたフィルムを用いて、実
施例1と同様にして3ピース缶として製缶したが、製缶
工程で該フィルムの表面にスクラッチ傷が入り、商品価
値の低いものしか得られなかった。
【0055】(比較例2)ポリエチレンテレフタレート
(a)の架橋ポリメチルメタクリレート粒子の添加量を
10重量%としたこと以外は、実施例1と同様の方法で
金属ラミネート用フィルムを形成したが、フィルム形成
時のフィルムの破断が多く実用上問題があった。
【0056】(比較例3)ポリエチレンテレフタレート
(a)の代わりに、ポリエチレンテレフタレート(b)
を用いたこと以外は、実施例1と同様の方法でフィルム
およびラミネート鋼板を得、同様に評価を行った。
【0057】比較例3で得られたフィルムおよびラミネ
ート鋼板は、高温でのフィルムと金属板との滑り性が悪
く、耐久スクラッチ性に劣り、かつ、オリゴマー含有量
が高くオリゴマー溶出量が多く、金属ラミネート用フィ
ルムおよびラミネート鋼板として低品質であった。
【0058】比較例3で得られたフィルムを用いて、実
施例1と同様にして3ピース缶として製缶し、コーヒー
を充填したが、製缶工程で該フィルムの表面にスクラッ
チ傷が入り、かつ、レトルト処理により底蓋外面のフィ
ルム表面にオリゴマー析出があり商品価値の低いもので
あった。
【0059】(比較例4)ポリエチレンテレフタレート
(a)の代わりに、ポリエチレンテレフタレート(c)
を用いたこと以外は、実施例1と同様の方法でフィルム
およびラミネート鋼板を得、同様に評価した。
【0060】比較例4で得られたフィルムおよびラミネ
ート鋼板は、高温でのフィルムと金属板との滑り性が悪
く、耐久スクラッチ性に劣り、かつ、オリゴマー含有量
が高くオリゴマー溶出量が多く、金属ラミネート用フィ
ルムおよびラミネート鋼板として低品質であった。
【0061】比較例4で得られたフィルムを用いて、実
施例1と同様にして3ピース缶として製缶し、コーヒー
を充填したが、製缶工程で該フィルムの表面にスクラッ
チ傷が入り、かつ、レトルト処理により底蓋外面フィル
ムの表面にオリゴマー析出があり、商品価値の低いもの
であった。
【0062】(比較例5)ポリエチレンテレフタレート
(b)において、凝集タイプのシリカ粒子(平均粒径:
1.5μm)0.1重量%の代わりに、架橋ポリメチル
メタクリレート粒子(平均粒径:10μm)10重量%
を用いたこと以外は、比較例3と同様の方法でフィルム
を形成したが、フィルム形成時のフィルムの破断が多く
実用上問題があった。
【0063】(実施例2)ポリエチレンテレフタレート
(a)の代わりに、ポリエチレンテレフタレート(d)
を用いたこと以外は、実施例1と同様の方法でフィルム
およびラミネート鋼板を得、同様に評価した。
【0064】実施例2で得られたフィルムおよびラミネ
ート鋼板は、高温でのフィルムと金属板との滑り性が良
好であり、耐スクラッチ性も優れており、かつ、オリゴ
マー溶出量も少なく、金属ラミネート用フィルムとして
高品質であった。
【0065】実施例2で得られたフィルムを用いて、実
施例1と同様にして3ピース缶として製缶し、コーヒー
を充填したが、実施例1と同様に商品価値の高いもので
あった。
【0066】(比較例6)ポリエチレンテレフタレート
(b)において、凝集タイプのシリカ粒子(平均粒径:
1.5μm)0.1重量%の代わりに、ほぼ単分散の粒
度分布を有する球状のジビニルベンゼンで架橋したポリ
スチレン粒子(平均粒径:2.5μm)0.1重量%を
用いたこと以外は、比較例3と同様の方法でフィルムお
よびラミネート鋼板を得、同様に評価した。
【0067】比較例6で得られたフィルムおよびラミネ
ート鋼板は、高温でのフィルムと金属板との滑り性が悪
く、耐久スクラッチ性に劣り、かつ、オリゴマー含有量
が高くオリゴマー溶出量が多く、金属ラミネート用フィ
ルムおよびラミネート鋼板として低品質であった。
【0068】比較例6で得られたフィルムを用いて、実
施例1と同様にして3ピース缶として製缶し、コーヒー
を充填したが、製缶工程で該フィルムの表面にスクラッ
チ傷が入り、かつ、レトルト処理により底蓋外面のフィ
ルム表面にオリゴマー析出があり商品価値の低いもので
あった。
【0069】(実施例3)ポリエチレンテレフタレート
(a)の代わりに、ポリエチレンテレフタレート(e)
を用いたこと以外は、実施例1と同様の方法でフィルム
およびラミネート鋼板を得、同様に評価した。
【0070】実施例3で得られたフィルムおよびラミネ
ート鋼板は、実施例1と同様に高品質であった。実施例
3で得られたフィルムを用いて、3ピース缶として製缶
し、コーヒーを充填したが、実施例1と同様に商品価値
の高いものであった。
【0071】
【表1】
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、高温でのフィルムと金
属板との滑り性に優れ、フィルム表面の耐スクラッチ性
が良好であり、かつ、レトルト処理などの加熱処理を行
ってもラミネート用フィルムからのオリゴマーの溶出量
が極めて少ない金属ラミネート用ポリエステル系フィル
ムを得ることができる。このフィルムを用いて得られる
金属板および金属容器は、生産性が高く、該容器中に食
品を充填した場合には、オリゴマーの食品への移行が起
こらず、容器外面のフィルム表面にオリゴマーが析出せ
ず、表面外観の低下が起こらない。
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】(4)ポリエステル系フィルム中のエチレ
ンテレフタレート環状三量体の含有量 ポリエステル系フィルムをヘキサフルオロイソプロピル
アルコール/クロロホルム=2/3(V/V)に溶解
し、メタノールでポリエステルを沈澱させ、沈澱物を濾
別する。濾液を蒸発乾固し、この蒸発乾固物をジメチル
ホルムアミドに溶解する。得られた溶液を液体クロマト
グラフィー法で展開し、エチレンテレフタレート環状三
量体の含有量を定量した。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】実施例1で得られたフィルムを缶胴内面お
よび底蓋の内面および外面用として用いて、ピース缶
を製缶したが、製缶工程で該フィルムの表面にスクラッ
チ傷が入ることなく高速度で製缶できた。さらに、該缶
にコーヒーを充填し、レトルト処理を行ったがフィルム
からのオリゴマーおよび有機溶剤の移行がなく、かつ味
覚の変化がなく、商品の価値の高いものであった。レト
ルト処理後の底蓋外面のフィルム表面を観察したとこ
ろ、オリゴマーの析出は認められなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井坂 勤 大阪府大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 東洋紡績株式会社本社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒径が0.5〜5μmの架橋高分子
    粒子0.3〜5重量%を含むポリエステル組成物より形
    成される、金属ラミネート用ポリエステル系フィルム。
  2. 【請求項2】 エチレンテレフタレート環状三量体含有
    量が0.7重量%以下である、請求項1に記載の金属ラ
    ミネート用ポリエステル系フィルム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のフィルムが金
    属板にラミネートされている、ラミネート金属板。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のラミネート金属板を成
    形してなる、金属容器。
JP26922893A 1993-08-10 1993-10-27 金属ラミネート用ポリエステル系フィルム、ならびにそれを用いたラミネート金属板および金属容器 Withdrawn JPH07118411A (ja)

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TW83107209A TW300241B (ja) 1993-08-10 1994-08-05
KR1019940019565A KR100304738B1 (ko) 1993-08-10 1994-08-09 폴리에스테르계필름,적층금속판및금속용기
US08/288,477 US5498454A (en) 1993-08-10 1994-08-10 Polyester film, laminated metal sheet and metal container
DE69427437T DE69427437T2 (de) 1993-08-10 1994-08-10 Polyesterfilm, damit laminiertes Metall sowie Metallbehälter
EP19940112463 EP0638412B1 (en) 1993-08-10 1994-08-10 Polyester film, laminated metal sheet and metal container
US08/569,730 US5658626A (en) 1993-08-10 1995-12-08 Polyester film, laminated metal sheet and metal container

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002347170A (ja) * 2001-03-19 2002-12-04 Toyo Seikan Kaisha Ltd 自己潤滑性を有する樹脂被覆金属板及びその製造方法、並びに金属缶及び缶蓋
JP2007051259A (ja) * 2005-07-20 2007-03-01 Toyobo Co Ltd 絞りしごき缶被覆用フィルム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002347170A (ja) * 2001-03-19 2002-12-04 Toyo Seikan Kaisha Ltd 自己潤滑性を有する樹脂被覆金属板及びその製造方法、並びに金属缶及び缶蓋
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