JP2519736Y2 - パネルヒータ - Google Patents

パネルヒータ

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JP2519736Y2
JP2519736Y2 JP1990064174U JP6417490U JP2519736Y2 JP 2519736 Y2 JP2519736 Y2 JP 2519736Y2 JP 1990064174 U JP1990064174 U JP 1990064174U JP 6417490 U JP6417490 U JP 6417490U JP 2519736 Y2 JP2519736 Y2 JP 2519736Y2
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JP
Japan
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heat
panel
heater
quartz tube
dissipating
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JP1990064174U
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JPH0423912U (ja
Inventor
安彦 内山
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東芝機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、床面に設置し室内の暖房に供されるパネル
ヒータに関する。
(従来の技術) 従来のパネルヒータは、例えば実開昭51−146750号公
報に示されるように、表面板の裏面全域に亘って面発熱
層を設け、この表面板の凹凸面より室内に放熱するよう
にしていた。
(考案が解決しようとする課題) しかし、前記のように構成したパネルヒータは、輻射
暖房としての快適性及び安全性は優れているが、パネル
の熱容量が大きいため通電初期の立上がり特性が悪い欠
点があった。
これに対して、特開平2−140519号公報には、通電直
後に本体の下部にある石英管式ヒータにより採暖者への
速熱暖房を行ない、十分に暖房された後は本体上部にあ
る面状ヒータに通電を切換えて、加熱量を抑えるように
した電気ストーブが開示されている。
しかし、ここに開示されるものは、石英管式ヒータを
反射板の焦点位置に配置して、石英管式ヒータから直接
放射される波長の短い熱線だけで通電初期の暖房を行な
うようにしているため、速熱性はある程度期待できるも
のの、通電初期からの心地良い暖かさを得ることはでき
ない。
本考案は前記のような欠点を解決しようとするもの
で、通電初期の立上がり特性を良好にし、かつ、心地良
い暖かさを得ることができるパネルヒータを提供するこ
とを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、枠体内に放熱パネルを設け、この放熱パネ
ルを放熱パネルの裏面側の一部に発熱体を設けた発熱部
と、発熱体を有しない非発熱体とに区分し、この放熱パ
ネルの非発熱部の表面側に石英管ヒータを設けるととも
に、前記放熱パネルの表面側に遠赤外線を発する輻射層
を設けて構成される。
(作用) 通電初期には放熱パネルの裏面側の発熱体及び表面側
の石英管ヒータに夫々通電し、放熱パネルに設けられた
輻射層を表裏両面より加熱することで、強烈な刺激のな
い穏やかな低温度の熱線を輻射層より放熱させると共
に、表面側の石英管ヒータからの直接の放熱により高温
度で急速に室内を暖房する。また、時間の経過と共に放
熱パネルの温度が上昇しパネルヒータとしての心地好い
暖房が得られる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第2図を参照
して説明する。
1はマイカ板などからなる放熱パネルで、この放熱パ
ネル1は、その裏面側の略2/3に相当する上部部分に面
状の発熱体2が取付けられ、さらに、この発熱体2の裏
面側にマイカ板3が取付けられている。また、放熱パネ
ル1の表面側の略全面に亘って遠赤外線を発する黒色耐
熱塗装からなる輻射層4が形成されている。5は断熱ボ
ードで、例えばセラミック板または無機繊維をボード状
に成形して形成されたもので、前記マイカ板3の裏面に
重合され、ねじ6及びナット7で前記放熱パネル1、発
熱体2、マイカ板3と共に一体化され、放熱パネルユニ
ット8が形成される。9は石英管ヒータで、放熱パネル
1の表面側で、且つ発熱体2を有しない下部部分に取付
けられている。10は金属板で形成された保護板で、この
保護板10は石英管ヒータ9を覆うように設けられ、外表
面に遠赤外線を発する黒色耐熱塗装からなる輻射層11が
形成されていると共に、多数の通孔12,12…が設けられ
ている。13は木製の枠体で、下部に脚14と、表面側全面
が開口した開口部15と、裏面側に通気孔16,16が設けら
れている。そして、前記発熱ユニット8はこの枠体13の
裏面側の内壁に、金属枠17及びスペーサ18,18を介して
空気層による断熱空間19が形成されるように、取付けね
じ20及びナット21により取付けられている。
しかして、発熱体2及び石英管ヒータ9に通電する
と、放熱パネル1の輻射層4は発熱体2の熱により裏面
から加熱されると共に、表面側からも石英管ヒータ9の
輻射熱が放射されて加熱が促進され、輻射層4の表面よ
り波長の長い遠赤外線が放射される。したがって、この
波長の長い遠赤外線により強烈な刺激がなく穏やかに低
い温度の熱線を放射するため、心地好い暖かさが得られ
る。一方、石英管ヒータ9から保護板10の多数の通孔1
2,12…を通して直接放射される高温の波長の短い近赤外
線は、速熱性に優れ通電初期の立上がりを促進させる。
また、保護板10の輻射層11からは放熱パネル1の輻射層
4と同様に遠赤外線が放射される。そして、時間の経過
と共に放熱パネルの温度が上昇しパネルヒータとしての
心地好い暖房が得られるようになる。そして、石英管ヒ
ータ9は放熱パネルの温度が上昇した安定時は適宜断電
するようにしても良い。
なお、本考案は石英管ヒータ9を覆う保護板10を設け
たもので説明したが、これらは必ずしも必要とするもの
ではない。
[考案の効果] 本考案は、枠体内に放熱パネルを設け、この放熱パネ
ルを放熱パネルの裏面側の一部に発熱体を設けた発熱部
と、発熱体を有しない非発熱部とに区分し、この放熱パ
ネルの非発熱部の表面側に石英管ヒータを設けるととも
に、前記放熱パネルの表面側に遠赤外線を発する輻射層
を設けて構成されるので、通電初期の立上がり特性を良
好にし、かつ、心地好い暖かさを得ることができるパネ
ルヒータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のパネルヒータの一実施例を示す縦断面
図、第2図は同じくパネルヒータの全体の斜視図であ
る。 1……放熱パネル 2……発熱体 4……輻射層 9……石英管ヒータ 13……枠体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】枠体内に放熱パネルを設け、この放熱パネ
    ルを放熱パネルの裏面側の一部に発熱体を設けた発熱部
    と、発熱体を有しない非発熱部とに区分し、この放熱パ
    ネルの非発熱部の表面側に石英管ヒータを設けるととも
    に、前記放熱パネルの表面側に遠赤外線を発する輻射層
    を設けたことを特徴とするパネルヒータ。
JP1990064174U 1990-06-18 1990-06-18 パネルヒータ Expired - Lifetime JP2519736Y2 (ja)

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