JPH07114972B2 - 穀類処理装置 - Google Patents
穀類処理装置Info
- Publication number
- JPH07114972B2 JPH07114972B2 JP62320004A JP32000487A JPH07114972B2 JP H07114972 B2 JPH07114972 B2 JP H07114972B2 JP 62320004 A JP62320004 A JP 62320004A JP 32000487 A JP32000487 A JP 32000487A JP H07114972 B2 JPH07114972 B2 JP H07114972B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paddy
- grain
- unit
- grains
- sorting unit
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は籾状穀類を供給し、籾摺り、風選、籾・原穀選
別、等級選別の一連の穀類処理を行なう穀類処理装置に
関する。
別、等級選別の一連の穀類処理を行なう穀類処理装置に
関する。
「従来の技術」 籾摺、風選、籾・原穀選別、等級選別の一連の穀類処理
を行なう穀類処理装置に関しては、例えば特公昭62−44
979号公報に開示されたものがある。
を行なう穀類処理装置に関しては、例えば特公昭62−44
979号公報に開示されたものがある。
前記公報に係る穀類処理装置では、水平軸周りに回転す
る籾摺りローラと、風選用のファンと、前記籾摺ローラ
軸に平行に置かれた籾・原穀選別筒と、鉛直に立設され
た等級選別機とが一体の外殻体内に収納されて成ってい
る。
る籾摺りローラと、風選用のファンと、前記籾摺ローラ
軸に平行に置かれた籾・原穀選別筒と、鉛直に立設され
た等級選別機とが一体の外殻体内に収納されて成ってい
る。
「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、このような従来の穀類処理装置では、等
級選別機能が不充分で、所望の等級の精穀を得難く、ま
た、精穀中には選別工程中に発生した糠などが混在して
おり、粉塵除去のためには別工程を設ける必要があっ
た。
級選別機能が不充分で、所望の等級の精穀を得難く、ま
た、精穀中には選別工程中に発生した糠などが混在して
おり、粉塵除去のためには別工程を設ける必要があっ
た。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、籾状穀類を供給するだけで所望の等級の精穀が
自在に得られ、しかも精穀中には糠などの粉塵がない高
品質の精穀が、手間が掛らずに得られるような穀類処理
装置を提供することを目的としている。
もので、籾状穀類を供給するだけで所望の等級の精穀が
自在に得られ、しかも精穀中には糠などの粉塵がない高
品質の精穀が、手間が掛らずに得られるような穀類処理
装置を提供することを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところ
は、 外殻体の一側面に設けられ、籾状の穀類を受ける籾供給
ホッパと、該籾供給ホッパから籾を受け、籾摺りローラ
を備えて籾摺りを行なう籾摺りユニットと、前記籾摺ユ
ニットから籾と籾殻と原穀とを設け、風力によって籾殻
を篩分ける篩分けユニットと、籾殻を分離された籾と原
穀との混合体から籾と原穀とを選別する籾・原穀選別ユ
ニットと、籾から選別された原穀を受けて小穀粒を選別
排除し、一次精穀を放出する第1選別ユニットと、前記
第1選別ユニットから一次精穀を受けて小穀粒を選別排
除し、最終精穀を放出する第2選別ユニットと、前記第
1選別ユニットと第2選別ユニットから粉塵を吸引排除
するためだけに独立して設けられた単一の粉塵排出ユニ
ットから成り、前記各機能ユニットを一体の外殻体内に
収納するとともに、前記最終精殻を受けて一次貯留する
貯溜タンクを外殻体の外部に張り出して設け、かつ、前
記第1選別ユニットから前記第2選別ユニットに受入れ
られている一次精穀の一部を直接該貯溜タンクに自在に
取出し可能の分流手段を備えたことを特徴とする穀類処
理装置に存する。
は、 外殻体の一側面に設けられ、籾状の穀類を受ける籾供給
ホッパと、該籾供給ホッパから籾を受け、籾摺りローラ
を備えて籾摺りを行なう籾摺りユニットと、前記籾摺ユ
ニットから籾と籾殻と原穀とを設け、風力によって籾殻
を篩分ける篩分けユニットと、籾殻を分離された籾と原
穀との混合体から籾と原穀とを選別する籾・原穀選別ユ
ニットと、籾から選別された原穀を受けて小穀粒を選別
排除し、一次精穀を放出する第1選別ユニットと、前記
第1選別ユニットから一次精穀を受けて小穀粒を選別排
除し、最終精穀を放出する第2選別ユニットと、前記第
1選別ユニットと第2選別ユニットから粉塵を吸引排除
するためだけに独立して設けられた単一の粉塵排出ユニ
ットから成り、前記各機能ユニットを一体の外殻体内に
収納するとともに、前記最終精殻を受けて一次貯留する
貯溜タンクを外殻体の外部に張り出して設け、かつ、前
記第1選別ユニットから前記第2選別ユニットに受入れ
られている一次精穀の一部を直接該貯溜タンクに自在に
取出し可能の分流手段を備えたことを特徴とする穀類処
理装置に存する。
「作用」 籾供給ホッパに籾を供給し、装置を始動する。
籾は籾摺ユニットの籾摺ローラによって籾殻が摺り取ら
れ、籾殻と籾と原穀とが混合して落下する。
れ、籾殻と籾と原穀とが混合して落下する。
前記籾摺ユニットの下方には常に篩分けユニットのファ
ンによる吸引気流が流されており、軽い籾殻は前記気流
に吸引されて排除されていく。そして原穀と一部残存し
ている籾との混合体は籾・原穀選別ユニットに送達され
る。
ンによる吸引気流が流されており、軽い籾殻は前記気流
に吸引されて排除されていく。そして原穀と一部残存し
ている籾との混合体は籾・原穀選別ユニットに送達され
る。
籾・原穀選別ユニットにおいては籾と原穀とが分離さ
れ、籾は再び籾供給ホッパに送還され、一方原穀は等級
選別のための第1選別ユニットの選別始端に送入され
る。
れ、籾は再び籾供給ホッパに送還され、一方原穀は等級
選別のための第1選別ユニットの選別始端に送入され
る。
第1選別ユニットでは原穀中の小穀粒が選別排除され、
穀粒は一次精穀として第2選別ユニットに送入される。
穀粒は一次精穀として第2選別ユニットに送入される。
第2選別ユニットでは第1選別ユニットにおけると同様
の選別作用が行なわれ、残存していた小穀粒は完全に選
別排除され、最終の精穀が貯留タンクに放出される。
の選別作用が行なわれ、残存していた小穀粒は完全に選
別排除され、最終の精穀が貯留タンクに放出される。
第1及び第2選別ユニットによる前記選別作用中、両選
別ユニットには常に粉塵排出ユニットからの粉塵排出気
流があり、糠などの粉塵が吸引排除されている。
別ユニットには常に粉塵排出ユニットからの粉塵排出気
流があり、糠などの粉塵が吸引排除されている。
また、精穀の等級を所望の水準とするため、第1選別ユ
ニットからの一次精穀の一部を直接貯留タンクに放出さ
せるべく、一次精穀取出し用の分流手段を適宜開閉して
操作する。
ニットからの一次精穀の一部を直接貯留タンクに放出さ
せるべく、一次精穀取出し用の分流手段を適宜開閉して
操作する。
「実施例」 以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明する。
第1図〜第2図は本発明の一実施例を示している。
穀類処理装置10は第1図に示すように籾摺を行なう籾摺
ユニット30と、風力によって籾殻を篩分ける篩分けユニ
ット40と、籾殻を分離された籾と原穀との混合体から籾
と原穀とを選別する籾・原穀選別ユニット50と、籾から
選別された原穀を受けて小穀粒を選別排除し、一次精穀
を放出する第1選別ユニット60と、第1選別ユニットか
ら一次精穀を受けて小穀粒を排除し、最終精穀を放出す
る第2選別ユニット80とから成っており、各ユニットは
夫々の機能に基き相互に密接な関係を保って内部的に結
合され、外殻体11内に収納されている。
ユニット30と、風力によって籾殻を篩分ける篩分けユニ
ット40と、籾殻を分離された籾と原穀との混合体から籾
と原穀とを選別する籾・原穀選別ユニット50と、籾から
選別された原穀を受けて小穀粒を選別排除し、一次精穀
を放出する第1選別ユニット60と、第1選別ユニットか
ら一次精穀を受けて小穀粒を排除し、最終精穀を放出す
る第2選別ユニット80とから成っており、各ユニットは
夫々の機能に基き相互に密接な関係を保って内部的に結
合され、外殻体11内に収納されている。
籾摺ユニット30は、外殻体11の体外に開口している籾供
給ホッパ12の下部に設けられており、一対の籾摺ローラ
31から成っている。
給ホッパ12の下部に設けられており、一対の籾摺ローラ
31から成っている。
籾摺ローラ31は金属製等の円筒の外周が厚いゴムによっ
て覆われて成り、水平軸周りに回転自在に軸支され、一
方が主動ローラ31a、他方が従動ローラ31bとなってい
る。
て覆われて成り、水平軸周りに回転自在に軸支され、一
方が主動ローラ31a、他方が従動ローラ31bとなってい
る。
両ローラ31a,31bのなす隙間は籾の大きさに応じて微調
整可能になされている。
整可能になされている。
前記籾摺ユニットによって分離された籾殻と原穀とから
軽量の籾殻を風力によって分離する篩分けユニット40は
籾摺ユニット30の下方に設けられており、籾摺ユニット
30から落下する籾殻と原穀と、一部残存する籾との混合
体を受ける唐箕41と、吸引気流を発生するファン42と、
籾唐排出口43と、原穀・籾混合体を送り出す原穀・籾放
出口44とから成っている。籾殻排出口43は体外に開口し
ており、先端には籾殻バッグ45が取付けられている。
軽量の籾殻を風力によって分離する篩分けユニット40は
籾摺ユニット30の下方に設けられており、籾摺ユニット
30から落下する籾殻と原穀と、一部残存する籾との混合
体を受ける唐箕41と、吸引気流を発生するファン42と、
籾唐排出口43と、原穀・籾混合体を送り出す原穀・籾放
出口44とから成っている。籾殻排出口43は体外に開口し
ており、先端には籾殻バッグ45が取付けられている。
原穀・籾放出口44から放出される原穀・籾混合体中には
まだ可成りの籾が残存しており、この籾混在原穀を処理
して原穀と籾とを分離するための籾・原穀選別ユニット
50が前記篩分けユニット40の次工程として設けられてい
る。
まだ可成りの籾が残存しており、この籾混在原穀を処理
して原穀と籾とを分離するための籾・原穀選別ユニット
50が前記篩分けユニット40の次工程として設けられてい
る。
籾・原穀選別ユニット50は篩分けユニット40の原穀・籾
放出口44から籾混在原穀を受ける籾入り原穀受け51と、
この籾入り原穀受け51から籾混在原穀を掬って上方に揚
げ、高い位置から籾混在原穀を散布するバケットエレベ
ータ52と、散布されて落下する籾混在原穀から籾を選別
し、原穀のみを透過させる平網53と、平網53を通り抜け
た原穀を案内する傾斜板54と、平網53から籾を受ける籾
溜り55と、籾溜り55から籾を排出し籾供給ホッパに籾を
送還する揚穀オーガ56と、籾送還用導管57とから成って
いる。
放出口44から籾混在原穀を受ける籾入り原穀受け51と、
この籾入り原穀受け51から籾混在原穀を掬って上方に揚
げ、高い位置から籾混在原穀を散布するバケットエレベ
ータ52と、散布されて落下する籾混在原穀から籾を選別
し、原穀のみを透過させる平網53と、平網53を通り抜け
た原穀を案内する傾斜板54と、平網53から籾を受ける籾
溜り55と、籾溜り55から籾を排出し籾供給ホッパに籾を
送還する揚穀オーガ56と、籾送還用導管57とから成って
いる。
バケットエレベータ52は上下一対の図示しないスプロケ
ットに張られたチェーン52bと、チェーン52bに取付けら
れた複数個のバケット52aとから成っている。
ットに張られたチェーン52bと、チェーン52bに取付けら
れた複数個のバケット52aとから成っている。
原穀を流下させる傾斜板54の下端部は次の第1選別ユニ
ット60の受粒筒65に連結する原穀溜り54aとなってい
る。
ット60の受粒筒65に連結する原穀溜り54aとなってい
る。
次に、未選別の前記原穀を受ける第1選別ユニット60
と、この第1選別ユニット60からの一次精穀を受けて最
終精穀を放出する第2選別ユニット80の構成を説明す
る。
と、この第1選別ユニット60からの一次精穀を受けて最
終精穀を放出する第2選別ユニット80の構成を説明す
る。
これら両選別ユニット60,80は主要部が略同一の構成と
なっており、揚穀螺旋体61,81と、この揚穀螺旋体61,81
を同心に挿通し多数の小孔を備えた選別網体62,82と、
前記揚穀螺旋体61,81を選別網体62,82とともに駆動する
モータ63,83および減速機64,84とから成っている。ま
た、揚穀螺旋体61,81の基部には原穀を受ける受粒筒65,
85が取り巻いており、受粒筒65,85の上方は、落下して
くる小穀粒を受ける下部仕切板66,86で仕切られてい
る。そして選別網体62,82の裾部近傍には前記下部仕切
板66,86に集積する小穀粒を掃き出す複数個の下部掻き
出し羽根67,87が設けられている。そして掻き出された
小穀粒を体外に導く小穀粒排出管73,93が前記下部仕切
板66,86に開口している。
なっており、揚穀螺旋体61,81と、この揚穀螺旋体61,81
を同心に挿通し多数の小孔を備えた選別網体62,82と、
前記揚穀螺旋体61,81を選別網体62,82とともに駆動する
モータ63,83および減速機64,84とから成っている。ま
た、揚穀螺旋体61,81の基部には原穀を受ける受粒筒65,
85が取り巻いており、受粒筒65,85の上方は、落下して
くる小穀粒を受ける下部仕切板66,86で仕切られてい
る。そして選別網体62,82の裾部近傍には前記下部仕切
板66,86に集積する小穀粒を掃き出す複数個の下部掻き
出し羽根67,87が設けられている。そして掻き出された
小穀粒を体外に導く小穀粒排出管73,93が前記下部仕切
板66,86に開口している。
選別網体62,82は減速機64,84の出力軸に結合され、揚穀
螺旋体61,81内に延在して外殻体11の天板13に軸支され
る選別網体駆動軸によって回転可能に軸支され、揚穀螺
旋体61,81は前記選別網体駆動軸と同心でしかもこれと
は回転自在に嵌合する別の駆動軸に軸支されている。
螺旋体61,81内に延在して外殻体11の天板13に軸支され
る選別網体駆動軸によって回転可能に軸支され、揚穀螺
旋体61,81は前記選別網体駆動軸と同心でしかもこれと
は回転自在に嵌合する別の駆動軸に軸支されている。
選別網体62,82の上端部近傍にはこの選別網体62,82を取
り巻き、精穀を受ける上部仕切板68,88が設けられてお
り、前記選別網体62,82にはこれら精穀を掻き出す上部
掻き出し羽根69,89が配設されている。そして上部仕切
板の上方には前記上部掻き出し羽根69,89によって掻き
出される精穀の放出口71,91が設けられている。
り巻き、精穀を受ける上部仕切板68,88が設けられてお
り、前記選別網体62,82にはこれら精穀を掻き出す上部
掻き出し羽根69,89が配設されている。そして上部仕切
板の上方には前記上部掻き出し羽根69,89によって掻き
出される精穀の放出口71,91が設けられている。
側壁70,90によって隔てられている中間部分は容積の大
きい空間が形成されており、第1選別ユニット60側の放
出口71から取出される一次精穀を一次貯留してバッファ
となる中間タンク14となっており、この中間タンク14の
底部は漏斗状をなして、下端部は狭められて第2選別ユ
ニット80側の受粒筒85に開く送出路72を成している。
きい空間が形成されており、第1選別ユニット60側の放
出口71から取出される一次精穀を一次貯留してバッファ
となる中間タンク14となっており、この中間タンク14の
底部は漏斗状をなして、下端部は狭められて第2選別ユ
ニット80側の受粒筒85に開く送出路72を成している。
前記上部掻き出し羽根69,89によって掻き出される精穀
は、第1選別ユニット60側は中間タンク14に、第2選別
ユニット80側は貯留タンク15に放出される。
は、第1選別ユニット60側は中間タンク14に、第2選別
ユニット80側は貯留タンク15に放出される。
前記中間タンク14と貯留タンク15とはタンク隔壁16によ
って隔てられており、タンク隔壁16の上方には中間タン
ク14と貯留タンク15とを繋ぎ、一次精穀の一部を直接貯
留タンク15に取出す分流手段としての混合弁100が設け
られている。
って隔てられており、タンク隔壁16の上方には中間タン
ク14と貯留タンク15とを繋ぎ、一次精穀の一部を直接貯
留タンク15に取出す分流手段としての混合弁100が設け
られている。
また、前記モータ63,83の下方空間部には穀粒中から粉
塵を排除するためだけに独立して設けられた単一の粉塵
排出ユニット110が設けられている。
塵を排除するためだけに独立して設けられた単一の粉塵
排出ユニット110が設けられている。
粉塵排出ユニット110は、両選別ユニット60,80の各下部
掻き出し羽根67,87の近傍において側壁70,90に夫々開口
する吸引ダクト111と、この吸引ダクト111内に吸引気流
を発生させるファン112と、粉塵を捕集する集塵バッグ1
13とから成っている。
掻き出し羽根67,87の近傍において側壁70,90に夫々開口
する吸引ダクト111と、この吸引ダクト111内に吸引気流
を発生させるファン112と、粉塵を捕集する集塵バッグ1
13とから成っている。
集塵バッグ113はカバー115付のケーシング114内に収納
されており、ファン112の後方には排気管116が設けられ
ている。
されており、ファン112の後方には排気管116が設けられ
ている。
次に作用を説明する。
籾供給ホッパ12に籾を供給し、穀類処理装置10を始動す
る。この際、各構成ユニットが同時に始動してもよい
が、一定の時間差を設けて上位工程から順次作動するよ
うにしても良く、あるいは要所にセンサーを設け、穀粒
等が検知された後一定時間後に始動するようにしてもよ
い。
る。この際、各構成ユニットが同時に始動してもよい
が、一定の時間差を設けて上位工程から順次作動するよ
うにしても良く、あるいは要所にセンサーを設け、穀粒
等が検知された後一定時間後に始動するようにしてもよ
い。
籾供給ホッパ12の底から落下する籾は、籾摺ユニット30
の籾摺ローラ31の主動ローラ31aと従動ローラ31bとによ
って構成される細溝内に引き込まれ、籾殻が剥離されて
原穀とともに落下していく。主動ローラ31aと従動ロー
ラ31bとは相互に内側に回転しながらも、回転速さが異
り、前記細溝内に引込まれた籾は両ローラ31a,31bのこ
の回転速さの差によって籾摺り作用を受ける。また、供
給される籾の平均粒径に応じて前記細溝を適切に調節し
て籾摺を行なう。
の籾摺ローラ31の主動ローラ31aと従動ローラ31bとによ
って構成される細溝内に引き込まれ、籾殻が剥離されて
原穀とともに落下していく。主動ローラ31aと従動ロー
ラ31bとは相互に内側に回転しながらも、回転速さが異
り、前記細溝内に引込まれた籾は両ローラ31a,31bのこ
の回転速さの差によって籾摺り作用を受ける。また、供
給される籾の平均粒径に応じて前記細溝を適切に調節し
て籾摺を行なう。
籾摺工程を経て落下するのは籾殻と原穀と若干の籾とで
ある。
ある。
原穀と籾と籾殻の混合体は、籾摺ユニット30の下方に設
けられている篩分けユニット40の唐箕41上に落下し、フ
ァン42による吸引気流によって軽量の籾殻が吸引され、
籾殻排出口43から籾殻バッグ45に排出される。
けられている篩分けユニット40の唐箕41上に落下し、フ
ァン42による吸引気流によって軽量の籾殻が吸引され、
籾殻排出口43から籾殻バッグ45に排出される。
一方、原穀と残存した籾は原穀・籾放出口44を経て籾・
原穀選別ユニット50の籾入り原穀受け51内に送り込まれ
る。
原穀選別ユニット50の籾入り原穀受け51内に送り込まれ
る。
籾入り原穀受け51に送られた原穀・籾の混合体はバケッ
トエレーベータ52のバケット52aに掬くわれて上昇し、
上端部でバケット52aから放出される。
トエレーベータ52のバケット52aに掬くわれて上昇し、
上端部でバケット52aから放出される。
バケット52aから放出された籾・原穀の混合体は籾・原
穀選別ユニット50の平網53の上を広がりながら流下し、
籾はそのまま平網53上を流下して籾溜り55に集められ、
一方、原穀は平網53の目を通り抜けて平網53と平行に設
けられている傾斜板54上に沿って流下し、下縁端に設け
られている原穀溜り54aに集積される。
穀選別ユニット50の平網53の上を広がりながら流下し、
籾はそのまま平網53上を流下して籾溜り55に集められ、
一方、原穀は平網53の目を通り抜けて平網53と平行に設
けられている傾斜板54上に沿って流下し、下縁端に設け
られている原穀溜り54aに集積される。
籾溜り55に集められた籾は揚穀オーガ56によって籾送還
用導管57を経て籾供給ホッパ12へ送還される。
用導管57を経て籾供給ホッパ12へ送還される。
一方、原穀溜り54aに集められた原穀は第1選別ユニッ
ト60の受粒筒65に送られる。
ト60の受粒筒65に送られる。
第1選別ユニット60の受粒筒65内に送られた未選別の原
穀は揚穀螺旋体61によって掻き揚げられ、選別網体62に
よって小穀粒は選別網体62を通り抜け、下部仕切板66上
に落下集積し、下部掻き出し羽根67によって体外に排出
される。一方の選別された原穀は一次精穀として放出口
71から中間タンク14に放出される。
穀は揚穀螺旋体61によって掻き揚げられ、選別網体62に
よって小穀粒は選別網体62を通り抜け、下部仕切板66上
に落下集積し、下部掻き出し羽根67によって体外に排出
される。一方の選別された原穀は一次精穀として放出口
71から中間タンク14に放出される。
一次精穀は中間タンク14の底から送出口72を経て第2選
別ユニット80の受粒筒85に送られる。
別ユニット80の受粒筒85に送られる。
第2選別ユニット80に送られた一次精穀は、第1選別ユ
ニット60におけると同様の選別作用を受け、最終の精穀
は放出口91から貯留タンク15内に放出される。
ニット60におけると同様の選別作用を受け、最終の精穀
は放出口91から貯留タンク15内に放出される。
前記選別作用中、粉塵排除ユニット110の吸引ダクト111
からは常に粉塵が吸引排除されている。
からは常に粉塵が吸引排除されている。
また、混合弁100を操作して一次精穀の一部を直接貯留
タンク15に送出し、第2選別ユニット80から放出される
最終の精穀と適宜混合することにより所望の等級の精穀
が得られる。
タンク15に送出し、第2選別ユニット80から放出される
最終の精穀と適宜混合することにより所望の等級の精穀
が得られる。
「発明の効果」 本発明に係る穀類処理装置によれば、籾供給ホッパに籾
を供給するだけで、籾摺、籾殻の篩分け、籾・原穀選
別、および原穀の等級選別が自動的に実行され、所望の
等級の精穀が自在に得られ、粉塵のない品質の高い精穀
が手間を掛けずに得ることが出来る。
を供給するだけで、籾摺、籾殻の篩分け、籾・原穀選
別、および原穀の等級選別が自動的に実行され、所望の
等級の精穀が自在に得られ、粉塵のない品質の高い精穀
が手間を掛けずに得ることが出来る。
各図は本発明の一実施例を示しており、第1図は穀類処
理装置の構成を示す内部展開図、第2図は同じく外観斜
視図である。 10……穀類処理装置、11……外殻体 12……籾供給ホッパ、30……籾摺ユニット 31……籾摺ローラ、40……篩分けユニット 50……籾・原穀選別ユニット 60……第1選別ユニット 80……第2選別ユニット 100……混合弁(分流手段) 110……粉塵排出ユニット
理装置の構成を示す内部展開図、第2図は同じく外観斜
視図である。 10……穀類処理装置、11……外殻体 12……籾供給ホッパ、30……籾摺ユニット 31……籾摺ローラ、40……篩分けユニット 50……籾・原穀選別ユニット 60……第1選別ユニット 80……第2選別ユニット 100……混合弁(分流手段) 110……粉塵排出ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和久井 久男 栃木県下都賀郡藤岡町大字藤岡4290番地 株式会社タイガーカワシマ内 (56)参考文献 実開 昭60−71347(JP,U) 実開 昭59−123577(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】外殻体の一側面に設けられ、籾状の穀類を
受ける籾供給ホッパと、該籾供給ホッパから籾を受け、
籾摺りローラを備えて籾摺りを行なう籾摺りユニット
と、前記籾摺ユニットから籾と籾殻と原穀とを設け、風
力によって籾殻を篩分ける篩分けユニットと、籾殻を分
離された籾と原穀との混合体から籾と原穀とを選別する
籾・原穀選別ユニットと、籾から選別された原穀を受け
て小穀粒を選別排除し、一次精穀を放出する第1選別ユ
ニットと、前記第1選別ユニットから一次精穀を受けて
小穀粒を選別排除し、最終精穀を放出する第2選別ユニ
ットと、前記第1選別ユニットと第2選別ユニットから
粉塵を吸引排除するためだけに独立して設けられた単一
の粉塵排出ユニットから成り、前記各機能ユニットを一
体の外殻体内に収納するとともに、前記最終精穀を受け
て一次貯留する貯溜タンクを外殻体の外部に張り出して
設け、かつ、前記第1選別ユニットから前記第2選別ユ
ニットに受入れられている一次精穀の一部を直接該貯溜
タンクに自在に取出し可能の分流手段を備えたことを特
徴とする穀類処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62320004A JPH07114972B2 (ja) | 1987-12-17 | 1987-12-17 | 穀類処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62320004A JPH07114972B2 (ja) | 1987-12-17 | 1987-12-17 | 穀類処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01164453A JPH01164453A (ja) | 1989-06-28 |
JPH07114972B2 true JPH07114972B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=18116676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62320004A Expired - Lifetime JPH07114972B2 (ja) | 1987-12-17 | 1987-12-17 | 穀類処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07114972B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006135198A1 (en) * | 2005-06-17 | 2006-12-21 | Moo-Kyum Kim | Roller mill type pulverizing method and apparatus |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109894245A (zh) * | 2019-03-18 | 2019-06-18 | 宁夏黄河谣农产品综合开发有限公司 | 稻壳粉碎加工系统 |
CN114721270B (zh) * | 2022-04-11 | 2022-11-01 | 中南林业科技大学 | 一种砻谷碾米协同控制方法、装置及存储介质 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59123577U (ja) * | 1982-10-01 | 1984-08-20 | セイレイ工業株式会社 | 米選装置 |
JPS6071347U (ja) * | 1983-10-24 | 1985-05-20 | 井関農機株式会社 | 縦型回転選別機付籾摺機 |
-
1987
- 1987-12-17 JP JP62320004A patent/JPH07114972B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006135198A1 (en) * | 2005-06-17 | 2006-12-21 | Moo-Kyum Kim | Roller mill type pulverizing method and apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01164453A (ja) | 1989-06-28 |
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