JPH07113979A - 光偏向装置 - Google Patents

光偏向装置

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JPH07113979A
JPH07113979A JP28199293A JP28199293A JPH07113979A JP H07113979 A JPH07113979 A JP H07113979A JP 28199293 A JP28199293 A JP 28199293A JP 28199293 A JP28199293 A JP 28199293A JP H07113979 A JPH07113979 A JP H07113979A
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JP
Japan
Prior art keywords
protrusion
projecting part
fixed shaft
fixed
thrust plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP28199293A
Other languages
English (en)
Inventor
Taku Fukita
卓 蕗田
Mikio Nakasugi
幹夫 中杉
Hideyuki Miyamoto
英幸 宮本
Hirofumi Hori
浩文 堀
Yoshitaka No
芳孝 能
Noboru Nabeta
昇 鍋田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光偏向装置の固定軸と回転スリーブの間の摩
擦を減少し、摩耗粉によるかじりの発生を防止する。 【構成】 ハウジング21に立設した固定軸22と、上
端にスラスト板23を固定した回転スリーブ24を回転
自在に嵌合する。固定軸22の上端には、スラスト板2
3の下面に設けた突起部35に当接する突起部32と、
この突起部32を取り囲み突起部32より上端が高い囲
繞部33とを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザービームを感光
体上に走査するための回転多面鏡を内蔵した光偏向装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザービームプリンタ等に用い
られるこの種の光偏向装置においては、高速・高精度に
回転する回転装置が要求され、そこには非接触で回転す
る動圧流体軸受が用いられている。
【0003】図5は動圧流体軸受を用いた光偏向装置の
断面図であり、回転軸1はスリーブ2に回転自在に嵌合
されており、スリーブ2の下端にはスラスト板3が固定
板4と共に配置され、固定板4は外筒5に固定されてい
る。回転軸1に固定されたフランジ6の上部には回転多
面鏡7が固定されている。フランジ6の下部には駆動用
マグネット8を固定したヨーク9が固定され、駆動用マ
グネット8と対向してステータ10が外筒5の外周に固
定されている。ここで、スラスト板3の上面に浅溝11
が刻設されることにより、回転軸1の下端面とスラスト
板3の上面との間に動圧スラスト軸受が構成されてい
る。
【0004】また、回転軸1の外周面にヘリングボーン
状の浅溝12、13が刻設されることにより、回転軸1
の外周面とスリーブ2の内周面の間に動圧ラジアル軸受
が構成されている。このような軸受には、更に回転軸1
の外周面上部にスパイラル状の浅溝14が刻設され、動
圧スラスト軸受に潤滑流体が流れるようにされ、スリー
ブ2に浅溝13と浅溝14の間に凹部15と小径孔16
が設けられ、潤滑流体の安定性が確保されている。ま
た、ヘリングボーン状の浅溝13、14の間には逃げ部
17が形成され、ヘリングボーン状の浅溝12とスラス
ト板3との間にも逃げ部18が形成されることにより、
動圧流体軸受部の損失が少なくされている。なお、最近
では、動圧流体軸受に代えてセラミック材から成る軸受
が使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来例においては、次のような問題点がある。 (a) 流体に油、グリース等の液体を用いた場合には、回
転軸1の回転に伴なって液体の粘性抵抗が増加し、液体
が発熱すると共に損失トルクが増加して、消費電力が増
加する。
【0006】(b) 液体に空気等の気体を用いた場合に
は、回転スリーブ2内に塵埃や湿気が浸入したり、振動
等により回転軸1とスリーブ2が接触したりして、かじ
りが発生する。
【0007】(c) 回転軸1の端部をスラスト板の窪みで
支えるピボット軸受を用いた場合には、回転軸1とスラ
スト板の接触面で発生する摩耗粉が回転軸1とスリーブ
の間に浸入し、かじりが発生する。
【0008】本発明の目的は、上述した問題点を解消
し、消費電力が少なく、かじりが発生し難い光偏向装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明に係る光偏向装置は、固定軸と上端にスラス
ト板を備えた回転スリーブとを回転自在に嵌合し、該回
転スリーブに回転多面鏡を固定した光偏向装置におい
て、前記スラスト板の下面には第1の突起部を設け、前
記回転軸の上端には、前記第1の突起部に当接する第2
の突起部と、該第2の突起部を所定間隔を隔てて取り囲
み、上端が前記第2の突起部の上端よりも上方に位置す
る囲繞部を設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】上述の構成を有する光偏向装置は、スラスト板
の下面に設けた第1の突起部と固定軸の上端に設けた第
2の突起部とが接触しているため、それらの接触部に発
生する摩擦は少ない。また、囲繞部の上端を第2の突起
部の上端よりも上方に位置するように形成したため、接
触部に発生して飛散した摩擦粉は囲繞部に当たって第2
の突起部と囲繞部の間に堆積する。
【0011】
【実施例】本発明を図1〜図4に図示の実施例に基づい
て詳細に説明する。図1は第1の実施例の断面図であ
る。ハウジング21には固定軸22が立設され、固定軸
22には上端にスラスト板23を固定した回転スリーブ
24が回転自在に嵌合されている。回転スリーブ24の
外周には、アルミニウム、黄銅等から形成された固定部
材25が焼嵌め等により固定されている。固定部材25
の上部には、回転多面鏡26が回転スリーブ24に係止
された板ばね27により押圧固定されている。固定部材
25の下部には駆動マグネット28が固着され、駆動マ
グネット28と対向してステータ29が配置されてい
る。ステータ29はヨーク30に保持され、ヨーク30
は電気部品と共にハウジング21上に固定されたモータ
基板31の上に配置されている。
【0012】そして、固定軸22の上端中央には、突起
部32が形成されると共に、この突起部32を所定間隔
を隔てて取り囲む囲繞部33が形成されている。ここ
で、囲繞部33の高さは突起部32よりも稍々高くさ
れ、突起部32と囲繞部33の間は溝部34とされてい
る。一方、スラスト板23の下面中央には突起部35が
形成され、この突起部35は固定軸22の突起部32に
当接されている。このことにより、回転スリーブ24は
突起部32、35の接触によりスラスト方向が支持され
ることとなる。
【0013】このような光偏向装置は、図2に示すよう
に例えば記録装置の光学箱41に配置されて使用され
る。光学箱41には、レーザーユニット42が配設され
ると共に、レーザーユニット42から射出されたレーザ
ービームの進行方向には光偏向装置の回転多面鏡26が
配置され、回転多面鏡26により偏向されたレーザビー
ムの進行方向には、レンズ群43と光学箱41の外部に
配置された感光体44が設けられている。
【0014】このような構成により回転スリーブ24が
回転すると、固定軸22の外周面と回転スリーブ24内
周面の間に空気膜が形成されるため、回転スリーブ24
はラジアル方向について完全に非接触で回転する。一
方、スラスト方向については突起部32、34の接触状
態で回転する。従って、突起部32と35の接触部で摩
耗粉が発生た場合には、摩耗粉は溝34内に直接堆積す
るか、又は摩耗粉が飛散して囲繞部33で撥ね返された
後に溝34内に堆積する。このことにより、固定軸22
と回転スリーブ24の隙間に摩耗粉が入り込むことがな
くなり、そこにかじりが生ずることはない。
【0015】なお、固定軸22、スラスト板23及び回
転スリーブ24をセラミック材から形成すれば、摩耗粉
の発生が更に少なくなる。また、摩耗粉、塵埃、湿気等
が固定軸22と回転スリーブ24の間に浸入したり、或
いは固定軸22や回転スリーブ24に振動が与えられて
も、そこにかじりが生ずることはない。
【0016】図3は第2の実施例の断面図であり、溝部
34には粘着テープ、粘着性接着材等の粘着物51が配
置されている。この溝部34に摩耗粉、塵埃等が堆積す
ると、それらは粘着物51に付着されて再び溝35から
飛び出ることがない。従って、第1の実施例よりも更に
摩耗粉が嵌合部に入ることが少なくなり、かじりも少な
くなる。
【0017】図4は第3の実施例の断面図であり、固定
軸61側の突起部62の先端が球状とされ、スラスト板
23の突起部35とは点接触とされている。このことに
より、突起部62と突起部34の接触面積が少なくな
り、損失トルク、摩耗等が更に低下して消費電力が更に
低下する。なお、固定軸22の突起部62を球状とする
代りに、スラスト板側の突起部35を球状に形成しても
よい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る光偏向
装置は、スラスト板の下面に第1の突起部を設け、固定
軸の上端に第1の突起部に当接する第2の突起部と、第
2の突起部を取り囲むように上端が第2の突起部上端よ
りも上方に位置する囲繞部とを設けたため、第1の突起
部と第2の突起部の接触部における摩擦が少なくなり、
消費電力が少なくなる。また、接触部に発生する摩耗粉
は第2の突起部と囲繞部の間に堆積して、固定軸と回転
スリーブの隙間に浸入しないため、かじりは発生しな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の断面図である。
【図2】記録装置の平面図である。
【図3】第2の実施例の断面図である。
【図4】第3の実施例の断面図である。
【図5】従来例の断面図である。
【符号の説明】
22、61 固定軸 23 スラスト板 24 回転スリーブ 26 回転多面鏡 32、35、62 突起部 33 囲繞部 34 溝部 51 粘着材
フロントページの続き (72)発明者 堀 浩文 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キャ ノン株式会社内 (72)発明者 能 芳孝 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キャ ノン株式会社内 (72)発明者 鍋田 昇 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キャ ノン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定軸と上端にスラスト板を備えた回転
    スリーブとを回転自在に嵌合し、該回転スリーブに回転
    多面鏡を固定した光偏向装置において、前記スラスト板
    の下面には第1の突起部を設け、前記回転軸の上端に
    は、前記第1の突起部に当接する第2の突起部と、該第
    2の突起部を所定間隔を隔てて取り囲み、上端が前記第
    2の突起部の上端よりも上方に位置する囲繞部を設けた
    ことを特徴とする光偏向装置。
  2. 【請求項2】 前記固定軸、回転スリーブ及びスラスト
    板をセラミック材から形成した請求項1に記載の光偏向
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の突起部と囲繞部の間に粘着性
    物質を配した請求項1に記載の光偏向装置。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の突起部の少なくとも
    一方の先端を球状に形成した請求項1に記載の光偏向装
    置。
JP28199293A 1993-10-15 1993-10-15 光偏向装置 Pending JPH07113979A (ja)

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JP28199293A JPH07113979A (ja) 1993-10-15 1993-10-15 光偏向装置

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JP28199293A JPH07113979A (ja) 1993-10-15 1993-10-15 光偏向装置

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JPH07113979A true JPH07113979A (ja) 1995-05-02

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JP28199293A Pending JPH07113979A (ja) 1993-10-15 1993-10-15 光偏向装置

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