JPH07115646A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH07115646A
JPH07115646A JP26227293A JP26227293A JPH07115646A JP H07115646 A JPH07115646 A JP H07115646A JP 26227293 A JP26227293 A JP 26227293A JP 26227293 A JP26227293 A JP 26227293A JP H07115646 A JPH07115646 A JP H07115646A
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current frame
circuit
image processing
processing apparatus
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JP26227293A
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Eiji Iwata
英次 岩田
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Original Assignee
Sony Corp
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N5/144Movement detection
    • H04N5/145Movement estimation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/20Analysis of motion
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の情報要素を考慮した画素値の差分の絶
対値の総和が算出可能な画像処理装置を提供する。 【構成】 各単位演算回路101はそれぞれ、カラー動
画像情報の参照ブロックの各画素に対応して設けられ、
パイプライン接続されている。各単位演算回路101に
はそれぞれ対応する参照ブロックの画素の画素値rおよ
び候補ブロックの画素の偶数カラムおよび奇数カラムの
画素値cが入力され、それぞれの単位演算回路101に
おいて画素値rと画素値cの差分の絶対値が算出され
る。各単位演算回路101で算出された絶対値は、前段
の単位演算回路101から入力されてきた入力値に順次
加算され、最後段の単位演算回路101rから画素値r
と画素値cの差分の絶対値の総和が出力される。この絶
対値の総和の最小値を与える候補ブロックが参照ブロッ
クに最も似た候補ブロックである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル画像処理の画
像圧縮符号化を行う装置であって、ブロックマッチング
法における動きベクトルの検出を行う画像処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のブロックマッチング法における従
来の動画像情報の動きベクトルの検出方法を説明する。
動きベクトルの検出とは、基本的には最新の画像フレー
ム(現フレーム)の所定の対象ブロック(以下、参照ブ
ロックと称する)が、直前の画像フレーム(以下、前フ
レームと称する)のどの領域から移動してきたものであ
るかを検出する処理である。また、ブロックマッチング
法とは、例えば「テレビジョン画像情報工学ハンドブッ
ク(宇都宮敏男他著、テレビジョン学会編、オーム社
刊、1990年10月)」104ページに記載されてお
り、動画像情報を動き補償した後に圧縮、符号化する動
画像情報の符号化方式の一種である。図14は、ブロッ
クマッチング法における従来の動きベクトル検出の原理
を説明する図である。図14において、(A)は現フレ
ームにおける参照ブロックを示す図であり、(B)は前
フレームにおける候補ブロックを示す図である。
【0003】まず、動画像情報の各画像フレーム(フィ
ールド)を複数のブロックに分割する。このブロック
は、例えば16×16画素、あるいは、図4に示すよう
に8×8画素程度の大きさとされるのが一般的である。
ブロックマッチング法の動きベクトルの検出において
は、このブロック単位に動画像情報を処理する。前フレ
ームのブロックの集合中から14(A)に示す現フレー
ムの参照ブロックに最も似た、図14(B)に示す前フ
レームの候補ブロックを検出する。参照ブロックと候補
ブロック間の位置ずれを表す、図14(B)中に矢印と
して示すベクトルが、参照ブロックの前フレームと現フ
レームとの間の動きベクトルである。
【0004】現フレームの参照ブロックに最も似た、前
フレームの候補ブロックの検出は、以下のように行われ
る。まず、ある前フレームの候補ブロックの各画素値、
例えば輝度信号の値と対応する参照ブロックの輝度信号
の値との差分を算出し、この差分の評価値を算出する。
差分の評価値は、例えば単純に差分の値の符号を正に揃
える、あるいは、差分の値の自乗を算出することにより
算出される。さらに、各画素に対応する差分の評価値の
総和を算出する。以上の動作を前フレームの全ての候補
ブロックについて行い、各候補ブロックに対応する差分
の評価値の総和を算出する。各候補ブロックに対応する
差分の評価値の総和を比較し、最も値の小さいものを検
出する。この最小の総和を与える候補ブロックは、参照
フレームとの画素値の差が最も小さい、従ってこの候補
ブロックが参照ブロックに最も似たブロックである。つ
まり、現フレームの参照ブロックの表す映像は、前フレ
ームにおいては最小の総和を与える候補ブロックから移
動してきたものであると判断する。
【0005】従来、上述のブロックマッチング法におけ
る動きベクトルの検出は、動画像情報の複数の情報要素
(コンポーネント信号)、例えば輝度信号と2つの色差
信号の内の輝度信号のみの値の差分を算出することによ
り行われてきた。つまり、次式の演算を輝度信号のみを
対象として行う。なお次式においては、差分の評価値の
総和は差分の自乗値の総和ではなく、差分の評価値の総
和として算出されている。
【0006】
【数1】
【0007】
【数2】
【0008】ただし式1において、M×N(画素)は、
参照ブロックの大きさ(サイズ)を示し、K×L(画
素)は前フレームにおける探索範囲(候補ブロック数)
を示し、RefY(x,y)は参照ブロックの画素の輝
度信号成分を示し、CandY(x,y)は候補ブロッ
クの画素の輝度信号成分を示す。また、式2のMV
(x,y)は参照ブロックの動きベクトル、minD
(i,j)は差分の評価値の総和の最小値を与えるベク
トルを示す。式2に示すように動きベクトルMV(x,
y)は、差分の評価値の総和の最小値を与える候補ブロ
ックの所定の画素の座標から参照ブロックの対応する画
素の座標を減算したベクトルminD(i,j)に等し
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のブロックマッチ
ング法における動きベクトル検出は、上述のように現フ
レームの参照ブロックと前フレームの候補ブロックの画
素の複数の信号要素の内の1つ、例えば輝度信号のみに
基づいて行われていた。しかし、参照ブロックと候補ブ
ロックの各画素の輝度信号成分が似ていても、他の信
号、例えば色差信号は全く異なることがあり得る。従っ
て、輝度信号のみに基づいて参照ブロックに最も似た候
補ブロックを参照した場合、実際にはその映像が全く異
なる候補ブロックを最も似た候補ブロックとして検出し
てしまう事態が生じうるという問題がある。
【0010】このように、最も似た候補ブロックの検出
が誤って行われた場合、動きベクトルによる補償を行っ
た後の動画像情報の圧縮符号化の符号化効率が低下する
ことになる。また符号化効率を向上させるために前フレ
ームにおける探索範囲を広くすればするほど、輝度信号
は似ているが、色差信号が全く異なる候補ブロックを最
も似た候補ブロックとして検出する可能性が増大する。
従って、符号化効率を向上させるために探索範囲を広く
したにもかかわらず、かえって探索範囲を狭くした場合
に比べて符号化効率が低下するという逆転現象が発生し
てしまう可能性があるという問題がある。
【0011】本発明は上述した従来技術の問題点に鑑み
てなされたものであり、参照ブロックと候補ブロックと
の対応する各画素の複数の信号要素の差が最も少ない候
補ブロックを最も似た候補ブロックとして検出可能な画
像処理装置を提供することを目的とする。また、複数の
情報要素に基づいた正確な動きベクトルの検出が可能で
あり、よって本発明を使用することにより動画像の圧縮
符号化効率を向上させることが可能であり、また上述し
た逆転現象を防止することが可能な画像処理装置を提供
することを他の目的とする。また、動きベクトル検出の
演算速度を向上させることができる画像処理装置を提供
することをさらに別の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために本発明の画像処理装置は、ブロックマッチング法
に基づき現フレームの参照ブロックを構成する画素数と
前フレームの候補ブロック数を同一として画像データの
複数の構成要素について動きベクトルを検出する画像処
理装置であって、前記現フレームを構成する画素数と同
数設けられ、前記参照ブロックの画像データの各構成要
素、および、前記候補ブロックの画像データの各構成要
素がそれぞれ一定の順序で供給され、パイプライン処理
を行って現フレームと前フレームとの間の前記画像デー
タの動きベクトルの検出処理を行う単位演算手段を有す
ることを特徴とする。また好適には、前記単位演算手段
には前記前フレームの画像データが偶数カラムと奇数カ
ラムとに分けられて入力されており、前記単位演算手段
は、前記偶数カラムと奇数カラムの画像データを多重化
して出力する前フレーム用多重化手段と、前記現フレー
ムの画像データの各構成要素をそれぞれ記憶する現フレ
ーム用記憶手段と、前記現フレーム用記憶手段に記憶さ
れた前記各構成要素を多重化して前記前フレーム用多重
化手段から出力されている前記構成要素と同種の前記構
成要素を出力する現フレーム用多重化手段と、前記前フ
レーム用多重化手段から出力される画像データの構成要
素、および、前記現フレーム用多重化手段から出力され
る画像データの構成要素の偏差を算出する偏差算出手段
と、前記偏差算出手段により算出された偏差、および、
当該単位演算手段の前段から入力される値を順次加算す
る加算手段とを有することを特徴とする。
【0013】また好適には、前記単位演算手段には前記
前フレームの画像データが偶数カラムと奇数カラムとに
分けられて入力されており、前記単位演算手段は、前記
偶数カラムと奇数カラムの画像データを多重化して出力
する前フレーム用多重化手段と、前記現フレームの画像
データの各構成要素をそれぞれ記憶する現フレーム用記
憶手段と、前記現フレーム用記憶手段に記憶された前記
各構成要素を多重化して前記前フレーム用多重化手段か
ら出力されている前記構成要素と同種の前記構成要素を
出力する現フレーム用多重化手段と、前記前フレーム用
多重化手段から出力される画像データの構成要素、およ
び、前記現フレーム用多重化手段から出力される画像デ
ータの構成要素の偏差を算出する偏差算出手段と、前記
偏差算出手段により算出された偏差を順次累加算する累
加算手段とを有することを特徴とする。
【0014】また好適には、前記偏差算出手段は、前記
前フレーム用多重化手段から出力される画像データ、お
よび、前記現フレーム用多重化手段から出力される画像
データの差の値を算出し前記差の値の絶対値を算出する
ことにより前記偏差を算出することを特徴とする。また
好適には、前記偏差算出手段は、前記前フレーム用多重
化手段から出力される画像データ、および、前記現フレ
ーム用多重化手段から出力される画像データの差の値を
算出し前記差の値の2乗値を算出することにより前記偏
差を算出することを特徴とする。また好適には、前記構
成要素は、輝度信号および2種類の色差信号であること
を特徴とする。また好適には、前記構成要素は、3種類
の色信号R,G,Bであることを特徴とする。
【0015】
【作用】ブロックマッチング法により動画像情報の動き
ベクトルの検出を行う際に、参照ブロックと候補ブロッ
クの対応する画素の複数の情報要素、例えば輝度信号お
よび色差信号の内の輝度信号のみの差分の絶対値の総和
を算出するのではなく、輝度信号の差分の絶対値および
色差信号の差分の絶対値双方の総和を算出して、この総
和の最小値を与える候補ブロックを参照ブロックに最も
似た候補ブロックと判断して動きベクトルの算出を行
う。
【0016】
【実施例】実施例の説明に先立ち、本発明の画像処理装
置が応用されるフレーム間予測符号化回路50を説明す
る。図1は、フレーム間予測符号化回路50の構成を示
す図である。フレーム間予測符号化回路50は、輝度信
号Y、色差信号Cb 、Cr を処理してまず動き補償を行
い、動き補償を行った後の画像データについてDCT処
理および量子化処理を行って符号化を行う装置である。
アナログ/ディジタル変換回路51、52、53は、そ
れぞれ入力される輝度信号Y、色差信号Cb 、Cr をデ
ィジタル形式の信号に変換してバッファメモリ54に入
力する。バッファメモリ54は、アナログ/ディジタル
変換回路51〜53でディジタル形式の信号に変換され
た輝度信号Y、色差信号Cb 、Cr をバッファリングし
て減算回路55に入力する。減算回路55は、動き補償
回路65により動き補償された画像データを減算回路5
4から入力された各信号から減算してDCT回路56に
入力する。DCT回路56は、減算回路55の減算結果
をDCTして量子化回路57に入力する。
【0017】符号化回路57は、DCT回路56におい
てDCTされた画像データを量子化してVLC回路58
および逆量子化回路61に入力する。VLC回路58
は、量子化回路57において量子化された画像データを
可変長符号化して多重化回路58に入力する。多重化回
路59は、VLC回路58で可変長符号化された画像デ
ータに動き補償回路65から入力される動きベクトルの
情報を多重化してバッファ回路60に入力する。バッフ
ァ回路60は、多重化回路59から入力される符号化さ
れた画像データの速度変換等を行い、出力する。逆量子
化回路61は、量子化回路57で量子化された画像デー
タを逆量子化して逆DCT回路62に入力する。逆DC
T回路62は、逆量子化回路61で逆量子化された画像
データを逆DCTして加算回路63に入力する。
【0018】加算回路63は、逆DCT回路62で逆D
CTされた画像データと、動き補償回路65において動
き補償された画像データとを加算してフレームメモリ6
4に入力する。フレームメモリ64は、加算回路63の
加算結果をフレーム単位で記憶する。動き検出回路66
は、アナログ/ディジタル変換回路51でディジタル形
式の信号に変換された輝度信号Yおよび色差信号Cb
r に基づいて、これらの信号全てに基づいて画像の動
きベクトルを検出して動き補償回路65に入力する。動
き補償回路65は、フレームメモリ64から入力される
画像データおよび動き検出回路66で検出された動きベ
クトルとに基づいて画像データの動き補償を行い、動き
ベクトルの情報を多重化回路59に入力し、動き補償を
行ったのちの画像データを減算回路55に入力する。以
下の各実施例で説明する本発明の画像処理装置は、フレ
ーム間予測符号化回路50における動き検出回路66に
対応するものであり、輝度信号Yと色差信号Cb
r 、あるいは、3種類の色信号R、G、Bに基づいて
検出する。
【0019】以下、各図を参照して本発明の第1の実施
例を説明する。まず、カラー動画像信号の情報要素とし
て、各画素の輝度信号と色差信号の双方を考慮した動き
ベクトルの検出方法を説明する。例えばCCIR.60
1勧告に基づく、いわゆる4:2:2コンポーネント信
号を第1の実施例における本発明の画像処理装置の処理
対象として説明を行う。図2は、CCIR.601勧告
に基づく、いわゆる4:2:2コンポーネント信号を説
明する図である。図2に示すように、処理の対象が4:
2:2コンポーネント信号であるため、色差信号Cr
b は、x軸方向に1/2に間引かれている。つまり、
輝度信号Y(Y成分)は1画像フレームにつき720×
480個あり、色差信号Cr ,Cb (Cr 成分、Cb
分)は、それぞれ1画像フレームにつき360×480
個ある。
【0020】輝度信号Yは、図2に示すように8×8画
素のブロック、および、このブロックを4個含むマクロ
ブロックを単位として処理される。色差信号Cr ,Cb
は、それぞれ図2に示すように8×8画素のブロック、
および、このブロックを2個含むマクロブロックを単位
として処理される。つまり、動画像情報の複数の情報要
素(コンポーネント信号)、例えば輝度信号Yと2つの
色差信号Cr ,Cb について、上述した動画像信号に次
式の演算を行って動きベクトルの検出を行う。なお次式
においては、差分の評価値の総和は差分の自乗値の総和
ではなく、差分の絶対値の総和として算出されている。
【0021】
【数3】
【0022】
【数4】
【0023】ただし式3において、M×N(画素)は、
参照ブロックの大きさ(サイズ)を示し、K×L(画
素)は前フレームにおける探索範囲(候補ブロック数)
を示し、RefY(x,y)は参照ブロックの画素の輝
度信号成分を示し、CandY(x,y)は候補ブロッ
クの画素の輝度信号成分を示し、RefCb (x,y)
およびRefCr (x,y)は参照ブロックの色差信号
成分を示し、CandCb (x,y)およびCandC
r (x,y)は候補ブロックの色差信号成分を示し、w
b およびwcr は、それぞれ色差信号Cb ,Cr の考
慮の度合いを変更する重み係数である。
【0024】また、式4のMV(x,y)は参照ブロッ
クの動きベクトル、minD(i,j)は輝度信号Yお
よび色差信号Cr ,Cb の差分の絶対値の総和の最小値
を与えるベクトルを示す。式4に示すように動きベクト
ルMV(x,y)は、差分の絶対値の総和の最小値を与
える候補ブロックの所定の画素の座標から参照ブロック
の対応する画素の座標を減算したベクトルminD
(i,j)に等しい。上述した演算が、現フレームの参
照ブロック全てについて行われる。
【0025】以下、本発明の動きベクトル検出を行う画
像処理装置10を説明する。図3は、第1の実施例にお
ける本発明の画像処理装置10の構成を示す図である。
画像処理装置10は、動きベクトル検出の対象となる、
例えば4×4の画素から構成される現フレームの参照ブ
ロックと同数の前フレームの候補ブロックについてブロ
ックマッチング法に基づいて動きベクトルの検出を行
う。図9に示すように、4×4の参照ブロックを縦横方
向に1画素づつ移動させて動き検出を行う場合、前フレ
ームにおいて7×7画素の範囲について動きベクトルの
検出を行うと、16個の4×4の画素数を有する候補ブ
ロックの全てについて探索を行うことになる。
【0026】図3において、単位演算回路101a〜1
01r(PE1〜PE15)はそれぞれ、カラー動画像
情報の参照ブロックを構成する画素数と同数(候補ブロ
ック数と同数)だけ4×4のマトリクス状に設けられ、
参照ブロックの輝度信号Yと色差信号Cr ,Cb (画素
値r)、および、候補ブロックの輝度信号Yと色差信号
r ,Cb (前フレームの画素値c)に基づいてこれら
の差分の絶対値を順次算出し、単位演算回路101a〜
101r全体で、参照ブロックと候補ブロックの差分の
絶対値の総和を順次算出する。ここで参照ブロックと
は、最新のカラー動画像のフレーム(現フレーム)にお
いて、その時点で動きベクトル検出の対象となるブロッ
クであり、候補ブロックとは、現フレームの直前のフレ
ーム(前フレーム)の差分算出の対象となるブロックで
ある。
【0027】画像処理装置10は、単位演算回路101
a〜101rにそれぞれ対応する参照ブロックの画素の
画素値r、および、候補ブロックの画素の偶数カラムお
よび奇数カラムの画素値cが入力され、それぞれの単位
演算回路101において画素値rと画素値cの差分の絶
対値が算出される。ここでカラムとは、画素の縦並び単
位のことを指し、例えば図9に示すブロックでは、輝度
信号(Y)の偶数カラムは(a,b,c,d)、(i,
j,k,l)、…であり、奇数カラムは(e,f,g,
h)、(m,n,o,p)、…である。また、色差信号
r 、Cb の偶数カラムは(a,b,c、d)、
(a’,b’,c’,d’)、…であり、奇数カラムは
(e,f,g,h)、(e’,f,g’,h’)であ
る。
【0028】各単位演算回路101a〜101rで算出
された絶対値は、前段の単位演算回路101から入力さ
れてきた入力値に順次加算され、最後段の単位演算回路
101rから画素値rと画素値cの差分の絶対値の総和
が出力される。この絶対値の総和の最小値を与える候補
ブロックが、参照ブロックに最も似た候補ブロックであ
り、単位演算回路101rの出力値を判断することによ
り、この最も似た候補ブロックを検出でき、この候補ブ
ロックに基づいて参照ベクトルに対応する動きベクトル
を算出できる。ただし、最前段の単位演算回路101a
の入力値としては、所定の固有値、例えば数値0が入力
される。
【0029】図4は、図3に示した単位演算回路101
の構成を示す図である。図3に示した単位演算回路10
1a〜101rは、同一の構成を有する。図4におい
て、輝度信号レジスタ(Y−REG.)102は、参照
ブロックの対応する画素の複数の情報要素(コンポーネ
ント信号)の内、輝度信号Yを32動作周期の間記憶す
る。色差信号レジスタ(C−REG.)103は、参照
ブロックの対応する画素の複数の信号要素の内、色差信
号Cr ,Cb を32動作周期の間記憶する。前述のよう
に、4:2:2コンポーネント信号においては、色差信
号は1/2に間引かれているので、色差信号レジスタ1
03には色差信号Cr または色差信号Cb のいずれかが
記憶されることになる。
【0030】マルチプレクサ(MPX)104は、輝度
信号レジスタ102または色差信号レジスタ103の出
力信号のいずれかを選択し、絶対値算出回路(|r−c
|)106に入力する。マルチプレクサ105は、マル
チプレクサ104と連動して動作し、入力される候補ブ
ロックの奇数カラムの画素値cまたは偶数カラムの画素
値cのいずれかを選択して絶対値算出回路106に入力
する。
【0031】例えば、候補ブロックの偶数カラムの画素
の画素値cの処理を行う際に、マルチプレクサ105
は、図4に示す偶側の入力からの信号選択し、マルチプ
レクサ104は、マルチプレクサ105から出力される
画素値cに輝度信号Yが出力されている間、輝度信号レ
ジスタ102側の入力を選択して出力する。逆に、この
場合においてマルチプレクサ105から画素値cに色差
信号Cb あるいは色差信号Cr が出力されている場合、
マルチプレクサ104は色差信号レジスタ103側の入
力を選択して出力する。
【0032】反対に、候補ブロックの奇数カラムの画素
の画素値cの処理を行う際に、マルチプレクサ104
は、図4に示す奇側の入力からの信号選択し、マルチプ
レクサ104は、マルチプレクサ105から出力される
画素値cに輝度信号Yが出力されている間、輝度信号レ
ジスタ102側の入力を選択して出力する。逆に、この
場合においてマルチプレクサ105から画素値cに色差
信号Cr あるいは色差信号cb が出力されている場合、
マルチプレクサ104は色差信号レジスタ103側の入
力を選択して出力する。
【0033】絶対値算出回路106は、マルチプレクサ
104、105からの入力信号の差分の値の符号を正に
揃えて絶対値を算出し、加算回路108に入力する。な
お絶対値算出回路106は、画像処理装置10の全体構
成にの変形に対応して、例えば絶対値の符号を負に揃え
るようにしてもよく、また、差分の値の自乗を計算する
ようにしてもよい。マルチプレクサ107は、レジスタ
109の出力信号または前段からの入力値のいずれかを
選択して加算回路108に入力する。加算回路108
は、マルチプレクサ107からの入力信号、および、絶
対値算出回路106で算出された差分の絶対値を加算す
る。
【0034】マルチプレクサ107、加算回路108、
および、レジスタ109は、差分の絶対値の累加算値を
算出する回路となっており、例えば絶対値算出回路10
6において輝度信号Yの差分の絶対値が先に算出される
場合、マルチプレクサ107はまず、前段からの入力値
(I)側を選択して出力する。加算回路108が前段か
らの入力値に輝度信号の差分の絶対値を加算してレジス
タ109に一時記憶する。次に、絶対値算出回路106
において同一画素の色差信号Cr ,Cb の差分の絶対値
が算出された場合、マルチプレクサ107はレジスタ1
09からの入力を選択する。加算回路108は、マルチ
プレクサ107から入力される信号にさらに色差信号C
r ,Cb の差分の絶対値を加算してレジスタ109に記
憶させる。レジスタ109に記憶された信号の値は、出
力値として次段に入力される。つまり、単位演算回路1
01a〜101rはパイプライン接続され、順次入力さ
れる画素値c,rの各情報要素の差分の絶対値を算出し
て累加算する。この結果、最後段の単位演算回路101
rの出力信号は、参照ブロックの画素とある候補ブロッ
ク画素の各情報要素の差分の絶対値の総和となる。
【0035】画像処理装置10の動作を説明する。画像
処理装置10は、次式の演算を実現する。各単位演算回
路101a〜101rに入力する画素値r,cを順次変
更することにより下式が順次実行され、単位演算回路1
01rからはシリアル形式のデータとして、参照ブロッ
クに対する各候補ブロックの対応する画素間の各情報要
素の差分の絶対値の総和が出力される。
【0036】
【数5】
【0037】
【数6】
【0038】ここで、式6のMV(x,y)は参照ブロ
ックの動きベクトル、minD(i,j)は輝度信号Y
および色差信号Cr ,Cb の差分の絶対値の総和の最小
値を与えるベクトルを示す。式6に示すように動きベク
トルMV(x,y)は、差分の絶対値の総和の最小値を
与える候補ブロックの所定の画素の座標から参照ブロッ
クの対応する画素の座標を減算したベクトルminD
(i,j)に等しい。
【0039】上式に示したように、画像処理装置10は
参照ブロックおよび候補ブロックとして図2に示したマ
クロブロックを単位とする。ここでは説明の簡略化のた
めに、候補ブロックおよび参照ブロックは、単位演算回
路101a〜101rに対応する4×4画素である。ま
た式5に示すように、ハードウェアの簡略化のために、
式3に示した数値wcr ,wcb は、いずれも1とし
て、さらに、色差信号Cb に対する考慮を若干変更して
ある。式3に対する以上のような変更を加えた方法によ
り動きベクトル検出処理を行ったとしても、従来の輝度
信号のみを処理する動きベクトル検出方法に比べて、動
きベクトルによる補償後の動画像情報の圧縮効率を大き
く改善することが可能である。
【0040】以下、本発明の第2の実施例を説明する。
第2の実施例における画像処理装置20は、第1の実施
例で説明した画像処理装置10の変形例であって、単位
演算回路101a〜101rの代わりに設けられた単位
演算回路201a〜201rそれぞれが参照ブロックと
候補ブロックとの対応する各画素の情報要素の差分の絶
対値の総和を算出するように構成されている。図5は、
第2の実施例における本発明の画像処理装置20の構成
を示す図である。画像処理装置20の各単位演算回路2
01a〜201rには、画像処理装置10の単位演算回
路101a〜101rと同様に並列的に画素値cが入力
されるが、画素値rは各単位演算回路201a〜201
rに直列的に順次入力される。つまり、画素値rは、画
像処理装置20の動作周期ごとに順次次段に送られるよ
うに構成されている。
【0041】図6は、図5に示した単位演算回路201
の構成を示す図である。図6において、輝度信号レジス
タ202、色差信号レジスタ203、マルチプレクサ2
04、205、および、絶対値算出回路206は、対応
する単位演算回路101の各部分と同じである。累加算
回路207は、絶対値算出回路206から入力される各
情報要素の差分の絶対値を累加算する。単位演算回路2
01a〜201bは、マルチプレクサ204の出力信号
を次段の画素値rとして入力するように構成されてい
る。
【0042】画像処理装置20の各画像処理装置202
a〜202rには、上述のように動作周期ごとに順次画
素値rが送られ、絶対値算出回路206において適切な
順番で順次入力される画素値cの各情報要素との差分の
絶対値が算出され、累加算回路207においてこの絶対
値の累加算値が算出される。これらの累加算値は、各画
像処理装置202a〜202rに有効な画素値rが入力
されてからそれぞれ16動作周期の後には、参照ブロッ
クとそれぞれ対応する候補ブロックの各情報要素の差分
の絶対値の総和となる。従って、画像処理装置20にも
実質的に式5の演算を行うことができ、画像処理装置1
0と同等の機能を有する。
【0043】以下、第3の実施例を説明する。図7は、
第3の実施例における本発明の画像処理装置30の構成
を示す図である。図8は、図7に示した単位演算回路3
01の構成を示す図である。図7において、単位演算回
路301a〜301rは4×4のマトリクス状に配置さ
れており、図8に示すように、それぞれ第1の実施例に
おいて説明した単位演算回路101と同一の構成を有
し、同一動作をする。単位演算回路301の各部分は、
対応する単位演算回路101の各部分と同一である。レ
ジスタ310b〜310rは、それぞれ単位演算回路3
01の1動作周期分の遅延を入力信号に対して与えるレ
ジスタ2個を直列に接続した構成になっており、それぞ
れ2動作周期の遅延を単位演算回路301a〜301q
の出力信号に与えて次段に入力する。画像処理装置30
は、第1の実施例で説明した単位演算回路101と同じ
構成の単位演算回路301a〜301rが、それぞれ1
つおきにレジスタ310b〜310rを介して2系列に
接続された構成になっており、それぞれの系列の最前段
の単位演算回路301a、301bには入力値として0
が入力される。つまり、第1の系列として単位演算回路
301a、301c、301e、・・・、301qが、
それぞれレジスタ310b、310d、310f〜31
0pを介してパイプライン状に接続され、最後にレジス
タ310rを介して奇数フィールド用の差分の絶対値の
総和を出力する。また、第2の系列として単位演算回路
301b、301d、301f、・・・、301rが、
それぞれレジスタ310c、310e、310g、・・
・、310qを介してパイプライン状に接続され、偶数
フィールド用の差分の絶対値の総和Do (i,j)を出
力する。さらに、偶数フィールドの差分の絶対値の総和
o (i,j)、および、奇数フィールドの差分の絶対
値の総和De (i,j)は、加算回路311で加算さ
れ、フレームの差分の絶対値の総和D(i,j)として
出力される。
【0044】画像処理装置30においては、上述のよう
に求められた偶数フィールドの差分の絶対値の総和Do
(i,j)、偶数フィールドの差分の絶対値の総和De
(i,j)およびフレームの差分の絶対値の総和D
(i、j)から、それぞれ最小の値を求めることによ
り、奇数フィールドの動きベクトルMVe (x,y)、
偶数フィールドの動きベクトルMVo (x,y)、およ
び、フレームの動きベクトルMV(x,y)を求める。
すなわち、偶数フィールドの差分の絶対値の総和D
o (i,j)、奇数フィールドの差分の絶対値の総和D
e (i,j)、および、フレームの差分の絶対値の総和
D(i,j)は、次式の関係にある。
【0045】
【数7】
【0046】なお図示は省略したが、画像処理装置30
は偶数フィールドの差分の絶対値の総和Do (i,
j)、奇数フィールドの差分の絶対値の総和De (i,
j)、および、フレームの差分の絶対値の総和D(i,
j)をそれぞれ記憶するメモリを有しており、奇数フィ
ールドの動きベクトルMVe (x,y)、偶数フィール
ドの動きベクトルMVo (x,y)、および、フレーム
の動きベクトルMV(x,y)は、これらのメモリに記
憶された各数値に基づいて求められる。
【0047】なお図示は省略するが、画像処理装置30
はさらに偶数フィールドの差分の絶対値の総和D
o (i,j)、および、奇数フィールドの差分の絶対値
の総和De(i,j)は、加算回路311で加算され、
フレームの差分の絶対値の総和D(i,j)それぞれを
記憶するメモリを有する。奇数フィールドの動きベクト
ルMVe (x,y)、偶数フィールドの動きベクトルM
o (x,y)、および、フレームの動きベクトルMV
(x,y)は、これらのメモリに記憶された各数値に基
づいて求められる。
【0048】以下、図9および図10を参照して画像処
理装置30の動作を説明する。図9は、動きベクトル検
出の動作を説明する図である。図9において、(A)は
輝度信号Y成分の参照ブロックと候補ブロックを示し、
(B)は色差信号Cr ,Cb 成分の参照ブロックと候補
ブロックを示す。図2に示したように4:2:2コンポ
ーネント信号の色差信号Cr ,Cb はx軸方向に1/2
に間引かれているので、輝度信号Yの参照ブロックおよ
び候補ブロックと比較して、色差信号Cr ,Cb の参照
ブロックおよび候補ブロックはx軸方向に1/2の大き
さとなっている。参照ブロックと候補ブロックの対応
は、それぞれ図9(A)、(B)に示す通りである。な
お図9においては、説明の簡略化のためにマクロブロッ
クを輝度信号Yについては4×4に、輝度信号Cr 、C
b については2×4としている。
【0049】図10は、図7に示した画像処理装置30
の各単位演算回路301a〜301rで処理される画素
値およびタイミングを説明する図である。図10におい
て、無印のa〜pは図9(A)に示した現フレームの参
照ブロックの各画素の輝度信号(Y)成分を示し、無印
の数字は図9(A)に示した前フレームの候補ブロック
の各画素の輝度信号(Y)成分を示す。また図10にお
いて、丸印を付したa〜hは図9(B)に示した現フレ
ームの参照ブロックの各画素の色差信号(Cb )成分を
示し、丸印の数字は図9(B)に示した前フレームの候
補ブロックの各画素の色差信号(Cb )成分を示す。ま
た図10において、三角印を付したa〜hは図9(B)
に示した現フレームの参照ブロックの各画素の色差信号
(Cr )成分を示し、三角印の数字は図9(B)に示し
た前フレームの候補ブロックの各画素の色差信号
(Cr )成分を示す。
【0050】図10に示すように、参照ブロックの各画
素の画素値rの1組の輝度信号Yおよび色差信号Cr
b は、2動作周期ごとに各単位演算回路301a〜3
01rに入力される。つまり前述のように、画素値rは
参照ブロックの各画素の輝度信号Yと色差信号Cr ,C
b が交互に多重化された形式の信号となっており、それ
ぞれ1動作周期ごとに輝度信号レジスタ302および色
差信号レジスタ303に記憶される。輝度信号レジスタ
302および色差信号レジスタ303は、入力された輝
度信号Yおよび色差信号Cr ,Cb を32動作周期の間
記憶する。一方、色差信号レジスタ303a〜303r
には、それぞれ2動作周期ごとに画素値cが入力され
る。従って、単位演算回路301a〜301rはそれぞ
れ32動作周期の間、同一の画素値rを用い、2動作周
期ごとに1組の画素値cについて、つまり、1動作周期
ごとに同一の画素値cの輝度信号Y、または、色差信号
r ,Cb の演算処理を順次行う。
【0051】また、マルチプレクサ305は、図10に
示す順番で画素値cが入力されるように1動作周期ごと
に交互に輝度信号Yと色差信号Cr 、Cb とを選択して
絶対値算出回路306に入力する。マルチプレクサ30
4は、輝度信号レジスタ302と色差信号レジスタ30
3を1動作周期ごとに交互に選択して絶対値算出回路3
06に入力する。絶対値算出回路306は、1動作周期
ごとに入力される画素値rと画素値cの同一種類の各信
号要素(輝度信号Y、色差信号Cr ,Cb )の差分の絶
対値を算出する。以上の処理により、各単位演算回路3
01a〜301rのある動作周期においては、高々2つ
の画素値に対しての演算処理が行われる。
【0052】さらに絶対値算出回路306で算出された
画素値cと画素値rの各信号要素の差分の絶対値は、マ
ルチプレクサ307、加算回路308、および、レジス
タ309から構成される累加算回路により、入力値
(I)に加算されてレジスタ310b〜310rに入力
される。つまり上述のように、画素値cおよび画素値r
の輝度信号Yの差分の絶対値が算出された場合は、マル
チプレクサ307は入力値Iを選択して加算回路308
に入力し、絶対値算出回路306の出力信号と加算し、
レジスタ309に記憶する。次に、画素値cおよび画素
値rの輝度信号Cr ,Cb の差分の絶対値が算出された
場合は、マルチプレクサ307はレジスタ309の出力
(O)を選択して加算回路308に入力し、絶対値算出
回路306の出力信号と加算し、レジスタ309に記憶
する。レジスタ309に記憶された加算結果は、1動作
周期ごとに輝度信号レジスタ302b〜302rに順次
記憶され、2動作周期の遅延が加えられて次段の単位演
算回路301c〜301rに入力され、あるいは、偶数
および奇数フィールド用出力として出力される。
【0053】つまり、各レジスタ310b〜310rそ
れぞれにより、各単位演算回路301c〜301rが1
組の画素値cについての演算処理を行う時間加算結果の
次段への入力を遅延させることにより、単位演算回路3
01a、301c、・・・、301qおよび単位演算回
路301b、301d、・・・、301rから構成され
る第1の系列により偶数フィールドの差分の絶対値の総
和Do (i,j)を算出し、単位演算回路301b、3
01d、・・・、301rおよび単位演算回路301
c、301e、・・・、301qから構成される第2の
系列により奇数フィールドの差分の絶対値の総和D
e (i,j)を算出する。奇数フィールドおよび偶数フ
ィールドの差分の絶対値の総和は、加算回路311で加
算され、フレームの差分の絶対値の総和D(i,j)と
なる。
【0054】以上に述べた画像処理装置30の動作によ
り、2動作周期ごとにフィールド対応の偶数フィールド
の差分の絶対値の総和De (i,j)、奇数フィールド
の差分の絶対値の総和Do (i,j)、および、フレー
ム用の差分の絶対値の総和D(i,j)の3種類の信号
を求めることができる。従って、画像処理装置30が適
用される画像処理装置は、これら3種の信号に対応する
動きベクトルをそれぞれ検出でき、これらの動きベクト
ルを利用した圧縮、符号化処理等を行うことができる。
【0055】以下、第4の実施例を説明する。図11
は、第二の実施例における本発明の画像処理装置40の
構成を示す図である。図11に示す画像処理装置40
は、第2の実施例に示した画像処理装置20に類似の装
置であって、画像処理装置20と同様に4×4の行列状
の構成に配置および接続された単位演算回路401a〜
401rから構成され、各単位演算回路401a〜40
1rが奇数フィールドおよび偶数フィールドの差分の絶
対値の総和を別々に出力する。
【0056】図12は、単位演算回路401の構成を示
す図である。単位演算回路401は、第2の実施例で説
明した単位演算回路201と類似の構成となっており、
単位演算回路401の各部分は、第2の実施例で説明し
た単位演算回路201の対応する部分に相当する。ただ
し、輝度信号Yおよび色差信号Cr ,Cb の差分の絶対
値の総和を別々に算出するために、単位演算回路201
の累加算回路207に相当する部分が、累加算回路40
7、408として2つ設けられている。累加算回路40
7、408は、それぞれ絶対値算出回路406において
算出された偶数フィールドの差分の絶対値および奇数フ
ィールドの差分の絶対値を累加算する。
【0057】以下、画像処理装置40の動作を説明す
る。画像処理装置40も、第3の実施例の画像処理装置
30と同様に、図9に示した参照ブロックおよび候補ブ
ロックの各画素の画素値r,cについて演算処理を行
う。図13は、図11に示した画像処理装置40の各単
位演算回路401a〜401rで処理される画素値およ
びタイミングを説明する図である。図13に示すよう
に、参照ブロックの画素値rの輝度信号Yおよび色差信
号C r ,Cb は、1動作周期ごとにそれぞれ単位演算回
路401aの輝度信号レジスタ402および色差信号レ
ジスタ403に記憶される。ここで前述のように、画素
値rは輝度信号Yと色差信号Cr ,Cb が交互に多重化
された構成となっている。参照ブロックの各画素に対応
する画素値rの全ては、32動作周期かけて順次単位演
算回路401a〜401rの輝度信号レジスタ402お
よび色差信号レジスタ403に記憶される。すなわち、
各単位演算回路401a〜401rは、2動作周期ごと
に順次異なる画素値rの処理を行うことになる。
【0058】一方、候補ブロックの画素値cは、輝度信
号Yと色差信号Cr ,Cb それぞれが偶数カラムおよび
奇数カラムの2つの領域に分けられて、一定の順番で単
位演算回路401a〜401rそれぞれのマルチプレク
サ405の2つの入力端子に入力される。第2の実施例
において説明したように、マルチプレクサ405が偶数
カラムを選択して画素値cの輝度信号Yを絶対値算出回
路406に入力する場合には、マルチプレクサ404は
輝度信号レジスタ402を選択して画素値cの輝度信号
Yを絶対値算出回路406に入力する。逆に、マルチプ
レクサ405が奇数カラムを選択して画素値cの色差信
号Cr,Cb を絶対値算出回路406に入力する場合に
は、マルチプレクサ404は色差信号レジスタ403を
選択して画素値cの色差信号Cr ,Cb を絶対値算出回
路406に入力する。以上のようにマルチプレクサ40
4、405を制御することにより、絶対値算出回路40
6には画素値r,c双方の同種類の情報要素が入力され
ることになる。このように、各単位演算回路401a〜
401rにおいては、ある動作周期において、高々2つ
の画素値について演算処理を行う。なお、第2の実施例
に示した画像処理装置20においても、図13に示した
画素値r,cの入力の順番により処理を行うことが可能
である。
【0059】絶対値算出回路406は、入力された情報
要素の差分の絶対値を算出して累加算回路407、40
8に入力する。累加算回路407、408はそれぞれ、
絶対値算出回路406の出力信号のうち、偶数フィール
ドに対応する差分の絶対値、および、奇数フィールドに
対応する差分の絶対値を累加算する。以上の処理によ
り、2動作周期ごとに順次各単位演算回路401a〜4
01rの累加算回路407から偶数フィールドの差分の
絶対値の総和Do (i,j)が出力され、累加算回路4
08から奇数フィールドの差分の絶対値を総和D
e (i,j)が出力される。
【0060】各単位演算回路401a〜401rから出
力される奇数フィールドおよび偶数フィールドの差分の
絶対値に基づいてこれらを大小比較し、奇数フィールド
および偶数フィールドそれぞれにおける2種類の動きベ
クトルを算出することができる。さらに、第3の実施例
に示した画像処理装置30と同様に、これらの奇数フィ
ールドおよび偶数フィールドの差分の絶対値を加算して
大小比較することにより、フレーム用の動きベクトルを
算出することができる。
【0061】以上述べた各実施例においては、画像処理
装置10〜40を構成する各部分をハードウェア的に構
成するか、あるいは、計算機上にソフトウェア的に構成
するかを問わない。また、所定の部分ごとにハードウェ
ア的に、あるいは、ソフトウェア的に構成してシステム
の最適化を図ることができる。また、参照ブロックの画
素および候補ブロックの数は、ともに4×4画素である
場合について説明したが、参照ブロックの画素および候
補ブロックの数を等しくする限りこれらのブロックの画
素数および形状は任意である。また、情報要素として色
信号R,G,Bを含む動画像信号についても応用可能で
あり、この場合、色信号R,G,Bそれぞれを輝度信号
Yおよび色差信号Cb,Cr の代わりとして入力するこ
とにより、同一構成の装置により同等の処理が可能であ
る。また、本発明の画像処理装置は、動画像情報の圧縮
符号化に限らず、同一形式の互いに相関を有する情報が
連続する情報の圧縮符号化に応用することができる。例
えばここに示した変形例のように、本発明の画像処理装
置は種々の構成をとることができる。
【0062】
【発明の効果】以上述べた用に本発明の画像処理装置に
よれば、動画像符号化においてブロックマッチング法に
よる動きベクトル検出処理に必要な画素値の差分の絶対
値の総和の算出を、複数の情報要素に基づいて行うこと
ができる。従って、例えは輝度信号成分および色差信号
成分の両方が似たブロックを検出することができ、動き
ベクトルの検出の正確性を高めることができる。また、
本発明の画像処理装置を応用して動きベクトルを検出
し、動き補償を行った動画像情報を圧縮、符号化するこ
とにより、符号化効率を向上させることができる。さら
に、候補ブロックの探索範囲を狭くした場合のほうが符
号化効率が向上するという逆転現象の発生を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フレーム間予測符号化回路の構成を示す図であ
る。
【図2】CCIR.601勧告に基づく、いわゆる4:
2:2コンポーネント信号を説明する図である。
【図3】第1の実施例における本発明の画像処理装置の
構成を示す図である。
【図4】図3に示した単位演算回路の構成を示す図であ
る。
【図5】第2の実施例における本発明の画像処理装置の
構成を示す図である。
【図6】図5に示した単位演算回路の構成を示す図であ
る。
【図7】第3の実施例における本発明の画像処理装置の
構成を示す図である。
【図8】図7に示した単位演算回路の構成を示す図であ
る。
【図9】図9は、動きベクトル検出の動作を説明する図
であって、(A)は輝度信号Y成分の参照ブロックと候
補ブロックを示し、(B)は色差信号Cr ,Cb 成分の
参照ブロックと候補ブロックを示す。
【図10】図7に示した画像処理装置の各単位演算回路
で処理される画素値およびタイミングを説明する図であ
る。
【図11】第二の実施例における本発明の画像処理装置
の構成を示す図である。
【図12】図11に示した単位演算回路の構成を示す図
である。
【図13】図11に示した画像処理装置の各単位演算回
路で処理される画素値およびタイミングを説明する図で
ある。
【図14】ブロックマッチング法における従来の動きベ
クトル検出の原理を説明する図であって、(A)は現フ
レームにおける参照ブロックを示す図であり、(B)は
前フレームにおける候補ブロックを示す図である。
【符号の説明】
10,20,30,40・・・画像処理装置、50・・
・フレーム間予測符号化回路、51〜53・・・アナロ
グ/ディジタル変換回路、54・・・減算回路、55・
・・減算回路、56・・・DCT回路、57・・・量子
化回路、58・・・VLC回路、59・・・多重化回
路、60・・・バッファ回路、61・・・逆量子化回
路、62・・・逆DCT回路、63・・・加算回路、6
4・・・フレームメモリ、65・・・動き補償回路、6
6・・・動き検出回路、101,201,301,40
1・・・単位演算回路、102,202,302,40
2・・・輝度信号レジスタ、103,204,304,
404,105,205,305,405,107,3
07・・・マルチプレクサ、106,206,306,
406・・・絶対値算出回路、108,308,311
・・・加算回路、109,309,310・・・レジス
タ、207,407,408・・・累加算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7459−5L G06F 15/70 335 A

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブロックマッチング法に基づき現フレーム
    の参照ブロックを構成する画素数と前フレームの候補ブ
    ロック数を同一として画像データの複数の構成要素につ
    いて動きベクトルを検出する画像処理装置であって、 前記現フレームを構成する画素数と同数設けられ、前記
    参照ブロックの画像データの各構成要素、および、前記
    候補ブロックの画像データの各構成要素がそれぞれ一定
    の順序で供給され、パイプライン処理を行って現フレー
    ムと前フレームとの間の前記画像データの動きベクトル
    の検出処理を行う単位演算手段を有することを特徴とす
    る画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記単位演算手段には前記前フレームの画
    像データが偶数カラムと奇数カラムとに分けられて入力
    されており、 前記単位演算手段は、前記偶数カラムと奇数カラムの画
    像データを多重化して出力する前フレーム用多重化手段
    と、 前記現フレームの画像データの各構成要素をそれぞれ記
    憶する現フレーム用記憶手段と、 前記現フレーム用記憶手段に記憶された前記各構成要素
    を多重化して前記前フレーム用多重化手段から出力され
    ている前記構成要素と同種の前記構成要素を出力する現
    フレーム用多重化手段と、 前記前フレーム用多重化手段から出力される画像データ
    の構成要素、および、前記現フレーム用多重化手段から
    出力される画像データの構成要素の偏差を算出する偏差
    算出手段と、 前記偏差算出手段により算出された偏差、および、当該
    単位演算手段の前段から入力される値を順次加算する加
    算手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の画
    像処理装置。
  3. 【請求項3】前記単位演算手段には前記前フレームの画
    像データが偶数カラムと奇数カラムとに分けられて入力
    されており、 前記単位演算手段は、前記偶数カラムと奇数カラムの画
    像データを多重化して出力する前フレーム用多重化手段
    と、 前記現フレームの画像データの各構成要素をそれぞれ記
    憶する現フレーム用記憶手段と、 前記現フレーム用記憶手段に記憶された前記各構成要素
    を多重化して前記前フレーム用多重化手段から出力され
    ている前記構成要素と同種の前記構成要素を出力する現
    フレーム用多重化手段と、 前記前フレーム用多重化手段から出力される画像データ
    の構成要素、および、前記現フレーム用多重化手段から
    出力される画像データの構成要素の偏差を算出する偏差
    算出手段と、 前記偏差算出手段により算出された偏差を順次累加算す
    る累加算手段とを有することを特徴とする請求項1に記
    載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】前記偏差算出手段は、前記前フレーム用多
    重化手段から出力される画像データ、および、前記現フ
    レーム用多重化手段から出力される画像データの差の値
    を算出し前記差の値の絶対値を算出することにより前記
    偏差を算出することを特徴とする請求項2または3に記
    載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】前記偏差算出手段は、前記前フレーム用多
    重化手段から出力される画像データ、および、前記現フ
    レーム用多重化手段から出力される画像データの差の値
    を算出し前記差の値の2乗値を算出することにより前記
    偏差を算出することを特徴とする請求項2または3に記
    載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】前記構成要素は、輝度信号および2種類の
    色差信号であることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    かに記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】前記構成要素は、3種類の色信号R,G,
    Bであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
    載の画像処理装置。
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