JP3437190B2 - 触媒バーナーを有する加熱装置 - Google Patents

触媒バーナーを有する加熱装置

Info

Publication number
JP3437190B2
JP3437190B2 JP16922692A JP16922692A JP3437190B2 JP 3437190 B2 JP3437190 B2 JP 3437190B2 JP 16922692 A JP16922692 A JP 16922692A JP 16922692 A JP16922692 A JP 16922692A JP 3437190 B2 JP3437190 B2 JP 3437190B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalytic
combustion
heat
receiver
upstream
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP16922692A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05187618A (ja
Inventor
ジャン−ジャック・ティボウ
アーヴェイ・ブヴァール
ダニエル・デミリエール−ヴィルネイ
ジャン−クロウド・ピヴォ
ニノ・ウーバノ
Original Assignee
アプリケーション・デ・ガズ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アプリケーション・デ・ガズ filed Critical アプリケーション・デ・ガズ
Publication of JPH05187618A publication Critical patent/JPH05187618A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3437190B2 publication Critical patent/JP3437190B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23DBURNERS
    • F23D14/00Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
    • F23D14/12Radiant burners
    • F23D14/18Radiant burners using catalysis for flameless combustion

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Gas Burners (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Incineration Of Waste (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、触媒によるバーナーを
備えた加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術、および解決しようとする課題】”加熱装
置”は、一般に、種々の目的、例えば、調理、加熱、は
んだ付け、空気の加熱、ヘアーカールなどのために、触
媒によるバーナーの燃焼により発生する熱を使用し、
燃性ガス源に接続、またはまとめられた、持ち運び可能
な、または持ち運び不可能な装置を意味している。そし
て、一般に、目的のため、例えば、装置がはんだに使用
されるなら、半田ごての先など、上記装置を使用するの
に必要な部材を有することも可能である。
【0003】”触媒バーナー”は、触媒構造の上流で可
燃性ガスをいわゆる一次空気と混合し、この混合物が触
媒構造を通過する際に無炎燃焼させ、燃焼排気ガスを触
媒構造の下流面から排出することを可能にする装置を意
味している。
【0004】本発明にかかる、そのようなバーナー
は、”誘導空気式”バーナーと呼ばれており、可燃性
スが触媒構造をそのまま通過し、上記触媒構造の下流面
上で、周囲の空気と混合しながら無炎燃焼する、”二次
空気式”バーナーと呼ばれている触媒によるバーナーと
区別されなければならない。
【0005】”触媒構造”または触媒燃焼構造”は、
燃焼すべき混合物を通過させ、混合物が上流面から下流
面へと通過する際に、混合物に圧力降下を生じさせるの
に充分な厚さを有している構造を意味している。この構
における面は、燃焼させるべき混合物の通路の方向に
対して直角に、または横断方向に伸びている。この構造
は、燃焼させるべき混合物、可燃性ガス、および燃焼ガ
に対して不活性でありかつ触媒燃焼によって発生した
高い温度に機械的に抵抗できる担持体から構成されてい
る。
【0006】この担持体燃焼を助ける、白金、また
は白金塩などの、いわゆる触媒物質によって、直接、ま
たは間接的に、少なくともその内部面、または表面が覆
われている。
【0007】上記に定義した触媒構造は、セラミックの
ような耐熱性を備えた物質からなる切片、またはコアを
有し、多数の隣接した横断溝が形成された”ハニカム”
構造であるか、あるいは、織物タイプ、または触媒金網
の構造である
【0008】FR−A−2,621,981には、持ち
運び可能なはんだごてタイプの加熱装置が記載されてお
り、その加熱装置は、燃焼ガスを放出させるための注入
ノズル、燃焼させるべき混合物を得るために、燃焼ガス
と、一次空気とを混合させるためのベンチュリ管のよう
な部材、上記混合物を分配するためのチャンバー、およ
び分配チャンバーと通じている上流面から、燃焼排気ガ
スを除去するための下流面まで混合物によって横切られ
る”ハニカム”タイプ触媒構造とから構成された触媒バ
ーナーと、燃焼排気ガスの対流、伝導、および放射によ
る燃焼熱を受け、そして行われたはんだ操作の機能とし
て、その場所でそれを消費するために、はんだごての先
に対して、受けた熱を放散させる触媒バーナーの回りの
金属被覆とから構成されている。
【0009】さきに説明されたものを備え、誘導空気式
触媒バーナーは、高い比出力によって特徴付けられてい
る。つまり、単位面積当り10〜100W/cm2 とい
う火力である。比出力がそのように高くても、触媒構造
の面積が比較的小さいままである限り、多くの問題を生
じない。触媒構造の面積が、ある限界を越えると、直ち
に、加熱装置の高い火力が障害となる。
【0010】それは、ある一定の厚さを有する円形また
は円筒形の触媒構造においては、得られる火力が直径の
二乗に比例して増加するのに対し、バーナーで燃焼熱を
消費する熱レシーバーと壁との間で熱交換が行われる表
面積は直径に比例して増加す という事実によって、容
易に説明される。
【0011】このは、いくつかの理由により、障害の
原因となる。そのいくつかの理由とは、加熱装置の必須
構成部である触媒構造の寿命が短くなること、加熱装置
に熱からの保護手段を種々取り付けなければならないこ
と、そして、触媒構造の上流、例えば、燃焼されるべき
混合物の分配のためのチャンバーにおいて着火現象が生
じる、という理由である。
【0012】これらの理由のため、触媒構造の面積が、
さきに限定したような値、例えば、20cm2 を越える
とすぐに必ず触媒バーナーを冷却させることが必要と
なる。そのようなことを解決することが、本発明の目的
である。
【0013】加熱装置に、種々の冷却手段を取り付けた
結果、それらは、構造が複雑で、高価であるということ
から、好ましくないということが明かとなった。本願出
願人の会社は、鋭意研究を行った結果、以下に説明する
ような、本発明による解決手段を案出するに至った。
【0014】加熱装置は、主として、触媒構造の上流
を加熱する。なぜなら、触媒構造の厚さと、燃焼され
るべき混合物の通過方向とに依存して触媒構造の上流
面付近に、放射無炎燃焼フロントが形成されるからであ
。そして、触媒構造の厚さの残部は、燃焼を完全に行
わせ、排気ガスを除去する機能のみを有する
【0015】ここで、装置の冷却は、触媒構造の上流面
によって放射された熱の除去によって行われるこれを
実現するためには、装置の熱レシーバーによって熱を除
去すること、つまり、通常、触媒構造の下流に配置され
ている、熱レシーバー、燃焼によって生じた熱を一部
消費、または使用させるということが最も良い解決策で
ある
【0016】本発明では、まず始めに逆転作動、すなわ
ち、先に説明した触媒バーナーの逆 転配置を選択した。
ここで、熱レシーバーは、加熱装置の作動中、触媒構造
の放射燃焼フロントによって放出された熱エネルギーを
受けるように、触媒構造の面全体の上の、触媒構造の上
流面(下流面ではない)に面して広がっている。さら
に、レシーバーに関しては、そして上記レシーバーが、
放射フロントからの放射によって受ける熱エネルギーの
少なくとも30%を、触媒構造の上流面の反対側の面上
に放散するために、配置、および構成されている。熱レ
シーバーは、ガラスセラミックから構成されていること
が好ましい。
【0017】そのような構成により、さらに、以下に示
すような重要な利点が得られる。その利点とは、燃焼さ
れるべき混合物は、触媒構造の上流面を介して、バーナ
ーに導入されるので、最後の瞬間まで、つまりその燃焼
直前まで、触媒構造の上流面と熱的接触を持っていない
ことである。この状況下で、燃焼されるべき混合物は、
分配チャンバーにおいては比較的低温であり、これによ
り触媒構造の上流での着火現象は、明かに減少される。
【0018】触媒バーナーは、比較的低温で放射するバ
ーナーであり、さらに、本発明にかかる熱レシーバー
は、放射量がより多い面、つまり、上流面に面して配置
されているので、本発明にかかる加熱装置は、充分に高
い燃焼効率を有することとなる。
【0019】本発明にかかる装置によれば触媒構造の
上流における点火の危険性を減少させると共に、通常の
誘導空気式触媒バーナーでは決して得られない効率を実
現することが可能になる。
【0020】さらに、本発明によれば、熱レシーバー
は、以下に示すような能力を有する物質、および構造か
ら構成されている。その能力とは、触媒構造の上流面に
よる放射によって放出される熱を吸収、および受ける能
力と、この熱の少なくとも30%の割合で、吸収される
熱の移動、および/または伝導によって、触媒構造の上
流面と反対側の面から、たとえば、加熱されるべき容器
のような熱負荷に対して放散させる能力である。
【0021】特にガラスセラミック物質から製造され
た熱レシーバーは、これらの要求を完全に満足するが、
両側が黒い金属プレートも要求を満足する
【0022】本発明はまた、以下に示す技術的特徴を有
している。先ず、燃焼排気ガスのディフレクターは、上
記構造の上流ゾーンの面から、分配チャンバーの外部へ
と上記排気ガスを放出するために、触媒構造の下流面に
面して配置されている。
【0023】事実、本願出願人の会社により行われた実
験は、本発明にかかる加熱装置が、触媒燃焼によって生
成された熱のうちの優に約1/3を対流の形で、つまり
燃焼排気ガスとして放散しているということを示してい
る。その結果、被加熱物に向けて排気ガスを排出するこ
、つまり、熱レシーバーの外側から排気ガスを排出す
ることにより、加熱装置の効率を顕著に改善することが
可能である。これは、特に調理用のホットプレートタイ
プの加熱装置に対して効果的である。
【0024】とりわけ、調理用ホットプレートに関して
は、燃焼排気ガスの偏向により改善された加熱装置の効
率は、いわゆる触媒バーナーに対しては、非常に有益で
ある。その理由を以下に示す。
【0025】調理用ホットプレートの性能に関して言え
ば、調理時間をできる限り短くすること、たとえば、
の要因が全て同条件の場合、1リットルのを沸騰させ
るための時間はできる限り短いことが望ましい。この調
理時間は、装置の効率及び比出力の双方に反比例する
このため、調理時間に関して言えば効率を1%向上さ
せることは、比出力を1%向上させることと同等であ
る。しかし、比出力の増加は、一方で、触媒バーナーの
寿命を減少させ、他方で、比出力の増加傾向より顕著な
傾向で触媒構造の上流において早期の着火現象を生じさ
せる。さらに、比出力が15%増加すると、触媒構造の
寿命が、約半分に減少する。そして、これらの状況下で
は、前述のように向上した効率のおかげで、触媒バーナ
ーの比出力を一定に保ったり、制限したりすること
になる従って、調理用ホットプレートの性能を一定
に保てば、寿命触媒構造の寿命が長くなる
【0026】本発明はまた、本発明にかかる加熱装置の
効率を改善するための以下に示す手段を有している。ま
ず、燃焼排気ガスのディフレクターは、加熱装置の外壁
温度を抑制するためだけではなく、失われる燃焼排気ガ
ス中の熱の量を最小限にするために、熱的に遮断されて
いる。
【0027】さらに、本発明にかかる加熱装置は、熱交
換手段を備えている。熱交換手段は、たとえば、分配チ
ャンバーの内部と、触媒構造の上流面から放出された燃
焼排気ガスとの間に設けられた比較的低温のフィンであ
る。この手段は、加熱装置の効率改善を可能にするだ
けでなく、分配チャンバーを冷却して触媒構造の上流
おける点火の可能性を低くすることも可能にする。熱交
換フィンを用い、他の条件が同じである場合、触媒構造
の寿命は約二倍になる
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明の加熱装置は、触
媒バーナー(1)と、触媒バーナーによって発生した熱
の少なくとも一部を消費する熱レシーバー(2)とから
なり、前記触媒バーナー(1)は、可燃性ガスの流れを
送出するための手段(3)、燃焼されるべき混合物を
得るために上記可燃性ガスの流れと一次空気とを混合さ
せるための手段(4)と、上記混合物を分配するための
チャンバー(5)通じ、上記混合物、その上流面
(6a)から、燃焼排気ガスを除去するその下流面(6
b)まで通過する触媒燃焼構造(6)とから構成され
ている加熱装置であって、該加熱装置の作動時に、放射
無炎燃焼フロント(10)が触媒燃焼構造の上流面付近
に配置され、熱レシーバー(2)が、放射無炎燃焼フロ
ントによって放出された熱エネルギーを受けるように、
実質上、触媒燃焼構造の面全体の上の、触媒燃焼構造
(6)の上流面(6a)に面して広がっており、そして
上記レシーバーが、放射フロントからの放射によって受
ける熱エネルギーの少なくとも30%を、触媒 構造
の上流面(6a)の反対側の面(2b)上に放散するた
めに、配置、および構成されることにより、前記問題の
解決を図った。
【0029】
【実施例】本発明にかかる加熱装置を図面を参照して、
以下に詳しく説明する。
【0030】図1に示されている加熱装置は、一般に、
より詳しくは以下に説明する、触媒バーナー1と、ガラ
ス−セラミックの環状ディスクによって構成されている
熱レシーバー2とから構成されている。この熱レシーバ
ー2は、触媒バーナー1によって発生している熱の少な
くとも一部を消費しており、その外部面2bは、熱的負
、例えば、調理を行う場合の容器を受けるように配置
されている。
【0031】さきに説明された装置は、垂直に配置され
ている。つまり、熱レシーバー2は、触媒バーナー1上
に配置されている。以下に説明するように、ガスは垂直
に流れており、それに対して、上記熱レシーバー2は、
実質上、水平に配置されている。
【0032】上記触媒バーナー1は、噴出部材3と、混
合用部材4と、分配チャンバー5と、触媒燃焼構造6
と、を備えている。噴出部材3は、可燃性ガスを流すた
めに設けられた、例えば噴射ノズルである。混合用部材
4は、ガラス−セラミックからなるディスク2の軸線に
沿って配置され、可燃性ガスと一次空気とを混合して、
パイプ7の中を流れる混合物を生成する。混合用部材4
は、噴射ノズル3の出口とパイプ7の入口との間の間隙
から構成され、可燃性ガスの噴射によって生ずる吸引作
用によって一次空気を導入する。分配チャンバー5は、
円筒形状をなし、ディスクすなわち熱レシーバー2と、
以下に説明する触媒燃焼構造6との間に配置されてい
る。分配チャンバー5は、パイプ7の出口と連通し燃焼
されるべき混合物を触媒燃焼構造6の全面に分配するこ
とを可能にしている。触媒燃焼構造6は、例えばセラミ
ックタイプの耐熱性を有する物質から形成され伸張面に
対して垂直に正しく通過している数多くの溝が形成され
たディスクを有し、ハニカムタイプの構造を有してい
る。このディスクの溝6cの内部面は、直接、または間
接的に、触媒燃焼物質、例えば白金により覆われてい
る、そしてこのディスクすなわち触媒構造6は、ディス
すなわち熱レシーバー2と同軸上でかつ平行に配置さ
れ、その中心にはパイプ7の出口端部が配置されてい
る。図1に示すように、燃焼されるべき混合物が、ディ
スク6の上流面6aから下流面6bへと流れる。すなわ
ち、上部から下方に向けて燃焼排気ガス排出される。
【0033】本発明によれば、加熱装置の作動中、熱レ
シーバー2は、内部で、かつ、触媒構造6の上流面6a
付近で、触媒燃焼フロント10の作用を受ける。熱レシ
ーバー2は、加熱装置の作動中、触媒構造の放射燃焼フ
ロントによって放出される熱エネルギーを受けるため、
実質上、触媒構造6の上流面6aの全面にわたって延在
している
【0034】この配置から得られる、種々の補足の技術
特徴が、上記レシーバーの外側に置かれる熱負荷(例え
ば、加熱されるべきフライパン)、および熱レシーバー
2に対する熱伝導、および対流によって、燃焼熱の移動
を可能にしている。
【0035】触媒構造6の下流面6bを通る燃焼排気ガ
スのディフレクター8は、この下流面からある程度の
離を置いて、その下流面に面して配置されている。図1
に示されているように、内部から外部へと連結されてい
る、つまり、下方に伸びている部分8b、および上方に
伸びている部分8aとからなる円錐形状のこのディフレ
クター8は、排気ガスを、触媒構造6の上流ゾーンか
ら、分配チャンバー5の外側に放出させることを可能に
する。従って、放出された排気ガスは、ガラスセラミッ
クからなるプレート2上に存在する熱負荷、例えばフラ
イパン、および暖め直すべき、または加熱されるべき成
分を暖め直すために役立つ。
【0036】このディフレクター8また、下流面によ
って放出された発熱を反射するために、触媒構造6の下
流面6bに面して配置されており、常に分配チャンバー
5の外部に対して反射金網として役立っている。
【0037】触媒バーナー1は、燃焼排気ガスの流れを
逆にするための手段9を備えている。これらの手段は、
分配チャンバー5に接近している内部金属リング12
と、外部金属リング13との間に配置されている環状
によって構成されている。図1、および図2にかかる装
置は、分配チャンバー5の内部と、先に説明した環状溝
を流れている燃焼排気ガスとの間の熱交換のための手段
を備えている。これらの手段は、フィン11の間に、通
路を作るために、2枚のディスク6、2によって挟まれ
ている平たい円柱形状の体積の回りの壁12と熱的に接
触し、内部金属リング12と、外部金属リング13との
間に配置されている数多くの放射状のフィン11を備え
ている。これらのフィン11は、排気ガスを再び加熱
し、それにより熱負荷に対して、対流により熱の供給を
増加させるため、熱を分配チャンバー5から抽出するこ
とを可能にしている。
【0038】放射状熱交換フィン11をそのままとする
一方で、上記外部金属リング13を省略すれば、流れ手
段9もまた省略される
【0039】これらの配置により、燃焼フロント10、
およびしばしば触媒バーナー1によって発生した熱は、
第一に、触媒構造6の上流面6aと、上記レシーバー2
の内部面2aとの間の放射によって、熱レシーバー2、
およびこの熱レシーバー2上に配置される熱負荷に移動
する。そして他の部分には、上記熱をレシーバー2、お
よび熱負荷に対して、それらの熱を移動させる排気ガス
によって、さらに最終的な部分には、触媒構造6と、レ
シーバー2との間の金属伝導によって、移動させてい
る。
【0040】熱レシーバー2は、熱放射に対する熱伝達
係数が30%から60%であるガラスセラミック物質か
ら形成されていると、特に、目的に適っている。つま
り、触媒バーナーの上流側の冷却には適している。その
理由を以下に示す。その理由の一つは、ディスク2の内
部面2aは、放射によって、触媒構造6の上流面6aに
よって放射されている熱の一部を、実質的に、吸収して
いるということであり、さらに、もし、熱負荷がこの同
じディスクの外部面2b上に配置されているなら、触媒
構造6の上流面6aの反対に位置している面2b上で、
ディスク2は放射によって受けた熱を放散、および伝達
させるということでもある。
【0041】図3、および図4に示す装置は、以下に示
す技術的特徴により、図1、および図2に示された装置
と異なる。その技術的特徴を以下に示す。まず、ディフ
レクター8は、熱的に遮断されている皿形状からなり、
燃焼される混合物の入口であるパイプ7が通過してお
り、加熱装置のための覆い板の役目を果たしているとい
うことである。さらに、周囲リム50が、内部リング1
2に対して垂直に位置するように、そして平面熱レシー
バー2と、実質的に、同一平面上で、その平面が連続す
るように配置されている。または不連続な周囲リム50
は、2つの連続したフィン11の間の各々の通路の出口
で、それらを水平方向に反らすために、燃焼排気ガスの
経路に対して横切るように配置されているということ
と、およびこの金属リム50が、フライパンからの流出
物に対して触媒構造6を保護すること、分配チャンバー
5と、燃焼排気ガスとからの抽出された熱を伝導によっ
て、フライパンに移動させることを可能にすることであ
る。
【0042】先に述べた調理用器具は、以下に示すよう
な多くの利点を有している。その利点とは、まず、どの
様な環境下、例えば、強い風、または雨に晒されている
時でも、それらのバーナー部がシールされているため、
使用することができる。そして、それらの触媒構造
が、”流出”または衝撃等のアクシデントに対して、デ
ィスク2によって保護されている点である。さらに、ガ
ラスセラミックを通して、触媒構造の作動状態を完全に
目で見ることができ、さらに、ユーザーによって完全に
制御可能であるということである。つまり、もし、触媒
構造が、点火されなかったら、上流面が暗くなり、もし
点火されたら、ユーザーによって確認される。さらに、
圧電型点火装置、触媒構造6の下流面6bの面上に、
ユーザーに見えない状態で、配置可能であることであ
る。
【0043】本発明の他の種々の変形によれば、燃焼さ
れるべき混合物は、触媒構造と、熱レシーバーとの間の
触媒構造の周囲、または側面を介して導入されるであろ
う。
【0044】
【発明の効果】本発明にかかる加熱装置は、触媒バーナ
ー(1)と、触媒バーナーによって発生した熱の少なく
とも一部を消費する熱レシーバー(2)とからなり、
記触媒バーナー(1)は、可燃性ガスの流れを送出する
ための手段(3)、燃焼されるべき混合物を得るため
に上記可燃性ガスの流れと一次空気とを混合させるため
の手段(4)と、上記混合物を分配するためのチャンバ
ー(5)通じ、上記混合物、その上流面(6a)か
ら、燃焼排気ガスを除去するその下流面(6b)まで
過する触媒燃焼構造(6)とから構成されている加熱
装置であって、該加熱装置の作動時に、放射無炎燃焼フ
ロント(10)が触媒燃焼構造の上流面付近に配置さ
れ、熱レシーバー(2)が、放射無炎燃焼フロントによ
って放出された熱エネルギーを受けるように、実質上、
触媒燃焼構造の面全体の上の、触媒燃焼構造(6)の上
流面(6a)に面して広がっており、そして上記レシー
バーが、放射フロントからの放射によって受ける熱エネ
ルギーの少なくとも30%を、触媒燃焼構造の上流面
(6a)の反対側の面(2b)上に放散するために、配
置、および構成されていることを特徴とする装置であ
る。したがって、本発明の加熱装置によれば、バーナー
を冷却させる必要がなく、熱、特に燃焼排気ガスの熱を
効率よく利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の加熱装置にかかる調理用ホッ
トプレートタイプ装置の断面を示す概略図である。
【図2】図2は、図1に示された調理用ホットプレート
のII−IIラインに沿って水平に切断したときの水平
面を示す図である。
【図3】図3は、本発明にかかる他の調理用ホットプレ
ートタイプ装置の断面を示す概略図である。
【図4】図4は、図3に示された調理用ホットプレート
を水平に切断したときの水平面を示す図である。
【符号の説明】
1 触媒バーナー 2 熱レシーバー 3 噴出部材 4 注入ノズル部材 5 分配チャンバー 6 触媒構造 7 パイプ 8 ディフレクター 10 触媒燃焼フロント 11 フィン 50 周囲リム
フロントページの続き (72)発明者 ダニエル・デミリエール−ヴィルネイ フランス・69340・フランシェヴィル・ アレ・デ・ソール・9 (72)発明者 ジャン−クロウド・ピヴォ フランス・69390・ヴォーレ・ヴェルネ ゾン・モントベル(番地なし) (72)発明者 ニノ・ウーバノ フランス・69600・ウーラン・リュ・シ ャルトン・56 (56)参考文献 特開 昭57−70308(JP,A) 実公 昭50−1633(JP,Y1) 米国特許3299938(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23D 14/18 F23C 11/00

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒バーナー(1)と、触媒バーナーに
    よって発生した熱の少なくとも一部を消費する熱レシー
    バー(2)とからなり、前記触媒バーナー(1)は、
    燃性ガスの流れを送出するための手段(3)、燃焼さ
    れるべき混合物を得るために上記可燃性ガスの流れと一
    空気とを混合させるための手段(4)と、上記混合物
    を分配するためのチャンバー(5)通じ、上記混合物
    、その上流面(6a)から、燃焼排気ガスを除去する
    その下流面(6b)まで通過する触媒燃焼構造(6)
    から構成されている加熱装置であって、該加熱装置
    の作動時に、放射無炎燃焼フロント(10)が触媒燃焼
    構造の上流面付近に配置され、熱レシーバー(2)が、
    放射無炎燃焼フロントによって放出された熱エネルギー
    を受けるように、実質上、触媒燃焼構造の面全体の上
    の、触媒燃焼構造(6)の上流面(6a)に面して広が
    っており、そして上記レシーバーが、放射フロントから
    の放射によって受ける熱エネルギーの少なくとも30%
    を、触媒燃焼構造の上流面(6a)の反対側の面(2
    b)上に放散するために、配置、および構成されている
    ことを特徴とする加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記熱レシーバー(2)が、ガラスセラ
    ミック物質から作られていることを特徴とする請求項1
    記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記燃焼排気ガスのディフレクター
    (8)が、上記触媒構造の上流ゾーンの側方から分配チ
    ャンバー(5)の外側に上記排出ガスを排出するため
    に、触媒構造(6)の下流面(6b)に面して配置され
    ていることを特徴とする請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記ディフレクター(8)が、熱的に遮
    断されていることを特徴とする請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記装置が、触媒構造(6)の上流面か
    ら排出された燃焼排気ガスの流れのための手段(9)を
    備えていることを特徴とする請求項3記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記装置が、分配チャンバー(5)の内
    部と、触媒構造(6)の上流側から放出される燃焼ガス
    との間の熱交換のための手段(11)を有することを特
    徴とする請求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】 熱交換手段(11)が、分配チャンバー
    (5)の壁(12)に対して直交しかつ上記壁と熱的に
    接触しているフィンであり、これらのフィンが触媒構造
    (6)の上流面から放出された燃焼排気ガスの流れを導
    くことを特徴とする請求項5、および請求項6記載の装
    置。
  8. 【請求項8】 前記反射金網(8)が、触媒構造の下流
    面(6b)によって放出された発熱を、分配チャンバー
    (5)の外側に反射させるために、触媒構造(6)の下
    流面(6b)に面して配置されていることを特徴とする
    請求項1記載の装置。
  9. 【請求項9】 熱レシーバー(2)が、触媒構造(6)
    の上流面(6a)の反対側の面(2b)からの熱を伝
    導、および対流によって移動させるため、配置、および
    構成されていることを特徴とする放射熱タイプの請求項
    1記載の装置。
  10. 【請求項10】 熱レシーバー(2)が、熱負荷の支持
    のために、実質上、水平に配置されていることを特徴と
    する調理用ホットプレートタイプの請求項2記載の装
    置。
  11. 【請求項11】 実質上、同一平面上で熱レシーバー
    (2)に連続して設けられている前記周囲リム(50)
    が、燃焼排気ガスを水平方向にそらすために、上記燃焼
    排気ガスの経路に対して横方向に配置されていることを
    特徴とする請求項10記載の装置。
  12. 【請求項12】 熱レシーバー(2)が、触媒構造
    (6)の上流面(6a)の反対側の面(2b)からの熱
    を放射するために配置、および構成されていることを特
    徴とする調理用グリルタイプの請求項1記載の装置。
JP16922692A 1991-06-28 1992-06-26 触媒バーナーを有する加熱装置 Expired - Fee Related JP3437190B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9108339 1991-06-28
FR9108339A FR2678360B1 (fr) 1991-06-28 1991-06-28 Appareil de chauffage avec bruleur catalytique.

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05187618A JPH05187618A (ja) 1993-07-27
JP3437190B2 true JP3437190B2 (ja) 2003-08-18

Family

ID=9414682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16922692A Expired - Fee Related JP3437190B2 (ja) 1991-06-28 1992-06-26 触媒バーナーを有する加熱装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5251609A (ja)
EP (1) EP0520913B1 (ja)
JP (1) JP3437190B2 (ja)
AT (1) ATE113360T1 (ja)
DE (1) DE69200573T2 (ja)
FR (1) FR2678360B1 (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2682361B2 (ja) * 1992-12-09 1997-11-26 日本鋼管株式会社 排熱回収型燃焼装置
JP2682362B2 (ja) * 1992-12-09 1997-11-26 日本鋼管株式会社 排熱回収型燃焼装置
FR2708337B1 (fr) * 1993-07-28 1995-09-22 Applic Gaz Sa Appareil de chauffage avec brûleur catalytique, et un dispositif de visualisation de son allumage.
FR2727191A1 (fr) * 1994-11-22 1996-05-24 Applic Gaz Sa Appareil de chauffage avec bruleur catalytique, notamment rechaud de cuisson
FR2732752B1 (fr) * 1995-04-05 1997-05-16 Applic Gaz Sa Bruleur catalytique a air induit, et appareil integrant un tel bruleur
FR2741140B1 (fr) * 1995-11-14 1998-01-30 Applic Gaz Sa Appareil de chauffage avec bruleur catalytique
FR2741139B1 (fr) * 1995-11-14 1998-01-30 Applic Gaz Sa Rechaud avec bruleur catalytique, integre dans une table de cuisson
NL1004097C2 (nl) * 1996-09-23 1998-03-24 Gastec Nv Keramische kookplaat.
FR2787866B1 (fr) * 1998-12-23 2001-06-08 Applic Gaz Sa Structure de combustion catalytique, bruleur catalytique la comportant et appareil de chauffage comprenant celui-ci
DE19901145A1 (de) * 1999-01-14 2000-07-20 Krieger Gmbh & Co Kg Als Flächenstrahler ausgebildeter Infrarot-Strahler
US6213761B1 (en) * 1999-08-10 2001-04-10 The Coleman Company, Inc. Heating apparatus
IT250368Y1 (it) 2000-09-05 2003-09-10 Whirlpool Co Apparecchio di cottura con bruciatore catalitico
JP2002206713A (ja) * 2001-01-10 2002-07-26 Tokyo Gas Co Ltd 平坦加熱面型ガスコンロ
US6497571B1 (en) 2001-04-20 2002-12-24 Teledyne Energy Systems, A Division Of Teledyne Durable catalytic burner system
US7690374B2 (en) * 2002-11-29 2010-04-06 Lg Electronics Inc. Gas radiation oven range
US8517717B2 (en) * 2004-08-13 2013-08-27 Velocys, Inc. Detonation safety in microchannels
US20070044667A1 (en) * 2005-08-26 2007-03-01 Saflame Product Corp. Contained flame heating system and method for maintaining chafing dishes and the like heated for prolonged periods
US7824654B2 (en) * 2005-11-23 2010-11-02 Wilson Mahlon S Method and apparatus for generating hydrogen
US7766005B2 (en) * 2006-01-20 2010-08-03 Lg Electronics Inc. Gas radiation burner and controlling method thereof
SE530775C2 (sv) * 2007-01-05 2008-09-09 Zemission Ab Värmeanordning för katalytisk förbränning av vätskeformiga bränslen samt en spis innefattande en sådan värmeanordning
US10690340B2 (en) * 2010-01-06 2020-06-23 Precision Combustion, Inc. Flameless cooking appliance
EP2780633A2 (en) * 2011-11-14 2014-09-24 Kelly, Gregory Alan A gas powered heater
KR101573989B1 (ko) * 2013-12-26 2015-12-02 엘지전자 주식회사 조리기기 및 버너 유닛
DE102015207056A1 (de) * 2015-04-17 2016-10-20 Bielomatik Leuze Gmbh + Co. Kg Heizvorrichtung und Heizverfahren
US10584869B2 (en) * 2015-07-27 2020-03-10 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Heater
US11877687B2 (en) 2015-07-27 2024-01-23 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Heater and cookware for flameless catalytic combustion
CN107300169B (zh) * 2016-04-14 2019-12-27 中国科学院大连化学物理研究所 一种极低污染物排放的催化无焰燃烧装置及燃烧方法
DE102016122776A1 (de) * 2016-11-25 2018-05-30 Frima International Ag Gargerät

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3299938A (en) * 1965-03-29 1967-01-24 Corning Glass Works Gas-fired radiant burner
US4189294A (en) * 1977-10-18 1980-02-19 Comstock & Wescott Inc. Flameless combustion burner and method of operation
SU1252613A1 (ru) * 1985-03-14 1986-08-23 Институт газа АН УССР Реактор дл термокаталитической очистки газообразных выбросов
JPS61250413A (ja) * 1985-04-27 1986-11-07 Nakajima Doukoushiyo:Kk 熱風発生装置
FR2621981B1 (fr) * 1987-10-20 1990-02-09 Applic Gaz Sa Appareil chauffant avec bruleur catalytique

Also Published As

Publication number Publication date
DE69200573D1 (de) 1994-12-01
FR2678360A1 (fr) 1992-12-31
US5251609A (en) 1993-10-12
ATE113360T1 (de) 1994-11-15
FR2678360B1 (fr) 1993-09-10
JPH05187618A (ja) 1993-07-27
EP0520913A1 (fr) 1992-12-30
EP0520913B1 (fr) 1994-10-26
DE69200573T2 (de) 1995-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3437190B2 (ja) 触媒バーナーを有する加熱装置
US7611351B2 (en) Radiant gas burner
US6823859B2 (en) Flat heating surface type gas stove
JP3568964B2 (ja) 触媒燃焼装置
JPH0663625B2 (ja) 遠赤外線放射装置
JPS6048442A (ja) 赤外線加熱式排ガスダウンフロ−型ガス湯沸器
JP3159715B2 (ja) アルコールこんろ
JPH1151333A (ja) 触媒燃焼装置
CN210486097U (zh) 燃烧换热组件和具有它的燃气燃烧设备
JPS6347781Y2 (ja)
JPS591918A (ja) 輻射促進加熱装置
JPH08219553A (ja) 輻射変換及び放射装置
JP2839165B2 (ja) 浸管ヒータ
JPH0623606B2 (ja) 燃焼装置
JP2533804Y2 (ja) 燃焼装置
JPH03263504A (ja) 低窒素酸化物バーナ
KR200198405Y1 (ko) 석유 난방기구의 세라믹 방열장치
JPH02176311A (ja) 触媒加熱装置
JPS6365853B2 (ja)
CN112254342A (zh) 燃烧换热组件和具有它的燃气燃烧设备
JPH06147419A (ja) 触媒燃焼装置
JPS6347779Y2 (ja)
JPH06147420A (ja) 触媒燃焼装置
JPH04240307A (ja) 発熱装置
JPH01142341A (ja) 暖房器用輻射パネル

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030506

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees