JPH07117248B2 - 反射式石油ストーブの上部安全装置 - Google Patents

反射式石油ストーブの上部安全装置

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JPH07117248B2
JPH07117248B2 JP19476088A JP19476088A JPH07117248B2 JP H07117248 B2 JPH07117248 B2 JP H07117248B2 JP 19476088 A JP19476088 A JP 19476088A JP 19476088 A JP19476088 A JP 19476088A JP H07117248 B2 JPH07117248 B2 JP H07117248B2
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dissipation plate
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の目的) この発明は、反射式石油ストーブの使用中に、不用意に
何か可燃物が上部あるいは上部から前方に被さり、燃上
がってしまわないようにするための安全装置に関するも
のであって、、該ストーブの上部に装着してその表面温
度が可燃温度に達してしまわないようにする新規な構造
の安全装置を提供しようとするものである。
(従来技術) 冬期間には石油ストーブ、それも反射式の石油ストーブ
による火災が後を断たない。特に日照時間の少ない降雪
地帯では、乾き難かったり、急いで乾かす必要のなる洗
濯物の場合、火災については十分注意をはらうつもり
で、ついついストーブの上やその近くに吊るして乾かす
ことがあって、それが急な電話や来訪者の応対、あるい
は他の部屋の掃除等といったことで、うっかり干してあ
る部屋を離れてしまっている最中に、運悪くその干して
あるものがストーブからの上昇気流に煽られてストーブ
上に落ち、僅かの中に燃上がって火事になってしまった
というのが殆どの原因である。
したがって、何よりもストーブの近くに物を干さないと
いうのがこの種の火事を防止する最も有力な予防方法と
いうことになるが、実際上では、日照時間の少ない降雪
地帯の物干しについて、全くそれをしないで済ますよう
にすることは殆ど不可能に近いことであって、今後とも
同じような火事が相次ぐ虞を秘めているといえる。
これまでに、このような事態の発生を考慮して何らかの
対策をした反射式石油ストーブが提供されたことはな
く、精々幼児が触れて火傷をしないようにする囲い状の
ストーブガードが提供されているに過ぎず、したがっ
て、上記したようは不測の事態については、現在までの
ところ全く対処するものがないというのが実情のようで
ある。
そこで、この発明では、積極的にそのような事態に遭遇
しても事実上燃え上がることがないようにする特別の安
全装置の開発に取組み、以下において詳述するとおりの
全く新規な構造からなる反射式石油ストーブの上部安全
装置の開発に成功したものである。
(発明の構成) 図面に示すこの発明を代表する幾つかの実施例からも明
確に理解されるように、この発明の反射式石油ストーブ
の上部安全装置は、基本的に次のような構成から成るも
のである。
即ち、反射式石油ストーブにおけるストーブ本体Sの上
部平面形に略匹敵する平面形の放熱板1,2,3を、適宜上
下間隔をおいて少なくとも3層構造に組合わせ、その中
の中間に位置する放熱板2をストーブ本体Sの前方方向
に引出し自在に形成する一方、最下部に位置する放熱板
3を適宜手段でストーブ本体Sの上部に仮着し得る如く
してなる反射式石油ストーブの上部安全装置である。
放熱板1,2,3は、実施例では3層構造のもので実現され
た例で示されているが、必要があれば4層、5層等と層
数を増やすことができる。それら各放熱板1,2,3……
は、夫々ストーブ本体Sの平面形に略匹敵する形の枠体
の中に、燃焼筒S1のマントルS2から放たれる熱を空中に
放出してしまうのに都合のよい素材を張設し、それら相
互を適当空間、例えば、5〜10mm前後の上下間隔が確保
されるようにして積層構造を実現するものである。実施
例では、各枠体の四隅を螺入棒7で固定するようにして
その上下間隔が確保されるようにしてある。
そして、その中の中間(最上位に位置するものと最下位
に位置するものとを除いた位置)に位置する一つの放熱
板2は、第1図斜視図に示されているように、単独で前
方に引き出し得るよう、スライド枠25が組み合わされた
構造のものとする。
また、最下位に位置する放熱板3は、第2図縦断面図に
示されているように、ストーブ本体Sの上面に固定でき
るような固定部4,5を形成したものと成し、不用意に外
れてしまわないように計画されたものとしなければなら
ない。実施例では、ストーブ本体Sの大きさに応じて対
応可能とするよう、後方側の固定部5が引っ張りバネ6
で規制された伸縮自在構造のものに形成された例のもの
としている。
以下、図面に示す実施例でより具体的にその構成を説示
する。
(実施態様1) この例によるものは、放熱板1,2,3の構造に係わるもの
で、第1図全体斜視図、第2図縦断面図に示されている
ように、放熱板1,2,3が、枠体14,24,34内に細かい網
目、例えば100〜150メッシュ前後の網目からなるステン
レス製網状体からなる放熱材11,21,31の網状体を張設し
てなるものとした反射式石油ストーブの上部安全装置で
ある。
ストーブの火力にもよるが、通常の状態、即ち燃焼筒の
マントルから炎が立上がらず、マントルだけが赤熱化し
ている状態で、70メッシュ程度の網状体三層では物に発
火してしまう虞があり、それ以上に細かい目の網状体を
採用したものとするか、更に層を増やしたものとする必
要がある。
(実施態様2) この例によるものは、放熱板1,2,3の構造に係わる他の
実施例によるもので、第3図全体斜視図、第4図要部拡
大断面図、第5図要部拡大平面図に示されているよう
に、放熱板1,2,3が、放熱フィン12,22,32の多数形成さ
れた枠付放熱板からなるものとした反射式石油ストーブ
の上部安全装置の例である。
図示の例では、放熱フィン12,22,32部分と枠体14,24,34
とが一体のものとして示されているが、必要に応じて別
体のものとして形成し、組立て、解体自在のものとして
形成するようにすることも勿論可能である。そして、そ
れらは、鋼材製あるいはアルミニュウム製等適宜熱伝導
性の良い不燃材料で、各放熱フィン12,22,32間に通気孔
13,23,33を多数形成したものとする。
(実施態様3) 次は、第6図縦断面図、第7図分解斜視図に示されてい
るように、ストーブ本体Sとの取り付き構造に特徴のあ
るもので、反射式石油ストーブにおけるストーブ本体S
上部平面形に略匹敵する平面形の放熱板1,2,3を、適宜
上下間隔をおいて少なくとも3層構造に組合わせ、その
中の中間に位置する放熱板2をストーブ本体S前方方向
に引出し自在に形成する一方、最下部に位置する放熱板
3の後方適所には蝶番8を取着し、該蝶番8をストーブ
本体上部仮着用の取付け枠9に接続、固定してなる反射
式石油ストーブの上部安全装置である。
この例によるものでは、放熱板1,2,3部分がストーブ本
体Sの上面から後方側に略90度の角度で回動し、ヤカン
等をかけておく場合に便宜が図れるように工夫してあ
る。
仮着用の取付け枠9は、実施態様1で示した固定部4,5
と同じように、後方側の固定部5が引っ張りバネ6で規
制されて伸縮自在となる構造によって形成されている。
(作用効果) 以上のような構成から成るこの発明の反射式石油ストー
ブの上部安全装置は、その固定部4,5をストーブ本体S
の上面前後端に仮着し、その場を離れるような時には、
中間の放熱板2を前方一杯に引き出しておく。すると、
燃焼筒S1のマントルS2から放たれる熱は、同上面を加熱
した後、安全装置の放熱板3,2,1の順に経由し、その都
度空中に放熱される結果、最上位に位置する放熱板1の
上面では、直接手を当てていてもそれほど熱く感じない
程度までに温度が下がってしまうことから、仮令何かの
拍子に同所に物が被さったとしても決して着火してしま
うようなことがなくなる。
その際、ストーブ本体Sの上面前方には、中間部分の放
熱板2が庇状に迫り出した形となっているから、被さっ
たものはストーブ本体Sの前面からかなり離れたところ
に垂れ下がる形となって着火するほどの熱量を受けるこ
とにならないので、全体として極めて安全な状態を確保
できることになる。
放熱板1,2,3が、網状体で形成されたものの場合、既存
の素材を使って簡単に製造可能であって安価に提供でき
る効果があり、また特別の放熱フィン12,22,32を有する
放熱板によるものの場合には、該放熱フィン12,22,32の
薄さや高さを予め効率的なものとして形成することがで
き、より一層放熱効果の高いものとすることができる。
また、放熱板1,2,3全体をストーブ本体Sの上面後方側
に回動するようにした構造のものの場合、ヤカンをかけ
て湯を沸かしたり、鍋等で煮炊きする必要に際してこの
安全装置が邪魔になることもなく、通常の使用状態が随
時確保可能となって極めて便利なものとなる。
しかも、この安全装置の放熱効果は、ストーブ回りを極
めて柔らかく暖めるという副次的な効果にも繋がり、安
全装置でありながら実際の暖房効果上でも有利になると
いう特徴も発揮することになる。
叙上の如く、この発明の反射式石油ストーブの上部安全
装置は、極めて簡潔な構造でこれまで実現されたことの
ないストーブ上面の安全を確保できるものであり、降雪
地帯のように未だ反射式石油ストーブの熱に頼って物を
乾かさざるを得ない地方の安全対策に大いに寄与するも
のとなることが予想される。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明を代表する実施例に基づくものであ
り、第1図は、その全体斜視図、第2図は、使用状態に
おける縦断面図、第3図は、他の実施例によるものの1
放熱板だけを示す斜視図、第4図は、同要部拡大縦断面
図、第5図は、同要部拡大平面図、第6図は、他の実施
例によるものの使用状態縦断面図、第7図は、その分解
斜視図である。 1,2,3……放熱板、11,21,31……同網状体、12,22,32…
…同放熱フィン、13,23,33……同通気孔、14,24,34……
同枠体、25……スライド枠、4,5……固定部、6……引
っ張りバネ、7……螺子棒、8……蝶番、9……取り付
け枠、S……ストーブ本体、S1……同燃焼筒、S2……同
マントル。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反射式石油ストーブにおけるストーブ本体
    上部平面形に略匹敵する平面形の放熱板を、適宜上下間
    隔をおいて少なくとも3層構造に組合わせ、その中の中
    間に位置する放熱板をストーブ本体前方方向に引出し自
    在に形成する一方、最下部に位置する放熱板を適宜手段
    でストーブ本体上部に仮着し得る如くしてなる反射式石
    油ストーブの上部安全装置。
  2. 【請求項2】反射式石油ストーブにおけるストーブ本体
    上部平面形に略匹敵する平面形の放熱板を、適宜上下間
    隔をおいて少なくとも3層構造に組合わせ、その中の中
    間に位置する放熱板をストーブ本体前方方向に引出し自
    在に形成する一方、最下部に位置する放熱板の後方適所
    には蝶番を取着し、該蝶番をストーブ本体上部仮着用の
    取付け枠に接続、固定してなる反射式石油ストーブの上
    部安全装置。
  3. 【請求項3】各放熱板が、枠体内に細かい網目の網状体
    を張設してなるものとした特許請求の範囲第1または2
    項記載の反射式石油ストーブの上部安全装置。
  4. 【請求項4】各放熱板が、放熱フィンの多数形成された
    枠付放熱板からなるものとした特許請求の範囲第1また
    は2項記載の反射式石油ストーブの上部安全装置。
JP19476088A 1988-08-03 1988-08-03 反射式石油ストーブの上部安全装置 Expired - Lifetime JPH07117248B2 (ja)

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