JP2011149532A - 回転センサ付き転がり軸受装置 - Google Patents

回転センサ付き転がり軸受装置 Download PDF

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浩二 北畑
Satoyuki Takei
智行 武井
Noboru Niiguchi
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Abstract

【課題】内輪と外輪と回転センサを備えた回転センサ付き転がり軸受装置において、回転センサ部の軸受装置外部への張り出しを無くし、より小型化が可能な回転センサ付き転がり軸受装置を提供する。
【解決手段】転動体を挟むように外輪RGと内輪RNとの間の空間を密封する一対の環状密封部材21、31と、中央部が開口した円板状の形状を有して外輪と内輪との間の空間において全周に亘って一方の環状密封部材に取付けられて全周に亘って誘導電極及び電位検出電極が形成された環状固定子20と、環状固定子の一部と対向するように、環状固定子が固定されていない側となる外輪または内輪に、誘電体で形成された保持部材12を介して固定されて櫛歯状電極が形成された移動子10と、を備え、環状固定子が取付けられている環状密封部材、及び当該環状密封部材を外輪または内輪のいずれか一方に固定している第1の環状保持部材22は、誘電体で形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転センサ付き転がり軸受装置に関する。
近年では、内輪と外輪とが互いに回転自在に構成された転がり軸受装置が種々の機器に利用されている。また、内輪あるいは外輪の回転を検出するための光式や磁気式の回転センサが組み付けられた回転センサ付き転がり軸受装置も多数存在する。
例えば特許文献1に記載された従来技術には、図4に示すように、内輪RNと外輪RGとが転動体BTを介して互いに相対的に回転可能に構成された軸受部110と、内輪RNと外輪RGとの相対的な回転を検出する磁気式の回転センサ部120と、を備えた回転センサ付き転がり軸受装置100が開示されている。内輪RNには芯金105を介してパルサリング104が固定され、外輪RGにはセンサケース107及びセンサケース固定リング106を介して磁気センサ108が固定され、磁気センサ108とパルサリング104にて外輪に対する内輪の回転(または内輪に対する外輪の回転)を検出している。
また、薄型・小型化が可能な変位測定用センサとして、例えば特許文献2に記載された従来技術には、誘導電極及び電位検出電極が長手方向に形成された平板状の固定子と、電極が形成された平板状の移動子とで静電エンコーダを構成し、移動子を長手方向に移動させた際に発生する固定子の電位検出電極の電位の変化を検出して移動子の変位量を測定可能な静電型エンコーダが開示されている。
特開2002−40037号公報 特開2005−221472号公報
特許文献1に記載された従来の(磁気式)回転センサ付き転がり軸受装置は、図4に示すように軸受部110に対して回転センサ部120が回転軸CZ方向に大きく張り出し、回転センサ付き転がり軸受装置100を収容するための多大なスペースが必要となるので好ましくない。例えば既存の軸受装置(回転センサ無し)から回転センサ付き転がり軸受装置100に交換しようとした場合、用意されたスペースに収まらない場合もある。
なお、磁気式の回転センサの代わりに光式の回転センサを用いたとしても、特許文献1に記載されている磁気センサと同様、検知部(光式の場合、発光部と受光部)の小型化に限界があるので、特許文献1と同様に、回転センサ部120が軸受装置外部に張り出してしまう。
また特許文献2に開示されている従来技術には、実際の転がり軸受装置の回転センサとして静電エンコーダを適用した回転センサ付き転がり軸受装置が開示されていない。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、内輪と外輪と回転センサを備えた回転センサ付き転がり軸受装置において、回転センサ部の軸受装置外部への張り出しを無くし、より小型化が可能な回転センサ付き転がり軸受装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための手段として、本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの回転センサ付き転がり軸受装置である。
請求項1に記載の回転センサ付き転がり軸受装置は、外輪及び内輪と、前記外輪と前記内輪との間に収容される複数の転動体と、前記内輪に対する前記外輪の相対的な回転、または前記外輪に対する前記内輪の相対的な回転、を検出する回転センサと、を備えた回転センサ付き転がり軸受装置において、前記外輪または前記内輪のいずれか一方に第1の環状保持部材を介して固定されて前記外輪と前記内輪との間の空間において全周に亘って前記転動体を挟むように密封する、一対の環状密封部材と、中央部が開口した円板状の形状を有し、一方の前記環状密封部材に、前記外輪と前記内輪との間の空間において全周に亘って取り付けられ、全周に亘って誘導電極及び電位検出電極が形成されている環状固定子と、前記環状固定子の一部と対向するように前記環状固定子が固定されていない側となる外輪または内輪に、誘電体で形成された保持部材を介して固定されるとともに櫛歯状電極が形成されている移動子と、を備え、前記環状固定子が取り付けられている前記環状密封部材、及び当該環状密封部材を前記外輪または前記内輪のいずれか一方に固定している第1の環状保持部材は、誘電体で形成されている回転センサ付き転がり軸受装置である。
また、本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの回転センサ付き転がり軸受装置である。
請求項2に記載の回転センサ付き転がり軸受装置は、外輪及び内輪と、前記外輪と前記内輪との間に収容される複数の転動体と、前記内輪に対する前記外輪の相対的な回転、または前記外輪に対する前記内輪の相対的な回転、を検出する回転センサと、を備えた回転センサ付き転がり軸受装置において、前記外輪または前記内輪のいずれか一方に第1の環状保持部材を介して固定されて前記外輪と前記内輪との間の空間において全周に亘って前記転動体を挟むように密封する、一対の環状密封部材と、円筒状の形状を有し、第2の環状保持部材を介して前記外輪と前記内輪との間の空間において全周に亘って取り付けられ、全周に亘って誘導電極及び電位検出電極が形成されている環状固定子と、前記環状固定子の一部と対向するように前記環状固定子が固定されていない側となる外輪または内輪に、誘電体で形成された保持部材を介して固定されるとともに櫛歯状電極が形成されている移動子と、を備え、前記環状固定子が取り付けられている第2の環状保持部材は、誘電体で形成されている回転センサ付き転がり軸受装置である。
また、本発明の第3発明は、請求項3に記載されたとおりの回転センサ付き転がり軸受装置である。
請求項3に記載の回転センサ付き転がり軸受装置は、請求項1に記載の回転センサ付き転がり軸受装置であって、前記環状固定子が取り付けられている一方の前記環状密封部材に、全周に亘って前記誘導電極及び前記電位検出電極がパターン印刷にて形成されていることで、一方の前記環状密封部材と前記環状固定子とが兼用されている回転センサ付き転がり軸受装置である。
また、本発明の第4発明は、請求項4に記載されたとおりの回転センサ付き転がり軸受装置である。
請求項4に記載の回転センサ付き転がり軸受装置は、請求項2に記載の回転センサ付き転がり軸受装置であって、前記環状固定子が取り付けられている第2の環状保持部材に、全周に亘って前記誘導電極及び前記電位検出電極がパターン印刷にて形成されていることで、第2の環状保持部材と前記環状固定子とが兼用されている回転センサ付き転がり軸受装置である。
また、本発明の第5発明は、請求項5に記載されたとおりの回転センサ付き転がり軸受装置である。
請求項5に記載の回転センサ付き転がり軸受装置は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の回転センサ付き転がり軸受装置であって、前記移動子と前記環状固定子、または前記移動子は、薄いシート状であり、前記外輪と前記内輪との間の空間内に、前記環状固定子と前記移動子とが収容されている回転センサ付き転がり軸受装置である。
請求項1に記載の回転センサ付き転がり軸受装置を用いれば、中央部が開口した円板状の環状固定子と、移動子とで構成した静電エンコーダにて、回転センサ部を大幅に薄くすることが可能であり、回転センサ部の軸受装置外部への張り出しをほとんど無くすことができ、回転センサ付き転がり軸受装置をより小型化することができる。
また、環状密封部材に環状固定子を取り付けることで、環状固定子を保持する部品を増やすことなく、環状固定子をより適切な位置に安定的に保持することができる。
また、一般的な転がり軸受装置では第1の環状保持部材が金属(導体)であるが、誘電体で第1の環状保持部材を形成することで、回転検出精度への影響を、より小さくすることができる。
また、請求項2に記載の回転センサ付き転がり軸受装置を用いれば、円筒状の環状固定子と、移動子とで構成した静電エンコーダにて、回転センサ部を非常にコンパクトにすることが可能であり、回転センサ部の軸受装置外部への張り出しをほとんど無くすことができ、回転センサ付き転がり軸受装置をより小型化することができる。
また、誘電体で第2の環状保持部材を形成することで、回転検出精度への影響を、より小さくすることができる。
また、請求項3に記載の回転センサ付き転がり軸受装置によれば、一方の環状密封部材と環状固定子とを兼用するので、回転センサ付き転がり軸受装置を更に小型化することが可能となる。
また、請求項4に記載の回転センサ付き転がり軸受装置によれば、第2の環状保持部材と環状固定子とを兼用するので、回転センサ付き転がり軸受装置を更に小型化することが可能となる。
また、請求項5に記載の回転センサ付き転がり軸受装置によれば、円板状または円筒状の固定子と移動子(または移動子)をシート状として外輪と内輪の間の空間に移動子と固定子を収容することで、従来の回転センサ無し転がり軸受装置に対してほぼ同じサイズの回転センサ付き転がり軸受装置を実現することができるので非常に便利である。
本発明の回転センサ付き転がり軸受装置1の正面図(A)、断面図(B)、正面図から環状固定子20と移動子10を抜き出した図(C)の例である。 環状固定子20と移動子10の例を説明する図である。 回転センサ付き転がり軸受装置の他の例を説明する図である。 従来の(磁気式)回転センサ付き転がり軸受装置100の例を説明する図である。
以下に本発明を実施するための形態を図面を用いて説明する。図1(A)は、本発明の回転センサ付き転がり軸受装置1の一実施の形態を説明する正面図である。また図1(B)は、図1(A)のAA断面図を示しており、図1(C)は図1(A)から環状固定子20と移動子10を抜き出した図である。
●[第1の実施の形態(図1、図2)]
次に図1、図2を用いて、本発明の回転センサ付き転がり軸受装置1の第1の実施の形態について説明する。
図1(A)及び(B)に示すように、回転センサ付き転がり軸受装置1は、外輪RGと内輪RNと、外輪RGと内輪RNとの間に収容されている複数の転動体BT(鋼球、円筒ころ等)と、環状固定子20と移動子10を有する回転センサを備えている。回転センサは、内輪RNに対する外輪RGの相対的な回転、あるいは外輪RGに対する内輪RNの相対的な回転を検出可能である。なお、複数の転動体BTは、ホールド部材BHにて互いの間隔が一定に保持されている。
なお、図1及び図2にて説明する第1の実施の形態では、環状固定子20を外輪RGに固定した例を示しており、この例では外輪RGを固定して内輪RNを回転させる。
図1(B)に示すように、環状密封部材21、31(一対の環状密封部材)は、第1の環状保持部材22、32を介して外輪RG(または内輪RNのいずれか一方)に固定され、外輪RGと内輪RNとの間の空間において全周に亘って転動体BTを挟み込むように密封している。
環状密封部材21、31はゴム等の弾性体で形成されており、先端の鋭角部にて(内輪RNとの)摩擦を低減しながら外輪RGと内輪RNとの間の空間を密封する。
そして中央部が開口した円板状のシート状の環状固定子20が、一方の環状密封部材(この場合、環状密封部材21)に、外輪RGと内輪RNとの間の空間の全周に亘って取り付けられている。なお、図1(C)に示すように、後述する誘導電極や電位検出電極への配線40が環状固定子20から引き出されている。
更にシート状の移動子10(この場合、形状は扇形(図2参照))が、環状固定子20の一部と対向するように、保持部材12を介して環状固定子20が固定されていない側となる外輪RGまたは内輪RNに固定されている(この場合、内輪RNに固定されている)。
次に図2を用いて環状固定子20と移動子10の構造について説明する。
環状固定子20には、誘電体で形成されたシート状のベース20a(反りや変形を防止する樹脂シート等)に、薄膜状の誘導電極20b、20cと、電位検出電極20dが形成されている。
誘導電極20b、20cは交流電源部60の端子U、Vに接続されており、電位検出電極20dから引き出された配線A、Cは、複素数成分を有する検出信号の実数部を検出する検出回路(検出手段50)に接続され、電位検出電極20dから引き出された配線B、Dは、複素数成分を有する検出信号の虚数部を検出する検出回路に接続される。
移動子10は、環状固定子20に対して所定間隔ΔD(図1(B)参照)を保持するように設けられており、誘電体で形成されたシート状のベース10a(反りや変形を防止する樹脂シート等)に、薄膜状の櫛歯状電極10b、10cが形成されている。
なお、環状固定子20及び移動子10の構造及び検出回路と変位量の計算方法等の詳細については、特開2005−221472に記載されている固定子及び移動子等と同様であるので、以下、説明を省略する。
第1の実施の形態にて説明した回転センサ付き転がり軸受装置1では、(シート状の)環状固定子20を環状密封部材21に取り付けることで、より適切な位置に、安定的に環状固定子20を保持することができ、移動子10との間の所定間隔ΔDを一定に保持し易い。
また、環状密封部材21を外輪RG(または内輪RN)に固定する環状保持部材22を樹脂材等の誘電体で形成(従来では金属等の導体で形成されていた)することで、検出信号への影響をより小さくし、より高い検出精度を確保することができる(なお、環状密封部材21も誘電体で形成している)。
また、環状固定子20と移動子10をシート状とすることで、図1(B)に示すように、外輪RGと内輪RNとの間の空間内に、第1の環状保持部材22、32と環状密封部材21、31に加えて、環状固定子20と移動子10(回転センサ部)を収容することが可能であり、回転センサ部の軸受装置外部への張り出しがほとんど無い、回転センサ付き転がり軸受装置1を容易に実現することができる。
●[第2の実施の形態(図3(A))]
次に図3(A)を用いて、回転センサ付き転がり軸受装置1の第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態の回転センサ付き転がり軸受装置1は、内輪RNを固定して外輪RGを回転させるものであり、内輪RNに第1の環状保持部材22、32と環状密封部材21、31と環状固定子20が取り付けられ、外輪RGに保持部材12と移動子10が取り付けられている点が第1の実施の形態とは異なり、他の点については第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
また、第1及び第2の実施の形態では、環状密封部材21に(移動子10と対向する側に)誘導電極20b、20c及び電位検出電極20dをパターン印刷して環状固定子20と環状密封部材21とを兼用するようにしてもよい。また、保持部材12に(環状固定子20と対向する側に)櫛歯状電極10b、10cをパターン印刷して移動子10と保持部材12とを兼用するようにしてもよい。
●[第3の実施の形態(図3(B))]
次に図3(B)を用いて、回転センサ付き転がり軸受装置1の第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態の回転センサ付き転がり軸受装置1は、第1の実施の形態と同様に外輪RGを固定して内輪RNを回転させるものであるが、環状固定子20の形状が円筒状であり、環状固定子20と移動子10との対向方向が回転軸CZに直交する方向である点が第1の実施の形態と異なる。
第1の実施の形態では、環状固定子20と移動子10との対向方向が回転軸CZ方向であったため、環状固定子20の形状は図2に示すように中央部が開口した円板状であった。しかし、第3の実施の形態では、環状固定子20と移動子10との対向方向が回転軸CZに直交する方向であるため、環状固定子の形状が円筒状である。そして環状固定子20(全周に亘って誘導電極20b、20c、及び電位検出電極20dが形成されている)は円筒状の第2の環状保持部材23を介して外輪RGに取り付けられている。なお、第2の環状保持部材23及び保持部材12は誘電体(絶縁体)で形成されている。
そして円筒状の環状固定子20の一部と対向するように、円弧状の取り付け面を有する保持部材12を介して内輪RNに移動子10が取り付けられている。
その他の点については第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
●[第4の実施の形態(図3(C))]
次に図3(C)を用いて、回転センサ付き転がり軸受装置1の第4の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態の回転センサ付き転がり軸受装置1は、第3の実施の形態に対して、内輪RNを固定して外輪RGを回転させるものであり、内輪RNに第1の環状保持部材22、32と環状密封部材21、31と第2の環状保持部材23と環状固定子20が取り付けられ、外輪RGに保持部材12と移動子10が取り付けられている点が異なり、他の点については第3の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
なお、第3及び第4の実施の形態では、環状密封部材21に環状固定子20を取り付けていないので、第1の環状保持部材22、32と環状密封部材21、31は、外輪RGと内輪RNのどちらに取り付けてもよい。
また、第3及び第4の実施の形態では、第2の環状保持部材23の円筒面に(移動子10と対向する側に)誘導電極20b、20c及び電位検出電極20dをパターン印刷して環状固定子20と第2の環状保持部材23とを兼用するようにしてもよい。また、保持部材12の円弧面に(環状固定子20と対向する側に)櫛歯状電極10b、10cをパターン印刷して移動子10と保持部材12とを兼用するようにしてもよい。
以上、第1〜第4の実施の形態にて説明した回転センサ付き転がり軸受装置1は、図4に示す従来の回転センサ付き転がり軸受装置100に対して、部品点数の削減と大幅な小型化と軽量化を実現している。特に、回転センサ部の軸受装置外部への張り出しがほとんど無く、回転センサ部(環状固定子20と移動子10)をシート状とすることで、外輪と内輪との間の空間内に収容できるので、回転センサを備えていない従来の転がり軸受装置とほぼ同等のサイズとなり、非常に便利である。また、部品点数が少ないので、回転センサ付き転がり軸受装置1の組み付け工数も削減される。
本発明の回転センサ付き転がり軸受装置1は、本実施の形態で説明した外観、構成、構造、処理等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
本実施の形態にて説明した回転センサ付き転がり軸受装置1は、車両のステアリングシステムのモータ回転の回転センサ部等、種々の用途に利用することができる。
また、本実施の形態にて説明した回転センサ付き転がり軸受装置1は、回転センサ部の軸受装置外部への張り出しがほとんど無いので、新たに回転センサが必要となった軸受装置(回転センサを備えていない軸受装置)と交換して配線するだけで回転センサを追加することができるので、非常に便利である。
1 回転センサ付き転がり軸受装置
10 移動子
10a ベース
10b、10c 櫛歯状電極
20 環状固定子
20a ベース
20b、20c 誘導電極
20d 電位検出電極
21、31 環状密封部材
22、32 第1の環状保持部材
23 第2の環状保持部材
CZ 回転軸
RG 外輪
RN 内輪
BT 転動体

Claims (5)

  1. 外輪及び内輪と、
    前記外輪と前記内輪との間に収容される複数の転動体と、
    前記内輪に対する前記外輪の相対的な回転、または前記外輪に対する前記内輪の相対的な回転、を検出する回転センサと、を備えた回転センサ付き転がり軸受装置において、
    前記外輪または前記内輪のいずれか一方に第1の環状保持部材を介して固定されて前記外輪と前記内輪との間の空間において全周に亘って前記転動体を挟むように密封する、一対の環状密封部材と、
    中央部が開口した円板状の形状を有し、一方の前記環状密封部材に、前記外輪と前記内輪との間の空間において全周に亘って取り付けられ、全周に亘って誘導電極及び電位検出電極が形成されている環状固定子と、
    前記環状固定子の一部と対向するように前記環状固定子が固定されていない側となる外輪または内輪に、誘電体で形成された保持部材を介して固定されるとともに櫛歯状電極が形成されている移動子と、を備え、
    前記環状固定子が取り付けられている前記環状密封部材、及び当該環状密封部材を前記外輪または前記内輪のいずれか一方に固定している第1の環状保持部材は、誘電体で形成されている、
    回転センサ付き転がり軸受装置。
  2. 外輪及び内輪と、
    前記外輪と前記内輪との間に収容される複数の転動体と、
    前記内輪に対する前記外輪の相対的な回転、または前記外輪に対する前記内輪の相対的な回転、を検出する回転センサと、を備えた回転センサ付き転がり軸受装置において、
    前記外輪または前記内輪のいずれか一方に第1の環状保持部材を介して固定されて前記外輪と前記内輪との間の空間において全周に亘って前記転動体を挟むように密封する、一対の環状密封部材と、
    円筒状の形状を有し、第2の環状保持部材を介して前記外輪と前記内輪との間の空間において全周に亘って取り付けられ、全周に亘って誘導電極及び電位検出電極が形成されている環状固定子と、
    前記環状固定子の一部と対向するように前記環状固定子が固定されていない側となる外輪または内輪に、誘電体で形成された保持部材を介して固定されるとともに櫛歯状電極が形成されている移動子と、を備え、
    前記環状固定子が取り付けられている第2の環状保持部材は、誘電体で形成されている、
    回転センサ付き転がり軸受装置。
  3. 請求項1に記載の回転センサ付き転がり軸受装置であって、
    前記環状固定子が取り付けられている一方の前記環状密封部材に、全周に亘って前記誘導電極及び前記電位検出電極がパターン印刷にて形成されていることで、一方の前記環状密封部材と前記環状固定子とが兼用されている、
    回転センサ付き転がり軸受装置。
  4. 請求項2に記載の回転センサ付き転がり軸受装置であって、
    前記環状固定子が取り付けられている第2の環状保持部材に、全周に亘って前記誘導電極及び前記電位検出電極がパターン印刷にて形成されていることで、第2の環状保持部材と前記環状固定子とが兼用されている、
    回転センサ付き転がり軸受装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の回転センサ付き転がり軸受装置であって、
    前記移動子と前記環状固定子、または前記移動子は、薄いシート状であり、
    前記外輪と前記内輪との間の空間内に、前記環状固定子と前記移動子とが収容されている、
    回転センサ付き転がり軸受装置。

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