JPH08244626A - ステアリングホイール - Google Patents

ステアリングホイール

Info

Publication number
JPH08244626A
JPH08244626A JP5018295A JP5018295A JPH08244626A JP H08244626 A JPH08244626 A JP H08244626A JP 5018295 A JP5018295 A JP 5018295A JP 5018295 A JP5018295 A JP 5018295A JP H08244626 A JPH08244626 A JP H08244626A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering wheel
molding
inner member
skin material
specific gravity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5018295A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Kaga
浩一 加賀
Koichi Matsuura
浩一 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP5018295A priority Critical patent/JPH08244626A/ja
Publication of JPH08244626A publication Critical patent/JPH08244626A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering Controls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 芯金の大部分を不要として製品コストを安価
にすることができるとともに、所定の慣性モーメントを
容易に確保できる合成樹脂製のステアリングホイールを
提供すること。 【構成】 ステアリングホイールWは、内部材5の周囲
に表皮材4が配設されて構成される合成樹脂製としてい
る。ステアリングホイールWは、製造時、表皮材4の成
形材料を成形型内に注入した後、さらに、内部材5の成
形材料を注入して成形するサンドイッチ成形により製造
され、内部材5の比重が表皮材4の比重より大きくされ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂製のステアリ
ングホイールに関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来のステアリングホイール
では、低コストのものとして、芯金の周囲に安価なポリ
プロピレンを被覆させて構成するものが知られている
が、芯金の大部分を不要にして、さらに低コストで製造
できるものとして、特願平5−270170号に記載さ
れているような合成樹脂製のステアリングホイールが提
案されている。
【0003】しかし、上記のステアリングホイールで
は、ポリプロピレン等の硬質の合成樹脂材料をガスイン
ジェクション成形によって、中空体として成形するもの
であり、軽量となり過ぎて、慣性モーメントが不足し、
車両の悪路走行時等にステアリングホイールが振れて、
操作フィーリングを悪くさせる場合があった。
【0004】なお、ステアリングホイールを中空体とし
ても、外殻が硬質の合成樹脂から形成されているため、
ステアリングホイールとしての強度は十分確保されるこ
ととなる。
【0005】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、芯金の大部分を不要として製品コストを安価にする
ことができるとともに、所定の慣性モーメントを容易に
確保できる合成樹脂製のステアリングホイールを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るステアリン
グホイールは、内部材の周囲に表皮材が配設されて構成
される合成樹脂製のステアリングホイールであって、製
造時、前記表皮材の成形材料を成形型内に注入した後、
さらに、前記内部材の成形材料を注入して成形するサン
ドイッチ成形により製造するとともに、前記内部材の比
重が前記表皮材の比重より大きいことを特徴とする。
【0007】前記表皮材は、ポリプロピレンから形成
し、前記内部材は、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポ
リアミド、及び、それらのガラス繊維強化材料の何れか
から形成することが望ましい。
【0008】
【発明の作用・効果】本発明に係るステアリングホイー
ルでは、製造時、表皮材の成形材料を成形型内に注入し
た後、さらに、内部材の成形材料を注入して成形するサ
ンドイッチ成形により製造して、内部材の周囲に表皮材
が配設される合成樹脂製であることから、従来のような
芯金を配置しなくとも良く、成形型が1種類の準備で良
いこととあいまって、製造コストを安価にすることがで
きる。
【0009】そして、内部材の比重が表皮材の比重より
重いことから、ステアリングホイール全体として、重量
を重くすることができて、慣性モーメントを大きくする
ことができ、従来の中空体のステアリングホイールに比
べて、操作フィーリングを良好にすることができる。
【0010】また、内部材の注入量を調整することによ
り、慣性モーメントを調整することもできることから、
種々の操作フィーリングに変更することも容易となる。
【0011】さらに、内部材の注入量を調整することに
より、ステアリングホイールの重量を変更することがで
きるため、ステアリングホイールの固有振動数も調整す
ることができ、車両に応じて共振防止を図れるステアリ
ングホイールに、容易に変更することもできる。
【0012】したがって、本発明に係るステアリングホ
イールでは、芯金の大部分を不要として製品コストを安
価にすることができとともに、所定の慣性モーメントや
固有振動数を容易に確保できる。
【0013】そして、表皮材をポリプロピレンとし、内
部材をポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリアミド、及
び、それらのガラス繊維強化材料の何れかから形成する
場合には、それらの材料費が低コストであるため、一
層、ステアリングホイールのコストを低減することがで
きる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0015】実施例のステアリングホイールWは、図1
・2に示すように、円環状のリング部1と、リング部1
の中央に配置されるボス部2と、リング部1とボス部2
とを連結する2本のスポーク部3と、を備えて構成され
ている。
【0016】そして、ステアリングホイールWは、表面
側に配置された表皮材4と、内部に埋設された内部材5
と、から構成されている。実施例の場合、表皮材4は、
コストの安価な硬質のポリプロピレン(比重0.9程
度)から形成され、内部材5は、ポリプロピレンより比
重の重いポリ塩化ビニル(比重1.4程度)から形成さ
れている。
【0017】なお、内部材5は、サンドイッチ成形が可
能で、ポリ塩化ビニルと同様に、ポリプロピレンより比
重が重く、低コストの成形材料であれば、ポリエステル
(比重1.3程度)、ポリアミド(比重1.15程
度)、及び、それらのガラス繊維強化材料(比重1.3
〜1.6程度)等が代替品として使用できる。
【0018】また、ステアリングホイールWのボス部2
には、ステアリングシャフトとの連結強度を確保するた
めに、鋼等の金属材からなる芯材2aが配設されてい
る。
【0019】このステアリングホイールWを製造する際
に使用するサンドイッチ成形用の成形型10は、図3に
示すように、所定のキャビティ10aを形成可能な型面
11a・12aを備えた割型11・12からなり、割型
11に形成されたスプルゲート10bには、切替弁20
を介在させて、二つの射出シリンダ17・18が接続さ
れている。射出シリンダ17には、表皮材用成形材料1
4が混練されており、射出シリンダ18には、内部材用
成形材料15が混練されている。
【0020】実施例のステアリングホイールWの成形時
には、まず、型開き時の割型12に芯材2aをセットし
た後、型締めし、図3に示すように、切替弁20を操作
して、射出シリンダ17から所定量の表皮材用成形材料
14をキャビティ10a内に注入する。
【0021】その後、切替弁20を操作して、図4に示
すように、射出シリンダ17からの表皮材用成形材料1
4のキャビティ10aの注入を適宜中断させて、射出シ
リンダ18から所定量の内部材用成形材料15をキャビ
ティ10a内に注入する。
【0022】そして、再度、切替弁20を操作して、図
5に示すように、射出シリンダ17から所定量の表皮材
用成形材料14をキャビティ10a内に注入して、成形
材料14・15を硬化させ、型開き・離型工程を経て、
バリ取り作業等をすれば、ステアリングホイールWを得
ることができる。
【0023】このように製造したステアリングホイール
Wでは、従来のような芯金を配置しなくとも良く、成形
型10が1種類の準備で良いサンドイッチ成形で製造で
きることとあいまって、製造コストを安価にすることが
できる。特に、実施例のステアリングホイールWでは、
表皮材4と内部材5とが、共に安価なポリプロピレンと
ポリ塩化ビニルから形成されているため、ステアリング
ホイールWのコストを一層低減することができる。
【0024】そして、内部材5の比重が表皮材4の比重
より重いことから、ステアリングホイールW全体とし
て、重量を重くすることができて、慣性モーメントを大
きくすることができ、従来の中空体のステアリングホイ
ールに比べて、操作フィーリングを良好にすることがで
きる。
【0025】また、内部材5の注入量の調整や比重の異
なった内部材5を選択することにより、慣性モーメント
を調整することもできることから、種々の操作フィーリ
ングに変更することも容易となる。
【0026】さらに、内部材5の注入量の調整や比重の
異なった内部材5を選択することにより、ステアリング
ホイールWの重量を変更することができるため、ステア
リングホイールWの固有振動数も調整することができ、
車両に応じて共振防止を図れるステアリングホイールW
に、容易に変更することもできる。
【0027】なお、実施例では、表皮材4を硬質ポリプ
ロピレンから形成しており、内部材5の硬度に無関係
に、ステアリングホイールWの強度は十分確保されるこ
ととなる。
【0028】ちなみに、表皮材4を感触が良好なように
軟質材から形成するような場合には、内部材5を、硬質
なものとして、リング部R・スポーク部S・ボス部Bの
全域に注入するように構成すれば、十分な強度を確保し
て感触の良好なステアリングホイールを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のステアリングホイールの平
面図である。
【図2】同実施例の断面図であり、図1のII−II部位に
対応する。
【図3】同実施例の成形時当初の状態を示す断面図であ
る。
【図4】同実施例の成形時における図3に示す状態の後
の状態を示す断面図である。
【図5】同実施例の成形完了時の状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
4…表皮材、 5…内部材、 W…ステアリングホイール。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部材の周囲に表皮材が配設されて構成
    される合成樹脂製のステアリングホイールであって、 製造時、前記表皮材の成形材料を成形型内に注入した
    後、さらに、前記内部材の成形材料を注入して成形する
    サンドイッチ成形により製造するとともに、 前記内部材の比重が前記表皮材の比重より大きいことを
    特徴とするステアリングホイール。
  2. 【請求項2】 前記表皮材が、ポリプロピレンから形成
    され、前記内部材が、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、
    ポリアミド、及び、それらのガラス繊維強化材料の何れ
    かから形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    ステアリングホイール。
JP5018295A 1995-03-09 1995-03-09 ステアリングホイール Withdrawn JPH08244626A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5018295A JPH08244626A (ja) 1995-03-09 1995-03-09 ステアリングホイール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5018295A JPH08244626A (ja) 1995-03-09 1995-03-09 ステアリングホイール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08244626A true JPH08244626A (ja) 1996-09-24

Family

ID=12852058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5018295A Withdrawn JPH08244626A (ja) 1995-03-09 1995-03-09 ステアリングホイール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08244626A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100433617B1 (ko) * 2001-08-06 2004-05-31 깁스코리아다이캐스팅 유한회사 조향핸들
JP2010501406A (ja) * 2006-08-30 2010-01-21 タカタ・ペトリ アーゲー 車両用ステアリングホイールと製造方法
DE102021103473A1 (de) 2021-02-15 2022-08-18 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verfahren und Vorrichtungen zum Herstellen von Lenkrädern

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100433617B1 (ko) * 2001-08-06 2004-05-31 깁스코리아다이캐스팅 유한회사 조향핸들
JP2010501406A (ja) * 2006-08-30 2010-01-21 タカタ・ペトリ アーゲー 車両用ステアリングホイールと製造方法
DE102021103473A1 (de) 2021-02-15 2022-08-18 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verfahren und Vorrichtungen zum Herstellen von Lenkrädern

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7685905B2 (en) Steering wheel for a motor vehicle
RU2390457C1 (ru) Рулевое колесо для транспортного средства и способ его изготовления
JPH05124516A (ja) 操縦ハンドルおよびその生産方法
JPH01114568A (ja) 型押し可能な補強合成材料から製造される特に自動車用のステアリングホイール及びその製造方法
JPH032109B2 (ja)
JPH08244626A (ja) ステアリングホイール
KR20050092785A (ko) 휠, 특히 경금속 휠
GB2309192A (en) Moulding onto steering wheels using multi-injection technique
JPS6362715A (ja) ヘルメツトの製造方法
JPS60219159A (ja) ステアリングホイ−ル
JPH07117681A (ja) 合成樹脂製ハンドルとその製造方法
JP3048399B2 (ja) エアバッグ収納パッドの製造方法
JPH01233178A (ja) マッドガード及びその製法
JPH03268934A (ja) ステアリングホイールの芯材の製造方法
JPH05319006A (ja) 高分子材料製車輪とその製造方法
JPH0352326B2 (ja)
US6833093B2 (en) Method of producing a vehicle steering wheel
JPH031344Y2 (ja)
JP2006151313A (ja) ステアリングホイール及びステアリングホイールの製造方法
JP3094264U (ja) 射出型二枚組合せ車輪構造
JPS59109460A (ja) 強化プラスチツクを用いた軽量ステアリングホイ−ル
JPH07117682A (ja) 合成樹脂製ハンドルとその製造方法
CA1078572A (en) Injection molding process
KR100361925B1 (ko) 액센트를 가지는 자동차의 스티어링 휠
JPH06247101A (ja) 自動車用ホイールカバーおよびその製法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020604