JPH071175B2 - 磁気式ロ−タリ−エンコ−ダ - Google Patents

磁気式ロ−タリ−エンコ−ダ

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JPH071175B2
JPH071175B2 JP61069460A JP6946086A JPH071175B2 JP H071175 B2 JPH071175 B2 JP H071175B2 JP 61069460 A JP61069460 A JP 61069460A JP 6946086 A JP6946086 A JP 6946086A JP H071175 B2 JPH071175 B2 JP H071175B2
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徹夫 服部
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安司 金田
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は、磁気目盛を備えた磁気円板と磁気検出素子で
構成される磁気式ロータリエンコーダに関する。
(発明の背景) 従来、この種の磁気式ロータリーエンコーダにあって
は、磁性材料で作られた回転円板に着磁することによっ
てN,S磁極を所定ピッチで交互に周方向に配列して磁気
目盛を形成して磁気円板とし、この磁気円板の磁気目盛
による信号磁気を所定ギャップを介して対向配置した磁
気検出素子で読取り、回転角を検出するようにしてい
る。
第2図は磁気式ロータリーエンコーダの従来構造の一例
を示したもので、1はハウジングであり、ハウジング1
は例えばアルミニウム等の加工性の良い非磁性材料で作
られている。このハウジング1にはベアリング等の軸受
部材3a,3bを介して回転軸2が装着される。即ち、回転
軸2は一方の軸端に鍔部2aを備え、ハウジング1の軸穴
に形成した2か所の軸受部材収納部の一方に軸受部材3a
を組み込んだ状態で鍔部2aによって抜け止めし、更に軸
受部材収納部の他方に軸受部材3bを組込んだ状態で回転
軸に押え環4を螺合して抜け止めしており、この軸受け
構造により回転軸2はハウジング1に対しスムースに回
転できるようにしている。
更に、ハウジング1に回転自在に装着した回転軸2の鍔
部2a側の軸端には磁気円板6がその中心軸を回転軸2の
軸端に嵌め入れて中心軸が一致するようにビス止め等の
方法で固定し、回転軸2と一体に磁気円板6が回転でき
るようにしている。
この磁気円板6は、例えば硬質磁性材料で作られてお
り、第2図にあっては磁気円板6の周側面に所定ピッチ
間隔でS,N磁極を交互に着磁することで磁気目盛5を形
成している。
磁気円板6の周側面に形成された磁気目盛5に対向した
位置には所定ギャップを介して磁気検出素子7が保持具
8によるハウジング1への取付けで配置され、磁気円板
1に形成した磁気目盛5の信号磁気を読取るようにして
いる。
更に、磁気円板1および磁気検出素子7を覆ってカバー
9がハウジング1に装着されており、磁気円板1及び磁
気検出素子7を保護すると同時に塵や湿気を受けないよ
うにしている。
また第3図は従来構造の他の例を示したもので、このロ
ータリーエンコーダにあっては、磁気円板6のハウジン
グ1に相対した面上に磁気目盛を形成しており、この磁
気目盛に所定ギャップを介して磁気検出素子7を保持具
8によるハヴシング1への取付けで配置している。尚、
他の構造は第2図と同じである。
ところで、このような磁気式ロータリーエンコーダに使
用した磁気検出素子7にあっては、磁場に対し感応する
素子を使用していることから、磁気円板1の磁気目盛5
による信号磁界以外の外部磁界を受けると誤動作を起こ
してエンコーダとして致命的な影響を受けるので、磁気
円板1及び磁気検出素子7を覆って設けたカバー9を軟
質磁性材料、例えば純鉄等で作り、この軟質磁性材料で
作られたカバー9によって磁気検出素子7を外部磁界か
ら遮蔽することが考えられている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、カバー9を軟質磁性材料として外部磁界
を遮蔽するようにした場合、第2,3図のいずれについて
も、例えば矢印B,C方向からの外部磁界に対しては遮蔽
効果を発揮することができるが、ハウジング1側となる
A方向からの外部磁界に対しては、ハウジング1がアル
ミニウムなどの非磁性材料で作られている場合は、A方
向からの外部磁界はハウジング1を通過し、磁気検出素
子7は直接外部磁界の影響を受けてしまう。
特にロータリエンコーダにあっては、回転軸2をモータ
の出力軸に直結して使用することが多く、このような場
合にA方向となるモータ等からの外部磁界の影響を大き
く受けてしまうという問題があった。
またハウジング1が構造用鋼、例えばS45C材のような磁
性材料でつくられている場合は、外部よりの磁場により
これらが磁化し、外部磁場がなくなっても磁場発生源と
なってしまい、磁気検出素子7に影響を与えてしまう。
従来、A方向からの外部磁界については特に対策を立て
ていなかったが、最近、磁気目盛5が細かくなるにつれ
て磁気目盛5の磁気信号が必然的に弱くなり、そのため
磁気検出素子7の感度を高める必要があり、そうする
と、これまで無視していたA方向からの外部磁界がノイ
ズとなり、S/N比が低下するという問題が起きてきた。
勿論、ハウジング1を軟質磁性材料で作ってA方向から
の外部磁界を遮蔽することも考えられるが、純鉄等の軟
質磁性材料は加工性が悪いために回転軸2の軸受構造を
得るための加工精度が出難くく、軸受部材3a,3bによる
回転軸2のスムースな回転を保証することができないと
いう別の問題があり、実用化は困難であった。
(発明の目的) 本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、
ハウジング側からの外部磁界を受けても磁気検出素子に
対する外部磁界を遮蔽し、軟質材料で成るカバー部材と
の組合わせによってあらゆる方向からの外部磁界に対し
磁気検出素子を確実に磁気遮蔽できる構造をもった磁気
式ロータリーエンコーダを提供することを目的とする。
(発明の概要) この目的を達成するため本発明にあっては、カバーを軟
質磁性材料で形成し、硬質磁性体の磁気円板のハウジン
グ相対面に軟質磁性材料を裏打ちすると共に、さらに磁
気円板のハウジング相対面と反対の面に磁気目盛を形成
したことを特徴とする。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例を示した断面説明図である。
まず構成を説明すると1はハウジングであり、例えばア
ルミニウム合金等の加工性の良い非磁性材料で作られて
いる。ハウジング1にはベアリングで成る軸受け部材3
a,3bを介して回転軸2が回転自在に設けられており、回
転軸2と軸受け部材3aはハウジング1側の突起と回転軸
の一方の軸端に一体に形成した鍔部2aとの間に挟持さ
れ、また軸受け部材3bはハウジング1の軸穴の突起と回
転軸2の他の軸端側に螺合した押え環4により挟持され
ており、この軸受け部材3a,3bによるハウジング1に対
する軸受指示構造をもって回転軸2はハウジング1に対
しスムースに回転できるようにしている。
鍔部2aが形成された回転軸2の軸端側には、磁気目盛を
形成した硬質磁性体でなる磁気円板6が装着され、磁気
円板6の中心軸を回転軸2の軸中心と一致するように鍔
部2aにビス止め等の方法で取付け、回転軸2と一体に回
転するようにしている。
回転軸2に装着された磁気円板6の磁気目盛は、磁気円
板6のハウジング1に相対した面と反対側の面6aの面上
に円周方向にS,N極を所定ピッチで交互に着磁すること
で刻まれている。磁気円板6における面6a上に刻まれた
磁気目盛に対向した位置には磁気検出素子7が配置さ
れ、磁気検出素子7はハウジング1に支柱11をもって磁
気円板6に平行に支持された平板12の磁気円板6に相対
した面に接着剤等で貼り付け固定されている。尚、磁気
検出素子7を接着固定する平板12としては、プリント基
板等の回転基板を用いることができ、平板12として回路
基板を用いた場合には、磁気検出素子7を装着している
面と反対側の面にロータリエンコーダに用いられる電気
回路が組込まれるようになる。
更に、回転軸2に装着された磁気円板6並びに支柱11及
び平板12をもって磁気円板6の磁気目盛に対向する位置
に配置された磁気検出素子7を覆って純鉄等の外部磁場
に対し磁気遮蔽機能を有する軟質磁性材料で作られたカ
バー部材10がハウジング1に対するビス止め等をもって
取り付けられている。
このため磁気検出素子7は、磁気円板6と軟質磁性材料
で成るカバー部材10で囲まれた位置に配置された構造と
なる。
次に第1図の実施例の作用を説明する。まず磁気検出素
子7が矢印B、あるいは矢印C方向からの外部磁場を受
けた場合には、矢印B,C方向からの外部磁場に対し軟質
磁性材料で作られたカバー部材10が介在することから、
磁気検出素子7に対する矢印B,C方向からの外部磁場を
軟質磁性材料で作られたカバー部材10により磁気遮蔽し
て磁気検出素子7への影響を除くことができる。
一方、回転軸2をモータの出力軸に直結すること等によ
りA方向からの外部磁界を受けた場合には、ハウジング
1はアルミニウム合金等の非磁性材料であることから矢
印A方向からの外部磁界はハウジング1を通過するが、
本発明にあっては、ハウジング1に続いて硬質磁性材料
で作られた磁気円板6が磁気検出素子7の手前に存在す
るためハウジング1を通過したA方向からの外部磁界は
硬質磁性材料で作られた磁気円板6に吸収され、磁気検
出素子に届くことがなく、このためA方向からの外部磁
界に対しても確実に磁気検出素子7の磁気遮蔽効果を得
ることができる。
また、磁気円板6に形成される磁気目盛は磁気検出素子
7に対向した面6aに刻まれており、A方向からの外部磁
場が加わった場合にも磁気目盛が形成された面6aとは反
対の面で外部磁場を吸収しているため、磁気円板6の面
6a上に精度よく刻まれた磁気目盛の発生磁界が外部磁界
によって乱されることも確実に防ぐことができる。
尚、第1図の実施例にあっては、ハウジング1としてア
ルミニウム合金等の非磁性材料を使用した場合を例にと
るものであったが、本発明はこれに限定されずハウジン
グ1としては加工性の高い通常の構造鋼、例えばS45C等
の磁性材料を使用しても良い。このようにハウジング1
が磁性材料であった場合には、A方向からの外部磁場A
を受けると、磁性材料でなるハウジング1自体が磁化さ
れるようになるが、ハウジング1の磁化で生じた磁界は
磁気検出素子7の手前に存在する硬質磁性材料6で作ら
れた磁気円板6で吸収され、ハウジング1が磁化されて
も磁気円板6によるハウジング1からの磁場の吸収で同
様に磁気検出素子7に磁化されたハウジングの磁場が届
くことを確実に防止できる。
また、第1図の実施例にあっては、磁気円板6として硬
質磁性体に磁気目盛を刻んだ場合を例にとるものであっ
たが、本発明はこれに限定されず、磁気検出素子7と相
対する面6aと反対の面に磁気遮蔽効果を有する軟質磁性
体を裏うちした構造の硬質磁性体で成る磁気円板、ある
いは磁気目盛を形成する面6a側に硬質磁性体を塗布した
非磁性体材料で成る磁気円板等を用いても良い。
(発明の効果) 以上説明したきたように本発明によれば、カバーを軟質
磁性材料で形成し、硬質磁性体の磁気円板のハウジング
相対面に軟質磁性材料を裏打ちすると共に、さらに磁気
円板のハウジング相対面と反対の面に磁気目盛を形成し
たので、硬質磁性体でなる磁気円板のハウジング相対面
に軟質磁性材料を裏打ちすることにより磁気遮蔽効果が
大きくなり、ハウジング側からの外部磁場の影響を確実
に阻止でき、また、軟質磁性材料の裏打ちにより磁気目
盛からの磁気信号が大きくなり、磁気検出素子と磁気目
盛とのギャップを広げることが可能になり、したがっ
て、ギャップの調整を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示した断面図、第2,3図は
従来構造を示した断面図である。 1:ハウジング 2:回転軸 2a:鍔部 3a,3b:支持部材 4:押え環 6:磁気円板 6a:磁気円板の磁気検出素子と向かい合う面 7:磁気検出素子 10:カバー(軟質磁性材料) 11:支持部材 12:平板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 康 東京都品川区西大井1−6−3 日本光学 工業株式会社大井製作所内 (56)参考文献 特開 昭60−86414(JP,A) 特開 昭56−90213(JP,A) 特開 昭57−60262(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬質磁性体から構成され、磁気目盛を備え
    た磁気円板と、 該磁気円板を固定した回転軸と、 該回転軸を軸受部材により回転自在に装着したハウジン
    グと、 前記磁気円板に形成した磁気目盛に対向配置されて磁気
    信号を感知する磁気検出素子と、 前記磁気円板及び磁気検出素子を覆って前記ハウジング
    に装着されたカバーとを備えた磁気式ロータリーエンコ
    ーダに於いて、 前記カバーを軟質磁性材料で形成し、前記磁気円板のハ
    ウジング相対面に軟質磁性材料を裏打ちすると共に、さ
    らに前記磁気円板のハウジング相対面と反対の面に前記
    磁気目盛を形成したことを特徴とする磁気式ロータリー
    エンコーダ。
JP61069460A 1986-03-27 1986-03-27 磁気式ロ−タリ−エンコ−ダ Expired - Fee Related JPH071175B2 (ja)

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