JP3083803U - カセットコンロのバーナー - Google Patents

カセットコンロのバーナー

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JP3083803U JP2001002725U JP2001002725U JP3083803U JP 3083803 U JP3083803 U JP 3083803U JP 2001002725 U JP2001002725 U JP 2001002725U JP 2001002725 U JP2001002725 U JP 2001002725U JP 3083803 U JP3083803 U JP 3083803U
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巌 長沢
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巌 長沢
山上 嘉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遠赤外線による熱エネルギーを利用したカセッ
トコンロを目的とする。 【解決手段】カセットコンロにおいてバーナー噴炎口の
上にトルマリン石の層を設け、これによってトルマリン
から発生する遠赤外線の熱エネルギーを併用して燃焼カ
ロリーを高めることができ、卓上での使用はもとより野
外での使用にも適しているため災害時等の使用に有効で
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はカセットコンロのバーナーにトルマリン石を装着して遠赤外線熱を利 用したカセットコンロのバーナーの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
カセットコンロのバーナーは特に変形することなく従来から図3のコンロに示 すような円形の盤状火口のものを使用していた。 その中で発明者はバーナーを角形に形成することによってガスの噴炎口を30% 程度増加させることが可能となって燃焼カロリーを高め火力の強いカセットコン ロに成功した。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このように改良されたカセットコンロにおいても、これ以上燃焼カロ リーを昇げるためバーナーを大形にしたり、あるいは噴炎口の数を増せば、装填 されているボンベのガス圧の範囲内では不完全燃焼を起して使用中の危険が伴う ため不可能であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
考案者は永年の経験に基いて鋭意研究を続けた結果本考案に到達したものであ って、本考案は、このようなバーナーにトルマリン材を装設することによってト ルマリンから発生する遠赤外線が熱エネルギーを放出することで燃焼カロリーが 増加して短時間での煮沸・調理が可能となる。
【0005】
【考案の実施の形態】
添付図面により本考案の実施の形態を説明すると、図1は角形バーナーDの平 面図を示し、図2はバーナーDの構造を示す側面図である。
【0006】 また図3は参考までに示す従来から使用されているカセットコンロAの斜視図 であって、本考案のカセットコンロを含めてこの種のカセットコンロAはボンベ 装填部Bに小形ボンベを装填して卓上はもとより野外等で便利に使用できるもの であって、先年の阪神大震災の際には野外での炊飯用として大量に使用された。
【0007】
【実施例】
図2により本考案のバーナーDの構成を説明すると、図はバーナー部分の側面 図であって、上部に位置する噴炎口(1),(1)は波形の上下2段に形成され 、この上方に遠赤外線を発生するトルマリン石(3)を装填する層状部(2)を 設けるものである。
【0008】 この層状部(2)は図示していないが周囲縁部を棚状に形成し、この中にトル マリン石(3)を充填して封入する。
【0009】 本考案で使用するトルマリン石は原石の小粒でもよいが、高価な上に永年使用 していると砕けて粉状となり前記棚状縁部から散出するため、本考案では原石の 粉体を粘土と混合して粒状に成形して焼成したセラミックトルマリンが適してい る。
【0010】 このトルマリン層(2)の上面は図1の平面図で理解されるように多数の通気 孔(5)が設けてあってトルマリン石(3)から発する遠赤外線の熱エネルギー が放出され、これによって有効な加熱効果が得られる。
【0011】 本考案においては、図1において角形のバーナーDが示されているが、バーナ ーDの形状は角形に限ることなく図3に見られるような従来からの円形のバーナ ーDであってもトルマリン石(3)の層を設けることによって遠赤外線による効 果が加味されて熱効率が向上することは勿論であり、当然のことであるが本考案 の権利の範中である。
【0012】 また本考案のカセットコンロAはトルマリン石を使用していることによってト ルマリン石から発生するマイナスイオンによって空気清浄効果や殺菌・消臭効果 も発揮される。図中の符号(6)はガスGの導管を示し、また(7)は締付ボル トである。
【0013】 本考案のトルマリン石を設けたカセットコンロと図3に示すような従来からの カセットコンロとの使用による比較例を次に示す。
【0014】 鍋に1リットルの水を入れて沸騰に要する時間とカセットボンベの燃料消費量 を比較した。この結果、従来のコンロの場合は沸騰まで4分2秒かかったのに対 して、本考案のトルマリン装着のバーナーのコンロは3分10秒で沸騰した。燃 料消費量は従来のコンロが15.5g、本考案のコンロの場合には14gであっ た。
【0015】 加熱時間が短くて済む分だけ燃料消費量も節約される。トルマリンから出た遠 赤は温度が加わることで熱効果が増大し、熱エネルギーを4000kcal相当 まで熱交換させることができる。
【0016】
【考案の効果】
上記のように本考案は、カセットコンロのバーナーDにトルマリン石を設ける ことによって、トルマリンから発生する遠赤外線の熱エネルギーが付加されるた め熱効率がよく加熱炊飯時間を早めることによってボンベのガスの消費を節約が できる。
【0017】 また火力が強いため卓上はもとより野外での使用に適していて災害時の緊急使 用に更なる効果が発揮されるという今迄のカセットコンロに比較して卓越した作 用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のバーナーの平面図
【図2】本考案のバーナーの側面図
【図3】従来のカセットコンロの斜視図
【符号の説明】 (1)…ガス噴炎口 (2)…トルマリン層部分 (3)…トルマリン石 (5)…通気孔 (6)…ガス導管 (7)…締付ボルト A…カセットコンロ B…ボンベ装填室 D…バーナー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボンベを装填して卓上等で使用するカセッ
    トコンロのバーナーDであって噴炎口(1)の上部に層
    状部(2)を設け、該層状部(2)内にトルマリン石を
    充填したことを特徴としたカセットコンロのバーナー。
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