JPH07117681A - 合成樹脂製ハンドルとその製造方法 - Google Patents
合成樹脂製ハンドルとその製造方法Info
- Publication number
- JPH07117681A JPH07117681A JP27013793A JP27013793A JPH07117681A JP H07117681 A JPH07117681 A JP H07117681A JP 27013793 A JP27013793 A JP 27013793A JP 27013793 A JP27013793 A JP 27013793A JP H07117681 A JPH07117681 A JP H07117681A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating layer
- synthetic resin
- ring
- ring portion
- handle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 強度を低下させることなく、軽量化を図るこ
とができる合成樹脂製ハンドルを提供すること。 【構成】 リング部Ｒに配置される被覆層５が、リング
部Ｒの芯材２の周囲に配置される内側被覆層６と、内側
被覆層６との間に中空部９を設けて、リング部Ｒの外形
形状を構成する外側被覆層７と、から構成される。リン
グ部Ｒにおいて、内側被覆層６と外側被覆層７とを連結
する複数のリブ８が配設される。
とができる合成樹脂製ハンドルを提供すること。 【構成】 リング部Ｒに配置される被覆層５が、リング
部Ｒの芯材２の周囲に配置される内側被覆層６と、内側
被覆層６との間に中空部９を設けて、リング部Ｒの外形
形状を構成する外側被覆層７と、から構成される。リン
グ部Ｒにおいて、内側被覆層６と外側被覆層７とを連結
する複数のリブ８が配設される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用車、トラクター、
ゴルフカー等に使用される合成樹脂製ハンドルとその製
造方法に関する。
ゴルフカー等に使用される合成樹脂製ハンドルとその製
造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術とその課題】従来、この種の合成樹脂製の
ハンドル、例えば、乗用車のハンドルでは、実開平２−
１３９１７３号公報等で知られているように、操向時に
把持する円環状のリング部と、リング部の中心に配置さ
れるボス部と、ボス部とリング部とを連結するスポーク
部と、を備えて構成されていた。
ハンドル、例えば、乗用車のハンドルでは、実開平２−
１３９１７３号公報等で知られているように、操向時に
把持する円環状のリング部と、リング部の中心に配置さ
れるボス部と、ボス部とリング部とを連結するスポーク
部と、を備えて構成されていた。
【０００３】そして、各部には芯材が配置されて、リン
グ部芯材とスポーク部芯材との周囲に、感触を良好にす
るために、合成樹脂製の被覆層が配置されて構成されて
いた。
グ部芯材とスポーク部芯材との周囲に、感触を良好にす
るために、合成樹脂製の被覆層が配置されて構成されて
いた。
【０００４】しかし、従来の合成樹脂製ハンドルでは、
リング部芯材とスポーク部芯材との周囲に配置される被
覆層が中実で形成されているため、ハンドルの重量を増
大させていた。
リング部芯材とスポーク部芯材との周囲に配置される被
覆層が中実で形成されているため、ハンドルの重量を増
大させていた。
【０００５】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、強度を低下させることなく、軽量化を図ることがで
きる合成樹脂製ハンドルとその製造方法を提供すること
を目的とする。
り、強度を低下させることなく、軽量化を図ることがで
きる合成樹脂製ハンドルとその製造方法を提供すること
を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明に係る合成樹脂製
ハンドルは、操向時に把持するリング部と、該リング部
の中心に配置されるボス部と、該ボス部と前記リング部
とを連結するスポーク部と、を備えて、前記各部に芯材
が配置されて、前記リング部の芯材の周囲に合成樹脂製
の被覆層が配置されている合成樹脂製ハンドルであっ
て、前記リング部に配置される被覆層が、前記リング部
の芯材の周囲に配置される内側被覆層と、該内側被覆層
との間に中空部を設けて、前記リング部の外形形状を構
成する外側被覆層と、から構成されるとともに、前記リ
ング部において、前記内側被覆層と前記外側被覆層とを
連結する複数のリブが配設されていることを特徴とす
る。
ハンドルは、操向時に把持するリング部と、該リング部
の中心に配置されるボス部と、該ボス部と前記リング部
とを連結するスポーク部と、を備えて、前記各部に芯材
が配置されて、前記リング部の芯材の周囲に合成樹脂製
の被覆層が配置されている合成樹脂製ハンドルであっ
て、前記リング部に配置される被覆層が、前記リング部
の芯材の周囲に配置される内側被覆層と、該内側被覆層
との間に中空部を設けて、前記リング部の外形形状を構
成する外側被覆層と、から構成されるとともに、前記リ
ング部において、前記内側被覆層と前記外側被覆層とを
連結する複数のリブが配設されていることを特徴とす
る。
【０００７】本発明に係る合成樹脂製ハンドルの製造方
法は、操向時に把持するリング部と、該リング部の中心
に配置されるボス部と、該ボス部と前記リング部とを連
結するスポーク部と、を備えて、前記各部に芯材が配置
されて、前記リング部の芯材の周囲に、各々、合成樹脂
製とした、内側被覆層と、該内側被覆層の周囲に中空部
を介在させて配置された外側被覆層と、が配設される合
成樹脂製ハンドルの製造方法であって、前記各部の芯材
を成形型にセットし、合成樹脂材料を注入し、その後、
成形する前記リング部の周囲の複数箇所から高圧ガスを
注入してガスインジェクション成形し、前記内側被覆
層、前記外側被覆層、及び、前記成形材料の融合点に配
置されて前記内側被覆層と外側被覆層とを連結する複数
のリブを形成して製造することを特徴とする。
法は、操向時に把持するリング部と、該リング部の中心
に配置されるボス部と、該ボス部と前記リング部とを連
結するスポーク部と、を備えて、前記各部に芯材が配置
されて、前記リング部の芯材の周囲に、各々、合成樹脂
製とした、内側被覆層と、該内側被覆層の周囲に中空部
を介在させて配置された外側被覆層と、が配設される合
成樹脂製ハンドルの製造方法であって、前記各部の芯材
を成形型にセットし、合成樹脂材料を注入し、その後、
成形する前記リング部の周囲の複数箇所から高圧ガスを
注入してガスインジェクション成形し、前記内側被覆
層、前記外側被覆層、及び、前記成形材料の融合点に配
置されて前記内側被覆層と外側被覆層とを連結する複数
のリブを形成して製造することを特徴とする。
【０００８】
【発明の作用・効果】本発明に係る合成樹脂製ハンドル
では、リング部に配置される被覆層が、リング部の芯材
の周囲に配置される内側被覆層と、内側被覆層との間に
中空部を設けて、リング部の外形形状を構成する外側被
覆層と、から構成される。そして、リング部において、
内側被覆層と外側被覆層とを連結する複数のリブが配設
されている。
では、リング部に配置される被覆層が、リング部の芯材
の周囲に配置される内側被覆層と、内側被覆層との間に
中空部を設けて、リング部の外形形状を構成する外側被
覆層と、から構成される。そして、リング部において、
内側被覆層と外側被覆層とを連結する複数のリブが配設
されている。
【０００９】すなわち、本発明に係る合成樹脂製ハンド
ルでは、被覆層に中空部が形成されているため、軽量化
を図ることができ、また、リング部において、芯材の周
囲に配置される内側被覆層と、内側被覆層との間に中空
部を開けて配置される外側被覆層とが、複数のリブで連
結されているため、外側被覆層が内側被覆層に接触する
ように撓むことを防止でき、強度低下を防止することが
できる。
ルでは、被覆層に中空部が形成されているため、軽量化
を図ることができ、また、リング部において、芯材の周
囲に配置される内側被覆層と、内側被覆層との間に中空
部を開けて配置される外側被覆層とが、複数のリブで連
結されているため、外側被覆層が内側被覆層に接触する
ように撓むことを防止でき、強度低下を防止することが
できる。
【００１０】そして、本発明に係る合成樹脂製ハンドル
の製造方法では、各部の芯材を成形型にセットし、合成
樹脂材料を注入し、その後、成形するリング部の周囲の
複数箇所から高圧ガスを注入してガスインジェクション
成形し、内側被覆層、外側被覆層、及び、成形材料の融
合点に配置されて内側被覆層と外側被覆層とを連結する
複数のリブを形成して製造する。
の製造方法では、各部の芯材を成形型にセットし、合成
樹脂材料を注入し、その後、成形するリング部の周囲の
複数箇所から高圧ガスを注入してガスインジェクション
成形し、内側被覆層、外側被覆層、及び、成形材料の融
合点に配置されて内側被覆層と外側被覆層とを連結する
複数のリブを形成して製造する。
【００１１】すなわち、本発明に係る合成樹脂製ハンド
ルの製造方法では、成形型に各部芯材をセットし、ガス
インジェクション成形すれば、両者の間に中空部を介在
させた内側被覆層と外側被覆層とが形成されるととも
に、同時に、成形材料の融合点が内側被覆層と外側被覆
層とを連結するリブを形成でき、既述の効果を奏する合
成樹脂ハンドルを容易に製造できることとなる。
ルの製造方法では、成形型に各部芯材をセットし、ガス
インジェクション成形すれば、両者の間に中空部を介在
させた内側被覆層と外側被覆層とが形成されるととも
に、同時に、成形材料の融合点が内側被覆層と外側被覆
層とを連結するリブを形成でき、既述の効果を奏する合
成樹脂ハンドルを容易に製造できることとなる。
【００１２】したがって、本発明の製造方法では、強度
を低下させることなく軽量化を図ることができる合成樹
脂製ハンドルを、容易に製造することができる。
を低下させることなく軽量化を図ることができる合成樹
脂製ハンドルを、容易に製造することができる。
【００１３】なお、ガスインジェクション成形とは、特
公昭５７−１４９６８号公報、特開昭６０−２４９１３
号公報、米国特許第５１３９７１４号等で知られている
ように、型締め後、成形材料をキャビティ内に注入し、
その直後に高圧で不活性のガス（例えば、窒素ガス）又
は気化性の液体を注入して成形するものを言う。
公昭５７−１４９６８号公報、特開昭６０−２４９１３
号公報、米国特許第５１３９７１４号等で知られている
ように、型締め後、成形材料をキャビティ内に注入し、
その直後に高圧で不活性のガス（例えば、窒素ガス）又
は気化性の液体を注入して成形するものを言う。
【００１４】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【００１５】実施例の合成樹脂製ハンドルＨ１は、図１
〜４に示すように、乗用車に使用されるもので、円環状
のリング部Ｒと、リング部Ｒの中心でリング部Ｒより下
方に配置されるボス部Ｂと、ボス部Ｂとリング部Ｒとを
連結す２本のスポーク部Ｓと、を備えて構成されてい
る。
〜４に示すように、乗用車に使用されるもので、円環状
のリング部Ｒと、リング部Ｒの中心でリング部Ｒより下
方に配置されるボス部Ｂと、ボス部Ｂとリング部Ｒとを
連結す２本のスポーク部Ｓと、を備えて構成されてい
る。
【００１６】各部には、鋼板や鋼管等の鉄等の金属材料
からなる芯材１が配置されている。２は、リング部Ｒに
配置されるリング部芯材、３は、ボス部に配置されるボ
ス部芯材、４は、各スポーク部Ｓに配置されるスポーク
部芯材である。なお、これらの芯材２・３・４が溶接等
で連結されてハンドル芯材１を構成している。なお、ボ
ス部芯材３は、図示しないステアリングシャフトに連結
されるボス３ａと、ボス３ａとスポーク部芯材４とを連
結するための板状のボスプレート３ｂとから構成されて
いる。
からなる芯材１が配置されている。２は、リング部Ｒに
配置されるリング部芯材、３は、ボス部に配置されるボ
ス部芯材、４は、各スポーク部Ｓに配置されるスポーク
部芯材である。なお、これらの芯材２・３・４が溶接等
で連結されてハンドル芯材１を構成している。なお、ボ
ス部芯材３は、図示しないステアリングシャフトに連結
されるボス３ａと、ボス３ａとスポーク部芯材４とを連
結するための板状のボスプレート３ｂとから構成されて
いる。
【００１７】そして、ハンドル芯材１のリング部芯材２
とスポーク部芯材４のリング部Ｒ側とには、ポリプロピ
レン等の熱可塑性の硬質合成樹脂からなる被覆層５が配
設されている。
とスポーク部芯材４のリング部Ｒ側とには、ポリプロピ
レン等の熱可塑性の硬質合成樹脂からなる被覆層５が配
設されている。
【００１８】この被覆層５は、各芯材２・４の周囲で、
芯材２・４に接して配置される内側被覆層６と、内側被
覆層６の周囲で、中空部９を介在させ、リング部Ｒとス
ポーク部Ｓとの外形形状を構成する外側被覆層７と、か
らなる。
芯材２・４に接して配置される内側被覆層６と、内側被
覆層６の周囲で、中空部９を介在させ、リング部Ｒとス
ポーク部Ｓとの外形形状を構成する外側被覆層７と、か
らなる。
【００１９】そして、リング部Ｒの３箇所には、内側被
覆層６の外周面と外側被覆層７の内周面とを全周にわた
って連結するリブ８が形成されている。
覆層６の外周面と外側被覆層７の内周面とを全周にわた
って連結するリブ８が形成されている。
【００２０】このハンドルＨ１の製造について述べる
と、型締め時に、外側被覆層７の外周面側の形状をキャ
ビティとするガスインジェクション成形用の成形型を使
用して成形するものであり、その成形型では、既述のキ
ャビティを備える他、成形材料を注入するゲート部１０
を、図１に示すように、リング部Ｒの１Ｒ部位（スポー
ク部Ｓ間における乗用車への装着時の前方側の部位）１
０ａと、各スポーク部Ｓの部位１０ｂ・１０ｃに配置さ
せて構成されている。ちなみに、各ゲート部１０ａ・１
０ｂ・１０ｃの配置は、各ゲート部１０ａ・１０ｂ・１
０ｃから成形材料が型締め時の成形型のキャビティ内に
注入された際、成形材料の融合点が、リブ８を形成する
部位に配置されるように設定する。
と、型締め時に、外側被覆層７の外周面側の形状をキャ
ビティとするガスインジェクション成形用の成形型を使
用して成形するものであり、その成形型では、既述のキ
ャビティを備える他、成形材料を注入するゲート部１０
を、図１に示すように、リング部Ｒの１Ｒ部位（スポー
ク部Ｓ間における乗用車への装着時の前方側の部位）１
０ａと、各スポーク部Ｓの部位１０ｂ・１０ｃに配置さ
せて構成されている。ちなみに、各ゲート部１０ａ・１
０ｂ・１０ｃの配置は、各ゲート部１０ａ・１０ｂ・１
０ｃから成形材料が型締め時の成形型のキャビティ内に
注入された際、成形材料の融合点が、リブ８を形成する
部位に配置されるように設定する。
【００２１】そして、成形時において、型締め後、ゲー
ト部１０ａ・１０ｂ・１０ｃから被覆層５の成形材料を
キャビティ内に注入し、その直後に、同じゲート部１０
ａ・１０ｂ・１０ｃから高圧の不活性ガスをキャビティ
内に注入すれば、内側被覆層６、外側被覆層７、及び、
成形材料の融合点に配置されて内側被覆層６と外側被覆
層７とを連結する複数のリブ８が形成されることとな
る。その後、冷却して型開きさせ、離型させれば、実施
例のハンドルＨ１を得ることができる。なお、図１にお
いて、破線矢印は、成形時の材料の流れる方向を示す。
ト部１０ａ・１０ｂ・１０ｃから被覆層５の成形材料を
キャビティ内に注入し、その直後に、同じゲート部１０
ａ・１０ｂ・１０ｃから高圧の不活性ガスをキャビティ
内に注入すれば、内側被覆層６、外側被覆層７、及び、
成形材料の融合点に配置されて内側被覆層６と外側被覆
層７とを連結する複数のリブ８が形成されることとな
る。その後、冷却して型開きさせ、離型させれば、実施
例のハンドルＨ１を得ることができる。なお、図１にお
いて、破線矢印は、成形時の材料の流れる方向を示す。
【００２２】このようにして製造された合成樹脂製のハ
ンドルＨ１では、リング部Ｒとスポーク部Ｓとの被覆層
５における内側被覆層６と外側被覆層７との間に、中空
部９が形成されているため、軽量化を図ることができ
る。また、リング部Ｒの３箇所において、芯材２の周囲
に配置される内側被覆層６と、内側被覆層６との間に中
空部９を開けて配置される外側被覆層７とが、リブ８で
連結されているため、外側被覆層７が内側被覆層６に接
触するように撓むことを防止でき、強度低下を防止する
ことができる。
ンドルＨ１では、リング部Ｒとスポーク部Ｓとの被覆層
５における内側被覆層６と外側被覆層７との間に、中空
部９が形成されているため、軽量化を図ることができ
る。また、リング部Ｒの３箇所において、芯材２の周囲
に配置される内側被覆層６と、内側被覆層６との間に中
空部９を開けて配置される外側被覆層７とが、リブ８で
連結されているため、外側被覆層７が内側被覆層６に接
触するように撓むことを防止でき、強度低下を防止する
ことができる。
【００２３】さらに、従来、厚肉となっていたスポーク
部の被覆層のボス部側に、薄肉で均一の厚さの外側被覆
層７が配設されることから、従来のスポーク部被覆層に
生じ易かったヒケ等の問題を解消でき、ハンドルＨ１の
外観を良好にすることができる。
部の被覆層のボス部側に、薄肉で均一の厚さの外側被覆
層７が配設されることから、従来のスポーク部被覆層に
生じ易かったヒケ等の問題を解消でき、ハンドルＨ１の
外観を良好にすることができる。
【００２４】そしてまた、実施例の製造方法では、ガス
インジェクション成形法を利用して、製造するものであ
り、ハンドル芯材１の周囲に、内側・外側被覆層６・７
やリブ８を別途接着剤で配設するような場合に比べて、
容易にハンドルＨ１を製造することができる。
インジェクション成形法を利用して、製造するものであ
り、ハンドル芯材１の周囲に、内側・外側被覆層６・７
やリブ８を別途接着剤で配設するような場合に比べて、
容易にハンドルＨ１を製造することができる。
【００２５】なお、実施例の製造方法では、ゲート部１
０ｂ・１０ｃから直接リング部Ｒに成形材料と高圧ガス
とを注入するものを示したが、例えば、被覆層５が、図
５に示すハンドルＨ２のように、左右のスポーク部Ｓか
らボス部Ｂ側に延びて、ボスプレート３ｂの一部を被覆
して、連結されるような場合には、成形時のゲート部２
０を、リング部Ｒの１Ｒの部位２０ａとボスプレート３
ｂの部位２０ｂとの２箇所に配置させて形成しても良
い。この場合には、ゲート部２０ｂから注入される成形
材料や高圧ガスは、スポーク部Ｓを介してリング部Ｒに
注入されることとなる。また、この場合にも、成形材料
の融合点が、ハンドルＨ１と同様に、３箇所形成され
て、それらの部位がリブ８を形成することとなる。
０ｂ・１０ｃから直接リング部Ｒに成形材料と高圧ガス
とを注入するものを示したが、例えば、被覆層５が、図
５に示すハンドルＨ２のように、左右のスポーク部Ｓか
らボス部Ｂ側に延びて、ボスプレート３ｂの一部を被覆
して、連結されるような場合には、成形時のゲート部２
０を、リング部Ｒの１Ｒの部位２０ａとボスプレート３
ｂの部位２０ｂとの２箇所に配置させて形成しても良
い。この場合には、ゲート部２０ｂから注入される成形
材料や高圧ガスは、スポーク部Ｓを介してリング部Ｒに
注入されることとなる。また、この場合にも、成形材料
の融合点が、ハンドルＨ１と同様に、３箇所形成され
て、それらの部位がリブ８を形成することとなる。
【００２６】また、内側・外側被覆層６・７の間に形成
されるリブ８は、リング部Ｒの部位の外側被覆層７が撓
み易くなる部位の複数箇所に設ければ良く、１本スポー
クのハンドルでは、２箇所程度、２本スポークのハンド
ルでは、実施例のような位置に３箇所程度設ければ良
い。
されるリブ８は、リング部Ｒの部位の外側被覆層７が撓
み易くなる部位の複数箇所に設ければ良く、１本スポー
クのハンドルでは、２箇所程度、２本スポークのハンド
ルでは、実施例のような位置に３箇所程度設ければ良
い。
【００２７】そして、３本スポークのハンドルＨ３で
は、図６に示すように、各スポーク部Ｓ間のリング部Ｒ
に１箇所ずつの計３箇所にリブ８を形成しても良く、こ
の場合の成形時のゲート部３０は、ボス部Ｂの１箇所に
配置させて、成形することができる。
は、図６に示すように、各スポーク部Ｓ間のリング部Ｒ
に１箇所ずつの計３箇所にリブ８を形成しても良く、こ
の場合の成形時のゲート部３０は、ボス部Ｂの１箇所に
配置させて、成形することができる。
【００２８】また、４本スポークのハンドルＨ４では、
図７に示すように、各スポーク部Ｓ間のリング部に１箇
所ずつの計４箇所にリブ８を形成しても良く、この場合
の成形時のゲート部４０は、ハンドルＨ３の成形時と同
様に、ボス部Ｂに１箇所配置させて成形することができ
る。
図７に示すように、各スポーク部Ｓ間のリング部に１箇
所ずつの計４箇所にリブ８を形成しても良く、この場合
の成形時のゲート部４０は、ハンドルＨ３の成形時と同
様に、ボス部Ｂに１箇所配置させて成形することができ
る。
【００２９】さらに、上記の４実施例では、材料を注入
するゲート部から高圧ガスを注入したが、ゲート部以外
の部分、例えば、第４実施例において、リング部を成形
するキャビティから直接高圧ガスを注入しても良い。
するゲート部から高圧ガスを注入したが、ゲート部以外
の部分、例えば、第４実施例において、リング部を成形
するキャビティから直接高圧ガスを注入しても良い。
【図１】本発明の一実施例のハンドルを示す平面図であ
る。
る。
【図２】同実施例の断面図であり、図１のII−II部位を
示す。
示す。
【図３】同実施例の断面図であり、図１のIII −III 部
位を示す。
位を示す。
【図４】同実施例の断面図であり、図１のIV−IV部位を
示す。
示す。
【図５】他の実施例を示す平面図である。
【図６】さらに他の実施例を示す平面図である。
【図７】さらに他の実施例を示す平面図である。
２…リング部芯材、 ３…ボス部芯材、 ４…スポーク部芯材、 ５…被覆層、 ６…内側被覆層、 ７…外側被覆層、 ８…リブ、 ９…中空部、 Ｒ…リング部、 Ｂ…ボス部、 Ｓ…スポーク部、 Ｈ１・Ｈ２・Ｈ３・Ｈ４…ハンドル。
Claims (2)
- 【請求項１】 操向時に把持するリング部と、該リング
部の中心に配置されるボス部と、該ボス部と前記リング
部とを連結するスポーク部と、を備えて、前記各部に芯
材が配置されて、前記リング部の芯材の周囲に合成樹脂
製の被覆層が配置されている合成樹脂製ハンドルであっ
て、 前記リング部に配置される被覆層が、前記リング部の芯
材の周囲に配置される内側被覆層と、該内側被覆層との
間に中空部を設けて、前記リング部の外形形状を構成す
る外側被覆層と、から構成されるとともに、 前記リング部において、前記内側被覆層と前記外側被覆
層とを連結する複数のリブが配設されていることを特徴
とする合成樹脂製ハンドル。 - 【請求項２】 操向時に把持するリング部と、該リング
部の中心に配置されるボス部と、該ボス部と前記リング
部とを連結するスポーク部と、を備えて、前記各部に芯
材が配置されて、前記リング部の芯材の周囲に、各々、
合成樹脂製とした、内側被覆層と、該内側被覆層の周囲
に中空部を介在させて配置された外側被覆層と、が配設
される合成樹脂製ハンドルの製造方法であって、 前記各部の芯材を成形型にセットし、合成樹脂材料を注
入し、その後、成形する前記リング部の周囲の複数箇所
から高圧ガスを注入してガスインジェクション成形し、
前記内側被覆層、前記外側被覆層、及び、前記成形材料
の融合点に配置されて前記内側被覆層と外側被覆層とを
連結する複数のリブを形成して製造することを特徴とす
る合成樹脂製ハンドルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27013793A JPH07117681A (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 合成樹脂製ハンドルとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27013793A JPH07117681A (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 合成樹脂製ハンドルとその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07117681A true JPH07117681A (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=17482068
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27013793A Withdrawn JPH07117681A (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 合成樹脂製ハンドルとその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07117681A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007516903A (ja) * | 2003-12-31 | 2007-06-28 | オートリブ ディベロップメント アクティエボラーグ | ステアリング・ホィール及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-10-28 JP JP27013793A patent/JPH07117681A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007516903A (ja) * | 2003-12-31 | 2007-06-28 | オートリブ ディベロップメント アクティエボラーグ | ステアリング・ホィール及びその製造方法 |
| EP1699673B2 (en) † | 2003-12-31 | 2014-02-05 | Autoliv Development Aktiebolag | A steering wheel and a method of manufacturing a steering wheel |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6386063B1 (en) | Steering wheel | |
| US5070742A (en) | Steering wheel | |
| US4800775A (en) | Steering wheel | |
| US4811472A (en) | Method of making a steering wheel | |
| JPH07117681A (ja) | 合成樹脂製ハンドルとその製造方法 | |
| JP3515563B2 (ja) | 合成樹脂製の多層中空体の射出成形方法 | |
| US20080060468A1 (en) | Hybrid steering wheel and method of fabricating same | |
| JPH07117682A (ja) | 合成樹脂製ハンドルとその製造方法 | |
| JP6895547B2 (ja) | 樹脂成形品及び樹脂成形品の成形方法 | |
| JP2827804B2 (ja) | ステアリングホイールの成型方法 | |
| JPH1178907A (ja) | ステアリングホイールの製造方法 | |
| JP3528647B2 (ja) | ステアリングホイール | |
| JPS6365420B2 (ja) | ||
| JPH08244626A (ja) | ステアリングホイール | |
| JPH0358943B2 (ja) | ||
| JPH07256679A (ja) | 中空成形品の製造法及びそのための金型 | |
| JP3584741B2 (ja) | ステアリングホイール | |
| JPS60219159A (ja) | ステアリングホイ−ル | |
| JPH08268292A (ja) | ステアリングホイール | |
| WO2024083963A1 (en) | Wheel rim, process and system for manufacturing a wheel rim | |
| JPS60247528A (ja) | ステアリングホイ−ルの製造方法 | |
| JPH07189836A (ja) | インテークマニフォールドの製造方法 | |
| JPS633876Y2 (ja) | ||
| JPH031344Y2 (ja) | ||
| JP3465479B2 (ja) | カップ状複合容器 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010130 |