JPH06207718A - 電気暖房器 - Google Patents

電気暖房器

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JPH06207718A
JPH06207718A JP238793A JP238793A JPH06207718A JP H06207718 A JPH06207718 A JP H06207718A JP 238793 A JP238793 A JP 238793A JP 238793 A JP238793 A JP 238793A JP H06207718 A JPH06207718 A JP H06207718A
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JP
Japan
Prior art keywords
heating element
main body
heating
body case
metal net
Prior art date
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Pending
Application number
JP238793A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiichi Hashikawa
喜一 橋川
Takao Takeyama
隆雄 竹山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Seiko Co Ltd filed Critical Matsushita Seiko Co Ltd
Priority to JP238793A priority Critical patent/JPH06207718A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 赤熱する発熱体による一方向の強い輻射感や
まぶしさ等の不快感をを抑え、速暖性に優れ、おだやか
な暖房感が得られる軽量安価な暖房器を実現する。 【構成】 本体ケース1の開口部に設けた赤熱する発熱
体2と、この発熱体2の前面に設けた開孔率50%以下
の金網体4と、この金網体4の前面に設置した保護ガー
ド5を有し、発熱体2による明るさを抑え速暖性を有す
るおだやかな暖房感を生じさせる。また、金網体4に遠
赤外線放射塗装を施し、本体ケース1の開口部を覆うよ
うにし配置することにより、金網体4の速暖化と遠赤外
線放射の効率化を図り、本体ケースの形状・重量を増大
させずに、安価に製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、輻射熱による電気暖房
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、輻射熱を利用する電気暖房器と
して、電気ストーブまたはパネルヒーターがよく使用さ
れている。
【0003】従来、この種の電気暖房器は図3および図
4に示すような構成が一般的であった。すなわち前面が
開口した本体ケース101内に石英管を用いた赤熱する
発熱体102a,102bを収納し、この発熱体102
a,102bを焦点とした断面が放物線形状の反射板1
03をその後方に配し、前方に効率よく輻射熱を送り出
している。発熱体102a,102bの前方には、本体
ケース101の開口部をおおうごとく線材を等間隔に配
したガード104が設けられ、発熱体102a,102
bとガード104の間にアルミ薄板で形成したハニカム
構造の偏光体105を用い、前方に集中して熱放射する
ようにしている。
【0004】上記構成において、赤熱する発熱体102
a,102bに通電することにより、発熱体102a,
102bで発生した熱は直接もしくは反射板103にて
反射され前方へ送り出されるものであった。
【0005】また、安全性を高めたものとして、表面温
度の低い面状の発熱体を用いたパネルヒーターが利用さ
れている。
【0006】すなわち、図5に示すように、前面が開口
した本体ケース101に面状の発熱体106を収納し、
発熱体106の前方にはガード104が設けられ、発熱
体106に手指が直接触れられない構成としている。
【0007】上記構成において、発熱体106に通電す
ることにより、おだやかな輻射熱を発し、採暖者を直接
温めるとともに発熱体106の広範囲な表面から周辺空
気が加熱されて上昇気流が生じ、この上昇気流が室内を
対流することにより、部屋全体の温度もしだいに上昇す
るものであった。
【0008】このように赤熱する発熱体を用いたもので
は、速暖性に優れ、前方への輻射効率が高いという利点
を有し、一方、赤熱しない面状の発熱体を用いたもので
は、おだやかな温熱感や、発熱体に紙やほこりが触れて
も燃えないという安心感が得られるものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の電気
暖房器では、赤熱する発熱体を用いたものでは、強い輻
射熱を受けて速暖性には優れているものの、連続して使
用する場合は局所的に加熱されるため、採暖者にとって
は必ずしも快適とはいえないという課題を有していた。
【0010】また、発熱体そのものから発する光成分
で、夜間などでは、まぶしさをおぼえるという課題を有
していた。さらに、赤熱しない面状の発熱体を用いたも
のでは、速暖性に劣るとともに、発熱体そのものが面状
で大きくなるため、本体ケースも大きくなり、本体重量
が重く、製造コストが高くなるという課題を有してい
た。
【0011】本発明は上記課題を解決するもので、赤熱
する発熱体のまぶしさを解消するとともに、速暖性を損
なわずに強い輻射熱による採暖者への不快感を抑え、快
適な輻射暖房ができることを第1の目的とする。
【0012】第2の目的は、遠赤外線を効率良く放射し
て本体ケースの大きさや、本体重量を増大させることな
く、低コストで製造できることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的を達
成するための第1の手段は、本体ケースの前面開口部に
設けた赤熱する発熱体と、この発熱体の後方に配した反
射板と、前記発熱体の前面に設けた開孔率50%以下の
金網体と、この金網体の前面に設けた保護ガードを有し
た構成としたものである。
【0014】また第2の目的を達成するための第2の手
段は、本体ケースの開口部を覆う金網体を備え、この金
網体に遠赤外線放射塗装を施した構成としたものであ
る。
【0015】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、発
熱体の前に設けた開孔率50%以下の金網体が赤熱する
発熱体の強い輻射熱を適度に緩和し、さらに光成分の一
部を遮り、まぶしさを抑えることができるものである。
【0016】また、第2の手段の構成により、遠赤外線
放射塗装された金網体は本体開口部を覆うようにしてい
るため、金網体の温度上昇は速く、また二次輻射熱量も
多くなり、本体形状を大型化することなく、効率的な輻
射暖房ができるものである。
【0017】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について図1およ
び図2を参照しながら説明する。
【0018】図に示すように、略箱型の前面が開口した
本体ケース1の開口面には、複数の発熱体2を設け、発
熱体2の後方には、断面放物線形状の反射板3がそれぞ
れ配置され、発熱体2の前方に金網体4を設置してい
る。
【0019】この金網体4は、2〜8mmピッチの格子状
で、開口部4aの開孔率が50%以下に設定されてい
る。さらに金網体4の前方には、金属線材と等間隔に溶
接した保護ガード5が金網体4に手指が当接しない間隔
で、取り付けられている。本体ケース1の天面には、発
熱体2の入切を操作する器体スイッチ6が設けられ、ま
た下面には本体ケース1を支えるスタンド7が取り付け
られている。
【0020】上記構成において、器体スイッチ6を操作
して発熱体2に通電すると、発熱体2からの放射熱が、
直接または反射板3にて反射され、前方に放射される。
この熱線の多くは金網体にさえぎられているため、採暖
者への局所的加熱が緩和され、不快感を解消することが
できる。
【0021】また、金網体4は発熱体2に加熱されて温
度が100℃以上に達し、その表面から二次輻射熱を生
じて輻射暖房を行い、発熱体2とともに周囲の空気を加
熱して上昇気流を生じさせ、この上昇気流が室内を対流
して室温を上げることができる。
【0022】さらに保護ガード5と金網体4との間隔を
指先が触れない距離としているので、手指が火傷する危
険を未然に防ぐことができる。
【0023】このように本発明の第1実施例によれば、
赤熱する発熱体2の前に開孔率50%以下の金網体4を
配したことにより、発熱体2からの強い熱線を緩和する
ことができ、さらに発熱体2の光成分を遮り、まぶしさ
を抑えることができる。
【0024】また発熱体2が高温であっても、金網体4
があるため、発熱体2に紙や異物が直接接触する危険が
なく、金網体4の前に設けた保護ガード5により、手指
が金網体4に触れることがなく、火災や火傷に対して安
全性を保つことができる。
【0025】さらに発熱体2および金網対4の対流熱に
よる室温上昇作用と、金網体4の輻射熱との相乗作用に
より、快適な暖房を実現することができる。
【0026】つぎに本発明の第2実施例につちえ、図1
および図2を参照しながら説明する。なお第1実施例と
同一構成のものは同一番号を付して詳しい説明は省略す
る。
【0027】本体ケース1の前面開口部には、図1に示
すように、その開口部を覆うように開孔率50%以下の
金網体4が設けられ、この金網体4は遠赤外線の吸収お
よび放射効率を高める耐熱塗装が施されている。
【0028】上記構成において、発熱帯2からの熱線は
反射板3に反射され、前方に放射される。この熱線の多
くは遠赤外線放射塗装を施された金網体4に吸収され、
金網体4の温度を高め、金網体4から長波長の遠赤外線
の二次放射を生じせしめる。
【0029】また発熱体2からの熱線の一部は金網体4
の開口部4aを通過し、直接的に採暖者に放射される。
【0030】このように本発明の第2実施例の電気暖房
器によれば、金網体4は比熱の小さな金属製であり、か
つ熱線の放射吸収を高める耐熱塗装を施したので、その
温度上昇速度は速く、二次輻射を生ずるまでの立ち上が
り時間が短くなり、また本体ケース1の開口部を覆う金
網体4の前面から輻射熱を多量に放射することができる
ため、本体の大きさや重量を増大させることなく、所望
の輻射熱量を得ることができ、大型のパネルヒータに比
べて安価に製造することができる。
【0031】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば発熱体の前方に開孔率50%以上の金網体を
設けたことにより、発熱体からの直接的な強い輻射熱を
柔げて使用者の不快感を取り除き、また発熱体のまぶし
さを低減して、快適な輻射暖房を実現できる効果ある電
気暖房器が提供できる。
【0032】また金網体を本体ケースの開口部を覆うよ
うに配置し、金網体に遠赤外線塗装を施すことにより、
金網体は発熱体の放熱を受けてすばやく昇温し、遠赤外
線を前方へ輻射することができるため、本体ケースの大
きさや重量を増大することなく、速暖性に優れた効率的
な輻射暖房が可能となり、大型パネルヒータに比べて安
価に製造することができる効果ある電気暖房器が提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例および第2実施例の電気暖
房器の側面図
【図2】同正面図
【図3】従来の電気ストーブの側断面図
【図4】同電気パネルヒータの側断面図
【符号の説明】
1 本体ケース 2 発熱体 3 反射板 4 金網体 5 保護ガード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース前面開口部に設けた赤熱する
    発熱体と、この発熱体の後方に配した反射板と、前記発
    熱体の前面に設けた開孔率50%以下の金網体と、この
    金網体の前面に設置した保護ガードを有してなる電気暖
    房器。
  2. 【請求項2】 本体ケースの前面開口部を覆う金網体を
    備え、この金網体に遠赤外線放射塗装を施した請求項1
    記載の電気暖房器。
JP238793A 1993-01-11 1993-01-11 電気暖房器 Pending JPH06207718A (ja)

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JP238793A JPH06207718A (ja) 1993-01-11 1993-01-11 電気暖房器

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JP238793A JPH06207718A (ja) 1993-01-11 1993-01-11 電気暖房器

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JPH06207718A true JPH06207718A (ja) 1994-07-26

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ID=11527826

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JP238793A Pending JPH06207718A (ja) 1993-01-11 1993-01-11 電気暖房器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101898484B1 (ko) * 2018-02-12 2018-09-13 아스코코리아 주식회사 열 전달 효율과 균일도가 향상된 전기 히터

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101898484B1 (ko) * 2018-02-12 2018-09-13 아스코코리아 주식회사 열 전달 효율과 균일도가 향상된 전기 히터
WO2019156534A1 (ko) * 2018-02-12 2019-08-15 아스코코리아 주식회사 열 전달 효율과 균일도가 향상된 전기 히터

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