JP3847824B2 - 赤外線治療器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、温熱効果で筋肉のこりをほぐすことのできる赤外線治療器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、赤外線、あるいは、遠赤外線を放射し、温熱効果で筋肉のこりをほぐすことのできる赤外線治療器があり、かかる赤外線治療器の一形態として、家庭で簡易に使用できるようにしたものがある。
【0003】
これは、図29に示すように、スタンド支柱100 に一端開口に形成したヘッドケーシング200 を連設し、同ヘッドケーシング200 内に、赤外線、または、遠赤外線を放射する赤外線放射手段Xを収容して構成している。210 はグリル、220 は反射板、230 は断熱材である。
【0004】
同赤外線放射手段Xとしては、図30に示すように、前記ヘッドケーシング 200 (図29)の内壁に取付けたバックプレート300 とステンレスやアルミニウム等の金属板に赤外線放射セラミックスを塗布焼成した赤外線放射プレート400 との間に、薄板状に形成したヒータ本体500 を挟持介設して構成したものが一般的である。なお、310 はバックプレート取付ねじ、600 はヒータ本体500 を挟持する絶縁体である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した赤外線放射手段Xを具備する従来の赤外線治療器には、未だ、以下の解決すべき課題が残されていた。
【0006】
すなわち、バックプレート300 及び赤外線放射プレート400 は、図29及び図30に示すように、それぞれ円形に形成されているが、両プレート300,400 を連結するために、赤外線放射プレート400 の周縁全体にかしめ部410 を形成して赤外線放射プレート400 をバックプレート300 に取付ける構成としていた。
【0007】
円周全体にかしめ部410 を形成した場合、これを一様に折り返してバックプレート300 に取付けるのは、その際のかしめ力で上記赤外線放射セラミックスに亀裂や剥離等の損傷を与えやすく、これを回避してかしめることは技術的に難しいものであった。したがって、組付工数に時間がかかり、コストも高くなるなどの課題があった。
【0008】
また、一旦強固にかしめたものは、例えば、赤外線放射セラミックスの亀裂や剥離等が生じても、赤外線放射プレート400 のみを取り替えることはできず、赤外線放射手段Xごと取り替えなければならず、メンテナンスの面でも不利であった。
【0009】
そこで、本発明では、上記課題を解決することのできる赤外線治療器を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、ヘッドケーシングの内壁に取付けた円形のバックプレートと、ステンレスやアルミニウム等の金属板にセラミックスを塗布焼成した円形の赤外線放射プレートとの間に、ヒータ本体を挟持して構成した赤外線放射手段を具備する赤外線治療器において、上記赤外線放射プレートの周縁に複数の係合爪を形成し、同係合爪を折曲してバックプレートに係合させるとともに、前記複数の係合爪の一に係合凹部を形成し、同係合凹部を、前記バックプレートの背面に突設され、当該バックプレートを前記ヘッドケーシングに取付けるねじ体に係止して、前記赤外線放射プレートとバックプレートとが相対的に回転することを防止する回転規制手段を構成したことを特徴とする赤外線治療器に係るものである。
【0011】
また、本発明は、以下の構成にも特徴を有する。
【0013】
前記係合爪に略U字状の折り返し部を形成し、当該係合爪とバックプレートとの間に、外部からの衝撃を吸収する緩衝部を形成した。
【0018】
【実施例】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施例について詳述する。
【0019】
図1〜図3に示すように、本赤外線治療器Aは、一端開口に形成し、開口側に向けて赤外線、または、遠赤外線を放射する赤外線放射手段Bを収容配設したヘッドケーシング2と、同ヘッドケーシング2を保持するスタンド本体3とを具備している。
【0020】
そして、スタンド本体3の台座部30に設けた電源オン・オフ兼用のタイマスイッチ32を操作して所望する時間にセットすると、赤外線放射手段Bから遠赤外線が放射されて患部の奥まで同時に暖め、確実に代謝作用を促してこりなどをほぐすことができる。33はLEDからなる通電ランプである。
【0021】
図4に示すように、本実施例に係る赤外線放射手段Bは、実質的には、ヘッドケーシング2の奥面に突設したボス21に金属製の反射板10を取付けるとともに、同反射板10に断熱材11を介して、ステンレスやアルミニウム等の金属板前面に遠赤外線放射特性を有するセラミックスを塗布焼成した赤外線放射プレート12を具備するヒータ4を取付けた熱源部1により構成されている。
【0022】
なお、上記反射板10は、赤外線放射手段Bを構成するためには必ずしも必要とするものではなく、また、本実施例における反射板10はステンレス製としているが、アルミ蒸着やクロム樹脂メッキを施した耐熱樹脂製とすることもできる。
【0023】
10a は反射板取付け用ビス、10b は反射板取付け用のカラー、20はヘッドケーシング2の開口部に着脱自在に取付けたグリル、41b はバックプレート取付用のカラー、41c はバックプレート取付用のナットである。なお、カラー41b は熱伝導率の高い銅やアルミニウム等の材質で形成している。
【0024】
また、ヒータ4は前記反射板10よりも小径とし、図5に示すように、反射板10を介してヘッドケーシング2へ取付けるためのねじ体41a を設けたバックプレート41と赤外線放射プレート12との間に、マイカ板42,42 によりサンドイッチ状に挟持されたヒータ本体43を挟み込んで構成している。43a はヒータ線、43b はヒータ基板である。
【0025】
また、前記反射板10とヘッドケーシング2の奥面との間には空間が形成されており、反射板10の裏側にはサーモスタット5と温度ヒューズ25とからなる温度過昇防止手段Cを取付け、ヒータ4の温度調節を行いながらヘッドケーシング2内の温度の過昇を防止している。
【0026】
さらに、上記グリル20には、温度標示部Eを貼設しており、ヘッドケーシング2内の温度が使用適温になったこと、あるいは、温度が高くなりすぎたことを視覚的に標示できるようにして、より使い勝手や安全性を高めている。なお、前記温度過昇防止手段C及び温度標示手段Eについては後に詳述する。
【0027】
上記構成の赤外線治療器Aにおいて、本発明の要旨となるのは、上記赤外線放射プレート12の周縁に複数の係合爪15を形成し、同係合爪15を折曲してバックプレート41に係合させるとともに、前記複数の係合爪15の一に係合凹部15aを形成し、同係合凹部15aを、前記バックプレート41の背面に突設され、当該バックプレート81を前記ヘッドケーシング2に取付けるねじ体41aに係止して、前記赤外線放射プレート12とバックプレート41とが相対的に回転することを防止する回転規制手段を構成したことに特徴がある。
【0028】
本実施例では、上記係合爪15を円形に形成した赤外線放射プレート12の周縁に3個形成し、これら係合爪15を同じく円形に形成したバックプレート41に係合させることにより赤外線放射プレート12をバックプレート41に取付けている。
【0029】
すなわち、図5に示すように、赤外線放射プレート12の周縁に、一定の間隔をあけて3個の係合爪15を折り返し自在に連設し、同係合爪15をバックプレート41の背面側に折曲して係合して取付け、赤外線放射プレート12とバックプレート41との間でヒータ本体43及びマイカ板42,42 を挟持している。
【0030】
このときに、フロント及びバックプレート12,41 は共に円形なので、相対的に回転してずれることがあるので、回転規制手段を具備させて、赤外線放射プレート12とバックプレート41とが相対的に回転することを防止している。
【0031】
回転規制手段としては、バックプレート41の背面に突設した凸状体45に、赤外線放射プレート12の周縁に形成した係合爪15を係止させる構成とし、本実施例では、上記凸状体45をバックプレート41のねじ体41a で兼用している。
【0032】
すなわち、図5及び図6(a) に示すように、係合爪15の一つに係合凹部15a を形成し、同係合凹部15a をねじ体41a に係合させるようにして、赤外線放射プレート12とバックプレート41との相対的な回転を防止している。
【0033】
また、参考例として、図6(b)に示すように、係合爪15の少なくとも二つをねじ体41aの位置までの長さに形成し、時計回り、反時計回りいずれにも回転が規制されるように係合爪15,15をねじ体41a,41aに係止する構成としてもよい。
【0034】
このように、本実施例では既存の部品であるねじ体41a を凸状体45として利用しているので部品点数の増加がなくコスト的に有利となる。
【0035】
なお、他の参考例として図7(a),(b)に示すように、凸状体45をねじ体41aと別に突設して、上述したのと同様に係合爪15を係合させてもよい。これも構成的には簡単であり、実施する上において何ら支障がない。
【0036】
また、回転規制手段としては上記の他様々な形態が考えられるが、例えば、図8(a),(b)に示す参考例のように、バックプレート41に形成した係合部46に赤外線放射プレート12の周縁に形成した係合爪15を係合させる構成とすることもできる。
【0037】
すなわち、図8(a) では、バックプレート41の周縁の一部に、外方へ突出する突出面47を形成し、同突出面47にバックプレート41の周縁位置まで切欠した切欠部からなる係合部46を形成して、同係合部46に係合爪15を係合させて回転規制を行っている。
【0038】
図8(b) は、バックプレート41の周縁の一部を直接切欠して係合部46を形成する一方、係合爪15の一つを、赤外線放射プレート12の周縁に沿って両開き状となる一対の爪片15b,15b から形成し、同爪片15b,15b を上記係合部46に嵌合してバックプレート41の背面で拡開して係止したものである。
【0039】
このように、係合爪15を係合する係合部46を設けることにより、簡単な構造で赤外線放射プレート12とバックプレート41との確実な連結を行うことができる。
【0040】
さらに、回転規制手段の参考例として、図9(a),(b),(c)に示すように、赤外線放射プレート12及びバックプレート41を異形形状として構成することができる。図9(a)は、赤外線放射プレート12及びバックプレート41を矩形形状としたものであり、図9(b)は両プレート12,41 を三角形形状としたものであり、図9(c)は両プレート12,41を繭形形状としたものであって、いずれも赤外線放射プレート12及びバックプレート41は相対的に回転して両者互いにずれたりすることがない。
【0041】
また、両プレート12,41 は加熱と冷却が繰り返されるものであり、特に、赤外線放射プレート12はセラミックスを塗布しているので、加熱・冷却が繰り返されると端部がめくれやすくなるので、係合爪15の数を仮想線で示したような位置に増設してめくれを防止することができる。
【0042】
このように、異形形状とすると、上記矩形、三角形、繭形の他に様々な形状があり、美しいデザインで意匠的にも優れた製品を製造することができ、しかも特別な部品構成が不要で回転規制が行える。
【0043】
ここで、赤外線放射プレート12及びバックプレート41を繭形に形成したものを例にとって(図9(c) 参照)、ヒータ4の他の形態について説明する。
【0044】
本実施例では、ヒータ4は、マイカ板42,42 間に挟持したヒータ本体43を、係合爪15を設けた赤外線放射プレート12とバックプレート41とで直接挟持する構成としたが、図10に示すように、周縁にかしめ部40a を形成したフロントプレート40とバックプレート41との間にマイカ板42,42 間に挟持したヒータ本体43を介在させ、さらに赤外線放射プレート12を前記フロントプレート40の前側に位置するように取付ける構成とすることもできる。なお、ここではツインヒータ式としており、第一ヒータ43c と第二ヒータ43d とを並設している。
【0045】
このときの、赤外線放射プレート12に形成した係合爪15の形態としては、図11及び図12に示すように爪先端が下方を向く内倒れ式と、図13及び図14に示すように爪先端が上方を向く外倒れ式と、図15に示すように爪先端が二股状に左右へ横開きする横倒れ式の三つの形態が考えられる。
【0046】
すなわち、内倒れ式において、図11に示したものは、赤外線放射プレート12に連設した係合爪15をパックプレート41側に折曲し、さらに、その先端側をバックプレート41の背面に折曲して連結するようにしたものである。
【0047】
また、図12に示したものは、本発明の特徴の一つをなすものであり、係合爪15に緩衝部15c を形成している。
【0048】
すなわち、係合爪15を図11に示したものよりも長めに形成するとともに、バックプレート41との間に、略U字状の一旦折り返し部を形成し(図12(b) )、その後、パックプレート41側に折曲し、さらに、その先端側をバックプレート41の背面に折曲して取付けたもので、前記折り返し部を緩衝部15c としている。
【0049】
すなわち、例えば赤外線放射プレート12とバックプレート41とが異なる材質の金属で形成されている場合、熱膨張率が異なった場合は両者の伸縮量は異なってくる。ここで、係合爪15により強固に連結されていると、その伸縮量の違いから赤外線放射プレート12のセラミック塗布部に亀裂が生じたりするおそれがあるが、上記緩衝部15c によって伸縮量の差を吸収することができ、セラミック塗布部に亀裂が発生することを未然に防止することが可能となる。
【0050】
また、外部からの思わぬ衝撃が加わった際に、同緩衝部15c により、衝撃を吸収して内部のヒータ本体43などの損傷を防止することができる。
【0051】
なお、かかる緩衝部15c は、先に説明した円形の赤外線放射プレート12に連設した係合爪15にも適用することができる。
【0052】
次に、図13及び図14に示した外倒れ式のものを説明すると、ここでは、バックプレート41に、係合部46の一形態として、係合爪15を嵌入する嵌入孔48を形成し、同嵌入孔48に係合爪15を嵌入して連結するものであり、図13では、係合爪15を一旦下方へ折曲した後、先端を前記嵌入孔48に嵌入させて上方へ再び折曲させて連結している。
【0053】
一方、図14に示すものは、係合爪15が赤外線放射プレート12から突出状に形成されたものではなく、赤外線放射プレート12にその端部から内側に向けて左右の切込みを入れ、両切込みの終端間に形成された接合部12a で連設された状態に係合爪15を形成し、同係合爪15の先端を嵌入孔48に嵌入し、バックプレート41の背面側で上方へ折曲し連結したものである。
【0054】
この外倒れ式のものは、嵌入孔48から上方へ伸延する係合爪15でパックプレート41の端縁に巻付けることが可能で確実に連結することができる。
【0055】
次に、図15に示した横倒れ式のものを説明すると、ここでは、係合爪15を、赤外線放射プレート12の端縁部に沿って両開き状となる一対の爪片15b,15b から形成し、両爪片15b,15b を、バックプレート41の端縁に形成した係合部46としての係合用凹部49の左右側にそれぞれ係合させるようにしている。
【0056】
図15(a) においては、上記係合用凹部49をバックプレート41の端縁に切欠して形成しており、図15(b) においては、バックプレート41の端縁から外方へ突出状に形成した二つの耳部49a,49a 間を係合用凹部49としている。
【0057】
以上説明してきたように、赤外線放射プレート12またはバックプレート41の周縁に複数の係合爪15を形成し、同係合爪15を折曲してバックプレート41または赤外線放射プレート12に係合させたことにより、従来のように、赤外線放射プレート12の全周にわたってかしめ部を形成する必要がなく、同赤外線放射プレート12のバックプレート41への取付けが容易となり、赤外線放射手段Bの組付け工程を効率的に行え、コストダウンを図ることができる。
【0058】
また、回転規制手段を設けたことにより、赤外線放射プレート12とバックプレート41とが相対的に回転し、回転の衝撃によって赤外線放射プレート12に塗布された遠赤外線放射特性を有するセラミックスに亀裂や剥離が生じたりするおそれがなくなる。
【0059】
ここで、上記してきた赤外線放射プレート12の形態について説明する。
【0060】
赤外線放射プレート12は、前述したように、ステンレスやアルミニウム等の金属板前面にセラミックスを塗布焼成したものであり、これまで説明してきた実施例では、その表面を平面状にしていたが、これを、図16〜図17に示すように凹凸面状に形成してもよい。
【0061】
図16に示したものは、赤外線放射プレート12の表面を波状に形成したものであり、図17(a) に示すものは、表面に多数の円形状の凸部12b と凹部12c とを形成したものである。なお、図17(b) に示すように、凸部12b と凹部12c とは矩形形状としてもよい。
【0062】
このように、赤外線放射プレート12の表面を凹凸状に形成すれば、表面積を広げることができ、単位時間当たりの遠赤外線の放射量を増加させることができ、温熱治療の効果を高めることができる。特に、波状に形成したものは、フレネルレンズのように、遠赤外線を集中して放射することができるとともに、強度が増すので、塗布した赤外線放射用のセラミックスが外力等で亀裂を生じたり剥離したりすることがない。
【0063】
また、図18に示すように、赤外線放射プレート12を網状に形成することもできる。
【0064】
この場合は、ステンレスやアルミニウム等で形成した金属線にセラミックスを担持させたものを網体に編むか、あるいは、予め網体に編んだものにセラミックスを担持させて構成している。
【0065】
かかる構成にすれば、網目からはヒータ4からの熱(近赤外線)が患部に直接放射されることになり、患部表面の加温が良好となって使用者にとって心地好く、さらに、効果的に患部が暖められたところへ網体からの遠赤外線が患部深層まで放射されることになるので、遠赤外線による温熱治療の効果が高まる。
【0066】
さらに、図19に示すように、赤外線放射プレート12の中央部を開口して、ドーナツ状に形成することもできる。
【0067】
この場合は、赤外線放射プレート12の中央開口部12d からはヒータ4からの熱が患部に直接放射されるとともに、その周縁からは、遠赤外線がリング状に放射されることになる。したがって、上記した網状とした場合と同様な効果を得ることができる。
【0068】
ここで、本実施例に係る赤外線治療器Aのその他の構成について説明する。
【0069】
先ず、ヘッドケーシング2について説明すると、ヘッドケーシング2は、図2に示すように、正方形の角部を彎曲させた所謂スーパー円形状とし、4つの彎曲部22が上下左右に位置するようにしている。
【0070】
上記彎曲部22には多数のリブ24を設けており、子供などが指をヘッドケーシング2内に挿入して火傷などの事故が起こらないようにするとともに、以下に示すような整流効果をもたせている。
【0071】
すなわち、円形状に形成された赤外線放射手段Bの周縁とヘッドケーシング2の周縁との間には、空気流通用間隙Dが形成される。
【0072】
さらに、ヘッドケーシング2の背部には、空気孔23を同心円状に2列に形成しており(図4参照)、同空気孔23及び上記空気流通用間隙Dによってヘッドケーシング2内に空気を流通させ、ヘッドケーシング2内の冷却効果を高めている。
【0073】
このときに、上記したリブ24による整流効果により、流入空気は各リブ24により通路をそれぞれ規制されて、分散した状態で流出するので熱が局所的に集中することがなく、特に、熱のこもりやすいヘッドケーシング2の頂部付近において樹脂焼けを生じたりするおそれがない。
【0074】
また、図20に示すように、外側の空気孔23の列の内周側縁部には全周にわたって指挿入防止用リブ23a を熱源部1に向けて突設しており、上記リブ24と同様に子供などが空気孔23から指を突っ込んだりしても同指挿入防止用リブ23a が邪魔して指が奥まで挿入されることがなく、火傷などの事故を防止できる。
【0075】
また、空気孔23から侵入した埃が指挿入防止用リブ23a の上面に邪魔されてヘッドケーシング2の内部に溜まったりすることがない。
【0076】
本実施例に係る赤外線治療器Aは、上記したようにヘッドケーシング2内の冷却効果を高めているが、さらに、温度過昇防止手段Cを設けてヘッドケーシング2の過熱を確実に防止できるようにしている。
【0077】
しかも、同温度過昇防止手段Cと熱源部1のヒータ4とを、棒状、もしくは板状に形成した連結体となる熱伝導手段により連結して、ヒータ4により発生した熱を直接的に温度過昇防止手段Cに伝導可能として過熱防止をより確実なものとしている。
【0078】
すなわち、図4に示すように、温度過昇防止手段Cは、サーモスタット5及び温度ヒューズ25とからなり、反射板10の中央に設けた膨出面13に密着させた状態で取付けている。
【0079】
サーモスタット5は、バックプレート41に突設した3本のねじ体41a のいずれからも最短距離となる位置、すなわち、3本のねじ体41a の取付部を結ぶ三角形の中心に取付けるとととに、温度ヒューズ25は、図21に示すように、上記ねじ体41a の一つに共締めされる押圧部付連結具9により膨出面13に密着状態に被覆固定されている。91は押圧部付連結具9の先端に形成された押圧部である。
【0080】
このように、バックプレート41のねじ体41a で反射板10の膨出面13に連結されたヒータ4とサーモスタット5や温度ヒューズ25は、連結体としての棒状のねじ体41a 、及び、板状の反射板10の膨出面13を熱伝導手段として連結されることになり、ヒータ4からの熱はねじ体41a と膨出面13を通してサーモスタット5と温度ヒューズ25に直接的に伝わる。しかも、温度ヒューズ25は押圧部付連結具9により被覆されているのでより効率的な熱伝導となる。
【0081】
なお、温度ヒューズ25の取付けは、図21に示したものの他、図22に示すように、膨出面13にヒューズ取付用凹部13a を形成して、温度ヒューズ25を確実にホールドできるようにすることもできる。この場合、ヒューズ取付用凹部13a により温度ヒューズ25の取付姿勢を規制できるので組立て作業の効率が向上する。
【0082】
また、接触面積が大きくなるので、温度ヒューズ25の作動の確実性を増すことができる。
【0083】
ところで、本実施例では、サーモスタット5や温度ヒューズ25は、反射板10の膨出面13背面に取付けたものとしているが、図23に示すように、その反対側のヒータ4側の面に取付けてもよい。
【0084】
さらに、上記した押圧部付連結具9を一側開口の箱状に形成して、その中に温度ヒューズ25のみならずサーモスタット5も収納する構成とすることも考えられる。
【0085】
この場合、空気の対流の影響を受けることがないので、ヒータ4からの伝導熱のみでサーモスタット5及び温度ヒューズ25を作動させることができるので、より正確な制御が可能となる。
【0086】
また、ヘッドケーシング2内の温度に関していえば、本実施例では、前述したように、治療する患部と対向するヘッドケーシング2の前面、すなわち、グリル20の前面に温度標示部Eを貼設している。
【0087】
温度標示部Eは、図24に示すように、感温変色素子51を金属プレート50に埋設し、保護シール52で密封状態に被覆して構成している。この被覆シール52は、感温変色素子51が酸化して短寿命となるのを防止している。なお、感温変色素子51としてはシール状のもの、ペイント状のものなど何を使用しても構わない。
【0088】
また、金属プレート50の裏面、すなわち、ヒータ4側の面は、放射熱を吸収し易い黒色系統の色に着色している。これは、金属特有のシルバー色であれば熱などを反射しやすいが、黒色系統としているのでヒータ4からの熱を確実に吸収でき、感温変色素子51の作動性を向上させることができるからである。
【0089】
かかる構成により、ヘッドケーシング2内の温度が所定温度以上になると、図25に示すように、感温変色素子51を埋設した温度標示部E1が変色し、使用者はこれ以上ヘッドケーシング2に近ずくと危険であることを認識できる。
【0090】
本実施例では、保護シール52全体を黄色に着色し、温度標示部E1は所定温度以上になるとオレンジ色に変色するようにしている。
【0091】
したがって、通常は、全体が黄色であるが、温度が高くなると、温度標示部E1のみがオレンジ色に変色するので、周囲の色との変化が如実となり、使用者にとって識別しやすくなっている。なお、このように、使用者が識別し易い変色であれば何色と限定するものではない。
【0092】
また、他の実施例として、図26のように、グリル20に直接感温変色素子51をペイントして、高温になると、標示文字や記号が浮き出るようにすることもできる。このようにすれば、使用者の認識度合いをより高めることができる。なお、図26(a) では感嘆符の記号を、図26(b) では六星のマークを、図26(c) では「危」の文字が標示できるようにしている。
【0093】
なお、ここでは、温度標示部Eを高温になったことを標示する安全面に関するものとして説明したが、使用温度に達したことを標示するように温度設定したものとしてもよい。この場合は、温熱治療に適したことがすぐに分かり、使用者にとって使い勝手がよい。
【0094】
次に、ヘッドケーシング2を支持するスタンド本体3について説明すると、スタンド本体3は、図1〜図3、図20に示すように、フレキシブル連結杆8を内部に立設した支柱31を円形に形成した台座部30の中心線上で、かつ、後側偏心位置に突設して構成し、台座部30の表面にタイマスイッチ32や通電ランプ33を設ける一方、台座部30の裏面には、本赤外線治療器Aが通電中に持ち上げられたり、傾いたりした際に通電を停止する安全スイッチ6を取付けている。36は脚座であり、表面には滑り止め用の材料が貼設されている。
【0095】
上記安全スイッチ6は、支柱31と台座部30の中心を結んだ延長線上に位置するように、下方へ付勢された状態で取付けており、台座部30内に押し込まれた状態では回路を閉じているが、付勢力により台座部30から下方へ突出すると回路を開いて通電を停止するものである。
【0096】
このように、台座部30が円形であり、ヘッドケーシング2を連結した支柱31が台座部30に対して後側へ偏心した位置に立設しているので、比較的に後方側へ転倒しやすいが、上記したように、安全スイッチ6を支柱31と台座部30の中心を結んだ延長線上に位置するように設けているので、後方の左右いずれ側へ転倒しても安全スイッチ6は偏ることなく良好に作動する。
【0097】
特に、本実施例では、図27に示すように、安全スイッチ6を台座部30の中央に設けているので、後側方ばかりでなく、前側方、左右側方、いかなる方向への傾きにも即座に作動することになり安全性が高まる。図27中、28は導線であり、ヘッドケーシング2側とはフレキシブル連結杆8の内部を通って接続されて、上記回路を形成している。また、34は電気プラグである。
【0098】
なお、フレキシブル連結杆8は、図20に示すように、台座部30に基端を連結したパイプの中途部をフレキシブルに形成した連結管81を、蛇腹状に形成したカバー82で被覆して構成したものである。かかる構成により、ヘッドケーシング2を自在に折曲して任意の方向に遠赤外線を放射することが可能となっている。27はコネクタであり、同コネクタ27を介してヘッドケーシング2をフレキシブル連結杆8に取付けている。
【0099】
また、図20及び図27において、Wは錘体であり、支柱31と台座部30の中心を結んだ延長線上で、かつ、台座部30内の前端近傍に位置するように配設している。
【0100】
錘体Wを上記個所に配設したことにより、台座部30の重量を大きくして赤外線治療器A全体の安定を保つとともに、ヘッドケーシング2を上記したように後方へ倒した状態で使用してもバランスを保つことができて使用する上での安全性が向上する。
【0101】
さらに、図27において、7は台座部30内に配設した基板であり、抵抗71やダイオード72を設けている。また、図28に本赤外線治療器Aの回路図を示しており、図中、一点鎖線で囲った部分はヘッドケーシング2内に収容配設され、他は台座部30内に配設されている。
【0102】
【発明の効果】
(1)ヘッドケーシングの内壁に取付けた円形のバックプレートと、ステンレスやアルミニウム等の金属板にセラミックスを塗布焼成した円形の赤外線放射プレートとの間に、ヒータ本体を挟持して構成した赤外線放射手段を具備する赤外線治療器において、上記赤外線放射プレートの周縁に複数の係合爪を形成し、同係合爪を折曲してバックプレートに係合させるとともに、前記複数の係合爪の一に係合凹部を形成し、同係合凹部を、前記バックプレートの背面に突設され、当該バックプレートを前記ヘッドケーシングに取付けるねじ体に係止して、前記赤外線放射プレートとバックプレートとが相対的に回転することを防止する回転規制手段を構成したことにより、簡単な構成で回転規制が行えるようになり、従来のように、赤外線放射プレートの全周にわたってかしめ部を形成する必要がなく、同赤外線放射プレートのバックプレートへの取付けが容易となり、赤外線放射手段の組付け工程を効率的に行え、しかも、ねじ体を用いることにより、既存の部品を利用できて部品点数の増加がなくなり、コストダウンを図ることができる。
【0103】
しかも、簡単な構成で回転規制が行え、赤外線放射プレートとバックプレートとが相対的に回転し、回転の衝撃によって赤外線放射プレートに塗布された遠赤外線放射特性を有するセラミックスに亀裂や剥離が生じたりするおそれがなくなる。
【0105】
(2)上記係合爪に略U字状の折り返し部を形成し、当該係合爪とバックプレートとの間に、外部からの衝撃を吸収する緩衝部を形成したことにより、例えば赤外線放射プレートとバックプレートとが異なる材質の金属で形成され、熱膨張率が異なっている場合で、かつ、係合爪により強固に連結されているときに、伸縮量がそれぞれ異なっても、緩衝部によって伸縮量の差を吸収することができ、赤外線放射プレートのセラミック塗布部に亀裂が発生したりすることを未然に防止できる。
【0106】
また、外部からのおもいがけない衝撃が加わった場合にも緩衝部でその衝撃を緩衝してヒータ本体の損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る赤外線治療器の斜視図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】同赤外線治療器の赤外線発生手段の分解斜視図である。
【図5】同赤外線放射手段のヒータの分解斜視図である。
【図6】回転規制手段の一形態を示す説明図である。
【図7】回転規制手段の一形態を示す説明図である。
【図8】回転規制手段の一形態を示す説明図である。
【図9】回転規制手段の一形態を示す説明図である。
【図10】ヒータの一形態を示す説明図である。
【図11】係合爪の一形態を示す説明図である。
【図12】係合爪の一形態を示す説明図である。
【図13】係合爪の一形態を示す説明図である。
【図14】係合爪の一形態を示す説明図である。
【図15】係合爪の一形態を示す説明図である。
【図16】赤外線放射プレートの一形態を示す説明図である。
【図17】赤外線放射プレートの一形態を示す説明図である。
【図18】赤外線放射プレートの一形態を示す説明図である。
【図19】赤外線放射プレートの一形態を示す説明図である。
【図20】赤外線治療器の断面視による説明図である。
【図21】押圧部付連結具の説明図である。
【図22】温度ヒューズの一取付形態を示す説明図である。
【図23】温度過昇防止手段の一取付形態を示す説明図である。
【図24】温度標示部の説明図である。
【図25】色の変化を示す説明図である。
【図26】温度標示部の一形態を示す説明図である。
【図27】台座部の内部を示す説明図である。
【図28】赤外線治療器の回路図である。
【図29】従来の赤外線治療器の説明図である。
【図30】同従来の赤外線治療器の赤外線放射手段の説明図である。
【符号の説明】
A 赤外線治療器
B 赤外線放射手段
2 ヘッドケーシング
3 スタンド本体
4 ヒータ
12 赤外線放射プレート
15 係合爪
15c 緩衝部
41 バックプレート
41a ねじ体
43 ヒータ本体
45 凸状体
46 係合部

Claims (2)

  1. ヘッドケーシング(2)の内壁に取付けた円形のバックプレート(41)と、ステンレスやアルミニウム等の金属板にセラミックスを塗布焼成した円形の赤外線放射プレート(12)との間に、ヒータ本体(43)を挟持して構成した赤外線放射手段(B)を具備する赤外線治療器において、
    上記赤外線放射プレート(12)の周縁に複数の係合爪(15)を形成し、同係合爪(15)を折曲してバックプレート(41)に係合させるとともに、前記複数の係合爪 (15) の一に係合凹部 (15a) を形成し、同係合凹部 (15a) を、前記バックプレート(41)の背面に突設され、当該バックプレート (41) を前記ヘッドケーシング (2) に取付けるねじ体 (41a)に係止して、前記赤外線放射プレート(12)とバックプレート(41)とが相対的に回転することを防止する回転規制手段を構成したことを特徴とする赤外線治療器。
  2. 前記係合爪 (15) に略U字状の折り返し部を形成し、当該係合爪 (15) とバックプレート (41) との間に、外部からの衝撃を吸収する緩衝部 (15c) を形成したことを特徴とする請求項1記載の赤外線治療器。
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