JPH07116313A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH07116313A
JPH07116313A JP5270994A JP27099493A JPH07116313A JP H07116313 A JPH07116313 A JP H07116313A JP 5270994 A JP5270994 A JP 5270994A JP 27099493 A JP27099493 A JP 27099493A JP H07116313 A JPH07116313 A JP H07116313A
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JP5270994A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定の遊技価値が付与可能となるように定め
られた特定の識別情報の組合せの表示態様が変化に富
み、面白味が豊富な遊技機を提供する。 【構成】 左,中,右の3つの可変表示部に表示される
複数種類の図柄には、可変表示部上に設定される当りラ
イン上で、同一の図柄が3つ揃った場合に大当りとなる
第1の識別情報としての「7」,「$」,「S」などの
ライン当り図柄と、可変表示部の9個の図柄表示領域の
すべてに表示された場合に大当りとなる第2の識別情報
としてのフルーツ図柄とが含まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技機やコイ
ン遊技機あるいはスロットマシン等で代表される遊技機
に関し、詳しくは、複数種類の識別情報を可変表示可能
な複数の可変表示部を有する可変表示装置を含み、前記
複数の可変表示部の表示結果が予め定められた特定の識
別情報の組合せとなった場合に、所定の遊技価値が付与
可能となる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機において、従来から一般
的に知られているものに、表示状態が変化可能であり、
複数種類の識別情報のうちのある識別情報を表示結果と
して表示する複数の可変表示部を有した可変表示装置を
備えたものがある。可変表示装置は、たとえば、回転ド
ラムやルーレットなどの機械的な表示手段や、液晶表示
装置および陰極線管表示装置などに代表される電気的な
画像表示手段により構成されている。一般に、この種の
遊技機では、可変表示装置の複数の可変表示部によって
形成される所定の組合せ領域において、表示結果として
表示される識別情報の組合せが予め定められた特定の組
合せとなるか否かを楽しむ遊技が行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の従来の遊技機は、たとえば、所定の組合せ領域におい
て同一の種類の識別情報が所定数揃うことを特定の組合
せの成立条件とするなどのように、組合せ領域と、特定
の組合せとなる識別情報との対応関係の設定が単純であ
った。そのため、この種の従来の遊技機には、識別情報
による特定の組合せの成立が変化に乏しく、遊技の面白
味が少ないという欠点があった。
【0004】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、識別情報による特定の組合せの
成立が変化に富み、面白さが豊富な遊技機を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために本発明は、複数種類の識別情報を可変表示可能な
複数の可変表示部を有する可変表示装置を含み、前記複
数の可変表示部の表示結果が予め定められた特定の識別
情報の組合せとなった場合に、所定の遊技価値が付与可
能となる遊技機であって、前記複数の可変表示部のうち
の少なくとも1つの可変表示部は前記所定の遊技価値を
付与するか否かの判断対象となる位置に複数の前記識別
情報を表示し、前記複数の可変表示部のうちの所定数の
可変表示部により形成され、前記識別情報を組合せるた
めの第1の領域と、前記複数の可変表示部のうちの所定
数の可変表示部により形成され、前記識別情報を組合せ
るための前記第1の領域とは異なる第2の領域とを含
み、前記複数種類の識別情報は、前記第1の領域に表示
された場合に前記特定の識別情報の組合せとなる第1の
識別情報と、前記第2の領域に表示された場合に前記特
定の識別情報の組合せとなる第2の識別情報とを含むこ
とを特徴とする。
【0006】
【作用】請求項1記載の構成により、複数の可変表示部
のうちの少なくとも1つの可変表示部は、所定の遊技価
値を付与するか否かの判断対象となる位置に複数の識別
情報を表示する。第1の識別情報が第1の領域に表示さ
れた場合と、第2の識別情報が第2の領域に表示された
場合に予め定められた特定の識別情報の組合せとなり、
所定の遊技価値が付与可能となる。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。なお、本実施例においては、遊技機の一例
としてパチンコ遊技機を示すが、本発明はこれに限ら
ず、たとえばコイン遊技機やスロットマシン等であって
もよく、複数種類の識別情報を可変表示可能な複数の可
変表示部を有する可変表示装置を備えた遊技機であれば
すべて対象となる。
【0008】図1は、遊技機の一例のパチンコ遊技機の
遊技盤面を示す正面図である。パチンコ遊技機には、遊
技者が打球操作するための打球操作ハンドル(図示せ
ず)が設けられており、この打球操作ハンドルを遊技者
が操作することにより、パチンコ玉を1つずつ遊技盤1
2の前面に形成された遊技領域13内に打込むことがで
きる。この遊技領域13内には、図柄等からなる複数種
類の識別情報を可変表示して表示状態が変化可能な電気
的可変表示装置1が設けられている。そして、遊技領域
13内に打込まれたパチンコ玉が始動入賞口4内に入賞
すれば、その始動入賞玉が始動入賞玉検出スイッチ4a
により検出されてその検出出力に基づいて、電気的可変
表示装置1が可変開始された後停止制御される。その電
気的可変表示装置の停止時の表示結果が予め定められた
特定の識別情報の組合せ(たとえば777)となれば、
可変入賞球装置50の開閉板5aが開成して打玉が入賞
可能な遊技者にとって有利な第1の状態となり大当り状
態が発生する。
【0009】この可変入賞球装置50は、通常時は開閉
板5aが閉成して打玉が入賞不可能な遊技者にとって不
利な第2の状態となっているが、大当り状態が発生すれ
ばソレノイド8が励磁されて開閉板5aが開成して入賞
開口5が開放された第1の状態となる。この可変入賞球
装置50の第1の状態は、所定期間(たとえば30秒
間)の経過あるいは所定個数(たとえば10個)の打玉
の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立したことによ
り終了して第2の状態となる。その入賞開口5内に入賞
したパチンコ玉が特定入賞玉検出スイッチ6,入賞玉検
出スイッチ7により検出され、その検出個数は入賞個数
表示器9により表示される。また、第1の状態となって
いる可変入賞球装置50内に入賞したパチンコ玉が予め
定められた特定入賞領域(Vポケット)に入賞すれば、
その特定入賞玉が特定入賞玉検出スイッチ6により検出
され、その回の可変入賞球装置50の第1の状態が終了
するのを待って再度可変入賞球装置50を第1の状態に
駆動制御する繰返し継続制御が行なわれる。この繰返し
継続制御の上限回数はたとえば16回と定められてい
る。
【0010】電気的可変表示装置1は、液晶表示装置2
により構成されている。液晶表示装置2は、左,中,右
の3列の可変表示部2a,2b,2cを有する。3列の
可変表示部2a,2b,2cは、一斉に可変表示を開始
した後、まず、左側の可変表示部2aが停止し、次に右
側の可変表示部2cが停止し、最後に中央の可変表示部
2bが停止する。可変表示部2a〜2cには、複数種類
の図柄が可変表示される。そして、前述の順序で可変表
示が停止した後には、各可変表示部2a〜2cに、3個
ずつの図柄が表示結果として表示され、全体として3行
×3列の合計9個の図柄がマトリックス上に表示され
る。これら表示結果としての図柄が、予め定められた特
定の組合せとなれば、大当り状態が発生する。図柄の組
合せについては後述する。
【0011】電気的可変表示装置1が可変表示中に再度
パチンコ玉が始動入賞口4に入賞すれば、その始動入賞
が記憶されて電気的可変表示装置1が可変停止した後再
度可変開始できる状態になるまで待ってその始動入賞記
憶に基づいて電気的可変表示装置1が再度可変開始され
る。この始動入賞記憶の上限値はたとえば「4」に定め
られており、現時点における始動入賞個数が始動入賞個
数表示器10により表示される。
【0012】遊技領域13内には、さらに通常入賞口3
a〜3eが設けられているとともに、各種の装飾ランプ
や装飾LED14,15,16が設けられている。遊技
領域13内に打込まれたパチンコ玉が、いずれの入賞領
域や可変入賞球装置にも入賞しなかった場合には、アウ
ト玉としてアウト口11から回収される。
【0013】なお、当りラインの数や可変表示部に表示
される識別情報の数は実施例に限定されない。たとえ
ば、中央の可変表示部2bに表示される識別情報の数を
1つにして3ラインとしたり、各可変表示部に表示され
る識別情報の数を2つにして2ラインとしたり、各可変
表示部に表示される識別情報の数を4つにして8ライン
(横4ライン,斜め右上り2ライン、斜め右下り2ライ
ン)としたり、左右の可変表示部に表示される識別情報
の数を1つにし中央の可変表示部に表示される識別情報
の数を2つまたは3つにして2ラインまたは3ラインと
してもよい。要するに、少なくとも1つの可変表示部に
複数の識別情報が表示されるものであればどのような構
成であってもよい。
【0014】また、電気的可変表示装置1は、液晶表示
装置を用いたものに限らず、たとえばCRTや、ドット
マトリックス,LED,エレクトロルミネセンス,7セ
グメントLED,蛍光表示管等を用いたものであっても
よい。また、ドラム、ベルト、ディスク、リーフ等を用
いた機械的可変表示装置を用いてもよい。また、識別情
報の可変表示はスクロール表示や切換表示に限らず、か
つ表示結果が導出表示された後においても引続き可変表
示され続けるものであってもよい。また、可変入賞球装
置50の第2の状態は、打玉が入賞可能ではあるが入賞
困難なものであってもよい。
【0015】図2は、パチンコ遊技機に用いられる制御
回路を示すブロック図である。パチンコ遊技機の制御回
路は、各種機器を制御するためのプログラムに従って遊
技機制御を行なうための基本回路24と、始動入賞玉検
出スイッチ4aと特定入賞玉検出スイッチ6と入賞玉検
出スイッチ7とからの検出信号をメイン基本回路24に
与えるためのスイッチ回路22と、メイン基本回路24
の指令に従ってソレノイド8を駆動するソレノイド回路
26と、メイン基本回路24から与えられるデータに従
って、大当りが発生した旨を示す大当り情報や電気的可
変表示装置1の可変表示に利用された始動入賞玉の個数
を表わす有効始動情報をホストコンピュータであるホー
ル用管理コンピュータ等に対して出力する情報出力回路
28と、メイン基本回路24から与えられるデータに従
って始動記憶数表示器10とV表示LED17と入賞個
数表示器9と各種装飾用のランプやLED16とを駆動
するためのLED回路23とを含む。
【0016】さらに、制御回路には、基本回路24から
の可変表示制御指令信号に従って電気的可変表示装置1
を構成する液晶表示装置2に対し可変表示制御信号を与
える液晶表示回路25が設けられている。また液晶表示
装置2は、電気的可変表示装置1により表示される図柄
データ等を記憶しているROM35と、RAM36と、
液晶表示装置2の表示制御を司るサブCPU34とが設
けられている。さらに、基本回路24には、制御用プロ
グラム等を記憶しているROM31と、そのプログラム
に従って制御動作を行なうためのCPU30と、RAM
32と、I/Oポート33さらにはクロック発生回路
(図示せず)とが設けられている。
【0017】メイン基本回路24には、電源投入時にメ
イン基本回路24をリセットするための初期リセット回
路19と、メイン基本回路24に対し定期的(たとえば
2msec毎)にリセットパルスを与え、所定のゲーム
制御用プログラムを先頭から繰返し実行するための定期
リセット回路20と、メイン基本回路24から与えられ
るアドレス信号をデコードし、メイン基本回路24内に
含まれるROM31,RAM32,I/Oポート33等
のいずれか1つを選択するための信号を出力するための
アドレスデコード回路18と、メイン基本回路24から
与えられる音データに従ってスピーカ(図示せず)を駆
動し、効果音等を発生させるための音発生,増幅回路2
1とが接続されている。さらに、パチンコ遊技機の制御
回路には、AC24Vの交流電源に接続され、複数種類
の直流の電圧を発生させる電源回路29が含まれてい
る。
【0018】図3は、電気的可変表示装置1で可変表示
される図柄列の構成を示す模式図である。同図において
(a)は左側の可変表示部2aに表示される図柄(以
下、「左図柄」という)の配列を、(b)は中央の可変
表示部2bに表示される図柄(以下、「中図柄」とい
う)の配列を、(c)は右側の可変表示部2cに表示さ
れる図柄(以下、「右図柄」という)の配列を示す。
【0019】左,中,右図柄の各々には、「1」,
「3」,「5」,「7」,「Bar」,「F」,
「$」,「¥」,「JP」,「S」の10個のライン当
り図柄と、4個のフルーツ図柄と、はずれ図柄としての
9個の星図柄とが含まれる。ライン当り図柄とは、電気
的可変表示装置1の可変表示が停止された後に3行×3
列の図柄表示領域(後述)のうちの所定数ずつで構成さ
れる当りライン(後述)上で、同一の図柄が揃ったとき
に大当りが発生する図柄のことである。また、フルーツ
図柄は、可変表示が停止した後の3行×3列の可変表示
領域のすべてにフルーツ図柄が表示された場合に、大当
りとなる。本実施例では、左,中,右の図柄列の各々
に、4個のフルーツ図柄が連続して含まれている。
【0020】図4は、電気的可変表示装置1の可変表示
部2a〜2cに設定される当りラインの構成を示す模式
図である。可変表示部2a〜2cの各々は、3個ずつの
図柄表示領域102a〜102c,102d〜102
f,102g〜102iを有する。これら図柄表示領域
102a〜102iによって、3行×3列のマトリック
スが形成されている。このマトリックス上には、図示し
たように〜の5本の当りラインが設定されている。
この当りライン上のいずれかに、前記図3に示したライ
ン当り図柄のうちの同一の図柄が3つ揃った場合に大当
りが発生する。
【0021】図5は、ライン当り図柄が当りライン上で
3つ揃って大当りが発生した状態を示す画面図である。
同図において、前記図4に示したの当りライン上で
「7」の図柄が3つ揃った状態が示されている。ここ
で、左側の可変表示部2aと右側の可変表示部2cとが
停止した時点の状態を考える。この時点では、結果的に
大当りとなるのライン上の「7」の図柄の他、の当
りライン上の「Bar」の図柄と、の当りライン上の
「3」の図柄とが、あと1つ同一の図柄が揃えば大当り
が発生する「リーチ」となっている。すなわち、この図
5に示した図柄の配列においては、,,の3つの
当りライン上でリーチが発生するトリプルリーチの状態
になっている。本実施例では、前記図3に示した図柄列
を構成するにあたり、図5に示したトリプルリーチや、
2つの当りライン上でリーチが発生するダブルリーチが
発生しやすくなるように各図柄を配列させている。
【0022】前述したように電気的可変表示装置1の可
変表示の結果、大当りが発生すれば可変入賞球装置50
が開成状態となり、遊技者にとって有利な状態となるの
で、大当りが発生する可能性が大きいリーチの状態は、
遊技者の強い興奮を喚起する。そこで、本実施例では、
遊技者に対するインパクトの強いリーチを遊技中にふん
だんに発生できるようにし、より面白味のある遊技を提
供し得るように構成した。
【0023】ライン当り図柄による大当りが発生する確
率は、1/23×1/23×1/23×10(図柄数)
×5(当りライン数)=50/12167である。
【0024】図6は、オールフルーツ図柄により大当り
が発生した状態を示す画面図である。大当りは、当りラ
イン上にライン当り図柄が3つ揃ったときの他、図6に
示すようにすべての図柄表示領域102a〜102iに
可変表示の表示結果としてフルーツ図柄が表示されたと
きにも発生する。前述したように左,中,右の図柄列の
それぞれには、4個のフルーツ図柄が連続して含まれて
いる。この連続した4個の図柄のうちから3個ずつを選
択的に表示するので、オールフルーツ大当りは、2×2
×2=8通りで発生する。
【0025】このように、1つの可変表示部において同
時に表示される図柄の数(本実施例では3個)よりも多
い数(本実施例では4個)のフルーツ図柄を図柄列にお
いて連続して含ませ、その連続した図柄の中から表示図
柄を選び出すように構成すれば、オールフルーツ大当り
の組合せを複数用意することが可能になる。このこと
は、少ない数のフルーツ図柄によってオールフルーツ大
当りの表示上のバリエーションを豊富にするとともに、
オールフルーツ大当りの発生確率を異なった値に設定す
るときなどにも、その手段の1つとして利用できる。
【0026】また、左可変表示部2aと右可変表示部2
cが停止したときにオールフルーツ大当りとなる条件を
満たしていれば、中可変表示部2bがオールフルーツ大
当りの条件を満たす態様が2通り考えられるので、実質
的にダブルリーチと同様のインパクトを遊技者に提供で
きる。さらに、中可変表示部2bのフルーツ図柄を5個
連続させて図柄列を構成するようにすれば、実質的なト
リプルリーチを実現することもできる。
【0027】オールフルーツ大当りが発生する確率は、
1/23×1/23×1/23×8(通り)=8/12
167である。また、前述のライン当りによる大当りと
オールフルーツ大当りとを合わせた大当り発生確率は、
50/12167+8/12167=58/12167
≒1/209である。
【0028】なお、本実施例では、図柄表示領域102
a〜102iのすべてにフルーツ図柄が表示された場合
に大当りとなるようにしたが、図柄表示領域102a〜
102iの一部(たとえば102a,102b,102
d,102e,102g,102hの6箇所または10
2b,102c,102e,102f,102h,10
2iの6箇所)にフルーツ図柄が表示された場合に大当
りとなるようにしてもよい。
【0029】図7は、大当りの表示態様の変形例を示す
画面図である。前記図3に示した図柄列の構成におい
て、はすれ図柄である星図柄が3個以上連続して含まれ
るようにし、前記図6に示したオールフルーツ図柄と同
様に、すべての図柄表示領域102a〜102iに星図
柄が表示された場合は、大当りとするようにしてもよ
い。このように図柄列に含まれる各図柄の価値を遊技中
に変化させることにより、限られた種類および数の図柄
を有効に用いて遊技内容を充実させることが可能とな
る。
【0030】また、ダブルリーチやトリプルリーチが発
生しやすくするためには、図柄列において複数の当り図
柄を互いに近接した位置に配設する必要があるが、この
ような構成では、図柄列において当り図柄が多く配設さ
れた箇所と少なく配設された箇所とが偏る恐れがある。
そのため、左側の可変表示部2aが停止した時点におい
て、その後の右側の可変表示部2cと中央の可変表示部
2bが停止した結果を見るまでもなく大当りが発生しな
いことが明らかになってしまい、遊技者を興ざめさせて
しまうことがある。そこで、前述に示したように、はず
れ図柄の並び方次第では、大当りが発生するように構成
すれば、ダブルリーチやトリプルリーチの発生頻度を高
く維持しつつ、一方で、最初に停止すべき可変表示部が
停止した段階ではずれが確定しないようにすることがで
きる。
【0031】図8(a),(b)は、前記図7に示した
変形例において、オール星図柄の状態となった直後の表
示例を示す画面図である。図8(a)は、図柄表示領域
102a〜102iにおいて、星図柄を表示領域いっぱ
いに大きく拡大して表示する例を示す。星図柄は、通常
時には、他の図柄よりも小さく表示されており、この星
図柄が9個揃ったとしても、視覚的なインパクトが乏し
い。そのため、図8(a)に示すように、9個の星図柄
のそれぞれを拡大表示することにより、大当りが発生し
たという状態を遊技者に強くアピールして、遊技者に大
きな満足感を与えるようにする。また、通常時にははず
れ図柄である星図柄のサイズを大当り発生時に大きく変
化させることにより、星図柄の価値が変化したことを視
覚的に報知するという効果が期待できる。
【0032】図8(b)は、星図柄が9個揃った直後
に、1個の星図柄を可変表示部2a〜2cの表示領域全
体に拡大表示する例を示す。このように1個の星図柄を
表示画面全体に表示させることも、前記図8(a)と同
様に、遊技者に強いインパクトを与える手段の1つであ
る。
【0033】なお、図8(b)に示す3分割された大型
図柄の各部分を各可変表示部2a〜2cの図柄列の中に
入れておいて、可変表示が停止した結果、図8(b)に
示す大型図柄が表示されていたら大当りとするようにし
てもよい。
【0034】図9は、本実施例のパチンコ遊技機におい
て用いられるランダムカウンタの種類と内容とを示す説
明図である。ランダムカウンタとは、所定のタイミング
で値を計数し続け、その計数値を任意の時点で乱数値と
して出力することが可能に構成されたものである。大当
りの発生に関わるランダムカウンタとしては、C_RN
D1とC_RND2との2つのランダムカウンタがあ
る。
【0035】C_RND1は、電気的可変表示装置1の
可変表示が停止された時点で当りとするかはずれとする
かを事前に決定するためのランダムカウンタである。C
_RND1は、0〜209の範囲でリセット毎に1ずつ
加算される。C_RND1の計数範囲を0〜209と
し、そのランダム値の総数を210個としたのは、前述
の大当り発生確率に対応させるためである。210個の
値のうちのある1個の値(たとえば7)が、大当りに割
当てられ、その他の209個の値は、はずれに割当てら
れる。そして、C_RND1を読取ったときの値が7で
あれば、大当りとすることが事前に決定される。
【0036】また、C_RND2は、当りとすることが
事前に決定された場合に、その表示結果の態様を決定す
るためのランダムカウンタである。C_RND2は、0
〜57の範囲でリセット毎とリセット待ち時に1ずつ加
算される。
【0037】なお、本実施例のパチンコ遊技機において
は、前述の2つのランダムカウンタの他に、たとえば、
はずれ図柄決定用のランダムカウンタなども備えている
が、従来のパチンコ遊技機と比べて格別な特徴点はない
ので、説明を省略する。
【0038】図10は、C_RND2の値と、その値に
基づいて決定される電気的可変表示装置1の表示態様の
内容を示す説明図である。図示したように、ランダム値
が0〜4の場合は、前記図3に示した図柄列における
「7」の図柄による大当りの態様を決定する。たとえ
ば、ランダム値が0であれば、「7」の図柄を前記図4
に示したの当りライン上に3つ揃えるように可変表示
が制御される。ランダム値が3であれば、「7」の図柄
をの当りライン上に3つ揃えるように可変表示が制御
される。同様に、ランダム値の5〜49は、ライン当り
図柄である「Bar」,「3」,…,「$」,「¥」,
「5」についての〜の当りライン上での大当りに割
当てられている。
【0039】また、ランダム値50〜57は、オールフ
ルーツ大当りの態様に割当てられている。ここで、説明
を容易にするために、前記図3において連続して配設さ
れたフルーツ図柄のそれぞれにF1 ,F2 ,F3 ,F4
の符号を記す。たとえば、ランダム値が50のときは、
左,中,右のすべての可変表示部2a〜2cにおいて、
フルーツ図柄F1 ,F2 ,F3 が表示されるように可変
表示が制御される。また、ランダム値が56のときは、
左側と右側の可変表示部2a,2cとにおいてフルーツ
図柄F2 ,F3 ,F4 が表示され、中央の可変表示部2
bには、フルーツ図柄F1 ,F2 ,F3 が表示されるよ
うに可変表示が制御される。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、識
別情報は、第1の領域に表示された場合に特定の識別情
報の組合せとなる第1の識別情報と、第2の領域に表示
された場合に特定の識別情報の組合せとなる第2の識別
情報とを含み、第1の領域と第2の領域とのそれぞれ
で、異なった識別情報を組合せて予め定められた特定の
識別情報の組合せとするような遊技が行なえるので、特
定の識別情報の組合せの表示態様が変化に富んだ面白味
のあるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるパチンコ遊技機の遊技
盤の構成を示す正面図である。
【図2】同パチンコ遊技機の制御回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】同パチンコ遊技機の電気的可変表示装置に表示
される図柄列の構成を示す模式図である。
【図4】電気的可変表示装置における当りラインの構成
を示す模式図である。
【図5】電気的可変表示装置の表示例を示す画面図であ
る。
【図6】電気的可変表示装置の表示例を示す画面図であ
る。
【図7】電気的可変表示装置の表示例を示す画面図であ
る。
【図8】電気的可変表示装置の表示例を示す画面図であ
る。
【図9】ランダムカウンタの種類と内容とを示す説明図
である。
【図10】ランダムカウンタから出力される値と電気的
可変表示装置の表示態様との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1は電気的可変表示装置、2は液晶表示装置、2a〜2
cは可変表示部、12は遊技盤、13は遊技領域、24
は基本回路、30はCPU、31はROMである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の識別情報を可変表示可能な複
    数の可変表示部を有する可変表示装置を含み、前記複数
    の可変表示部の表示結果が予め定められた特定の識別情
    報の組合せとなった場合に、所定の遊技価値が付与可能
    となる遊技機であって、 前記複数の可変表示部のうちの少なくとも1つの可変表
    示部は前記所定の遊技価値を付与するか否かの判断対象
    となる位置に複数の前記識別情報を表示し、 前記複数の可変表示部のうちの所定数の可変表示部によ
    り形成され、前記識別情報を組合せるための第1の領域
    と、 前記複数の可変表示部のうちの所定数の可変表示部によ
    り形成され、前記識別情報を組合せるための前記第1の
    領域とは異なる第2の領域とを含み、 前記複数種類の識別情報は、前記第1の領域に表示され
    た場合に前記特定の識別情報の組合せとなる第1の識別
    情報と、前記第2の領域に表示された場合に前記特定の
    識別情報の組合せとなる第2の識別情報とを含むことを
    特徴とする、遊技機。
JP5270994A 1993-10-28 1993-10-28 遊技機 Withdrawn JPH07116313A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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