JPH07117634B2 - 吸水殺菌層を有する感熱膨張テープを利用した光ケーブル - Google Patents
吸水殺菌層を有する感熱膨張テープを利用した光ケーブルInfo
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- JPH07117634B2 JPH07117634B2 JP63308330A JP30833088A JPH07117634B2 JP H07117634 B2 JPH07117634 B2 JP H07117634B2 JP 63308330 A JP63308330 A JP 63308330A JP 30833088 A JP30833088 A JP 30833088A JP H07117634 B2 JPH07117634 B2 JP H07117634B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/44—Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
- G02B6/4401—Optical cables
- G02B6/4429—Means specially adapted for strengthening or protecting the cables
- G02B6/4436—Heat resistant
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
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- G02B6/4401—Optical cables
- G02B6/4407—Optical cables with internal fluted support member
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Description
【発明の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ この発明は、吸水殺菌層を有する感熱膨張テープを利用
した光ケーブルに関するものである。
した光ケーブルに関するものである。
＜従来の技術＞ 従来光ファイバーケーブルの被覆構造においては、光フ
ァイバーを収納したスペーサの周面に不織布を巻き着け
て、その外側から表面被覆処理したものが知られてい
る。また海中など水中に架設される光ケーブルでは、コ
ネクター接続部分等から光ケーブル内に水が侵入するた
め、不織布に吸水ポリマーを含浸せしめ、吸水ポリマー
の吸水作用によって水侵入部分の拡大を防止していた。
ァイバーを収納したスペーサの周面に不織布を巻き着け
て、その外側から表面被覆処理したものが知られてい
る。また海中など水中に架設される光ケーブルでは、コ
ネクター接続部分等から光ケーブル内に水が侵入するた
め、不織布に吸水ポリマーを含浸せしめ、吸水ポリマー
の吸水作用によって水侵入部分の拡大を防止していた。
＜発明が解決しようとする課題＞ しかし、上記従来のように不織布を使用すると、不織布
の厚さが200μｍもあるため、長尺化が不可能となり、
またケーブル自体も太くなるので、表面被覆するシース
材がより大量に必要となったり、或は狭い場所などでの
光ケーブル配線が困難となるといった問題があった。
の厚さが200μｍもあるため、長尺化が不可能となり、
またケーブル自体も太くなるので、表面被覆するシース
材がより大量に必要となったり、或は狭い場所などでの
光ケーブル配線が困難となるといった問題があった。
また海水中などに架設された光ケーブルでは、既述のよ
うに水が光ケーブル内に侵入することがあるが、水を吸
い取った不織布にカビや細菌が発生して、スペーサに収
容された光ファイバーを損傷させるといった問題もあっ
た。
うに水が光ケーブル内に侵入することがあるが、水を吸
い取った不織布にカビや細菌が発生して、スペーサに収
容された光ファイバーを損傷させるといった問題もあっ
た。
＜課題を解決するための手段＞ 上記のような課題を解決するための本発明は、周面に溝
５を形成したスペーサ３と、該スペーサ３の溝５に収納
保持される光ファイバー７と、スペーサ３の外周に巻き
付けられたテープと、該テープの外側に被覆される表面
被覆層19からなる構造において、該テープの基材11の内
面に、加熱することによって膨張する感熱膨張層13をコ
ーティングし、該感熱膨張層13の内面には網目状に交差
する線状の吸水殺菌層15をコーティングしたことを特徴
とする。
５を形成したスペーサ３と、該スペーサ３の溝５に収納
保持される光ファイバー７と、スペーサ３の外周に巻き
付けられたテープと、該テープの外側に被覆される表面
被覆層19からなる構造において、該テープの基材11の内
面に、加熱することによって膨張する感熱膨張層13をコ
ーティングし、該感熱膨張層13の内面には網目状に交差
する線状の吸水殺菌層15をコーティングしたことを特徴
とする。
＜作用＞ スペーサ３は溝５中に光ファイバー７を収容する。スペ
ーサ３の外周には感熱膨張テープ９を巻き付けることに
よって、光ファイバー７が溝５内に保持され、さらに外
側に表面被覆をすることによって光ファイバー７が保護
される。また感熱膨張テープ９を加熱することにより、
膨張層13が膨張して光ファイバー７を溝５内に押し付け
て固定する。感熱膨張テープ９の内側に形成された吸水
殺菌層15は、感熱膨張テープ９とスペーサ３や光ファイ
バー７との間に浸み込んだ水分を吸収し、浸水部分の拡
大を防止するとともに、殺菌作用によってカビや細菌の
発生や繁殖を防止する。また吸水殺菌層15は所定間隔を
隔てて線状にコーティングされているため、吸水殺菌層
15の間から膨張層13が膨らんで、スペーサ３の溝５を充
填する。
ーサ３の外周には感熱膨張テープ９を巻き付けることに
よって、光ファイバー７が溝５内に保持され、さらに外
側に表面被覆をすることによって光ファイバー７が保護
される。また感熱膨張テープ９を加熱することにより、
膨張層13が膨張して光ファイバー７を溝５内に押し付け
て固定する。感熱膨張テープ９の内側に形成された吸水
殺菌層15は、感熱膨張テープ９とスペーサ３や光ファイ
バー７との間に浸み込んだ水分を吸収し、浸水部分の拡
大を防止するとともに、殺菌作用によってカビや細菌の
発生や繁殖を防止する。また吸水殺菌層15は所定間隔を
隔てて線状にコーティングされているため、吸水殺菌層
15の間から膨張層13が膨らんで、スペーサ３の溝５を充
填する。
＜実施例＞ 以下本発明の一実施例について、図面に基づいて詳説す
る。第１図は光ケーブル１の分解斜視図である。光ケー
ブル１の芯部となるスペーサ３の周面には軸心方向に螺
旋状の溝５が複数設けられている。該溝５中には複数本
の光ファイバー７が収納されている。光ファイバー７を
収容したスペーサ３の周面には、隙間なく感熱膨張テー
プ９が巻き付けられている。
る。第１図は光ケーブル１の分解斜視図である。光ケー
ブル１の芯部となるスペーサ３の周面には軸心方向に螺
旋状の溝５が複数設けられている。該溝５中には複数本
の光ファイバー７が収納されている。光ファイバー７を
収容したスペーサ３の周面には、隙間なく感熱膨張テー
プ９が巻き付けられている。
該感熱膨張テープ９は例えば厚さが23μｍ程度のポリエ
ステルフィルム等からなる基板11の両面に、例えばウレ
タン系樹脂で構成される感熱発泡材からなる厚さが27μ
ｍ程度の膨張層13をコーティングし、第２図に示すよう
に、更にその片面には吸水殺菌層15を格子状にコーティ
ングして構成されている。
ステルフィルム等からなる基板11の両面に、例えばウレ
タン系樹脂で構成される感熱発泡材からなる厚さが27μ
ｍ程度の膨張層13をコーティングし、第２図に示すよう
に、更にその片面には吸水殺菌層15を格子状にコーティ
ングして構成されている。
ここで、スペーサ３に巻き付けられる以前における感熱
膨張テープ９の断面形状は、第３図（Ａ）に示すよう
に、吸水殺菌層15の部分が突出した形状となっている。
以上説明した感熱膨張テープ９の外側からは、シース材
等を表面被覆し、表面被覆層19を形成する。シース材に
よって表面を被覆すると、被覆時の熱によって感熱膨張
テープ９の膨張層13が発泡膨張する。この時、膨張層13
は格子状に設けられた吸水殺菌層15の間から膨出して第
４図のように溝５内を充填する。従って、感熱膨張テー
プ９とスペーサ３の溝５との間に生じた隙間が満たさ
れ、光ファイバー７は確実にスペーサ３の溝５内に固定
保持されて且つ保護される。
膨張テープ９の断面形状は、第３図（Ａ）に示すよう
に、吸水殺菌層15の部分が突出した形状となっている。
以上説明した感熱膨張テープ９の外側からは、シース材
等を表面被覆し、表面被覆層19を形成する。シース材に
よって表面を被覆すると、被覆時の熱によって感熱膨張
テープ９の膨張層13が発泡膨張する。この時、膨張層13
は格子状に設けられた吸水殺菌層15の間から膨出して第
４図のように溝５内を充填する。従って、感熱膨張テー
プ９とスペーサ３の溝５との間に生じた隙間が満たさ
れ、光ファイバー７は確実にスペーサ３の溝５内に固定
保持されて且つ保護される。
このように製造された光ケーブル１の被覆構造は、スペ
ーサ３と膨張層13の間に格子状の吸水殺菌層15が形成さ
れることとなり、膨張層13とスペーサ３や光ファイバー
７との間に水が侵入しても、吸水殺菌層15によって吸水
されて、浸水部分の拡大が防止される。特に吸水殺菌層
15が格子状に設けられているため、毛細管現象によって
水の侵入面積が拡大するようなことがあっても、必ずい
ずれかの吸水殺菌層15によって水の侵入が防がれ、吸水
殺菌層15によって形成される格子目の面積以上の浸水が
防止される。また水の侵入後においては吸水殺菌層15の
殺菌作用によって、カビや細菌の繁殖が防止され、これ
らのカビの発生などによる光ファイバー７の損傷を防ぐ
ことができる。
ーサ３と膨張層13の間に格子状の吸水殺菌層15が形成さ
れることとなり、膨張層13とスペーサ３や光ファイバー
７との間に水が侵入しても、吸水殺菌層15によって吸水
されて、浸水部分の拡大が防止される。特に吸水殺菌層
15が格子状に設けられているため、毛細管現象によって
水の侵入面積が拡大するようなことがあっても、必ずい
ずれかの吸水殺菌層15によって水の侵入が防がれ、吸水
殺菌層15によって形成される格子目の面積以上の浸水が
防止される。また水の侵入後においては吸水殺菌層15の
殺菌作用によって、カビや細菌の繁殖が防止され、これ
らのカビの発生などによる光ファイバー７の損傷を防ぐ
ことができる。
この他、感熱膨張テープ９はテープ状の基材11の片面に
膨張層13及び吸水殺菌層15をコーティングした構造とす
ることもできる。これにより、より薄いテープを巻き付
けることができ、より細い光ケーブルの製造が可能とな
る。また吸水殺菌層15は格子状にコーティングする形式
の他、少なくとも相互に交差するパターンとすれば、ス
ペーサ３に巻き付けた状態で、吸水殺菌層15が閉じ状態
でスペーサ３の周面に形成されることとなり、浸水部の
軸方向への拡大を常に防ぐことができる。
膨張層13及び吸水殺菌層15をコーティングした構造とす
ることもできる。これにより、より薄いテープを巻き付
けることができ、より細い光ケーブルの製造が可能とな
る。また吸水殺菌層15は格子状にコーティングする形式
の他、少なくとも相互に交差するパターンとすれば、ス
ペーサ３に巻き付けた状態で、吸水殺菌層15が閉じ状態
でスペーサ３の周面に形成されることとなり、浸水部の
軸方向への拡大を常に防ぐことができる。
＜発明の効果＞ 以上の如く構成される本発明によれば、従来よりも細い
光ケーブルの製造が可能となる。また吸水殺菌層を設け
たことによってコネクター接続部分等から水が染み込ん
でも、吸水殺菌層によって直ちに吸い取られ、水の染み
込み部からの浸水の拡大を防止する。さらに殺菌効果を
有するため、染み込み部分でのカビの発生等を防止で
き、光ファイバーの損傷も防がれる。
光ケーブルの製造が可能となる。また吸水殺菌層を設け
たことによってコネクター接続部分等から水が染み込ん
でも、吸水殺菌層によって直ちに吸い取られ、水の染み
込み部からの浸水の拡大を防止する。さらに殺菌効果を
有するため、染み込み部分でのカビの発生等を防止で
き、光ファイバーの損傷も防がれる。
一方、吸水殺菌層は膨張層の内面に網目状に線状コーテ
ィングされ、全面にコーティングされていないので、相
互に交差する網目状の吸水殺菌層の編目の間から膨張層
が内面側に膨出することができる。このため、膨張層に
よる溝の充填及び光ファイバー保持作用を損なわずに、
止水及び防カビ等の効果が得られるといった特有の効果
を有するものである。
ィングされ、全面にコーティングされていないので、相
互に交差する網目状の吸水殺菌層の編目の間から膨張層
が内面側に膨出することができる。このため、膨張層に
よる溝の充填及び光ファイバー保持作用を損なわずに、
止水及び防カビ等の効果が得られるといった特有の効果
を有するものである。
第１図は光ケーブルの分解斜視図、第２図は感熱膨張テ
ープの平面図、第３図（Ａ）は膨張前の感熱膨張テープ
部分拡大断面図，（Ｂ）は膨張後の部分拡大断面図、第
４図は光ケーブルの部分拡大断面図である。 1:光ケーブル、3:スペーサ、5:溝 7:光ファイバー、9:感熱膨張テープ、13:膨張層 15:吸水殺菌層、19:表面被覆層
ープの平面図、第３図（Ａ）は膨張前の感熱膨張テープ
部分拡大断面図，（Ｂ）は膨張後の部分拡大断面図、第
４図は光ケーブルの部分拡大断面図である。 1:光ケーブル、3:スペーサ、5:溝 7:光ファイバー、9:感熱膨張テープ、13:膨張層 15:吸水殺菌層、19:表面被覆層
Claims (1)
- 【請求項１】周面に溝（５）を形成したスペーサ（３）
と、該スペーサ（３）の溝（５）に収納保持される光フ
ァイバー（７）と、スペーサ（３）の外周に巻き付けら
れたテープと、該テープの外側に被覆される表面被覆層
（19）からなる構造において、該テープの基材（11）の
内面に、加熱することによって膨張する感熱膨張層（1
3）をコーティングし、該感熱膨張層（13）の内面には
網目状に交差する線状の吸水殺菌層（15）をコーティン
グしたことを特徴とする吸水殺菌層を有する感熱膨張テ
ープを利用した光ケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63308330A JPH07117634B2 (ja) | 1988-12-06 | 1988-12-06 | 吸水殺菌層を有する感熱膨張テープを利用した光ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63308330A JPH07117634B2 (ja) | 1988-12-06 | 1988-12-06 | 吸水殺菌層を有する感熱膨張テープを利用した光ケーブル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02153309A JPH02153309A (ja) | 1990-06-13 |
| JPH07117634B2 true JPH07117634B2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=17979757
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63308330A Expired - Fee Related JPH07117634B2 (ja) | 1988-12-06 | 1988-12-06 | 吸水殺菌層を有する感熱膨張テープを利用した光ケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07117634B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040025501A (ko) * | 2002-09-18 | 2004-03-24 | 글로벌광통신 (주) | 스테이서 및 슬롯을 사용하는 인입용 광섬유케이블 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6225909U (ja) * | 1985-07-31 | 1987-02-17 | ||
| JPS62115109A (ja) * | 1985-11-13 | 1987-05-26 | Fujikura Ltd | 光フアイバケ−ブル |
| JPH0644091B2 (ja) * | 1986-07-18 | 1994-06-08 | 日本バイリーン株式会社 | 走水防止形光ファイバケーブル |
| JPS63136422A (ja) * | 1986-11-26 | 1988-06-08 | 三和工業株式会社 | 感熱発泡テ−プを使用したケ−ブルの製造方法 |
| JPH06100701B2 (ja) * | 1987-03-30 | 1994-12-12 | 住友電気工業株式会社 | スロツト形光フアイバケーブル用止水テープ |
-
1988
- 1988-12-06 JP JP63308330A patent/JPH07117634B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02153309A (ja) | 1990-06-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |