JPH06147420A - 触媒燃焼装置 - Google Patents
触媒燃焼装置Info
- Publication number
- JPH06147420A JPH06147420A JP30234992A JP30234992A JPH06147420A JP H06147420 A JPH06147420 A JP H06147420A JP 30234992 A JP30234992 A JP 30234992A JP 30234992 A JP30234992 A JP 30234992A JP H06147420 A JPH06147420 A JP H06147420A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catalyst
- temperature
- fins
- combustion
- catalytic combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 気体燃料または液体燃料を触媒燃焼させて加
熱，暖房，乾燥等を行う触媒燃焼装置の触媒の熱的劣化
を避け、燃焼特性の良好な状態を維持しつつ、高燃焼負
荷を実現する。 【構成】 触媒８の上流面の対面に、内面にフィン13を
有し、外面にフィン12を有している放熱板11を具備す
る。これによって、燃焼している触媒８や燃焼室７の内
面壁からの熱伝達で高温となった予混合気の温度を放熱
板11の内面のフィン13で下げ、外面のフィン12で放熱す
ることで、触媒８に流入するガスの温度を低下させて触
媒８の温度上昇を抑え、高燃焼負荷を実現させる。
熱，暖房，乾燥等を行う触媒燃焼装置の触媒の熱的劣化
を避け、燃焼特性の良好な状態を維持しつつ、高燃焼負
荷を実現する。 【構成】 触媒８の上流面の対面に、内面にフィン13を
有し、外面にフィン12を有している放熱板11を具備す
る。これによって、燃焼している触媒８や燃焼室７の内
面壁からの熱伝達で高温となった予混合気の温度を放熱
板11の内面のフィン13で下げ、外面のフィン12で放熱す
ることで、触媒８に流入するガスの温度を低下させて触
媒８の温度上昇を抑え、高燃焼負荷を実現させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、気体燃料または液体燃
料を触媒燃焼させて加熱，暖房，乾燥等を行う触媒燃焼
装置であって、特に排ガス浄化特性に優れた触媒燃焼装
置に関する。
料を触媒燃焼させて加熱，暖房，乾燥等を行う触媒燃焼
装置であって、特に排ガス浄化特性に優れた触媒燃焼装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、気体燃料または液体燃料を触媒燃
焼させて加熱，暖房，乾燥等を行う触媒燃焼装置は、図
２の断面図に示したような構成が一般的であった。
焼させて加熱，暖房，乾燥等を行う触媒燃焼装置は、図
２の断面図に示したような構成が一般的であった。
【０００３】図２において、燃料は、燃料タンク１から
燃料ポンプ２によりヒータ(図示せず)で暖められた予混
合室４に供給され、気化されて燃料ガスとなる。空気は
空気供給ファン３により予混合室４に供給され、燃料ガ
スと混合され予熱バーナ５に送られる。点火装置６によ
り点火され火炎を形成する。
燃料ポンプ２によりヒータ(図示せず)で暖められた予混
合室４に供給され、気化されて燃料ガスとなる。空気は
空気供給ファン３により予混合室４に供給され、燃料ガ
スと混合され予熱バーナ５に送られる。点火装置６によ
り点火され火炎を形成する。
【０００４】この火炎により生じた高温のガスは、燃焼
室７内の触媒８を加熱しながら通過し、排気口９より排
出される。触媒８が活性を示す温度になると、燃料の供
給を停止させて消炎させる。その後、直ちに燃料を供給
し、予混合気を触媒８に直接送ることによって触媒燃焼
を開始させる。触媒燃焼を行うことによって、触媒８は
高温状態になり、輻射を伴ってガラス板10より放熱する
と同時に高温の排気ガスを排気口９より排出する。
室７内の触媒８を加熱しながら通過し、排気口９より排
出される。触媒８が活性を示す温度になると、燃料の供
給を停止させて消炎させる。その後、直ちに燃料を供給
し、予混合気を触媒８に直接送ることによって触媒燃焼
を開始させる。触媒燃焼を行うことによって、触媒８は
高温状態になり、輻射を伴ってガラス板10より放熱する
と同時に高温の排気ガスを排気口９より排出する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の触媒
燃焼装置では、燃料と空気の予混合されたガスが触媒に
おいて酸化反応し、反応熱とともに二酸化炭素や水を発
生する。このときの反応熱を利用して、加熱や暖房，乾
燥を行うことができるが、その対象物や使用環境などに
よって燃焼量を変化させる必要がある。
燃焼装置では、燃料と空気の予混合されたガスが触媒に
おいて酸化反応し、反応熱とともに二酸化炭素や水を発
生する。このときの反応熱を利用して、加熱や暖房，乾
燥を行うことができるが、その対象物や使用環境などに
よって燃焼量を変化させる必要がある。
【０００６】また、室内などの閉空間でも使用可能とす
るためには、排気ガスの特性が良好でなければならな
い。したがって、使い勝手が良い触媒燃焼装置は、クリ
ーンな燃焼状態で低燃焼量領域から高燃焼量領域まで幅
広く変化させることができなければならない。しかし、
燃焼量が大きな領域では触媒の温度が上がり過ぎ、耐熱
限界を越えてしまい、触媒の熱的劣化を引き起こしやす
い。このように従来の触媒燃焼装置では触媒の熱的劣化
を抑え、排気ガスをクリーンな状態に保つように燃焼さ
せると、燃焼量をあまり大きく取ることができないとい
う問題点があった。
るためには、排気ガスの特性が良好でなければならな
い。したがって、使い勝手が良い触媒燃焼装置は、クリ
ーンな燃焼状態で低燃焼量領域から高燃焼量領域まで幅
広く変化させることができなければならない。しかし、
燃焼量が大きな領域では触媒の温度が上がり過ぎ、耐熱
限界を越えてしまい、触媒の熱的劣化を引き起こしやす
い。このように従来の触媒燃焼装置では触媒の熱的劣化
を抑え、排気ガスをクリーンな状態に保つように燃焼さ
せると、燃焼量をあまり大きく取ることができないとい
う問題点があった。
【０００７】本発明は上記問題を解決するもので、触媒
の熱的劣化を避け、排気ガスがクリーンな状態を維持し
つつ、高燃焼負荷を実現することを目的とする。
の熱的劣化を避け、排気ガスがクリーンな状態を維持し
つつ、高燃焼負荷を実現することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の触媒燃焼装置
は、上記目的を達成するために、触媒の上流面に対面す
る位置に、内面と外面がフィンにより構成された放熱板
を有するものである。
は、上記目的を達成するために、触媒の上流面に対面す
る位置に、内面と外面がフィンにより構成された放熱板
を有するものである。
【０００９】
【作用】本発明によれば、放熱板の内面と外面をフィン
で構成させることによって、燃焼している触媒や燃焼室
の内面壁からの熱伝達で高温となった予混合気の温度を
放熱板内面のフィンで下げ、外面のフィンで放熱するこ
とで、触媒に流入するガスの温度を低下させて触媒の温
度の上昇を抑え、高燃焼負荷を実現させる。
で構成させることによって、燃焼している触媒や燃焼室
の内面壁からの熱伝達で高温となった予混合気の温度を
放熱板内面のフィンで下げ、外面のフィンで放熱するこ
とで、触媒に流入するガスの温度を低下させて触媒の温
度の上昇を抑え、高燃焼負荷を実現させる。
【００１０】
【実施例】図１は本発明の一実施例の触媒燃焼装置の構
成を示す断面図であり、図１において、11は放熱板であ
り、触媒８の上流面の対面に設けられており、この放熱
板11はフィン12により構成された外面と、フィン13によ
り構成された内面を有している。その他、前記図２と同
じ構成要素には同じ符号で示してあり、その説明を省略
する。
成を示す断面図であり、図１において、11は放熱板であ
り、触媒８の上流面の対面に設けられており、この放熱
板11はフィン12により構成された外面と、フィン13によ
り構成された内面を有している。その他、前記図２と同
じ構成要素には同じ符号で示してあり、その説明を省略
する。
【００１１】前記構成において、燃料は、燃料タンク１
から燃料ポンプ２によりヒータ(図示せず)で暖められた
予混合室４に供給されて、気化され燃料ガスとなる。空
気は空気供給ファン３により予混合室４に供給され、燃
料ガスと混合され予熱バーナ５に送られる。点火装置６
により点火され火炎を形成する。この火炎により生じた
高温のガスは、燃焼室７内を触媒８を加熱しながら通過
し、排気口９より排出される。触媒８が活性を示す温度
になると、燃料の供給を停止させて消炎させる。その
後、直ちに燃料を供給し、予混合気を触媒８に直接送る
ことによって触媒燃焼させる。
から燃料ポンプ２によりヒータ(図示せず)で暖められた
予混合室４に供給されて、気化され燃料ガスとなる。空
気は空気供給ファン３により予混合室４に供給され、燃
料ガスと混合され予熱バーナ５に送られる。点火装置６
により点火され火炎を形成する。この火炎により生じた
高温のガスは、燃焼室７内を触媒８を加熱しながら通過
し、排気口９より排出される。触媒８が活性を示す温度
になると、燃料の供給を停止させて消炎させる。その
後、直ちに燃料を供給し、予混合気を触媒８に直接送る
ことによって触媒燃焼させる。
【００１２】本発明では、触媒８の上流面や燃焼室の内
面壁からの熱伝達によって高温とされた予混合気の熱
を、放熱板11の内面フィン13で吸熱させ、外面フィン12
を有する放熱板11の外面から放熱することで、予混合気
の温度を低下させることができる。よって、触媒８に低
温度の予混合気が流れ込み、触媒８の温度上昇を抑える
ことができる。
面壁からの熱伝達によって高温とされた予混合気の熱
を、放熱板11の内面フィン13で吸熱させ、外面フィン12
を有する放熱板11の外面から放熱することで、予混合気
の温度を低下させることができる。よって、触媒８に低
温度の予混合気が流れ込み、触媒８の温度上昇を抑える
ことができる。
【００１３】なお、放熱板11の外面を輻射吸収層で被覆
すれば、放熱板11からの輻射による放熱も期待できる。
また、放熱板の内面を輻射吸収層で被覆すれば、触媒８
からの輻射熱の吸熱が期待でき、さらに触媒８の温度低
下が可能となり、高燃焼負荷が実現できる。
すれば、放熱板11からの輻射による放熱も期待できる。
また、放熱板の内面を輻射吸収層で被覆すれば、触媒８
からの輻射熱の吸熱が期待でき、さらに触媒８の温度低
下が可能となり、高燃焼負荷が実現できる。
【００１４】輻射吸収層は輻射を吸収しやすい塗料やシ
ート状のもの、また錆などの金属酸化物でもよい。
ート状のもの、また錆などの金属酸化物でもよい。
【００１５】また、以上の説明では液体燃料について説
明したが、ガス燃料についても同様の効果が得られる。
明したが、ガス燃料についても同様の効果が得られる。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように本発明の触媒燃焼装
置は、外面と内面がフィンで構成された放熱板を用いる
と、予混合気の温度上昇を抑えることができ、触媒燃焼
時の触媒の温度を低下させることができ、高燃焼負荷が
実現できる。
置は、外面と内面がフィンで構成された放熱板を用いる
と、予混合気の温度上昇を抑えることができ、触媒燃焼
時の触媒の温度を低下させることができ、高燃焼負荷が
実現できる。
【００１７】このように、熱的劣化を起こさず良好な燃
焼特性が維持できる領域を、高燃焼量領域まで広く実現
でき、暖房や乾燥などの熱源としてのみならず、多目的
な用途に使用することが可能となる。
焼特性が維持できる領域を、高燃焼量領域まで広く実現
でき、暖房や乾燥などの熱源としてのみならず、多目的
な用途に使用することが可能となる。
【図１】本発明の一実施例の触媒燃焼装置の構成を示す
断面図である。
断面図である。
【図２】従来の触媒燃焼装置の構成を示す断面図であ
る。
る。
８…触媒、 11…放熱板、 12…外面フィン、 13…内
面フィン。
面フィン。
Claims (1)
- 【請求項１】 燃料と空気を混合する予混合室と、前記
予混合室の下流に設置した燃焼室と、前記燃焼室内に設
置した多数の連通孔を有する触媒と、前記触媒の上流面
に対面する位置に設置した放熱板とを具備し、前記放熱
板の内面と外面がフィンにより構成されていることを特
徴とする触媒燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30234992A JPH06147420A (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | 触媒燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30234992A JPH06147420A (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | 触媒燃焼装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06147420A true JPH06147420A (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=17907852
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30234992A Pending JPH06147420A (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | 触媒燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06147420A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001010774A1 (fr) * | 1999-08-06 | 2001-02-15 | Fujikin Incorporated | Dispositif de generation/distribution d'humidite et reacteur generateur d'humidite |
| WO2001094254A1 (fr) * | 2000-06-05 | 2001-12-13 | Fujikin Incorporated | Reacteur de production d'humidite |
-
1992
- 1992-11-12 JP JP30234992A patent/JPH06147420A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001010774A1 (fr) * | 1999-08-06 | 2001-02-15 | Fujikin Incorporated | Dispositif de generation/distribution d'humidite et reacteur generateur d'humidite |
| US7258845B2 (en) | 1999-08-06 | 2007-08-21 | Fujikin Incorporated | Apparatus and reactor for generating and feeding high purity moisture |
| CN100341775C (zh) * | 1999-08-06 | 2007-10-10 | 株式会社富士金 | 水分发生供给装置及水分发生用反应炉 |
| US7368092B2 (en) | 1999-08-06 | 2008-05-06 | Fujikin Incorporated | Apparatus and reactor for generating and feeding high purity moisture |
| US7553459B2 (en) | 1999-08-06 | 2009-06-30 | Fujikin Incorporated | Apparatus and reactor for generating and feeding high purity moisture |
| WO2001094254A1 (fr) * | 2000-06-05 | 2001-12-13 | Fujikin Incorporated | Reacteur de production d'humidite |
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