JP3528647B2 - ステアリングホイール - Google Patents

ステアリングホイール

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JP3528647B2
JP3528647B2 JP37356798A JP37356798A JP3528647B2 JP 3528647 B2 JP3528647 B2 JP 3528647B2 JP 37356798 A JP37356798 A JP 37356798A JP 37356798 A JP37356798 A JP 37356798A JP 3528647 B2 JP3528647 B2 JP 3528647B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の操舵用のス
テアリングホイールに関し、特に、操舵時に把持する円
環状のリング部の芯金周囲に、リング部の平面周方向に
沿って部分的に配置される合成樹脂製の被覆層を備えた
ステアリングホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ステアリングホイールでは、操舵
時に把持する円環状のリング部の芯金周囲に、リング部
の平面周方向に沿って部分的に配置される合成樹脂製の
被覆層を備えて構成されるものがあった(特開平10ー
226338号公報参照)。
【0003】上記公報のステアリングホイールは、具体
的には、鋼管製のリング部芯金の周囲に、リング部の平
面周方向に沿うように、硬質合成樹脂からなる硬質部
と、硬質部より軟質の軟質合成樹脂からなる軟質部と、
が配置されていた。硬質部は、リング部芯金周囲を覆う
発泡エポキシ樹脂等の硬質合成樹脂からなる本体と、そ
の本体の外周面に配設される木目模様の薄肉の外皮材
と、から構成され、軟質部は、リング部芯金周囲を覆う
発泡ウレタンからなる本体と、その本体の外周面に配設
される皮革と、から構成されていた。
【0004】また、このステアリングホイールの製造で
は、ステアリングホイールの芯金を製造した後、硬質部
本体を成形する成形型にステアリングホイール芯金と外
皮材とをセットして、硬質部本体を射出成形し、その
後、軟質部本体を射出成形し、さらに、軟質部本体に、
皮革を巻き付けて製造していた。
【0005】そして、リング部の硬質部本体を形成する
場合、従来のステアリングホイールでは、成形型のキャ
ビテイへ成形材料を注入するゲートを、硬質部本体にお
けるリング部平面周方向の端部に配置させた1つとし
て、リング部断面におけるステアリングホイールの上下
方向の中間位置に、配置させていた。
【0006】
【発明が解決しようするとする課題】しかしながら、こ
のような、リング部の平面周方向に部分的に硬質部本体
等の被覆層が配置される場合には、その被覆層の成形時
のゲートを、被覆層におけるリング部平面周方向の端部
に配置させた1つとして、リング部断面におけるステア
リングホイールの上下方向の中間位置に配置させている
と、被覆層の上面側に、ウエルドマークが発生する場合
があった。
【0007】特に、リング部芯金を、鋼管でなく、ダイ
カスト鋳造によって形成させて、断面逆U字形とするよ
うな場合には、被覆層の成形時のゲートを、リング部断
面におけるステアリングホイールの上下方向の中間位置
に配置させていると、リング部芯金の内周面側を成形材
料が流れ易くなって、リング部芯金の内周面側に成形材
料が充填され、その後、リング部芯金の断面の両側壁部
の下端側からリング部芯金の上面側に成形材料が充填さ
れて、リング部芯金の上面側に、一層、ウエルドマーク
が生じ易かった。
【0008】そして、被覆層の上面側にウエルドマーク
が生ずると、その後に、別途、遮蔽するような塗膜等を
設けなければ、被覆層の上面側が使用時に直接目視され
る部位であることから、ステアリングホイールのリング
部の外観意匠を低下させてしまう。また、被覆層の表面
に、光沢のある塗膜が薄く形成される場合には、そのウ
エルドマークを一層強調させてしまう場合もある。
【0009】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、リング部の平面周方向に沿って部分的に配置される
合成樹脂製の被覆層が、被覆層の端部側に配置される1
つのゲートを利用して射出成形により形成されても、リ
ング部芯金の上面側にウエルドマークが発生することを
防止することができるステアリングホイールを提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るステアリン
グホイールは、操舵時に把持する円環状のリング部の芯
金周囲に、リング部の平面周方向に沿って部分的に配置
される合成樹脂製の被覆層を備え、前記被覆層が、ステ
アリングホイールの上下方向で開閉する2つの割型を備
えた成形型を使用して射出成形されて、形成されるステ
アリングホイールであって、前記成形型が、型締め時に
生じる前記被覆層を成形する成形部位としてのキャビテ
ィに連通する前記被覆層の成形材料の注入用のゲート
を、成形する前記被覆層におけるリング部平面周方向の
先端部の成形部位に、一つ配置させる構成として、前記
成形型のゲートが、前記成形型の成形部位における分割
面より、ステアリングホイールの上方側位置に配置され
るとともに、前記リング部芯金の断面中心に向けて前記
成形材料を注入させるように配置され、前記被覆層が、
成形時に、前記ゲートから注入される前記成形材料を前
記リング部芯金の上面側に衝突させるとともに前記リン
グ部芯金の上面側に沿わせて流すことにより、成形され
て、形成されていることを特徴とする。
【0011】前記リング部芯金の断面形状は、ステアリ
ングホイールの下方側を開口させるように、左右の側壁
部と左右の側壁部の上端で相互に連結する天井壁部とを
備えた断面逆U字形状に形成しても良く、また、前記被
覆層の表面には、光沢を有した塗膜を配置させても良
い。
【0012】さらに、ステアリングホイール芯金がダイ
カスト鋳造される場合には、前記成形型の分割面を、前
記被覆層におけるリング部平面周方向の端部のバリ切り
部位において、前記リング部芯金を鋳造する鋳造型の分
割面と一致させることが望ましい。
【0013】なお、本明細書で、ステアリングホイール
の上下方向とは、ステアリングホイールが車両に装着さ
れた際のステアリングシャフトに沿う上下方向を言う。
【0014】
【発明の効果】本発明に係るステアリングホイールで
は、リング部平面周方向に部分的に配置される被覆層
が、成形時のゲート位置を成形型における成形部位の分
割面より上方側位置に配置させるとともにリング部芯金
の断面中心に向けて成形材料を注入させるように配置さ
せて、成形されている。
【0015】そのため、成形時の成形材料は、ゲートか
らキャビティ内に注入された際、リング部芯金の上面側
と衝突し、リング部芯金の上面側に沿って流れ、リング
部芯金の上面側にある程度充填された後、リング部芯金
の下面側に流れることとなる。
【0016】そのため、ウエルドマークは、被覆層の下
面側に生ずることとなり、ステアリングホイールの外観
低下を招くような、被覆層の上面側にウエルドマークを
生じさせることを防止することが可能となる。
【0017】したがって、本発明に係るステアリングホ
イールでは、リング部の平面周方向に沿って部分的に配
置される合成樹脂製の被覆層が、被覆層の端部側に配置
される1つのゲートを利用して射出成形により形成され
ても、リング部芯金の上面側にウエルドマークが発生す
ることを防止することができる。
【0018】そして、リング部芯金の断面形状を、ステ
アリングホイールの下方側を開口させるように、左右の
側壁部と左右の側壁部の上端で相互に連結する天井壁部
とを備えた断面逆U字形状に形成した場合でも、成形時
の成形材料は、ゲートからキャビティ内に注入された
際、リング部芯金の上面側と衝突し、リング部芯金の上
面側に沿って流れ、リング部芯金の上面側にある程度充
填された後、リング部芯金の下面側に流れることとな
る。そのため、断面逆U字形状のリング部芯金の周囲に
部分的に被覆層を形成しても、被覆層の上面側にウエル
ドマークが発生せず、被覆層の外観不良を防止すること
ができる。
【0019】特に、リング部芯金の断面形状を逆U字形
状とした場合には、断面の内周面側に先に成形材料が充
填されると、成形材料がリング部芯金を上方へ押し上げ
て、リング部芯金の位置ずれを生じさせてしまうが、本
願発明のステアリングホイールでは、成形材料が、リン
グ部芯金の上方側に配置されたゲートから注入されて、
リング部芯金を下方へ押圧するため、リング部芯金の上
方への押し上げに対向できて、既述のリング部芯金の位
置ずれや変形を防止することができる。
【0020】また、被覆層の表面に、光沢を有した塗膜
を配置させても、被覆層の上面側にウエルドマークが生
じないため、リング部の外観意匠が低下することを防止
することができる。
【0021】さらに、ステアリングホイール芯金がダイ
カスト鋳造される場合には、成形型の分割面を、被覆層
におけるリング部平面周方向の端部のバリ切り部位にお
いて、リング部芯金を鋳造する鋳造型の分割面と一致さ
せれば、被覆層のバリ切りが良好となる。
【0022】すなわち、例えば、リング部芯金の断面形
状を逆U字形状とするように、ステアリングホイール芯
金をダイカスト鋳造する場合には、通常、鋳造型を、ス
テアリングホイールの上下方向に開閉する2つの分割型
から構成し、さらに、2つの分割型の分割面を、リング
部芯金断面における両側壁部の下端面を基準に配置させ
ることとなる。そして、それらの分割型での抜き勾配を
考慮すれば、リング部芯金の断面形状における内周面側
が、下方開きとし、外周面側が、上狭まりとなる。
【0023】そのため、バリ切り部位において、成形型
の分割面を鋳造型の分割面に一致させれば、下方側の割
型を、リング部芯金における両側壁部の下端面と側壁部
・天井壁部との内周面側だけに圧接させ、上方側の割型
を、リング部芯金における両側壁部と天井壁部との外周
面側だけに圧接させるように、リング部芯金の抜き勾配
に沿って、成形型の割型におけるバリ切り用型面を、容
易に配置させることができる。
【0024】その結果、成形型の型締め時、上下の割型
のバリ切り用型面が、バリ切り部位でのリング部芯金の
全周を支障なく圧接することができ、バリ切りが良好と
なる。
【0025】ちなみに、リング部芯金の断面形状を逆U
字形として、リング部芯金の断面における上下方向の略
中間部位を基準に成形型の分割面を配置させる場合に
は、下方側の割型のバリ切り用型面を、リング部芯金の
両側壁部における下端付近の外周面に圧接させようとし
ても、抜き勾配の関係から、リング部芯金の両側壁部に
おける下端付近の外周面が上狭まりとなっているため、
その外周面に圧接できない。そのため、分割面付近の下
方側の割型とリング部芯金の両側壁部の外周面との間に
隙間が発生することが避けられず、その隙間から成形材
料が漏れることとなって、バリ切りを良好に行なうこと
ができない。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明すると、実施形態のステアリングホイー
ルWは、図1に示すように、操舵時に把持する円環状の
リング部Rと、リング部Rの中央に配置されるボス部B
と、リング部Rとボス部Bとを連結する4本のスポーク
部Sと、を備えて構成され、各部には、相互を連結する
ためのステアリングホイール芯金1が配設されている。
すなわち、ステアリングホイール芯金1は、図1・6に
示すように、ボス部Bに配置されるボス部芯金2、各ス
ポーク部Sに配置されるスポーク部芯金3、リング部R
に配置されるリング部芯金4、から構成されている。
【0027】そして、このステアリングホイール芯金1
では、ステアリングシャフトと接続されるボス部芯金2
の中央のボス2aが鋼製として、他の、ボス部芯金2に
おけるボス2aの周囲のボス被覆部2b、スポーク部芯
金3、及び、リング部芯金4が、マグネシウム合金・ア
ルミニウム合金等の軽合金を利用したダイカスト鋳造に
より形成されている。
【0028】また、リング部芯金4の断面形状は、図3
・4に示すように、ステアリングホイールWの下方側を
開口させるように、左右の側壁部4a・4aと左右の側
壁部4a・4aの上端で相互に連結する天井壁部4cと
を備えた断面逆U字形状に形成されている。この断面形
状は、ダイカスト鋳造時の抜き勾配を考慮して、断面形
状における内周面4d側が、下方開きとし、外周面4e
側が、上狭まりとなっている。なお、外周面4e側の上
狭まりの角度は、約1°程度の僅かな角度となってい
る。
【0029】このステアリングホイール芯金1の鋳造型
は、ステアリングホイールWの上下方向に開閉する2つ
の分割型を備えて構成され、リング部芯金4を鋳造する
部位では、鋳造型の分割面D(図10参照)を左右の側
壁部4a・4aの下端面4bの位置を基準として配置さ
せている。そして、上方側の分割型における鋳造用型面
が、左右の側壁部4a・4aと天井壁部4cとの外周面
4eを鋳造し、下方側の分割型における鋳造用型面が、
左右の側壁部4a・4aの下端面4bと、側壁部4a・
4a及び天井壁部4cの内周面4dを鋳造することとな
る。
【0030】また、ステアリングホイールWのリング部
Rには、図1〜4に示すように、リング部芯金4の周囲
に、リング部Rの平面周方向に沿うように、硬質合成樹
脂からなる硬質部6と、硬質部6より軟質の軟質合成樹
脂からなる軟質部12と、が交互に2つずつ配置されて
構成されている。
【0031】硬質部6は、リング部芯金4の周囲を覆う
硬質合成樹脂からなる本体7と、その本体7の外周面
に、水圧転写により印刷される木目模様の装飾層10
と、から構成されている。
【0032】この装飾層10は、図5に示すように、厚
さを1〜3μmとした木目模様の薄い印刷層10aと、
本体7と印刷層10aとの接着性を高めるためのプライ
マー層10bと、印刷層10aの保護のためにコーティ
ングされる厚さを10〜40μmとした透明な光沢層1
0cとから構成されている。光沢層10cは、透明なポ
リプレタン・アクリル樹脂・ポリエステル樹脂等から形
成されている。
【0033】なお、実施形態では、製造工程の都合によ
り、装飾層10が、硬質部6の後述する支持部9やリン
グ部芯金4の周囲にまで、延設されている。
【0034】また、軟質部12は、リング部芯金4の周
囲を覆う軟質合成樹脂製の本体13と、その本体13の
外周面に縫合されて配設される皮革14と、から構成さ
れている。皮革14・14は、図3に示すように、リン
グ部Rにおけるボス部B側の内側で、縫合糸15を使用
して、縫合されている。
【0035】なお、硬質部本体7は、本願発明の被覆層
に相当するものであり、実施形態の場合、ポリプロピレ
ン製としている。また、軟質部本体13は、発泡ウレタ
ン製としている。
【0036】また、実施形態では、硬質部6が、車両の
直進操舵時におけるリング部Rの前後に配置され、軟質
部12が、車両の直進操舵時におけるリング部Rの左右
で、かつ、左右両側における2つずつのスポーク部Sの
リング部R側の部位まで、延設されて配置されている。
【0037】さらに、被覆層である硬質部本体7におけ
るリング部Rの平面周方向の各先端には、図1・2・6
に示すように、木目込み溝8を配設させて、皮革14の
端部14aを支持する支持部9が形成されている。各支
持部9は、略円柱状として、皮革14の裏面側に当接さ
せて皮革端部14aを支持する支持面部9aと、先端側
の先細り状のテーパ部9bと、を備えて構成されてい
る。
【0038】また、木目込み溝8は、皮革14の各端末
14bを嵌入させるように、硬質部本体7の断面周方向
に、円環状に形成されている。
【0039】そして、各硬質部本体7F・7Bを射出成
形する際に使用する成形型20は、図7〜10に示すよ
うに、ステアリングホイールWの上下方向で開閉する2
つの割型21・22を備えて構成されている。各割型2
1・22は、型締め時に、硬質部本体7F・7Bを成形
可能なキャビティ20a・20cを形成する成形用型面
21a・21b・22a・22bを備えている。成形用
型面21a・22aは、前方側の硬質部本体7Fを成形
することとなり、成形用型面21b・22bは、後方側
の硬質部本体7Bを成形することとなる。なお、各型面
21a・21b・21a・22bには、木目込み溝8を
形成可能な半割り円環状の突条(図符号省略)が形成さ
れている。
【0040】さらに、各割型21・22は、硬質部本体
7F・7Bを成形する成形用型面21a・21b・22
a・22bに連続するように、リング部芯金4を押圧す
るバリ切り用型面21c・22cを備えている。上方側
の割型21のバリ切り用型面21cは、図8・10に示
すように、芯金4の断面における両側壁部4a・4aと
天井壁部4cとの外周面4eに圧接可能に構成されてい
る。下方側の割型22のバリ切り用型面21cは、両側
壁部4a・4aの下端面4bに圧接可能な端面側部22
dと、バリ切り部位Y付近で、両側壁部4a・4aと天
井壁部4cとの内周面4dに圧接される内周面側部22
eと、から構成されている。なお、内周面側部22e
は、バリ切り部位Y付近に形成される突条22fの外周
面に、形成されている。
【0041】これらの割型21・22の分割面23は、
硬質部本体7F・7Bを成形する成形部23a側では、
図8・9に示すように、断面楕円形の本体7F・7Bの
抜き勾配を考慮して、本体7F・7Bの上下方向の中間
位置を基準に配置されている。そして、バリ切り用型面
21c・22cの押圧面部23c側では、図8・10に
示すように、芯金4の断面における両側壁部4a・4a
の下端面4bの位置を基準に配置されて、ステアリング
ホイール芯金1の鋳造型の分割面Dと一致している。
【0042】また、分割面23の成形部23aにおい
て、硬質部本体7F・7Bの各支持部9の部位では、図
8の破線で示すように、本体7F・7Bの上下方向の中
間位置からバリ切り部位Yに向うにつれて、緩やかに傾
斜する傾斜面とした傾斜部23bを備えて、成形用型面
21a・21b・22a・22b側の成形部23aから
バリ切り用型面21c・22c側の押圧面部23cに連
続するように構成されている。
【0043】そして、被覆層としての硬質部本体7F・
7Bを成形するための成形材料をキャビティ20a・2
0c内に注入するゲ−ト20b・20dは、図4・6・
7・10に示すように、本体7F・7Bのリング部平面
周方向の端部である支持部9の先端部9cに、1つずつ
開口されている。
【0044】さらに、これらのゲ−ト20b・20d
は、2つの割型21・22の本体7F・7Bを成形する
分割面23の成形部23aより、ステアリングホイール
Wの上方側位置に、配置されている。実施形態の場合、
ゲ−ト20b・20dは、芯金4の断面中心Oに向うと
ともに、芯金4の断面における側壁部4aと天井壁部4
cとの交差部付近に向うように、左右方向からの角度θ
を約50°程度として、上方側の割型21に配設されて
いる。
【0045】なお、割型21には、図7に示すように、
射出機のノズルが挿入されるノズルタッチ20eが形成
され、そのノズルタッチ20eには、スプル20fが連
通し、さらに、スプル20fには、各ゲート20b・2
0dに接続されるランナ20g・20hが連通されてい
る。また、割型21には、ステアリングホイール芯金1
のボス2aを嵌め込むセットピン20iが配設されてい
る。
【0046】つぎに、実施形態のステアリングホイール
Wの製造方法について説明すると、予め、ステアリング
ホイール芯金1を製造しておく。このステアリングホイ
ール芯金1の製造は、所定のダイカスト鋳造型に、ボス
2aをセットして、ダイカスト鋳造して製造する。
【0047】そして、型開き状態の成形型20における
セットピン20iに、ボス2aを嵌め込む等して、割型
21にステアリングホイール芯金1をセットする。つい
で、型締めして、本体7F・7Bの成形材料Mをキャビ
ティ20a・20c内に注入させて、木目込み溝8と支
持部9とを備えた本体7F・7Bを成形する。
【0048】この時、成形材料Mは、各ゲート20b・
20dからキャビティ20a・20c内に注入された
際、リング部芯金4の上面4f側と衝突し、その上面4
f側に沿って流れ、上面4f側にある程度充填された
後、リング部芯金4の下面側に流れることとなる。
【0049】そのため、ウエルドマークは、硬質部本体
7F・7Bの下面側に生ずることとなり、外観低下を招
くような、リング部芯金4の上面4f側の本体7F・7
Bにウエルドマークを生じさせることを、防止できる。
【0050】その後、型開きさせて離型させ、ステアリ
ングホイール芯金1のボス部芯金2をマスキングして、
各硬質部本体7・7の木目込み溝8・8間の部位を含め
て、ボス部芯金2以外の部位に、水圧転写によって、装
飾層10を形成する。この装飾層10の形成は、プライ
マ−10bを塗布した後、水圧転写により印刷層10a
を形成し、さらに、光沢層10cを塗布することとな
る。
【0051】ついで、マスク材を外して、軟質部本体1
3・13の成形型に、硬質部6・6を設けたステアリン
グホイール芯金1をセットし、型締め後、軟質部本体1
3の成形材料を注入し、軟質部本体13・13を成形す
る。なお、軟質部本体13の成形型の型面では、型締め
時、硬質部本体7の支持部9における支持面部9aの外
周面を圧接する状態にする。
【0052】その後、軟質部本体13の成形型から離型
させて、各軟質部本体13・13の周囲に皮革14を縫
合して配置させる。その際、装飾層10を介在させて、
皮革14の端部14aを硬質部本体7の支持部9におけ
る支持面部9aの外周面に当接させつつ、端末14bを
硬質部本体7に設けられた木目込み溝8に嵌合させ、縫
合糸15を使用して、皮革14・14を軟質部12・1
2の部位に配置させる。なお、支持面部9bや軟質部本
体13の部位には、所望により皮革接着用の接着剤を塗
布して、皮革14を縫合しても良い。
【0053】さらに、ボス部Bの下部や上部に、図示し
ないロアカバーやパッドPを取り付ければ、ステアリン
グホイールWの製造が完了し、車両に装着して使用する
ことができる。なお、車両への装着時には、ステアリン
グホイールWをステアリングシャフトにナット止めする
ことから、パッドPを取り外した状態で車両に装着し、
装着後にパッドPを組み付けることとなる。
【0054】このような実施形態のステアリングホイー
ルWでは、リング部平面周方向に部分的に配置される被
覆層としての硬質部本体7F・7Bが、成形時のゲート
20b・20dの配置位置を、2つの割型21・22の
分割面23における成形部23aの位置より上方側位置
に配置させて、成形されている。そのため、成形材料M
が、芯金4の上面4f側に流れて、成形材料Mの融合部
位をリング部芯金4の上面4f側でなく下面側とするこ
とから、被覆層としての硬質部本体7F・7Bが、それ
ぞれ、本体7F・7Bの端部側に配置される1つのゲー
ト20b・20dを利用して射出成形により形成されて
も、リング部芯金4の上面4f側における硬質部本体7
F・7Bにウエルドマークが発生することを防止するこ
とができる。
【0055】そして、実施形態では、リング部芯金4の
断面形状を、ステアリングホイールの下方側を開口させ
るように、左右の側壁部4a・4aと左右の側壁部4a
・4aの上端で相互に連結する天井壁部4cとを備えた
断面逆U字形状としていても、成形時の成形材料Mが、
ゲート20b・20dからキャビティ20a・20c内
に注入された際、リング部芯金4の上面4f側と衝突
し、その上面4f側に沿って流れ、上面4f側にある程
度充填された後、リング部芯金4の下面側に流れること
となる。そのため、断面逆U字形状のリング部芯金4の
周囲に部分的に被覆層としての本体7F・7Bを形成し
ても、芯金上面4f側の本体7F・7Bにウエルドマー
クが発生せず、本体7F・7Bの外観不良を防止するこ
とができる。
【0056】なお、実施形態のように、リング部芯金4
を、断面逆U字形とせず、リング部芯金4を、鋼管や鋼
棒等から形成して、断面形状を円形・楕円形等とするよ
うに構成しても、ゲート20b・20dを、実施形態の
ように、成形材料Mを芯金上面4f側に沿わせて流せる
ように、配置させれば、芯金4の上面4f側にウエルド
マークが発生することを防止することができる。
【0057】ちなみに、成形材料Mを芯金上面4fに沿
わせてウエルドマークを芯金上面4f側に配置させない
ようにするゲート20b・20cの位置は、芯金4の断
面中心Oを基準に、角度θとして、直上の位置も含め
て、5〜175°とすることが望ましい。5°未満、あ
るいは、175°を超えては、成形材料Mが、芯金4の
下面側に先に流れて、芯金上面4f側にウエルドマーク
を発生させる虞れが生ずるからである。
【0058】さらに、リング部芯金4の断面形状を逆U
字形状とした場合には、実施形態の場合、さらに、つぎ
のような作用・効果も得ることができる。すなわち、芯
金4の内周面4d側に先に成形材料Mが充填されると、
成形材料Mがリング部芯金4を上方へ押し上げて、リン
グ部芯金4の位置ずれを生じさせてしまうが、実施形態
では、成形材料Mが、リング部芯金4の上方側に配置さ
れたゲート20b・20dから注入されて、リング部芯
金4を下方へ押圧するため、リング部芯金4の上方への
押し上げに対向できて、リング部芯金4の位置ずれや変
形を防止することができる。
【0059】また、実施形態では、被覆層としての硬質
部本体7F・7Bの表面に、薄い水圧転写による印刷層
10aを介在させて、光沢を有した塗膜(光沢層10
c)を配置させている。しかしながら、芯金4の上面4
f側の本体7F・7Bにウエルドマークが生じないた
め、リング部Rにおける硬質部6・6の外観意匠が低下
することを防止することができる。
【0060】なお、実施形態では、被覆層としての硬質
部本体7F・7Bの表面に、光沢を有した塗膜10cを
設けているが、勿論、硬質部本体7F・7Bだけで、硬
質部6を構成しても良い。また、被覆層としての硬質部
本体7F・7Bは、ポリプロピレンだけでなく、他の汎
用のABS樹脂等から形成しても良い。
【0061】さらに、実施形態では、成形型20の分割
面23を、被覆層としての硬質部本体7F・7Bにおけ
るリング部平面周方向の端部のバリ切り部位Yにおい
て、リング部芯金4を鋳造する鋳造型の分割面Dと一致
させている。
【0062】そのため、バリ切り部位Yにおいて、下方
側の割型22におけるバリ切り用型面22cを、リング
部芯金4における両側壁部4a・4aの下端面4bと側
壁部4a・4a・天井壁部4cとの内周面側4dだけに
圧接させ、上方側の割型21におけるバリ切り用型面2
1cを、リング部芯金4における両側壁部4a・4aと
天井壁部4cとの外周面4e側だけに圧接させるよう
に、リング部芯金4の抜き勾配に沿って、容易に配置さ
せることができる。
【0063】その結果、成形型20の型締め時、上下の
割型21・22のバリ切り用型面21c・22cが、バ
リ切り部位Yでのリング部芯金4の全周を支障なく圧接
することができ、バリ切りが良好となる。
【0064】なお、ダイカスト鋳造により形成するリン
グ部芯金4の断面形状を逆U字形状とする場合、図11
・12に示すように、左右の側壁部4a・4aの外側面
における上下方向の中間部位付近を漸増させるように膨
出させて、ステアリングホイール芯金1がダイカスト鋳
造される場合には、成形型20A・20Bの分割面23
を、被覆層7におけるリング部平面周方向の端部のバリ
切り部位Yにおいて、リング部芯金を鋳造する鋳造型の
分割面Dと一致させて、左右の側壁部における最大膨出
部の位置に配置させれば、バリ切りが良好となる。
【0065】また、実施形態では、ダイカスト鋳造する
リング部芯金4の断面形状を逆U字形としたものを示し
たが、他の断面形状でリング部芯金をダイカスト鋳造し
ても良く、その場合でも、バリ切り部位での成形型の分
割面を、リング部芯金を鋳造する鋳造型の分割面と一致
させれば、被覆層のバリ切りを良好にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施形態を示すステアリング
ホイールの平面図である。
【図2】図1のIIーII部位の断面図である。
【図3】図1の IIIー III部位の断面図である。
【図4】図1のIV−IV部位の断面図である。
【図5】同実施形態の被覆層としての硬質部本体の表面
側の拡大断面図である。
【図6】同実施形態のリング部芯金の周囲に、被覆層と
しての硬質部本体を射出成形した状態を示す平面図であ
る。
【図7】同実施形態に使用する成形型の概略断面図であ
る。
【図8】同実施形態に使用する成形型のバリ切り部位の
断面図である。
【図9】図8のIX−IX部位の断面図である。
【図10】図8のX−X部位の断面図である。
【図11】他の実施形態の成形型のバリ切り部位の断面
図である。
【図12】さらに他の実施形態の成形型のバリ切り部位
の断面図である。
【符号の説明】
4…リング部芯金、 4a…側壁部、 4b…下端面、 4c…天井壁部、 4d…内周面、 4e…外周面、 4f…上面、 7…(被覆層)硬質部本体、 10c…(塗膜)光沢層、 20…成形型、 20a・20c…キャビティ、 20b・20d…ゲート、 21・22…割型、 21a・21b・22a・22b…成形用型面、 21c・22c…バリ切り用型面、 23…分割面、 23a…成形部、 23c…押圧面部、 W…ステアリングホイール、 R…リング部、 Y…バリ切り部位、 D…(鋳造型)分割面。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B29L 31:30 B29L 31:30 (56)参考文献 特開 昭60−247528(JP,A) 特開 平8−133093(JP,A) 特開 昭62−157861(JP,A) 特開 平10−203376(JP,A) 特開 平6−207067(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 1/00 - 1/28 B29C 45/00 - 45/84 B22D 17/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操舵時に把持する円環状のリング部の芯
    金周囲に、リング部の平面周方向に沿って部分的に配置
    される合成樹脂製の被覆層を備え、 前記被覆層が、ステアリングホイールの上下方向で開閉
    する2つの割型を備えた成形型を使用して射出成形され
    て、形成されるステアリングホイールであって、前記成形型が、型締め時に生じる前記被覆層を成形する
    成形部位としてのキャビティに連通する前記被覆層の成
    形材料の注入用のゲートを、成形する前記被覆層におけ
    るリング部平面周方向の先端部の成形部位に、一つ配置
    させる構成として、 前記成形型のゲートが、前記成形型の成形部位における
    分割面より、ステアリングホイールの上方側位置に配置
    されるとともに、前記リング部芯金の断面中心に向けて
    前記成形材料を注入させるように配置され、 前記被覆層が、成形時に、前記ゲートから注入される前
    記成形材料を前記リング部芯金の上面側に衝突させると
    ともに前記リング部芯金の上面側に沿わせて流すことに
    より、成形されて、形成されていることを特徴とするス
    テアリングホイール。
  2. 【請求項2】 前記リング部芯金の断面形状が、ステア
    リングホイールの下方側を開口させるように、左右の側
    壁部と左右の側壁部の上端で相互に連結する天井壁部と
    を備えた断面逆U字形状に形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載のステアリングホイール。
  3. 【請求項3】 前記被覆層の表面に、光沢を有した塗膜
    が配置されていることを特徴とする請求項1若しくは請
    求項2に記載のステアリングホイール。
  4. 【請求項4】 前記ステアリングホイールの芯金が、 ダイカスト鋳造により形成されるとともに前記リング部芯金を鋳造する部位での分割面を、前記被
    覆層におけるリング部平面周方向の先端部のバリ切り部
    位での前記成形型の分割面と一致させた鋳造型、を使用
    して、 形成されて いることを特徴とする請求項1若しくは請求
    項2に記載のステアリングホイール。
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