JP3011862B2 - 反射輻射型暖房器 - Google Patents

反射輻射型暖房器

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JP3011862B2 JP6275518A JP27551894A JP3011862B2 JP 3011862 B2 JP3011862 B2 JP 3011862B2 JP 6275518 A JP6275518 A JP 6275518A JP 27551894 A JP27551894 A JP 27551894A JP 3011862 B2 JP3011862 B2 JP 3011862B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は反射輻射型暖房器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】家庭、学校、事務所等において、足元の
み、もしくは主に足元を暖房する小型の暖房器が使われ
ることが多い。例えば、事務机の下、テーブルの下に置
いて足元のみ暖めたり、台所、調理室等における流し台
の蹴込部に配置して足元のみ暖めたりするための暖房器
である。また、スポーツ関係では手先のみ暖めることも
ある。これらの小型の暖房器には、大体、送風ファンを
使用した「温風型」と、送風ファンを使用しない「反射
輻射型」とがあり、夫々一長一短あるが、前者は、埃を
嫌う場所には不向きである。例えば、乳幼児の生活空
間、病人の生活空間、ケアハウス等では埃を循環させる
ような暖房器よりも、後者の型の方が良い。「送風型」
は、室内全体を暖房したり、前記の部分暖房にも利用で
きるが、一般的には大型で価格も高い。他方、「反射輻
射型」は、比較的狭い空間を暖めるのに都合良く、小型
で安価な器具が市販されているが、流し台の下の蹴込部
にも収納できる程度に小型な器具は少ない。
【0003】例えば、図3は、台所の流し台の下の蹴込
部に設置されている温風型暖房器であって、筐体の外観
寸法は、大略100mm×200mm×300mm程度
である。埃を嫌う生活空間には不向きである。
【0004】図4は、一般の家庭の室内で使用される小
型の反射輻射型暖房器であって、上記のように、蹴込部
に収納して使用するには大き過ぎる。詳しく説明する
と、開口部の大きさは概ね180mm(高さ)×250
mm(幅)で、400Wのヒータが2本使用されてい
る。ヒータから輻射によって放出された熱光線は下記
(イ)(ロ)のようにして筐体前面に出る。 (イ)直接、前面の網部材を介して、外部に出る。 (ロ)反射板で反射された後に、網部材を介して、外部
に出る。 このとき、ヒータ及び反射板周辺の加熱された空気は、
反射板に沿って上昇し、網部材の上方の部分を介して筐
体外部に放出される。このため、加熱された空気が通る
部分は相当な高温になる(130〜200℃)。網部材
は筐体前面に露出している為、人が誤って触れる可能性
がある。130〜200℃は火傷をするのに充分な温度
であり、少なくとも80℃以下に保つ必要がある。この
構造のまま、例えばシステムキッチンの蹴込部(通常は
高さが120mm程度)等に嵌め込もうとすると、反射
板の開口部の大きさは60mm(高さ)×200mm
(幅)程度に小さくしなければならない為、筐体前面の
部材は、そのほとんどの全域が加熱された空気の影響を
受け、ほぼ全域にわたって130〜200℃近くまで温
度上昇してしまう。したがって単に小型化したのでは使
用上安全性に欠ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みなされたものであって、その目的とするところは、埃
を嫌うような生活空間に適した反射輻射型暖房器であっ
て、例えば上記の蹴込部にも収納できるような安全で小
型の暖房器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の反射輻
射型暖房器は、前面に網部材が設けられた筐体内に、棒
状のランプもしくはヒータと樋状反射板とを配置した反
射輻射型暖房器であって、前面の網部材の上かもしくは
筐体の上面に第一の通風孔が設けられ、筐体の下面もし
くは他の面の下方に第二の通風孔が設けられており、前
記網部材と前記反射板の開口とが離間しており、網部材
と反射板との間であって当該反射板の開口の外側の位置
に、短冊状部材もしくは多孔板部材を配置してなること
を特徴とする。請求項2に記載の反射輻射型暖房器は、
前面に網部材が設けられた筐体内に、棒状のランプもし
くはヒータと樋状反射板とを配置した反射輻射型暖房器
であって、前面の網部材の上かもしくは筐体の上面に第
一の通風孔が設けられ、筐体の下面には、下面からスペ
ーサを凸出させたうえで第二の通風孔が設けられてお
り、前記網部材と前記反射板の開口とが離間しており、
網部材と反射板のとの間であって当該反射板の開口の外
側の位置に、短冊状部材もしくは多孔板部材を配置して
なることを特徴とする。請求項3に記載の反射輻射型暖
房器は、請求項1から請求項2のいずれか一項に記載の
反射輻射型暖房器であって、特に、樋状反射板が前方部
分と後方部分とでは曲率が異なっており、後方部分が棒
状ランプから遠ざかるように構成されてなることを特徴
とする。請求項4に記載の反射輻射型暖房器は、請求項
3に記載の反射輻射型暖房器であって、特に、樋状反射
板の前方部分が、長手方向に垂直な断面の形状が放物線
であって、棒状ランプがその焦点から頂部側へ偏倚して
配置されてなることを特徴とする。
【0007】
【0008】
【作用】暖房器内の熱い上昇気流が、網部材から流れ出
るのが著しく抑制されるので、網部材の温度の昇温が少
ない。他方、ランプもしくはヒータからの熱線は確実に
網部材の前方空間へ届き、局所暖房効果は得られる。特
に、短冊状部材を設けたことによって、ランプからの熱
線が有効利用できるうえに、上昇気流を加速して気流が
網部材の方へ近寄りにくくなり、上昇気流は確実に第一
の通風孔へ向けられる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の反射輻射型暖房器の実施例の
説明図である。図において、1は消費電力200Wの棒
状に長いハロゲン白熱電球であって、電球の長手方向に
対して垂直な断面で図を描いている。ハロゲン白熱電球
は、近赤外線を良好に放射するので反射輻射型暖房器の
ランプとして特に良い。2は、電球1の長手方向に沿っ
て配置された樋状反射板であって、前方部分2aと後方
部分2bとからなっている。前方部分2aは、断面が放
物線を描くようになっており、電球1の管軸はややその
焦点より頂部側へ偏倚している。これによって、前方部
分2aによる熱線の反射はある程度発散する方向とな
る。この場合、後方部分2bと電球1が接触しないよう
に、曲率を変える。このように熱線を発散するように反
射すると、暖房器の前方空間、つまり被暖房空間におけ
る温度勾配をゆるやかにする効果がある。
【0010】3は、筐体4の前面の中央部に設けた網部
材であって、網目は格子状である。このようにすると、
新聞等の紙類が過って筐体内に入り込むことがなく、安
全性が高い。筐体内において、網部材3と反射板の開口
5とは、ある程度離間せしめ、例えば5cm〜10cm
程離間せしめ、図示の如く、網部材3と反射板の開口5
との間であって、開口5よりも上下の方向の外側に短冊
状の部材として反射板6を配置する。この短冊状の反射
板の向きによって、筐体内壁へ向かう熱線を、網部材の
方向へ反射せしめて暖房に利用することも出来るし、図
示のように、再度電球や樋状反射板へ戻し、熱線の利用
効率を上げる。他方、短冊状反射板間の間隙7は、筐体
内の上昇気流が筐体の上面の孔8、もしくは、筐体の前
面の上方の孔9へ向かうのに役立つ。つまり、孔8,孔
9は第一の通風孔である。短冊状部材の代わりに多孔板
部材を配置しても同様な技術効果が得られる。
【0011】10,11は、筐体4の下方に設けられた
第二の通風孔である。筐体の下面には、スペーサ12を
設けたうえで第二の通風孔として孔13を設ける。スペ
ーサ12は筐体の下面から切り起こされた舌片でも良い
し、足部材を取り付けても良い。これらによって、筐体
内の自然対流による空気の流れは、第二の通風孔から入
って、確実に第一の通風孔に抜け、熱い空気が網部材を
昇温させることがない。
【0012】暖房器の前方の被暖房区域への熱線の照射
は、当然ながら、電球1からの直射と反射板からの反射
の二つによって達成されるが、前記したように、被暖房
区域における温度勾配は、反射板の設計や、電球1との
位置関係によって集光状態をある程度変え、変化させる
ことができる。したがって、網部材に対する熱線の照射
状態も多少変化する。よって、反射輻射型暖房器として
は安全で小型のものが提供できる。
【0013】ところで、上記の暖房器は、蹴込部に配置
して使用するので、使い易さ、安全性の点から、電球1
に対するスイッチは、暖房器の正面、網部材の横の位置
の筐体前面に設け、その位置の裏側にヒューズを配置す
る。筐体内において、一番昇温しにくい空所だからであ
る。図2は、暖房器の正面図である。
【0014】図5は、本発明の温度過昇防止装置を備え
た反射輻射型暖房器の実施例の説明図である。この温度
過昇防止装置は、一例として、ある設定温度になれば自
動的に電流が切れるサーモスタットやある設定温度以上
になれば導電部材が切れる温度ヒューズである。そし
て、この温度過昇防止装置は最も好ましい位置として、
筐体4内の前面の網部材3の下方に取り付けられてい
る。サーモスタットの寸法は、一例としてその大きさは
10mm×20mm×10mmのものであり、設定温度
80℃でハロゲン白熱電球1に流れる電流を遮断する。
このように筐体4内の前面の網部材3の下方に取り付け
る理由は、ハロゲン白熱電球1からの直射光を受けない
位置であって、第二の通風孔周囲の空気や樋状反射板2
で反射された光で温められる筐体4の前面の温度を測定
するためである。また、サーモスタットは前述したよう
に小型のものであるので、第二の通風孔をあまり大きく
ふさくことがない。
【0015】
【発明の効果】以上の発明の説明と実施例の説明からも
理解できるように、本発明によれば反射輻射型暖房器で
あって、安全性を満たしたうえで、例えば台所の流し台
の下の蹴込部に配置して使用できるような小型な暖房器
が得られる。また、このような小型な暖房器は、机の下
に設置しても良いので、埃を嫌うような生活空間におい
て、足、手等局所暖房器としても利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の反射輻射型暖房器の実施例の説明図で
ある。
【図2】本発明の反射輻射型暖房器の実施例の正面図で
ある。
【図3】従来の送風型暖房器の説明図である。
【図4】従来の反射輻射型暖房器の説明図である。
【図5】本発明の温度過昇防止装置を備えた反射輻射型
暖房器の実施例の説明図である。
【符号の説明】
1 ハロゲン白熱電球 2 樋状反射板 3 網部材 4 筐体 5 開口 6 短冊状反射板 8,9 第一の通風孔 10,11,13 第二の通風孔 12 スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 7/04 - 7/06 F24H 3/00 - 3/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面に網部材が設けられた筐体内に、棒状
    のランプもしくはヒータと樋状反射板とを配置した反射
    輻射型暖房器であって、 前面の網部材の上かもしくは筐体の上面に第一の通風孔
    が設けられ、筐体の下面もしくは他の面の下方に第二の
    通風孔が設けられており、 前記網部材と前記反射板の開口とが離間しており、網部
    材と反射板との間であって当該反射板の開口の外側の位
    置に、短冊状部材もしくは多孔板部材を配置してなるこ
    とを特徴とする反射輻射型暖房器。
  2. 【請求項2】前面に網部材が設けられた筐体内に、棒状
    のランプもしくはヒータと樋状反射板とを配置した反射
    輻射型暖房器であって、 前面の網部材の上かもしくは筐体の上面に第一の通風孔
    が設けられ、筐体の下面には、下面からスペーサを凸出
    させたうえで第二の通風孔が設けられており、 前記網部材と前記反射板の開口とが離間しており、網部
    材と反射板のとの間であって当該反射板の開口の外側の
    位置に、短冊状部材もしくは多孔板部材を配置してなる
    ことを特徴とする反射輻射型暖房器。
  3. 【請求項3】 樋状反射板が前方部分と後方部分とでは
    曲率が異なっており、後方部分が棒状ランプから遠ざか
    るように構成されてなることを特徴とする請求項1から
    請求項2のいずれか一項に記載の反射輻射型暖房器。
  4. 【請求項4】 樋状反射板の前方部分が、長手方向に垂
    直な断面の形状が放物線であって、棒状ランプがその焦
    点から頂部側へ偏倚して配置されてなることを特徴とす
    る請求項3に記載の反射輻射型暖房器。
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