JPH07117102B2 - 直線運動案内装置 - Google Patents

直線運動案内装置

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JPH07117102B2
JPH07117102B2 JP3141480A JP14148091A JPH07117102B2 JP H07117102 B2 JPH07117102 B2 JP H07117102B2 JP 3141480 A JP3141480 A JP 3141480A JP 14148091 A JP14148091 A JP 14148091A JP H07117102 B2 JPH07117102 B2 JP H07117102B2
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ball
chain
chain unit
linear motion
holding
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町 博 寺
本 政 志 木
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THK Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/38Ball cages
    • F16C33/3812Ball cages formed of interconnected segments, e.g. chains
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/04Ball or roller bearings
    • F16C29/06Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
    • F16C29/0633Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides
    • F16C29/0635Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end
    • F16C29/0638Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with balls
    • F16C29/0642Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with balls with four rows of balls
    • F16C29/0647Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with balls with four rows of balls with load directions in X-arrangement

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はボールのころがりを利用
した直線運動案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の直線運動案内装置として
は、たとえば図18(a)(b)に示すようなものがあ
る。すなわち、摺動台110と軌道台111間に転動体
としてのボール112を介して摺動案内するもので、ボ
ール112が無限循環する無限循環路113が構成され
ている。すなわち、無限循環路113は、負荷ボール通
路114と、無負荷ボール通路115と、方向転換路1
16とを有し、ボール112を負荷域から無負荷域に無
限に循環させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来例の場合には、特に無負荷ボール通路114や方
向転換路116においてボールは負荷域から無負荷域に
順次移動してくるボール112によって押されて移動す
るために、ボール112同士が干渉して競り合い、ボー
ル112同士の衝突音が発生したりボール112のスム
ーズな移動を阻害するという問題があった。
【0004】そこで、ボール112の競り合いを防止す
るために、ボール112をボールチェインで保持した状
態で無限循環路113に挿入して全長に渡ってボール1
12を整列循環させることが考えられる。
【0005】従来のボールチェインとしては、たとえば
図19(a)および(b)に示すようなものが知られて
いる。すなわち、個々のボール100を保持する単位チ
ェイン要素101を連結ピン102を介して互いに回動
自在に多数無端状に連結した構成となっている。
【0006】単位チェイン要素101は、ボール100
を転動自在に保持する保持穴103を設けたリンク板1
04により構成され、このリンク板104の両端を連結
ピン102を介して連結して無端状のボールチェインを
構成していた。
【0007】しかしながらこのようなボールチェイン
は、リンク板104の保持穴103にボール100を保
持しており、ジョイント部がリンク板104間にあるた
めに、ボール100,100間のピッチP1 が大きくな
る。そのため荷重を負荷するボール100の数が少なく
なって負荷性能が低下するという問題があった。
【0008】また、ボール100,100間のピッチP
1 が大きいために、このようなボールチェインにて無限
循環路を構成しようとすると、方向転換路の半径が大き
くなってコンパクトな循環運動ができないという問題が
あった。
【0009】本発明は上記した従来技術の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、無
限循環路を有する直線運動案内装置において、ボールを
ボールチェインによって全周的に保持することによっ
て、ボールの整列循環を保障してボール同士の干渉等に
よる不具合を完全に排除し、しかもボールチェインによ
り保持する場合に、ボール間ピッチを可及的に小さくし
て屈折循環路の曲率半径をより小さくし得るボールチェ
インの構成とすることにより、耐負荷性能を向上させる
と共に装置構成をより薄型にして安定性の向上を図るこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、軌道台と、該軌道台に多数のボ
ールを介して摺動自在に組み付けられる摺動台とから構
成され、前記摺動台には前記ボールの負荷域から無負荷
域の無限循環を可能とする無限循環路が設けられた直線
運動案内装置において、前記ボールを無端状のボールチ
ェインによって保持した状態で前記無限循環路に摺動自
在に挿入し、前記ボールチェインを、所定間隔を隔てて
並設される一対の保持腕の一端を連結部材を介して固定
して固定端とすると共に保持腕の他端を自由端としたチ
ェイン単位要素により構成し、該チェイン単位要素の固
定端に次段のチェイン単位要素の自由端を順次枢支連結
して無端状につなぎ、前記各チェイン単位要素の保持腕
でボールをボール列の側方から挟持するように摺動自在
に保持して、該ボールの前記保持腕間から露出する部分
を負荷域の負荷ボール転走路の転走面に転動自在に接触
可能に構成した。
【0011】また、ボールを、該ボールを保持するチェ
イン単位要素の固定端と次段のチェイン単位要素の固定
端の双方の連結部材に摺動自在に接触させることが好ま
しい。
【0012】さらに、連結部材のボールとの接触面をボ
ール表面の曲率とほぼ等しい曲面形状とすることが効果
的である。
【0013】また、保持腕のボール保持面はボール表面
の曲率とほぼ等しい凹面形状とすることが好ましい。
【0014】チェイン単位要素と連結部材とが分離独立
していてもよいし、一体成形としてもよい。
【0015】また他の発明は、軌道台と、該軌道台に多
数のボールを介して摺動自在に組付けられる摺動台とか
ら構成され、前記摺動台には前記ボールの負荷域から無
負荷域間の無限循環を可能とする無限循環路を設けた直
線運動案内装置において、前記ボールを無端状のボール
チェインによって保持した状態で前記無限循環路に摺動
自在に挿入し、ボールチェインを、所定間隔を隔てて並
設される一対の保持腕の一端を連結部材を介して固定し
て固定端とすると共に保持腕の他端を自由端としたチェ
イン単位要素により構成し、このチェイン単位要素の固
定端に次段のチェイン単位要素の自由端を順次枢支連結
して無端状につなぎ、前記各チェイン単位要素の保持腕
間にボールを摺動自在に保持し、該ボールの前記保持腕
間から露出する部分を負荷域の負荷ボール転走路の転走
面に転動自在に接触可能となるように構成すると共に、
チェイン屈折方向と一対の保持腕によるボール保持方向
との間に角度をつけることにより、負荷域におけるボー
ル転走面とのボールの接触方向とボールの負荷域から無
負荷域への方向転換の方向との間に角度をつけたことを
特徴とする。
【0016】ここで、チェインの屈折方向とは、各チェ
イン単位要素間が枢支連結される枢支軸方向であり、各
チェイン単位要素間が屈折して循環する循環面と直交す
る方向である。
【0017】また、ボール保持方向とは、各チェイン単
位要素間が枢支連結される保持腕のほぼ中心部を通る直
線方向をいう。
【0018】さらに、接触角線方向とは、無限循環路の
負荷域のボール転走面との接触部に描いた法線方向をい
う。
【0019】
【作用】上記構成の直線運動案内装置にあっては、無限
循環路の全長にわたってボールチェインによってボール
を保持したので、ボール間の間隔を所定間隔でもって非
接触状態にて保持することができる。特に、無負荷ボー
ル通路内、および負荷ボール通路と無負荷ボール通路間
の方向転換の際にも所定間隔にて保持することができ、
ボール同士の干渉を避けることができる。
【0020】そして、チェイン単位要素の保持腕間にボ
ールを保持するようにすれば、従来のようにリンク片の
保持穴にボールを保持する場合に比べてボール間のスパ
ンを短くすることができ、荷重を負荷するボールの数が
多くなり、耐負荷性能が向上する。
【0021】また、ボール間のスパンが短くなるので、
ボールチェインの屈折循環路の曲率半径を小さくするこ
とができ、無限循環路を形成する摺動台を小型化するこ
とができる。
【0022】さらにチェイン単位要素間の枢支連結位置
を各ボールの中心を結ぶ中心線に対して所定量だけ偏心
させておけば、この枢支連結位置を内側にしてボールチ
ェインを屈折循環させることにより、より一層曲率半径
を小さくすることができる。
【0023】また、チェイン単位要素の保持腕間に互い
に反対側に露出するボール露出面がボール転走面間に転
動自在に接触することになり、チェインの屈折方向と、
一対の保持腕によるボール保持方向がとが同一の場合に
は、ボール循環路の無負荷域ボール通路の位置がボール
の接触角線の延長線上に設けざるを得なくなる。しか
し、チェインの屈折方向と一対の保持腕によるボール保
持方向との間に角度をつけておけば、ボールの接触角線
方向とチェインの屈折循環面の方向との間に角度を持た
せることができ、無負荷域のボール通路の位置をボール
接触角線の延長線上からずらした任意位置に設定するこ
とができる。
【0024】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。本発明の第1実施例に係る直線運動案内装置を示
す図1乃至図3において、この直線運動案内装置は、軌
道台20と、この軌道台20に多数のボール8を介して
摺動自在に組付けられる摺動台21とから構成されてい
る。各ボール8は、摺動台21に形成された無限循環路
22に組込まれるもので、この無限循環路22は、図2
に示すように、互いに平行に延びる直線状の負荷ボール
通路23と無負荷ボール通路24と、この負荷ボール通
路23と無負荷ボール通路24の両端を結ぶ円弧状の方
向転換路25,26とから構成され、この無限循環路2
2にボール8を保持したボールチェイン1が組込まれ
る。図示例の直線運動案内装置は、軌道台20の左右に
2列づつ計4列のボール列を上下左右対称的に配して上
下左右の定格荷重を等しくした四方向等荷重型のもの
で、4つの無限循環路22,…が設けられ、それぞれの
無限循環路22,…に1つづつボールチェイン1,…が
組込まれている。すなわち、軌道台20の左右側面に
は、長手方向に延びる突堤27,27を設けると共に、
この突堤の上下両角部にボール転走面25を設け、一
方、摺動台21の内側面にこのボール転走面28に対応
するボール転走面29を設け、これらボール転走面2
8,29間にボールチェイン1に保持されたボール8が
転動自在に介装されて荷重を支承する。このボール転走
面28,29はサーキュラアーク溝であり、ボール8は
2点接触して転動する。このボール8と各ボール転走面
28,29との接触角、すなわち転走面を水平にした状
態で左右突堤27,27の中心を通る水平線H,Hに対
するボール8の各ボール転走面28,29との接触部の
法線(以下接触角線Xという)とのなす角は、ほぼ45
度付近にとられている。また、この図示例のものは、左
右の接触角線X,X,…は、左右に向って徐々に開く外
開き状になるような接触構造となっている。そして、各
無限循環路22,…の方向は、ボール8の接触角線X方
向に延びていて、無負荷ボール通路24,…はこの接触
角線X上に位置している。また、ボール方向転換路2
5,26は、摺動台本体21aの両端面に取付けられた
側蓋21b,21bにて形成されている。ボールチェイ
ンは、図4ないし図7に示すように、多数のチェイン単
位要素2,…を無端状につないで構成される。
【0025】チェイン単位要素2は所定間隔を隔てて並
設される一対の保持腕3,4と、この保持腕3,4の一
端を固定する連結部材としての連結ピン5とから構成さ
れる。そして、連結固定される側を固定端6とし他端を
自由端7として、このチェイン単位要素2の固定端6に
次段のチェイン単位要素2を順次枢支連結して無端状に
つないでいる。
【0026】上記各チェイン単位要素2の保持腕3,4
間にボール8をボール列の側方から挟持するように保持
すると共に、ボール8を、このボール8が保持されたチ
ェイン単位要素2の固定端6と次段のチェイン単位要素
2の固定端6の双方の連結ピン5に接触させている。
【0027】連結ピン5は、保持腕3,4間に介在され
る軸部9と、この軸部9の両端面から突出形成される枢
支軸10,11とから構成されている。そして保持腕
3,4のピン孔12,13に上記枢支軸10,11が回
動自在に挿入されている。
【0028】保持腕3,4はボール8表面に接する湾曲
片部31,41と、この湾曲片部31,41の両端に延
びるジョイント片部32,33;42,43とから構成
されている。この実施例では湾曲片部31,41および
ジョイント片部32,33;42,43とは同一幅に成
形されている。
【0029】そして、1つのチェイン単位要素2の固定
端側のジョイント片部32,42のピン孔12,13
に、次段のチェイン単位要素2の自由端7側のジョイン
ト片部33,43のピン孔14,15を重ね合せて枢支
ピン10,11を回動自在に挿入し、この枢支軸10,
11の先端を幅が拡がるように圧潰し、圧潰された頭部
16,17によって抜け止めを図るようになっている。
【0030】この実施例では、チェイン単位要素2の固
定端側のジョイント片部32,42の外側に次段の自由
端側のジョイント片部33,43を重ねるようになって
いる。
【0031】連結ピン5の軸部9の長さは、ボール8の
直径よりも短く、枢支軸10,11の頭部16,17位
置は、湾曲片部31,41の最外径位置よりも内側に位
置させている。湾曲片部31,41内周のボール8表面
と接する保持面は、ボール8表面の曲率と、ほぼ同一の
曲率の曲面形状になっている。
【0032】一方、連結ピン5の軸部9の外周形状は、
中央に比べてその両側側が大径となった鼓形状で、その
中心軸方向の外形線がボール8表面の曲率とほぼ等しい
曲面に成形されている。而して、ボール8は一対の保持
腕3,4の湾曲片部31,41と連結ピン5,5によっ
て囲まれて四点接触状態に保持されている。ボール8の
接触部は、ボール8の転動を阻害しないように理想的に
は摩擦抵抗が0となるように、しかも脱落しないように
保持される。
【0033】次に摺動台21が移動した際のボール8の
動きについて説明する。
【0034】摺動台21が軌道台20に対して移動する
と、無限循環路22の負荷ボール通路23の摺動台21
と軌道台20のボール転走面28,29間を、ボール
8,…が荷重を支承しながら転動し、摺動台21の移動
方向に移動する。
【0035】この負荷域のボール8の移動によって、各
チェイン単位要素2,…がボール8と共に摺動台21の
移動方向に移動し、ボールチェイン1が無限循環路22
内を無限循環する。このボールチェイン1の移動によっ
て、負荷ボール通路23内には摺動台21の移動方向後
側端からボール方向転換路25を通じて順次無負荷ボー
ル通路24からボール8が供給される。
【0036】そして、無限循環路22の、負荷ボール通
路23、方向転換路25,26および無負荷ボール通路
24の全行程において、各ボール8はチェイン単位要素
2にて保持されて、ボール8同士が互いに干渉すること
なく整列移動する。
【0037】方向転換路25,26および無負荷ボール
通路24の孔径は、各チェイン単位要素2の保持腕4,
4がスムーズに移動し得るように、ボール8の径よりも
大きくなっている。
【0038】各ボール8には、チェイン単位要素2,2
の連結ピン5,…を接触させて、ボール8,…間のスパ
ンPを可及的に小さくしているので、負荷ボール通路2
3に数多くのボール8,…を介在させることができる。
したがって、各ボール8,…1つ1つに分担される荷重
を軽減でき、耐負荷荷重を大きくすることができる。
【0039】また、ボール8,…間のスパンPを小さく
したので、ボールチェイン1の屈折循環路の曲率半径を
可及的に小さくでき、ボール方向転換路25,26の曲
率半径Rを可及的に小さくできる。その結果、負荷ボー
ル通路23と無負荷ボール通路24の間隔Lを短くでき
るので、摺動台21の大きさをより小型化することがで
きる。
【0040】このように、耐負荷能力が大きく、かつコ
ンパクトで、しかも低重心の直線運動案内装置を実現す
ることができた。
【0041】図8には、この第1実施例の装置のチェイ
ン単位要素を一体構成としたものが示されている。
【0042】すなわち、図8(a)に示すチェイン単位
要素2′は、保持腕3′,4′の固定端6′を連結する
連結ピン5′が保持腕3′,4′と共に一体成形されて
おり、固定端側のジョイント片部32′,42′に枢支
ピン10′,11′が突出形成されている。一方、保持
腕3′,4′の自由端側のジョイント片部33′,4
3′には、枢支ピン10′,11′が回転自在に挿入さ
れるピン孔14′,15′が設けられている。
【0043】また、図8(b)に示すチェイン単位要素
2A´も一対の保持腕3A´,4A´と連結ピン5A´
とが一体成形されているが、この構成例にあっては、上
記構成例とは異なり、各チェイン単位要素2A´間を枢
支連結する枢支ピン10A´11A´を、チェイン単位
要素2A´の一対の保持腕3A´,4A´の自由端部に
互いに対向するように内向きに突出形成したもので、次
段のチェイン単位要素の固定端部に設けた係止穴14A
´,15A´にスナップ係合して順次枢支連結するよう
にしたものである。
【0044】図9には、ボールチェインの他の構成例が
示されており、上記第1実施例のボールチェインと同一
の構成部分については同一の符号を付して説明すると、
この例においては、チェイン単位要素202枢支軸21
0,211の位置を、各ボール8の中心を結ぶ中心線に
対して、所定量e偏心させた構成となっている。そし
て、この枢支軸210,211が内側となるようにボー
ルチェイン201を無端状につないで、循環半径Rが図
10に示すようにボール8,8同士が接触する近くまで
小さくし得る構成としたものである。
【0045】すなわち、各チェイン単位要素202の保
持腕203,204の固定端部206が連結部材として
のステイ部205を介して一体成形されている。このス
テイ部205は、ボール中心を結ぶ中心線Oに対して外
側に偏心させて設けてあり、保持腕203,204の固
定端部206の内側端縁に枢支軸210,211が嵌合
するピン孔212,213が穿設されている。
【0046】このピン孔212,213に次段のチェイ
ン単位要素201の保持腕203,204の自由端部2
07に外向きに突設された枢支軸210,211が回動
自在に挿入されている。
【0047】この枢支軸210,211は、各保持腕2
03,204の内側からピン孔212,213に差し込
まれ、ボールチェイン201に引張力が加わった場合で
も枢支軸210,211が抜けるおそれがないような構
造としている。
【0048】ボール8は、各チェイン単位要素202,
…を連結してから、保持腕203,204間に圧入する
ことにより組込んでいる。
【0049】このようなボールチェインを用いることに
より、ボールチェインの循環半径をより小さくすること
ができ、よりコンパクトな直線運動案内装置を実現でき
る。
【0050】図11および図12には、本発明の第2実
施例に係る直線運動案内装置を示している。この実施例
についても、上記第1実施例と同一の構成部分について
は同一の符号を付して説明すると、この実施例では図1
2に示すように、ボールチェインのボール8を保持する
保持腕303,304によるボール8の保持方向と、ボ
ールチェイン301の屈折方向との間に角度をつけたも
のである。
【0051】すなわち、屈折方向は各チェイン単位要素
302間の連結部の枢支軸線A方向であり、ボールチェ
イン301の屈折循環面Cに対して直角に延びており、
ボール8を保持する各保持腕303,304の中心を結
ぶ線を保持軸線Bとすれば、この保持軸線Bは枢支軸線
Aに対して所定角度傾けている。
【0052】この点を別の見方をすれば、各保持腕30
3,304間から露出するボール露出部の方向をチェイ
ンが屈折循環する循環面Cと直交する方向に対して角度
をつけたことになる。ここで、ボール露出方向とは、ボ
ール中心Oと、一対の互いに対向する保持腕303,3
04の間に露出した互いに反対側のボール露出表面8
A,8Bのほぼ中央部を通る直線方向をいう。
【0053】そして、図11に示すように、ボール8の
接触角線X,Xに対してボールチェイン301の循環面
Cが水平線Hに接近する方向に傾斜しており、無負荷ボ
ール通路322,323の間隔をより狭くして、摺動台
21の高さをより低くし、低重心タイプに構成したもの
である。
【0054】すなわち、ボールチェインを直線運動案内
装置のボール循環路22に組み付ける場合に、ボールチ
ェイン単位要素302の保持腕304,305間に互い
に反対側に露出するボール露出面がボール転走面28,
29間に転動自在に接触することになる。
【0055】上記第1実施例のように、チェイン屈折方
向である枢支軸線A方向と、一対の保持腕303,30
4によるボール保持方向である保持軸線B方向あるいは
ボール露出部の方向である露出軸線D方向と直交する直
交線E方向とが同一の場合には、ボールの無限循環路2
2の負荷域におけるボールの接触角線X方向とチェイン
の屈折循環面Cとが同一方向となり、ボールの循環路2
2の無負荷ボール通路24の位置がボールの接触角線X
の延長線上に設けざるを得なくなる。
【0056】しかし、この例のようにチェイン屈折方向
と一対の保持腕304,305によるボール保持方向あ
るいはボール露出部の方向と直交する方向に角度を持た
せることができ、直線運動案内装置のボール循環路22
の無負荷ボール通路24の位置をボール接触角線Xの延
長線からずらした任意位置に設定することができ、図に
示すようなボール接触構造の場合には、無負荷ボール通
路の上下間隔を狭くしてよりコンパクトな直線運動案内
装置を提供することができる。
【0057】つぎに、図13には、この第2実施例の直
線運動案内装置に適用されるボールチェインの他の構成
例を示している。
【0058】このボールチェインも上記構成例と同様に
連結ピンと一対の保持腕を樹脂にて一体成形したもので
あり、この構成例にあっては、上記構成例とは異なり、
各チェイン単位要素間を枢支連結する枢支軸411を、
チェイン単位要素402の一対の保持腕403,404
の自由端部433,443に互いに対向するように内向
きに突出形成したものである。
【0059】そして、チェイン単位要素402の固定端
部432,442の両端に上記枢支軸411が嵌入する
係止穴412が設けられている。枢支軸411は一定太
さで突出する軸本体413と、この軸本体413の先端
に軸本体413よりも大径に張り出す三角形状の抜け止
め用頭部414とから構成されている。一方、係止穴4
12の形状も、上記枢支軸411の形状に倣ってその奥
端には前記抜け止め用の頭部414が嵌合する三角形状
の抜け止め部415が形成されている。
【0060】そして、ボール8を保持する保持腕40
3,404によるボール8の保持方向と、ボールチェイ
ン401の屈折方向との間に角度をつけたものである。
【0061】すなわち、屈折方向は各チェイン単位要素
402間の連結部の枢支軸線A方向であり、ボールチェ
イン401の屈折循環面Cに対して直角に延びており、
ボール8を保持する各保持腕403,404の中心を結
ぶ方向に描いた線を保持軸線Bとすれば、この保持軸線
Bは枢支軸線Aに対して所定角度傾けている。
【0062】この点を別の見方をすれば、各保持腕40
3,404間から露出するボール露出部の方向をチェイ
ンが屈折循環する循環面Cと直交する方向に対して角度
をつけたことになる。ここで、ボール露出方向とは、ボ
ール中心Oと、一対の互いに対向する保持腕403,4
04の間に露出した互いに反対側のボール露出表面8
A,8Bのほぼ中央部を通る直線方向をいう。図14乃
至図17には、さらに他の実施例に係る直線運動案内装
置を示している。これらの実施例はいずれも上記第2実
施例と同じ構成のボールチェイン301を用いるもの
で、チェイン屈折方向とボールの保持方向との間に角度
を設けて、チェインの屈折循環面とボールの接触角線と
の間に角度を持たせ、無負荷ボール通路の位置を任意位
置に設定したものである。以下上記第1,第2実施例と
同一の構成部分については同一の符号を付して説明する
ものとする。
【0063】まず、図14には本発明の第3実施例を示
すもので、この実施例装置も左右に上下二列づつのボー
ル循環路を有するものであるが、この例はボールの接触
角線Xが徐々に内側に閉塞する内開き状となるような接
触構造をとるものである。この例においてもボールの接
触角をほぼ45度としている。
【0064】そして、チェイン屈折方向Aとボール保持
方向Bとが同一の場合には、無負荷ボール通路24の位
置を接触角線Xのほぼ延長線上に設定する必要がある
が、上下二列の無負荷ボール通路24,24は同一位置
に重ねて配置することができず、またボールチェイン3
01の曲率半径の大きさはある値以下にはできないの
で、最小の曲率半径と接触角によって、幾何学的に上下
2列の負荷ボール通路23,23間の取り得る最小のス
パンは決まってしまい、コンパクト化が図れない。
【0065】しかし、図示例のように、チェイン屈折方
向Aとボール保持方向Bとの間に角度を付けておけば、
無負荷ボール通路24の位置を接触角線の延長線上に設
ける必要がなく、接触角の大きさとボールチェインの方
向転換路の最小曲率半径に関わらず、上下の2列の負荷
ボール通路間のスパンを小さくでき、よりコンパクトな
装置を実現することができる。
【0066】図15には本発明の第4実施例を示してい
る。この第4実施例は、特に上からの荷重に対する支持
剛性を高めたもので、左右二列づつのボール列を有する
ものではあるが、上側の負荷ボールが上からの荷重を受
けるように接触角を水平線に対して90度に設定されて
いる。一方、下側に設けられた負荷ボールは水平線に対
してほぼ45度に角度を設けて接触する構造となってい
る。この場合にも、チェイン屈折方向とボール保持方向
との間に角度を設けることにより、無負荷ボール通路の
位置を接触角線の延長線に対してずらした任意位置に設
定することができる。
【0067】図16および図17には本発明の第5実施
例を示している。
【0068】図16および図17のいずれも直線運動案
内送致もセパレートタイプのものであり、軌道台20A
と、この軌道台20Aの側面に上下二列のボール8を介
して摺動自在に組み付けられる摺動台21Aとから構成
されている。図列は一組の軌道台20Aと摺動台21A
しか図示していないが、通常は二組用意して互いに平行
に配置し、一方の摺動台21Aにテーブル(図示せず)
の一側を固定し、他方の摺動台21Aをテーブルの他側
部に固定してテーブルを案内するようになっている。
【0069】そして、図16に示す装置は、軌道台20
Aを内側とした場合に、ボール8の接触角線Xが外側に
向かって徐々に拡がる外開き状の接触構造となってい
る。そして、チェイン屈折方向Aとボール保持方向Bと
の間に角度を持たせておくことによって、摺動台21A
に設けた無負荷ボール通路24を接触角線Xの延長線よ
りも内側に配置して摺動台21Aの上下高さを可及的に
小さくしたものである。
【0070】一方、図17に示す装置は、ボール8の接
触角線Xが内側に向かって徐々に拡がる内開き状の接触
構造としたものであり、その他の構成および作用につい
ては図16に示すものと同様であるので説明は省略す
る。
【0071】
【発明の効果】本発明は以上の構成および作用を有する
もので、無限循環路の全長にわたってボールチェインに
よってボールを保持したので、無負荷ボール通路内、お
よび負荷ボール通路と無負荷ボール通路間の方向転換の
際にも所定間隔にて保持することができ、ボール同士の
干渉を避けることができ、ボール衝突による異音の発生
や競り合いを完全に防止することができ、ボールのスム
ーズな整列循環を行うことができる。
【0072】また、チェイン単位要素の保持腕間にボー
ルを保持したので、従来のようにリンク片の保持穴にボ
ールを保持する場合に比べてボール間のスパンを短くす
ることができ、荷重を負荷するボールの数が多くなって
耐負荷性能が向上する。
【0073】またボール間のスパンが短くなるので、ボ
ールチェインの屈折循環路の曲率半径を小さくすること
ができ、装置構成をコンパクトに構成できる。
【0074】さらに、チェイン単位要素間の枢支連結位
置を各ボールの中心を結ぶ中心線に対して所定量だけ偏
心させておけば、この枢支連結位置を内側にしてボール
チェインを屈折循環させることにより、より一層曲率半
径を小さくすることができる。
【0075】また、チェインの屈折方向と一対の保持腕
によるボール保持方向とが同一方向の場合には、ボール
循環路の無負荷域ボール通路の位置がボールの接触角線
の延長線上に設けざるを得なくなる。しかし、チェイン
の屈折方向と一対の保持腕によるボール保持方向との間
に角度をつけておけば、ボールの接触角線方向とチェイ
ンの屈折循環面の方向との間に角度を持たせることがで
き、無負荷域のボール通路の位置をボール接触角線の延
長線上からずらした任意位置に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係る直線運動案内装
置の正面断面図である。
【図2】図2は図1の1つの無限循環路の断面図であ
る。
【図3】図1の直線運動案内装置の概略斜視図である。
【図4】図1の装置のボールチェインの一部の平面断面
図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】図4のボールチェインのボールの循環半径の状
態を示す正面図である。
【図7】図7(a)は図1のボールチェインのチェイン
単位要素の斜視図、同図(b)は同図(a)の分解斜視
図、同図(c)は連結状態の斜視図である。
【図8】図8(a)は図4のチェイン単位要素の一体成
形タイプの斜視図、同図(b)は一体成形タイプの他の
態様の斜視図である。
【図9】図9は図4のボールチェインの他の構成例を示
すもので、同図(a)は部分斜視図、同図(b)はチェ
イン単位要素の斜視図である。
【図10】図10は図9のボールチェインの循環半径の
状態を示す正面図である。
【図11】図11は本発明の第2実施例に係る直線運動
案内装置の正面断面図である。
【図12】図12(a)は図11の装置のボールチェイ
ンの部分斜視図,同図(b)はチェイン単位要素の正面
図である。
【図13】図13は図11の装置に組み込まれる他の構
成のボールチェインのチェイン単位要素を示しており、
同図(a)は斜視図、同図(b)は正面図、同図(c)
は左側面図、同図(d)は右側面図、同図(e)は同図
(b)のAーA線断面図、同図(f)は平面図である。
【図14】図14は本発明の第3実施例に係る直線運動
案内装置の正面断面図である。
【図15】図15は本発明の第4実施例に係る直線運動
案内装置の正面断面図である。
【図16】図16は本発明の第5実施例に係る直線運動
案内装置の正面断面図である。
【図17】図17は図16の装置の他の態様の直線運動
案内装置の正面断面図である。
【図18】図18は従来の直線運動案内装置を示すもの
で、同図(a)は正面断面図、同図(b)は側面断面図
である。
【図19】図19は従来のボールチェインを示し、同図
(a)は部分正面図、同図(b)は平面断面図である。
【符号の説明】
1,201,301 ボールチェイン 2,202,302 チェイン単位要素 3,203,303 保持腕 4,204,304 保持腕 5 連結ピン 6,206 固定端 7,207 自由端 8 ボール 10,11 枢支軸 20 軌道台 21 摺動台 22 無限循環路 23 負荷ボール通路 24 無負荷ボール通路 25,26 ボール方向転換路 H 水平線 X 接触角線 P ボール間スパン R 循環路曲率半径 A 枢支軸線(チェイン屈折方向) B 保持軸線(ボール保持方向) C 循環面 D 露出軸線 E 直交線 O ボール中心

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軌道台と、該軌道台に多数のボールを介し
    て摺動自在に組み付けられる摺動台とから構成され、 前記摺動台には前記ボールの負荷域から無負荷域の無限
    循環を可能とする無限循環路が設けられた直線運動案内
    装置において、 前記ボールを無端状のボールチェインによって保持した
    状態で前記無限循環路に摺動自在に挿入し、 前記ボールチェインを、所定間隔を隔てて並設される一
    対の保持腕の一端を連結部材を介して固定して固定端と
    すると共に保持腕の他端を自由端としたチェイン単位要
    素により構成し、該チェイン単位要素の固定端に次段の
    チェイン単位要素の自由端を順次枢支連結して無端状に
    つなぎ、前記各チェイン単位要素の保持腕でボールをボ
    ール列の側方から挟持するように摺動自在に保持して、
    該ボールの前記保持腕間から露出する部分を負荷域の負
    荷ボール転走路の転走面に転動自在に接触可能に構成し
    たことを特徴とする直線運動案内装置。
  2. 【請求項2】 ボールを、該ボールを保持するチェイン
    単位要素の固定端と次段のチェイン単位要素の固定端の
    双方の連結部材に摺動自在に接触させた請求項1に記載
    の直線運動案内装置。
  3. 【請求項3】 連結部材のボールとの接触面をボール表
    面の曲率とほぼ等しい曲面形状とした請求項1に記載の
    直線運動案内装置。
  4. 【請求項4】 保持腕のボール保持面はボール表面の曲
    率とほぼ等しい凹面形状とした請求項1,2又は3に記
    載の直線運動案内装置。
  5. 【請求項5】 チェイン単位要素と連結部材とが分離独
    立構成である請求項1,2,3又は4記載の直線運動案
    内装置。
  6. 【請求項6】 チェイン単位要素と連結部材とが一体成
    形された請求項1,2,3又は4に記載の直線運動案内
    装置。
  7. 【請求項7】チェイン単位要素間の枢支連結位置を各ボ
    ールの中心を結ぶ中心線に対して所定量だけ偏心させた
    請求項1,2,3,4,5または6記載の直線運動案内
    装置。
  8. 【請求項8】 軌道台と、該軌道台に多数のボールを介
    して摺動自在に組付けられる摺動台とから構成され、前
    記摺動台には前記ボールの負荷域から無負荷域間の無限
    循環を可能とする無限循環路を設けた直線運動案内装置
    において、前記ボールを無端状のボールチェインによっ
    て保持した状態で前記各無限循環路にそれぞれ摺動自在
    に挿入し、ボールチェインは、所定間隔を隔てて並設さ
    れる一対の保持腕の一端を連結部材を介して固定して固
    定端とすると共に保持腕の他端を自由端としたチェイン
    単位要素により構成され、該チェイン単位要素の固定端
    に次段のチェイン単位要素の自由端を順次枢支連結して
    無端状につなぎ、前記各チェイン単位要素の保持腕間に
    ボールを摺動自在に保持し、該ボールの前記保持腕間か
    ら露出する部分を負荷域の負荷ボール転走路の転走面に
    転動自在に接触可能となるように構成すると共に、チェ
    イン屈折方向と一対の保持腕によるボール保持方向との
    間に角度をつけることにより、負荷域におけるボール転
    走面とのボールの接触角線方向とチェインの屈折循環面
    との間に角度をつけたことを特徴とする直線運動案内装
    置。
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