JPH063159A - 多回転式ロータリエンコーダ - Google Patents

多回転式ロータリエンコーダ

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Publication number
JPH063159A
JPH063159A JP4165774A JP16577492A JPH063159A JP H063159 A JPH063159 A JP H063159A JP 4165774 A JP4165774 A JP 4165774A JP 16577492 A JP16577492 A JP 16577492A JP H063159 A JPH063159 A JP H063159A
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JP
Japan
Prior art keywords
shaft
rotation
magnetic
encoder
slit disk
Prior art date
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Pending
Application number
JP4165774A
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English (en)
Inventor
Motomasa Imai
基勝 今井
Yasunari Ishii
康成 石井
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Publication of JPH063159A publication Critical patent/JPH063159A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型でかつ構造が簡単で、しかもシャフトが
高回転しても磁気式エンコーダ用の磁石が離脱しないよ
うな多回転式ロータリエンコーダを得ることを目的とす
る。 【構成】 光学式エンコーダのスリットディスク2を押
さえ付ける押さえ環3を永久磁性材料で形成し、その押
さえ環3に周方向に磁性の異なる磁極の着磁をし、スリ
ットディスク2をシャフト1と挟むように押さえ環3を
シャフト1に固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多回転式ロータリエン
コーダに関し、特に1回転以上の回転数と回転方向とを
検出する磁気式エンコーダと、1回転以内の角度を検出
する光学式エンコーダとを同一シャフトに組み合わせた
多回転式ロータリエンコーダの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置は図5に示す構造で
あった。図5に示す様に、周縁の3ヶ所に雌ねじ部8
1、82、不図示の82aを支持する支持部材80が設
けられている。その支持部材80には、不図示の貫通孔
が形成されており、その貫通孔に不図示のベアリングを
介してシャフト83が取り付けられている。
【0003】シャフト83の一端には、不図示の回転体
の回転シャフトが嵌入する不図示の孔が形成されてい
る。また、シャフト83の他端には、リング状のスリッ
トディスク85の一方の面が接着されて取り付けられる
と共に、貫通孔が形成された押さえ環87がスリットデ
ィスク85を挟んでシャフト83と螺合し、スリットデ
ィスク85を強固に固定している。
【0004】さらに、シャフト83の他端には、スリッ
トディスク85のリング穴と、押さえ環87の貫通孔と
に挿通する軸84が突出しており、その軸84にハブ8
8を介して永久磁性材料86が設けられている。スリッ
トディスク85には、1回転内の角度を検出する為のス
リットが形成されている。
【0005】支持部材80とスリットディスク85との
間には、センサ保持台89が支持部材80上に設けられ
ており、センサ保持台89上にはスリットディスク85
と僅かな間隔を開けて光センサ90が配置されている。
基板91は、スリットディスク85の直前にレンズ92
を保持する照明部93と、スリットディスク85側に、
かつ永久磁性材料86と対向する位置に磁気センサ9
4、95とが固定されている。
【0006】基板97には、出力コード98が接続され
ている。各基板91、96、97には、基板91と基板
96との間に第1ねじ案内部材99、100、不図示の
100aと、基板96と基板97との間に第2ねじ案内
部材101、102、不図示の102aとがそれぞれ設
けられている。そして、各基板91、96、97は、第
1ねじ案内部材100と第2ねじ案内部材102とを介
在して、ネジ104と雌ねじ105とで一体に固定され
た後、第1ねじ案内部材99と第2ねじ案内部材101
とを介在して、ねじ103で支持部材80の雌ねじ81
に固定されると共に、不図示の第1ねじ案内部材100
aと第2ねじ案内部材102aとを介在して、支持部材
80の不図示の雌ねじ部82aに固定される。
【0007】さらに、基板91は、支持部材80の雌ね
じ82にねじ109で固定されている。支持部材80に
は、板ばね106がネジ107、108、不図示の10
8aで取り付けられている。上記の如き構成されたエン
コーダにおいて、回転数と回転方向を検出する磁気式エ
ンコーダの着磁された永久磁性材料86がハブ88を介
して、シャフト83に取り付けられているので、スリッ
トディスク85と、磁気センサ94、95と照明部93
とを備えた基板91との間に無駄な空間が存在してい
た。
【0008】その結果、エンコーダ全体の形状が大きく
なり、また、着磁された永久磁性材料を保持するハブを
設けるので、構造が複雑になるという問題点があった。
その問題点を解決する為に、周方向に異なる磁性の磁極
が着磁された磁気式ケンコーダ用磁石をスリットディス
クに形成されたスリットの内側に接着したものが考えら
れた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】最近では、スリットデ
ィスクを固定する為に押さえ環が用いられるようになっ
た。この押さえ環は、スリットディスクのリング穴に嵌
挿すると共に、シャフトに螺合して固定される。そし
て、スリットの内側に磁気式エンコーダ用磁石と、さら
に磁気式エンコーダ用磁石の内側にスリットディスクを
固定する押さえ環とを設けることになった。
【0010】しかし、押さえ環は、スリットディスクを
強固に固定する為に、スリットディスクと押さえ環との
接触面積を大きくとる必要があり、スリットディスクの
径方向の大きさが大きくなってしまうという欠点があっ
た。さらに、磁気式エンコーダ用磁石がスリットディス
クに接着されているので、スリットディスクが高回転し
た時に離脱する可能性があった。
【0011】本発明は、この様な従来の問題点に鑑みて
なされたもので、小型でかつ構造が簡単で、しかも高回
転しても磁気式エンコーダ用の磁石が離脱しないような
多回転式ロータリエンコーダを得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、回転検出用磁石と磁気センサ(22、23)とから
構成され、シャフト(11)の1回転以上の回転数と回
転方向とを検出する磁気式エンコーダと、スリットディ
スク(2)と検出部(16、20)とから構成され、シ
ャフト(11)の1回転以内の角度を検出する光学式エ
ンコーダと、前記スリットディスク(2)をシャフト
(11)に固定する押さえ部材(3)とを備え、前記磁
気式エンコーダと前記光学式エンコーダとがそれぞれ検
出する検出信号にもとづいて前記シャフトの多回転の角
度を検出する多回転式ロータリエンコーダにおいて、押
さえ部材(3)は、磁性材料で形成され、かつ回転数と
回転方向とを検出するのに必要な磁性の磁極が着磁され
ることにより、回転検出用磁石としての機能を有するこ
とができる。
【0013】請求項2における本発明は、スリットディ
スク(2)と押さえ部材(3)との間に軟磁性材料(5
0)を設けた。
【0014】
【作用】本発明において、シャフトに接着して固定され
たスリットディスクをさらに強固に固定する押さえ環が
永久磁性材料で形成され、そして、その押さえ環を着磁
したので、スリットディスクと基板との間に無駄な空間
の存在がなくなり、エンコーダ全体を小型化にできる。
【0015】さらに、押さえ環と磁気式エンコーダ用磁
石との兼用により、スリットディスクが高回転しても離
脱することがなくなると共に、簡単な構造の多回転式ロ
ータリエンコーダを得ることができる。
【0016】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を示す図であり、
シャフト1及びシャフト1に固定されるスリットディス
ク2、押さえ環3を回転中心で切った部分断面図であ
る。図1に示す様に、周縁の3ヶ所に雌ねじ部4、5、
不図示の5aを支持する支持部材6が設けられている。
その支持部材6には、貫通孔7が形成されており、その
貫通孔7にベアリング8、9を介してシャフト1が取り
付けられている。
【0017】シャフト1には、一端に不図示の回転体の
回転シャフトと略同径の孔10が形成され、他端に一端
より大きい大外径部11と、孔10と略同径の浅い孔1
2とが形成されている。そして、シャフト1の一端に
は、不図示の回転体の回転シャフトが嵌挿され、その回
転シャフトとシャフト1との固定には、シャフト締め付
けリング14が用いられ、シャフト1とシャフト締め付
けリング14とは嵌合した状態になっている。締め付け
リング14には、セットビス13が不図示の回転シャフ
トとシャフト1とを固定するようになっている。
【0018】また、シャフト1の他端には、スリットデ
ィスク2の一方の面がシャフト1に接着されて取り付け
られると共に、貫通孔が形成された押さえ環3がスリッ
トディスク2を挟んでシャフト83と螺合し、スリット
ディスク2を強固に固定している。スリットディスク2
には、1回転内の角度を検出する為のスリットがスリッ
トディスク2の周方向に形成されている。
【0019】支持部材6とスリットディスク2との間に
は、センサ保持台15が支持部材6上に設けられてお
り、センサ保持台15上にはスリットディスク2と僅か
な間隔を開けて光センサ16が配置されている。基板1
7は、スリットディスク2の直前にレンズ20を保持す
る照明部21が固定されている。
【0020】基板19には、出力コード24が接続され
ている。各基板17、18、19には、基板17と基板
18との間に第1ねじ案内部材25、26、不図示の2
6aと、基板18と基板19との間に第2ねじ案内部材
27、28、不図示の28aとがそれぞれ設けられてい
る。そして、各基板17、18、19は、第1ねじ案内
部材26と第2ねじ案内部材28とを介在して、ねじ3
0と雌ねじ31とで一体に固定された後、第1ねじ案内
部材25と第2ねじ案内部材27とを介在して、ねじ2
9で支持部材6の雌ねじ4に固定されると共に、不図示
の第1ねじ案内部材26aと第2ねじ案内部材28aと
を介在して、支持部材6の不図示の雌ねじ部5aに固定
される。
【0021】さらに、基板17は、支持部材6の雌ねじ
5にねじ32で固定されている。以上の様に構成された
ロータリエンコーダにおいて、スリットディスク2をシ
ャフト1と挟み、シャフト1と螺合している押さえ環3
を永久磁性材料(例えば、Fe−Cr−Co系磁性材料
等)で形成し、回転数と前記回転方向とが検出できるよ
うに、押さえ環に周方向に異なる磁性の磁極に着磁を行
う。
【0022】そして、その押さえ環3と対向するよう
に、基板17のスリットディスク2と対向する面に磁気
センサ22、23を固定して、磁気式エンコーダを形成
したものである。以下に、他の実施例を示すが、多回転
式ロータリエンコーダの構成は第1実施例と同一の構成
をしているので、部材の符号は第1実施例と同一のもの
を使用し、構成の説明は省略し、重要部分のみを説明す
る。
【0023】図2は、本発明の第2実施例を示す多回転
式ロータリエンコーダである。図2に示す様に、第2実
施例の多回転式ロータリエンコーダは、スリットディス
ク2と、永久磁性材料で形成され、かつ周方向に異なる
磁性の磁極に着磁された押さえ環3との間に、軟磁性材
料50を挟み込んだものである。スリットディスク2と
押さえ環3との間に、軟磁性材料50を挟み込むと、押
さえ環3が発する磁界が強くなり、磁気センサ22、2
3と押さえ環3との間隔が広くできるという効果が得ら
れる。
【0024】図3は、本発明の第3実施例を示す多回転
式ロータリエンコーダである。図3に示す様に、多回転
式ロータリエンコーダは、金属性の押さえ環51の表面
に磁性材料52を塗布し、その磁性材料52に周方向に
異なる磁性の磁極の着磁を行い、本発明の第1実施例と
同等の効果をもたせたものである。図4は、本発明の第
4実施例を示す多回転式ロータリエンコーダである。
【0025】図4に示す様に、多回転式ロータリエンコ
ーダは、1回転以内の角度を検出すう手段に磁気式エン
コーダを用いたものである。磁気式エンコーダは、光学
式エンコーダのスリットディスクの替わりに、磁気スケ
ール54に磁気パターンを形成したものである。磁気ス
ケール54をシャフト1に固定した際、シャフト1の回
転数と回転方向とを検出する第1磁気センサ22、23
の他にも、上記磁気スケール54に形成された磁気パタ
ーンの相対移動から回転角度を検出する第2磁気センサ
53を設ける必要がある。
【0026】
【発明の効果】以上の様に本発明によれば、1回転以内
の角度を検出する光学式エンコーダのスリットディスク
の押さえ環を永久磁性材料で形成し、その押さえ環に所
定のパルスの着磁を行ったので、磁気式エンコーダの磁
石を設ける必要がなく、エンコーダ全体の形状を小さく
することができる。
【0027】しかも、押さえ環と磁気式エンコーダ用磁
石とが兼用されているので、スリットディスクが高回転
しても離脱することがなくなると共に、簡単な構造の多
回転式ロータリエンコーダを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施例を示すロータリエンコ
ーダの要部断面図である。
【図2】本発明による第2実施例を示すロータリエンコ
ーダの要部断面図である。
【図3】本発明による第3実施例を示すロータリエンコ
ーダの要部断面図である。
【図4】本発明による第4実施例を示すロータリエンコ
ーダの要部断面図である。
【図5】従来のロータリエンコーダの正面図である。
【符号の説明】
1 シャフト 2 スリットディスク 3 押さえ環 20 照明部 15 光センサ 22、23 磁気センサ 50 軟磁性材料 52 磁性材料 54 磁気ディスク 53 第2磁気センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転検出用磁石と磁気センサとから構成さ
    れ、シャフトの1回転以上の回転数と回転方向とを検出
    する磁気式エンコーダと、スリットディスクと検出部と
    から構成され、前記シャフトの1回転以内の角度を検出
    する光学式エンコーダと、前記スリットディスクを前記
    シャフトに固定する押さえ部材とを備え、前記磁気式エ
    ンコーダと前記光学式エンコーダとがそれぞれ検出する
    検出信号にもとづいて前記シャフトの多回転の角度を検
    出する多回転式ロータリエンコーダにおいて、 前記押さえ部材は、磁性材料で形成され、かつ前記回転
    数と前記回転方向とを検出するのに必要な磁性の磁極が
    着磁されることにより、前記回転検出用磁石としての機
    能を有することを特徴とする多回転式ロータリエンコー
    ダ。
  2. 【請求項2】前記スリットディスクと前記押さえ部材と
    の間に軟磁性材料を設けたことを特徴とする請求項1に
    記載の多回転式ロータリエンコーダ。
JP4165774A 1992-06-24 1992-06-24 多回転式ロータリエンコーダ Pending JPH063159A (ja)

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JP4165774A JPH063159A (ja) 1992-06-24 1992-06-24 多回転式ロータリエンコーダ

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JPH063159A true JPH063159A (ja) 1994-01-11

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JP4165774A Pending JPH063159A (ja) 1992-06-24 1992-06-24 多回転式ロータリエンコーダ

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JP (1) JPH063159A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005274249A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Samutaku Kk エンコーダ
JP2019045450A (ja) * 2017-09-07 2019-03-22 株式会社ニコン エンコーダ装置、駆動装置、ステージ装置、及びロボット装置

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JP2005274249A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Samutaku Kk エンコーダ
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